JPH06110340A - 多色画像形成方法及びその装置 - Google Patents

多色画像形成方法及びその装置

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JPH06110340A
JPH06110340A JP4279302A JP27930292A JPH06110340A JP H06110340 A JPH06110340 A JP H06110340A JP 4279302 A JP4279302 A JP 4279302A JP 27930292 A JP27930292 A JP 27930292A JP H06110340 A JPH06110340 A JP H06110340A
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toner image
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JP4279302A
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English (en)
Inventor
Itsuo Ikeda
五男 池田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光体上に形成した黒トナー像と有彩色トナ
ー像を中間転写体に順次一次転写して中間転写体上に多
色トナー像を形成し、このトナー像に熱線を照射してそ
のトナーを溶融し、この溶融トナー像を転写紙に二次転
写する画像形成方法であって、中間転写体上の黒トナー
と有彩色トナーの溶融粘性を揃え、これらを効率よく転
写紙に二次転写できる方法を提案する。 【構成】 中間転写体20に熱線吸収材を設け、中間転
写体20上の多色トナー像に対して加熱器25から熱線
を照射したとき、黒トナーには熱線を直接吸収させ、有
彩色トナーは、中間転写体20の熱線吸収材に達した熱
によって加熱させ、両トナーの溶融粘性を同程度とし、
これらを転写紙32に二次転写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中間転写体を用いて多
色画像を得る多色画像形成方法及びその装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリなどの
画像形成装置において、多色画像を得るには、一般に、
像担持体に形成された静電潜像を現像して該担持体上に
色の異なるトナー像を順次形成し、その各色のトナー像
を記録媒体上にそれぞれ重ね転写して記録媒体上に多色
のトナー像を形成し、これを定着するか、又は像担持体
上に色の異なるトナー像を重ね合せて形成し、これを記
録媒体上に一括転写してこれを定着する方法が採用され
る。
【0003】ところが、従来の多色画像形成方法におい
ては、像担持体上に形成されたトナー像に対して、紙な
どから成る記録媒体を直に接触させて記録媒体の裏面側
からトナーの帯電極性と逆極性のバイアス電圧又はコロ
ナ放電を印加して、像担持体上のトナー像を記録媒体上
に転写するように構成されていた。このため、記録媒体
の表面の凹凸などにより、記録媒体と像担持体とが完全
に密着せず、所々で、両者間に不均一なギャップがで
き、像担持体上のトナー像が記録媒体に転写される際、
転写電界が不均一となり、また同一電荷を持つトナー粒
子同士の反発力によって、トナー像が転写されるべきで
ない記録媒体部分にトナーが飛散し、記録媒体上の画像
を乱し、その濃度にむらができる不具合があった。この
ため、従来公知の方法によっては、印刷に匹敵するよう
な多色画像を得ることは困難であった。
【0004】特に、像担持体上の各色のトナー像を記録
媒体上に順次転写する方式でフルカラー画像を得るに
は、像担持体上のトナー像を記録媒体に転写する工程を
3乃至4回繰返す必要があるため、画質の劣化が特に著
しくなる。
【0005】また記録媒体上に転写されたトナー像を定
着すべく、この記録媒体を定着ローラと加圧ローラ間に
通すとき、ローラ間に形成される不均一電界によって、
定着直前のトナー像が乱され、しかも定着時の加熱,加
圧条件によっては、トナーが記録媒体上に延長して太
り、画質が劣化するおそれもある。
【0006】このような欠点を除去したフルカラーの画
像形成方法として、像担持体上にイエロー、マゼンタ及
びシアンの3色のトナー像を順次形成し、その各トナー
像を中間転写体上に静電的に一次転写し、中間転写体上
のトナー像に熱線を照射し、その輻射熱でトナーを溶融
させ、その溶融トナー像を記録媒体上に二次転写してフ
ルカラーの画像を得る方法が提案されている(例えば特
開昭51−94939号公報参照)。
【0007】この方法は、帯電した像担持体上に対して
原稿からの光を照射し、アナログ式に静電潜像を形成す
るものであるため、黒画像用の静電潜像を形成できず、
従ってイエロー、マゼンタ及びシアンの3色のトナーで
フルカラー画像を形成している。すなわち黒トナーによ
る黒画像を形成できないのであるが、黒トナーを用いな
いカラー画像は、色再現性に劣り、またトナーの消費量
が多くなるなどの不具合を免れない。
【0008】そこで、有彩色画像用の静電潜像と黒画像
用の静電潜像を像担持体にそれぞれ形成し、前者の潜像
を有彩色トナーで可視像化し、後者の潜像を黒トナーに
よって可視像化して、これらのトナー像を中間転写体上
に一次転写し、次いでこれを記録媒体上に二次転写して
記録媒体上に黒画像を含む多色画像を得るようにすれ
ば、上記不具合を解消することができるのであるが、黒
トナーを用いると、次のような新たな問題が発生する。
【0009】すなわち、黒トナーと有彩色トナーとに同
じ量の輻射エネルギーを与えると、両者の輻射エネルギ
ー吸収特性が異なるため、その溶融状態に相違が生じ
る。このため、中間転写体上に一次転写された黒のトナ
ー像と、有彩色のトナー像に対して同一量の輻射エネル
ギーを付与すると、黒トナーは溶融するが、有彩色トナ
ーは溶融しなかったり、逆に両トナーが溶融しても、黒
トナーの流動化が過度に進む現象が発生する。
【0010】溶融トナーの流動性が過度に進むと、トナ
ー同士の凝集力が弱まり、これが記録媒体に二次転写さ
れずに中間転写体に残る所謂ホットオフセット現象が発
生し、逆にトナーの温度が低く、これが充分に軟化しな
いと、トナーの粘性流動が発生せず、トナーの一部が中
間転写体に残る所謂コールドオフセットが起こり、いず
れの場合も記録媒体上の画質が劣化する。
【0011】このように、中間転写体を用いる多色画像
形成方法においては、有彩色トナーと黒トナーを用いて
多色画像を得ようとすると、その画質が著しく劣化する
ので、実際には黒トナーを用いることはできなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、中間
