JPH0611323Y2 - 仮設桟橋 - Google Patents

仮設桟橋

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JPH0611323Y2
JPH0611323Y2 JP1986012095U JP1209586U JPH0611323Y2 JP H0611323 Y2 JPH0611323 Y2 JP H0611323Y2 JP 1986012095 U JP1986012095 U JP 1986012095U JP 1209586 U JP1209586 U JP 1209586U JP H0611323 Y2 JPH0611323 Y2 JP H0611323Y2
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JP
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scaffolding
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temporary pier
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JP1986012095U
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誠一 田中
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Shimizu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、建設現場等において、コンクリート壁など
の構築物に掛け渡して搬送路や作業床として使用する仮
設桟橋の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の仮設桟橋は、作業所でその都度適当な足
場板や切りパネル等を寄せ集めて造り付け、これを構築
物等にくくりつけるなどして取付け固定している。
また、段差のある構築物、例えば一段高くなっているコ
ンクリート壁に掛止して、仮設桟橋を傾斜させて掛け渡
す場合などには、仮設桟橋の先端部に、コンクリート壁
に掛止するための部材が設けられていないため番線等を
用い適当にくくりつけて取付け固定しているのが通常で
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記従来の仮設桟橋によると、例えばその掛
け渡し場所の下方の作業をする場合等は仮設桟橋が作業
の支障になるため、その都度仮設桟橋を解体し移動しな
ければならない。そのため解体と移動の時間及び手間が
かかり作業効率が悪くなるとともに、解体後の板材等の
端材を再利用することが少なく経済的にも損失が多かっ
た。
また、コンクリート壁のように厚さがあり、しかも段差
のある個所に掛け渡す場合は、仮設桟橋を取付けにくく
固定するのが難しく、しかも傾斜があるため仮設桟橋が
はずれるおそれがあるなど安全管理上も問題があった。
この考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その都
度造り付けあるいは解体する必要がなく、しかもコンク
リート壁など厚さのある構築物にも簡単に取付けること
ができ、また作業時に仮設桟橋が支障となる場合も足場
板を簡単にはね上げることができ、解体や移動する必要
のない便利な仮設桟橋を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る仮設桟橋は、足場板の一端を構築物に掛
け渡して搬送路を形成するための、建築工事場において
使用される仮設桟橋であって、上記足場板の一端には構
築物の上部を把持して足場板の一端部を掛止する把持部
材が設けられ、前記足場板の一端と把持部材とはヒンジ
を介して垂直回動自在に連結され、かつ、前記把持部材
は、頂板部と側壁とを備える二つの逆L形部材の頂板部
どうしが重ね合わされて互いに間隔を形成する側壁を有
する下向き開放のコ字形に構成されると共に、前記頂板
部どうしが、相対向する側壁どうしの間隔を調整可能な
厚さ調節機構により連結されており、また、前記足場板
の他端部には足場板の他端部を支持する支持金具が取り
付けられ、この支持金具には前記足場板の他端を支持す
る差し込み部と、この差し込み部に差し込まれた足場板
の上面と略面一に傾斜する傾斜部と、この傾斜部に連設
され構造物等に載置される板状部とが形成されているこ
とを特徴とする。
〔実施例〕
以下、この考案に係る仮設桟橋の実施例について第1図
及び第2図を参照して説明する。
図中符号1a,1b,1cは平面視矩形の鋼製の足場板
である。3枚の足場板1a,1b,1cは、その側縁部
どうしを互いに対向させた状態で足場板1a,1b,1
cの裏面側に横架された複数の横桁2の水平部2a面に
押さえボルト3によって締付け固定されている。横桁2
…は断面形状L字形ををなすL形鋼からなり、互いに直
