JPH06113666A - 植物緑化体 - Google Patents

植物緑化体

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JPH06113666A
JPH06113666A JP4264692A JP26469292A JPH06113666A JP H06113666 A JPH06113666 A JP H06113666A JP 4264692 A JP4264692 A JP 4264692A JP 26469292 A JP26469292 A JP 26469292A JP H06113666 A JPH06113666 A JP H06113666A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポーラスコンクリート硬化体の空隙に、種子
6及び水分吸い上げ材9を充填したことを特徴とする植
物緑化体。 【効果】 土壌中の水分を構造体中に誘導するため、日
照り続きでも植物根に水分を供給することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物緑化体に関し、更
に詳細には河川敷等の土壌の安定化が望まれる部分の土
壌に載置するのみで当該部分を永続的に植物で緑化する
ことができる植物緑化体及びこれを用いる植物緑化方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】河川敷、法面等のセメントコンクリート
等の硬化体により、土壌の安定化を図る必要がある部分
を緑化する方法としては、矩体としてのポーラスコンク
リートに種子、肥料、保水性材料、土壌粒子、土壌改良
剤等を打設時に混ぜ込む方法が提案されている。
【0003】しかしながら、打設時に種子を混ぜ込む方
法では、混練水のアルカリにより種子がダメージを受け
てしまい、また、混練時に濡れた種子を養生と共に再度
乾燥すると種子の発芽率が低下してしまい、更に、ただ
でさえ強度の弱いポーラスコンクリートに種子、肥料等
の充填材料を混練すると、強度が更に低下してしまい、
本来の目的である土壌の安定化が難しくなる等の問題点
があった。
【0004】このような問題点を解決する方法として、
ポーラスコンクリート打設後に種子、肥料、保水性材料
の充填材料を詰め込む方法が提案されている(特開平3
−36324号公報)。この技術によれば上記欠点が解
決される他、保水性材料によりポーラスコンクリート硬
化体に優れた貯水性を付与することができる。
【0005】しかしながら、ポーラスコンクリート硬化
体自体の貯水能力を如何に高めたものであってもそれに
は限界があり、夏場の梅雨開け後の日照り続きの間には
保水性材料に貯水された水分は蒸発し、ポーラスコンク
リート硬化体内部は乾燥し、水分をポーラスコンクリー
ト硬化体内のみに頼っている幼植物は生育できなくなる
という問題を依然残したままである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、ポーラスコンクリート硬化体中に水分を誘導し、そ
の水分を永続的に植物に供給することができる植物緑化
体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる実状に鑑み本発明
者らは鋭意研究を行なった結果、日照り続きの間でも土
壌の中は湿っており、また土壌の上に物がある場合は、
その物の下は湿った状態であることに着目し、水分吸い
上げ材を種子等と共にポーラスコンクリート硬化体に導
入すれば、土壌中の水分をポーラスコンクリート硬化体
中に誘導でき、これにより植物に常に水分を供給する植
物緑化体とすることができることを見出し本発明を完成
した。
【0008】すなわち本発明は、ポーラスコンクリート
硬化体の空隙に、種子及び水分吸い上げ材を充填したこ
とを特徴とする植物緑化体を提供するものである。
【0009】本発明に用いるポーラスコンクリート硬化
体は、例えば骨材及び接着材を主成分とし、これを硬化
させて得られるもので、多孔質で通気性及び水透過性が
あるものである。また当該ポーラスコンクリートの空隙
率は、植物の根の張り易さ、毛細管現象による吸水性を
考慮すれば25〜35%が好ましい。
【0010】ここで骨材としては粒径2.5mm〜40mm
