JPS607572Y2 - パルス性ノイズ信号低減装置 - Google Patents

パルス性ノイズ信号低減装置

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JPS607572Y2
JPS607572Y2 JP12055581U JP12055581U JPS607572Y2 JP S607572 Y2 JPS607572 Y2 JP S607572Y2 JP 12055581 U JP12055581 U JP 12055581U JP 12055581 U JP12055581 U JP 12055581U JP S607572 Y2 JPS607572 Y2 JP S607572Y2
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JP
Japan
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signal
envelope
amplitude
noise
pulse
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JP12055581U
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JPS57109643U (ja
Inventor
政贊 喜多村
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日本ビクター株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパルス性ノイズ信号低減装置に係り、入力信号
の振幅に応じて制御されたエンベロープにより所定振幅
より大なる振幅の音声信号を抑圧することにより、プロ
グラム信号のレベルのいかんに拘らずパルス性ノイズ信
号を確実に低減し得る装置を提供することを目的とする
レコード盤を製造する過程において生ずるノイズには、
主に、比較的大きな単独パルス性ノイズ(ポチ)及び比
較的小さな不規則パルスの集まりによるパルス性不規則
ノイズ(シリ)等があり、こられは本出願人が先に提案
した特公昭49−36603号公報に示すノイズ検出方
式により検出でき、このようなノイズのあるレコード盤
を除外することができる。
しかしながら、従来、検査もれのレコード盤や使用中に
傷が付けられたレコード盤を再生する場合、上記の如き
パルス性ノイズを有効に低減することが困難であった。
本考案は上記事実に鑑み、入力信号の振幅に応じて制御
されたエンベロープによりパルス性ノイズを低減する装
置を提供するものである。
第1図は本考案になるパルス性ノイズ信号低減装置の原
理を説明するためのブロック系統図を示す。
同図において、入力端子1より入来した第2図Aに示す
如きノイズパルスnを含む音声信号aは検波回路2及び
5に供給され、ここで、第2図B及びB′に示す如き正
極のみの信号す及び負極のみの信号b′に夫々変換され
る。
検波回路2及び5よりの信号す及びb′は夫々低域フィ
ルタ3及び6に供給され、同図C及びC′に示す如きプ
ログラムs、S′のエンベロープ波形C及びC′になり
、夫々増幅器7及び8にて同図り及びD′に示す如きエ
ンベロープ波形d、d’に増幅された後振幅抑圧回路9
に供給される。
一方、入力端子1よりの音声信号aは第2図Eの信号e
に示す如く、低域フィルタ3及び6の遅延時間と実質上
同一の遅延時間Tを有する遅延回路4にて遅延され、振
幅抑圧回路9に供給される。
振幅抑圧回路9において、遅延回路4よりの信号eは、
同図Fに示す如く、エンベロープ波形dの電圧とエンベ
ロープ波形d′の電圧とによってノイズパルスnのみの
振幅を抑圧され、ノイズパルスnの低減された信号fと
して出力端子10にとり出される。
このように、本考案装置の原理によれば、プログラム信
号 、 S/の振幅に応じてエンベロープ波形d、d’
を制御し、このエンベロープ波形d。
d′によってノイズパルスnを抑圧しているため、プロ
グラム信号 、 S/のレベルのいかんに拘らずプログ
ラム信号S、S′のレベルより大なる振幅を有するノイ
ズパルスnを低減でき、再生時においてノイズパルスn
をプログラム信号S、S′の再生音にマスクすることが
できる。
ここで、楽器や人の声等のプログラム信号のエンベロー
プ波形は、同図C,C’に示す如く、発音源そのものの
性質や録音場における残響等により立上りは比較釣魚で
あるが、立下りは緩やかに減衰する。
このような性質の信号aを所定遅延時間Tだけ遅延させ
て信号eの如き波形にすれば、信号aの立上り初期のプ
ログラム信号Sはエンベロープ波形d、d’の立上り時
点の電圧によって抑圧されることはない。
また、エンベロープ波形、 c/の振幅を増幅器7,8
にて所定量の増幅度を以てエンベロープ波形d、d’に
示す如く増幅し、また、後述のダイオードD1.D2を
設けているのでその順方向のバイアス電圧だけ抑圧レベ
ルはエンベロープ波形d、d’より拡大するため、信号
aの立下り時点のプログラム信号S′はエンベロープ波
形d、d’の立下り時点の電圧よりも大きくなり、それ
