JPH0611335B2 - 吸着体および除去装置 - Google Patents

吸着体および除去装置

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JPH0611335B2
JPH0611335B2 JP63152589A JP15258988A JPH0611335B2 JP H0611335 B2 JPH0611335 B2 JP H0611335B2 JP 63152589 A JP63152589 A JP 63152589A JP 15258988 A JP15258988 A JP 15258988A JP H0611335 B2 JPH0611335 B2 JP H0611335B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は体液から有害な成分を吸着除去するための吸着
体およびそれを用いた除去装置に関する。さらに詳しく
は体液中より腎糸球体基底膜付着性蛋白質を除去し、腎
炎などの腎疾患を抑制するための吸着体およびそれを用
いた腎糸球体基底膜付着性蛋白質の除去装置に関する。
[従来の技術・発明が解決しようとする課題] 腎臓は、人体のあらゆる部分から血液によって運ばれて
きた老廃物を、尿として体外へ排出してしまおうとする
器官である。つまり、腎臓は血液の濾過器として機能す
る。一般に1個の腎臓に対して、1分間に約0.5リツト
ルの血流が流れているといわれている。したがって、か
りに人体で腎臓が働かなかったとすると、人体にできた
老廃物が取り除かれないために、老廃物が体内にたまっ
てしまい、生命の維持が困難となる。このように、腎臓
は生命維持に重要な役割を果たしている。
この腎臓のなかには成書(からだの読本、監修 石山俊
次、小林太刀夫、高橋忠夫、暮しの手帳社刊、1971年)
にあるように糸まりのような形の糸球体と呼ばれる、直
径が約0.2ミリのものがある。腎臓ひとつについて約130
万個の糸球体が存在している。そしてこの糸球体のなか
で血液が、濾過される。この糸球体には、血液と接触す
る面に腎糸球体基底膜と呼ばれる膜が存在し、それによ
って血液成分の大きさや荷電などを認識して老廃物と必
要物とが選別される。したがって、この腎糸球体基底膜
に付着する物質が体内に入り込んだり、生成したりする
とその物質が付着した腎糸球体基底膜が機能しなくな
り、腎臓の濾過機能が失われて生命維持ができなくな
り、死に至ることとなる。
このような機序により発症する腎臓の病気として代表的
なものの一つに全身性エリテマトーデス(以下、SLE
という)があげられている。この疾患は、免疫系異常疾
患の代表例の一つで、腎炎、中枢神経障害などの症状を
特徴とした全身性の疾患である。とくにSLE患者の腎
炎(ループス腎炎という)の進行は、患者に重篤な影響
を与えるため、治療の指針となっている。
SLE患者には正常な免疫グロブリンのほかに、自己の
成分に対する抗体、すなわち自己抗体といわれる異常免
疫グロブリンが多種類かつ大量に産生され、血中に存在
している。SLEの諸症状はこれらの自己抗体や自己抗
体と抗原との反応生成物である免疫複合体が組織に沈着
することにより引きおこされる。SLEの症状のうちも
つとも重篤であるループス腎炎のばあいでは、腎機能の
もっとも重要な部分、すなわち血液成分濾過機能をにな
う腎糸球体基底膜に自己抗体が付着することにより発症
すると考えられている。つまりこれは、SLE患者中に
は腎糸球体基底膜(以下、GBMともいう)に対する免
疫グロブリン(以下、抗GBM抗体ともいう)が存在す
ることが証明されており(青塚 新一、リウマチ、26
巻、445〜448頁、(1986))、また別の報文(フアーバ
ー、ピー(Faaber、P.)ら、ジヤーナル・オブ・クリニ
カル・インベステイゲーシヨン(J.Clin.Invest.)、77
巻、1824〜1830頁、(1986))によるとSLE患者中に
は腎糸球体基底膜を構成するヘパラン硫酸に反応する免
疫グロブリンが存在することが証明されていることから
明らかである。
このようにSLEにおいてループス腎炎の治療が重要で
