JPH06112322A - プログラマブルrom用トランジスタ・アンチヒューズ - Google Patents

プログラマブルrom用トランジスタ・アンチヒューズ

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JPH06112322A
JPH06112322A JP5162587A JP16258793A JPH06112322A JP H06112322 A JPH06112322 A JP H06112322A JP 5162587 A JP5162587 A JP 5162587A JP 16258793 A JP16258793 A JP 16258793A JP H06112322 A JPH06112322 A JP H06112322A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソースの逆方向バイアスを回避し、高ドレー
ン電流を保証する。 【構成】 電界効果トランジスタのドレーン・ノード5
6、58にアンチヒューズ62、64を具備するプログ
ラマブル読取り専用メモリ装置。プログラミングは、高
圧をトランジスタのドレーンとゲートとの間に印加し、
アンチヒューズ62、64を閉路とすることにより達成
される。それ以外の場合、トランジスタは開路となる。
アンチヒューズをソース・ノードに反対のドレーン・ノ
ードに位置させることにより、ソース逆方向バイアスの
問題点が回避される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的にプログラマブ
ル読み取り専用メモリ(PROM)半導体装置用のアン
チヒューズ、特に電界効果トランジスタのドレーンと直
列のアンチヒューズを具備するPROM、及び、トラン
ジスタ内でこれらのアンチヒューズを組み立てる方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】プログラマブル読取り専用メモリ(PR
OM)をプログラムするために利用できる方法の内の2
つの方法は、金属可融リンク又はその反対のアンチヒュ
ーズの使用を含む。プログラムされていないアンチヒュ
ーズは不導通なので、ビット線及びアレイ・デバイスの
間の回路を閉じるように導電状態又は低抵抗状態に変更
することにより、アンチヒューズはプログラムされる。
他方、ヒューズ・リンクはプログラムされていない場合
には導電性なので、ビット線及びアレイ・デバイスの間
の回路の開路又は遮断を行うように不導通状態に変更す
ることにより、ヒューズ・リンクはプログラムされる。
どちらの場合も、高圧をアレイ・デバイスに印加し、電
流をリンクに流し、リンクで熱を発生させることによ
り、プログラミングを実行する。ヒューズ・リンクで
は、熱により回路が開かれる。一方、アンチヒューズで
は熱が導体を作り出す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】記憶装置が金属酸化シ
リコン電界効果トランジスタ(MOSFET)である場
合、ソース・ノードに直列にアンチヒューズを挿入する
ことが一般的に知られている。これにより、ソース基板
上に逆方向バイアスVSBが存在する場合に発生する「人
体効果」と呼ばれる望ましくない結果が起こる。このバ
イアスは、アンチヒューズ内での高抵抗、つまり1,0
00〜4,000オームの可能性に起因する高圧によっ
て、プログラミング中に発生する。
【0004】その結果起こる、この抵抗によるプログラ
ミング中の電圧の低下は、ゲート−ソース間の電圧Vgs
を低下させ、ドレーン電流IDを減少させる。この減少
したドレーン電流は、アンチヒューズを適切に加熱して
高抵抗の接点を形成するには不十分な可能性がある。
【0005】したがって、ソースの逆方向バイアスを回
避し、プログラミング操作中に高ドレーン電流を提供す
るには、PROM MOSFET内で多数の小型アウト
ライン・アンチヒューズ(outline antif
use)を組み立てるのが望ましい。
【0006】
【課題を解決するための手段】このPROM内では、短
絡済みのアンチヒューズを具備するMOSFETトラン
ジスタが作動する。つまり、このトランジスタは、導通
して1をシミュレートするか、ドレーン内の不導通アン
チヒューズのために開路となってゼロをシミュレートす
る。
