JPH0612332A - ディジタル計算機 - Google Patents

ディジタル計算機

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JPH0612332A
JPH0612332A JP4193442A JP19344292A JPH0612332A JP H0612332 A JPH0612332 A JP H0612332A JP 4193442 A JP4193442 A JP 4193442A JP 19344292 A JP19344292 A JP 19344292A JP H0612332 A JPH0612332 A JP H0612332A
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data
control unit
arithmetic
storage device
word
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JP4193442A
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Akiya Ishida
秋也 石田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 演算制御装置の負担をかけずに記憶装置にア
クセスがあったとき,記憶装置側から演算制御装置に割
り込み信号を発生可能なディジタル計算機を提供する。 【構成】 そのアドレスにアクセスが行われたとき割り
込み信号INTRPTを発生することを希望する,主記
憶装置300内の所定のアドレスのワードのマークビッ
トMBを予めセットしておく。CPU100からそのア
ドレスにアクセス指令が発っせられたとき,機能実現部
200は主記憶装置300から一旦そのアドレスのワー
ドをよみだし,そのワードのマークビットMBをチェッ
クして,マークビットMBがセットされているとき,C
PU100に割り込み信号INTRPTを出力する。好
適には,割り込み信号INTRPTが出力されたとき
は,主記憶装置300から読み出されたデータをCPU
100には出力しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル計算機に関す
るものであり,特に,演算制御装置からのメモリアクセ
ス指令(命令)に応答して演算制御装置に割り込み信号
を発生する記憶装置を有するディジタル計算機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタル計算機は演算制御装置(CP
U)と主記憶装置とを有している。通常,演算制御装置
からのアクセス命令,つまり,データ書き込み命令また
はデータ読みだし命令に応じて,主記憶装置は演算制御
装置からのデータを書き込みまたは主記憶装置内の記憶
されているデータを読み出して演算制御装置に出力す
る。半導体技術に進展にともなって演算制御装置および
主記憶装置の動作速度は非常に高速になり,大規模化し
ているが,その本質的な機能には変化があまりみられな
い。
【0003】記号処理の分野では,ディジタル計算機シ
ステム全体の効率的な動作を計り,ソフトウエア製造の
負担を軽減するなどの観点から,たとえば,記憶管理の
支援など演算制御装置の動作,つまり,ソフトウエアを
介さずに主記憶装置側でサポートして欲しい新たな要望
がでている。
【0004】また,ディジタル計算機の利用において
は,主記憶装置の所定の領域,あるいは,所定のアドレ
スのワードには特定のプログラムしかアクセスできない
ようにして使用することがある。特定以外のプログラム
がその主記憶装置の所定の領域または所定のアドレスに
アクセスした場合,イリーガルな動作として検出する必
要がある。従来,主記憶装置にそのようなメモリプロテ
クト機能を実現する場合,たとえば,メモリプロテクト
レジスタなどを設けて,所定の領域について,演算制御
装置の管理のもとで,演算制御装置側で処理している。
【0005】さらに主記憶装置のあるアドレスに演算制
御装置からアクセスがあったことを検出したいという要
望がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述して記憶管理を主
記憶装置側で自動的に行う方法または回路はまだ提案さ
れていない。
【0007】従来のメモリプロテクト処理方法は,演算
制御装置側で処理しているので,メモリプロテクトモー
ドでは演算制御装置の動作が低下し,実質的にその演算
