JPH06110798A - I/o疑似動作装置 - Google Patents
I/o疑似動作装置Info
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- JPH06110798A JPH06110798A JP4280672A JP28067292A JPH06110798A JP H06110798 A JPH06110798 A JP H06110798A JP 4280672 A JP4280672 A JP 4280672A JP 28067292 A JP28067292 A JP 28067292A JP H06110798 A JPH06110798 A JP H06110798A
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- JP
- Japan
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- fifo memory
- cpu
- port
- port address
- operation instruction
- Prior art date
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- Debugging And Monitoring (AREA)
- Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 他のシステム側から与えられる動作命令とI
/Oポートアドレスとを記憶するFIFOメモリとし
て、スタック数が小さいFIFOメモリの使用を可能に
して低コスト化を実現し、要求されたI/O疑似動作
が、良好に行えるようにする。 【構成】 同一の連続した動作命令とI/Oポートアド
レスとが他のCPUから送出されたとき、最初の情報の
みをFIFOメモリに格納し、動作命令またはI/Oポ
ートアドレスが変化するまでは、動作命令とI/Oポー
トアドレスを格納しない。 【効果】 スタック数の小さいFIFOメモリに、動作
命令とI/Oポートアドレスを格納できる。
/Oポートアドレスとを記憶するFIFOメモリとし
て、スタック数が小さいFIFOメモリの使用を可能に
して低コスト化を実現し、要求されたI/O疑似動作
が、良好に行えるようにする。 【構成】 同一の連続した動作命令とI/Oポートアド
レスとが他のCPUから送出されたとき、最初の情報の
みをFIFOメモリに格納し、動作命令またはI/Oポ
ートアドレスが変化するまでは、動作命令とI/Oポー
トアドレスを格納しない。 【効果】 スタック数の小さいFIFOメモリに、動作
命令とI/Oポートアドレスを格納できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、CPUとI/O(入
出力)ポートとを有する装置について、そのファームウ
ェアやソフトウェアの動作を確認するために使用するI
/O疑似動作装置に係り、特に、他のシステム側から与
えられる動作命令とI/Oポートアドレスとを記憶する
ためのFIFOメモリ(ファースト・イン・ファースト
・アウト・メモリ)として、スタック数が小さいFIF
Oメモリの使用を可能にして、低コスト化を実現すると
共に、要求されたI/O疑似動作が、良好に実行できる
ようにしたI/O疑似動作装置に関する。
出力)ポートとを有する装置について、そのファームウ
ェアやソフトウェアの動作を確認するために使用するI
/O疑似動作装置に係り、特に、他のシステム側から与
えられる動作命令とI/Oポートアドレスとを記憶する
ためのFIFOメモリ(ファースト・イン・ファースト
・アウト・メモリ)として、スタック数が小さいFIF
Oメモリの使用を可能にして、低コスト化を実現すると
共に、要求されたI/O疑似動作が、良好に実行できる
ようにしたI/O疑似動作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、少なくとも1つ以上のCPUと、
該CPUに接続されたI/Oポートとを有する装置にお
いて、ファームウェアやソフトウェアの動作を確認する
ためには、実際にI/Oポートに接続される装置を開発
したり、既存の装置を接続したりして、ファームウェア
等の動作を確認する方法が用いられている。しかし、こ
の方法でも、実際の装置全体では、確認が可能な項目は
限られている。
該CPUに接続されたI/Oポートとを有する装置にお
いて、ファームウェアやソフトウェアの動作を確認する
ためには、実際にI/Oポートに接続される装置を開発
したり、既存の装置を接続したりして、ファームウェア
等の動作を確認する方法が用いられている。しかし、こ
の方法でも、実際の装置全体では、確認が可能な項目は
限られている。
【0003】そこで、最近では、従来の場合に接続され
る装置の代りに、その装置の疑似動作を行うI/O疑似
動作装置を使用する方法が多く用いられる傾向にある。
このようなI/O疑似動作装置を使用する方法を実施す
るためには、従来から知られている複数のCPU間の通
信が可能なI/O疑似動作装置を構成すればよい。
る装置の代りに、その装置の疑似動作を行うI/O疑似
動作装置を使用する方法が多く用いられる傾向にある。
このようなI/O疑似動作装置を使用する方法を実施す
るためには、従来から知られている複数のCPU間の通
信が可能なI/O疑似動作装置を構成すればよい。
【0004】複数のCPU間の通信については、FIF
Oメモリ(ファースト・イン・ファースト・アウト・メ
モリ)によって、複数のCPUの処理速度の違いを除去
する方法や、デュアル・ポートRAMを使用する方法等
が知られている。このようなI/O疑似動作装置を使用
する方法によれば、より多く、かつ、詳細にファームウ
ェアやソフトウェアの動作を確認することが可能であ
る。
Oメモリ(ファースト・イン・ファースト・アウト・メ
モリ)によって、複数のCPUの処理速度の違いを除去
する方法や、デュアル・ポートRAMを使用する方法等
が知られている。このようなI/O疑似動作装置を使用
する方法によれば、より多く、かつ、詳細にファームウ
ェアやソフトウェアの動作を確認することが可能であ
る。
【0005】一般に、あるシステムが、I/O装置をア
クセスするときは、I/Oポートアドレスと、動作命令
(読み出しや書き込み命令を含む動作命令)とが、I/
O装置に対して発行される。I/O疑似動作装置は、I
/O装置の代りに、あるシステムと接続され、I/Oポ
ートアドレスと、動作命令に対応した疑似動作結果をス
テータスとして、接続されたシステムに返送する。ここ
では、一例として、デュアル・ポートRAMを用いる場
合を説明する。
クセスするときは、I/Oポートアドレスと、動作命令
(読み出しや書き込み命令を含む動作命令)とが、I/
O装置に対して発行される。I/O疑似動作装置は、I
/O装置の代りに、あるシステムと接続され、I/Oポ
