JPH06113376A - ワイヤレスマイク通信システム - Google Patents

ワイヤレスマイク通信システム

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JPH06113376A
JPH06113376A JP28387792A JP28387792A JPH06113376A JP H06113376 A JPH06113376 A JP H06113376A JP 28387792 A JP28387792 A JP 28387792A JP 28387792 A JP28387792 A JP 28387792A JP H06113376 A JPH06113376 A JP H06113376A
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tone signal
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Masateru Hiwatari
昌輝 氷渡
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Tamura Corp
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TAMURA DENSHI KK
Tamura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信頼性が高い各種機器の制御を行うことがで
き、回路を増やさずに制御の種類および制御の対象とな
る機器の数を豊富にすることができるワイヤレスマイク
通信システムを提供することを目的としている。 【構成】 ワイヤレスマイク1の使用者は入出力回路1
0にて制御種別を指定する。この指定に応じて制御回路
11はトーン発生回路12を制御し、所定のタイミング
で上記3種類のトーン信号をオン/オフし、発信/変調
回路13に入力する。ここで前記トーン信号により搬送
波信号が変調され、被変調波となり、アンテナ16を介
してワイヤレス受信機2に送出される。ワイヤレス受信
機においては、前記被変調波は、検波されて変調信号が
検出される。この変調信号はバンドパスフィルタでフィ
ルタリングされ、それぞれ対応するトーン信号が取り出
される。この信号は検出回路に入力され、トーン信号の
有無が検出される。この情報は制御回路に入力され、解
析される。これに基づき、制御回路は入出力回路を介し
てワイヤレス受信機に接続される各種機器の制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トーン信号を使用し、
音声信号の送受信とともに各種機器の制御を行うワイヤ
レスマイク通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトーン信号を使用し、各種機器の
制御を行うワイヤレス通信システム、例えば、駅におい
てアナウンスを行うとともに各種制御を行うシステムに
おいては、以下に述べるような方法で各種機器の制御を
行っていた。
【0003】ワイヤレス送信機(マイク)は、使用者の
音声信号の他、限られた可聴周波数帯域内および40K
Hz以下の可聴周波数帯域外の複数のトーン信号により
搬送波信号を変調し、その被変調波信号を電波としてワ
イヤレス受信機に伝送し、ワイヤレス受信機を介して前
記トーン信号の有無に対応した各種機器への制御を行っ
ていた。
【0004】まず、ワイヤレスマイクの使用者は、ワイ
ヤレス受信機を介した各種機器の制御を行う際、ワイヤ
レスマイクに配設されたボタンスイッチを押下し、制御
の種類を選択する。この制御の種類に対応して、例え
ば、第一の制御には前記の内の第一のトーン信号が使用
され、第一のトーン信号がワイヤレス受信機で受信され
た場合に第一の制御を行い、受信されなくなると第一の
制御を止めるといった制御を行うという取決めがなされ
ている。
【0005】ワイヤレスマイクは選択された制御の種類
に対応したトーン信号で搬送波信号を変調し、その被変
調波信号を電波として送出する。この電波はワイヤレス
受信機で受信され、被変調波信号から変調信号が検出
(検波)される。さらにこの検波された変調信号は、使
用されるトーン信号に対応して設けられ、その周波数を
中心周波数とし、急峻な選択性を有するバンドパスフィ
ルタに入力され、トーン信号が検出される。
【0006】ワイヤレス受信機に設けられた制御装置