制御装置の性能が低下するという問題がある。また従来
のメモリプロテクト処理方法は,所定のアドレス単位に
メモリプロテクトをかけようとすると,非常に多くのメ
モリプロテクトレジスタが必要になり,メモリプロテク
トの対象とするアドレスが制限を受け,充分なメモリプ
ロテクトを実現することができない。さらに従来のメモ
リプロテクト処理方法は,任意のプログラムがオンライ
ン中に自由にメモリプロテクトをかけたり,外したりす
ることができない。
【0008】上述したようなメモリプロテクト機能の他
に,任意の希望する領域,または任意のアドレスをアク
セスしたとき,そのアクセスを検出する方法および回路
はまだ知られていない。
【0009】本発明は上述した問題を解決し,演算制御
装置の性能を低下させずに,所定のアドレスへのアクセ
スがあったときにそのアクセスを検出可能なディジタル
計算機を提供することを目的とする。また本発明は主記
憶装置などの記憶装置側で記憶管理が可能なディジタル
計算機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決し,上述
した目的を達成するため,本発明によるディジタル計算
機は,演算制御装置と該演算制御装置からのアクセスに
応答してデータを書き込みまたは読みだしする記憶装置
を有し,記憶装置内の所定のアドレスのワードにはその
ワードへのアクセス動作に応答して演算制御装置に割り
込み信号を発生させることを指定するビットをセットし
ておき,記憶装置は演算制御装置からのアクセス命令に
応答するワードに割り込み信号発生を指定されていると
き,割り込み信号を演算制御装置に発生する。
【0011】特定的には,記憶装置における割り込み発
生は,演算制御装置からのデータ読み込み命令に応答し
て行う。好適には,記憶装置における割り込み発生は,
演算制御装置からのデータ読み込み命令に応答して読み
出したデータを前記演算制御装置に出力する前に行う。
【0012】また特定的には,記憶装置は,書き込み命
令に応答して,指定されたアドレスのワードを一旦読み
だし,前記演算制御装置からの書き込みデータを修飾し
て再び前記アドレスに記憶するように構成され,演算制
御装置から書き込み命令が出力されたとき,記憶装置に
おける割り込み発生は,一旦データ読みだし時点におい
て行う。好適には,記憶装置における割り込み発生は,
演算制御装置からのデータ書き込み命令に応答して一旦
記憶装置から読み出したデータを修飾して再び記憶装置
に書き込む前に行う。
【0013】前記ディジタル計算機を,主記憶装置と二
次記憶装置との間の記号処理システムのワードリストの
ロールイン・ロールアウトに使用する。
【0014】
【作用】記憶装置のあるアドレスには,そのアドレスに
ワードにアクセスがかけられたとき,演算制御装置に割
り込みを発生するか否かを指定するマークビットをセッ
トしておく。記憶装置は演算制御装置からアクセスが出
力されたとき,そのアドレスのワードを読みだし,マー
クビットがセットされているとき,演算制御装置に割り
込み信号を出力する。マークビットがセットされていな
いときは,割り込み信号を発生させず通常のアクセス動
作を行う。アクセス動作にはデータ読みだし動作とデー
タ書き込み動作とがあり,記憶装置は,これらいずれの
アクセス動作についても上述した動作を行う。
【0015】データ読みだしのとき,演算制御装置に読
み出したデータを出力する前に,割り込み信号を演算制
御装置に出力することは,演算制御装置内で,その読み
だしデータを処理する前に,割り込み信号に対応した対
応をとることができるから,望ましい。
【0016】データ書き込みの場合も,データを書き込
む前に割り込み信号を演算制御装置に発することが,そ
の割り込み信号に対応した処理を演算制御装置でとるこ
とができるから,好ましい。そのためには,記憶装置の
基本動作として,データ書き込みアクセス指令があった
とき,まず,そのアドレスのワードを読みだし,再び書
き込み動作を行う。なお,この書き込み動作のとき,記
憶装置から読み出したデータと新たに書き込みを行うデ
ータとを修飾させることが好適である。読み出したワー
ドのマークビットがセットされているとき,記憶装置は
演算制御装置に,そのデータを書き込む前に,演算制御
装置に割り込み信号を出力する。読み出したワードのマ
ークビットがリセットされているときは,通常のデータ
書き込み動作を行う。
【0017】前記ディジタル計算機を,主記憶装置と二
次記憶装置との間の記号処理システムのワードリストの
ロールイン・ロールアウトに使用すると,演算制御装置
の負担をかけずに,効率よくロールイン・ロールアウト