あること、および一般的な腎炎においてGBMに血液成
分が詰まり腎機能が阻害されることからSLE患者の治
療には腎糸球体基底膜に付着する性質をもった抗GBM
抗体などの蛋白質(以下、腎糸球体基底膜付着性蛋白質
という)を除去することが非常に重要である。
従来よりこのループス腎炎を治療する目的でステロイド
剤、免疫抑制剤、免疫調節剤、抗炎症剤などが治療に広
く用いられている。なかでもステロイドはもっとも一般
的に用いられ、パルス療法と呼ばれるステロイドの短期
超大量投与療法もしばしば行われている。しかしなが
ら、ステロイドは少量の投与によっても副作用を生じや
すいのでステロイドの短期超大量投与療法によれば、さ
らに大きな副作用を生じさせやすくるのは自明である。
また、これらの薬剤は長期にわたって用いられることが
多く、そのようなばあいには副作用がさらに出やすく、
また薬剤耐性によりしだだいに増量しなければならない
ことも多いため症例によってはこれらの薬剤の使用が不
可能であったり、充分な効果を発揮しないばあいも多
い。とくにループス腎炎の活動期は、腎糸球体基底膜付
着性蛋白質の産生を抑制することが必要な時期であるに
もかかわらず、前記の理由によりパルス療法や免疫抑制
剤などの薬剤を用いる強力な療法を採用できないばあい
も多い。また副作用として薬物投与中に感染防御力が大
幅に低下するために入院が必要となり、退院まで数ヵ月
かかり社会復帰が遅れるといった問題がある。
一方、これらの薬剤療法とは別のアプローチとして、体
液中の腎糸球体基底膜付着性蛋白質を含む血漿を体外循
環によって直接除去しようとする試みがなされている。
もっとも簡便な方法は、患者の血漿を健常人の血漿と交
換する、いわゆる血漿交換療法である。この方法によっ
て血中の腎糸球体基底膜付着性蛋白質の濃度が大幅に低
下し、症状の改善がみられている。しかしながらこの方
法では大量の健常血漿が必要となり高価であるばかりで
なく、該療法処置中に血清肝炎などの感染の危険性を伴
うために広く普及するには至っていない。
また、血漿交換療法では血漿中のすべての成分が除か
れ、健常血漿と交換されるわけであるが、これに対して
病因物質である腎糸球体基底膜付着性蛋白質を選択的に
除去する目的で、分子サイズにより病因物質を分離する
血漿分離膜法が開発された。この方法は、膜により血漿
を高分子量画分と低分子量画分に分離し、病因物質が含
まれている高分子量画分を廃棄し、主要蛋白であるアル
ブミンが含まれている低分子量画分を患者に戻す方法で
ある。この方法は、成書(二重濾過血漿分離交換法、阿
岸鉄三編、医学書院(1984))にあるように、SLEを
はじめとする全身性疾患の腎病変のひとつである急速進
行性糸球体腎炎において抗GBM抗体がみられ、かつこ
の腎炎の発症に抗GBM抗体が寄与していると考えられ
ているところから急速進行性糸状球体腎炎に対して用い
られている。しかし、抗GBM抗体は、分子量約16万の
IgG(免疫グロブリンG)からなるために、正常なI
gGをはじめとする免疫グロブリンとの分離は必ずしも
充分でなく、腎糸球体基底膜付着性蛋白質を除去する際
に免疫グロブリンも大量に除去され、さらに病因物質で
ある抗GBM抗体と同等以上の分子量を蛋白質はすべて
除去されるなどの欠点がある。
したがって、現在重篤な患者が透析に至るまでの時間を
薬物以外の手段で延長できたり、最少量の薬物と新規治
療システムとの併用で、患者の社会復帰が早くなるとい
った目的で病因物質である腎糸球体基底膜付着性蛋白質
をより選択的に除去し、体液中の有用成分がほとんど失
われることのない腎糸球体基底膜付着性蛋白質の除去手
段の出現が望まれている。
本発明者らは、かかる実情に鑑み鋭意研究を重ねた結
果、体液中の有効成分をほとんど失うことなくほぼ腎糸
球体基底膜付着性蛋白質を吸着しうる吸着体を見出し、
本発明を完成するに至った。
[課題を解決するための手段] すなわち本発明は、水不溶性多孔質担体にアニオン性官
能基を有する化合物が固定されてなる腎糸球体基底膜付
着性蛋白質の吸着体ならびに流体の流入口および流出口
を有する容器、流体および該流体に含まれる成分は通過
できるが、前記腎糸球体基底膜付着性蛋白質の吸着体は
