JPH0611109B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH0611109B2
JPH0611109B2 JP61292770A JP29277086A JPH0611109B2 JP H0611109 B2 JPH0611109 B2 JP H0611109B2 JP 61292770 A JP61292770 A JP 61292770A JP 29277086 A JP29277086 A JP 29277086A JP H0611109 B2 JPH0611109 B2 JP H0611109B2
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/003Modifications for increasing the reliability for protection
    • H03K19/00346Modifications for eliminating interference or parasitic voltages or currents
    • H03K19/00361Modifications for eliminating interference or parasitic voltages or currents in field effect transistor circuits
    • HELECTRICITY
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    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/01Modifications for accelerating switching
    • H03K19/017Modifications for accelerating switching in field-effect transistor circuits
    • H03K19/01728Modifications for accelerating switching in field-effect transistor circuits in synchronous circuits, i.e. by using clock signals

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は半導体集積回路に係り、特にMOSトランジス
タ(絶縁ゲート型トランジスタ)を用いてなる出力回路
に関する。
(従来の技術) 従来の半導体集積回路の出力回路は第7図中に示すよう
に構成されている。即ち、チップ内部における高電位側
のVDD1電源ノードと定電位(接地電位)側のVSS1電源
ノードとの間に、PチャネルトランジスタPPとNチャ
ネルトランジスタTNとが直列に接続されてなる最終段
の出力バッファ71が接続され、それぞれのゲート(ノ
ードN1,N2)に相異なる駆動信号が与えられる。Co
utは出力ノードN3(上記トランジスタTP,TNのドレ
イン相互接続点)に接続される出力配線Bと接地端との
間に存在する出力容量、L1は前記VDD1電源ノードと
チップ外部VDD電源との間に存在するインダクタ、L2
は前記VSS1電源ノードとチップ外部のVSS電源との間
に存在するインダクタ、72は入力回路である。また、
73は上記集積回路の出力端子からの出力信号が入力す
る別の半導体装置である。
上記出力回路の動作を第8図を参照して説明する。時刻
T1で最終段の出力バッファ71まで出力データが到達
したとする。まず、出力ノードN1の出力を第8図中に
実線で示すように高論理レベル“1”から低論理レベル
“0”に駆動する場合を説明する。前記Pチャネルトラ
ンジスタTPを時刻T1にオフさせ、時刻T2にNチャ
ネルトランジスタTをオンさせる。これは、前記ノー
ドN1,N2の駆動波形のタイミングを少しずらせるこ
とによって達成できる。もし、上記2つの駆動波形のタ
イミングが合っていると、両トランジスタTP,T
同時にオンしている瞬間が生じ、その際、両トランジス
タTP,TNを通してVDD電源、VSS電源間に多大な貫通
電流が流れてしまい、低消費電力性が失なわれるので好
ましくない。前記ノードN2が“1”になり、Nチャネ
ルトランジスタTNがオンすると、出力ノードN3は
“0”に向って引き落される。そして、出力の電位が
0.8Vになった時刻T3で前記別の半導体装置73に
よって、“0”を出力したと認められる。したがって、