転写体を使用すると共に、黒トナーと有彩色トナーを用
いて高品質な多色画像を得ることのできる多色画像形成
方法、及びその装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、像担持体上に黒トナー像と有彩色トナー像
を任意の順でそれぞれ形成し、表層として熱線吸収材を
含有する耐熱弾性層を有する中間転写体の表面を前記像
担持体の表面に対して押圧し、該担持体上の前記各トナ
ー像を、中間転写体上に、その表面の粘着性によって順
次一次転写して中間転写体上に複数の色の多色トナー像
を形成し、この多色トナー像に対して熱線を照射するこ
とにより、中間転写体上の黒トナーと有彩色トナーの粘
性をぼぼ揃えてこれらのトナーを溶融し、当該溶融トナ
ー像を記録媒体表面に二次転写すると同時に定着する多
色画像形成方法を提案する。
【0014】さらに本発明は、像担持体上に黒トナー像
と有彩色トナー像を任意の順でそれぞれ形成し、耐熱性
支持体上に導電性の熱線吸収材を含有する耐熱弾性層を
有する中間転写体の表面を前記像担持体の表面に対して
押圧しながら、前記導電性の熱線吸収材にバイアス電圧
を印加することにより、像担持体上のトナーを中間転写
体に静電的に引き付けると共に、中間転写体の表面の粘
着性を利用して、像担持体上の前記各トナー像を中間転
写体に順次一次転写して中間転写体上に複数の色の多色
トナー像を形成し、この多色トナー像に対して熱線を照
射し、中間転写体上の黒トナーと有彩色トナーの粘性を
ぼぼ揃えてこれらのトナーを溶融し、当該溶融トナー像
を記録媒体表面に二次転写すると同時に定着する多色画
像形成方法を提案する。
【0015】また本発明は、像担持体上に黒トナー像と
有彩色トナー像を任意の順でそれぞれ形成し、耐熱性支
持体上に導電性の熱線吸収材を含有する耐熱弾性層を有
する中間転写体の表面を前記像担持体の表面に対して押
圧し、前記像担持体上に最初に形成された一色目のトナ
ー像を、中間転写体上に、その表面の粘着性によって一
次転写し、像担持体上の二色目以降のトナー像を、前記
導電性の熱線吸収材にバイアス電圧を印加することによ
り像担持体上のトナーを中間転写体に静電的に引き付け
ると共に、中間転写体の表面の粘着性を利用して、中間
転写体上に順次一次転写して中間転写体上に複数の色の
多色トナー像を形成し、この多色トナー像に対して熱線
を照射し、中間転写体上の黒トナーと有彩色トナーの粘
性をぼぼ揃えてこれらのトナーを溶融し、当該溶融トナ
ー像を記録媒体表面に二次転写すると同時に定着する多
色画像形成方法を提案する。
【0016】さらに本発明は、像担持体上に黒トナー像
と有彩色トナー像を任意の順でそれぞれ形成し、耐熱性
支持体上に熱線吸収材を含有する耐熱弾性層を有する中
間転写体の表面を前記像担持体の表面に対して押圧して
前記像担持体上の各トナー像を中間転写体上に順次一次
転写して中間転写体上に複数の色の多色トナー像を形成
し、その際、中間転写体上に各トナー像を一次転写する
毎に、当該中間転写体上の各トナー像に対して熱線を照
射して黒トナーと有彩色トナーの粘性をほぼ揃えた状態
で溶融し、像担持体上の一色目のトナー像を中間転写体
に一次転写するときは、中間転写体の表面の粘着性によ
って当該一次転写を行い、像担持体上の二色目以降のト
ナー像を中間転写体にそれぞれ一次転写するときは、中
間転写体の表面の粘着性と、既に中間転写体上に一次転
写されて溶融されたトナーの溶融粘性とによって当該一
次転写を行い、中間転写体上の溶融した多色トナー像を
記録媒体表面に二次転写すると同時に定着する多色画像
形成方法を提案する。
【0017】さらに本発明は、像担持体上に黒トナー像
と有彩色トナー像を任意の順でそれぞれ形成し、耐熱性
支持体上に熱線吸収材を含有する耐熱弾性層を有する中
間転写体の表面を前記像担持体の表面に対して押圧し
て、前記像担持体上に最初に形成された一色目のトナー
像を、中間転写体上に、その表面の粘着性によって一次
転写し、その転写トナー像に対して熱線を照射してこれ
を溶融し、該溶融トナー像を記録媒体に二次転写すると
同時に定着し、像担持体上の二色目以降のトナー像につ
いても、全く同様に、その各トナー像を中間転写体上に
その粘着性によって一次転写する毎に、その転写トナー
像に熱線を照射してトナーを溶融しその溶融したトナー
像を記録媒体上に二次転写すると同時に定着し、前記の
如く中間転写体上に一次転写されて熱線を照射された黒
トナー像の溶融粘性と、中間転写体上に一次転写されて
熱線を照射された有彩色トナー像の溶融粘性をぼぼ揃
え、そのそれぞれを記録媒体上に二次転写する多色画像
形成方法を提案する。
【0018】また本発明は、像担持体上に黒トナー像と
有彩色トナー像を任意の順でそれぞれ形成し、耐熱性支
持体上に導電性の熱線吸収材を含有する耐熱弾性層を有
する中間転写体の表面を前記像担持体の表面に対して押
圧しながら、前記導電性の熱線吸収材にバイアス電圧を
印加して像担持体上のトナーを中間転写体に静電的に引
き付けると共に、中間転写体の表面の粘着性を利用し
て、前記像担持体上に最初に形成された一色目のトナー
像を、中間転写体上に一次転写し、その転写トナー像に
対して熱線を照射してこれを溶融し、該溶融トナー像を
記録媒体に二次転写すると同時に定着し、像担持体上の
二色目以降のトナー像についても、全く同様に、その各
トナー像を中間転写体上にその粘着性と静電的引き付け
力によって一次転写し、その転写毎に、転写トナー像に
熱線を照射してそのトナーを溶融し、その溶融したトナ
ー像を記録媒体上に二次転写すると同時に定着し、前記
の如く中間転写体上に一次転写されて熱線を照射された
黒トナー像の溶融粘性と、中間転写体上に一次転写され
て熱線を照射された有彩色トナー像の溶融粘性をぼぼ揃
え、そのそれぞれを記録媒体上に二次転写する多色画像
形成方法を提案する。
【0019】さらに本発明は、黒トナー像と有彩色トナ
ー像が順次形成される像担持体と、このトナー像が順次
一次転写される中間転写体と、中間転写体上のトナー像
に対して熱線を付与し、これを溶融させる加熱手段とを
有し、その溶融トナー像を記録媒体に二次転写する多色
画像形成装置において、前記中間転写体が、熱線吸収材
を含有する耐熱弾性層を有する多色画像形成装置を提案
する。
【0020】その際、前記熱線吸収材が、像担持体上の
トナー像を中間転写体に一次転写するときバイアス電圧
が印加される導電性の熱線吸収材として構成されている
と有利である。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0022】実施例1 図1は、本発明に係る方法を実施する多色画像形成装置
の概略図であり、ここに示した装置は、像担持体の一構