ートアドレスと、動作命令に対応した疑似動作結果をス
テータスとして、接続されたシステムに返送する。ここ
では、一例として、デュアル・ポートRAMを用いる場
合を説明する。
【0006】図4は、従来のデュアル・ポートRAMを
使用して複数のCPU間の通信を行うI/O疑似動作装
置について、その要部構成の一例を示す機能ブロック図
である。図において、1はCPU、2は第1のデュアル
・ポートRAM、3は第2のデュアル・ポートRAM、
4はI/Oポートを示す。
使用して複数のCPU間の通信を行うI/O疑似動作装
置について、その要部構成の一例を示す機能ブロック図
である。図において、1はCPU、2は第1のデュアル
・ポートRAM、3は第2のデュアル・ポートRAM、
4はI/Oポートを示す。
【0007】この図4では、I/Oポート4の同一アド
レスに、動作命令を連続して書き込むと、前の動作命令
が消えてしまう。そこで、このような不都合を解決した
I/O疑似動作装置も、従来から知られている。
レスに、動作命令を連続して書き込むと、前の動作命令
が消えてしまう。そこで、このような不都合を解決した
I/O疑似動作装置も、従来から知られている。
【0008】図5は、従来のデュアル・ポートRAMを
使用して複数のCPU間の通信を行うI/O疑似動作装
置について、その要部構成の他の一例を示す機能ブロッ
ク図である。図において、11はI/O疑似動作装置
(Bシステム)で、12は第2のCPU、13はデュア
ル・ポートRAM、14は第1のFIFOメモリ、15
は第2のFIFOメモリ、21は外部装置(Aシステ
ム)で、22はI/Oポート、23は第1のCPUを示
す。
使用して複数のCPU間の通信を行うI/O疑似動作装
置について、その要部構成の他の一例を示す機能ブロッ
ク図である。図において、11はI/O疑似動作装置
(Bシステム)で、12は第2のCPU、13はデュア
ル・ポートRAM、14は第1のFIFOメモリ、15
は第2のFIFOメモリ、21は外部装置(Aシステ
ム)で、22はI/Oポート、23は第1のCPUを示
す。
【0009】この図5に示すように、I/O疑似動作装
置11は、Aシステムである外部装置21と接続され
る。外部装置(Aシステム)21は、I/Oポート22
と、第1のCPU23とを備えており、I/Oポート2
2を通して、Bシステムを構成するI/O疑似動作装置
11をアクセスする。
置11は、Aシステムである外部装置21と接続され
る。外部装置(Aシステム)21は、I/Oポート22
と、第1のCPU23とを備えており、I/Oポート2
2を通して、Bシステムを構成するI/O疑似動作装置
11をアクセスする。
【0010】この図5に示す装置では、Bシステムを構
成するI/O疑似動作装置11は、別のAシステムであ
る外部装置21からの動作命令とI/Oポートアドレス
の受信用に、それぞれ第1のFIFOメモリ14と、第
2のFIFOメモリ15とを使用し、第2のCPU12
が生成したステータス返信用に、デュアル・ポートRA
M13を使用している。しかしながら、実際上は、Aシ
ステム側の第1のCPU23から、連続して同一の動作
命令と、I/Oポートアドレスとが送信される、という
ケースがしばしば発生する。
成するI/O疑似動作装置11は、別のAシステムであ
る外部装置21からの動作命令とI/Oポートアドレス
の受信用に、それぞれ第1のFIFOメモリ14と、第
2のFIFOメモリ15とを使用し、第2のCPU12
が生成したステータス返信用に、デュアル・ポートRA
M13を使用している。しかしながら、実際上は、Aシ
ステム側の第1のCPU23から、連続して同一の動作
命令と、I/Oポートアドレスとが送信される、という
ケースがしばしば発生する。
【0011】例えば、ポート変化の状態をポーリングに
よってI/O疑似動作装置11側のCPU(第2のCP
U12)が監視している場合などには、Aシステム側の
第1のCPU23の要求に、第2のCPU12の処理が
追従できなくなり、第1のFIFOメモリ14や第2の
FIFOメモリ15がオーバーフローを引き起こし、要
求されたI/O疑似動作が行えない、という状態が生じ
る。
よってI/O疑似動作装置11側のCPU(第2のCP
U12)が監視している場合などには、Aシステム側の
第1のCPU23の要求に、第2のCPU12の処理が
追従できなくなり、第1のFIFOメモリ14や第2の
FIFOメモリ15がオーバーフローを引き起こし、要
求されたI/O疑似動作が行えない、という状態が生じ
る。
【0012】このような問題を解決するためには、第1
のFIFOメモリ14や、第2のFIFOメモリ15の
スタック数を大きくすることが考えられる。しかし、こ
のような対応方法では、コストの増大や、実装面積の増
大、さらには、制御の複雑さの増大、等の別な問題が発
生する、という不都合がある。
のFIFOメモリ14や、第2のFIFOメモリ15の
スタック数を大きくすることが考えられる。しかし、こ
のような対応方法では、コストの増大や、実装面積の増
大、さらには、制御の複雑さの増大、等の別な問題が発
生する、という不都合がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この発明では、従来の
I/O疑似動作装置におけるこれらの不都合を解決し、
連続して同一の動作命令と、その動作命令に対応するI
/Oポートアドレス(以下、適宜、動作命令とI/Oポ
ートアドレス、と略称する)とを受け取った場合には、
最初の動作命令とI/Oポートアドレスとを、FIFO
メモリに格納し、その後に、動作命令とI/Oポートア
ドレスとが変化するまで、以後の動作命令と、その動作
命令に対応するI/OポートアドレスとをFIFOメモ
リに格納しないようにして、スタック数の小さいFIF
Oメモリの有効利用を可能にしたI/O疑似動作装置を
提供することを目的とする。
I/O疑似動作装置におけるこれらの不都合を解決し、
連続して同一の動作命令と、その動作命令に対応するI
/Oポートアドレス(以下、適宜、動作命令とI/Oポ
ートアドレス、と略称する)とを受け取った場合には、
最初の動作命令とI/Oポートアドレスとを、FIFO
メモリに格納し、その後に、動作命令とI/Oポートア
ドレスとが変化するまで、以後の動作命令と、その動作
命令に対応するI/OポートアドレスとをFIFOメモ
リに格納しないようにして、スタック数の小さいFIF
Oメモリの有効利用を可能にしたI/O疑似動作装置を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1に、少
なくとも1つ以上のCPUと、該CPUに接続されたI
/Oポートとを有する外部装置から動作命令と該動作命
令に対応するI/Oポートアドレスとを受け取り、前記
動作命令に対応したステータスを前記外部装置へ返信す
るI/O疑似動作装置であって、所定のスタック数Nを
有し、前記CPUからの前記動作命令を格納する第1の