上記集積回路がアクセスされてから上記時刻T3までの
時間が上記集積回路の遅延時間とされる。なお、上述の
0.8Vとは、TTL(Transistor-Transistor-Logi
c)コンパチブルな仕様において、低論理レベル出力と
して集積回路が保証している最大の電圧であり、VOL
称されている。
次に、出力を第8図中に点線で示すように“0”から
“1”に駆動する場合を説明する。時刻T1にNチャネ
ルトランジスタTNをオフさせ、時刻T2にPチャネル
トランジスタTPをオンさせる。この時刻T2から出力
ノードN3は“1”に向って動き始め、出力の電位が
2.2Vになった時刻T3で前記別の半導体装置73に
よって“1”を出力したと認められる。ここで、上記
2.2VとはTTLコンパチブルな仕様において、高論
理レベル出力として集積回路が保証している最低の電圧
であり、VOHと称されている。そして、前記出力の電位
は2.2Vに達したのちも電源電圧VDDに向って上昇す
る。このVDD電圧はTTLコンパチブルな仕様では、通
常、最大5.5Vまで許されている。このようにVDD
圧まで出力を持ち上げる理由は、集積回路のスタンバイ
時、別の半導体装置73の入力部で電源間に貫通電流パ
スが生じないようにするためであり、上記集積回路や別
の半導体装置73を用いたシステムの低消費電力性を達
成することを目的とする。通常、上記出力をVOHからV
DDまで持ち上げる動作には余り高速性は要求されない。
以上の説明から分かるように、出力が“1”から“0”
に変化するときには出力電圧は5.5Vから0.8Vま
での4.7Vの変化を時刻T2からT3までの間に行な
われなければならない。これに対し、出力が“0”から
“1”に変化するときには出力電圧は0Vから2.2V
までの2.2Vだけ時刻T2からT3までの間に変化す
ればよい。従って、“0”出力時の方が“1”出力時よ
りも2倍以上高速に電圧を変化させなければならない。
このためには、出力配線Bに付加されている容量Coutか
ら電荷を高速に放電させる必要がある。即ち、Nチャネ
ルトランジスタTNを介して多大な電流iを流す必要が
ある。この場合、時刻T2以前には出力配線BおよびV
SS電源線の電流は零であるので、上記放電電流iの時間
変化率di/dtも当然大きい。
ところで、このようにdi/dtが大きいと次に述べるよう
な問題が起こる。通常,第9図に示すように集積回路チ
ップ91がパッケージ92により封止されて集積回路デ
バイス90となり、このデバイス90がシステム製品の
回路ボード93上に実装されて使用される。この回路ボ
ード93のVDD電源線やVSS電源線とチップ内部のVDD
電源線やVSS電源線との間にはデバイス90のリードピ
ン94やボンディングワイヤ95が存在しており、これ
らには10nH程度のインダクタL1,L2が存在してい
る。したがって、前記di/dtが大きいと、上記インダク
タL2の両端にL2’・di/dt(L2’はインダクタL
2のインダクタンス)という電圧が現われ、チップ内部
のVSS1電位が接地電位より浮く、つまり電源線雑音が
発生することが知られている。一方、上記集積回路の入
力回路72は、入力電圧VINがたとえば2.5Vのとき
には集積回路がTTLコンパチブルな仕様であるために
は“1”と感知しなくてはならない。しかし、前述した
ようにチップ内部のVSS1電位が2V浮くと、ViN−V
SS1=0.3Vが入力回路72で感知する電圧となり、
これを“0”と感知してしまうので誤動作が生じ、集積
回路動作の信頼性が低下する。
上記したような問題が生じる原因は、di/dtが大きい、
換言すれば高速に出力配線Bの電位を変化させたからで
あり、もし、この変化をゆっくり行なわせるようにすれ
ば当然に集積回路の動作遅延が増加することになり、高
速性が失なわれることになる。
特に、データ出力が複数本ある集積回路(たとえば語単
位でのリード/ライトを行なうメモリ集積回路)では、
データ出力が1本の場合に比べて、第10図に示すよう
に複数個の出力回路71〜71nに各対応する出力配
線B1〜Bnそれぞれの出力容量Coutの放電電流i’がV
SS電源側に存在するインダクタL3に共通に流れるの
で、チップ内部のVSS2電位により大きな雑音信号が発
生し、前記したような問題は更に深刻になる。
以上説明したように、従来の集積回路の出力回路では、
高速動作、電源電位の低雑音性、集積回路動作の信頼性
を同時に達成することは困難であった。この問題を解決
するために、集積回路がアクセスされてから出力を出す
までの間に、出力電圧を1Vや1.5V程度にプリチャ
ージして出力電圧の変化幅を小さくすることが考えられ
