JPH06112853A - ノイズキャンセラ - Google Patents

ノイズキャンセラ

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Publication number
JPH06112853A
JPH06112853A JP26122192A JP26122192A JPH06112853A JP H06112853 A JPH06112853 A JP H06112853A JP 26122192 A JP26122192 A JP 26122192A JP 26122192 A JP26122192 A JP 26122192A JP H06112853 A JPH06112853 A JP H06112853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse noise
noise
gate
pulse
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26122192A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohisa Suzuki
裕久 鈴木
Takao Saeki
孝夫 佐伯
Keiji Kobayashi
啓二 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP26122192A priority Critical patent/JPH06112853A/ja
Publication of JPH06112853A publication Critical patent/JPH06112853A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゲート期間が長くなることを防止する。 【構成】 パルスノイズがゲート制御回路24に入力さ
れたときに、このパルスノイズによるゲート期間中は次
のパルスノイズの入力を遮断する。複数個のパルスノイ
ズがほぼ連続して到来した場合に、あるゲート期間が終
了するまでは次のパルスノイズが入力されなくなるか
ら、ゲート期間が延長されることとが防止される。この
結果、オペアンプ16から出力される信号に高周波成分
が残り、擦過音の識別が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FM受信機等において
使用されるノイズキャンセラに関する。
【0002】
【従来の技術】車載のFM受信機においては、イグニッ
ションノイズへの対策が必要とされており、そのためイ
グニッションノイズ等のパルスノイズを除去するノイズ
キャンセラが用いられている。ノイズキャンセラは、例
えば図3に示されるように動作し受信信号に重畳するパ
ルスノイズを除去する。
【0003】ノイズキャンセラは、図3(a)に示され
るように受信信号(例えばIF信号)に重畳しているパ
ルスノイズ100を検出する(図3(b))。さらに、
このパルスノイズ100を積分し(図3(c))、積分
波形を所定のしきい値と比較することにより、ゲート制
御信号を生成する。このゲート制御信号は図3(c)の
ゲート期間において生成され、パルスノイズ除去に係る
ゲート回路を動作させる。ゲート回路は、ゲート制御信
号の供給を受け、パルスノイズ100発生前の出力値を
保持させる(図3(d))。このようにすると、出力か
らは、パルスノイズ100が除去される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな手法でパルスノイズを除去する場合、複数個のパル
スノイズがほぼ連続して発生していると、ゲート期間が
長くなってしまうという問題点があった。図4に示され
るように、マルチパスや過変調歪により複数個のパルス
ノイズ100が連続して到来した場合、1個目のパルス
ノイズ100によるゲート期間が終了しないうちに、次
のパルスノイズ100によるゲート期間が開始され、結
果としてゲート期間が延びる。ゲート期間が例えば50
μsec程度まで長くなると、可聴周波数帯域に入り、
ノイズとなってしまう。また、ゲート期間が長くなるこ
とにより10kHz程度の高周波成分が出力から失われ
てしまい、英語のsとthの聴取区別が困難となる。
【0005】このような不具合を防止するためには、ゲ
ート制御信号の発生に係るしきい値を高く設定すればよ
いが、これは、パルスノイズの検出感度の低下を招いて
しまう。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、検出感度を低下さ
せることなく、単一のゲート期間をそれぞれ短縮するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような問題点を解決
するために、本発明は、受信信号からパルスノイズを検
出するパルスノイズ検出回路と、検出されたパルスノイ
ズをピークホールドし、その値が所定のしきい値以上と
なった場合に所定時間ゲート制御信号を発生させるゲー
ト制御回路と、ゲート制御信号発生中に受信信号をゲー
トしてパルスノイズを除去するゲート回路と、を備える
ノイズキャンセラにおいて、パルスノイズの検出に応
じ、パルスノイズ検出回路からゲート制御回路への伝送
路を遮断する手段を備えることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明においては、パルスノイズが検出される
とそのピークが保持され、ゲート回路によるパルスノイ
ズ除去動作が実行される一方で、パルスノイズ検出回路
からゲート制御回路への伝送路が遮断される。従って、
複数個のパルスノイズがほぼ連続して到来する場合に
は、最初のパルスノイズによるゲート期間が終了するま
では、パルスノイズ検出回路からゲート制御回路にパル
スノイズが入力されない。一旦このゲート期間が終了し
た後に、次のパルスノイズが入力されると次のゲート期
間が開始される。このように、ゲート期間中にパルスノ
イズが入力されることによりゲート期間が長くなること
が防止される。また、ゲート制御信号発生に係るしきい
値を変更する必要がなく、検出感度は保持される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。
【0010】図1には、本発明の一実施例に係る回路の
構成が示されている。この図に示される回路はFM受信
機の一部回路構成であり、特に、ノイズキャンセラを含
む回路構成である。
【0011】この図に示される回路は、図示しない回路
からIF信号を入力する。IF信号はバッファ10を介
してLPF12に入力され、LPF12によって遅延さ
れた上でアンプ14によって増幅され、オペアンプ16
の非反転入力端子に供給される。バッファ10の出力
は、LPF12の他にHPF18にも入力される。HP
F18は、IF信号からその高周波雑音成分を取り出
す。この高周波雑音成分には、イグニッションノイズ等
のパルスノイズや、ホワイトノイズが含まれている。ア
ンプ20は、HPF18の出力を増幅してパルスノイズ
検出回路22に供給する。パルスノイズ検出回路22
は、例えばホワイトノイズにより利得が制御されるAG
Cアンプを含む構成であり、このパルスノイズ検出回路
22によって検出されるパルスノイズはその後段のゲー
ト制御回路24に供給される。
【0012】ゲート制御回路24は、トランジスタTr