より抑圧されることのないようにすることができる。
第3図は振幅抑圧回路9の具体的回路図を示す。
同図において、信号eは増幅器11にて増幅された後抵
抗Rを介してダイオードD1.D2に供給される。
ダイオードD□において、信号eのレベルが信号dのレ
ベルより更にダイオードD□の順方向バイアス電圧を超
える信号eの正極の波形(第2図Eに示すノイズパルス
n+)の部分はエンベロープ波形dに示す電圧にダイオ
ードの順方向バイアス電圧を加えた値以上にはならない
同様に、ダイオードD2において、負の方向に信号d′
のレベルより更にダイオードD2の順方向にバイアス電
圧を超える信号eの負極の波形(第2図Eに示すノイズ
パルスn)の部分は同様に負の方向にエンベロープ波形
d′に示す電圧にダイオードの順方向電圧を加えた値以
上にはならない。
また、増幅器7,8には所定量の増幅度が設定されてお
り、エンベロープ波形d、d’によって夫々プラス及び
マイナスのバイアス電圧がダイオードD1゜D2に印加
されているので、エンベロープ波形d、d’は信号レベ
ルに従ったレベルに加えてダイオードの順方向バイアス
電圧を含んだ抑圧レベルを持ち、無信号時にも一定値以
上の抑圧レベルを有している。
従って、信号の立下り時点でのプログラム信号の抑圧を
防止すると共に、信号aのレベルが非常に小さい場合、
増幅器7,8の出力レベルがオフセット電圧によって変
動してエンベロープ波形d、d’のレベルが各々その絶
対値がプログラム信号の振幅を下まわることがあっても
、生じた誤差がダイオードの順方向バイアス電圧以下で
あればこれを無視することができ、プログラム信号S、
S′が抑圧されることはない。
第4図は本考案になるパルス性ノイズ信号低減装置の第
1実施例のブロック系統図を示す。
同図中、第1図と同一部分には同一符号を付す。
同図において、入力端子12より入来した第5図Aに示
す如きノイズパルスpを含む音声信号gは交叉周波数4
KHzの高域フィルタ13及び低域フィルタ14に供給
される。
高域フィルタ13においてノイズパルスpを含む高域周
波数成分をとり出された第5図Bに示す如き信号りは第
1図に示すブロック系統と同一の回路構成を有するパル
ス性ノイズ信号低減回路15に供給され、ここで、原理
的ブロック系統図の場合と同様、入力信号りの振幅の大
きさに応じてそのエンベロープ波形k。
k′によってノイズパルスpのみの振幅を抑圧され、第
5図Cに示す如き信号iとしてノイズ低減回路15の出
力端子10にとり出される。
一方、低域フィルタ14において信号gのプログラム信
号qyq’を含む低域周波数成分をとり出された信号は
、パルス性ノイズ信号低減回路15における遅延時間と
等しい遅延時間を有する遅延回路16にて遅延された後
、パルス性ノイズ信号低減回路15よりの信号iと共に
加算回路17に供給されて加算され、第5図りに示す如
きノイズパルスを低減された信号jとして出力端子18
にとり出される。
このように、本第1実施例によれば、入力音声信号gを
高域周波数信号と低域周波数信号とに分離し、高域周波
数信号のエンベロープ波形k。
k′によってノイズパルスpを抑圧された信号iと低域
周波数信号とを加算しているため、大きい振幅を有する
音声信号gが入来してもノイズパルスpは音声信号gの
エンベロープ波形1,1′よりも振幅の小さいエンベロ
ープ波形1(、に’にて抑圧されるので、原理的ブロッ
ク系統図に比してより確実にノイズパルスを低減できる
このため、振幅の大きい低域周波数の入力音声信号に含
まれるノイズパルスを有効に低減できる。
第6図は本考案になるパルス性ノイズ信号低減装置の第
2実施例のブロック系統図を示す。
同図中、第4図と同一部分には同一符号を付す。
同図において、高域フィルタ13よりとり出された第5
図Bに示す如き信号りは、第1図に示すブロック系統よ
り遅延回路4を除き信号aが直接クランプ回路9に供給
される構成のパルス性ノイズ信号低減回路15′に供給
される。
低減回路15′において、第1実施例の場合と同様、入
力信号りの振幅の大きさに応じてそのエンベロープ波形
k。
k′によってノイズパルスpのみの振幅を抑圧され、第
5図Cに示す如き信号iと略同じ信号i′としてノイズ
低減回路15′の出力端子10′にとり出される。
一方、低域フィルタ14において低域周波数成分をとり
出された信号は低減回路15′よりの信号i′と共に加
算回路17に供給されて加算され、第5図りに示す如き
ノイズパルスを低減された信号jと略同じ信号j′とし
て出力端子18にとり出される。
この際、低減回路15′に遅延回路がないため、高域フ
ィルタ13よりとり出された高域周波数成分の音声信号
に含まれるプログラム信号の一部はその立上り時点にお
いて若干抑圧される。
しかしながら、この抑圧されたプログラム信号は主要プ
ログラム信号成分でないため、低減回路15′よりの信
号i′と低域フィルタ14よりとり出された主要プログ
ラム信号成分とを加算すれば、実質上第4図に示す第1
実施例と略同じ出力信号j′が得られ、音質劣化は殆ど
ない。
例えば、交叉周波数4K Hzのフィルタに対して、増
幅器7,8のゲインを7倍程度にすれば、殆ど第1実施