るが、このようにすると、アクセスされると直ぐに出力
電圧の論理レベルが変化してしまうので、出力ホールド
時間toHが極めて短かくなり、ユーザは出力を素早く読
み取る必要が生じるので使い勝手が悪くなってしまう。
また、出力電圧を“0”から“1”に変化させるとき
に、出力電圧をVDD電圧まで持ち上げずに前記VOHより
少し上で止めておいて出力電圧の変化幅を小さくする対
策も考えられるが、出力配線Bが別の回路とも共用され
ている場合に、それによって出力配線BをVDD電位まで
持ち上げてしまうことがあると、上記対策による効果が
得られない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記したように高速性、低雑音性、高信頼性
を同時に達成することが困難であるという問題点を解決
すべくなされたもので、出力ホールド時間の減少による
使い勝手の悪化をまねくことなく、高速性、電源電位の
低雑音性,集積回路動作の高信頼性を合わせ持つ半導体
集積回路を提供することを目的とする。
〔発明の達成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明の半導体集積回路は、VDD1電動ノードとVSS1
動ノードの間に接続されるデータ出力バッファ回路と、
上記データ出力バッファ回路の出力ノードと上記VSS1
電源ノードとの間に接続され、上記データ出力バッファ
回路の出力ノードの電位を高論理出力として保証してい
る電位VOH以下とならない所定の電位まで引き下げ得る
電圧引き下げ回路とを備えている。そして、半導体集積
回路がアクセスされたときに上記データ出力バッファ回
路の出力ノードの電位が上記VDD1電源ノードの電位で
ある場合には、上記電圧引き下げ回路は、所定の駆動信
号の入力に基づいて、上記アクセスされてから上記デー
タ出力バッファ回路がデータを出力するまでの間に、上
記データ出力バッファ回路の出力ノードの電位を上記所
定の電位まで引き下げる。
(作用) このように出力配線を設定電圧に引き下げておくことに
より、データ出力の“1”から“0”への変化に際して
高速出力性を失なうことなく出力容量の放電電流の時間
変化を小さくすることが可能になり、チップ内部のVSS
電源電圧の変動(雑音)が小さく、入力回路等の誤動作
が生じなくなり、回路動作の信頼性が高くなる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳細に説明す
る。第1図はTTLコンパチブル仕様の半導体集積回路
の一部、およびこの集積回路の出力信号が入力する別の
半導体装置10を示している。上記集積回路において、1
1は出力回路、12は入力回路、L1はVDD電源とチッ
プ内部のVDD1電源ノードとの間に存在するインダク
タ、L2はVSS電源とチップ内部のVSS1電源ノードと
の間に存在するインダクタである。上記出力回路11に
おいては、VDD1電源ノードとVSS1電源ノードとの間に
PチャネルトランジスタTとNチャネルトランジスタ
Nとが直列に接続されてなる最終段のデータ出力バッ
ファ13が接続され、それぞれのゲート(ノードN1,
N2)に相異なる駆動信号が与えられるようになってい
る。また、上記出力バッファ13の出力ノード(前記両
トランジスタT,TNのドレイン相互接続点)N3と
SS1電源ノードとの間に電圧引き下げ回路14が接続
され、上記出力ノードN3に接続されている出力配線B
には出力容量Coutが存在する。上記電圧引き下げ回路1
4は、たとえばNチャネルトランジスタのゲート(ノー
ドN4)に後述するタイミングでスイッチ駆動信号が与
えられるスイッチ用トランジスタTと、それぞれドレ
イン・ゲート相互が接続された複数個(本例では3個)
のNチャネルトランジスタTN1,TN2,TN3が直列に接
続されてなる定電圧回路15とが直列に接続されてい
る。
次に、上記集積回路における動作を第2図を参照して説
明する。
時刻T11でチップイネーブル信号CEがアクティブ
(低レベル)になり、集積回路がアクセスされたとす
る。まず、出力ノードN3の出力を第2図中に実線で示
すように“1”から“0”に駆動する場合を説明する。
時刻T12からT13の間、ノードN4にパルス状のス
イッチ駆動信号が加わり、NチャネルトランジスタTS
がオンする。低電圧回路15の3個のNチャネルトラン
ジスタTN1,TN2,TN3はダイオード接続になっている
ので、それぞれの閾値電圧の3倍より少し高い電圧(た
とえば2.5V)が定電圧出力として現われる。する
と、出力ノードN3の電圧は上記2.5Vまで徐々に下