【0007】簡略に述べると、本発明は電界効果トラン
ジスタのドレーン・ノード又は導体に形成されるアンチ
ヒューズを具備する新規のPROMチップである。FE
Tのドレーン・ノードへのアンチヒューズの新規な配置
により、PROMのソースとドレーンとの間の特性(名
目)電圧差を減らすことなく、FETのゲートとソース
との間の電圧差を大きくするという利点が生じる。した
がって、本発明の新規なPROMチップのターンオン時
間を短くし、アンチヒューズの完全な焼き切れを保証し
て、信頼性の高い開状態から閉状態への、即ちゼロから
1へのPROMチップが提供される。
【0008】ドレーン・ノードにおいて一対のMOSF
ET装置に一対のアンチヒューズを形成する方法は次の
通りである。
【0009】(a)シリコン基板上にゲート酸化物層を
生長させ、(b)ポリシリコン・ゲート層をゲート酸化
物層上に形成し、(c)珪化タングステン層をポリシリ
コン層上に形成し、(d)ゲート酸化物層に選択的にマ
スク処理及びエッチングを行って複数のゲート領域を形
成し、ソース領域及びドレーン領域で囲まれたゲート酸
化物層上にアンチヒューズ領域を形成し、(e)イオン
注入によりソース領域及びドレーン領域内にソース拡散
及びドレーン拡散を形成し、(f)酸化物形成、パター
ン化及びエッチングにより、ゲート領域の壁上に酸化物
スペーサを形成し、(g)ソース領域上に第2のポリシ
リコン層をパターン化し、(h)オゾンTEOS層をド
レーン領域上に形成して、選択的にエッチングし、
(i)ドレーン領域の基板にトレンチをパターン化して
第1及び第2のドレーン拡散を作り、(j)トレンチ内
に酸化物を熱的に生長させ、(k)ドレーン拡散からオ
ゾンTEOSをエッチングし、(l)第1及び第2のド
レーン拡散上及びトレンチ内にアンチヒューズ物質を形
成し、(m)アンチヒューズ物質上でビット線コンタク
トを形成して、該ビット線を一対の薄い不導通アンチヒ
ューズによってドレーン拡散から分離する。
【0010】PROM MOSFET装置は、(a)ソ
ース、ドレーン及びゲートを含み、前記ソース、ドレー
ン及びゲートのそれぞれがソース・ノード、ドレーン・
ノード及びゲート・ノードに接続なされた複数のMOS
FETトランジスタと、(b)一対の電界効果トランジ
スタのドレーン・ノードに形成されるアンチヒューズ物
質であって、前記FETのゲートとソースとの間に最大
電圧差を有し、ソースとドレーンとの間に名目電圧差を
有するプログラマブル読取り専用メモリ・トランジスタ
を提供するアンチヒューズ物質と、を具備し、迅速なタ
ーンオン時間及びアンチヒューズ物質の完全な焼き切れ
を提供する。
【0011】
【実施例】図1において、MOSFET装置10はMO
SFETのソース側にアンチヒューズを具備する。前述
のように、これにより、電圧逆方向バイアスVSBが作り
出され、ゲート電圧Vgsが減少し、その結果電流IDS
14が減少するという望ましくない影響がある。
【0012】図2は、発明の新規部分を図示している。
ここでは、アンチヒューズ16がドレーン18に隣接す
るので、ゲート電圧Vgsは低下せず、アンチヒューズを
通るドレーン電流IDS 20が最大化するので、アンチ
ヒューズは正しく加熱され、高圧VDS(通常は12ボル
ト)でプログラミングした後に良導体となる。
【0013】共通のドレーン・ノードを具備する一対の
MOSFET装置を組み立てる新しい方法を図3〜図8
を参照することにより説明する。図3では、3つの層が
Pウェル・シリコン基板22上に蒸着されている。ゲー
ト酸化物24は基板上に熱的に生長される。この上にゲ
ート物質のドーピングされたポリシリコン26があり、
LPCVDプロセスによって蒸着される。第2のゲート
物質である珪化タングステン28は、CVDプロセスに
よって蒸着される。これらの2層が29に示すようにワ
ード線を形成する。その後、酸化物層30がゲート層2
6、28上にCVDによって蒸着される。
【0014】複数のゲート領域32、34、36が、ゲ
ート酸化物24を選択的にマスク処理し、エッチングす
ることにより形成される(図4)。ゲート領域に隣接し
てN+拡散がイオン注入によって形成され、ソース拡散
38、40及びドレーン拡散42が作り出される。ゲー
ト領域、ソース領域及びドレーン領域上に酸化物層が付
着され、選択的にパターン化されて、酸化物スペーサ4
4が形成される。
【0015】ソース線は、ポリシリコン46の層を蒸着