交する水平部2a及び垂直部2bとからなっている。
前記各横桁2の垂直部2bの長さ方向中央部には方形状
の挿通孔5が形成されておりこの挿通孔5には角柱状の
主桁4が挿通されている。
この主桁4は、横桁2の垂直部2bに溶接で接合固定さ
れたクランプ6により横桁2に締付けられて固定されて
いる。またこの主桁4の先端部4aは足場板1bの先端
部より突出させて取付けられており、更にこの先端部4
aは箱金具7に嵌入され、ボルト7aによりこの箱金具
7に固定されている。
また、この箱金具7は蝶番8の一方の取付板に溶接によ
り接合され固定されている。
この蝶番8の他方の取付板8bにはコンクリート壁9な
どの構築物の上部をつかみ、仮設桟橋の一端を掛け渡す
把持部材10が溶接により接合されている。
この把持部材10は断面コ字状をなし、コンクリート壁
9の厚さに応じて互いに対向する側壁の間隔を調節する
ことができる厚さ調節機構を備えている。
この把持部材10は逆L字状のL形部材11,12から
なり、このL形部材11は2枚の頂板部11a,11b
とこの頂板部11a,11bの端部に垂設された側壁1
1cとからなっている。この2枚の頂板部11a,11
bの間には隙間が形成されており、この隙間に上記L形
部材12の頂板部12aが挿入できるようになってい
る。そして、この頂板部12aを摺動することによりコ
ンクリート壁9の厚さに応じて側壁11c,12bの間
隔が調節される。このように構成された把持部材10を
コンクリート壁9の上部に設置する。
そして、この把持部材10をコンクリート壁9の上部に
固定するには、頂板部11a,11b,12aに共通し
て設けられたネジ孔にボルト13を螺入して頂板部11
a,11b,12aを固定することにより行う。また、
上記側壁11c,12b及び頂板部11bの内面には夫
々コンクリート壁9の壁面の保護とすべり止めの役目を
するラバーライニング14が貼着されている。
また、前記箱金具7の上側には、足場板1a,1b,1
cと把持部材10との間の間隙をカバーするためのカバ
ープレート15が取付けられている。このカバープレー
ト15は、足場板1a,1b,1cの全幅と略同じ幅に
形成され、その足場板1a,1b,1cと接する部分に
は、この足場板1a,1b,1cの先端部を保持する足
場板保持部16が設けられている。
また、足場板1a,1b,1cの後端側には、足場板1
a,1b,1cの後端部を支持する差し込み部17aと
前記主桁4の後端部を支持する差し込み17bとを有す
る支持金具17が取付けられている。また、支持金具1
7は、差し込み部17aに差し込まれた足場板1a,1
b,1cの上面と略面一に傾斜する傾斜部17cと、こ
の傾斜部17cに連設され構造物等に載置される板状部
17dとが形成されている。
上述のように足場板1a,1b,1c,カバープレート
15におり搬送路が形成されている。
しかして、上記実施例の仮設桟橋によると、把持部材1
0をコンクリート壁9の厚さに応じて調節することによ
り簡単にコンクリート壁9の上部に掛止することができ
る。しかも、把持部材10によりコンクリート壁9の上
部をつかむようにして取付けることができるので、把持
部材10がはずれるおそれがなく、傾斜して掛け渡して
も安全性が図られる。
また、足場板1a,1b,1cと把持部材10とが蝶番
8で垂直回動自在に連結されているためどのような傾斜
角度でも仮設桟橋を掛けわたすことができ、また仮設桟
橋が作業の支障となる場合も足場板1a,1b,1cの
後端側をはね上げるだけで作業を進めることができるの
で作業効率も向上する。
また、この仮設桟橋は把持部材10をコンクリート壁9
から簡単にはずすことができるので、作業終了後もその
都度解体することなく保管しておけば次の作業でも仮設
桟橋として使用することができる。従って無駄な端材も
出ず経済的な損失も生じない。
足場板1a,1b,1cの後端側には支持金具17が取
付られており、支持金具17には差し込み部17aに差
し込まれた足場板1a,1b,1cの上面と面一に傾斜
する傾斜部17cが形成されているので、この傾斜部1
7cにより足場板1a,1b,1cと構築物等との段差
を無くすことができ、人の通行や資材の搬入等を確実に
かつ安全に行うことができる。
さらに、前記支持金具17には、傾斜部17cに連設さ
れて構造物等に載置される板状部17dが形成されてい
るので、仮設桟橋の自重やこの上に乗る人の体重等が足
場板1a,1b,1cの後端部を介して構造物等に作用
しても板状部17dで分散され、構造物等にめりこむこ
とが防止され、構造物等を傷つけることが防止される。
なお、上記実施例においては、把持部材10の厚さ調節
を側壁11c,12bの間隔の調節で行なうようにした
が、第3図に示すように断面形状をコ字状とした把持部
材18の側壁19にねじ20を設け、螺入したねじ20
の先端をコンクリート壁9に押圧させるようにしてもよ
い。また、上記実施例においては、厚さ調節機構を備え
たものについて説明したが、これに限られるものではな
く、厚さ調節機構を備えないものであっても勿論適用す
