JP2016030246A - 吸液体 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸液性及び保液性が良好であって、表面の強度があり、かつかつ車載用水冷式電池の吸液体として使用された際に異音を生じ難く、自動車部材に求められる吸音性や断熱性が良好な吸液体の提供を目的とする。【解決手段】水冷式電池61が載置される車両の電池載置部71と水冷式電池61との間に配置される吸液体10であり、液体の含浸性を有するウレタンフォーム又はメラミンフォームからなる発泡体21と、前記発泡体21の両面に接着された繊維体31、41との三層構造からなり、車両の電池載置部側の面を、車両の電池載置部71の凹凸部分が嵌まる凹凸形状に賦形した。【選択図】図2

Description

本発明は、吸液体に関し、特には車載用水冷式電池から冷却液が漏れた際にその冷却液を吸収するために好適な吸液体に関する。
リチウムイオン電池等の二次電池の超高密度化に伴って、特に自動車用途においては、電池に対する冷却性を高めるため、これまでの空冷式よりも冷却効率の高い水冷式に転換することが行われつつある。
車載用電池を水冷式にすると、衝突事故などが起きた際に冷却液が漏れた場合、その漏れた冷却液によって新たな車両故障を引き起こす虞がある。そのため、漏れた冷却液を吸収するため、一般的な用途に用いられている吸水体を用いることを試みた。
しかし、従来の吸水体は、単なる発泡体からなるものであり、車載用水冷式電池に使用されることを考慮したものではないため、保液性が良好で無かったり、振動等によって水冷式電池や車体の水冷式電池載置部などと擦れあって、吸水体の表面が傷付いたり異音を生じたりする問題がある。さらに、自動車用途に求められる吸音性や断熱性についても、従来の吸水体は考慮されていなかった。
特開平10−14013号公報 特開2013−89341号公報
本発明は前記の点に鑑みなされたものであって、吸液性及び保液性が良好であって、かつ表面の強度があり、車載用水冷式電池の吸液体として使用された際に異音を生じ難く、自動車部材に求められる吸音性や断熱性が良好な吸液体の提供を目的とする。
請求項1の発明は、液体の含浸性を有する発泡体の両面に繊維体が接着された吸液体に係る。
請求項2の発明は、請求項1において、前記発泡体がウレタンフォームからなることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1において、前記発泡体がメラミンフォームからなることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3の何れか一項において、前記発泡体の片面に接着された繊維体が親水性を有することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から4の何れか一項において、前記吸液体は、水冷式電池が載置される車両の電池載置部と前記水冷式電池との間に配置されることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5において、前記吸液体における前記車両の電池載置部側の面は、前記車両の電池載置部の凹凸部分が嵌まる凹凸形状に賦形されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、液体の含浸性を有する発泡体とその両面の繊維体とによって、吸液体は吸液性及び保液性(含浸した液体の保持性)が良好となり、かつ発泡体が繊維体で保護されるために表面の強度が向上する。さらに、請求項1の発明の吸液体は、車載用水冷式電池の吸液体として使用された際に、擦られても発泡体と繊維体によって異音を生じ難く、かつ、自動車部材に求められる吸音性や断熱性が良好である。
請求項2の発明によれば、発泡体がウレタンフォームからなるため、吸液体の耐久性が高く、かつ安価なものにできる。
請求項3の発明によれば、発泡体がメラミンフォームからなるため、吸液体の吸液性が高くなり、しかもメラミンフォームの両面が繊維体で保護されるため、吸液体表面の強度が高くなる。
請求項4の発明によれば、発泡体の片面に接着された繊維体が親水性を有することにより、吸液体の吸液性が高くなる。
請求項5の発明によれば、前記吸液体は、水冷式電池が載置される車両の電池載置部と前記水冷式電池との間に配置されることにより、水冷式電池の冷却装置から漏れる冷却液を吸液して保液し、かつ水冷式電池や車両の電池載置部と擦られても異音の発生を防ぎ、吸音性や断熱性を発揮することができる。