通過できないフィルター、および前記容器内に充填され
た前記腎糸球体基底膜付着性蛋白質の吸着体からなる腎
糸球体基底膜付着性蛋白質の除去装置に関する。
[実施例] 本明細書において体液とは血液、血漿、血清、腹水、リ
ンパ液、関節内液およびこれらからえられた分画成分、
ならびにその他の生体由来の液性成分をいう。
本発明において腎糸球体基底膜付着性蛋白質とは、腎糸
球体基底膜や腎糸球体基底膜構成成分であるヘパラン硫
酸やコンドロイチン硫酸などのアニオン性官能基に付着
する性質を有する体液中の蛋白質をいう。これらの代表
例として、抗GBM抗体、抗ヘパラン硫酸抗体、抗コン
ドロイチン硫酸抗体などがあげられるが、これらに限定
されるわけではない。
腎糸球体基底膜付着性蛋白質の存在を証明する方法とし
ては、成書(日本臨床1985年秋期増刊、広範囲血液、尿
化学検査、免疫学的検査−その数値をどう読むか−日本
臨床社刊(1985))などにもその数例があるように種々
あり、いかなる方法を用いても構わないが酵素免疫抗体
法(ELISA法)が簡便である。つまり、成書(スピロ、
アール、ジー(Spiro、R、G.)、ジヤーナル・オブ・バイ
オロジカル・ケミストリー(J.Biol.Chem.)、242巻、1
915〜1922頁、(1967))などの標準的方法にしたがっ
て腎糸球体基底膜を抽出したのち、腎糸球体基底膜を可
溶化させる。この腎糸球体基底膜をマイクロプレートに
固定させたのち患者の体液を接触させる。体液を除去し
たのちに蛍光物質、ペルオキシダーゼなどで標識された
免疫グロブリンなどの体液成分に結合する物質と反応さ
せ、この標識物質の多寡を種々の測定手段で測定して、
腎糸球体基底膜付着性蛋白質の存在を証明する。
本発明において水不溶性多孔質担体とは、アニオン性官
能基を有する化合物を固定するための水に溶解しない性
質を有する物質をいう。本発明に用いる水不溶性多孔質
担体は、大きな径の連続した細孔を有するものが好まし
い。すなわち腎糸球体基底膜付着性蛋白質は、抗GBM
抗体をはじめとして、分子量が10数万以上の巨大分子
であるために、これを効率よく吸着するためには腎糸球
体基底膜付着性蛋白質が容易に多孔質体内に浸入しうる
ことが必要である。
細孔径の測定方法には種々あり、水銀圧入法がもっとも
よく用いられているが、親水性多孔質体を測定するばあ
いには適用が難しい。これにかわる細孔径の目安として
排除限界分子量がよく用いられ、親水性多孔質体、疎水
性多孔質体のいずれにも適用できる。排除限界分子量と
は成書(たとえば波多野博之、花井俊彦著、実験高速液
体クロマトグラフィー、化学同人)などに述べられてい
るごとく、ゲル浸透クロマトグラフィーにおいて細孔内
に侵入できない(排除される)分子のうちもっとも小さ
い分子量をもつものの分子量をいう。
排除限界分子量は、対象とする化合物により異なること
が知られており、一般に球状蛋白質、デキストラン、ポ
リエチレングリコールなどについてよく調べられている
が、本発明に用いる担体のばあい、腎糸球体基底膜付着
性蛋白質にもっとも類似していると思われる球状蛋白質
を用いてえられた値を用いるのが適当である。
排除限界の異なる種々の水不溶性多孔質担体を用いて検
討した結果、腎糸球体基底膜付着性蛋白質の吸着に適当
な細孔径の範囲は、40万以上6000万以下であることが明
らかになった。すなわち40万未満の排除限界分子量をも
つ水不溶性多孔質担体を用いたばあいには腎糸球体基底
膜付着性蛋白質の吸着量は小さく実用に耐えなくなる傾
向がある。一方排除限界分子量が大きくなるにつれて、
腎糸球体基底膜付着性蛋白質の吸着量は増加するがやが
て頭打ちとなり、排除限界分子量が6000万以上になると
表面積が少なすぎ吸着量は目だって低下するばかりでな
く、目的とする腎糸球体基底膜付着性蛋白質以外の吸
着、すなわち非特異吸着が増加し選択性がいちじるしく
低下する傾向がある。
したがって本発明に用いる水不溶性多孔質担体の好まし
い排除限界分子量は40万以上6000万以下であり、さらに
好ましくはより選択性吸着容量の大きい点から60万以上
2000万以下であるのがよい。
つぎに水不溶性多孔質担体の多孔構造については表面多