成例であるドラム状の感光体10と、ドラム状に形成さ
れた中間転写体20と、加圧ローラ30として構成され
た加圧手段とを有している。加圧ローラ30は、図1に
実線で示したように中間転写体20に圧接した作動位置
と、図に破線で示したように中間転写体20から離間し
た退避位置との間を作動することができる。ドラム状の
像担持体や中間転写体、或いは加圧手段を用いる代り
に、ベルト状のものをそれぞれ使用することもできる。
【0023】本発明は、黒トナーと少なくとも1つの有
彩色トナーによって、少なくとも2色の多色画像を得る
方法及びその装置に適用できるものであるが、図1に示
した多色画像形成装置は、フルカラー画像をも形成でき
るように構成されており、その動作を説明しながら、図
1に示した構成を明らかにする。
【0024】中間転写体20が感光体10に圧接し、か
つ加圧ローラ30が中間転写体20から離間した状態
で、感光体10が図1に矢印Aで示すように反時計方向
に回転駆動され、中間転写体20は感光体10の回転に
よって矢印B方向に従動回転する。このとき感光体10
の表面が帯電チャージャ(スコロトロンチャージャ)1
1のコロナ放電によって均一に帯電される。一方、レー
ザ光学系12から画像情報に従って光変調されたレーザ
光12aが出射し、帯電された感光体10の表面がこの
レーザ光12aによって露光走査される。これによっ
て、感光体10上には一色目、この例ではイエロー画像
用の静電潜像(イエロー潜像)が形成される。
【0025】ここで、感光体10の周囲には、現像装置
13が配設され、この現像装置13は、イエロー、マゼ
ンタ、シアンの各有彩色トナーと、無彩色の黒トナーが
それぞれ入ったイエロー現像器13Y、マゼンタ現像器
13M、シアン現像器13C及びブラック現像器13B
Kを有している。これらの現像器は、感光体1の周方向
に沿って配列され、選択的に作動して使用される。図1
に示した現像装置13は粉体状のトナーを用いる乾式型
の現像装置であるが、これに代えて現像液を用いる湿式
型の現像装置を使用することもできる。
【0026】前述のように回転駆動される感光体10上
に形成されたイエロー潜像は、これがイエロー現像器1
3Yを通るとき、そのイエロートナーによってトナー像
として可視像化される。すなわち、イエロー現像器13
Yに収容されたトナーが所定の極性に帯電され、かかる
帯電トナーが感光体10上のイエロー潜像に静電的に移
行し、本例では反転現像によって潜像が可視像化され
る。このとき、他の現像器13M,13C,13BKが
現像動作を行うことはない。
【0027】感光体10と中間転写体20の回転に伴っ
て、上述のようにイエロートナー像が形成された感光体
部分が、中間転写体20と感光体10とが互いに圧接し
た一次転写部Xに達し、このとき感光体10上のイエロ
ートナー像が中間転写体20上に一次転写される。
【0028】一次転写部Xを通過した感光体部分上に残
留しているトナーは、感光体10の周囲に配設されたク
リーニング装置15によって除去され、該表面が清掃さ
れると共に、図示していない除電装置によって除電作用
を受ける。
【0029】この動作時に中間転写体20は回転を続け
ており、その表面に一次転写されたトナー像は、加圧ロ
ーラ30と、中間転写体20用のクリーニング装置26
を通過するが、このとき加圧ローラ30と、クリーニン
グ装置26のクリーニングローラ26aは、共に中間転
写体20から離間しているので、中間転写体20上のイ
エロートナー像が乱されることはない。
【0030】前述のようにクリーニング装置15によっ
て清掃され、除電装置によって除電作用を受けた感光体
10の表面は、再び帯電チャージャ11によって一様に
帯電され、この表面にレーザ光学系12からのレーザ光
12aが照射され、二色目の、本例ではマゼンタ画像用
のマゼンタ潜像が形成される。引き続き、このマゼンタ
潜像は、イエロー現像器13Yに代って選択されたマゼ
ンタ現像器13Mによって、マゼンタトナー像として可
視像化される。
【0031】このマゼンタトナー像も、感光体10の回
転に伴って一次転写Xに至り、中間転写体20上に、イ
エロートナー像の上から一次転写される。中間転写体上
の同一位置に、イエロートナー像とマゼンタトナー像が
順次一次転写されるのである。この一次転写後に感光体
10上に残留するトナーもクリーニング装置15によっ
て清掃され、かつ該感光体10上の表面が除電作用を受
ける。
【0032】全く同様にして、感光体10上にはシアン
画像用のシアン潜像と黒画像用のブラック潜像がそれぞ
れ順次形成され、これらの潜像がシアン現像器13Cと
ブラック現像器13BKによって、それぞれその各色の
トナー像として可視像化される。これらのトナー像も、
中間転写体20上に、先に転写されたトナー像の上から
順に一色ずつ一次転写される。このようにして中間転写
体20上には、その同一位置に4色のトナー像が一次転
写され、中間転写体20上に複数の色の多色トナー像、
本例ではフルカラートナー像が形成される。感光体10
上の各色のトナー像を中間転写体20上に一次転写する
順序は任意であり、上記具体例の順に限定されるもので
はない。
【0033】中間転写体20は、図2に拡大して模式的
に示すように、耐熱性支持体22と、これに積層された
耐熱弾性層24より成るシートを、シリンダ状に形成さ
れたベース21上にクランパ(図示せず)などで保持し
たものから構成され、この実施例1においては、表層と
しての耐熱弾性層24に熱線吸収材23が含まれてい
る。
【0034】耐熱性支持体22は、例えばポリアミド、
ポリイミド、ポリアシド/イミドなどから構成され、ま
た熱線吸収材23としては、例えば、カーボンブラッ
ク、黒鉛、磁性酸化鉄などの黒色物質が用いられる。さ
らに、耐熱弾性層24の弾性材料としては、常温のトナ
ーに対しては粘着性を呈し、加熱されて溶融したトナー
に対しては離型性を示す弾性材、例えばシリコーンゴ
ム、フッ素ゴム、シリコーン/ウレタン共重合ゴムなど
のゴム材が適宜用いられる。かかる弾性材料中に、熱線
吸収材23が均一に分散しているか、又はその弾性材料
の粘着性を損わないように、耐熱弾性層24の表面部分
に弾性材料が主体となって存在し、耐熱性支持体22側
の弾性層24の部分に熱線吸収材23が偏在するように
構成されている。後者のように熱線吸収材23を偏在さ
せるには、耐熱弾性層24を例えば遠心成形法によって
成形するとよい。
【0035】耐熱性支持体22と耐熱弾性層24より成
るシートをシリンダ状のベース21に保持する代りに、
このシートを、ベース上に直接積層塗布して設けること
もでき、この場合には、耐熱性支持体22は、ベース2
1に対する断熱材としての機能のほかに、接着剤として
の働きをなす。
【0036】前述のように、感光体10上に黒トナー像
と、有彩色トナー像(イエロートナー像、マゼンタトナ