は、接続される各種機器についてトーン信号およびその
有無に対応した制御を行う。この例では上記取り決めに
従い、第一の制御に使用される第一のトーン信号が検出
された場合、第一の制御を行い、検出されなくなった場
合、第一の制御を止める。同様にして、その他の制御も
別のトーン信号を使用して行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のワイヤレスマイ
ク通信システムは、以上述べたように構成され、各種機
器の制御を行っていたので、以下に述べるような問題点
があった。ワイヤレス受信機側で、各種制御をトーン信
号の有無に基づいて行うので、トーン信号と同一の雑音
が検出された場合、各種機器への制御に誤動作が生じや
すく、信頼性に欠けるという問題点があった。
【0008】また、トーン信号の有無に基づいた制御を
行う場合、その周波数は、制御に対応した数が必要とな
り、ワイヤレスマイクにおいて伝送可能な前記限られた
可聴周波数帯域内および40KHz以下の可聴周波数帯
域外のトーン信号の数の制限により、制御の種類および
制御の対象となる機器の数に限りがあるという問題点が
あった。本発明は上記のような問題点に鑑みてなされた
ものであり、雑音に強く、誤動作が生じにくく、信頼性
が高い各種機器の制御を行うことができ、回路を増やさ
ずにさらに制御の種類および制御の対象となる機器の数
を豊富にすることができるワイヤレスマイク通信システ
ムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のワイヤレスマイク通信システムは、所定の
周波数のトーン信号を予め設定されたタイミングで活性
化および不活性化する手段と、前記トーン信号により搬
送波信号を変調し、この被変調波信号を空間的に伝送す
る手段と、前記被変調波信号を受信し、前記トーン信号
を再生する手段とを有する。
【0010】また、前記タイミングに対応する制御を行
う手段をさらに有することを特徴とする。
【0011】また、所定の周波数の第一のトーン信号を
予め設定されたタイミングで活性化および不活性化する
手段と、少なくとも一つの第一のトーン信号と異なる周
波数の他のトーン信号を活性化および不活性化する手段
と、第一のトーン信号および他のトーン信号により搬送
波信号を変調し、この被変調波信号を空間的に伝送する
手段と、前記被変調波信号を受信し、第一のトーン信号
を再生する手段と、他のトーン信号の有無を検出する手
段とを有する。
【0012】また、前記タイミングと他のトーン信号の
有無の組み合わせに対応する制御を行う手段をさらに有
することを特徴とする。
【0013】
【作用】ワイヤレスマイクに設けられた第一のトーン信
号を、予め決められたタイミングでオン/オフする手段
は、各種機器に対する制御に対応したタイミングで第一
のトーン信号をオン/オフし、この信号により搬送波信
号を変調し、このタイミングをワイヤレス受信機側に伝
送する。このタイミング信号はワイヤレス受信機により
検出され、このタイミングに対応した各種機器の制御が
行われる。また、さらに、第一のトーン信号と異なる周
波数のトーン信号の有無と第一のトーン信号のタイミン
グを組み合わせ、これに対応した各種機器への制御を行
うことにより、回路を増やさずに制御の種類および処理
の対象となる機器の数を増やし、さらに制御の信頼性を
増している。
【0014】
【実施例】以下、第一の実施例について説明する。図1
は、本発明のワイヤレス送信機(マイク)1の構成を示
す図である。図2は、本発明のワイヤレス受信機2の構
成を示す図である。図3は、ワイヤレスマイク1におい
て搬送波信号を変調し、ワイヤレス受信機2において検
出されるトーン信号のオン/オフのタイミングを示す図
である。
【0015】図1において、入出力回路(I/O)10
は、ボタンスイッチ、液晶表示装置等から構成され、ワ
イヤレスマイク1に対して電波送出のオン/オフ、ある
いはワイヤレス受信機2で実現される各種機器の制御の
種別を指定する回路である。制御回路(CPU)11
は、CPUおよびその周辺回路等から構成され、ワイヤ
レスマイク1全体の制御を行うとともに入出力回路10
で指定される前記制御種別等を読み取り、トーン発生回
路12、出力増幅器15等の制御を行う回路である。な
お、ワイヤレスマイク1における本発明の本質的な部分
はトーン発生回路12に対する制御にあるので、これ以
外の部分に対する制御は説明の便宜上、適宜省略する。
【0016】トーン発生回路(TONE)12は、制御