程度の砕石、膨張ケツ岩等が例示される。また接着材と
しては各種ポルトランドセメント、高炉セメント等の混
合セメント等が用いられる。また、本発明におけるポー
ラスコンクリート硬化体は、空隙の細かい基盤ポーラス
コンクリート層の表面に、空隙の粗い被覆ポーラスコン
クリート層を設けた2層型としてもよい。このような2
層型とした場合、種子は被覆ポーラスコンクリート層に
充填するのが望ましい。
【0011】ポーラスコンクリート硬化体は、このよう
な骨材を接着して製造されるが、骨材の種類、粒径を調
節することにより所望の性能を付与することができる。
また必要に応じて混和剤を使用してもよい。更に形状も
直方体形状に限られず立方体でも、面積の広いパネル状
でも、インターロッキングブロック形状でもよい。
【0012】本発明の植物緑化体は、このようにして得
られたポーラスコンクリート硬化体の空隙に、種子及び
水分吸い上げ材等を充填することにより製造される。
【0013】本発明で用いられる水分吸い上げ材として
は、広葉樹パルプ粉砕品、セルロース粉末又はアビセル
(旭化成工業(株)製、商品名)等の結晶セルロース等
の吸水性ポリマーなどの水分吸い上げ効果の高いものが
好ましい。このものは本発明の植物緑化体直下の土壌中
から水分を吸い上げるものであり、雨水の供給がなくと
も緑化体中に水を供給することができる。
【0014】本発明で用いる種子は、特に限定されず、
目的に応じて適宜選択すればよい。また、本発明の植物
緑化体には、更に保水性材料を充填することが好まし
い。保水性材料は、雨水及び土壌からの水分を構造体内
部の空隙に保持し、貯水するために用いるものであり、
具体的には、ポリビニルアルコール系共重合体、アクリ
ル酸・アクリル酸ナトリウム共重合架橋体、土壌粒子、
アルギン酸カルシウム等が挙げられ、市販のものとして
は日本触媒化学工業(株)製の「アクリホープGH2」
が好ましいものとして例示される。更に本発明構造体に
肥料を充填することにより植物の生長を促進させること
もできる。
【0015】また、吸い上げ材、種子等の充填方法は、
特に限定されないが、手で振動を与えながら充填する方
法が簡便である。
【0016】本発明の植物緑化体は、その底面を水分透
過性のシートで被覆することが好ましい。このようにす
れば、充填物が、こぼれ落ちることがなく、また土壌中
の水分を底面全体に拡散せしめるため、緑化体中に均一
に水分を供給することができる。このようなシートとし
ては、濾紙、不織布等が挙げられ、具体的には、日本バ
イリーン(株)製のHP−21等が挙げられる。
【0017】以下、本発明をその実施の態様を示した図
面に基いて詳細に説明する。なお図1は本発明の植物緑
化体の一態様を示す斜視図を示し、図2はこの拡大断面
図である。
【0018】図において、被覆ポーラスコンクリート層
1と基盤ポーラスコンクリート層2が設けられている。
この2つのポーラスコンクリート層の骨材4の間に種子
6、保水性材料7、肥料8及び水分吸い上げ材9が充填
されている。基盤ポーラスコンクリート層2の下には水
分透過性のシート3が貼付されている。
【0019】被覆ポーラスコンクリート層1の骨材粒径
は5〜40mm、空隙率は25〜35%である。一方基盤
ポーラスコンクリート層2の骨材粒径は2.5mm〜10
mmであり、空隙率は25〜35%である。このようにポ
ーラスコンクリート層を2層にし、基盤ポーラスコンク
リート層2の骨材粒径を被覆ポーラスコンクリート層1
の骨材粒径よりも小さくしたのは、基盤ポーラスコンク
リート層2の下部からの水分を毛細管現象によって吸い
上げ易くするのに適した空隙を持たせる為である。ま
た、被覆ポーラスコンクリート層1の骨材4・4間の空
隙に充填した種子6が、基盤ポーラスコンクリート層2
に入り込まないようにし、被覆ポーラスコンクリート層
1と基盤ポーラスコンクリート層2のそれぞれの層厚を
調整することによって本植物緑化体中の種子の深さを調
節できるようにした為である。
【0020】一方、種子の深さを調整する方法として
は、ポーラスコンクリート硬化体の空隙に種子を詰め込
む深さ迄先に充填材等を詰め込んでおき、それから種子
を詰め込み、更に充填材を詰め込む方法がある。しか
し、この方法は煩雑であり、上記基盤ポーラスコンクリ
ート層2の空隙を調整して、基盤ポーラスコンクリート
