JP3514076B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3514076B2
JP3514076B2 JP16630497A JP16630497A JP3514076B2 JP 3514076 B2 JP3514076 B2 JP 3514076B2 JP 16630497 A JP16630497 A JP 16630497A JP 16630497 A JP16630497 A JP 16630497A JP 3514076 B2 JP3514076 B2 JP 3514076B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機や
レーザープリンタ等の画像形成装置に関し、詳細には、
中間転写体を介して感光体ドラム等の潜像担持体上に形
成された未定着トナー像を用紙等の記録媒体上に転写す
る画像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置としては、
特公昭49−209号公報、特開昭62−206567
号公報等に記載のものが知られている。具体的には、図
7に示すように、感光体ドラム701等の像担持体上に
形成された未定着トナー像Tをベルト状の中間転写体7
02に1次転写し、改めてこの未定着トナー像Tを中間
転写体702から記録媒体703へ2次転写して所望の
画像を記録媒体703上に形成するように構成されてい
る。特に図示のようにブラック(Bk)、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各色に対応
した現像器705〜708を備え、各色の未定着トナー
像を重ね合わせてフルカラー画像を形成するカラー画像
形成装置にあっては、感光体ドラム701の一回転毎に
形成した各色の未定着トナー像を中間転写体702上で
重ね合わせ、この合成像を記録媒体703へ一括転写す
るように構成されている。
【0003】従来のカラー画像形成装置では記録媒体に
対して各色の未定着トナー像を直接多重転写していたの
で、記録媒体の厚さや表面特性、像担持体に対する記録
媒体の搬送特性等の多くの要因によって、記録媒体上に
形成したカラー画像の画質が左右されていた。しかし、
このように中間転写体702を用いたカラー画像形成装
置では既に多重転写のなされた合成像を記録媒体703
に転写しているので、上記の不安定な要因を排除するこ
とができ、多重転写時における画像の乱れや色ずれの発
生を効果的に防止することができるといった利点を有し
ている。そして、このように構成された従来の画像形成
装置において、感光体ドラム701から中間転写体70
2へ、あるいは中間転写体702から記録媒体703へ
の未定着トナー像Tの転写は静電転写法により行われ、
各転写位置において被転写体の裏面側に配設されたコロ
ナ放電器727あるいはバイアスロール728にトナー
と逆極性の電圧を印加すると、未定着トナー像が感光体
ドラム701から中間転写体702へ転写され、あるい
は中間転写体702から記録媒体703へ転写される。
【0004】しかし、このような従来の画像形成装置で
は、以下のような問題点が発生する。すなわち上記従来
の画像形成装置においては、感光体ドラム701上に形
成されたトナー像Tを、コロナ放電器727の帯電によ
って中間転写体702上に1次転写を行う際に、トナー
像を多重転写すると、上に重ねられた色のトナー像が激
しく飛散するという問題点があった。原因としては、一
般には次のように考えられている。(1)転写プレニッ
プ部において、感光体ドラム701と中間転写体702
とが密着していない領域で転写電界が作用するため。
(2)感光体ドラム701と中間転写体702とが剥離
する際に放電を発生するため。従来より、これら問題点
を改善する種々の工夫がなされているが、十分な改善効
果が得られていない。
【0005】本発明者の調査によれば、中間転写体70
2として半導体材料を用いた場合に、上記問題点が顕著
になることがわかっている。この原因の1つは、前述の
(1)に述べる様に、中間転写体702が低抵抗である