回路11の制御に従い、例えば14.85KHz、9
4.8Hz、107.2Hzの3種類のトーン信号を発
生し、所定のタイミングで活性化/不活性化(オン/オ
フ)して発信/変調回路13に出力する回路である。こ
こで、活性化(オン)するとは、トーン信号を出力する
こと、不活性化(オフ)するとは、トーン信号の出力を
停止することである。
【0017】発信/変調回路(OSC)13は搬送波信
号を発生し、これをトーン発生回路12から入力される
トーン信号を変調信号として、直接にFM変調し、被変
調波信号として出力増幅器15に出力する回路である。
ここでは、搬送波信号として、例えば240MHzの信
号が使用される。なお、発信/変調回路13における変
調方式はFM変調に限らず、ワイヤレスマイク通信シス
テムの構成によっては他の方式、例えばAM変調方式で
もよい。また、搬送波発信回路と変調回路を別々に設け
てもよい。ここで、変調信号としては他に音声信号があ
るが、説明の便宜上省略している。出力増幅器(PA)
15は、発信/変調回路13から入力される被変調波信
号を増幅し、アンテナ16を介して送出する回路であ
る。
【0018】ワイヤレスマイク1の動作の概略は以下の
通りである。ワイヤレスマイク1の使用者は入出力回路
10を介して制御回路11にワイヤレス受信機2で実現
される制御種別を指定する。この指定を読み取った制御
回路11はトーン発生回路12を制御し、所定のタイミ
ングで上記3種類のトーン信号をオン/オフし、そのト
ーン信号を発信/変調回路13に入力する。
【0019】発信/変調回路13においては、前記トー
ン信号で搬送波信号を変調し、出力増幅器15およびア
ンテナ16を介して被変調波信号を電波としてワイヤレ
ス受信機2に送出する。
【0020】図2において、受信回路21は、アンテナ
20を介して電波信号として受信された前記被変調波信
号を増幅し、検波して変調信号を検出し、バンドパスフ
ィルタ22a〜22cに出力する回路である。なお、受
信回路21はごく一般的なFM受信機と同様のものであ
る。また、検波方式はワイヤレスマイク1の変調方式に
合った方式が使われる。
【0021】バンドパスフィルタ(BPF)22a〜2
2cは、それぞれ通過中心周波数が14.85KHz、
94.8Hz、107.2Hzであり、急峻な選択性を
有するバンドパスフィルタ回路である。バンドパスフィ
ルタ22a〜22cは、受信回路21で検出された変調
波からそれぞれの中心周波数に対応するトーン信号を取
り出し、検出回路23に出力する。
【0022】検出回路23a〜23cは、それぞれ対応
するバンドパスフィルタ22a〜22cから出力される
トーン信号の有無を検出する回路である。検出回路23
a〜23cにおいては、それぞれトーン信号が存在する
場合出力はH(論理値1)となり、存在しない場合出力
はL(論理値0)となる。これにより、各トーン信号が
オン/オフされるタイミングを検出することができる。
なお、ここで述べた論理値は逆であっても構わない。つ
まり、トーン信号が存在する場合出力はL(論理値0)
とし、存在しない場合出力はH(論理値1)であるとし
て制御回路24で処理を行うように構成してもよい。
【0023】制御回路(CPU)24は、CPUおよび
その周辺回路から構成され、ワイヤレス受信機2全体の
制御を行うとともに、検出回路23a〜23cの出力信
号を解析し、前記制御種別を識別し、入出力回路25を
介して、ワイヤレス受信機2に接続される各種機器の制
御を行う回路である。入出力回路(I/O)25は、各
種機器の制御に使用される信号の駆動回路、ワイヤレス
受信機2に対する設定を行うボタンスイッチ、および液
晶表示装置等から構成され、ワイヤレス受信機2の動作
の設定、制御回路24の制御に従い、ワイヤレス受信機
2に接続される各種機器の制御を行う回路である。な
お、ここではワイヤレス受信機2に対する動作設定につ
いては説明の便宜上説明を省略する。
【0024】以下、ワイヤレス受信機2の動作の概略を
説明する。アンテナ20を介して受信された前記被変調
波信号は、受信回路21で増幅され、検波されて変調信
号が検出される。この変調信号をバンドパスフィルタ2
2a〜22cでフィルタリングし、それぞれ対応するト
ーン信号が取り出される。このトーン信号は検出回路2
3a〜23cに入力され、トーン信号の有無が検出され
る。このトーン信号の有無の情報は制御回路24に入力
され、解析される。これに基づき、制御回路24は入出
力回路25を介してワイヤレス受信機2に接続される各