が可能になる。
【0018】
【実施例】図1に本発明のディジタル計算機の実施例の
構成を示す。このディジタル計算機は,演算制御装置
(CPU)100と,機能実現部200とCPU100
の主記憶装置300とで構成されている。主記憶装置3
00としては,たとえば,高速動作可能なスタテック形
RAM(SRAM)装置などが用いられる。CPU10
0と機能実現部200とは,バッファ2,4,6,8,
10を介して接続されている。
【0019】この図解においては,現在通常の構成とし
て一般的に適用されているディジタル計算機の構成に対
比して,主記憶装置300がCPU100に対する主記
憶装置として機能し,本発明において,CPU100と
主記憶装置300との間に機能実現部200を付加した
構成として示している。機能実現部200はCPU10
0からみると,CPU100の外部の装置,つまり,C
PU100におけるソフトウエア動作に依存しない装置
として,主記憶装置300の一部のものとして位置づけ
られるものである。機能実現部200の動作はCPU1
00におけるソフトウエア動作を必要としない。CPU
100からみると,機能実現部200と主記憶装置30
0とは一体の主記憶装置を構成する。機能実現部200
と主記憶装置300との構成としては,図解したよう
に,CPU100の外部に機能実現部200と主記憶装
置300とを分離させて配置してもよく,または同じメ
モリデバイス(装置)として一体構成してもよい。
【0020】CPU100からアドレスADRがアドレ
ス制御線20に出力され,バッファ2を介してメモリ装
置300のアドレス入力端子ADに印加される。またC
PU100から機能制御信号FUNCが機能制御線22
に出力され,バッファ4を介して機能実現部200に印
加される。CPU100から書き込みデータWRDAT
が書き込みデータ線24に出力され,バッファ6を介し
て機能実現部200に印加される。データ読み込み時に
は,メモリ装置300の読み込みデータ出力端子RDか
ら内部読み込みデータIRDDが読み込みデータ線26
に出力され,バッファ8を介してCPU100に入力さ
れる。また,機能実現部200から割り込み信号INT
RPTが割り込みリクエスト線28に出力され,バッフ
ァ10を介してCPU100に印加される。
【0021】メモリ装置300内の所定のアドレスに
は,図1(B)に示したように,制御ビット部にマーク
ビットMBが設定される。このマークビットMBに
「1」がセットされているときは,そのアドレスにアク
セス命令が発せられたとき,機能実現部200からCP
U100に割り込み信号INTRPTが出力されること
を示す。このマークビットMBに「0」がリセットされ
ているときは,そのアドレスにアクセス命令が発せられ
ても,機能実現部200から割り込み信号INTRPT
は出力されないことを示す。ここで,アクセス動作とし
ては,CPU100から主記憶装置300へのデータ書
込み動作,および,CPU100に主記憶装置300か
らデータの読み込み動作とがある。
【0022】まず,CPU100へのデータ読み込み動
作について,図3(A)の読みだしタイミング図を参照
して述べる。CPU100に主記憶装置300からデー
タを読み込むときは,CPU100は同時に,主記憶装
置300内の読みだしアドレスADRをアドレス制御線
20に出力し,読みだし動作を示す機能制御信号FUN
Cを機能制御線22に出力する。機能実現部200は機
能制御線22に出力された機能制御信号FUNCを分析
し,データ読みだし動作であることを解読してメモリ制
御線32にメモリ制御信号MCを出力する。主記憶装置
300は機能実現部200からのメモリ制御信号MCに
応答して,CPU100からアドレス入力端子ADに印
加されたアドレスADRのデータを読みだし内部読み込
みデータIRDDとして読み込みデータ出力端子RDか
ら出力する。
【0023】この内部読み込みデータIRDDはバッフ
ァ8に入力されるとともに,機能実現部200に印加さ
れる。機能実現部200は,内部読み込みデータIRD
DのマークビットMBが「1」にセットされているとき
は,割り込みリクエスト線28に割り込み信号INTR
PTを出力する。好適には,機能実現部200からバッ
ファ8にゲート信号を印加しておき,割り込み信号IN
TRPTがバッファ10から出力される前には内部読み
込みデータIRDDがバッファ8を介してCPU100
に出力されないようにしておく。したがって,割り込み
信号INTRPTが発生されるときは,CPU100に
は内部読み込みデータIRDDを入力する前にバッファ