孔性よりも全多孔性が好ましく、空孔容積が吸着容量が
大きいという点から20%以上であることが望ましい。水
不溶性多孔質担体の形状は、粒状、球状、繊維状、膜
状、ホローファイバー状など任意の形状を選ぶことがで
きる。
粒状の水不溶性多孔質担体を用いるばあい、その粒径は
1μm未満のばあい圧力損失が大きく、5000μmをこえる
ばあい吸着容量が小さい点から1μm以上5000μm以下で
あるのが好ましい。
本発明に用いる水不溶性多孔質担体は有機性、無機性の
いずれであってもよいが、目的とする腎糸球体基底膜付
着性蛋白質以外の体液成分の吸着(いわゆる非特異吸
着)の少ないものが好ましい。親水性であるほうが非特
異吸着が少ないので水不溶性多孔質担体は疎水性である
よりも、親水性であるほうが好ましい。
さらに、水不溶性多孔質担体表面には、リガンドの固定
化反応に用いうる官能基が存在していると好都合であ
る。これらの官能基の代表例としては、水酸基、アミノ
基、アルデヒド基、カルボキシル基、チオール基、シラ
ノール基、アミド基、エポキシ基、ハロゲン基、スクシ
ニルイミド基、酸無水物基などがあげられるが、これら
に限定されるわけではない。
また、水不溶性多孔質担体は前記官能基のなかでも水酸
基を有する化合物よりなるものであるばあい非特異吸着
が少ないので、とくに好ましい。これら官能基をスペー
サーとして導入された水不溶性多孔質担体も用いうるこ
とはいうまでもない。
本発明に用いる水不溶性多孔質担体の代表例としては、
アガロース、デキストラン、ポリアクリルアミドなどの
軟質多孔質体、多孔質ガラス、多孔質シリカゲルなどの
無機多孔質体、ポリメチルメタクリレート、ポリビニル
アルコール、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体など
の合成高分子および/またはセルロースなどの天然高分
子を原料とする多孔質ポリマーハードゲルなどがあげら
れるが、これらに限定されるわけではない。
本発明の吸着体を体外循環治療に用いる際には、血液、
血漿のごとき高粘性流体を高速で流す必要があるため
に、圧密化を引き起こさない充分な機械的強度を有する
硬質水不溶性多孔質担体を用いるのが好ましい。すなわ
ち硬質水不溶性多孔質担体とは後記参考例に示すごと
く、水不溶性多孔質担体を円筒状カラムに均一に充填
し、水性流体を流通したばあいの圧力損失と流速との関
係が少なくとも0.3kg/cm2まで直線関係にあるものをい
う。
本発明の吸着体のアニオン性官能基は、pHが中性付近で
負に帯電するような官能基であればいかなるものも使し
うる。これらの代表例としては、カルボキシル基、スル
ホン酸基、スルホン基、硫酸エステル基、シラノール
基、リン酸エステル基、フェノール性水酸基などがあげ
られるが、これらに限定されるものではない。
アニオン性官能基を有する化合物としては、1分子あた
りひとつのアニオン性官能基を有する化合物であって
も、また複数のアニオン性官能基を有するポリアニオン
化合物であってもよい。ポリアニオン化合物は、腎糸球
体基底膜付着性蛋白質に対する親和性が大きく、また単
位量の水不溶性多孔質担体に多くのアニオン性官能基を
導入しやすいので好ましい。なかでも分子量が1000以上
のポリアニオン化合物は親和性、アニオン性官能基導入
量の点で好ましい。ポリアニオン化合物が有するアニオ
ン性官能基は1種類であってもよいし、複数の種類であ
ってもよい。
本発明に用いるポリアニオン化合物の代表例としては、
ポリアクリル酸、ポリビニル硫酸、ポリビニルスルホン
酸、ポリビニルリン酸、ポリスチレンスルホン酸、ポリ
スチレンリン酸、ポリグルタミン酸、ポリアスパラギン
酸、ポリメタクリル酸、ポリリン酸、スチレン−マレイ
ン酸共重合体などの合成ポリアニオン化合物、およヘパ
リン、デキストラン硫酸、コンドロイチン、コンドロイ
チン硫酸、ホスホマンナンなどのアニオン性官能基含有
多糖類があげられるが、これらに限定されるわけではな
い。
本発明の吸着体に固定されるアニオン性官能基を有する
化合物は1種類であってもよいし、2種類以上であって
もよい。
本発明の吸着体は、水不溶性多孔質担体にアニオン性官
能基を有する化合物が固定された状態のものをいう。そ
