JPH06112036A - コイル端子ピン及びその製造方法 - Google Patents

コイル端子ピン及びその製造方法

Info

Publication number
JPH06112036A
JPH06112036A JP25528992A JP25528992A JPH06112036A JP H06112036 A JPH06112036 A JP H06112036A JP 25528992 A JP25528992 A JP 25528992A JP 25528992 A JP25528992 A JP 25528992A JP H06112036 A JPH06112036 A JP H06112036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal pin
coil
terminal
coil bobbin
press
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25528992A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironobu Aota
洋伸 青田
Masato Nagai
将登 永井
Takeo Hirai
武夫 平井
Jun Kawada
順 河田
Katsumi Sakata
克己 坂田
Toshiki Shigekuni
敏機 重国
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP25528992A priority Critical patent/JPH06112036A/ja
Publication of JPH06112036A publication Critical patent/JPH06112036A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイルボビンと端子ピンとの保持強度を向上
させ、端子ピンの抜けや断線を防止すること。 【構成】 コイルボビンに圧入する端子ピン1の凹部5
を形成する。半田熱により溶けたコイルボビンの樹脂が
端子ピン1の凹部5に流れ込み、半田熱が冷えてくる
と、そのまま樹脂が固まるため、端子ピン1の保持強度
が抜群に向上する。また、コイルの巻線時には、コイル
端末が端子ピン1の凹部5に引っ掛かり、巻線時のテン
ション等によりコイル端末がずれるのを防止できる。従
って、後工程の端子ピン1の再圧入時に、再圧入の分だ
け、コイル端末はきっちりたるみがとれるようになり、
断線時の故障を未然に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ファンモータ
のコイル端子ピン及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のファンモータに使用される
端子ピン1の斜視図を示し、角柱状で金属製の端子ピン
である。この端子ピン1は、ファンモータの回路ブロッ
クとして形成される場合、図6に示すように、コイルボ
ビン2に端子ピン1を4本圧して形成される。
【0003】そして、コイルボビン2に巻装されたコイ
ル3のコイル端末4を端子ピン1に巻線し、半田付けを
行っていた。そして、半田付けした端子ピン1をプリン
ト基板に半田付けをして固定するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来例におい
て、プリント基板とコイルブロックを保持しているの
は、コイルボビン2に圧入している4本の端子ピン1で
ある。コイルボビン2は熱可塑性樹脂の材質からなり、
圧入だけでは、図6に示す矢印方向(スラスト方向)の
保持強度が弱い。
【0005】従って、外部からの力でコイルボビン2と
端子ピン1のズレが生じ、コイル3の断線が発生してい
た。また、コイル3のコイル端末4の巻線時、コイル3
のコイル端末4の上下方向へのズレが生じ易く、コイル
端末4のたるみが一定せず、断線が発生しやすくなって
いた。本発明は上述の点に鑑みて提供したものであっ
て、コイルボビンと端子ピンとの保持強度を向上させ、
端子ピンの抜けや断線を防止することを目的としたコイ
ル端子ピン及びその製造方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性樹脂
のコイルボビンに圧入される端子ピンに、コイルボビン
に巻装されるコイルの端末を半田付けにて巻線するコイ
ル端子ピンにおいて、上記端子ピンの圧入方向に沿って
該端子ピンの表面に少なくとも2か所以上の凹部を形成
したものである。
【0007】また、請求項2では、コイルボビンに仮圧
入した端子ピンにコイルの端末を巻線し、端子ピンを半
田付けした後に、コイルボビンの軟化状態において端子
ピンを指定の寸法に再圧入したものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、半田熱によりコイルボビンが
溶けてコイルボビンの樹脂が端子ピンの凹部内に流れ込
むことで、コイルボビンと端子ピンの保持強度が向上
し、また、端子ピンの抜けや断線を防止できる。更に、
コイル端末の端子ピンへの巻線部分のズレが少なくな
り、コイル端末のたるみが一定となり、断線を防止する
ことができる。
【0009】また、請求項2では、コイルボビンに仮圧
入した端子ピンにコイルの端末を巻線し、端子ピンを半
田付けした後に、コイルボビンの軟化状態において端子
ピンを指定の寸法に再圧入することで、上記と同様に、
半田熱によりコイルボビンが溶けてコイルボビンの樹脂
が端子ピンの凹部内に流れ込み、そのため、コイルボビ
ンと端子ピンの保持強度が向上し、また、端子ピンの抜
けや断線を防止できる。更に、コイル端末の端子ピンへ
の巻線部分のズレが少なくなり、コイル端末のたるみが
一定となり、断線を防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1に本発明の端子ピン1を示す。この端子ピン
1の全体の構造は従来と同様に角柱状で金属製である。
しかし、本発明では、端子ピン1の対向する辺に該端子
ピン1のコイルボビンへの圧入方向に沿って複数の凹部
5を形成したものである。
【0011】図2は、端子ピン1の面に深さが浅く、幅
が細い凹部5を複数形成したものであり、図3は、深さ
が深く、幅広の凹部5を端子ピン1の面に複数形成した
ものである。図4は組立工程を示す図であり、(c)に
示す回路ブロックAを組み立てるには以下のようにして
行う。すなわち、図4(a)に示すように、固定子を積
層した固定子積層ブロック6を、コイルボビン2,7で
挟む。
【0012】そして、図4(b)に示すように、コイル