ー像、シアントナー像)をそれぞれ形成し、これらを中
間転写体20上に順次一色ずつ一次転写するのである
が、このとき、中間転写体20の表面が感光体10の表
面に対して押圧され、該中間転写体20の表面の粘着性
によって、感光体10上の各色のトナー像が中間転写体
20上に一次転写される。すなわち、中間転写体20の
表層となる耐熱弾性層24の弾性材料は、前述の如く常
温のトナーに対して粘着性を示すので、この粘着性を利
用して感光体10上の各トナー像を一色ずつ順次中間転
写体20上に一次転写することができるのである。
【0037】このとき、中間転写体20の耐熱弾性層2
4が感光体10に圧接するので、その弾性によって、中
間転写体20と感光体10は均一に密着し、トナー像の
乱れを生ずることなく、忠実に感光体10上のトナー像
が中間転写体20の表面に一次転写される。この作用が
確実に得られるように、感光体10の表面だけでなく、
中間転写体20の表面もできるだけ平滑に形成すること
が望ましい。
【0038】中間転写体20の粘着性を有する表面は、
感光体10からのトナー像の一次転写を繰返す毎にトナ
ーによって被覆され、この被覆された表面は粘着性を示
さないので、中間転写体20上には、複数色のトナー像
が重ならず、各色の単層のフルカラートナー像が形成さ
れる。
【0039】このようにして中間転写体20上に形成さ
れたフルカラーの多色トナー像は、中間転写体20に対
向配置された加熱手段の一例である加熱器25によって
熱線を照射される。加熱器25は、例えば赤外線・ハロ
ゲンランプやニッケルクロム合金線又はリボンなどから
成る。
【0040】かかる加熱器25からの熱線が中間転写体
20上のフルカラートナー像に照射されると、このトナ
ー像のうちの黒トナーは熱線を直接吸収して溶融する。
一方、熱線透過性の有彩色トナー像のトナーは、中間転
写体20の熱線吸収材23に到達した熱によって加熱さ
れた中間転写体20により間接的に加熱されて溶融す
る。このため、中間転写体20上の黒トナーと有彩色の
イエロー、マゼンタ、シアントナーの粘性をほぼ揃えて
これらのトナーを溶融させることができる。
【0041】黒トナーと有彩色トナーの輻射エネルギー
吸収特性は異なり、前者の黒トナーの方が多量の輻射エ
ネルギーを吸収するのであるが、中間転写体20に熱線
吸収材23を設け、有彩色トナーを通してこの吸収材2
3に達した熱線によって、吸収材23、ひいては中間転
写体20の全体を加熱し、この熱で有彩色トナーを間接
的に、かつ積極的に加熱することができるので、黒トナ
ーと有彩色トナーがほぼ同等の溶融粘性を示すのであ
る。
【0042】一方、給紙部31からは、その給紙ローラ
31aの回転によって記録媒体の一例である転写紙32
が矢印D方向に給送され、これがレジストローラ対40
によって所定のタイミングで中間転写体20と加圧ロー
ラ30の間に給送され、その先端部が中間転写体20と
加圧ローラ30の間に到達したとき、加圧ローラ30が
図1に実線で示したように中間転写体20に対して圧接
し、中間転写体20の周速と同じ周速で矢印C方向に回
転する。このようにして転写紙32は、中間転写体20
と加圧ローラ30との間の二次転写部Yを通過するが、
このとき、中間転写体20上の溶融したフルカラートナ
ー像が転写紙23の表面に二次転写される。中間転写体
20の耐熱弾性層24は、溶融したトナーに対しては離
型性を示すので、中間転写体20上のトナー像は効率的
に転写紙32上に移行し、しかもこれと同時に転写紙3
2上に定着される。
【0043】このように中間転写体20上のトナーを溶
融させ、これを圧力の作用下に転写紙上に二次転写する
ので、感光体上のトナー像を転写紙に静電的に直に転写
する従来の画像形成装置に生じていた不具合を除去で
き、乱れがなく、しかも濃度むらのない高品質なフルカ
ラー画像を転写紙上に形成できる。しかも二次転写と定
着を同時に行うので、転写紙23を定着装置に通すこと
なく、そのまま排紙部33に排出することができ、定着
装置によって転写紙上のトナー像を定着する従来の方法
に生じていた不具合も除去でき、乱れのない、しかも太
りのない高品質な最終画像を得ることができる。
【0044】また表面がゴム弾性を有する中間転写体2
0上に形成されたトナー像を記録媒体に転写するので、
この記録媒体が、可撓性のある紙などに限らず、板のよ
うな剛性を有するものであるときも、これに中間転写体
上のトナー像を二次転写することができる。
【0045】さらに、前述のように中間転写体20上の
黒トナーと有彩色トナーがほぼ同程度の粘性を示すよう
に、これらを溶融させることができるので、従来の提案
に係る多色画像形成装置のように、ホットオフセットや
コールドオフセットが発生することを抑え、高品質な画
像を得ることができる。このように黒トナーを支障なく
用いることができるので、最終画像の色再現性を高める
ことができる。
【0046】上述のようにオフセットを防止できるの
で、二次転写工程後の中間転写体20にはほとんどトナ
ーは残留しないが、図1に示した画像形成装置において
は、確実性を期するため、中間転写体20用のクリーニ
ング装置26が設けられている。このクリーニング装置
26は、中間転写体20の表面に接離可能であって、ヒ
ータ(図示せず)によって加熱されるクリーニングロー
ラ26aを有している。このローラ26aは、例えばア
ルミニウムより成るローラ体の表面に高離型性の物質を
コートしたものから成り、かかるローラ26aが、二次
転写部Yを通過した中間転写体20の表面に当接し、中
間転写体20上にトナーが残留しているときは、これを
溶融させてローラ26aの側に移転させ、中間転写体2
を清掃する。クリーニングローラ26aに付着したトナ
ーは、これに圧接したブレード26bによって掻き取ら
れる。
【0047】二次転写を全て終了したあと、加圧ローラ
30は中間転写体20から離間され、クリーニング装置
26のクリーニングローラ26も、そのクリーニング動
作終了後、中間転写体20の表面から離される。
【0048】転写紙32の両面に画像を形成するとき
は、給紙部31から給送された転写紙32を、加圧ロー
ラ30にクランパ34によって巻き付け保持し、前述し
たところと全く同様にして中間転写体20上のフルカラ
ートナー像をこの転写紙32に二次転写すると共に定着
し、次いで加圧ローラ30に沿って転写紙を反転させて
排紙し、この転写紙を再び二次転写部Yに給送し、前述
したところと全く同様にして、この転写紙の裏面、すな
わち先に画像を形成した面と反対の面に画像を形成すれ
ばよい。
【0049】感光体上のトナー像を静電的に転写紙上に
転写する、先に説明した従来の多色画像形成装置によっ
て、1枚の転写紙の両面に画像をそれぞれ形成すると、
既に表面に形成された定着済みの画像が、裏面へのトナ