FIFOメモリと、前記I/Oポートアドレスを格納す
る第2のFIFOメモリと、前記動作命令に対応するス
テータスを前記CPUへ返信するためのデュアル・ポー
トRAMと、前記ステータスを生成する第2のCPU
と、前記第2のCPUの動作に必要な情報を記憶する記
憶部、とを備え、同一の連続した前記動作命令と前記I
/Oポートアドレスとが前記CPUから送出されたと
き、同一の連続した前記動作命令と前記I/Oポートア
ドレスの最初の情報のみを前記第1のFIFOメモリと
第2のFIFOメモリに格納し、動作命令またはI/O
ポートアドレスが変化するまで前記同一の連続した前記
動作命令と前記I/Oポートアドレスとを格納しないよ
うに構成している。
なくとも1つ以上のCPUと、該CPUに接続されたI
/Oポートとを有する外部装置から動作命令と該動作命
令に対応するI/Oポートアドレスとを受け取り、前記
動作命令に対応したステータスを前記外部装置へ返信す
るI/O疑似動作装置であって、所定のスタック数Nを
有し、前記CPUからの前記動作命令を格納する第1の
FIFOメモリと、前記I/Oポートアドレスを格納す
る第2のFIFOメモリと、前記動作命令に対応するス
テータスを前記CPUへ返信するためのデュアル・ポー
トRAMと、前記ステータスを生成する第2のCPU
と、前記第2のCPUの動作に必要な情報を記憶する記
憶部、とを備え、同一の連続した前記動作命令と前記I
/Oポートアドレスとが前記CPUから送出されたと
き、同一の連続した前記動作命令と前記I/Oポートア
ドレスの最初の情報のみを前記第1のFIFOメモリと
第2のFIFOメモリに格納し、動作命令またはI/O
ポートアドレスが変化するまで前記同一の連続した前記
動作命令と前記I/Oポートアドレスとを格納しないよ
うに構成している。
【0015】第2に、上記第1のI/O疑似動作装置に
おいて、前記第1のFIFOメモリまたは第2のFIF
Oメモリは、動作命令とI/Oポートアドレスの格納数
が、前記スタック数Nと同じになったとき、前記CPU
に対してその旨を示す第1の所定の信号を発するように
構成している。
おいて、前記第1のFIFOメモリまたは第2のFIF
Oメモリは、動作命令とI/Oポートアドレスの格納数
が、前記スタック数Nと同じになったとき、前記CPU
に対してその旨を示す第1の所定の信号を発するように
構成している。
【0016】第3に、上記第1のI/O疑似動作装置に
おいて、前記第1のFIFOメモリまたは第2のFIF
Oメモリは、動作命令とI/Oポートアドレスの格納数
が、前記スタック数Nより少ない所定の数nになったと
き、前記第2のCPUに対してその旨を示す第2の所定
の信号を発するように構成している。
おいて、前記第1のFIFOメモリまたは第2のFIF
Oメモリは、動作命令とI/Oポートアドレスの格納数
が、前記スタック数Nより少ない所定の数nになったと
き、前記第2のCPUに対してその旨を示す第2の所定
の信号を発するように構成している。
【0017】第4に、上記第3のI/O疑似動作装置に
おいて、前記第2のCPUは、前記第2の所定の信号が
出力されたとき、前記ステータスの生成を停止し、動作
命令とI/Oポートアドレスを、前記第1のFIFOメ
モリと第2のFIFOメモリから、前記第2のCPUの
動作に必要な情報を記憶する記憶部へ転送して、ステー
タスの生成を継続するように構成している。
おいて、前記第2のCPUは、前記第2の所定の信号が
出力されたとき、前記ステータスの生成を停止し、動作
命令とI/Oポートアドレスを、前記第1のFIFOメ
モリと第2のFIFOメモリから、前記第2のCPUの
動作に必要な情報を記憶する記憶部へ転送して、ステー
タスの生成を継続するように構成している。
【0018】
【作用】この発明では、連続して同一の動作命令と、そ
の動作命令に対応するI/Oポートアドレスとを受け取
った場合には、最初に、その動作命令とI/Oポートア
ドレスとを保持しておけば、その後の命令の実行に際し
て、特に、動作命令とI/Oポートアドレスとを使用す
る必要がない、という点に着目し、最初の動作命令とI
/Oポートアドレスとを、FIFOメモリに格納してお
き、その後は、動作命令とI/Oポートアドレスとが変
化するまでは、新たな動作命令とI/Oポートアドレス
とをFIFOメモリに格納しないように制御することに
よって、スタック数の小さいFIFOメモリの有効利用
を可能にする(請求項1の発明)。
の動作命令に対応するI/Oポートアドレスとを受け取
った場合には、最初に、その動作命令とI/Oポートア
ドレスとを保持しておけば、その後の命令の実行に際し
て、特に、動作命令とI/Oポートアドレスとを使用す
る必要がない、という点に着目し、最初の動作命令とI
/Oポートアドレスとを、FIFOメモリに格納してお
き、その後は、動作命令とI/Oポートアドレスとが変
化するまでは、新たな動作命令とI/Oポートアドレス
とをFIFOメモリに格納しないように制御することに
よって、スタック数の小さいFIFOメモリの有効利用
を可能にする(請求項1の発明)。
【0019】また、相手側のCPUの動作が非常に速
く、単に、最初の動作命令とI/Oポートアドレスとを
FIFOメモリに格納し、その後の同一の動作命令とI
/OポートアドレスとをFIFOメモリに格納しない
(請求項1の発明)、という対応だけでは、I/O疑似
動作装置におけるCPUの処理が間に合わない、という
ケースも希に発生するが、このような場合には、要求さ
れたI/O疑似動作が行えない、という問題がある。そ
こで、FIFOメモリの容量が一杯になったときは、F
IFOメモリがフルになったことを示す信号(第1の所
定の信号)を、FIFOメモリから相手側のCPUへ出
力して、そのCPUの動作を一時停止させることによ
り、希なケースが発生したときでも、その後に、要求さ
れたI/O疑似動作が確実に実行できるようにする(請
求項2の発明)。
く、単に、最初の動作命令とI/Oポートアドレスとを
FIFOメモリに格納し、その後の同一の動作命令とI
/OポートアドレスとをFIFOメモリに格納しない
(請求項1の発明)、という対応だけでは、I/O疑似
動作装置におけるCPUの処理が間に合わない、という
ケースも希に発生するが、このような場合には、要求さ
れたI/O疑似動作が行えない、という問題がある。そ
こで、FIFOメモリの容量が一杯になったときは、F
IFOメモリがフルになったことを示す信号(第1の所
定の信号)を、FIFOメモリから相手側のCPUへ出
力して、そのCPUの動作を一時停止させることによ
り、希なケースが発生したときでも、その後に、要求さ
れたI/O疑似動作が確実に実行できるようにする(請
求項2の発明)。
【0020】しかし、このような希なケースでも、可能
な限り、その発生を減少させて、相手側のCPUを一時
停止させる、という状態を回避することが望ましい。そ
こで、FIFOメモリに所定の数の動作命令と、その動
作命令に対応するI/Oポートアドレスとが格納された