してからドープすることにより形成される。ソース線4
8、50(図6)は、ソース拡散38、40上を除い
て、すべてのポリシリコン46をエッチングすることに
より完了される。次いで、オゾンTEOS層52が面上
に付着され、ソース線48、50のみを覆うように選択
的にエッチングされる(図7)。
【0016】この段階で、基板22にパターン化し、ド
レーン拡散を第1のドレーン拡散56及び第2のドレー
ン拡散58に分離することにより、トレンチ54が形成
される。パターン化ホトレジストが除去され、酸化物層
60がトレンチ54内に生長される。その後、オゾンT
EOSがドレーン拡散領域56、58からHF酸によっ
てエッチングされ取り除かれる。
【0017】この時点で、アンチヒューズ物質61であ
る酸化ケイ素又は窒化ケイ素のどちらかがチップ全体の
上に整合的に付着されるが、有効なアンチヒューズ要素
は第1の拡散55及び第2の拡散58の真上の領域6
2、64だけに設けられる。次のステップでは、拡散5
6、58上の領域62、64で接触し、ビット線66と
ドレーン拡散56、58との間に2つのアンチヒューズ
62、64を作成するビット線66(図8)がチップ上
に形成される。
【0018】装置のプログラミングは、12ボルトをビ
ット線66及びワード線29、31(図9)に印加する
か、印加しないかによって達成される。電圧の印加によ
りアンチヒューズは「短絡」され、つまり閉回路(1)
となり、逆に高圧が印加されないと開回路を維持する
(ゼロ)。最初の場合、プログラミングは消去不能であ
る。
【0019】本発明の実施例が開示されたが、本書に開
示される原理を実行する様々なモードは前記請求項の範
囲内にある。したがって、本発明の範囲は請求項に明記
される場合を除き限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術のアンチヒューズ及びMOSFET
の概略図である。
【図2】本発明の一実施例の概略図である。
【図3】本発明の基板上の第1の4つの層の断面図であ
る。
【図4】図3の基板上に3つの層をパターン化した後の
断面図である。
【図5】更に2つの層を加えた後の断面図である。
【図6】さらに追加された2つの層をパターン化した後
の断面図である。
【図7】拡散領域間に形成されたトレンチの断面図であ
る。
【図8】一対のトランジスタにおける一対の完了したア
ンチヒューズの断面図である。
【図9】トランジスタ及びアンチヒューズの電気的な構
成を示す図である。
【符号の説明】
16:アンチヒューズ、 18:ドレイン、 22:基
板、 24:ゲート酸化物、 26:ポリシリコン(ゲ
ート層)、 28:珪化タングステン(ゲート層)、
29:ワード線、 30:酸化物層、 32、34、3
6:ゲート領域、 38、40:ソース拡散、 42:
ドレイン拡散、 44:酸化物スペーサ、 48、5
0:ソース線、 54:トレンチ、 56、58:ドレ
イン拡散、62、64:アンティヒューズ、 66:ビ
ット線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MOS電界効果トランジスタに隣接して
    PROMチップ内に一対のアンチヒューズを形成する方
    法であって、 (a)シリコン基板上にゲート酸化物層を生成させるス
    テップと、 (b)前記ゲート酸化物層上にポリシリコン・ゲート層
    を形成するステップと、 (c)前記ポリシリコン層上に珪化タングステン層を形
    成するステップと、 (d)前記ポリシリコン層上に酸化物層を形成するステ
    ップと、 (e)前記ゲート酸化物層を選択的にマスク処理及びエ
    ッチングを行って複数のゲート領域を形成し、ソース領
    域及びドレーン領域に囲まれたゲート酸化物層上にアン
    チヒューズ領域を形成するステップと、 (f)イオン注入により前記ソース領域及びドレーン領
    域内にソース拡散及びドレーン拡散を形成するステップ
    と、 (g)ホトリソグラフィ及びエッチングにより、前記ゲ
    ート領域の壁上に酸化物スペーサを形成するステップ
    と、 (h)前記ソース領域上に第2のポリシリコン層をパタ
    ーン化してソース線を形成するステップと、 (i)前記ドレーン領域上にオゾンTEOS層を形成
    し、選択的にエッチングするステップと、 (j)前記ドレーン領域の基板にトレンチをパターン化
