JPH0783747A - 信号検出回路 - Google Patents

信号検出回路

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Publication number
JPH0783747A
JPH0783747A JP23296093A JP23296093A JPH0783747A JP H0783747 A JPH0783747 A JP H0783747A JP 23296093 A JP23296093 A JP 23296093A JP 23296093 A JP23296093 A JP 23296093A JP H0783747 A JPH0783747 A JP H0783747A
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JP
Japan
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signal
circuit
smoothing circuit
time constant
output
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Pending
Application number
JP23296093A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Sakata
幸夫 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スパイク状の雑音成分が入力されても、入力
した雑音を検出出力しない信号検出回路を提供するこ
と。 【構成】 検波器は入力信号の検波を行い、この信号を
信号比較器3および速応答平滑回路7に出力する。速応
答平滑回路7は放電時定数よりも充電時定数の短い平滑
回路であり、スパイク状の雑音にも敏感に応答する。こ
の回路7により平滑化された信号は、充電・放電ともに
時定数の長い平滑回路4によりさらに信号の平滑化が行
われ、増幅器5で所定のレベルに増幅される。信号比較
器3は、検波器2より出力された検波信号と増幅器5で
増幅された信号を比較し、増幅器5で増幅された信号よ
りも高レベルの期間の検波信号を検出出力する。平滑回
路4の前に放電時定数よりも充電時定数の短かい平滑回
路を設けたことにより、スパイク状の雑音を含んだ場合
には信号比較回路3のスレッショールドレベルを実質的
に高くすることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は信号検出回路、より具体
的には信号受信回路においてとくにバースト波等の信号
データを検出する信号検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来のバースト波を検出出力する
信号検出回路を示す。従来技術における信号検出回路
は、検波器2、信号比較器3、平滑回路4および増幅器
5により構成され、これら構成要素により入力端子1よ
り入力した信号の中から信号データであるバースト波を
検出・抽出して出力端子6より出力するものであった。
【0003】図5および図6は図4のブロック図の各部
の波形を示す信号波形図であり、これら図を用いて従来
技術の動作を説明する。
【0004】入力端子1に図5(1)で示す包絡線の信
号aが入力された場合、検波器2の出力は図5(2)で
示す直線信号bとなる。この信号bは信号比較器3の一
方の入力端子に入力されるとともに、平滑回路4の入力
端子にも送られる。
【0005】平滑回路4は充電の時定数および放電の時
定数を長くした回路である。このため平滑回路4の出力
は図5(3)で示すように変化の少ない平均的な信号c
となる。この信号cは増幅器5により増幅されて図5
(4)で示す信号dとなる。この信号dは信号比較器3
のもう他方の入力端子に送られる。
【0006】信号比較器3では図5(2)に示すように
信号bと信号dの比較が行われ、信号dよりも大きい信
号bの期間が出力信号として出力端子6より出力され
る。すなわち、出力信号は図5(5)で示す波形eとな
り、これが出力端子6に送られる。このようにしてバー
スト波の信号eの検出が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来技術では、スパイク状の雑音を含む信号を入力端
子1に入力した場合には、雑音も出力端子6より出力さ
れるという欠点があった。以下、これについて詳細に説
明する。
【0008】図6は図5の入力信号にスパイク状の雑音
が重畳した場合の例で、このような雑音は海中音響信号
に頻繁に発生する。図4の入力端子1に図6(1)で示
す信号aが入力されると、検波器2の出力は図6(2)
で示す信号bとなる。この信号bにより平滑回路4の出
力は図6(3)で示す信号cとなる。平滑回路4は充電
の時定数が長いため、スパイク状の雑音ではほとんど充
電せず出力はあまり高くならない。
【0009】このため、平滑回路4の出力cは増幅器5
で増幅され図6(4)で示す信号dとなる。信号比較器
3では図6(2)で示す信号bと信号dで示される信号
を比較し、信号dよりも大きい信号bの期間の信号が出
力される。したがって、図6(5)に示すように、バー
スト波eの他にスパイク状の雑音成分enも一部出力端