時点で、FIFOメモリから、I/O疑似動作装置のC
PUに対して、所定の数の動作命令とI/Oポートアド
レスとがFIFOメモリに格納されたことを示す信号
(第2の所定の信号)を出力し、この信号を受け取った
I/O疑似動作装置のCPUが、その後の動作命令とI
/Oポートアドレスとを、FIFOメモリからCPU用
の記憶部に転送して格納し、その後の同一の動作命令を
実行する(請求項3と請求項4の発明)。
な限り、その発生を減少させて、相手側のCPUを一時
停止させる、という状態を回避することが望ましい。そ
こで、FIFOメモリに所定の数の動作命令と、その動
作命令に対応するI/Oポートアドレスとが格納された
時点で、FIFOメモリから、I/O疑似動作装置のC
PUに対して、所定の数の動作命令とI/Oポートアド
レスとがFIFOメモリに格納されたことを示す信号
(第2の所定の信号)を出力し、この信号を受け取った
I/O疑似動作装置のCPUが、その後の動作命令とI
/Oポートアドレスとを、FIFOメモリからCPU用
の記憶部に転送して格納し、その後の同一の動作命令を
実行する(請求項3と請求項4の発明)。
【0021】
【実施例】次に、この発明のI/O疑似動作装置につい
て、図面を参照しながら、その実施例を説明する。この
実施例は、主として、請求項1の発明に対応するが、請
求項2から請求項4の発明にも関連する。
て、図面を参照しながら、その実施例を説明する。この
実施例は、主として、請求項1の発明に対応するが、請
求項2から請求項4の発明にも関連する。
【0022】図1は、この発明のI/O疑似動作装置に
ついて、その要部構成の一実施例を示す機能ブロック図
である。図において、21〜23は図5と同様であり、
31はI/O疑似動作装置、32は第2のCPU、33
はROM、34はRAM、35はデュアル・ポートRA
M、36は第1のFIFOメモリ、37は第2のFIF
Oメモリ、38はアクセス監視部を示し、XRDは読み
出し(リード)命令、XWRは書き込み(ライト)命
令、XFWRはFIFOメモリ36,37への書き込み
許可/禁止信号、FFは第2のFIFOメモリ37に格
納された(動作命令と)I/Oポートアドレスの数がス
タック数と同じ数になったことを示す第1の信号、HF
は第2のFIFOメモリ37に格納された(動作命令
と)I/Oポートアドレスの数がスタック数より少ない
特定の数になったことを示す第2の信号、EFは第2の
FIFOメモリ37に格納された(動作命令と)I/O
ポートアドレスの数が「0」の状態を示す第3の信号を
示す。
ついて、その要部構成の一実施例を示す機能ブロック図
である。図において、21〜23は図5と同様であり、
31はI/O疑似動作装置、32は第2のCPU、33
はROM、34はRAM、35はデュアル・ポートRA
M、36は第1のFIFOメモリ、37は第2のFIF
Oメモリ、38はアクセス監視部を示し、XRDは読み
出し(リード)命令、XWRは書き込み(ライト)命
令、XFWRはFIFOメモリ36,37への書き込み
許可/禁止信号、FFは第2のFIFOメモリ37に格
納された(動作命令と)I/Oポートアドレスの数がス
タック数と同じ数になったことを示す第1の信号、HF
は第2のFIFOメモリ37に格納された(動作命令
と)I/Oポートアドレスの数がスタック数より少ない
特定の数になったことを示す第2の信号、EFは第2の
FIFOメモリ37に格納された(動作命令と)I/O
ポートアドレスの数が「0」の状態を示す第3の信号を
示す。
【0023】この図1に示したI/O疑似動作装置で
も、先の図5と同様で、別のAシステム側(21)か
ら、I/Oポート22を通して、BシステムであるI/
O疑似動作装置31がアクセスされ、命令に対応した疑
似動作結果をステータスとして、Aシステム側(21)
に返送する構成である。そして、I/O疑似動作装置3
1も、図5と同様に、デュアル・ポートRAM35(図
5の13に相当する)と、第1のFIFOメモリ36
(図5の14に相当する)と、第2のFIFOメモリ3
7(図5の15に相当する)とを備えている点は、基本
的に同様の構成である。
も、先の図5と同様で、別のAシステム側(21)か
ら、I/Oポート22を通して、BシステムであるI/
O疑似動作装置31がアクセスされ、命令に対応した疑
似動作結果をステータスとして、Aシステム側(21)
に返送する構成である。そして、I/O疑似動作装置3
1も、図5と同様に、デュアル・ポートRAM35(図
5の13に相当する)と、第1のFIFOメモリ36
(図5の14に相当する)と、第2のFIFOメモリ3
7(図5の15に相当する)とを備えている点は、基本
的に同様の構成である。
【0024】しかし、この発明のI/O疑似動作装置で
は、特に、アクセス監視部38が付加され、別のAシス
テム側(21)から、動作命令とI/Oポートアドレス
とが与えられたとき、第1のFIFOメモリ36と、第
2のFIFOメモリ37の状態、すなわち、格納された
スタックの数について監視する点に、主たる特徴を有し
ている。また、第2のFIFOメモリ37(または第1
のFIFOメモリ36)は、I/O疑似動作装置31内
の第2のCPU32に対して、第2のFIFOメモリ3
7に格納されたI/Oポートアドレス(または動作命
令)の数が、スタック数Nと同じ数になったときや、ス
タック数Nより少ない特定の数nになったとき、その旨
を示す信号(第1の信号HH、第2の信号HF)を出力
して、第2のCPU32に通知する。
は、特に、アクセス監視部38が付加され、別のAシス
テム側(21)から、動作命令とI/Oポートアドレス
とが与えられたとき、第1のFIFOメモリ36と、第
2のFIFOメモリ37の状態、すなわち、格納された
スタックの数について監視する点に、主たる特徴を有し
ている。また、第2のFIFOメモリ37(または第1
のFIFOメモリ36)は、I/O疑似動作装置31内
の第2のCPU32に対して、第2のFIFOメモリ3
7に格納されたI/Oポートアドレス(または動作命
令)の数が、スタック数Nと同じ数になったときや、ス
タック数Nより少ない特定の数nになったとき、その旨
を示す信号(第1の信号HH、第2の信号HF)を出力
して、第2のCPU32に通知する。
【0025】次に、図1に示したこの発明のI/O疑似
動作装置について、各部の構成と動作を説明する。第1
のFIFOメモリ36には、Aシステム側(21)から
の動作命令がスタックされる。そのスタック数は、例え
ば、1,024である。この第1のFIFOメモリ36
に格納された動作命令は、第2のCPU32によって読
み出される。
動作装置について、各部の構成と動作を説明する。第1
のFIFOメモリ36には、Aシステム側(21)から
の動作命令がスタックされる。そのスタック数は、例え
ば、1,024である。この第1のFIFOメモリ36
に格納された動作命令は、第2のCPU32によって読
み出される。
【0026】同様に、第2のFIFOメモリ37には、