のようなアニオン性官能基を有する化合物が固定されて
なる状態をうるためにアニオン性官能基を水不溶性多孔
質担体に導入する方法としては公知の種々の方法を特別
な制限なしに用いることができるが、そのようなアニオ
ン性官能基を有する化合物が固定されてなる状態をうる
ためのアニオン性官能基の担体への導入方法は種々あ
り、いかなる方法で導入してもよく、代表的な導入方法
としては、 (1) アニオン性官能基または容易にアニオン性官能基
に変換しうる官能基を含有しうる化合物をモノマーまた
は架橋剤として用いる重合によって吸着体を形成させる
方法、 (2) アニオン性官能基を含有する化合物を水不溶性多
孔質担体に固定させる方法、 (3) アニオン性官能基を形成する化合物と水不溶性多
孔質担体とを直接反応させることによって、水不溶性多
孔質担体にアニオン性官能基を有する化合物を固定させ
る方法 などがあげられる。
もちろんガラス、シリカ、アルミナなどもともとアニオ
ン性官能基を含有する化合物を試薬として用いてもよ
い。
(1)の方法において用いるアニオン性官能基または容易
にアニオン性官能基に変換しうる官能基を含有するモノ
マーまたは架橋剤の代表例としては、アクリル酸および
エステル、メタクリル酸およびそのエステル、スチレン
スルホン酸などがあげられるが、これらに限定されるわ
けではない。
(2)の方法、すなわちアニオン性官能基を含有する化合
物を水不溶性多孔質担体に固定させる方法としては、物
理的吸着による方法、イオン結合による方法、共有結合
により固定する方法などがあり、いかなる方法を用いて
もよいが、吸着体の保存性ならびに安定性のためにはア
ニオン性官能基含有化合物が脱離しないことが重要であ
るので、強固な固定が可能な共有結合法が望ましい。
共有結合によりアニオン性官能基含有化合物を固定させ
るばあい、アニオン性官能基含有化合物がアニオン性官
能基以外に固定に利用できる官能基を有するのが好まし
い。
固定に利用できる官能基の代表例としては、アミノ基、
アミド基、カルボキシル基、酸無水物基、スクシニルシ
ミド基、水酸基、チオール基、アルデヒド基、ハロゲン
基、エポキシ基、シラノール基などがあげられるが、こ
れらに限定されるわけではない。
これらの官能基を有するアニオン性官能基含有化合物は
多数存在するが、実施例に記載した、タウリン、スルフ
ァニル酸、グリシン、ホスホリルエタノールアミンなど
はその一例である。
また、アニオン性官能基を含有する化合物のうち硫酸エ
ステル基を含有する化合物の代表例としてはアルコー
ル、糖類、グリコールなどの水酸基含有化合物の硫酸エ
ステルがあげられるが、これらのなかでも多価アルコー
ルの部分硫酸エステル化合物、とりわけ糖類の硫酸エス
テル化物が硫酸エステル基、固定に必要な官能基の双方
を含んでいるうえに、生体適合性および活性ともに高
く、さらに硫酸化多糖類は容易に水不溶性多孔質担体に
固定しうることからとくに好ましい。
つぎに、(3)の方法、すなわちアニオン性官能基を形成
する化合物と水不溶性多孔質担体とを反応させることに
よって、水不溶性多孔質担体にアニオン性官能基を有す
る化合物を固定させてアニオン性官能基を導入する方法
の代表例として水酸基含有多孔質担体に硫酸エステル基
を導入する反応があげられる。このばあい、水酸基含有
水不溶性多孔質担体とクロロスルホン酸、濃硫酸などの
試薬を反応させることによって直接硫酸エステル基を導
入することができる。
導入されるアニオン性官能基の量は、吸着体1mlあたり
0.01μmol以上10mmol以下が好ましい。0.01μmol未満の
ばあい吸着能力が充分でなく、10mmolをこえるばあい非
特異吸着が多すぎて実用に供することが困難になる。よ
り好ましいアニオン性官能基導入量は1μmol以上100μ
mol以下であるのがよい。
本発明の吸着体を治療に用いるには種々の方法がある。
もっとも簡便な方法としては患者の血液を体外に導出し
て血液バックに貯め、これに本発明の吸着体を混合して
腎糸球体基底膜付着性蛋白質を除去後、フィルターを通
して吸着体を除去し、血液を患者に戻す方法がある。こ
の方法は、複雑な装置を必要としないが、1回の処理量