ー像の転写時に、そのトナー像の転写を妨げることがあ
る。これにより、表面にトナー像が形成された部分とこ
れが形成されていない部分とで、裏面に転写されたトナ
ー像の濃度にむらを生じる。また表面のトナー像を定着
したとき、転写紙の誘電特性が変化し、これによって裏
面へのトナー像の転写率が変動し、その画質が劣化する
不具合があったが、図1に示した画像形成装置において
は、転写紙23の表面にも、またその裏面にも中間転写
体20上の溶融トナーを二次転写して、同時に定着する
ので、上述の如き従来の不具合は発生せず、転写紙の表
裏に画質変化のない高品質な画像をそれぞれ形成するこ
とができる。
【0050】上記実施例1においては、前述の如く中間
転写体20に各色のトナー像が重なった状態で形成され
ることはないので、これを転写紙32に定着するときの
エネルギーを少なくすることができ、しかもごわごわし
た違和感のない印刷のような高品質な最終画像を得るこ
とができる。
【0051】以上が請求項1に対応する実施例1の構成
と作用であるが、この実施例の一次転写と二次転写の態
様を整理すると次の表1の通りとなる。この表中、熱圧
とは、中間転写体20上のトナーを溶融させ、転写紙2
3を加圧ローラ30によって中間転写体20に加圧しつ
つ、その溶融トナー像を転写紙上に二次転写することを
意味している。
【0052】
【表1】
【0053】実施例2 次に請求項2に対応する実施例2について説明する。こ
の実施例においても、図1に示した多色画像形成装置が
用いられる。
【0054】実施例2と先の実施例1と相違するところ
は、実施例1では、感光体10上のトナー像を専ら中間
転写体20の表面の粘着性によって中間転写体20上に
一次転写したのに対し、実施例2では、中間転写体20
の表面の粘着性を利用すると共に、静電作用によって
も、感光体10上の各トナー像を中間転写体20上に一
次転写する点にある。
【0055】すなわち、図3に示したように、実施例2
で用いられる中間転写体20の耐熱弾性層24は、実施
例1において例示した誘電性の弾性材料中に、導電性の
熱線吸収材230が含まれたものから成り、中間転写体
20を感光体10に押圧しながら、感光体10上の各色
のトナー像を中間転写体20に一次転写するとき、その
トナーの帯電極性と逆極性のバイアス電圧を導電性の熱
線吸収材230に印加する。これによって感光体10上
のトナーは中間転写体20に静電的に引き付けられ、こ
の引き付け力と中間転写体表面の粘着性とによって、感
光体10上の各トナー像が中間転写体20上に順次一次
転写される。図3に示した中間転写体20の他の構成
は、図2と変りはない。
【0056】実施例1における熱線吸収材23は、導電
性であっても、そうでなくともよいが、実施例2では、
熱線吸収材230が必ず導電性の材料から構成されるの
である。
【0057】導電性の熱線吸収材230としては、例え
ば、サブミクロンのFe、Ni、Cr、Coなどの金属超微
粉や導電性カーボンブラックなどの導電性黒色物質など
を適宜用いることができる。かかる熱線吸収材230に
電圧を印加したとき、中間転写体20の全体に亘って電
圧印加が行われるように、個々の熱線吸収材230が互
いに電気的に接続された状態で配設されていることが望
ましい。
【0058】またこの実施例2においても、導電性熱線
吸収材230が耐熱弾性層24の全体に分散するよう
に、弾性層24を構成してもよいが、この弾性層24を
遠心成形法などによって形成し、その表面部分に誘電性
の弾性材が主として存在し、耐熱性支持体22に近い部
分に導電性の熱線吸収材230が偏在するように構成
し、これにバイアス電圧を印加したとき、バイアスリー
クを起こさないようにすることが望ましい。
【0059】上述のように、実施例2では中間転写体2
0の表面の粘着性だけでなく、トナーを中間転写体20
に静電的に引き付けて、感光体10上の各トナー像を中
間転写体20上に一次転写するので、中間転写体20上
に既に一次転写されたトナー像の上から、次の色のトナ
ー像を重ねて一次転写することができ、中間転写体20
上に、色の異なるトナー像を重ね合せたフルカラートナ
ー像を形成することができる。
【0060】また熱線吸収材230は、図1に示した加
熱器25からの熱線を吸収する働きと、バイアス電極と
しての働きを為すので、これらの機能を果す部材を別々
に中間転写体20に設けた場合に比べ、その構成を簡素
化し、コストの低減を図ることができる。
【0061】他の構成と作用は、実施例1と全く変りは
ない。また転写紙32を加圧ローラ30に保持してその
表面に画像を形成し、次いでこれを反転させてその裏面
に画像を形成するなどの改変構成例についても、実施例
1と同様に構成できる。
【0062】説明の煩雑化を避けるため、実施例1と同
一の構成についての説明は省略するが、この実施例2の
一次転写と二次転写の態様を表2に整理して示してお
く。
【0063】
【表2】
【0064】実施例3 次に請求項3に対応する実施例3についても説明する。
この実施例でも、図1に示した多色画像形成装置が使用
され、しかもその中間転写体20としては、実施例2に
おいて用いた、図3に示したものが使用される。
【0065】先の実施例1,2と異なるところは、感光
体10上に形成された一色目のトナー像、この例ではイ
エロートナー像を中間転写体20に一次転写するとき
は、専ら中間転写体表面の粘着性によってこのトナー像
を一次転写する。次に、感光体10上の二色目以降のト
ナー像を中間転写体20に順次一次転写するときは、中
間転写体20の導電性の熱線吸収材230(図3)に、
トナーの帯電極性と逆極性のバイアス電圧を印加し、感
光体10上のトナーを中間転写体20に静電的に引き付
けると共に、中間転写体20の表面の粘着性を利用して
感光体102のトナー像を中間転写体20に転写する。
すなわち、感光体上の一色目のトナー像については、こ
のトナー像を、実施例1と全く同じく、中間転写体20
の粘着性を利用して中間転写体20に一次転写し、それ
以降の各トナー像については、実施例2と全く同じく、
感光体10上のトナーを静電的に中間転写体20に引き
付け、かつ中間転写体20の表面粘着性を利用して中間
転写体20に二次転写するのである。
【0066】実施例3の他の構成とその改変構成例につ
いては、実施例1及び2と全く変りはなく、中間転写体
20上に上述の如く形成されたフルカラートナー像を溶
融させて転写紙32上に二次転写することも、実施例1
及び2と同じである。実施例3の構成によっても、実施
例2と同じ効果が得られる。
【0067】この実施例3の一次転写と2次転写の態様
を整理すると、次の表3の通りである。
【0068】
【表3】
【0069】実施例4 次に請求項4に対応する実施例4について説明する。こ
の実施例においても、図1に示した多色画像形成装置が