Aシステム側(21)からの動作命令が出された(動作
対象の)I/Oポートアドレスが、スタックされる。そ
のスタック数は、第1のFIFOメモリ36と等しくさ
れている。第2のFIFOメモリ37に格納されたI/
Oポートアドレスは、第2のCPU32によって、先の
第1のFIFOメモリ36の動作命令と共に、読み出さ
れる。
Aシステム側(21)からの動作命令が出された(動作
対象の)I/Oポートアドレスが、スタックされる。そ
のスタック数は、第1のFIFOメモリ36と等しくさ
れている。第2のFIFOメモリ37に格納されたI/
Oポートアドレスは、第2のCPU32によって、先の
第1のFIFOメモリ36の動作命令と共に、読み出さ
れる。
【0027】この場合に、第2のFIFOメモリ37か
らは、格納されたI/Oポートアドレスの数がスタック
数と同じ数になったことを示す第1の信号FFと、格納
されたI/Oポートアドレスの数がスタック数より少な
い特定の数(例えば800)になったことを示す第2の
信号HFと、格納されたI/Oポートアドレスの数が
「0」の状態を示す第3の信号EF、とを出力する構成
である。なお、第2のFIFOメモリ37のスタック数
と、第1のFIFOメモリ36のスタック数とは等しい
(I/Oポートアドレスの数と、動作命令の数とは同じ
であるから、両者のスタック数は等しくされる)ので、
第1のFIFOメモリ36から出力することもできる
が、いずれか一方から出力すれば十分である。
らは、格納されたI/Oポートアドレスの数がスタック
数と同じ数になったことを示す第1の信号FFと、格納
されたI/Oポートアドレスの数がスタック数より少な
い特定の数(例えば800)になったことを示す第2の
信号HFと、格納されたI/Oポートアドレスの数が
「0」の状態を示す第3の信号EF、とを出力する構成
である。なお、第2のFIFOメモリ37のスタック数
と、第1のFIFOメモリ36のスタック数とは等しい
(I/Oポートアドレスの数と、動作命令の数とは同じ
であるから、両者のスタック数は等しくされる)ので、
第1のFIFOメモリ36から出力することもできる
が、いずれか一方から出力すれば十分である。
【0028】第2のCPU32は、読み出したI/Oポ
ートアドレスと動作命令から、疑似動作結果であるステ
ータスを生成して、I/Oポートアドレスと動作命令に
対応するデュアル・ポートRAM35の一方のポートの
アドレスに、ステータスを書き込む。デュアル・ポート
RAM35に書き込まれたステータスは、デュアル・ポ
ートRAM35の他方のポートから、Aシステム側(2
1)のI/Oポート22を通して、そのシステム側の第
1のCPU23に読み込まれる。
ートアドレスと動作命令から、疑似動作結果であるステ
ータスを生成して、I/Oポートアドレスと動作命令に
対応するデュアル・ポートRAM35の一方のポートの
アドレスに、ステータスを書き込む。デュアル・ポート
RAM35に書き込まれたステータスは、デュアル・ポ
ートRAM35の他方のポートから、Aシステム側(2
1)のI/Oポート22を通して、そのシステム側の第
1のCPU23に読み込まれる。
【0029】アクセス監視部38は、Aシステム側(2
1)からのI/Oポートアドレスと動作命令の、第1の
FIFOメモリ36と第2のFIFOメモリ37への書
き込みを制御する機能を有している。このアクセス監視
部38は、Aシステム側(21)からのI/Oポートア
ドレスと動作命令が、2回以上同一であったときは、2
回目以降は、第1のFIFOメモリ36と第2のFIF
Oメモリ37への書き込みを禁止するように、書き込み
許可/禁止信号XFWRを禁止で出力し、同一のI/O
ポートアドレスと動作命令が連続して書き込まれないよ
うに制御する。
1)からのI/Oポートアドレスと動作命令の、第1の
FIFOメモリ36と第2のFIFOメモリ37への書
き込みを制御する機能を有している。このアクセス監視
部38は、Aシステム側(21)からのI/Oポートア
ドレスと動作命令が、2回以上同一であったときは、2
回目以降は、第1のFIFOメモリ36と第2のFIF
Oメモリ37への書き込みを禁止するように、書き込み
許可/禁止信号XFWRを禁止で出力し、同一のI/O
ポートアドレスと動作命令が連続して書き込まれないよ
うに制御する。
【0030】このFIFOメモリ36,37への書き込
み禁止の状態は、少なくとも、Aシステム側(21)か
らのI/Oポートアドレス、あるいは動作命令のいずれ
か一方が異なるまで、続けられる。第2のFIFOメモ
リ37から出力される第3の信号EF(格納された動作
命令とI/Oポートアドレスの数が「0」の状態を示す
信号)は、第2のCPU32へ与えられており、この第
3の信号EFがアクティブになることによって、第2の
CPU32は、FIFOメモリ36,37内に、I/O
ポートアドレスと動作命令が、存在しないことを検知す
る。
み禁止の状態は、少なくとも、Aシステム側(21)か
らのI/Oポートアドレス、あるいは動作命令のいずれ
か一方が異なるまで、続けられる。第2のFIFOメモ
リ37から出力される第3の信号EF(格納された動作
命令とI/Oポートアドレスの数が「0」の状態を示す
信号)は、第2のCPU32へ与えられており、この第
3の信号EFがアクティブになることによって、第2の
CPU32は、FIFOメモリ36,37内に、I/O
ポートアドレスと動作命令が、存在しないことを検知す
る。
【0031】同様に、第2のFIFOメモリ37から出
力される第2の信号HF(格納されたI/Oポートアド
レスの数がスタック数より少ない特定の数、例えば、8
00になったことを示す信号)も、第2のCPU32へ
与えられる。第2のCPU32は、この第2の信号HF
がアクティブになったことを検知すると、ステータスの
生成を一時中断して、FIFOメモリ36,37からI
/Oポートアドレスと動作命令を、例えば、100のよ
うな所定の数だけ、RAM34上に転送し、RAM34
上のI/Oポートアドレスと動作命令に対応したステー
タスの生成を実行させる。
力される第2の信号HF(格納されたI/Oポートアド
レスの数がスタック数より少ない特定の数、例えば、8
00になったことを示す信号)も、第2のCPU32へ
与えられる。第2のCPU32は、この第2の信号HF
がアクティブになったことを検知すると、ステータスの
生成を一時中断して、FIFOメモリ36,37からI
/Oポートアドレスと動作命令を、例えば、100のよ
うな所定の数だけ、RAM34上に転送し、RAM34
上のI/Oポートアドレスと動作命令に対応したステー
タスの生成を実行させる。
【0032】この処理によって、第2のFIFOメモリ
37(第1のFIFOメモリ36に同じ)のスタック数
Nが、例えば1,024のとき、第2のFIFOメモリ
37に格納されたI/Oポートアドレスの数が、このス
タック数Nより少ない特定の数n、例えば800になっ
た時点で、その一部の数、例えば100のI/Oポート