請求項6の発明によれば、吸液体における車両の電池載置部側の面は、車両の電池載置部の凹凸部分が嵌まる凹凸形状に賦形されているため、吸液体が車両の電池載置部の凹部にも入り込んで充分な体積を有することになり、吸液体による吸液量及び保液量を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る吸液体の一部を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る吸液体の使用状態の例を示す断面図である。 本発明の吸液体の製造時の例を示す断面図である
図1に示す本発明の一実施形態に係る吸液体10は、水冷式電池が載置される車両の電池載置部と前記水冷式電池との間に配置されるものであり、発泡体21と、前記発泡体21の両面に接着された繊維体31、41とからなる。前記吸液体10は、図示の例では板状からなり、車両の電池載置部側の面(下面)11は、車両の電池載置部の凹凸形状部分が嵌まる凹凸形状13に賦形され、他面(上面)12が平面になっている。符号14は凹部、15は凸部である。なお、前記凹部14においても前記発泡体21は厚みが残されている。
前記発泡体21は、液体の含浸性を有するものであり、ウレタンフォーム、メラミンフォームが好ましい。ウレタンフォームとしては、軟質または半硬質が好ましく、密度(JIS K 7222)10〜60kg/m、硬さ(JIS K 6400−2、25%ILD)により測定した硬さが50〜150Nが好ましい。一方、メラミンフォームとしては、JIS K 7222により測定した密度が5.0〜30kg/mが好ましい。前記発泡体21の厚みは、限定されないが、通常5〜20mm程度が好ましい。
前記繊維体31、41は、前記発泡体21の表面を保護すると共に保液性を高めるものである。前記繊維体31、41としては、限定されず、繊維系の不織布、織物等を挙げることができる。特に繊維系の不織布が好適である。不織布としては、ニードルパンチ法、スパンポンド法、サーマルボンド法など、何れの方法により形成されたものでもよい。不織布の目付量は、前記発泡体21の保護及び保液性向上のために30g/m〜150g/mがより好ましい。なお、下記の熱硬化性接着剤をあらかじめ含浸させた不織布等を用いてもよい。
また、前記発泡体21の少なくとも片面の繊維体41を、親水性を有するものとして、該親水性を有する繊維体41を水冷式電池側となる上面部とするのが好適である。上面部の繊維体41を、親水性を有するものとすることで、水冷式電池から冷却液が漏れた場合などに、冷却液の吸液性がより良好なものとなる。親水性を有する繊維体としては、不織布に親水化剤を含浸させて後処理したものや、熱可塑性繊維に親水化剤を添加、混練りしたものなどを挙げることができる。熱可塑性繊維に添加する親水化剤としては、特に限定されず、従来公知の界面活性剤等の親水化剤を挙げることができる。
一方、水冷式電池とは反対側となる下面部の繊維体31は、撥水性を有する繊維体とすることもできる。下面部の繊維体31を、撥水性を有するものとすることで、水冷式電池から冷却液が漏れて前記発泡体21に保持された場合などに、冷却液を下面部の繊維体31から外部へ漏れにくくすることができる。撥水性の繊維体としては、不織布に撥水剤を含浸させて後処理したものや、熱可塑性繊維に撥水剤を添加、混練りしたものなどを挙げることができる。撥水剤としては、特に限定されず、フッ素系化合物、ポリオレフィン系化合物、シリコーン化合物等を挙げることができる。
前記発泡体21と前記繊維体31、41を接着する接着剤は、これらを接着可能であればよく、熱硬化性接着剤やホットメルト接着剤のような加熱により接着力を呈するものでもよいが、より好ましくは熱硬化性接着剤が好ましい。熱硬化性接着剤としては、加熱することで樹脂中の硬化剤が活性化し、硬化する例えば、メラミン、フェノール、エポキシ、レゾルシノール系樹脂、等を挙げることができるが、特に熱硬化性接着剤は、前記吸液体10を熱プレスで製造する場合に、熱プレス時に賦形と同時に前記発泡体21と前記繊維体31、41の接着を行うことができるため、作業性がよい。熱硬化性接着剤としては、1価および多価フェノールからなる熱硬化性タイプのレゾルシノール系樹脂(DFK樹脂)、等を挙げることができる。なお、このレゾルシノール系樹脂(DFK樹脂)には、樹脂の一部に疎水基又は親水基を導入することにより、撥水性のものや親水性のものがあり、不織布と発泡体とを接着するとともにそれぞれ撥水性や親水性を付与することができる。