1、コンデンサC1、抵抗R1及びR2並びにコンパレ
ータ26を有している。パルスノイズ検出回路22の出
力端はトランジスタTr1のベースに接続されており、
トランジスTr1のエミッタ側には抵抗R1を介してコ
ンデンサC1及び抵抗R2が接続されている。コンデン
サC1の両端の電圧はコンパレータ26の非反転入力端
子に印加される。従って、パルスノイズ検出回路22に
よってパルスノイズが検出されると、このパルスノイズ
によってトランジスタTr1がオンし、コンデンサC1
が抵抗R1を介して充電される。コンデンサC1の両端
の電圧が充電に伴い上昇すると、コンパレータ26の出
力がハイになる。コンパータ26の出力がハイになる
と、これはゲート制御信号として後段のゲート回路28
に供給される。また、トランジスタTr1がオフしコン
デンサC1が抵抗R2によって放電すると、コンパレー
タ26の出力はロウになる。
【0013】ゲート回路28は、ゲート制御信号非発生
時は閉じており、オペアンプ16の反転入力端子をAC
的に接地すると共に、当該反転入力端子に19kHz信
号を供給する。この19kHz信号は、パイロット信号
と同期し且当該パイロット信号に対し反転した位相を有
している。従って、ゲート回路28が閉じている状態で
は、オペアンプ16の出力は、アンプ14の出力からパ
イロット信号が除去された信号となる。言い換えれば、
ゲート回路28及びオペアンプ16は、パイロット信号
をキャンセルする機能を有している。
【0014】また、ゲート制御信号発生時には、ゲート
回路28は開く。すると、オペアンプ16の非反転入力
端子と反転入力端子の間に接続されているコンデンサC
1に蓄えられてる電圧がオペアンプ16に入力される。
コンデンサC2に蓄えられている電圧は、パルスノイズ
発生前のパイロット信号がキャンセルされた受信信号に
対応するものであるから、オペアンプ16の出力は、パ
ルスノイズが除去された波形となる。
【0015】この実施例が特徴とするところは、ゲート
制御回路24にトランジスタTr2を設けた点にある。
このトランジスタTr2は、コンパレータ26から出力
されるゲート制御信号によりオンし、パルスノイズ検出
回路22からトランジスタTr1へのパルスノイズの印
加を遮断するトランジスタである。従って、例えば複数
個のパルスノイズがほぼ連続して到来した場合でも、最
初のパルスノイズによるゲート期間が終了するまでは、
パルスノイズがゲート制御回路24に入力されない。具
体的には、図2に示されるように、最初のパルスノイズ
100によるゲート期間が開始すると、このゲート期間
が終了するまでは次のパルスノイズ100が入力されな
いため、ゲート期間は、図4に示されるような長時間の
ものとはならない。すなわち、図2に示されるように、
ゲート期間は所定長に保たれる。従って、本実施例によ
れば、複数個のパルスノイズ100がほぼ連続して発生
した場合においても、ゲート期間が長くなることがな
く、従って可聴周波数帯域におけるノイズの発生や、s
とthの識別困難などの不具合が発生しなくなる。言い
換えれば、高周波成分を含む擦過音の音声信号がノイズ
キャンセラの誤動作を引き起すことがなくなる。
【0016】なお、以上の説明では、図1に示されるよ
うにノイズキャンセラとパイロットキャンセラを兼ねた
回路構成を前提としていたが、これは、ゲート回路28
によりノイズキャンセルのみを行う構成でも構わない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パルスノイズの検出に応じ、パルスノイズ検出回路から
制御回路への伝送路を遮断するようにしたため、ゲート
期間が長くなることが防止され、可聴周波数帯域におけ
るノイズの発生、擦過音の識別困難等の不具合を、検出
感度を低下させることなく防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る回路の構成を示す図で
ある。
【図2】この実施例におけるパルスノイズ除去動作を示
す図である。
【図3】従来におけるパルスノイズ除去動作の一例を示
す図である。
【図4】従来におけるパルスノイズ除去動作の他の一例
を示す図である。
【符号の説明】
16 オペアンプ 22 パルスノイズ検出回路 24 ゲート制御回路 26 コンパレータ 28 ゲート回路 Tr1,Tr2 トランジスタ R1,R2 抵抗 C1 コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号からパルスノイズを検出するパ
    ルスノイズ検出回路と、検出されたパルスノイズをピー
    クホールドし、その値が所定のしきい値以上となった場
    合に所定時間ゲート制御信号を発生させるゲート制御回
    路と、ゲート制御信号発生中に受信信号をゲートしてパ
    ルスノイズを除去するゲート回路と、を備えるノイズキ
    ャンセラにおいて、 パルスノイズの検出に応じ、パルスノイズ検出回路から
    ゲート制御回路への伝送路を遮断する手段を備えること
    を特徴とするノイズキャンセラ。
JP26122192A 1992-09-30 1992-09-30 ノイズキャンセラ Pending JPH06112853A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26122192A JPH06112853A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 ノイズキャンセラ

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JP26122192A Pending JPH06112853A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 ノイズキャンセラ

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JP (1) JPH06112853A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1548950A1 (en) * 2003-12-26 2005-06-29 Pioneer Corporation Noise removal device
US7835477B2 (en) 2006-04-13 2010-11-16 Sanyo Electric Co., Ltd. Noise canceller and AM receiving apparatus using the same
US8082146B2 (en) 2005-07-19 2011-12-20 Semiconductor Components Industries, Llc Noise canceller using forward and backward linear prediction with a temporally nonlinear linear weighting

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1548950A1 (en) * 2003-12-26 2005-06-29 Pioneer Corporation Noise removal device
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