アドレスが、第2のFIFOメモリ37からRAM34
に転送される。したがって、その分だけ、第2のFIF
Oメモリ37では、格納済みのスタック数が減少し、そ
の後に与えられるI/Oポートアドレスに対して、余裕
が生じる。
37(第1のFIFOメモリ36に同じ)のスタック数
Nが、例えば1,024のとき、第2のFIFOメモリ
37に格納されたI/Oポートアドレスの数が、このス
タック数Nより少ない特定の数n、例えば800になっ
た時点で、その一部の数、例えば100のI/Oポート
アドレスが、第2のFIFOメモリ37からRAM34
に転送される。したがって、その分だけ、第2のFIF
Oメモリ37では、格納済みのスタック数が減少し、そ
の後に与えられるI/Oポートアドレスに対して、余裕
が生じる。
【0033】また、第2のFIFOメモリ37から出力
される第1の信号FF(格納されたI/Oポートアドレ
スの数がスタック数と同じ数になったことを示す信号)
も、第2のCPU32へ与えられている。第2のCPU
32は、この第1の信号FFがアクティブになったこと
を検知すると、I/Oポートアドレスと動作命令の発行
を停止し、この第1の信号FFがインアクティブになっ
たとき、I/Oポートアドレスと動作命令の発行を再開
する。次に、アクセス監視部38の構成と動作につい
て、詳しく説明する。
される第1の信号FF(格納されたI/Oポートアドレ
スの数がスタック数と同じ数になったことを示す信号)
も、第2のCPU32へ与えられている。第2のCPU
32は、この第1の信号FFがアクティブになったこと
を検知すると、I/Oポートアドレスと動作命令の発行
を停止し、この第1の信号FFがインアクティブになっ
たとき、I/Oポートアドレスと動作命令の発行を再開
する。次に、アクセス監視部38の構成と動作につい
て、詳しく説明する。
【0034】図2は、この発明のI/O疑似動作装置で
使用されるアクセス監視部の詳細な構成の一実施例を示
す機能ブロック図である。図において、41はオアゲー
ト回路、42は第1のラッチ回路、43は第2のラッチ
回路、44は第1の比較器、45は第2の比較器、46
はナンドゲート回路を示し、IADRはI/Oポートア
ドレス、CMDは動作命令、NEQ1は第1の比較器4
4の比較出力、NEQ2は第2の比較器45の比較出力
を示す。
使用されるアクセス監視部の詳細な構成の一実施例を示
す機能ブロック図である。図において、41はオアゲー
ト回路、42は第1のラッチ回路、43は第2のラッチ
回路、44は第1の比較器、45は第2の比較器、46
はナンドゲート回路を示し、IADRはI/Oポートア
ドレス、CMDは動作命令、NEQ1は第1の比較器4
4の比較出力、NEQ2は第2の比較器45の比較出力
を示す。
【0035】図3は、図2に示したアクセス監視部の動
作を説明するためのタイムチャートである。図の各信号
波形に付けられた符号は、図2の符号位置に対応する。
作を説明するためのタイムチャートである。図の各信号
波形に付けられた符号は、図2の符号位置に対応する。
【0036】図2に示すように、I/Oポートアドレス
IADRは、第1のラッチ回路42と、第1の比較器4
4へそれぞれ入力される。また、動作命令CMDは、第
2のラッチ回路43と、第2の比較器45へそれぞれ入
力される。
IADRは、第1のラッチ回路42と、第1の比較器4
4へそれぞれ入力される。また、動作命令CMDは、第
2のラッチ回路43と、第2の比較器45へそれぞれ入
力される。
【0037】最初のI/OポートアドレスIADRと、
動作命令CMDとが、読み込まれた状態では、第1のラ
ッチ回路42と、第2のラッチ回路43には、何も保持
されていない。したがって、図3に示すように、第1の
比較器44と第2の比較器45から出力される比較出力
NEQ1,NEQ2は、いずれも不一致を示す出力信号
(ハイ出力)となり、ナンドゲート回路46から出力さ
れる書き込み許可/禁止信号XFWRは、インアクティ
ブ(ロー:許可)で出力される。
動作命令CMDとが、読み込まれた状態では、第1のラ
ッチ回路42と、第2のラッチ回路43には、何も保持
されていない。したがって、図3に示すように、第1の
比較器44と第2の比較器45から出力される比較出力
NEQ1,NEQ2は、いずれも不一致を示す出力信号
(ハイ出力)となり、ナンドゲート回路46から出力さ
れる書き込み許可/禁止信号XFWRは、インアクティ
ブ(ロー:許可)で出力される。
【0038】次に、新たなI/OポートアドレスIAD
Rと、動作命令CMDとが読み込まれると、第1の比較
器44、第2の比較器45によって、先に第1のラッチ
回路42と、第2のラッチ回路43に保持された内容と
それぞれ比較される。両者をそれぞれ比較した結果、同
じとき(図3では、CMDとIADRがいずれも同じ内
容のFH と3のとき)は、第1の比較器44と第2の比
較器45から出力される比較出力NEQ1,NEQ2
は、いずれも一致を示す出力信号(ロー出力)となり、
ナンドゲート回路46から出力される書き込み許可/禁
止信号XFWRは、アクティブ(ハイ:禁止)で出力さ
れる。
Rと、動作命令CMDとが読み込まれると、第1の比較
器44、第2の比較器45によって、先に第1のラッチ
回路42と、第2のラッチ回路43に保持された内容と
それぞれ比較される。両者をそれぞれ比較した結果、同
じとき(図3では、CMDとIADRがいずれも同じ内
容のFH と3のとき)は、第1の比較器44と第2の比
較器45から出力される比較出力NEQ1,NEQ2
は、いずれも一致を示す出力信号(ロー出力)となり、
ナンドゲート回路46から出力される書き込み許可/禁
止信号XFWRは、アクティブ(ハイ:禁止)で出力さ
れる。
【0039】その後、別の新たなI/Oポートアドレス
IADRと、動作命令CMDとが読み込まれたときも同
様で、最初に第1のラッチ回路42と、第2のラッチ回
路43に保持された内容とそれぞれ比較される。図3で
は、I/OポートアドレスIADRのみが「3」から
「4」に変化した場合を示している。
IADRと、動作命令CMDとが読み込まれたときも同
様で、最初に第1のラッチ回路42と、第2のラッチ回
路43に保持された内容とそれぞれ比較される。図3で
は、I/OポートアドレスIADRのみが「3」から
「4」に変化した場合を示している。
【0040】この場合には、第1の比較器44の比較出
力NEQ1が、不一致を示す出力信号(ハイ出力)にな
る。したがって、ナンドゲート回路46から出力される
書き込み許可/禁止信号XFWRは、インアクティブ
(ロー:許可)で出力される。
力NEQ1が、不一致を示す出力信号(ハイ出力)にな
る。したがって、ナンドゲート回路46から出力される
書き込み許可/禁止信号XFWRは、インアクティブ
(ロー:許可)で出力される。
【0041】このように、I/OポートアドレスIAD
Rと、動作命令CMDのいずれか一方が変化すると、第
1の比較器44と第2の比較器45から出力される比較
