JP3177322B2 - パルス雑音除去回路 - Google Patents

パルス雑音除去回路

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JP3177322B2 JP31916492A JP31916492A JP3177322B2 JP 3177322 B2 JP3177322 B2 JP 3177322B2 JP 31916492 A JP31916492 A JP 31916492A JP 31916492 A JP31916492 A JP 31916492A JP 3177322 B2 JP3177322 B2 JP 3177322B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用FM受信機等に
おいて使用されるパルス雑音除去回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両に搭載されるFM受信機
には、エンジンのイグニッションノイズ等のパルスノイ
ズの影響をできるだけ少なくすることが求められる。
【0003】従来、上記のパルスノイズを除去するノイ
ズキャンセラーは、図2に示すように構成されていた。
すなわち、中間周波増幅回路(以下、「IF回路」とす
る)1で増幅された受信信号は、遅延回路2にて所定時
間遅延され、ゲート回路3よりマルチプレクサに送られ
る。ここで、ゲート回路3は、単安定マルチバイブレー
タ8からのゲート信号により動作し、パルスノイズを含
む入力信号を所定期間遮断する。なお、ゲート回路3は
保持用のコンデンサを備えているため、遮断期間中は遮
断直前の信号レベルが保持される。
【0004】次に、IF回路1には、ハイパスフィルタ
(以下、「H.P.F」とする)4が接続され、受信信
号の高調波成分のみがH.P.F4を通過する。H.
P.F4を通過した高調波成分は、可変抵抗9を経て増
幅器5で増幅されて、単安定マルチバイブレータ8に印
加される。ここで、単安定マルチバイブレータ8は、増
幅器5の出力が一定以上になった場合に例えば40μs
ecのゲート信号を出力し、ゲート回路3を動作させ
る。
【0005】前記増幅器5、可変抵抗9とを含む一点鎖
線で囲まれた部分はAGC回路7を構成し、増幅器5か
らの出力が増大するとトランジスタTr1に流れる電流
が増大し、コンデンサC1の両端電圧が上がることによ
り、トランジスタTr2に流れる電流が増大する。ここ
で、コンデンサC1によりトランジスタTr1からの出
力が平滑化される。トランジスタTr2に流れる電流が
増大すると、トランジスタTr3に流れる電流が増大
し、可変抵抗9はトランジスタTr3に流れる電流が増
大すると、インピーダンスが減少するように構成されて
いるので、増幅器5の増幅率が調整される。したがっ
て、弱電界ノイズがH.P.F4を通過した場合に、信
号レベルを増大させずに単安定マルチバイブレータ8を
作動させないようにし、さらに、連続するパルスノイズ
に対しても単安定マルチバイブレータ8が連続してパル
スを発生させないようにして、受信信号の歪みを防止し
ている。また、パイロット信号キャンセル回路9は、受
信信号に含まれるパイロット信号をキャンセルするため
のものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、マルチパスが発生した時等に、可聴信号の高
調波成分が高周波フィルタを通過し、単安定マルチバイ
ブレータからゲート信号が発生し、ゲート回路が遮断状
態となる。
【0007】特に、可聴信号の高域(10KHz付近)
には、「サ」「シ」「ス」「セ」「ソ」のサ行音を表わ
す信号が含まれているが、その高調波成分によりゲート
が遮断されると、前記サ行音が聞きとれなくなり、ま
た、英語の「s」と「th」の違いを区別することがで
きなくなるという問題があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、10KHz付近
等の所定の周波数帯域の信号に対して、信号レベルの抑
制を行わなわず、誤動作を生じないパルス雑音除去回路
を提供することを特徴とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパルス雑音
除去回路は、受信信号中に含まれるパルス雑音を除去す
る為、前記受信信号を遮断するゲート回路と、前記受信
信号に含まれる高周波ノイズ成分を通過させる高周波フ
ィルタと、該高周波フィルタの出力信号のレベルを制御
する為の利得制御回路と、前記利得制御回路の所定レベ
ル以上の出力信号を検出し、前記ゲート回路を遮断する
為のゲート信号を発生するゲート信号発生回路と、前記
受信信号に含まれる10kHz付近の周波数成分を通過
させるバンドパスフィルタと、該バンドパスフィルタの
出力信号に応じて、前記利得制御回路の利得を低下させ
前記ゲート回路の遮断動作を停止する手段とを有するこ
とを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明におけるパルス雑音除去回路において
は、高周波フィルタが受信信号に含まれる高調波成分を
通過させる。高周波フィルタを通過した高調波成分は、
利得増幅回路にて増幅され、ゲート信号発生回路に入力
され、この高調波成分が所定レベル以上の場合には、ゲ
ート信号発生回路はゲート信号を発生して、ゲート回路
が受信信号を遮断するが、受信信号が特定帯域の周波数
成分を含んでいる場合に、該周波数成分はバンドパスフ
ィルタを通過し、利得制御回路の利得を低下させる手段
により、バンドパスフィルタの出力信号に応じて利得が
低下する。したがって、受信信号中に特定帯域の周波数
成分が含まれている場合には、ゲート信号発生回路はゲ
ート信号を発生せず、受信信号が遮断されないので誤動
作を生じない。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図を用いて説明