が少なく治療に時間を要し、操作が煩雑になるという欠
点を有する。
つぎの方法は吸着体をカラムに充填し、体外循環回路に
組み込みオンラインで吸着除去を行うものである。すな
わち流体の流入口および流出口を有する容器、流体およ
び該流体に含まれる成分は通過できるが、水不溶性多孔
質担体にアニオン性官能基を有する化合物が固定されて
なる腎糸球体基底膜付着性蛋白質の吸着体は通過できな
いフイルター、および前記容器内に充填された前記腎糸
球体基底膜付着性蛋白質の吸着体からなる腎糸球体基底
膜付着性蛋白質の除去装置に体液を通液する方法が簡便
で好ましい。
第2図に本発明の腎糸球体基底膜付着性蛋白質の除去装
置の一実施例の概略断面図を示す。第2図中、(1)およ
び(2)はそれぞれの流体の流入口と流出口、(3)は本発明
の吸着体、(4)および(5)は流体および流体に含まれる成
分は通過できるが本発明の吸着体は通過できないフイル
ターまたはメツシユ、(6)はカラム、(7)は容器である。
ここで流体の流入口側のフィルター(4)は存在しなくて
もよい。
本発明の吸着体の適用可能な腎炎の代表例としては、前
述のループス腎炎のほかに、グツドパスチヤー症侯群、
急速進行性糸球体腎炎などがあるが、これらに限定され
るわけではない。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、
本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
参考例 両端に孔径15μmのフィルターを装着したガラス製円
筒カラム(内径9mm、カラム長さ150mm)にアガロース
ゲル(バイオラド(Biorado)社製のバイオゲルA5m(Bi
oel A5m)、粒径50〜100メツシユ)、ポリマー硬質ゲル
(東ソー(株)製のトヨパールHW65、粒径50〜100μm、
およびチツソ(株)製のセルロフアインGC−700m、粒径
45〜105μm)をそれぞれ均一に充填しペリスタルテイツ
クポンプによりカラム内に水を流通し、流速と圧力損失
ΔPとの関係を求めた。その結果を第1図に示す。
同図より明らかなように軟質ゲルであるアガロースゲル
は一定の流速以上では圧密化をおこし、圧力を増加させ
ても流速が増加しないのに対し、トヨパール、セルロフ
アインなどの硬質ゲルは圧力の増加にほぼ比例して流速
が増加する。
製造例1 多孔質セルロースゲルであるCKゲルA3(商品名、チツソ
(株)製、球状蛋白質の排除限界分子量5000万、粒径45
〜105μm)100mlに20%(重量%、以下同様)NaOH40g、
ヘプタン120gおよびノニオン系界面活性剤トウイーン2
0(商品名、花王アトラス(株)製)を10滴(0.5ml)を
加えた。40℃で2時間攪拌後、エピクロルヒドリン50g
を加えて2時間攪拌し、ゲルを水洗濾過し、エポキシ基
の導入されたセルロースゲル(以下、エポキシ化ゲルと
いう)をえた。
実施例1 製造例1でえたエポキシ化ゲル5mlにスルフアニル酸0.
17gを10mlの水に溶解してpH9.9に調整した溶液を加
え、常温で24時間振盪した。その後ゲルを濾別して、0.
5%モノエタノールアミン水溶液を加えて振盪し未反応
のエポキシ基を封止してスルフアニル酸が固定されたセ
ルロースゲルをえた。
固定されたスルフアニル酸により導入されたアニオン性
官能基量は、吸着体1mlあたり6.5μmolであった。
実施例2 製造例1でえたエポキシ化ゲル5mlにホスホリルエタノ
ールアミン0.1gを10mlの水に溶解してpH9.6に調整した
溶液を加え、40℃で4時間振盪した。その後ゲルを濾別
して0.5%モノエタノールアミン水溶液を加えて振盪し
未反応のエポキシ基を封止してホスホリルエタノールア
ミンが固定されたセルロースゲルをえた。
固定れたホスホリルエタノールアミンにより導入された
アニオン性官能基量は、吸着体1mlあたり4μmolであ
った。
実施例3 製造例1でえたエポキシ化ゲル5mlに分子量約5000、イ
オウ含量15%のデキストラン硫酸ナトリウム4gを水5
mlに溶解してpH9に調整した溶液を加え、45℃で16時間
振盪した。その後、ゲルを濾別して、2M食塩水溶液、0.