子6より出力されてしまう。
【0010】このように従来技術では、スパイク状の雑
音が入力されると、出力に誤まった信号が出てしまうと
いう大きな欠点があった。バースト波eをデータとして
入力する装置が雑音成分enもデータとして入力した場
合、これにより装置の誤動作が生じ、システム全体の信
頼性を著しく低下させる原因となる。このため、雑音成
分enがデータとして装置に入力されないようにする必
要がある。
【0011】このような不具合を無くすため、図4の増
幅器5の利得をたとえば高くすることにより、図6
(4)に示す信号dのレベルを高めて、スパイク状の雑
音で誤まった出力が出ないようにする方法がある。しか
し、この方法をとるとスパイク状の雑音が無い場合には
必要以上に信号dのレベルが上がり、大きなバースト波
でないと受信できないという欠点が生じる。
【0012】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、スパイク状の雑音成分が入力されても、入力した雑
音を検出出力しない信号検出回路を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、入力端子に入力された信号より所定の信
号を検出出力する信号検出回路は、入力端子に接続され
これより入力した信号の検波を行う検波器と、検波器に
より検波された信号を平滑化する放電時定数より充電時
定数の短かい第1の平滑回路と、第1の平滑回路により
平滑化された信号を平滑化する第1の平滑回路より充電
・放電の時定数が長い第2の平滑回路と、検波器により
検波された信号と第2の平滑回路で平滑化された信号と
を比較することにより所定の信号を検出出力する信号比
較器とを有する。
【0014】
【作用】本発明によれば、入力端子より入力された信号
は検波器により検波され、第1の平滑化回路および信号
比較器の一方の入力端子に送られる。第1の平滑化回路
に送られた検波信号は放電時定数より充電時定数の短か
い第1の平滑化回路により平滑化された後、第1の平滑
回路より充電・放電の時定数が長い第2の平滑回路によ
り平滑化され、信号比較器の他方の入力端子に出力され
る。検波器により検波された検波信号と第2の平滑化回
路により平滑化された信号が信号比較器に入力される
と、この回路により平滑化された信号のレベルを越えた
期間の検波信号が検出出力として出力端子に送られる。
【0015】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明による信号検
出回路の実施例を詳細に説明する。
【0016】図1は本発明による信号検出回路の実施例
を示すブロック図である。図1において、バースト波を
入力する入力端子1は検波器2の入力側に接続され、検
波器2により入力した信号の検波が行われる。検波器2
の出力側は信号比較器3の一方の入力端子および速応答
平滑回路7に接続され、これら回路に検波された信号が
送られる。
【0017】速応答平滑回路7は放電時定数よりも充電
時定数の短い平滑回路であり、スパイク状の雑音にも敏
感に応答する。速応答平滑回路7の出力側は平滑回路4
の入力側と接続されている。平滑回路4は、従来技術で
示した平滑回路と同等の回路であり、速応答平滑回路7
に比べて充電・放電ともに時定数が長くなっている。平
滑回路4の出力側は増幅器5の入力側と接続されてい
る。
【0018】増幅器5は平滑回路4で平滑化された信号
を所定のレベルに増幅する回路であり、その出力側は信
号比較器3の他方の入力端子に接続されている。信号比
較器3は、2つの入力端子より入力した信号を比較して
その結果を出力端子6に検出出力する回路である。すな
わち、信号比較器3は、検波器2より出力された検波信
号と増幅器5で増幅された信号を比較し、増幅器5で増
幅された信号よりも高レベルの期間の検波信号を検出出
力する。
【0019】このように本実施例では、従来と同等の機
能を備えた平滑回路4の前に放電時定数よりも充電時定
数の短かい、速い応答をする平滑回路を設けている。
【0020】図2および図3は図1のブロック図の動作
例を示す波形図であり、各波形a〜iはブロック図に図
示されたa〜iに現れる波形を示している。これら図を
用いて、以下に本実施例の動作例を説明する。
【0021】入力端子1に図2(1)で示すようなスパ
イク状の雑音を含んでいない包絡線の信号aが入力され
た場合、検波器2の出力は図2(2)で示す信号bとな
る。この信号bが速応答平滑回路7に入力されると、速
応答平滑回路7の充電時定数は短かいため、その出力は
図2(3)で示す信号fとなる。この信号fは通常の平
滑回路4で平滑され、その出力は図2(4)で示すよう
にゆるやかな信号となる。
【0022】次に、この信号fは増幅器5で増幅され、
図2(5)で示す信号hとなり信号比較器3の片方の入
力に加わる。信号比較器3では図2(2)で示される信
号bと信号hの比較が行われ、信号hよりも大きい信号
bの期間の信号が出力信号として図2(6)で示す信号
iとなる。この信号が出力端子6に送られる。このよう
にしてバースト波の信号の検出が行われる。
【0023】図3は図2の入力信号にスパイク状の雑音
が重畳した場合の例である。速応答平滑回路7はスパイ
ク状の信号にも応答し信号の充電が行われ、その出力が
図3(3)で示す信号fとなる。この信号fは通常の平
滑回路4で平滑され、その出力は図3(4)で示す信号