ボビン2,7の外周にコイル3を巻線し、チップ部品を
実装してプリント基板8の穴9に端子ピン1を挿入し、
端子ピン1と半田付けして固定する工程である。ここ
で、端子ピン1の工程として、まず、コイルボビン2の
成形後、金型内で端子ピン1をコイルボビン2に仮圧入
し、次に、コイル3の巻線後、端子ピン1を半田付け
し、更に、指定の寸法に端子ピン1を再圧入して、最後
にプリント基板8と端子ピン1を半田で固定する。
【0013】コイルボビン2は熱可塑性樹脂のため半田
工程での熱により溶けてしまい、端子ピン1の圧入がゆ
るみ、かつ従来の端子ピン1の形状では、コイルボビン
2との引っ掛かりもないため、抜け力が弱くなってい
た。本発明では、端子ピン1の辺、或いは面に複数の凹
部5を形成しているため、半田等で熱がコイルボビン2
に加わることにより、熱伝導率の高いコイルボビン2の
樹脂が溶けることを積極的に利用したものである。
【0014】すなわち、半田熱により溶けたコイルボビ
ン2の樹脂が端子ピン1の凹部5に流れ込み、半田熱が
冷えてくると、そのまま樹脂が固まるため、端子ピン1
の保持強度が抜群に向上するものである。また、コイル
3の巻線時には、コイル端末が端子ピン1の凹部5に引
っ掛かり、巻線時のテンション等によりコイル端末がず
れるのを防止できる。従って、後工程の端子ピン1の再
圧入時に、再圧入の分だけ、コイル端末はきっちりたる
みがとれるようになり、断線時の故障を未然に防止でき
るものである。
【0015】本発明の端子ピン1の凹部5は、角部で
も、面部でも同様の効果がある。凹部5の長手方向の配
置としては、より密に多数個設ける方がより効果が大で
あるが、圧入部の1か所、コイル端末の巻線部分の1か
所の最低2か所あれば、効果を発揮するものである。ま
た、図2の場合は、凹部5の深さが浅くても、より密に
することで効果が大となる。
【0016】また、凹部5の断面形状は、図1〜図3に
示すように、三角形状や、コ字型の形状に限定されるも
のではなく、どのような形状でも良い。また、凹部5の
凹加工によって発生する凸部は本効果を減ずるものでは
なく、むしろ端子ピン1の保持強度をアップするもので
ある。
【0017】
【発明の効果】本発明は上述のように、熱可塑性樹脂の
コイルボビンに圧入される端子ピンに、コイルボビンに
巻装されるコイルの端末を半田付けにて巻線するコイル
端子ピンにおいて、上記端子ピンの圧入方向に沿って該
端子ピンの表面に少なくとも2か所以上の凹部を形成し
たものであるから、半田熱によりコイルボビンが溶けて
コイルボビンの樹脂が端子ピンの凹部内に流れ込むこと
で、コイルボビンと端子ピンの保持強度が向上し、ま
た、端子ピンの抜けや断線を防止できる。更に、コイル
端末の端子ピンへの巻線部分のズレが少なくなり、コイ
ル端末のたるみが一定となり、断線を防止することがで
きるという効果を奏するものである。
【0018】また、請求項2では、コイルボビンに仮圧
入した端子ピンにコイルの端末を巻線し、端子ピンを半
田付けした後に、コイルボビンの軟化状態において端子
ピンを指定の寸法に再圧入することで、上記と同様に、
半田熱によりコイルボビンが溶けてコイルボビンの樹脂
が端子ピンの凹部内に流れ込み、そのため、コイルボビ
ンと端子ピンの保持強度が向上し、また、端子ピンの抜
けや断線を防止できる。更に、コイル端末の端子ピンへ
の巻線部分のズレが少なくなり、コイル端末のたるみが
一定となり、断線を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例の端子ピンの平面図で
ある。(b)は同上の端子ピンの側面図である。
【図2】(a)は同上の凹部の他の例を示す端子ピンの
平面図である。(b)は同上の端子ピンの側面図であ
る。
【図3】(a)は同上の凹部の更に他の例を示す端子ピ
ンの平面図である。(b)は同上の端子ピンの側面図で
ある。
【図4】同上の回路ブロックを組み立てる場合の工程を
示す図である。
【図5】従来例の端子ピンの斜視図である。
【図6】従来例の問題を示す場合の説明図である。
【符号の説明】
1 端子ピン 2 コイルボビン 3 コイル 4 コイル端末 5 凹部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】すなわち、半田熱により溶けたコイルボビ
ン2の樹脂が端子ピン1の凹部5に流れ込み、半田熱が
冷えてくると、そのまま樹脂が固まるため、端子ピン1
の保持強度が抜群に向上するものである。また、コイル
3の巻線時には、コイル端末が端子ピン1の凹部5に引
っ掛かり、巻線時のテンション等によりコイル端末がず
れるのを防止できる。従って、後工程の端子ピン1の再
圧入時に、再圧入の分だけ、コイル端末はきっちりたる
みがとれるようになり、断線を未然に防止できるもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河田 順 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 坂田 克己 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 重国 敏機 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂のコイルボビンに圧入され
    る端子ピンに、コイルボビンに巻装されるコイルの端末
    を半田付けにて巻線するコイル端子ピンにおいて、上記
    端子ピンの圧入方向に沿って該端子ピンの表面に少なく
    とも2か所以上の凹部を形成したことを特徴とするコイ
    ル端子ピン。
  2. 【請求項2】 コイルボビンに仮圧入した端子ピンにコ
    イルの端末を巻線し、端子ピンを半田付けした後に、コ
    イルボビンの軟化状態において端子ピンを指定の寸法に
    再圧入したコイル端子ピンの製造方法。
JP25528992A 1992-09-25 1992-09-25 コイル端子ピン及びその製造方法 Pending JPH06112036A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25528992A JPH06112036A (ja) 1992-09-25 1992-09-25 コイル端子ピン及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25528992A JPH06112036A (ja) 1992-09-25 1992-09-25 コイル端子ピン及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06112036A true JPH06112036A (ja) 1994-04-22