使用され、その中間転写体20としても図2に示したも
のが使用される。
【0070】実施例1と異なるところは、感光体10上
に順次形成した各色のトナー像を、中間転写体20上に
一次転写する毎に、その中間転写体20上のトナー像に
対して、加熱器25によって熱線を照射する点である。
【0071】すなわち、感光体10上に形成した一色目
のイエロートナー像を、中間転写体20上に、その表面
の粘着性によって一次転写した後、この中間転写体20
上のイエロートナー像に、加熱器25によって熱線を照
射してこれを溶融させる。このように中間転写体20上
のイエロートナー像を溶融させて、そのトナーに溶融粘
性を持たせるのである。
【0072】次に、感光体10上に形成したマゼンタト
ナー像を、中間転写体20上に、その表面の粘着性と、
中間転写体20上の溶融されたイエロートナー像の溶融
粘性とによって一次転写する。このようにして中間転写
体20上に一次転写したマゼンタトナー像に対しても、
加熱器25からの熱線を照射してこれを溶融させる。次
いで、全く同様に、感光体10上に形成されたシアント
ナー像を、中間転写体20の粘着性と、中間転写体20
上の溶融されたイエロー及びマゼンタトナー像の溶融粘
性とによって、中間転写体20上に一次転写し、引き続
き感光体10上の黒トナー像を、中間転写体20の粘着
性と、この中間転写体20上の溶融した3色のトナー像
の溶融粘性とによって、中間転写体20上に一次転写す
るのである。最後に中間転写体20に一次転写された黒
トナー像も、加熱器25からの熱線の照射によって加熱
溶融される。
【0073】このように、感光体10上の二色目以降の
トナー像を中間転写体20にそれぞれ一次転写するとき
は、中間転写体20の表面の粘着性と、既に中間転写体
20に一次転写されて溶融されたトナーの溶融粘性とに
よって、当該一次転写を行うのである。
【0074】上述のように、中間転写体20上に一次転
写された各色のトナー像を溶融させるときも、黒トナー
は熱線を直接吸収して溶融し、熱線透過性の有彩色トナ
ーは中間転写体20の熱線吸収材23に到達した熱によ
り間接的に加熱されて溶融するので、中間転写体20上
の黒トナーと有彩色トナーの粘性をほぼ揃えた状態に溶
融させることができる。
【0075】他の構成と作用は、先の各実施例と変りは
なく、中間転写体20上の溶融したフルカラートナー像
が転写紙に二次転写され、同時に定着される。この実施
例においても、中間転写体20上に各色のトナー像を重
ね合せたフルカラートナー像を形成することができる。
【0076】なお、中間転写体20に一次転写されたト
ナー像を溶融させ、その粘性によって次の色のトナー像
を中間転写体20に一次転写させるとき、中間転写体2
0上の溶融トナーが感光体10の方へ逆移行しないよう
に、このトナーの溶融粘度を調整する必要がある。通常
は、このトナーの加熱温度を多少低めにすることによ
り、次のトナー像を中間転写体20に一次転写させると
き、この溶融トナーが感光体10に接しても、これが感
光体10の方へ移行することを阻止できる。そして、中
間転写体20上にフルカラートナー像が形成され、これ
を転写紙32に二次転写するとき、そのトナーの溶融粘
度が、二次転写に適したものとなるように、中間転写体
20上のトナーを加熱器25の熱線照射によって制御す
るのである。
【0077】実施例4の一次転写と二次転写を整理する
と、表4に示す通りであるが、この表中の「溶融粘着」
は、感光体10上のトナー像を、中間転写体20上に、
その粘着性と既に中間転写体20上に一次転写されたト
ナー像の溶融粘性によって一次転写することを意味して
いる。
【0078】
【表4】
【0079】実施例5 次に、請求項5に対応する実施例5について説明する
が、この実施例においても、図1に示した多色画像形成
装置が用いられ、その中間転写体20として図2に示し
たものが使用される。
【0080】この実施例5の実施例1と異なる第1の点
は、感光体10上に最初に形成された一色目のトナー
像、この例ではイエロートナー像を、中間転写体20上
に、その表面の粘着性によって一次転写し、その転写ト
ナー像に対して、加熱器25によって熱線を照射し、こ
れを溶融させる点にある。この動作自体は、実施例4と
変りはない。
【0081】実施例1と異なる第2の点は、給紙部31
から給送された転写紙32を加圧ローラ30に巻き付け
てこれをクランパ34によって保持し、当該加圧ローラ
30を中間転写体20に圧接させ、中間転写体20上の
溶融したイエロートナー像を加圧ローラ30に保持され
た転写紙32上に二次転写すると同時に定着する点にあ
る。二色目のマゼンタトナー像についても、これを中間
転写体20上にその粘着性によって一次転写し、次いで
これに加熱器25からの熱線を照射してこのマゼンタト
ナー像を溶融し、引き続きこれを加圧ローラ30上の転
写紙32に二次転写して同時に定着する。全く同様にし
て、それ以降のシアントナー像と黒トナー像について
も、これらをそれぞれ中間転写体20上にその表面の粘
着性によって一次転写する毎にこれを溶融させて転写紙
32上に二次転写して定着する。
【0082】すなわち、この実施例では中間転写体20
上にトナー像を順次一次転写して該転写体20上にフル
カラートナー像を形成するのではなく、中間転写体20
上にその粘着性で一次転写したトナー像を、その都度溶
融させ、すぐに転写紙32に二次転写して定着し、転写
紙32上に各色のトナー像を重ねながら二次転写し、こ
こにフルカラートナー像を形成するのである。
【0083】フルカラートナー像が形成された転写紙3
2は、加圧ローラ30から外されて排紙部33に搬送排
出される。
【0084】この実施例5においても、中間転写体20
上に一次転写される毎に熱線を照射される各色のトナー
像のうち、黒トナーは熱線を直接吸収して溶融し、熱線
過透性の有彩色トナーは、中間転写体20の熱線吸収材
23(図2)に到達した熱により加熱された中間転写体
20によって間接的に加熱溶融されるので、黒トナー像
の溶融粘性と、有彩色トナー像の溶融粘性はほぼ揃い、
全てのトナーがほぼ同等の溶融粘性を呈するので、転写
紙32上には、色の相違による転写むらのない圧熱二次
転写が行われ、高品質な最終画像を得ることができる。
【0085】この実施例の他の構成、及び改変構成例に
ついても、先に実施例1で説明したところと変りはな
い。転写紙32の裏面にも画像を形成するときは、クラ
ンパ34によって保持した転写紙32を、加圧ローラ3
0の下部で分離してこれを反転させ、及び加圧ローラ3
0に再給紙してこれを該ローラ30にクランプし、上述
したところと全く同じくしてこの転写紙32の裏面に画
像を形成すればよく、これによって転写紙の表裏に画質
変化を起こすことのない高画質のフルカラー画像を得る
ことができる。