と、転写電荷が中間転写体702を通って転写プレニッ
プ部まで広がり、感光体ドラム701と中間転写体70
2とが密着していない領域で転写電界が作用するためで
ある。しかし、かかる原因よりも、所定の電荷を持つト
ナー層を静電的に中間転写体702に転写した後、転写
の原動力となるコロナ放電器707から供給された電荷
が中間転写体702から減衰するため、トナーの保持能
力が減少し、トナーの持つ電荷同士の反発によりトナー
が飛散するという原因の方が、トナー飛散に対する効果
が大きいことがわかった。
【0006】従って、トナー飛散を防ぐためには、中間
転写体702からの電荷減衰を防げばよいことが分か
る。しかし、中間転写体702から記録媒体703へト
ナー像を2次転写する際に、多重転写された高密度なト
ナー像を一括で転写するため、高転写電界を必要とし、
中間転写体702として電荷減衰がないものを使用した
場合、中間転写体702と記録媒体703間で放電を発
生し画質欠陥を起こしやすいことがわかった。
【0007】このような画質欠陥を防止するためには、
特公平3−63758号のように2次転写の際に加熱、
圧力手段によりトナー像を溶融して転写することにより
記録媒体への一括転写時の中間転写体と記録媒体間での
放電を防止するのが好ましいことがわかっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように2
次転写の際に加熱、圧力手段によりトナー像を溶融して
転写する手段を用いた画像形成装置では、以下のような
問題点が発生する。中間転写体上に残留するトナーおよ
び付着物は、クリーニング部材を接触させて、これにト
ナーおよび付着物を十分に付着させることにより除去さ
れる。クリーニング部材としては、例えば、特公平4−
45829号のように、金属の方がシリコーンゴムなど
の中間転写体の表面層よりも、熱溶融したトナーの付着
力が強いことを利用し、クリーニング部材表面として金
属を使用したものと、特公平4−9307号のように、
クリーニング部材表面としてトナーと相溶性がある樹脂
を粘着層として使用したものとがある。しかしながら、
前者の場合には、紙粉、紙繊維、ほこりなどのように熱
溶融しにくい残留物を除去することができず、これらの
残留物は感光体へ転移し、感光体クリーニング不良や、
感光体の変質の原因になる。また、後者の場合には、粘
着層表面に堆積した付着物により粘着力が低下し、或い
は、堆積した付着物による凹凸によりクリーニング部材
表面と中間転写体の表面との接触面積が減少し、クリー
ニング性が低下するため粘着層表面に堆積した付着物の
除去が必要であるが、除去するに際して粘着層自体を損
傷してしまう。
【0009】本発明は、上述の如き問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的とするところは、中間転写体を
用いた画像形成装置であって、転写の際のトナー像の飛
散や放電に起因する画質の劣化を防止し、中間転写体上
の種々の付着物を安定して、長期にわたり除去し、高品
質な画像が得られる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の本発
明により達成される。即ち、本発明は、 (1)トナー画像が形成される像担持体と、像担持体上
に形成されたトナー像が1次転写される中間転写体と、
該中間転写体上のトナーの残留物を含む付着物を該中間
転写体上から取り除くクリーニング部材を備えたクリー
ニング手段と、を有する画像形成装置において、さらに
前記クリーニング部材表面に粘着層を形成する粘着層形
成手段を設け、前記クリーニング部材が、粘着層を支持
する支持体と、粘着層とからなり、前記支持体の表面が
金属材料からなり、支持体内部に加熱源を有すること
特徴とする画像形成装置である。 (2)トナー画像が形成される像担持体と、像担持体上
に形成されたトナー像が1次転写される中間転写体と、
像担持体上のトナー像を中間転写体上へ転写する1次転
写手段と、中間転写体上に1次転写されたトナー像を加
熱するとともに、中間転写体上から記録媒体上へ2次転
写する2次転写手段と、前記中間転写体上のトナーの残