10を介して割り込み信号INTRPTが入力される。
割り込み信号INTRPTが入力された場合,CPU1
00の割り込み処理プログラムが動作して,その割り込
み信号INTRPTに対応する所定の動作を行う。も
し,バッファ8に印加されている内部読み込みデータI
RDDを入力すべきときは,CPU100内のプログラ
ムがバッファ8のゲートを解除する機能制御信号FUN
Cを機能制御線22に出力して,機能実現部200から
ゲート信号を解除させる。
【0024】主記憶装置300の読み込みデータ出力端
子RDから出力された内部読み込みデータIRDDのマ
ークビットMBがリセットされているときは,機能実現
部200は割り込み信号INTRPTを出力せず,内部
読み込みデータIRDDはバッファ8を介してCPU1
00に入力される。
【0025】次いで,データ書込み動作について,図3
(B)に示したタイミング図を参照して述べる。CPU
100から主記憶装置300へデータを書き込むとき
は,CPU100は同時に,アドレス制御線20に書込
みアドレスADRを出力し,機能制御線22に書込み動
作を示す機能制御信号FUNCを出力し,書き込みデー
タ線24に書き込むべき書き込みデータWRDATを出
力する。この例では,図3(B)に示すように,データ
書込み動作においても,機能実現部200が動作して,
主記憶装置300から一旦アドレスADRのデータを読
みだし,書き込みデータWRDATでその読み出したデ
ータを修飾して,再び主記憶装置300内のそのアドレ
スADRに書き込むように構成されている。したがっ
て,上記データ読みだし段階において主記憶装置300
から読み出された内部読み込みデータIRDDのマーク
ビットMBがセットされているときは,上述したよう
に,修飾されたデータが主記憶装置300内のアドレス
ADRに書き込まれる前に,機能実現部200から割り
込み信号INTRPTがバッファ10に出力され,CP
U100に入力される。修飾されたデータの書込みを許
可するか否かはCPU100の割り込み処理プログラム
が機能制御信号FUNCを機能実現部200に出力して
指示する。
【0026】以上,図1に示したディジタル計算機の基
本動作を述べたが,以下,図1に示した機能実現部20
0の詳細回路を図解した図2を参照して述べる。図2に
おいて,機能実現部200は,制御信号発生部208,
参照カウンタ制御部202,マークビット制御部20
4,メモリ制御信号発生部206,および,割り込み信
号出力制御ゲート220を有する。制御信号発生部20
8には機能制御線22およびバッファ4を介してCPU
100から機能制御信号FUNCが印加される。メモリ
制御信号発生部206は主記憶装置300に接続されて
いる。機能実現部200は,セレクタ210,212,
214,および,216を有する。これらのセレクタは
メモリ書き込みデータ線30によって制御信号発生部2
08に接続されている。機能実現部200は4個のメモ
リデータレジスタ230,232,234,236を有
している。
【0027】主記憶装置300におけるデータは,この
例では,MSBから6ビットはLISPなど記号言語な
どに用いる参照カウンタを示し,次の6ビットは図1
(B)に示した制御ビットを示し,この制御ビット内に
マークビットMBが位置する。その後に64ビット長の
データDATAが続く。主記憶装置300からあるワー
ドが読み出されたとき,先頭から6ビットの参照カウン
ト値はメモリデータレジスタ230に保持され,次の6
ビットの制御ビットはメモリデータレジスタ232に保
持される。その後の64ビットのデータDATAはそれ
ぞれ32ビット長の大きさのメモリデータレジスタ23
4とメモリデータレジスタ236に分割して保持され
る。メモリ制御信号発生部206はこれらメモリデータ
レジスタ230,232,234,246に主記憶装置
300から読み出したデータを保持させるか否かを制御
する。メモリデータレジスタ230,232,234,
236に保持されたデータはそれぞれ,参照カウンタ制
御部202,マークビット制御部204,セレクタ21
4,セレクタ216に出力される。さらに参照カウンタ
制御部202およびマークビット制御部204からセレ
クタ210およびセレクタ212に出力される。セレク
タ210,212,214,216には主記憶装置30
0からのデータがそれぞれ入力されている。セレクタ2
10,212,214,216に入力されたいずれの入
力を出力するかは制御信号発生部208の制御,換言す
れば,CPU100から制御信号発生部208に印加さ
れた機能制御信号FUNCに依存する。