種機器の制御を行う。
【0025】以下、ワイヤレスマイク1およびワイヤレ
ス受信機2を含む、システム全体の動作を説明する。ワ
イヤレスマイク1の使用者は、ワイヤレスマイク1を使
用して音声信号の送信(アナウンス)を行うとともに、
入出力回路10に配設されたボタン(図示せず)を押下
することにより、ワイヤレス受信機2に接続された各種
機器の制御を指定する。
【0026】ここで、ワイヤレス受信機2に接続され、
制御の対象となる機器は、例えば発車ベルおよび列車内
部の信号ランプである。また、入出力回路10に配設さ
れたボタンAを押下した場合は発車ベルを鳴らす。ボタ
ンBを押下した場合は発車ベルを停止する。ボタンCを
押下した場合は信号ランプを点灯する。ボタンDを押下
した場合は信号ランプDを消灯するという取決めがなさ
れている。
【0027】入出力回路10を介して制御種別の指定を
受けた制御回路11は、ボタンAを押下した場合はトー
ン発生回路12を制御し、14.85KHzのトーン信
号(第一のトーン信号)を図3(A)に示すタイミング
で、図中(H)(論理値1)で示される期間オンし、図
中(L)(論理値0)で示される期間オフし、発信/変
調回路13に入力する。
【0028】以下同様に、ボタンBを押下した場合は図
3(B)に示すタイミングで、ボタンCを押下した場合
は図3(C)に示すタイミングで、ボタンDを押下した
場合は図3(D)に示すタイミングで第一のトーン信号
をオン/オフする。このようにオン/オフされた第一の
トーン信号は一定の時間発生され、発信/変調回路13
に入力される。ここで、図3におけるタイミングは図中
にta で示される時間、例えば10m秒を単位とし、デ
ューティ比50%でオン/オフされるものである。ただ
し、このデューティ比およびタイミングは装置の構成等
の要件により自由に選択可能なものである。
【0029】発信/変調回路13は、上記搬送波信号
を、上記のようにオン/オフされた第一のトーン信号を
変調信号として変調し、被変調波信号とし、出力増幅器
15およびアンテナ16を介して電波信号としてトーン
発生回路2に送出する。
【0030】ワイヤレス受信機2において、この電波信
号はアンテナ20で受信され、被変調波信号として受信
回路21に入力される。受信回路21では、この被変調
波信号を増幅し、検波して変調信号を検出する。この変
調信号はバンドパスフィルタ22a〜22cに入力さ
れ、トーン信号が取り出される。ここでは第一のトーン
信号を使用しているのでバンドパスフィルタ22aにお
いて第一のトーン信号が取り出される。
【0031】バンドパスフィルタ22aにおいて取り出
された第一のトーン信号は検出回路23aに入力され、
信号の有無が検出される。ここで図3に示したタイミン
グが検出される。検出回路23aで検出された上記タイ
ミング情報は制御回路24に入力され、解析されて、指
定された制御種別が識別される。この制御種別は図3に
示す各タイミングに対応して上述のように決められてい
る。
【0032】この情報に基づき制御回路24は、図3
(A)に示すタイミングが識別された場合、入出力回路
25を介して発車ベルを制御し、発車ベルを鳴らす。ま
た、図3(B)に示すタイミングが識別された場合、入
出力回路25を介して発車ベルを制御し、発車ベルを停
止する。また、図3(C)に示すタイミングが識別され
た場合、入出力回路25を介して信号ランプを制御し、
信号ランプを点灯する。また、図3(D)に示すタイミ
ングが識別された場合、入出力回路25を介して信号ラ
ンプを制御し、信号ランプを消灯する制御を行う。以上
で第一の実施例における各種機器についての制御を終了
する。以上述べたように、第一の実施例におけるワイヤ
レスマイク通信システムでは、第一のトーン信号のタイ
ミングを変更することにより、制御種別を増すことが可
能である。
【0033】なお、第一の実施例においては第一のトー
ン信号のみを使用して各種機器の制御を行ったが、他の
トーン信号を併用し、ここで述べたものと同様な方法で
使用し、各種機器の制御を行ってもよい。また、ワイヤ
レスマイク1の入出力回路10における制御種別の指定
はここで述べたものに限らず、例えば液晶表示装置にメ
ニュー画面を表示し、それに従った操作を行うように構
成してもよい。また、制御回路11、24においてはC
PUは必須構成要素ではなく、ごく簡単な制御のみを行
う場合は、ソフトウェアによらない制御を行うように構
成してもよい。また、トーン信号の種類はここで述べた
ものに限らず、種類の数を増やし、また、周波数を変更