Family

ID=17276697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25528992A Pending JPH06112036A (ja) 1992-09-25 1992-09-25 コイル端子ピン及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06112036A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007150708A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Kyocera Corp 撮像モジュールおよび撮像装置
JP2007174358A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Kyocera Corp 撮像モジュールおよび撮像装置
JP2008076628A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Kyocera Corp 撮像モジュールおよび撮像装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007150708A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Kyocera Corp 撮像モジュールおよび撮像装置
JP2007174358A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Kyocera Corp 撮像モジュールおよび撮像装置
JP2008076628A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Kyocera Corp 撮像モジュールおよび撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0693757B1 (en) Inductor and method for producing the same
JP7108826B2 (ja) インダクタ部品およびその製造方法
JP2001178102A (ja) ブラシレスモータ及びその組立方法
JPH06275328A (ja) プリント基板用リード端子とその実装方法
JPH06112036A (ja) コイル端子ピン及びその製造方法
JP4019474B2 (ja) 発光装置の製造方法
JPH09102342A (ja) 面実装型同軸コネクタ及び該面実装型同軸コネクタの製造方法
JP2663228B2 (ja) 表面実装コネクタのリード部整列構造及び整列方法
JP3478889B2 (ja) ヒューズ及びその製造方法
JP3414803B2 (ja) 電動機の製造方法
JPH10223448A (ja) コイル部品とその製造方法
JP2002076528A (ja) プリント配線基板及びプリント配線基板作成方法
JPH04163864A (ja) 混成集積回路のクリップ端子
JP2002118019A (ja) 面実装型巻線部品
JP2018133402A (ja) インダクター部品
JP3008443B2 (ja) プリント基板取付用ピンコネクターの製造方法
JPH07262893A (ja) ケース封入型磁気式近接スイッチ
JP2806279B2 (ja) フレキシブルプリント回路基板の半田付方法
JPH09312449A (ja) 端子付き部品の取付け構造
JP3105214U (ja) 電磁コイル
JPH09214120A (ja) 電子部品の半田付け方法
JP3174310B2 (ja) 信号ラインフィルタの製造方法
JPH0652911A (ja) コネクタ実装構造
JP2004186570A (ja) 電子回路基板
JP2580607B2 (ja) 回路基板及び回路基板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021001