がってくる。出力が2.5VになってもVOH電位よりは
高いので別の半導体装置10は“1”として感知する。
従って、このときは出力が変化したことにはならないの
で出力ボールド時間は悪化しない。そして、実際のデー
タを出力し如める時刻T14のときには、出力電圧はす
でに2.5Vになっているので、ここからVOL=0.8
Vに向って1.7V変化させるだけで、別の半導体装置
10は“0”データが出力されたものとして感知する。従
って、従来例に比べて1/3程度の速度でゆっくりと出
力電圧を低下させても出力遅延は変わらない。そのと
き、VSS1電源線のインダクタL2によって生じるチッ
プ内部のVSS1電源ノードの0Vからの浮き、即ち電源
線の雑音発生は0.7V程度で済む。この場合、入力回
路12の入力電圧Vinが2.5Vであれば、入力回路1
2のMOSトラジスタが感じる電圧は2.5V−0.7
V=1.8Vであり、これなら十分に“1”として感知
するので、誤動作の心配はない。
なお、上記動作のとき、電圧引き下げ回路14がオン状
態の間、出力バッファ13のPチャネルトランジスタT
をオフさせておくことによって、電源間の貫通電流パ
スが生じないで低消費電力化が可能になるので、本例で
は時刻T11から時刻T12までノードN1の電位を一
度“1”レベルにしている。
一方、出力を“0”から“1”に駆動する場合には、第
2図中に点線で示すように出力電位は実際のデータを出
力し始める時刻T14までは0Vのままであり、出力ホ
ールド時間は悪化しない。そして、上記時刻T14から
出力電位をVOH=2.2Vに向って変化させれば、別の
半導体装置10は“1”データが出力されたものとして感
知する。
上述したように本実施例の集積回路によれば、アクセス
されてからデータを出力するまでの間に、もし出力配線
Bの電位がVOH以上であれば、この電位をVDDより小さ
く、かつVOH以上の電位に引き下げるようにしている。
したがって、高速出力が可能であるにも拘らず、出力時
に電源線に発生する雑音が極めて小さく、その雑音に起
因する集積回路の誤動作を防止することができる。そし
て、集積回路がアクセスされたとき、直ぐには論理出力
は変化せず、従前のデータが残っているので、出力ホー
ルド時間が短かくなるという問題はなく、コーザの使い
勝手が損なわれることはない。
次に、上記実施例におけるスイッチ駆動信号の発生回路
の一例として、チップイネーブル信号によってアクセス
され、出力イネーブル信号OEを使用する、たとえばメ
モリ集積回路に設けられるものを例にとって第3図を参
照して説明する。なお、もしアドレス信号や出力イネー
ブル信号OEを使用しないような集積回路の場合には、
これらの信号が“1”レベルに固定されていればよい。
第3図において、30はアドレス変化検知回路であり、
アドレス信号が変化したときを検知して正のパルスを発
生するものであり、この検知出力は第1のアンドゲート
31の一方の入力となる。CE信号は、直接に第2のア
ンドゲート32の一方の入力となると共に、三段のイン
バータ33,34,35を経て遅延,反転されたのち上
記第2のアンドゲート32の他方の入力となり、この第
2のアンドゲート32の出力は前記第1のアンドゲート
31の他方の入力となる。この第1のアンドゲート31
の出力およびOE信号は第3のアンドゲート36の入力
となり、前記CE信号および集積回路内部のデータ信号
Doutは第1のオアゲート37の入力となり、この第1の
オアゲート37の出力および前記第3のアンドゲート3
6の出力は第2のオアゲート38の入力となり、この第
2のオアゲート38の出力は前記Pチャネルトランジス
タTPのゲート(ノードN1)に与えられる。また、前
記第3のアンドゲート36の出力は、タイミング調整回
路39により適切なタイミングに調整されて前記電圧引
き下げ回路14のノードN4にスイッチ駆動信号として
与えられる。
第4図は本発明の他の実施例に係る出力回路40を示し
ており、最終段出力バッファのプルアップ側トランジス
タとしては、大きな駆動力を有するNチャネルトランジ
スタTN4(ゲートがノードN41に接続されるている)
と駆動能力の小さいPチャネルトランジスタTP1とが
並列接続されてなり、プルダウン側トランジスタとして
は、駆動能力の大きいNチャネルトランジスタTN5(ゲ
ートがノードN42に接続されている)が用いられてお
り、出力ノードN3に接続される電圧引き下げ回路41
は、Nチャネルトランジスタからなるスイッチ用トラン
ジスタTと定電圧発生用の直列接続された4個のダイ
オードD1〜D4とからなり、前記Nチャネルトラジス