【0028】CPU100からの読みだし動作について
述べる。この基本動作は図3(A)に示したタイミング
で行われる。CPU100からデータ読みだしアクセス
指令が出力されたときは,主記憶装置300から指定さ
れたアドレスのワードが読み込みデータ線26に出力さ
れ,このワードは参照カウンタ制御部202,マークビ
ット制御部204,セレクタ214およびセレクタ21
6に出力される。さらに,参照カウンタ制御部202お
よびマークビット制御部204のデータはセレクタ21
0,セレクタ212に出力される。まだこの時点では,
セレクタ210,212,214,216からは出力さ
れない。読み出されたワードのマークビットMBがリセ
ットされているときは,制御信号発生部208はセレク
タ210,212,214,216に入力されている上
記ワードを出力させる。読み出されたワードのマークビ
ットMBがセットされているときは,制御信号発生部2
08はセレクタ210,212,214,216に入力
されている上記ワードの出力を禁止し,割り込み信号出
力制御ゲート220を介して割り込みリクエスト線28
に割り込み信号INTRPTを出力する。この割り込み
信号INTRPTがバッファ10を介してCPU100
に入力される。なお,図1を参照して述べた例では,割
り込み信号INTRPTを発生するとき,機能実現部2
00からバッファ8にゲート信号を出力して,内部読み
込みデータIRDDのCPU100への出力を禁止する
例を示したが,図2に示した例では,バッファ8にゲー
ト信号を出力せず,セレクタ210,212,214,
216の出力を制御している。内部読み込みデータIR
DDの出力禁止は上記両者のいずれでもよい。
【0029】機能実現部200から割り込み信号INT
RPTが出力されると,CPU100内の割り込み処理
プログラム(ルーチン)が動作する。その割り込み処理
プログラムの動作は適宜,その状況に応じて処理するよ
うに,プログラムしておくことができる。その適用例に
ついては,図4および図5を参照して後述する。
【0030】CPU100からの書き込み動作について
述べる。この基本動作は図3(B)に示したタイミング
で行われる。CPU100からの書き込みアクセスがあ
ったとき,主記憶装置300からそのアドレスのワード
がメモリデータレジスタ230,232,234,23
6に保持される。さらに,メモリデータレジスタ23
0,メモリデータレジスタ232に保持された情報は参
照カウンタ制御部202,マークビット制御部204に
出力される。したがって,この機能実現部200の内部
的なデータ読みだしモードにおいて,CPU100から
のデータ読みだし動作と同様に,書き込み対象のアドレ
スから読み出してワードのマークビットMBをチェック
して割り込み信号INTRPTを出力するか否かを判別
し,もし,そのワードのマークビットMBがセットされ
ている場合は,上述したCPU100からのデータ読み
だしアクセス動作における動作と同様に,割り込み信号
出力制御ゲート220を介してCPU100に割り込み
信号INTRPTを出力することができる。CPU10
0はこの割り込み信号INTRPTに応答して,所定の
割り込み処理プログラムが動作する。
【0031】この実施例において,主記憶装置300か
ら一旦読みだしたワードのマークビットMBがリセット
されていて割り込み信号INTRPTが発生されていと
きは,LISPなどの記述言語を使用したときに好適
な,修飾動作を行う。つまり,参照カウンタ制御部20
2,マークビット制御部204に一旦入力されたデータ
について,参照カウンタの更新,図1(B)に示した制
御ビットの操作などの修飾動作を行うことができる。こ
の修飾動作後にそのワードが該当するアドレスに書き込
まれる。
【0032】主記憶装置300から一旦読み出したワー
ドのマークビットMBがセットされ,割り込み信号IN
TRPTが出力されるときは,この修飾動作は禁止され
る。また,修飾後の主記憶装置300へのデータ書き込
み動作も禁止される。ただし,割り込み信号INTRP
Tに応答したCPU100内の割り込み処理プログラム
の処理内容によっては,上記修飾および書き込みの禁止
を解除する機能制御信号FUNCを制御信号発生部20
8に出力して,修飾動作および書き込み動作を行わせる
ことができる。
【0033】図4および図5を参照して,上述したマー
クビットMBのセットまたはリセットの条件下にアクセ
ス動作に応答した動作を機能実現部200および主記憶
装置300側で行う例を述べる。LISP言語などを用
いる記号処理システムにおいては,主記憶装置50内の
