JPH0611100Y2 - 吸水性シート - Google Patents

吸水性シート

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JPH0611100Y2
JPH0611100Y2 JP1987141000U JP14100087U JPH0611100Y2 JP H0611100 Y2 JPH0611100 Y2 JP H0611100Y2 JP 1987141000 U JP1987141000 U JP 1987141000U JP 14100087 U JP14100087 U JP 14100087U JP H0611100 Y2 JPH0611100 Y2 JP H0611100Y2
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JP
Japan
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sheet
thermoplastic
space portion
water
thermoplastic foam
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JP1987141000U
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JPS6448139U (ja
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勝 村岡
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Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Kasei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、吸水性を必要とする分野において使用される
吸水シートに関し、例えば、おむつカバー、生理用品或
いは生鮮食品の鮮度保持シート等に関する。
(従来の技術及び解決すべき問題点) 従来より吸水性を必要とする分野では種々の吸水シート
が使用されて来たが、未だ、何れも満足すべきものでは
ない。例えば、生理用品では従来からパルプを使用して
いるが、生理用水を吸水した時に全体に吸収して板状に
固まって、クッション性を失い直接肌に触れる部分に用
水が接して肌アレを起こす等の欠点があった。他方、生
鮮食品の鮮度を保持して貯蔵及び輸送する為にも吸水性
シートが使用されていることは良く知られているところ
である。しかし、青果類の鮮度保持は青果類から発生す
るエチレンガス等による過熱、呼吸作用により発生する
水蒸気をいかに制御するかにあると云われている。従
来、鮮度保持シートとしては一般に紙又は不織布の間に
ガス吸収剤や水分吸収剤を介在させ接着剤等のバインダ
ーにより一体化したものが使用されている。しかしなが
ら、これらの紙又は不織布は厚みが薄いために全体とし
ての強度が弱く緩衝性に乏しいために内容物が傷つきや
すく、鮮度が低下するという欠点があった。最近、熱可
塑性シート状発泡体と熱可塑性シート状不織布との間に
有機短繊維と粉粒状のガス吸収剤と高吸収性高分子材料
との混合物を挟着し、熱押圧して一体化した鮮度保持材
があるが(例えば実開昭60-62470号参照)、ガス吸収剤
と高吸収性高分子材料との混合物がシート間に挟着され
ているために吸水性の点で充分とは言えない。
(解決すべき手段) 本考案者は上述の欠点を改良し、更に緩衝性を有する吸
水性材料について種々検討した結果、積層体において、
中間層に空間部分を設けた熱可塑性発泡シート載置し、
該空間部分に吸水性高分子混合物を存在させることによ
り本考案を完成するに至ったもので本考案はクッション
性を有する吸水性シートを提供するにある。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本考案は少なくとも一層は空間部分を有する
熱可塑性発泡シートである熱可塑性シート状不織布より
なる積層体であって、該熱可塑性発泡シートの空間部分
に高吸収性高分子材料と必要に応じて有機短繊維及び鮮
度保持剤を混合した混合物を存在させたことからなる吸
水性シートである。
すなわち、本願考案においては熱可塑性発泡シートの空
間部分に高吸水性高分子材料を存在させたことにより、
該高吸水性高分子材料は自由に水分を吸収して体積膨張
を行うことができるので、その吸収量は飛躍的に増大す
ることができる。
本考案における熱可塑性シート状不織布よりなる積層体
とは空間部分を有する熱可塑性発泡シートと熱可塑性シ
ート状不織布よりなる積層体はもとより空間部分を有す
る熱可塑性発泡シートを中間層とした熱可塑性シート状
不織布同志からなる積層体及び空間部分を有する熱可塑
性発泡シートを中間層とした熱可塑性シート状不織布と
独立気泡を有する熱可塑性発泡シートとからなる積層体
等を言うであって、要は熱可塑性発泡シートに設けた空
間部分に高吸水性高分子材料を保持出来るように積層さ
れていれば良い。
しかして、本考案の積層体の二、三を図面について説明
すると、第1図は空間部分2を有する熱可塑性発泡シー
ト1と熱可塑性シート状不織布4よりなる積層体であ
り、第2図は空間部分2を有する熱可塑性発泡シート1