    して第1及び第2のドレーン拡散を作成するステップ
    と、 (k)前記ドレーン拡散から前記オゾンTEOSをエッ
    チングするステップと、 (l)前記トレンチ内で酸化物を熱的に生長させるステ
    ップと、 (m)前記第1及び第2のドレーン拡散上にアンチヒュ
    ーズ物質を形成するステップと、 (n)前記アンチヒューズ物質上にビット線コンタクト
    を形成して、該ビット線を一対の薄い不導通アンチヒュ
    ーズにより前記ドレーン拡散から分離するステップと、 を具備することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法であって、前記アン
    チヒューズ物質を窒化ケイ素及び酸化ケイ素から成る群
    から選択することを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法であって、12ボル
    トの信号をVDS及びVgsに印加することにより、前記ア
    ンチヒューズを短絡することを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 PROM MOSFET装置であって、 (a)ソース、ドレーン及びゲートを含み、前記ソー
    ス、ドレーン及びゲートのそれぞれがソース・ノード、
    ドレーン・ノード及びゲート・ノードに接続された複数
    のMOSFETトランジスタと、 (b)一対の電界効果トランジスタのドレーン・ノード
    に形成されるアンチヒューズ物質であって、前記FET
    のゲートとソースとの間に最大電圧差を有し、ソースと
    ドレーンとの間に名目電圧差を有するプログラマブル読
    取り専用メモリ・トランジスタを提供するアンチヒュー
    ズ物質と、 を具備し、迅速なターンオン時間及びアンチヒューズ物
    質の完全な焼き切れを提供するPROM MOSFET
    を提供することを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】複数対のMOSFET装置を有するプログ
    ラマブル読取り専用メモリ・チップであって、 (a)基板上に形成されたゲート酸化物と、 (b)前記ゲート酸化物上に形成された一対のゲート
    と、 (c)前記ゲート間に形成されたドレーン拡散と、 (d)前記ゲートの外側の領域に形成された一対のソー
    ス拡散と、 (e)前記一対のソース拡散上に形成されたソース線
    と、 (f)前記一対のゲート間に形成され、前記ドレーン拡
    散を第1及び第2のドレーン拡散に分離するトレンチ
    と、 (g)前記トレンチ内に生長された絶縁酸化物と、 (h)前記一対のMOSFET装置上に形成され、前記
    第1及び第2のドレーン拡散と電気的に接触するアンチ
    ヒューズ物質と、 (i)前記トレンチ及び前記ドレーン拡散上に形成され
    たビット線と、 を具備し、前記ビット線及び前記ソース線に電圧を印加
    して前記アンチヒューズ物質を短絡することによって機
    能的なMOSFETを作成し、前記ビット線及び前記ソ
    ース線に電圧を印加しないことにより開回路を提供する
    ことを特徴とするPROMチップ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のPROMチップであっ
    て、前記ゲートが更に(a)前記ゲート酸化物上のドー
    プされたポリシリコン層と、 (b)前記ドープされたポリシリコン層上の珪化タング
    ステン層と (c)前記珪化タングステン層上の酸化物層と、 を具備することを特徴とするPROMチップ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のPROMチップであっ
    て、前記アンチヒューズ物質を窒化ケイ素及び酸化ケイ
    素から成る群から選択することを特徴とするPROMチ
    ップ。
JP5162587A 1992-08-21 1993-06-30 プログラマブルrom用トランジスタ・アンチヒューズ Expired - Lifetime JP2717051B2 (ja)

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