【0086】この実施例5の一次転写と二次転写の態様
を整理して示すと、次の表5の通りとなる。
【0087】
【表5】
【0088】実施例6 次に請求項6に対応する実施例6について説明する。こ
の実施例は実施例5とほぼ同様であり、異なるところ
は、中間転写体20として図3に示したもの、すなわち
導電性の熱線吸収材230を有する中間転写体20を用
いる点と、感光体10上に形成した各トナー像を中間転
写体20上に一次転写するとき、導電性の熱線吸収材2
30にトナーの帯電極性と逆極性のバイアスを印加して
感光体10上のトナーを中間転写体20に静電的に引き
付けると共に、中間転写体20の表面の粘着性を利用し
て感光体10上の各トナー像を中間転写体20上に転写
する点である。
【0089】すなわち、感光体10上に形成された一色
目のトナー像、この例ではイエロートナー像を中間転写
体20上にその表面粘着性と静電気力を利用して中間転
写体20上に一次転写し、この中間転写体20上のイエ
ロートナー像に対して加熱器25からの熱線を照射して
これを溶融し、次いでこの溶融トナー像を、加圧ローラ
30にクランプ保持された転写紙32上に二次転写する
と同時に定着し、感光体10上の二色目以降のトナー像
についても、全く同様に、その各色のトナー像を中間転
写体20上にその粘着性と静電的引き付け力によって一
次転写し、その転写毎に、転写トナー像に熱線を照射し
てそのトナーを溶融し、その溶融したトナー像を転写紙
32上に順次二次転写すると同時に定着するのである。
この場合も、上述のように中間転写体20上に一次転写
されて熱線を照射された黒トナー像の溶融粘性と、中間
転写体20上に一次転写されて熱線を照射された有彩色
トナー像の溶融粘性をほぼ揃えることができ、そのそれ
ぞれの溶融トナー像が加圧ローラ30にクランプされた
転写紙32上に順次二次転写されて定着される。この実
施例においても、実施例5と全く同様にして、転写紙の
裏面にも画像を形成することができる。
【0090】この実施例6の一次転写と二次転写の態様
は、次の表6のように整理できる。
【0091】
【表6】
【0092】なお、実施例5及び6に示したように、転
写紙を加圧ローラ30に巻き付けてこれを保持するよう
に構成したときは、記録媒体として転写紙のような可撓
性を有するものを用いる必要があるが、実施例1乃至4
においては、記録媒体を加圧ローラ30に巻き付けなく
ともよいので、先にも説明したように、厚い板などの剛
体から成る記録媒体を用いることも可能である。
【0093】以上、転写紙上にフルカラー画像を形成す
る実施例を説明したが、前述のように、本発明は黒と少
なくとも1つの有彩色より成る多色画像を形成する方法
と装置に適用できるものであり、例えば2色の多色画像
を得るときは、感光体10上に黒トナー像ともう1つの
有彩色トナー像を順次形成し、これらを、先の各実施例
で示したように、中間転写体20を介して転写紙32に
二次転写すればよい。
【0094】
【発明の効果】請求項1乃至8に記載の構成によれば、
弾性を有する中間転写体を用いた利点をそのまま得るこ
とができると共に、熱線吸収材を含む耐熱弾性層を有す
る中間転写体を用いるので、この中間転写体上に一次転
写された黒トナーと有彩色トナーに対する熱線照射条件
を変えずとも、これらの各トナーをほぼ同等の溶融特性
を有するように溶融させることができ、これを容易に記
録媒体に二次転写させ、高品質な最終多色画像を得るこ
とができる。
【0095】また請求項1及び7に記載の構成によれ
ば、中間転写体上に、各色のトナー像が重ならない状態
で多色トナー像を形成できるので、これを記録媒体に二
次転写して定着するときの定着エネルギーが少なくて済
み、しかも違和感のない印刷で得たような高品質な多色
画像を形成することができる。
【0096】請求項2、3、6及び8に記載の構成によ
れば、熱線吸収材がバイアス電極としての働きもなすの
で、中間転写体の構造を簡素化でき、そのコストを低減
できる。また像担持体上のトナーを静電作用によって中
間転写体に引き付けるので、中間転写体表面の粘着性だ
けでは中間転写体への一次転写が不充分となるトナー像
も確実に中間転写体に一次転写でき、高品質な多色画像
を得ることができる。
【0097】請求項4に記載の構成によれば、中間転写
体表面の粘着性と、中間転写体上に既に一次転写された
トナーの溶融粘性で、像担持体上の二色目以降のトナー
像を中間転写体上に一次転写するので、たとえ中間転写
体にバイアス電圧を印加しなくとも、像担持体上のトナ
ー像を効率よく一次転写でき、中間転写体上に各色のト
ナー像を重ね合せた多色トナー像を形成できる。これに
より高品質な最終多色画像を得ることが可能となる。ま
た加熱・圧による一次転写と二次転写を同一の加熱手段
によって達成することも可能である。
【0098】請求項5及び6に記載の構成によれば、像
担持体から中間転写体上に各トナー像を一次転写する毎
に、これを溶融させて記録媒体に二次転写するので、記
録媒体の表面性や静電的特性に左右にされずに、印刷に
より得た画像と同様な高品質な最終多色画像を得ること
ができる。特に請求項6に記載の構成によると、像担持
体上のトナー像を中間転写体上の粘着性のほかに静電作
用も利用して中間転写体上に一次転写するので、その転
写効率を高めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する多色画像形成装置の一例を示
す概略図である。
【図2】中間転写体の拡大断面図であって、ハッチング
を省略した図である。
【図3】他の例の中間転写体の拡大断面図であって、ハ
ッチングを省略した図である。
【符号の説明】
20 中間転写体 23 熱線吸収材 24 耐熱弾性層 230 導電性の熱線吸収材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に黒トナー像と有彩色トナー
    像を任意の順でそれぞれ形成し、表層として熱線吸収材
    を含有する耐熱弾性層を有する中間転写体の表面を前記
    像担持体の表面に対して押圧し、該担持体上の前記各ト
    ナー像を、中間転写体上に、その表面の粘着性によって
    順次一次転写して中間転写体上に複数の色の多色トナー
    像を形成し、この多色トナー像に対して熱線を照射する
    ことにより、中間転写体上の黒トナーと有彩色トナーの
    粘性をぼぼ揃えてこれらのトナーを溶融し、当該溶融ト
    ナー像を記録媒体表面に二次転写すると同時に定着する
    ことを特徴とする多色画像形成方法。
  2. 【請求項2】 像担持体上に黒トナー像と有彩色トナー
    像を任意の順でそれぞれ形成し、耐熱性支持体上に導電
    性の熱線吸収材を含有する耐熱弾性層を有する中間転写
    体の表面を前記像担持体の表面に対して押圧しながら、