ることができる。また、横桁2の端部に手摺支柱の差込
みパイプを取付け、搬送路両側に差込み式の手摺を設け
てもよい。
また、構築物の例示としてコンクリート壁をあげたがこ
れに限られるものではない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案に係る仮設桟橋は、足場
板の一端に把持部材を設けたので構築物に容易確実に掛
け渡すことができる。また、足場板と把持部材とをヒン
ジを介して垂直回動自在に連結したので、段差のある構
築物にも確実に掛け渡すことができ傾斜していてもはず
れるおそれがなく安全性も図れるとともに、作業上、仮
設桟橋が支障となっても足場板をはね上げることにより
作業を進めることができ、その都度解体する必要もなく
作業能率が向上する。また、作業終了後もその都度解体
せず保管しておき、次の作業場で使用できるため解体な
どによる無駄な端材も出ず、組立て、解体のための時間
及び手間が省け、経済的並びに時間的省力が図られるな
どの効果が得られる。
特に本考案によれば、把持部材は、頂板部と側壁とを備
える二つの逆L形部材の頂板部どうしが重ね合わされて
互いに間隔を形成する側壁を有する下向き開放のコ字形
に構成されると共に、前記頂板部どうしが相対向する側
壁どうしの間隔を調整可能な厚さ調節機構により連結さ
れた構成となっているから、掛け渡し時には単に厚さ調
節機構を調節するだけで、例えばコンクリート壁などの
厚さのある構築物にもその把持部材を簡単に取り付ける
ことができ、しかもこうして取り付けた状態では、把持
部材が備える相対向する側壁によって構築物をいわゆる
両サイドから挟んだ形態となるので、足場板自体がその
長手方向に前後移動することもなく極めて安定した状態
に掛け渡すことができる。この点は特に、足場板は、そ
の足場板上を歩くと通常長手方向に移動しやすいことを
考慮した場合、安全性や安定性の面からも極めて重要な
効果である。
さらに、足場板の他端部には支持金具が取り付られてお
り、支持金具には差し込み部に差し込まれた足場板の上
面と面一に傾斜する傾斜部が形成されているので、この
傾斜部により足場板と構築物等との段差を無くすことが
でき、人の通行や資材の搬入等を確実にかつ安全に行う
ことができるといった効果を有する。また、支持金具に
は、傾斜部に連設されて構造物等に載置される板状部が
形成されているので、仮設桟橋の自重やこの上に乗る人
の体重等が足場板の後端部を介して構造物等に作用して
も板状部で分散され、構造物等にめりこむことを防止す
ることができ、構造物等を傷つけることを防止すること
ができといった効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案に係る仮設桟橋の実施例
を示すもので、第1図はこの仮設桟橋の使用状態を示す
側面図、第2図は平面図、第3図は把持部材の変形例を
示す側面図である。 1a,1b,1c……足場板、8……蝶番、10……把
持部材、17……支持金具、17a……差し込み部、1
7c……傾斜部、17d……板状部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】足場板の一端を構築物に掛け渡して搬送路
    を形成するための、建築工事場において使用される仮設
    桟橋であって、上記足場板の一端には構築物の上部を把
    持して足場板の一端部を掛止する把持部材が設けられ、
    前記足場板の一端と把持部材とはヒンジを介して垂直回
    動自在に連結され、かつ、前記把持部材は、頂板部と側
    壁とを備える二つの逆L形部材の頂板部どうしが重ね合
    わされて互いに間隔を形成する側壁を有する下向き開放
    のコ字形に構成されると共に、前記頂板部どうしが、相
    対向する側壁どうしの間隔を調整可能な厚さ調節機構に
    より連結されており、また、前記足場板の他端部には足
    場板の他端部を支持する支持金具が取り付けられ、この
    支持金具には前記足場板の他端を支持する差し込み部
    と、この差し込み部に差し込まれた足場板の上面と略面
    一に傾斜する傾斜部と、この傾斜部に連設され構造物等
    に載置される板状部とが形成されていることを特徴とす
    る仮設桟橋。
JP1986012095U 1986-01-30 1986-01-30 仮設桟橋 Expired - Lifetime JPH0611323Y2 (ja)

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JPS62124143U JPS62124143U (ja) 1987-08-06
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JPS5978333U (ja) * 1982-11-17 1984-05-26 株式会社クボタ 運搬車用歩み板

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