5M食塩水溶液および水を用いてこの順に洗浄し、0.5%
モノエタノールアミン水溶液を加えて振盪し未反応のエ
ポキシ基を封止してデキストラン硫酸ナトリウムが固定
されたセルロースゲルをえた。
固定されたデキストラン硫酸により導入されたアニオン
性官能基量は、吸着体1mmlあたり10μmolであった。
実施例4 製造例1でえたエポキシ化ゲル5mlにグリシ0.22gを10
mlの水に溶解してpH9.8に調整した溶液を加えて常温で2
4時間振盪した。その後、ゲルを濾別して、0.5%モノエ
タノールアミン水溶液を加えて振盪し未反応のエポキシ
基を封止してグリシンが固定されたセルロースゲルをえ
た。
固定されたグリシンにより導入されたアニオン性官能基
量は、吸着体1mlあたり9μmolであった。
実施例5 製造例1でえたエポキシ化ゲル5mlにタウリン0.37gを
10mlの水に溶解してpH9.0に調整した溶液を加えて常温
で24時間振盪した。その後、ゲルを濾過して、0.5%モ
ノエタノールアミン水溶液を加えて振盪し未反応のエポ
キシ基を封止してタウリンが固定されたセルロースゲル
をえた。
固定されたタウリンにより導入されたアニオン性官能基
量は、吸着体1mlあたり5μmolであった。
実施例6 製造例1で用いたものと同様のCKゲルA3、10mlを水洗後
吸引濾過し、これにジメチルスルホキシド6ml、2N−Na
OH2.6ml、エピクロルヒドリン1.5mlを加えて40℃で2時
間攪拌した。反応後ゲルを濾別し、水洗してエポキシ基
の導入されたセルロースゲルをえた。
これに濃アンモニア水6mlを加え40℃で2時間反応させ
てアミノ化セルロースゲルをえた。
このゲル5mlに分子量19〜50万のポリアクリル酸ナトリ
ウム0.2gを10mlの水に溶解してpH4.5に調整した溶液を
加え、さらに1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)カルボジイミド200mgをpH4.5に保ちながら添加
し、4℃で24時間振盪した。反応後ゲルを濾別し、水洗
してポリアクリル酸の導入されたセルロースゲルをえ
た。
固定されたポリアクリル酸により導入されたアニオン性
官能基量は、吸着体1mlあたり14μmolであった。
実施例7 多孔質セルロースゲルをCKゲルA22(商品名、チツソ
(株)製、球状蛋白質の排除限界分子量2000万、粒径45
〜105μm)、セルロフアインGCL−2000m(商品名、チツ
ソ(株)製、球状蛋白質の排除限界分子量300万、粒径4
5〜105μm)、セルロフアインGC−700m(商品名、チツ
ソ(株)製、球状蛋白質の排除限界分子量40万、粒径45
〜105μm)、セルロフアインGC−200m(商品名、チツソ
(株)製、球状蛋白質の排除限界分子量12万、粒径45〜
105μm)、セルロフアインGCL−90(商品名、チツソ
(株)製、球状蛋白質の排除限界分子量3.5万、粒径45
〜105μm)にかえたほか製造例1および実施例3と同様
にしてデキストラン硫酸ナトリウムの固定されたセルロ
ースゲルをえた。
固定されたデキストラン硫酸により導入されたアニオン
性官能基量は、吸着体1mlあたりそれぞれ16、18、24、
30、37μmolであった。
実施例8 エポキシ化架橋アガロースゲルであるエポキシアクテイ
ベイテイツドセフアロースCL−6B(商品名、フアルマシ
アフアインケミカルズ社製、球状蛋白質の排除限界分子
量400万、粒径45〜165μm)ゲルを用いたほかは実施例
3と同様の方法でデキストラン硫酸ナトリウムを固定し
た。
固定されたデキストラン硫酸により導入されたアニオン
性官能基量は、吸着体1mlあたり20μmolであった。
実施例9 ポリメタクリル酸メチルを主成分とする親水性多孔性硬
質ヒドロゲルであるFP−HG(商品名、三菱化成(株)
製、球状蛋白質の排除限界分子量400万、粒径120μm)
を用いたほかは製造例1および実施例3と同様にしてデ
キストラン硫酸ナトリウムが固定されたゲルをえた。
固定されたデキストラン硫酸により導入されたアニオン
性官能基量は、吸着体1mlあたり9μmolであった。
実施例10 実施例6と同様にしてえたアミノ化セルロースゲル2g
に、実施例3で用いたものと同様の分子量約5000、イオ
ウ含量15%のデキストラン硫酸ナトリウム4gを0.1Mリン
酸バツフアー(pH8.0)8mlに溶解した液を加え室温で1