タTN4のゲートとPチャネルトランジスタTP1のゲー
トとの間にインバータ42が挿入されている。
上記第4図の出力回路において、出力が“1”から
“0”に変化するときの動作および“0”から“1”に
変化するときの動作を第5図中に実線および点線で示し
ている。この回路においては、出力を“1”から“0”
に変化させる場合にアクセスされてからデータが出力す
るまでの間(時刻T11から時刻T14まで)“1”レ
ベルになるパルス信号をノードN41に与えている。し
たがって、このパルス信号期間には、Nチャネルトラン
ジスタTN4およびPチャネルトランジスタPP1をオンさ
せるが、NチャネルトランジスタTN4は出力電位をVDD
−Vth’=3.5V程度までしか上げない。ここで、V
th’は上記NチャネルトランジスタTN4の基板バイアス
効果を受けた閾値電圧である。従って、上記Nチャネル
トランジスタTN4と電圧引き下げ回路41のスイッチ用
トランジスタTとが同時にオンしていても電源間の貫
通電流は殆んど生じないので、上記スイッチ用トランジ
スタTSをオンさせたときにプルアップ用の前記Nチャ
ネルトランジスタTN4を必らずしもオフさせなくてもよ
くなり、プルアップ用トラジスタのゲート電位制御のタ
イミング設計が多少は楽になる。なお、プルアップ用の
PチャネルトランジスタTP1は出力を前記3.5Vから
DD電位に持ち上げる作用を有し、これによってスタン
バイ時に別の半導体装置(第1図10)の入力回路で電源
間に貫通電流パスが生じることを防いでいる。
第6図は、さらに他の実施例に係る出力回路を示してお
り、最終段出力バッファ61がNMOS構成であり、そ
の出力ノードN3に電圧引き下げ回路62が接続され、
チップ内部のVDD1電源ノードと上記出力ノードN3と
の間にゲートがチップ内部のVSS1電源ノードに接続さ
れた通常オン型のPチャネルトランジスタTP2が接続
されている。上記最終段出力バッファ61は、プルアッ
プ用のNチャネルトランジスタTPのソースとVSS1電源
ノードとの間にプルダウン用のNチャネルトランジスタ
Nとが接続されており、上記プルアップ用トランジス
タTのドレインとVDD1電源ノードとの間にパッド6
3から所定の基準電圧Vrefがゲートに与えられるNチ
ャネルトランジスタTN6が挿入されている。
また、前記電圧引き下げ回路62においては、前記出力
ノードN3とVSS1電源ノードとの間にNチャネルトラ
ンジスタからなるトランジスタからなるスイッチ用トラ
ンジスタTSとPチャネルトランジスタTP3とが直列に
接続されている。そして、VDD1電源ノードとVSS1電源
ノードとの間に、ゲートに前記基準電圧Vrefが与えら
れるNチャネルトランジスタTN7とゲート・ドレイン相
互が接続されたPチャネルトランジスタTP4とゲートが
DD1電源ノードに接続されたNチャネルトランジスタ
N3とが直列に接続されており、このNチャネルトラン
ジスタTN3のドレインが前記PチャネルトランジスタT
P3のゲートに接続されている。なお、64は出力パッ
ド、Doutはデータ出力、N1,N2,N4は第1図と同
様のノードである。
次に、上記出力回路の動作を説明する。電圧引き下げ回
路62において、NチャネルトランジスタTN7のオン抵
抗をNチャネルトランジスタTN3のオン抵抗よりも格段
に小さく設定しておけば、上記トランジスタTN7のソー
ス(ノードN61)の電圧はVref−VTN(VTNはNチ
ャネルトランジスタの閾値)に設定される。Pチャネル
トランジスタTN4のオン抵抗もNチャネルトランジスタ
N3のオン抵抗よりも格段に小さく設定しておけば、上
記トランジスタTP4のドレイン(ノードN62)の電圧
はVref−VTP(VTPはPチャネルトランジスタの閾
値)に設定される。この電圧がゲートに与えられるPチ
ャネルトランジスタTP3は、そのソース(ノードN6
3)の電位がVref−VTNよりも高い場合にはオン状態
になるので、出力を“1”から“0”に変化させるとき
にスイッチ用トランジスタTSがスイッチ駆動されてオ
ン状態になると、そのソース(ノードN63)の電圧が
ref−VTNに低下するまでの間は前記Pチャネルトラ
ンジスタTP3がオンになって電流が流れる。そして、上
記ノードN63の電圧がVref−VTNよりも低くなる
と、上記PチャネルトランジスタTP3がオフになり、ノ
ードN63の電圧は変化しない。従って、基準電圧V
refの設定により、データ“0”の出力に先んじて出力
電圧をVDD電圧から低下させようとするVOH以上の所定
値に設定することができる。また、出力バッファ61に