gとなる。この信号gは増幅器5で増幅され、その出力
は図3(5)で示す信号hとなる。
【0024】信号比較器3では図3(2)で示す信号b
と信号hが比較され、信号hよりも高い信号bの期間の
信号が出力されるが、この場合は全期間で信号hよりも
信号bの方が小さいため図3(6)で示すように何も出
力されない。このように、図3の信号の例では、スパイ
ク状の雑音成分とバースト波が同じようなレベルである
ためバースト波も出力されない。スパイク状の雑音成分
よりもバースト波がある程度大きい場合は、当然バース
ト波のみ出力される。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、入力信号がスパイク状の雑音を多く含んでいる場合
には、スパイク状の雑音にも応答する速い時定数の平滑
回路により平滑レベルが上がるため、このような雑音を
含んでいる場合に信号比較回路のスレッショールドレベ
ルを実質的に高くすることが可能となる。したがって、
スパイク状の雑音では誤まった出力を出さない、雑音に
強い信号検出回路が実現でき、これを用いたシステム全
体の信頼を向上させることが可能となる。特に本発明
は、スパイク状の雑音が多く発生する海中音響信号にお
いての信号検出に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による信号検出回路の実施例を示すブロ
ック図。
【図2】図1の実施例におけるスパイク状の雑音を含ま
ないときの動作例を示す波形図。
【図3】図1の実施例におけるスパイク状の雑音を含む
ときの動作例を示す波形図。
【図4】従来技術における信号検出回路のブロック図。
【図5】図5に示した従来技術におけるスパイク状の雑
音を含まないときの動作例を示す波形図。
【図6】図5に示した従来技術におけるスパイク状の雑
音を含むときの動作例を示す波形図。
【符号の説明】
2 検波器 3 信号比較器 4 平滑回路 5 増幅器 7 速応答平滑回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子に入力された信号より所定の信
    号を検出出力する信号検出回路において、 前記入力端子に接続されこれより入力した信号の検波を
    行う検波器と、 前記検波器により検波された信号を平滑化する放電時定
    数より充電時定数の短かい第1の平滑回路と、 第1の平滑回路により平滑化された信号を平滑化する第
    1の平滑回路より充電・放電の時定数が長い第2の平滑
    回路と、 前記検波器により検波された信号と第2の平滑回路で平
    滑化された信号とを比較することにより前記所定の信号
    を検出出力する信号比較器とを有することを特徴とする
    信号検出回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の信号検出回路におい
    て、前記所定の信号はバースト波であることを特徴とす
    る信号検出回路。
JP23296093A 1993-09-20 1993-09-20 信号検出回路 Pending JPH0783747A (ja)

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JP23296093A JPH0783747A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 信号検出回路

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JP23296093A JPH0783747A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 信号検出回路

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JPH0783747A true JPH0783747A (ja) 1995-03-31

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ID=16947573

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JP23296093A Pending JPH0783747A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 信号検出回路

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014081215A (ja) * 2012-10-12 2014-05-08 Furuno Electric Co Ltd エコー信号処理装置、水中探知装置、レーダ装置、エコー信号処理方法、及びエコー信号処理プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014081215A (ja) * 2012-10-12 2014-05-08 Furuno Electric Co Ltd エコー信号処理装置、水中探知装置、レーダ装置、エコー信号処理方法、及びエコー信号処理プログラム

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