層2に種子が入り込まないようにした方が簡単である。
また、植物よっては種子の深さはあまり関係がない場合
もあり、この場合は、ポーラスコンクリート硬化体中の
どの深さに種子があっても、被覆ポーラスコンクリート
層1及び基盤ポーラスコンクリート層2の空隙に充填し
たセルロース粉末等の水分吸い上げ材9のみでも緑化体
直下の土壌中からの水分吸い上げには充分効果があり、
種子或いは植物の根へ水分を供給できる為、被覆ポーラ
スコンクリート層1と基盤ポーラスコンクリート層2と
の骨材粒径や空隙率が同一であっても構わない。この場
合の骨材粒径は2.5mm〜40mm、空隙率は25〜35
%である。
【0021】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 型枠(130×150×40mm)内に、下記の基盤ポー
ラスコンクリート(1)を25mmの厚さに詰め、その上
に被覆ポーラスコンクリート(2)を詰め、5kgf/cm2
で押圧した。そして24時間20℃で養生した後、脱枠
してポーラスコンクリート硬化体を作製した。
【0022】 (1)基盤ポーラスコンクリート(kg/m3) 水 58.2 高炉セメント 233 骨材〔膨張頁岩・粒径2.5〜5mm〕 592 混和剤〔花王(株)製「マイティー150」(商品名)〕 3.15 (2)被覆ポーラスコンクリート(kg/m3) 水 52.7 高炉セメント 211 骨材〔膨張頁岩・粒径10〜15mm〕 618 混和剤〔花王(株)製「マイティー150」(商品名)〕 2.85
【0023】該ポーラスコンクリート硬化体の底面全面
に濾紙を貼付した。このポーラスコンクリート硬化体に
結晶セルロース〔旭化成工業(株)製「アビセル」(商
品名)〕47gを手で振動を与えながら均一に充填し、
ジェームスタウン〔雪印種苗(株)製、品種名〕の種子
1.15gを均一に詰め、更に結晶セルロース50gを
同様に充填した。
【0024】バットに培養土を入れ、培養土の上面を平
にした後、種子、結晶セルロースを充填した上記ポーラ
スコンクリート硬化体を載置した。ポーラスコンクリー
ト硬化体を載置したバットを人工気象室内に置き、22
℃、光照射12時間/日で、灌水は培養土の表面が乾燥
しないよう、2日に1回程度、ポーラスコンクリート硬
化体にかからないよう注意しながら、培養土に行なっ
た。設置3週間後の発芽率は80%であった。この時点
では既に根がポーラスコンクリート硬化体の空隙を通り
抜け、ポーラスコンクリート硬化体直下の土壌中に侵入
し、しっかりと根を張っていた。
【0025】実施例2 型枠(130×150×40mm)内に、下記の基盤ポー
ラスコンクリート(1)を25mmの厚さに詰め、その上
に被覆ポーラスコンクリート(2)を詰め、5kgf/cm2
で押圧した。そして24時間20℃で養生した後、脱枠
してポーラスコンクリート硬化体を作製した。
【0026】 (1)基盤ポーラスコンクリート(kg/m3) 水 58.2 高炉セメント 233 骨材〔膨張頁岩・粒径2.5〜5mm〕 592 混和剤〔花王(株)製「マイティー150」(商品名)〕 3.15 (2)被覆ポーラスコンクリート(kg/m3) 水 52.7 高炉セメント 211 骨材〔膨張頁岩・粒径5〜10mm〕 618 混和剤〔花王(株)製「マイティー150」(商品名)〕 2.85
【0027】該ポーラスコンクリート硬化体の底面一面
に濾紙を貼付した。このポーラスコンクリート硬化体の
空隙にオールスター〔雪印種苗(株)製、品種名〕の種
子1.34g、緩効性肥料〔(株)ハイポネックスジャ
パン販売「マグァンプK中粒」(商品名)〕3.47
g、保湿材〔日本触媒化学工業(株)製「アクリホープ
GH2」(商品名)〕0.8gを手で振動を与えながら
充填した。更に「アビセル」50gに水20gを加え混
合したもの23gを均一に充填した。バットに培養土を
入れ、培養土の上面を平にした後、種子、肥料等を充填
した上記ポーラスコンクリート硬化体を載置した。ポー
ラスコンクリート硬化体を載置したバットを人工気象室
内に置き、22℃、光照射12時間/日で、灌水はポー
ラスコンクリート硬化体を載置した時にのみポーラスコ
ンクリート硬化体上部に行ない、その後は培養土の表面
が乾燥しないよう、2日に1回程度、ポーラスコンクリ
ート硬化体にかからないよう注意しながら、培養土に行