空き容量が不足してくると,当面の動作処理に不必要と
予想されるワードリストを二次記憶装置60に追い出
し,必要になったときふたたび主記憶装置50に戻すロ
ールイン・ロールアウト手法をとっている。図4はその
状況を示す。図4(A)に示すようにノードN1,ノー
ドN2,ノードN11〜N18として表したワードリス
ト群が主記憶装置50に存在し,ノードN11〜ノード
N18で示したワードリスト群Aが二次記憶装置60の
ワードリスト群A’として示した部分に追い出される。
主記憶装置50にはワードリスト群Aの空き容量が確保
されるが,間接ポインタBが主記憶装置50に残され
る。この間接ポインタBは後で,二次記憶装置60に追
い出したワードリストA’を再び使用するとき,二次記
憶装置60から主記憶装置50にロードするための手掛
かりを示す情報である。間接ポインタBには上述したマ
ークビットMBをセットしておく。
【0034】主記憶装置50におけるワードリスト群A
の二次記憶装置60への追い出し動作(ロールアウト)
は,主記憶装置50の使用可能な部分が不足したとき,
演算制御装置の本来の処理とは無関係に起こる。つま
り,主記憶装置50内のワードリスト群Aの二次記憶装
置60への追い出しは演算制御装置内の本来のプログラ
ムは知らない。演算制御装置内の本来のプログラムの処
理が進んで,一旦,二次記憶装置60に追い出されたワ
ードリストA’が必要になったとき,データはリスト構
造であるので,間接ポインタBをアクセス指令が発っせ
られる。リスト構造であるから,間接ポインタBをアク
セスしないで直接,ワードリスト群Aの中のデータをア
クセスすることは有り得ない。主記憶装置50内の間接
ポインタBには割り込み信号を発生するマークビットM
Bがセットされているので,演算制御装置が間接ポイン
タBのアドレスをアクセスした瞬間,上述した動作に基
づいて主記憶装置50に含まれる図2に示した機能実現
部200に相当する機能実現部から割り込み信号が演算
制御装置に出力される。この割り込み信号に応答して,
演算制御装置において割り込み処理ルーチンが駆動さ
れ,この割り込み処理ルーチンで主記憶装置50内の間
接ポインタBを参照して,二次記憶装置60に追い出さ
れたワードリスト群A’を再び主記憶装置50にロード
しなおし,間接ポインタBを差し替えて,割り込み処理
ルーチンの動作が終了して,本来のプログラム処理に復
帰する。ワードリスト群Aは再び主記憶装置50にロー
ドされているので,このワードリスト群Aは追い出され
る前と同様に使用できる。
【0035】もし従来のように,上述したアクセスに伴
う割り込み発生手法を使用しないで,図4および図5を
参照して述べた記憶管理方式(ロールイン・ロールアウ
ト)を実施するとき,主記憶装置50からワードの読み
こみのたびに主記憶装置50にワードリスト群Aが存在
するか否かをチェックする必要があり,演算制御装置の
本来の処理が非常に遅延する。上述した本発明の実施例
によれば,上述した記憶管理を主記憶装置50がわで行
うので,演算制御装置の負担が非常に削減され,演算制
御装置の動作性能が低下せず,プログラムの負担も少な
い。
【0036】図1および図2を参照して述べたディジタ
ル計算機の割り込み発生手法は,基本的にあるアドレス
に予めマークビットMBをセットしておけば,そのアド
レスに対するアクセス指令が発っせられとき,CPU1
00に割り込み信号INTRPTを出力するものである
から,図4および図5を参照して述べた利用方法の他,
種々の利用方法,たとえば,メモリプロテクトがある。
本発明によるメモリプロテクト機能は,CPU100の
負担を強いず,機能実現部200側で処理され,そのア
ドレスにアクセスが発っせられた時のみCPU100内
の割り込み処理ルーチンが動作する。したがって,CP
U100の性能が低下しない。また,主記憶装置300
内の個々のアドレスごとにメモリプロテクトの要否を指
定できるので,その利用が便利である。
【0037】上述した実施例は,演算制御装置と主記憶
装置との関連において述べたが,演算制御装置と接続さ
れるメモリ装置であれば,たとえば,単にデータ記憶用
として使用されるような記憶装置でもよく,主記憶装置
300には限定されない。
【0038】図4および図5を参照して記号処理システ
ムにおける本発明のディジタル計算機のロールイン・ロ
ールアウトへの適用例を述べたが,本発明のディジタル
計算機は,データフロー計算モデル,オブジェクト指向
計算モデルなど,抽象度の高い計算モデルに実装すると
きに,効率のよい実装が可能になる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば,演算制御装置からマー