留物を含む付着物を該中間転写体上から取り除くクリー
ニング部材を備えたクリーニング手段と、を有する画像
形成装置において、さらに前記クリーニング部材表面に
粘着層を形成する粘着層形成手段を設け、前記クリーニ
ング部材が、粘着層を支持する支持体と、粘着層とから
なり、前記支持体の表面が金属材料からなり、支持体内
部に加熱源を有することを特徴とする画像形成装置であ
る。
【0011】(3)粘着層形成手段が、像担持体上に均
一なトナー層を形成し、形成されたトナー層を中間転写
体上へ転写し、中間転写体上に転写されたトナー層をさ
らにクリーニング部材表面に転移させて、前記クリーニ
ング部材表面にトナー層からなる粘着層を形成する手段
であることを特徴とする(1)または(2)に記載の画
像形成装置である。 (4)粘着層形成手段が、固体状に成形された熱溶融性
樹脂を加熱溶融し、該加熱溶融された熱溶融性樹脂をク
リーニング部材表面に接触させ転移させて、前記クリー
ニング部材表面に前記熱溶融性樹脂からなる粘着層を形
成する手段であることを特徴とする(1)または(2)
に記載の画像形成装置である。(5) クリーニング部材表面の、粘着層の厚さを均一
化、または、粘着層を除去する粘着層厚調整手段を有す
ることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1に記載
の画像形成装置である。
【0012】(6)粘着層厚調整手段が、ブレード形状
の部材からなることを特徴とする(5)に記載の画像形
成装置である。(7) 粘着層厚調整手段が、加熱源を内部に有するロー
ルであることを特徴とする(5)に記載の画像形成装置
である。(8) 粘着層厚調整手段を、間欠的に作動させることを
特徴とする(5)〜(7)のいずれか1に記載の画像形
成装置である。(9) 粘着層形成手段を、間欠的に作動させることを特
徴とする(1)〜(8)のいずれか1に記載の画像形成
装置である。
【0013】(10)クリーニング手段の交換時、一定
枚数プリント毎、電源投入時、一定時間休止時、粘着層
厚さ不均一検知時から選ばれる少なくとも1つの時に、
粘着層厚調整手段および/または粘着層形成手段を作動
させることを特徴とする(8)または(9)に記載の画
像形成装置である。
【0014】(11)トナー画像が形成される像担持体
と、像担持体上に形成されたトナー像が1次転写される
中間転写体と、像担持体上のトナー像を中間転写体上へ
転写する1次転写手段と、中間転写体上に1次転写され
たトナー像を加熱するとともに、中間転写体上から記録
媒体上へ2次転写する2次転写手段と、前記中間転写体
上のトナーの残留物を含む付着物を該中間転写体上から
取り除くクリーニング部材を備えたクリーニング手段
と、を有する画像形成装置において、非画像形成動作時
に、像担持体上に均一なトナー層を形成し、形成された
トナー層を中間転写体上へ転写し、これを前記クリーニ
ング手段によりクリーニングする機構を有し、さらに前
記クリーニング部材の表面に粘着層を形成する粘着層形
成手段を設け、粘着層形成手段が、像担持体上に均一な
トナー層を形成し、形成されたトナー層を中間転写体上
へ転写し、中間転写体上に転写されたトナー層をさらに
クリーニング部材表面に転移させて、前記クリーニング
部材表面にトナー層からなる粘着層を形成する手段であ
ることを特徴とする画像形成装置である。
【0015】本発明の画像形成装置のクリーニング部材
は、その表面に粘着層を有するので、紙粉、紙繊維、ほ
こりなどのように熱溶融しにくい残留物を容易に除去す
ることができる。また、粘着層表面に堆積した付着物に
より粘着力が低下し、或いは、堆積した付着物による凹
凸によりクリーニング部材表面と中間転写体の表面との
接触面積が減少し、クリーニング性が低下した場合に、
粘着層を形成する手段を設けたので、粘着層表面に堆積
した付着物を除去するに際して粘着層を損傷しても、こ
れを再生することが可能である。さらに、像担持体上に
均一なトナー層を形成し、形成されたトナー層を中間転
写体上へ転写し、中間転写体上に転写されたトナー層を
さらにクリーニング部材表面に転移させて、前記クリー