出力NEQ1,NEQ2の内、対応する出力が、不一致
を示す出力信号(ハイ出力)になる。また、I/Oポー
トアドレスIADRと、動作命令CMDの両方が変化し
た場合も同様で、ナンドゲート回路46から出力される
書き込み許可/禁止信号XFWRは、インアクティブ
(ロー:許可)で出力される。
Rと、動作命令CMDのいずれか一方が変化すると、第
1の比較器44と第2の比較器45から出力される比較
出力NEQ1,NEQ2の内、対応する出力が、不一致
を示す出力信号(ハイ出力)になる。また、I/Oポー
トアドレスIADRと、動作命令CMDの両方が変化し
た場合も同様で、ナンドゲート回路46から出力される
書き込み許可/禁止信号XFWRは、インアクティブ
(ロー:許可)で出力される。
【0042】図1に示したアクセス監視部38は、以上
のような構成であり、少なくとも、I/Oポートアドレ
スIADRと、動作命令CMDのいずれもか一方が、最
初にラッチされたI/OポートアドレスIADR、動作
命令CMDと異なるときに限り、第1のFIFOメモリ
36と第2のFIFOメモリ37への書き込みを許可す
るよう動作し、両者が同じ内容の間は、書き込み禁止の
状態を続ける。以上のように、この発明のI/O疑似動
作装置では、動作命令とI/Oポートアドレスとが与ら
れたとき、次の動作命令とI/Oポートアドレスが、最
初の動作命令とI/Oポートアドレスと同じであるかど
うかチェックし、もし、同じときは、第1のFIFOメ
モリ36と第2のFIFOメモリ37への書き込みを行
わず、保持した最初の動作命令とI/Oポートアドレス
を実行する。
のような構成であり、少なくとも、I/Oポートアドレ
スIADRと、動作命令CMDのいずれもか一方が、最
初にラッチされたI/OポートアドレスIADR、動作
命令CMDと異なるときに限り、第1のFIFOメモリ
36と第2のFIFOメモリ37への書き込みを許可す
るよう動作し、両者が同じ内容の間は、書き込み禁止の
状態を続ける。以上のように、この発明のI/O疑似動
作装置では、動作命令とI/Oポートアドレスとが与ら
れたとき、次の動作命令とI/Oポートアドレスが、最
初の動作命令とI/Oポートアドレスと同じであるかど
うかチェックし、もし、同じときは、第1のFIFOメ
モリ36と第2のFIFOメモリ37への書き込みを行
わず、保持した最初の動作命令とI/Oポートアドレス
を実行する。
【0043】
【発明の効果】請求項1のI/O疑似動作装置では、連
続して同一の動作命令とI/Oポートアドレスとがきた
ときは、最初の動作命令とI/Oポートアドレスとをそ
れぞれのFIFOメモリに格納し、少なくとも、動作命
令とI/Oポートアドレスとのいずれか一方が変化する
まで、動作命令とI/OポートアドレスとをFIFOメ
モリに格納しないように制御している。したがって、動
作命令とI/Oポートアドレスを格納するFIFOメモ
リを、スタック数が小さいメモリで構成することが可能
になり、また、要求されたI/O疑似動作を良好に実行
することができる。
続して同一の動作命令とI/Oポートアドレスとがきた
ときは、最初の動作命令とI/Oポートアドレスとをそ
れぞれのFIFOメモリに格納し、少なくとも、動作命
令とI/Oポートアドレスとのいずれか一方が変化する
まで、動作命令とI/OポートアドレスとをFIFOメ
モリに格納しないように制御している。したがって、動
作命令とI/Oポートアドレスを格納するFIFOメモ
リを、スタック数が小さいメモリで構成することが可能
になり、また、要求されたI/O疑似動作を良好に実行
することができる。
【0044】請求項2のI/O疑似動作装置では、FI
FOメモリの容量が一杯になったときは、FIFOメモ
リがフルになったことを示す第1の所定の信号(FF)
を、相手側のCPUへ送出することにより、相手側のC
PUの動作を一時停止させるようにしている。したがっ
て、相手側のCPUの動作が非常に速くて、請求項1の
I/O疑似動作装置による対応だけでは、I/O疑似動
作装置におけるCPUの処理が間に合わない、というも
希なケースが発生しても、その後に、要求されたI/O
疑似動作を実行することができる。
FOメモリの容量が一杯になったときは、FIFOメモ
リがフルになったことを示す第1の所定の信号(FF)
を、相手側のCPUへ送出することにより、相手側のC
PUの動作を一時停止させるようにしている。したがっ
て、相手側のCPUの動作が非常に速くて、請求項1の
I/O疑似動作装置による対応だけでは、I/O疑似動
作装置におけるCPUの処理が間に合わない、というも
希なケースが発生しても、その後に、要求されたI/O
疑似動作を実行することができる。
【0045】請求項3のI/O疑似動作装置では、FI
FOメモリに格納された動作命令とI/Oポートアドレ
スの数がスタック数Nより少ない特定の数nになったこ
とを示す第2の所定の信号(HF)を、FIFOメモリ
からI/O疑似動作装置のCPUに対して出力するよう
に構成している。したがって、I/O疑似動作装置のC
PUは、この第2の所定の信号(HF)により、I/O
疑似動作装置のFIFOメモリの状態を判断することが
できるので、迅速に、必要な対応を行うことができる。
FOメモリに格納された動作命令とI/Oポートアドレ
スの数がスタック数Nより少ない特定の数nになったこ
とを示す第2の所定の信号(HF)を、FIFOメモリ
からI/O疑似動作装置のCPUに対して出力するよう
に構成している。したがって、I/O疑似動作装置のC
PUは、この第2の所定の信号(HF)により、I/O
疑似動作装置のFIFOメモリの状態を判断することが
できるので、迅速に、必要な対応を行うことができる。
【0046】請求項4のI/O疑似動作装置では、請求
項3のI/O疑似動作装置で出力された第2の所定の信
号(HF)を、I/O疑似動作装置のCPUが受け取っ
たとき、テスータスの生成を停止し、動作命令とI/O
ポートアドレスを、FIFOメモリからCPUの動作に
必要な情報を記憶する記憶部(RAM)へ転送して、F
IFOメモリに格納される動作命令とI/Oポートアド
レスとを減少させてから、ステータスの生成を継続する
ようにしている。したがって、本来希なケースの発生
を、より少なくすることが可能となり、相手側のCPU
は、その動作を停止することがほとんどなくなるので、
そのCPUのプログラムの動作の確認を良好に行うこと
ができる。
項3のI/O疑似動作装置で出力された第2の所定の信
号(HF)を、I/O疑似動作装置のCPUが受け取っ
たとき、テスータスの生成を停止し、動作命令とI/O
ポートアドレスを、FIFOメモリからCPUの動作に
必要な情報を記憶する記憶部(RAM)へ転送して、F
IFOメモリに格納される動作命令とI/Oポートアド
レスとを減少させてから、ステータスの生成を継続する
ようにしている。したがって、本来希なケースの発生
を、より少なくすることが可能となり、相手側のCPU