    前記導電性の熱線吸収材にバイアス電圧を印加すること
    により、像担持体上のトナーを中間転写体に静電的に引
    き付けると共に、中間転写体の表面の粘着性を利用し
    て、像担持体上の前記各トナー像を中間転写体に順次一
    次転写して中間転写体上に複数の色の多色トナー像を形
    成し、この多色トナー像に対して熱線を照射し、中間転
    写体上の黒トナーと有彩色トナーの粘性をぼぼ揃えてこ
    れらのトナーを溶融し、当該溶融トナー像を記録媒体表
    面に二次転写すると同時に定着することを特徴とする多
    色画像形成方法。
  3. 【請求項3】 像担持体上に黒トナー像と有彩色トナー
    像を任意の順でそれぞれ形成し、耐熱性支持体上に導電
    性の熱線吸収材を含有する耐熱弾性層を有する中間転写
    体の表面を前記像担持体の表面に対して押圧し、前記像
    担持体上に最初に形成された一色目のトナー像を、中間
    転写体上に、その表面の粘着性によって一次転写し、像
    担持体上の二色目以降のトナー像を、前記導電性の熱線
    吸収材にバイアス電圧を印加することにより像担持体上
    のトナーを中間転写体に静電的に引き付けると共に、中
    間転写体の表面の粘着性を利用して、中間転写体上に順
    次一次転写して中間転写体上に複数の色の多色トナー像
    を形成し、この多色トナー像に対して熱線を照射し、中
    間転写体上の黒トナーと有彩色トナーの粘性をぼぼ揃え
    てこれらのトナーを溶融し、当該溶融トナー像を記録媒
    体表面に二次転写すると同時に定着することを特徴とす
    る多色画像形成方法。
  4. 【請求項4】 像担持体上に黒トナー像と有彩色トナー
    像を任意の順でそれぞれ形成し、耐熱性支持体上に熱線
    吸収材を含有する耐熱弾性層を有する中間転写体の表面
    を前記像担持体の表面に対して押圧して前記像担持体上
    の各トナー像を中間転写体上に順次一次転写して中間転
    写体上に複数の色の多色トナー像を形成し、その際、中
    間転写体上に各トナー像を一次転写する毎に、当該中間
    転写体上の各トナー像に対して熱線を照射して黒トナー
    と有彩色トナーの粘性をほぼ揃えた状態で溶融し、像担
    持体上の一色目のトナー像を中間転写体に一次転写する
    ときは、中間転写体の表面の粘着性によって当該一次転
    写を行い、像担持体上の二色目以降のトナー像を中間転
    写体にそれぞれ一次転写するときは、中間転写体の表面
    の粘着性と、既に中間転写体上に一次転写されて溶融さ
    れたトナーの溶融粘性とによって当該一次転写を行い、
    中間転写体上の溶融した多色トナー像を記録媒体表面に
    二次転写すると同時に定着することを特徴とする多色画
    像形成方法。
  5. 【請求項5】 像担持体上に黒トナー像と有彩色トナー
    像を任意の順でそれぞれ形成し、耐熱性支持体上に熱線
    吸収材を含有する耐熱弾性層を有する中間転写体の表面
    を前記像担持体の表面に対して押圧して、前記像担持体
    上に最初に形成された一色目のトナー像を、中間転写体
    上に、その表面の粘着性によって一次転写し、その転写
    トナー像に対して熱線を照射してこれを溶融し、該溶融
    トナー像を記録媒体に二次転写すると同時に定着し、像
    担持体上の二色目以降のトナー像についても、全く同様
    に、その各トナー像を中間転写体上にその粘着性によっ
    て一次転写する毎に、その転写トナー像に熱線を照射し
    てトナーを溶融しその溶融したトナー像を記録媒体上に
    二次転写すると同時に定着し、前記の如く中間転写体上
    に一次転写されて熱線を照射された黒トナー像の溶融粘
    性と、中間転写体上に一次転写されて熱線を照射された
    有彩色トナー像の溶融粘性をぼぼ揃え、そのそれぞれを
    記録媒体上に二次転写することを特徴とする多色画像形
    成方法。
  6. 【請求項6】 像担持体上に黒トナー像と有彩色トナー
    像を任意の順でそれぞれ形成し、耐熱性支持体上に導電
    性の熱線吸収材を含有する耐熱弾性層を有する中間転写
    体の表面を前記像担持体の表面に対して押圧しながら、
    前記導電性の熱線吸収材にバイアス電圧を印加して像担
    持体上のトナーを中間転写体に静電的に引き付けると共
    に、中間転写体の表面の粘着性を利用して、前記像担持
    体上に最初に形成された一色目のトナー像を、中間転写
    体上に一次転写し、その転写トナー像に対して熱線を照
    射してこれを溶融し、該溶融トナー像を記録媒体に二次
    転写すると同時に定着し、像担持体上の二色目以降のト
    ナー像についても、全く同様に、その各トナー像を中間
    転写体上にその粘着性と静電的引き付け力によって一次
    転写し、その転写毎に、転写トナー像に熱線を照射して
    そのトナーを溶融し、その溶融したトナー像を記録媒体
    上に二次転写すると同時に定着し、前記の如く中間転写
    体上に一次転写されて熱線を照射された黒トナー像の溶
    融粘性と、中間転写体上に一次転写されて熱線を照射さ
    れた有彩色トナー像の溶融粘性をぼぼ揃え、そのそれぞ
    れを記録媒体上に二次転写することを特徴とする多色画
    像形成方法。
  7. 【請求項7】 黒トナー像と有彩色トナー像が順次形成
    される像担持体と、このトナー像が順次一次転写される
    中間転写体と、中間転写体上のトナー像に対して熱線を
    付与し、これを溶融させる加熱手段とを有し、その溶融
    トナー像を記録媒体に二次転写する多色画像形成装置に
    おいて、 前記中間転写体が、熱線吸収材を含有する耐熱弾性層を
    有することを特徴とする多色画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記熱線吸収材が、像担持体上のトナー
    像を中間転写体に一次転写するときバイアス電圧が印加
    される導電性の熱線吸収材として構成されている請求項
    7に記載の多色画像形成装置。
JP4279302A 1992-09-25 1992-09-25 多色画像形成方法及びその装置 Pending JPH06110340A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989011119A1 (en) * 1988-05-10 1989-11-16 Fanuc Ltd Pmc apparatus

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