NチャネルトランジスタTN6が挿入されているので、出
力電圧の高論理レベルを前記電圧引き下げ回路62によ
る設定電圧と同一にすることができ、出力バッファ61
から電圧引き下げ回路62を通して流れる貫通電流が生
じないようにすることができる。また、出力バッファ6
1が長時間駆動されない場合には、出力配線BをMOS
レベルに設定することによって、別の半導体装置(第1
図10)に貫通電流が生じないようにし、消費電流を低下
させることが望ましい。このために、通常オン型のPチ
ャンネルトランジスタTP2を設けている。
〔発明の効果〕
上述したように本発明の半導体集積回路によれば、高速
出力性、出力時における電源電圧の低雑音性、回路動作
の高信頼性を有し、出力ホールド時間の減少、使い勝手
の悪化をきたすこともない。
したがって、高速アクセスを必要とする半導体メモリ
や、多数の出力ピンを有する論理型集積回路などに対す
る本発明の適用は極めて効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る半導体集積回路の一部
および別の半導体装置との接続状態を示す回路図、第2
図は第1図の集積回路における出力動作を示すタイミン
グ波形図、第3図は第1図中のスイッチ駆動信号を発生
する回路の一具体例を示す論理回路図、第4図は第1図
中の出力バッファおよび電圧引き下げ回路の他の実施例
を示す回路図、第5図は第4図の回路の動作を示すタイ
ミング波形図、第6図はさらに他の実施例に係る出力バ
ッファおよび電圧引き下げ回路を示す回路図、第7図は
従来の集積回路の一部および別の半導体装置との接続状
態を示す回路図、第8図は第7図の集積回路における出
力動作を示すタイミング波形図、第9図は集積回路デバ
イスの回路ボードへの実装状態を簡略的に示す一部透視
斜視図、第10図は多数の出力バッファを有する集積回
路の一部を示す回路図である。 13,61……データ出力バッファ、15,41,62
……電圧引き下げ回路、B……出力配線、TP……Pチ
ャネルトランジスタ(プルアップ側)、TN……Nチャ
ネルトランジスタ(プルダウン側)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】VDD1電源ノードとVSS1電源ノードの間に
    接続されるデータ出力バッファ回路と、 上記データ出力バッファ回路の出力ノードの電位を、上
    記VDD1電源ノードの電位未満、高論理出力として保証
    される電位VOHを越える所定の電位に設定し得る定電圧
    回路と、 上記データ出力バッファ回路の出力ノードと上記定電圧
    回路の間に接続されるスイッチ素子と、 半導体集積回路がアクセスされたとき、上記データ出力
    バッファ回路の出力ノードの電位が上記VDD1電源ノー
    ドの電位である場合には、上記アクセスされてから実際
    に上記データ出力バッファ回路がデータを出力するまで
    の間に、上記スイッチ素子をオン状態に制御して、予め
    上記データ出力バッファ回路の出力ノードの電位を、上
    記VDD1電源ノードの電位から上記所定の電位まで引き
    下げる手段と を具備することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】上記データ出力バッファ回路は、各ゲート
    にそれぞれ異なる駆動信号が与えられるプルアップ側M
    OSトランジスタとプルダウン側MOSトランジスタと
    から構成され、上記手段により上記データ出力バッファ
    回路の出力ノードの電位を引き下げるとき、上記プルア
    ップ側MOSトランジスタはオフ状態に制御されること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の半導体集積
    回路。
  3. 【請求項3】上記スイッチ素子は、ゲートに駆動信号が
    入力されるMOSトランジスタであり、上記定電圧回路
    は、ゲートとドレインが相互に接続される複数個のMO
    Sトランジスタが直列に接続されたものであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の半導体集積回
    路。
  4. 【請求項4】上記データ出力バッファ回路、上記定電回
    路及び上記スイッチ素子からなる出力回路が複数個形成
    されてなる特許請求の範囲第1項に記載の半導体集積回
    路。
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