6時間振盪した。反応後NaCNBH320mgを加え室温で30分撹
拌後、40℃で4時間加熱したのちゲルを濾別水洗してデ
キストラン硫酸ナトリウムの固定されたセルロースゲル
をえた。
固定されたデキストラン硫酸により導入されたアニオン
性官能基量は、吸着体1mlあたり18μmolであった。
実施例11 実施例1〜6および10でえられた吸着体および比較の目
的で製造例1で用いた担体のCKゲルA3を生理食塩水で洗
浄したのち、各吸着体1.0mlずつをポリプロピレン製マ
イクロチユーブ(容量7ml)にとり、これに腎糸球体基
底膜付着性蛋白質を含む血清4.0mlずつを加え、37℃で
2時間振盪した。この吸着操作終了後、遠心分離してゲ
ルを沈降させ、採取した上清中の腎糸球体基底膜付着性
蛋白質濃度を酵素免疫抗体法(ELISA法)により測定し
た。つまり、ヒトの腎臓より抽出した糸状体基底膜をコ
ートしたプレートに希釈した検体を加え、腎糸球体基底
膜と血清中の腎糸球体基底膜付着性蛋白質との反応を行
い、ペルオキシダーゼ標識抗ヒト免疫グロブリン抗体を
滴下し、酵素発色反応をSLT−210(商品名、ラボサイエ
ンス(株)製)にて測定波長486nmで測定した。第1表
に、各吸着体に固定されたアニオン性官能基を有する化
合物名、および原血清の腎糸球体基底膜付着性蛋白質濃
度に対する各吸着体による吸着後の上清中の腎糸球体基
底膜付着性蛋白質濃度を上清中の腎糸球体基底膜付着性
蛋白質の濃度として百分率で示す。
第1表から水不溶性多孔質担体にアニオン性官能基を有
する化合物が固定されてなる吸着体は、腎糸球体基底膜
付着性蛋白質を吸着しているのがわかる。そして、デキ
スストラン硫酸が固定された吸着体の腎糸球体基底膜付
着性蛋白質の吸着能がとくに優れていることがわかる。
実施例12 実施例3およ7〜9でえられた吸着体を用いたほかは実
施例11と同様の方法にしたがって上清中の腎糸球体基底
膜付着性蛋白質濃度を求めた。えられた結果を用いた種
々の水不溶性多孔質担体名とともに第2表に示す。
第2表から、排除限界分子量が40万以下の水不溶性多孔
質担体である実施例7のセルロフアインGC−700、セル
ロフアインGC−200mおよびセロフアインGCL−90の腎糸
球体基底膜付着性蛋白質吸着能がおとることがわかる。
また、逆に、排除限界分子量を5000万と大きくしすぎて
も実施例3のセルロースCKゲルA3の結果から腎糸球体基
底膜付着性蛋白質吸着能は落ちる傾向にあることがわか
る。
[発明の効果] 本発明の吸着体およびそれを用いた除去装置は体液より
腎糸球体基底膜付着性蛋白質を除去する効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は3種類のゲルを用いて流速と圧力損失との関係
を調べた結果を示すグラフであり、第2図は本発明の腎
糸球体基底膜付着性蛋白質の除去装置の一実施例の概略
断面図である。 (図面の主要符号) (1):流入口 (2):流出口 (3):吸着体 (4)、(5):フィルター (7):容器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水不溶性多孔質担体にアニオン性官能基を
    有する化合物が固定されてなる腎糸球体基底膜付着性蛋
    白質の吸着体。
  2. 【請求項2】水不溶性多孔質担体の球状蛋白質の排除限
    界分子量が40万以上6000万以下である請求項1記載の腎
    糸球体基底膜付着性蛋白質の吸着体。
  3. 【請求項3】水不溶性多孔質担体が水酸基を有する化合
    物よりなる請求項1記載の腎糸球体基底膜付着性蛋白質
    の吸着体。
  4. 【請求項4】アニオン性官能基を有する化合物が、1分
    子内に複数のアニオン性官能基を有するポリアニオン化
    合物である請求項1記載の腎糸球体基底膜付着性蛋白質
    の吸着体。
  5. 【請求項5】流体の流入口および流出口を有する容器、
    流体および該流体に含まれる成分は通過できるが、請求
    項1記載の腎糸球体基底膜付着性蛋白質の吸着体は通過
    できないフィルター、および前記容器内に充填された前
    記腎糸球体基底膜付着性蛋白質の吸着体からなる腎糸球
    体基底膜付着性蛋白質の除去装置。
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