また、ホットメルト接着剤としては、融点が90〜130℃程度である熱可塑性樹脂からなり、シート状、より好ましくは不織布状(繊維状)が好ましい。このホットメルトシートに用いられる熱可塑性樹脂は、ポリアミド、ポリエステルなどが好ましい。不織布状のホットメルト(シート)は、熱可塑性樹脂を溶融してノズルから吐出して糸状となし、糸状が融着してシート状になっているものであり、吸液体の吸液速度や吸液性の観点から好ましい。
図2に前記吸液体10を車載用水冷式電池61の液漏れ用に使用する例を示す。前記車載用水冷式電池61は、リチウムイオン電池63と水冷装置65とからなる。水冷装置65は循環する冷却水によってリチウムイオン電池63を冷却するように構成され、車両の電池載置部71に前記吸液体10を介して載置される。
前記車両の電池載置部71は、上面が補強用に凹凸形状73となっている。前記吸液体10は、前記凹凸形状13を下向きにし、前記凹凸形状13が前記電池載置部71の凹凸形状73に嵌まるように配置される。前記吸液体10は、前記車載用水冷式電池61の底面より大きい寸法とされ、前記車載用水冷式電池61の底面の外方へはみ出した部分15は、上方へ折り曲げられて前記車載用水冷式電池61の側面に重ねられ、テープなどの結束具や係合具で固定される。また、前記はみ出した部分15等には穴をあけることも可能である。これにより、ボデー本体等との取付等のための位置決めの利用に供することができる。
自動車の事故等によって前記車載用水冷式電池61から冷却液が漏れる事態になった場合、漏れた冷却液は、前記車載用水冷式電池61と前記電池載置部71間に介在する前記吸液体10に含浸して(吸液されて)、保持(保液)され、広い範囲に流出することが防がれる。その際、前記電池載置部71の凹凸形状73の凹部にも前記吸液体10が存在するため、前記吸液体10による吸液量及び保液量が多く、漏れた冷却液が拡散するのを効果的に防ぐことができる。
前記吸液体10の製造方法について説明する。前記吸液体10の製造は、熱プレスによって行うのが、作業性の点で好ましい。例えば、図3に示すように、前記繊維体31、41と前記発泡体21における少なくとも一方の接着面(図示の例では繊維体31、41の接着面)に熱硬化性接着剤51、53を塗布した後、前記繊維体31と前記発泡体21及び前記繊維体41を、熱プレス下型81と熱プレス上型83で熱プレスすることにより行う。
前記熱プレス下型81と前記熱プレス上型83には、前記熱硬化性樹脂51、53を硬化温度に加熱するための加熱手段(図示せず)、例えば電熱ヒーター等が埋設されている。また、図示の例では、前記熱プレス上型83の型面には、前記電池載置部71の凹凸形状73を反転させた凹凸形状87が形成されている。
前記熱プレスによって、前記繊維体31、41と前記発泡体21の賦形及び接着が行われ、図1に示した前記吸液体10が得られる。
次に示す部材を用いて熱プレスによって実施例1〜6の吸液体を製造した。
発泡体1:密度(JIS K 7222)9.5kg/m、厚み15mmのメラミンフォーム、品名:市販品(BASF社製、商品名「バソテクト TG」
発泡体2:密度(JIS K 7222)9.5kg/m、厚み15mmのメラミンフォーム、品名:市販品(BASF社製、商品名「バソテクト G+」
発泡体3:密度(JIS K 7222)16kg/m、硬さ(JIS K 6400−2)17N、厚み15mmのポリエーテルウレタンフォーム、品名:EJQ、(株)イノアックコーポレーション製
繊維体1:品名「メーユカペーパー(親水処理タイプ)」、レゾルシノール系樹脂(DFK樹脂)が含浸されたポリエチレンテレフタラート(PET)繊維からなる不織布(不織布の目付量が80g/m)、 (有限会社デーエフケー、商品名:メーユカペーパー、タイプ名:XP40114−1)。
繊維体2:ポリエチレンテレフタラート(PET)繊維からなる不織布、目付量80g/m
接着剤1:1価および多価フェノールからなる熱硬化性タイプのレゾルシノール系樹脂(DFK樹脂、親水タイプ)
接着剤2:不織布状ホットメルトシート。ポリアミド樹脂製で融点110℃、目付量30g/m
実施例1の製造は、発泡体1の両側に接着剤2としての不織布状ホットメルトシートを配置し、さらにその両側に親水処理が未処理の繊維体2(PET繊維からなる不織布、目付量80g/m。)を配置した状態で平らな熱板で挟み、45秒間熱プレスすることにより行った。熱プレス時の温度は190℃、圧縮程度は33%(元厚み15mmを圧縮して10mmに圧縮成形)である。