してもよい。この場合、トーン発生回路12の構成、バ
ンドパスフィルタ22の数および特性、および検出回路
23の数はそれに合わせて変更する必要がある。また、
信頼性向上のため、上記タイミングを何回か検出した後
に各種機器の制御を行うように構成してもよい。
【0034】以下、第二の実施例について説明する。第
二の実施例は、第一の実施例で述べた、トーン信号のタ
イミングと、他のトーン信号の有無の組み合わせによ
り、それに応じた各種機器への制御を行うものである。
【0035】第二の実施例におけるワイヤレスマイク通
信システムは、第一の実施例で述べたワイヤレスマイク
1およびワイヤレス受信機2を使用して実現される。こ
こで、14.85KHzのトーン信号を第一のトーン信
号、他のトーン信号、つまり94.8Hzのトーン信号
を第二のトーン信号、107.2Hzのトーン信号を第
三のトーン信号と以下記す。
【0036】以下、本発明のワイヤレスマイク通信シス
テムの動作を説明する。ワイヤレスマイク1の使用者
は、ワイヤレスマイク1を使用して音声信号の送信(ア
ナウンス)を行うとともに、入出力回路10に配設され
たボタン(図示せず)を押下することにより、ワイヤレ
ス受信機2に接続された各種機器の制御を指定する。
【0037】ここで、ワイヤレス受信機2に接続され、
制御の対象となる機器は、例えば発車ベルおよび列車内
部の信号ランプである。また、入出力回路10に配設さ
れたボタンAを押下した場合は発車ベルを鳴らす。ボタ
ンBを押下した場合は発車ベルを停止する。ボタンCを
押下した場合は信号ランプを点灯する。ボタンDを押下
した場合は信号ランプDを消灯するという取決めがなさ
れている。
【0038】入出力回路10を介して制御種別の指定を
受けた制御回路11は、ボタンAを押下した場合はトー
ン発生回路12を制御し、第一のトーン信号を図3
(A)に示すタイミングで、図中(H)(論理値1)で
示される期間オンし、図中(L)(論理値0)示される
期間オフし、さらに第二のトーン信号を連続的に発生
し、発信/変調回路13に入力する。以下同様に、ボタ
ンBを押下した場合は図3(A)に示すタイミングで第
一のトーン信号を発生し、さらに第三のトーン信号を連
続的に発生する。ボタンCを押下した場合は図3(B)
に示すタイミングで第一のトーン信号を発生し、さらに
第二のトーン信号を連続的に発生する。ボタンCを押下
した場合は図3(B)に示すタイミングで第一のトーン
信号を発生し、さらに第三のトーン信号を連続的に発生
する。
【0039】つまり、ここでは、第一のトーン信号のタ
イミングは制御の対象となる機器を指定し、第二、第三
のトーン信号はその機器に対する制御の内容を指定す
る。このようにオン/オフされた第一のトーン信号と、
連続的に発生される第二、第三のトーン信号は一定時間
発信/変調回路13に入力される。
【0040】発信/変調回路13は、前記搬送波信号を
第一、および第二、または、第三のトーン信号を変調信
号として変調し、被変調波信号とし、出力増幅器15お
よびアンテナ16を介して電波信号としてトーン発生回
路2に送出する。
【0041】ワイヤレス受信機2において、この電波信
号はアンテナ20で受信され、被変調波信号として受信
回路21に入力される。受信回路21では、この被変調
波信号を増幅し、検波して変調信号を検出する。この変
調信号はバンドパスフィルタ22a〜22cに入力さ
れ、トーン信号が取り出される。ここでは第一、およ
び、第二、または第三のトーン信号を使用しているので
バンドパスフィルタ22a〜22cにおいて上記各トー
ン信号が取り出される。
【0042】バンドパスフィルタ22a〜22cにおい
て取り出された第一、および、第二、または、第三のト
ーン信号はそれぞれ対応する検出回路23a〜23cに
入力され、信号の有無が検出される。ここで、第一のト
ーン信号については図3に示したタイミングが検出され
る。検出回路23aで検出された第一のトーン信号のタ
イミング情報は制御回路24に入力され、解析されて、
指定された制御の対象となる機器が識別される。この制
御の対象となる機器は図3に示す各タイミングに対応し
て上述のように決められている。検出回路23b、23
cで検出された第二、または、第三のトーン信号は制御
回路24に入力され、解析されて指定された制御の対象
の機器についての制御内容が識別される。
【0043】この情報に基づき制御回路24は、図3
(A)に示すタイミングが識別され、さらに第二のトー
ン信号が識別された場合、入出力回路25を介して発車