クビットがセットされたメモリアドレスに対するアクセ
スがあったとき,記憶装置側からハードウエア的に演算
制御装置に割り込み信号を発生することができる。その
結果,たとえば,記号処理言語を用いたディジタル計算
機における記憶管理などが効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタル計算機の実施例としての構
成図,および,主記憶装置内のデータワードのビット構
成の一部を示す図である。
【図2】図1に示した機能実現部の詳細回路図である。
【図3】本発明の実施例の主記憶装置へのアクセス動作
と割り込み信号発生動作を示す図である。
【図4】本発明のディジタル計算機の割り込み発生動作
を適用したディジタル計算機の動作形態を示す図であ
る。
【図5】図4に示した動作を図解した図である。
【符号の説明】
2,4,6,8,10・・バッファ 20・・アドレス制御線 22・・機能制御線 24・・書き込みデータ線 26・・読み込みデータ線 28・・割り込みリクエスト線 30・・メモリ書き込みデータ線 32・・メモリ制御線 34・・メモリ読みだし線 50・・主記憶装置 60・・二次記憶装置 100・・CPU 200・・機能実現部 208・・制御信号発生部 202・・参照カウンタ制御部 204・・マークビット制御部 206・・メモリ制御信号発生部 210,212,214,216・・セレクタ 220・・割り込み信号出力制御ゲート 230,232,234,236・・メモリデータレジ
スタ 300・・主記憶装置 ADR・・アドレス FUNC・・機能制御信号 WRDAT・・書き込みデータ RDDAT・・読み込みデータ INTRPT・・割り込み信号 IWRD・・内部書き込みデータ IRDD・・内部読み込みデータ MC・・メモリ制御信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】演算制御装置と該演算制御装置からのアク
    セスに応答してデータを書き込みまたは読みだしする記
    憶装置を有し,前記記憶装置内の所定のアドレスのワー
    ドにはそのワードへのアクセス動作に応答して前記演算
    制御装置に割り込み信号を発生させることを指定するビ
    ットがセットされ,前記記憶装置は前記演算制御装置か
    らのアクセス命令に応答するワードに前記割り込み信号
    発生を指定されているとき,割り込み信号を前記演算制
    御装置に発生するディジタル計算機。
  2. 【請求項2】前記記憶装置における割り込み発生は,前
    記演算制御装置からのデータ読み込み命令に応答して行
    う請求項1記載のディジタル計算機。
  3. 【請求項3】前記記憶装置における割り込み発生は,前
    記演算制御装置からのデータ読み込み命令に応答して読
    み出したデータを前記演算制御装置に出力する前に行う
    請求項2記載のディジタル計算機。
  4. 【請求項4】前記記憶装置は,書き込み命令に応答し
    て,指定されたアドレスのワードを一旦読みだし,前記
    演算制御装置からの書き込みデータを修飾して再び前記
    アドレスに記憶するように構成され,前記演算制御装置
    から書き込み命令が出力されたとき,前記記憶装置にお
    ける割り込み発生は,前記一旦データ読みだし時点にお
    いて行う請求項1または2記載のディジタル計算機。
  5. 【請求項5】前記記憶装置における割り込み発生は,前
    記演算制御装置からのデータ書き込み命令に応答して一
    旦メモリ装置から読み出したデータを修飾して再び記憶
    装置に書き込む前に行う請求項4記載のディジタル計算
    機。
  6. 【請求項6】前記ディジタル計算機を主記憶装置と二次
    記憶装置との間の記号処理システムのワードリストのロ
    ールイン・ロールアウトに使用したことを特徴とする請
    求項1〜5のいずれか記載のディジタル計算機。
JP4193442A 1992-06-26 1992-06-26 ディジタル計算機 Pending JPH0612332A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101107726B1 (ko) * 2009-06-22 2012-01-20 대원기계공업주식회사 결합식 손잡이 구조를 갖는 페트병

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