を中間層としその両側に熱可塑性シート状不織布4,4′
を積層したものである。第3図は空間部分2を有する熱
可塑性発泡シート1を中間層としその一方に熱可塑性シ
ート状不織布4を他方に独立気泡を有する熱可塑性発泡
シート5を積層したもので、それぞれの空間部分には高
吸収性高分子材料3を存在させるのである。
本考案において使用する空間部を有する熱可塑性発泡シ
ートとはポリオレフィン、ポリスチン或はウレタン系樹
脂等からなる発泡倍率5〜40倍であり、厚みが1〜10mm
程度の軟質発泡体にシート製造時に或はシート製造後別
の工程で機械的に透孔を穿設したり、或いはその表面に
凹部を設けて空間部を形成するのであって、その大きさ
は約2mm〜15mm程度である。そして、熱可塑性シート状
不織布はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル
等の繊維からなる不織布であり、独立気泡を有する熱可
塑性発泡シートとは発泡ポリエチレン、ポリオレフィ
ン、ポリ塩化ビニル等の軟質発泡シート等である。
本考案で使用する高吸収性高分子材料としては架橋ポリ
アクリル酸金属塩、アクリル酸塩グラフト澱粉、ビニル
アルコール−アクリル酸塩ブロックコポリマー等であ
る。また、有機短繊維とはパルプ等のセルロース繊維、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の合成
繊維が使用されその長さは10mm以下のものが好ましい。
鮮度保持剤とはガス吸着剤及び遠赤外線放射物であり、
ガス吸着剤としてはゼオライト、活性アルミナ、活性
炭、ハロゲン化活性炭、クリストバライト、麦飯活成石
等が使用され、遠赤外線放射物としてはジルコン、コ−
ディエライト、スフェン、β−スポデュ−メン等の岩石
が好ましい。
本考案の吸水性シートの製造方法としては空間部を有す
る熱可塑性発泡シートと不織布又は独立気泡を有する発
泡シートとを加熱プレス圧や加熱真空圧等の熱押圧手段
によって一体とするもので加熱温度としては発泡体や不
織布或は介在させる有機短繊維が溶融しない温度であれ
ばよく、発泡体と不織布とが同一の材料であれば融着が
強固で好ましい。
(効果) 以上述べたように、本考案に係る吸水性シートは少なく
とも一層に空間部を有する熱可塑性発泡体を使用するこ
とにより生理用品にあってはクッション性が増し、従来
のようにクッション性を増すためにパルプ量を増やす必
要がないために商品がコンパクトになり、更に空間部に
高吸水性高分子材料等の混合物を存在させるので、良好
な透水性を有するために肌あれがしなくなり、又、鮮度
保持を重視したシートにあっては従来のものよりクッシ
ョン性が良好であるので輸送中における傷、振動による
青果物の品質劣化を低減でき、更に有孔であるため青果
類から発生するエチレンガスや呼吸作用に発生する水蒸
気の吸収がしやすくなるので鮮度保持が極めてすぐれて
いる等の効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第3図は本考案に係る吸水性シートの断面
図である。 1…空間部を有する熱可塑性発泡シート 2…空間部分 3…高吸収性高分子材料等よりなる混合物 4,4′…熱可塑性シート状不織布 5…独立気泡を有する熱可塑性発泡シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 3/24 Z 7016−4F 5/18 101 B65D 65/40 A 9028−3E

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一層は空間部分を有する熱可塑
    性発泡シートである熱可塑性シート状不織布よりなる積
    層体であって、該熱可塑性発泡シートの空間部分に高吸
    収性高分子材料と必要に応じて有機短繊維と鮮度保持剤
    を混合した混合物を存在させたことからなる吸水性シー
  2. 【請求項2】積層体が空間部分を有する熱可塑性発泡シ
    ートと熱可塑性シート状不織布とからなる実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の吸水性シート
  3. 【請求項3】積層体が空間部分を有する熱可塑性発泡シ
    ートを中間層とした熱可塑性シート状不織布同志からな
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の吸水性シート
  4. 【請求項4】積層体が空間部分を有する熱可塑性発泡シ
    ートを中間層とした熱可塑性シート状不織布と独立気泡
    を有すると熱可塑性発泡シートとからなる実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の吸水性シート
JP1987141000U 1987-09-17 1987-09-17 吸水性シート Expired - Lifetime JPH0611100Y2 (ja)

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JPS6448139U JPS6448139U (ja) 1989-03-24
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