ベルを制御し、発車ベルを鳴らす。また、図3(B)に
示すタイミングが識別され、さらに第三のトーン信号が
識別された場合、入出力回路25を介して発車ベルを制
御し、発車ベルを停止する。また、図3(C)に示すタ
イミングが識別され、さらに第二のトーン信号が識別さ
れた場合、入出力回路25を介して信号ランプを制御
し、信号ランプを点灯する。また、図3(D)に示すタ
イミングが識別され、さらに第三のトーン信号が識別さ
れた場合、入出力回路25を介して信号ランプを制御
し、信号ランプを消灯する制御を行う。以上で第二の実
施例におけるワイヤレスマイク通信システムの各種機器
に対する制御を終了する。
【0044】以上述べたように構成することにより、制
御の種別をさらに増やすことが可能であり、また、2種
類のトーン信号を制御に使用するので雑音に強く、信頼
性が向上するという効果が付随する。第二の実施例にお
いても第一の実施例で述べたのと同様な変形例が考えら
れる。また、第一のトーン信号のタイミングと、第二の
トーン信号および第三のトーン信号の有無の組み合わせ
により、以上述べた発車ベルおよび信号ランプ以外の制
御、例えば客終ベル、アンプ起動等の制御を行ってもよ
い。また、上記実施例においては、発車ベルの起動と停
止といった制御を別々のボタンを押すことにより指定し
たが、同一のボタンを一回目に押した場合に起動、二回
目に押した場合に停止するような制御の指定を行うよう
に構成してもよい。以上述べた各実施例の他に、本発明
のワイヤレスマイク通信システムは種々の構成をとるこ
とができる。上記各実施例は例示である。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のワイヤレス
マイク通信システムによれば、雑音に強く、誤動作が生
じにくく、信頼性が高い各種機器の制御を行うことがで
き、回路を増やさずに制御の種類および制御の対象とな
る機器の数を豊富にすることができるワイヤレスマイク
通信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイヤレス送信機(マイク)の構成を
示す図である。
【図2】本発明のワイヤレス受信機の構成を示す図であ
る。
【図3】ワイヤレスマイクにおいて搬送波信号を変調
し、ワイヤレス受信機において検出されるトーン信号の
オン/オフのタイミングを示す図である。
【符号の説明】
1・・・ワイヤレスマイク 2・・・ワイヤレス受信機 10・・・入出力回路 11・・・制御回路 12・・・トーン発生回路 13・・・発信/変調回路 15・・・出力増幅器 16・・・アンテナ 20・・・アンテナ 21・・・受信回路 22・・・バンドパスフィルタ 23・・・検出回路 24・・・制御回路 25・・・入出力回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の周波数のトーン信号を予め設定され
    たタイミングで活性化および不活性化する手段と、前記
    トーン信号により搬送波信号を変調し、この被変調波信
    号を空間的に伝送する手段と、 前記被変調波信号を受信し、前記トーン信号を再生する
    手段とを有するワイヤレスマイク通信システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のワイヤレスマイク通信シス
    テムにおいて、 前記タイミングに対応する制御を行う手段をさらに有す
    ることを特徴とするワイヤレスマイク通信システム。
  3. 【請求項3】所定の周波数の第一のトーン信号を予め設
    定されたタイミングで活性化および不活性化する手段
    と、少なくとも一つの第一のトーン信号と異なる周波数
    の他のトーン信号を活性化および不活性化する手段と、
    第一のトーン信号および他のトーン信号により搬送波信
    号を変調し、この被変調波信号を空間的に伝送する手段
    と、 前記被変調波信号を受信し、第一のトーン信号を再生す
    る手段と、他のトーン信号の有無を検出する手段とを有
    するワイヤレスマイク通信システム。
  4. 【請求項4】請求項3のワイヤレスマイク通信システム
    において、 前記タイミングと他のトーン信号の有無の組み合わせに
    対応する制御を行う手段をさらに有することを特徴とす
    るワイヤレスマイク通信システム。
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