ニング部材表面にトナー層からなる粘着層を形成するこ
とにすれば、専用の粘着層形成手段を必要としない。
【0016】また、クリーニング部材表面の、粘着層の
厚さを均一化、または、粘着層を除去する粘着層厚調整
手段を設け、好ましくは、粘着層を支持する支持体の表
面を硬質材料にすることにより、安定的に均一な粘着層
有するクリーニング部材を有することができる。粘着層
厚調整手段および/または粘着層形成手段を、間欠的に
動作させればよいので、これらの手段の動作を非複写動
作時に実行すれば、複写速度への悪影響を及ぼす事も無
い。以上の本発明により、中間転写体上の種々の付着物
を安定して、長期にわたり除去することができ、高品質
な画像が得られる画像形成装置を提供できる。
【0017】尚、本発明において「粘着」とは、粘着層
とトナーとが接したときに生ずるトナーの該粘着層との
付着力F1が、トナーの中間転写体に対する付着力F2
よりも大きい状態(F1>F2)となるような表面性状
をいう。図6は中間転写体上のトナーがクリーニング部
材により除去される状態を示す模式断面図である。この
状態においては、クリーニング部材自体をトナーの溶融
粘度以上に加熱し、中間転写体が粘着層に接するときに
トナーを溶融させてトナーの中間転写体に対する付着力
F2を弱めさせ、逆に粘着層の表面は熱によってある程
度軟化または溶融状態になり、トナーの該粘着層との付
着力F1が強くなり、F1>F2の状態になり、中間転
写体上のトナーがクリーニング部材により有効に除去さ
れる。本発明において「粘着」とは、このように熱を加
えない状態では粘着力を有さないものであっても、加熱
することにより十分な粘着力を有するものであれば、そ
のようなものも含む概念である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の画像形成装置の好ましい実施の形態について詳細に説
明する。図1は、本発明の画像形成装置の一例であるカ
ラー電子写真複写機100の概略構成図である。101
BK、101Y、101M、101Cは感光体ドラム
(像担持体)であり、矢線A方向への回転に伴いその表
面には周知の電子写真プロセス(図示せず)によって画
情報に応じた静電潜像が形成される。また、この感光体
ドラム101BK、101Y、101M、101Cの周
囲にはそれぞれブラック(BK)、イエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)及びシアン(C)の各色に対応した現像器
105〜108が配設されており、感光体ドラム101
BK、101Y、101M、101Cに形成された静電
潜像をそれぞれの現像器105〜108で現像してトナ
ー像Tを形成するようになっている。従って、例えば、
感光体ドラム101Yに書き込まれた静電潜像はイエロ
ーの画情報に対応したものであり、この静電潜像はイエ
ロー(Y)のトナーを内包する現像器106で現像さ
れ、感光体ドラム101Y上にはイエローのトナー像が
形成される。
【0019】102は感光体ドラム101BK、101
Y、101M、101Cの表面に当接されるように配置
されたベルト状の中間転写体であり、複数のロール11
7〜120に張架されて矢線B方向へ回動する。中間転
写体102は、耐熱性にすぐれたポリイミド樹脂、アラ
ミド樹脂などの表面にトナー離型性が良いフッ素樹脂、
シリコーンゴム、フッ素ゴムなどを積層して構成された
もの、または、フッ素樹脂、シリコーンゴム、フッ素ゴ
ムなどの耐熱性、トナー離型性の良い材料を使用する。
その電気抵抗値は、1次転写後の電荷減衰と転写プレニ
ップへの電荷拡散を防ぎ、トナー像の飛散を改善するた
めに体積抵抗率は1013Ω・cm以上、表面、裏面抵抗
率は1012〜1016Ω/□に調整されている。これは、
体積抵抗率が1013Ω・cm以上にすると電荷減衰の時
定数が10秒以上になり中間転写体が1回転しても電荷
を十分に保持するからである。一方、表面、裏面抵抗率
が1016Ω/□を超えると感光体と中間転写体が剥離す
る際に放電を発生するためにトナー像の飛散が悪くな
る。なお、ここで、上記中間転写体の電気抵抗率は、高