例との差がなくなる。
このとき、連続正弦波入力信号のピーク値に対して、抑
圧レベルを示すdの値(実際の抑圧レベルはダイオード
の電圧が加わる)は2倍強(7/f)となっており、プ
ログラム信号の平均ピークレベルの2倍を超えるノイズ
パルスを抑圧することができ、その間に殆どのプログラ
ム信号の波高を抑圧せずに通過させることができる。
なお、第6図に示す第2実施例において、第2図Aに示
すような信号aが入来すると、同図Bに示す信号すおよ
びb′の立上り部分で、同図りに示すレベル信号dおよ
びd′を超える部分は抑圧され、出力端子10′にとり
出される信号は同図Gに示す如き信号mとなる。
上述の如く、本考案になるパルス性ノイズ信号低減装置
は、入力音声信号よりプログラム信号のエンベロープを
検出し、入力音声信号をエンベロープ検出した際の遅延
時間と実質上同一の遅延時間を以て遅延せしめ、この遅
延せしめられた音声信号の振幅のうちエンベロープ信号
の振幅よりも大なる振幅を抑圧することにより入力音声
信号に含まれるパルス性ノイズ信号を入力音声信号のエ
ンベロープに応じて低減しているため、プログラム信号
のレベルのいかんに拘らずパルス性ノイズ信号を確実に
低減し得、従来、検査もれのレコード盤や使用中に傷が
つけられたレコード盤を再生する際に除去できなかった
パルス性ノイズ信号をプログラム信号再生音に確実にマ
スクすることができ、また、入力音声信号よりプログラ
ム信号を含む低域周波数信号及びパルス性ノイズ信号を
含む高域周波数信号を夫々とり出し、この高域周波数信
号のエンベロープを検出し、高域周波数信号の振幅のう
ちエンベロープ信号の振幅よりも大なる振幅を抑圧し、
低域周波数信号を振幅抑圧された信号と加算することに
より入力音声信号に含まれるパルス性ノイズ信号を高域
周波数信号のエンベロープに応じて低減しているため、
大きい振幅の音声信号が入来してもパルス性ノイズ信号
は入力音声信号のエンベロープよりも振幅の小さいエン
ベロープにて抑圧されるので、特に振幅の大きい低域周
波数の入力音声信号に含まれるパルス性ノイズ信号をよ
り確実に低減でき、更に、高域周波数信号をエンベロー
プ検出した際の遅延時間と実質上同一の遅延時間を以て
遅延せしめ、この遅延せしめられた信号の振幅のうちエ
ンベロープ信号の振幅よりも大なる振幅を抑圧し、低域
周波数信号を上記遅延時間を以て遅延せしめた後振幅抑
圧された信号と加算することにより入力音声信号に含ま
れるパルス性ノイズ信号を高域周波数信号のエンベロー
プに応じて低減しているため、更に高精度な音声信号を
得ることができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のパルス性ノイズ信号低減装置の原理を
説明するためのブロック系統図、第2図A〜Gは第1図
に示す本考案装置の原理的ブロック系統図及び第6図に
示す本考案装置の第2実施例の動作を説明するための信
号波形図、第3図は第1図に示す振幅抑圧回路の具体的
回路図、第4図は本考案装置の第1実施例のブロック系
統図、第5図A−Dは第4図に示す本考案装置の第1実
施例の動作を説明するための信号波形図、第6図は本考
案装置の第2実施例のブロック系統図である。 1、 1’、 12・・・・・・入力端子、2,5・
・・・・・検波回路、3,6.14・・・・・・低域フ
ィルタ、4,16・・・・・・遅延回路、9・・・・・
・振幅抑圧回路、10,10’、1B・・・・・・出力
端子、13・・・・・・高域フィルタ、15,15’・
・・・・・パルス性ノイズ信号低減回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プログラム信号とパルス性ノイズ信号とを含む入力音声
    信号より前記プログラム信号を含む低減周波数信号及び
    パルス性ノイズ信号を含む高域周波数信号を夫々とり出
    す手段と、該高域周波数信号をとり出す手段よりの信号
    のエンベロープを検出する手段と、該高域周波数信号を
    該エンベロープ検出手段の遅延時間と実質上同一の遅延
    時間を以て遅延せしめる手段と、該遅延手段よりの高域
    周波数信号の振幅のうち該エンベロープ検出手段よりの
    エンベロープ信号の振幅よりも大なる振幅を抑圧する手
    段と、前記低域周波数信号を該振幅抑圧手段よりの信号
    と加算してとり出す手段とよりなり、該抑圧手段により
    上記入力音声信号に含まれるパルス性ノイズ信号を上記
    高域周波数信号をとり出す手段よりのエンベロープ信号
    の振幅に応じて低減することを特徴とするパルス性ノイ
    ズ信号低減装置。
JP12055581U 1981-08-13 1981-08-13 パルス性ノイズ信号低減装置 Expired JPS607572Y2 (ja)

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JPS57109643U JPS57109643U (ja) 1982-07-06
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