する。本発明に基づくパルス雑音除去回路は、図1に示
すように、遅延回路2、ゲート回路3、H.P.F4、
AGC回路7、ゲート信号発生回路としての単安定マル
チバイブレータ8を有し、受信信号がH.P.F4を通
過する高調波成分を含む場合には、単安定マルチバイブ
レータ8を動作させてゲート信号をゲート回路3に入力
し、ゲート回路3が受信信号を遮断してパルスノイズを
除去する点は従来と同様である。
【0012】本発明の特徴とするところは、IF回路1
にバンドパスフィルタ10を設け、さらに、このバンド
パスフィルタ10とAGC回路7間に利得制御回路の利
得を低下させる手段としての利得低下回路11を設けた
ことである。ここで、バンドパスフィルタ10は、受信
信号に含まれる10KHz±3KHzの帯域の周波数成
分のみを通過させるよう構成され、また、利得低下回路
11においては、エミッタホロワを構成するトランジス
タTr4に抵抗R6を介して並列に抵抗R5,コンデン
サC2及びトランジスタTr5が接続され、トランジス
タTr5にはpnpトランジスタTr6とTr7で構成
されるカレントミラー回路が接続され、さらに、トラン
ジスタTr7のコレクタがAGC回路7における抵抗R
1と抵抗R2間に接続されている。すなわち、トランジ
スタTr4に流れる電流の大きさに応じてトランジスタ
Tr5、6、7に流れる電流を増減させ、AGC回路7
へ流れる電流を増減させるように構成されている。
【0013】上記構成に基づくパルス雑音除去回路の動
作状態を説明する。IF回路1からの受信信号中に10
KHz±3KHzの特定帯域の周波数成分が含まれてい
る場合には、この周波数成分がバンドパスフィルタ10
を通過し、トランジスタTr4に流れる電流が増加す
る。すると、抵抗R5及びコンデンサC2によりトラン
ジスタTr5のベース電圧が上昇し、トランジスタTr
6、7に流れる電流が増大することになる。トランジス
タTr6とTr7とはカレントミラー回路を構成するの
で、トランジスタTr6に流れた電流と同じ量の電流を
トランジスタTr7に流す。トランジスタTr7のコレ
クタは、AGC回路における抵抗R1とR2間に接続さ
れるので、受信信号中に10KHz±3KHzの特定帯
域の周波数成分を含む場合に、コンデンサC1がチャー
ジされ、トランジスタTr2に流れる電流が増加し、ト
ランジスタTr3に流れる電流が増加し、可変抵抗9の
インピーダンスが減少するので、AGC回路7における
増幅器5の利得が抑制される。
【0014】すると、増幅器5の利得が抑制されること
から、単安定マルチバイブレータ8は作動せず、受信信
号がゲート回路3により遮断されないでマルチプレクサ
に送られる。ここで、「サ」「シ」「ス」「セ」「ソ」
等のサ行音は可聴音の高域に位置し10KHz成分を多
く含むことから、従来のようにゲート回路により受信信
号を40μsec遮断すると、サ行音の成分が特に欠落
して耳障りとなるが、本実施例によれば、10KHz成
分を検出してその成分が多いときに高調波が多いと予想
して受信信号を遮断しないので、サ行音が聞きとりやす
く、また、英語の「s」と「th」の違いを区別するこ
とができる。
【0015】なお、10KHz±3KHzの帯域以外の
高調波成分に対しては、従来通り、H.P.F4を通過
した信号成分が増幅器5で増幅されて、増幅器5からの
信号出力が単安定マルチバイブレータ8を作動させるの
で、単安定マルチバイブレータ8からのゲート信号によ
り、ゲート回路3が受信信号を遮断してノイズ除去を行
うことになる。
【0016】なお、上記実施例においては、バンドパス
フィルタ10の周波数帯域を10KHz±3KHzとし
て説明したが、この周波数帯域には限られず、H.P.
F4を通過する周波数帯域中の特定の周波数帯域であれ
ばよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパルス雑
音除去回路によれば、バンドパスフィルタにて設定され
る特定帯域の周波数成分に対して、ゲート回路を遮断し
て受信信号を遮断しないので、例えば、上記特定帯域を
10KHz付近に設定すれば、10KHz成分を多く含
むのサ行音を明確に聞くことができ、また、英語の
「s」と「th」の違いを区別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパルス雑音除去回路を回路図であ
る。
【図2】従来のパルス雑音除去回路を回路図である。
【符号の説明】
1 遅延回路 2 遅延回路 3 ゲート回路 4 H.P.F 5 増幅器 6 可変抵抗 7 AGC回路 8 単安定マルチバイブレータ 9 パイロットキャンセル回路 10 バンドパスフィルタ 11 利得低下回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号中に含まれるパルス雑音を除去
    する為、前記受信信号を遮断するゲート回路と、 前記受信信号に含まれる高周波ノイズ成分を通過させる
    高周波フィルタと、 該高周波フィルタの出力信号のレベルを制御する為の利
    得制御回路と、 前記利得制御回路の所定レベル以上の出力信号を検出
    し、前記ゲート回路を遮断する為のゲート信号を発生す
    るゲート信号発生回路と、 前記受信信号に含まれる10kHz付近の周波数成分を
    通過させるバンドパスフィルタと、 該バンドパスフィルタの出力信号に応じて、前記利得制
    御回路の利得を低下させ前記ゲート回路の遮断動作を停
    止する手段とを有することを特徴とするパルス雑音除去
    回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014074296A (ja) * 2012-10-04 2014-04-24 Eco Board:Kk 紙製の避難所用間仕切り

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