実施例2、4、6の製造は、各発泡体1,2,3の発泡体の表側(電池側)に親水性の繊維体1を配置し、発泡体の裏面側に接着剤2としての不織布状ホットメルトシートを配置し、さらにその外側に親水処理が未処理の繊維体2(PET繊維からなる不織布、目付量80g/m。)を配置した状態で平らな熱板で挟み、45秒間熱プレスすることにより行った。熱プレス時の温度は190℃、圧縮程度は33%(元厚み15mmを圧縮して10mmに圧縮成形)である。
実施例3、5,7の製造は、各発泡体1、2,3の両側に親水性の繊維体1(接着剤1を含浸させた不織布、不織布自体の目付量が80g/mであり、この不織布に含浸させた親水タイプのDFK樹脂の目付量が35g/m である。)を配置した状態で平らな熱板で挟み、45秒間熱プレスすることにより行った。熱プレス時の温度は190℃、圧縮程度は33%(元厚み15mmを圧縮して10mmに圧縮成形)である。
さらに、比較例1〜3については、表1のように発泡体、繊維体を選択して、上記実施例1〜7のように製造した。なお、繊維体がない場合であっても、同じ条件で熱圧縮成形した。
前記各実施例及び各比較例について、吸液速度、保液量、保液率を測定した。
吸液速度は、吸液体の繊維体上に水滴1mlを滴下し、吸液体内に水滴が完全に浸透するまでの時間を測定した。
保液量及び保液率については、まず、試験前の吸液体の重量(A)を測定し、次に、容器内の水に吸液体を浸漬し30秒放置後、吸液体を手で5回圧縮して吸液体の内部の気泡を水と置換させて吸液体の内部を水で満たした後、吸液体を水から取り出して直ちに重量(B)を測定する。さらに金網の上で吸液体を60秒放置した後に吸液体の重量(C)を測定し、次の式で算出した。なお、評価用の吸液体は5cm×5cm(厚みは1cm)とした。
保液量(g)=C−A
保液量率(%)=(保液量/吸液体の試験片の容積)×100
保液率(%)=100×{(C−A)/(B−A)}
実施例及び比較例の測定結果は表1のとおりである。
Figure 2016030246
繊維体(不織布)を発泡体の両面に有しない比較例1、3及び発泡体の下面のみに繊維体(不織布)を有する比較例2は、熱プレスによる成形性が悪く加工性の評価が×であった。これに対し、実施例1〜7は、発泡体の両面に繊維体を重ねて熱成形しているため、熱圧縮により成形されるとともに、発泡体と接着し、加工性が○となっている。これにより、ウレタンフォームやメラミン発泡体等の発泡体の弾性復元力によるスプリングバックを防止し、賦形性に優れることがわかる。
さらに、発泡体の表面に繊維体が存在することにより、保液量率が100%を超え、発泡体の両面に繊維体を有する実施例1〜7では保液量率が105%を超えている。また、発泡体の表面に繊維体が存在することにより、耐久性、耐摩耗性が向上し、使用による耐久性に優れることとなる。
一方、繊維体(不織布)を積層しないで、熱圧縮により凹凸加工しただけの比較例1、3は、長期間の使用により、形状が崩れ、表面に傷が入りやすく、傷みやすい。
さらに、発泡体の表側(電池側)に親水性の繊維体がある実施例2〜7は、吸液速度に優れ、また、保液量、保液量率、保液率に優れる。
一方、発泡体の表側(電池側)に親水性の繊維体がない比較例1、3は、保液率に劣る。
なお、前記車載用水冷式電池は図示の例に限られず、水冷により冷却する他の構造のものに対しても本発明の吸液体を使用することができる。
10 吸液体
21 発泡体
31、41 繊維体

Claims (6)

  1. 液体の含浸性を有する発泡体の両面に繊維体が接着されたことを特徴とする吸液体。
  2. 前記発泡体がウレタンフォームからなることを特徴とする請求項1に記載の吸液体。
  3. 前記発泡体がメラミンフォームからなることを特徴とする請求項1に記載の吸液体。
  4. 前記発泡体の片面に接着された繊維体が親水性を有することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の吸液体。
  5. 前記吸液体は、水冷式電池が載置される車両の電池載置部と前記水冷式電池との間に配置されることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の吸液体。
  6. 前記吸液体における前記車両の電池載置部側の面は、前記車両の電池載置部の凹凸部分が嵌まる凹凸形状に賦形されていることを特徴とする請求項5に記載の吸液体。
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