は、その動作を停止することがほとんどなくなるので、
そのCPUのプログラムの動作の確認を良好に行うこと
ができる。
【図1】この発明のI/O疑似動作装置について、その
要部構成の一実施例を示す機能ブロック図である。
要部構成の一実施例を示す機能ブロック図である。
【図2】この発明のI/O疑似動作装置で使用されるア
クセス監視部の詳細な構成の一実施例を示す機能ブロッ
ク図である。
クセス監視部の詳細な構成の一実施例を示す機能ブロッ
ク図である。
【図3】図2に示したアクセス監視部の動作を説明する
ためのタイムチャートである。
ためのタイムチャートである。
【図4】従来のデュアル・ポートRAMを使用して複数
のCPU間の通信を行うI/O疑似動作装置について、
その要部構成の一例を示す機能ブロック図である。
のCPU間の通信を行うI/O疑似動作装置について、
その要部構成の一例を示す機能ブロック図である。
【図5】従来のデュアル・ポートRAMを使用して複数
のCPU間の通信を行うI/O疑似動作装置について、
その要部構成の他の一例を示す機能ブロック図である。
のCPU間の通信を行うI/O疑似動作装置について、
その要部構成の他の一例を示す機能ブロック図である。
31 I/O疑似動作装置 32 第2のCPU 33 ROM 34 RAM 35 デュアル・ポートRAM 36 第1のFIFOメモリ 37 第2のFIFOメモリ 38 アクセス監視部
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも1つ以上のCPUと、該CP
Uに接続されたI/Oポートとを有する外部装置から動
作命令と該動作命令に対応するI/Oポートアドレスと
を受け取り、前記動作命令に対応したステータスを前記
外部装置へ返信するI/O疑似動作装置であって、 所定のスタック数Nを有し、前記CPUからの前記動作
命令を格納する第1のFIFOメモリと、 前記I/Oポートアドレスを格納する第2のFIFOメ
モリと、 前記動作命令に対応するステータスを前記CPUへ返信
するためのデュアル・ポートRAMと、 前記ステータスを生成する第2のCPUと、 前記第2のCPUの動作に必要な情報を記憶する記憶
部、とを備え、 同一の連続した前記動作命令と前記I/Oポートアドレ
スとが前記CPUから送出されたとき、同一の連続した
前記動作命令と前記I/Oポートアドレスの最初の情報
のみを前記第1のFIFOメモリと第2のFIFOメモ
リに格納し、動作命令またはI/Oポートアドレスが変
化するまで前記同一の連続した前記動作命令と前記I/
Oポートアドレスとを格納しないことを特徴とするI/
O疑似動作装置。 - 【請求項2】 請求項1のI/O疑似動作装置におい
て、 前記第1のFIFOメモリまたは第2のFIFOメモリ
は、動作命令とI/Oポートアドレスの格納数が、前記
スタック数Nと同じになったとき、前記CPUに対して
その旨を示す第1の所定の信号を発することを特徴とす
るI/O疑似動作装置。 - 【請求項3】 請求項1のI/O疑似動作装置におい
て、 前記第1のFIFOメモリまたは第2のFIFOメモリ
は、動作命令とI/Oポートアドレスの格納数が、前記
スタック数Nより少ない所定の数nになったとき、前記
第2のCPUに対してその旨を示す第2の所定の信号を
発することを特徴とするI/O疑似動作装置。 - 【請求項4】 請求項3のI/O疑似動作装置におい
て、 前記第2のCPUは、前記第2の所定の信号が出力され
たとき、前記ステータスの生成を停止し、動作命令とI
/Oポートアドレスを、前記第1のFIFOメモリと第
2のFIFOメモリから、前記第2のCPUの動作に必
要な情報を記憶する記憶部へ転送して、ステータスの生
成を継続することを特徴とするI/O疑似動作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4280672A JPH06110798A (ja) | 1992-09-26 | 1992-09-26 | I/o疑似動作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4280672A JPH06110798A (ja) | 1992-09-26 | 1992-09-26 | I/o疑似動作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06110798A true JPH06110798A (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=17628326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4280672A Pending JPH06110798A (ja) | 1992-09-26 | 1992-09-26 | I/o疑似動作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06110798A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4935111A (en) * | 1988-04-28 | 1990-06-19 | Kawasaki Steel Corp. | Method for producing black colored steel strip |
JP2002522828A (ja) * | 1998-08-05 | 2002-07-23 | インフィネオン テクノロジース アクチエンゲゼルシャフト | インタフェース回路、およびシリアルインタフェースとプロセッサとの間でデータを伝送する方法 |
-
1992
- 1992-09-26 JP JP4280672A patent/JPH06110798A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4935111A (en) * | 1988-04-28 | 1990-06-19 | Kawasaki Steel Corp. | Method for producing black colored steel strip |
JP2002522828A (ja) * | 1998-08-05 | 2002-07-23 | インフィネオン テクノロジース アクチエンゲゼルシャフト | インタフェース回路、およびシリアルインタフェースとプロセッサとの間でデータを伝送する方法 |
US6751689B2 (en) | 1998-08-05 | 2004-06-15 | Infineon Technologies Ag | Interface circuit and method for transmitting data between a serial interface and a processor |
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