なった。設置3週間後の発芽率は60%であった。この
時点では既に根がポーラスコンクリート硬化体の空隙を
通り抜け、ポーラスコンクリート硬化体直下の土壌中に
侵入し、しっかりと根を張っていた。
【0028】比較例1 型枠(130×150×40mm)内に、下記の基盤ポー
ラスコンクリート(1)を25mmの厚さに詰め、その上
に被覆ポーラスコンクリート(2)を詰め、5kgf/cm2
で押圧した。そして24時間20℃で養生した後、脱枠
してポーラスコンクリート硬化体を作製した。
【0029】 (1)基盤ポーラスコンクリート(kg/m3) 水 58.2 高炉セメント 233 骨材〔膨張頁岩・粒径2.5〜5mm〕 592 混和剤〔花王(株)製「マイティー150」(商品名)〕 3.15 (2)被覆ポーラスコンクリート(kg/m3) 水 52.7 高炉セメント 211 骨材〔膨張頁岩・粒径5〜10mm〕 618 混和剤〔花王(株)製「マイティー150」(商品名)〕 2.85
【0030】該ポーラスコンクリート硬化体の底面一面
に濾紙を貼付した。このポーラスコンクリート硬化体の
空隙にオールスター〔雪印種苗(株)製、品種名〕の種
子1.34g、緩効性肥料〔(株)ハイポネックスジャ
パン販売「マグァンプK中粒」(商品名)〕3.47
g、保湿材〔日本触媒化学工業(株)製「アクリホープ
GH2」(商品名)〕0.8gを手で振動を与えながら
充填した。バットに培養土を入れ、培養土の上面を平に
した後、種子、肥料等を充填した上記ポーラスコンクリ
ート硬化体を載置した。ポーラスコンクリート硬化体を
載置したバットを人工気象室内に置き、22℃、光照射
12時間/日で、灌水は3日に1回程度、ポーラスコン
クリート硬化体上部に行なった。設置後1カ月の時点で
発芽は全く見られなく、1.5カ月後では数固体の発芽
が観察された。しかし、発芽した固体の生育状況は貧弱
で葉の先端部が傷んでいた。また、各灌水前に観察した
ところ前回の灌水時に膨張した保湿材が乾燥しているの
が見受けられた。従って、水分吸い上げ材なしでは、た
とえ保水性材料を充填しても植物に充分な水分を供給し
得ないことが判る。
【0031】
【発明の効果】本発明の植物緑化体は、土壌中の水分を
緑化体中に誘導するため、日照り続きでも植物根に水分
を供給することができる。また、保水性材料を更に充填
すれば、土壌からの水分のみならず、雨水からの水分も
貯水することができる。従って、本発明の植物緑化体の
内部は常に湿潤状態に保たれており、植物の生長に必要
な水分を常に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の植物緑化体の斜視図である。
【図2】本発明の植物緑化体の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 被覆ポーラスコンクリート層 2 基盤ポーラスコンクリート層 3 シート 4 骨材 5 骨材 6 種子 7 保水性材料 8 肥料 9 水分吸い上げ材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 彰一 千葉県佐倉市大作2丁目2番4号 小野田 セメント株式会社新規分野研究所内 (72)発明者 大友 伸一 山形県酒田市上本町6番7号 前田製管株 式会社中央研究所内 (72)発明者 水上 克朗 山形県酒田市上本町6番7号 前田製管株 式会社中央研究所内 (72)発明者 伊藤 亨 山形県酒田市上本町6番7号 前田製管株 式会社中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポーラスコンクリート硬化体の空隙に、
    種子及び水分吸い上げ材を充填したことを特徴とする植
    物緑化体。
  2. 【請求項2】 更に保水性材料及び/又は肥料を充填し
    たことを特徴とする請求項1記載の植物緑化体。
  3. 【請求項3】 ポーラスコンクリート硬化体底面が水分
    透過性のシートで被覆されている請求項1又は2記載の
    植物緑化体。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の植物緑化体を
    土壌の上に設置することを特徴とする植物緑化方法。
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