抵抗抵抗率計(ハイレスタIP、三菱油化製)にHR1
00プローブ(内側電極直径50mm,リング電極内径
53mm、三菱油化製)を接続し、電極間に500Vの
電圧を印加して1分後の値を示している。尚、上記中間
転写体の電気抵抗率は、上記と同一条件にて、定電圧電
源、微小電流計の測定値より換算しても良い。中間転写
体102の電気抵抗率は、導電性のカーボンブラックや
金属粉、或いは界面活性剤を基体のゴムまたは樹脂中に
分散させることにより調整することができる。また、素
材の特性として上記電気抵抗率が得られる場合もある。
【0020】上記感光体ドラム101BK、101Y、
101M、101Cに形成された未定着トナー像は、感
光体ドラム101BK、101Y、101M、101C
と上記中間転写体102とが接するそれぞれの1次転写
位置で、順次感光体ドラム101BK、101Y、10
1M、101Cから中間転写体102の表面に各色が重
ね合わされて転写される。この1次転写位置において、
中間転写体102の裏面側には転写バッフル121〜1
24により転写プレニップへの帯電を防止したコロナ放
電器109〜112が配設されており、このコロナ放電
器109〜112にトナーの帯電極性と逆極性の電圧を
印加することで、感光体ドラム101BK、101Y、
101M、101C上の未定着トナー像は中間転写体1
02に静電吸引される。この1次転写手段は、静電力を
利用したものであれば、コロナ放電器に限らず電圧が印
加された導電性ロールや導電性ブラシなどでも良い。こ
のような静電力を利用する理由は、熱や圧力によるトナ
ーの粘着力を1次転写に利用すると、感光体を損傷させ
やすいからである。
【0021】このようにして中間転写体102に1次転
写された未定着トナー像は、中間転写体102の回動に
伴って記録媒体103の搬送経路に面した2次転写位置
へと搬送される。2次転写位置ではセラミックヒーター
やハロゲンランプなどの加熱源を内蔵した加熱転写ロー
ル120が中間転写体102の裏面側に接している。ま
た、2次転写位置において上記加熱転写ロール120に
対向してプレッシャーロール125が配設されている。
プレッシャーロール125は、その表面にフッ素樹脂を
コーティングしたものが好ましく、また、加熱転写ロー
ル120と同様に加熱源を内蔵しても良い。フィードロ
ーラ126によって所定のタイミングでトレイ113か
ら搬出された記録媒体103はこのプレッシャーロール
125と中間転写体102との間に挿通される。この
時、上記加熱転写ロール120とプレッシャーロール1
25の間に電圧を印加しても良い。中間転写体102に
担持された未定着トナー像は上記2次転写位置において
記録媒体103に熱溶融転写される。加熱、圧力手段に
よりトナー像を溶融して転写しているので、中間転写体
102として電荷減衰がないものを使用しても、中間転
写体102と記録媒体103間で放電を発生しトナー飛
散が生じて画質欠陥を起こすという問題が生じない。
【0022】そして、未定着トナー像が転写された記録
媒体103は剥離爪114によって中間転写体102か
ら剥がされ、搬送ベルト115によって定着器(図示せ
ず)に送り込まれて未定着トナー像の定着処理がなされ
る。このとき、前記2次転写装置(加熱転写ロール12
0およびプレッシャーロール125)により定着を兼ね
てもよいが、十分なカラー定着性を得るためには、上記
のように定着工程を独立させることが好ましい。尚、上
記プレッシャーロール125、剥離爪114及び後述の
クリーニング装置116は中間転写体102と接離自在
に配設されており、2次転写される迄、これら部材は中
間転写体102から離間している。
【0023】一方、未定着トナー像の2次転写が終了し
た中間転写体102は残留トナーが加熱転写ロール12
0により熱溶融され、クリーニング装置116との間の
粘着力によって残留トナーが除去される。しかし、2次
転写効率(2次転写において、中間転写体102上の全
トナーのうち記録媒体103ヘ転写するトナーの比率)
はほぼ100%であるため、毎回クリーニング装置11
6を作動させる必要はなく、クリーニング装置116の
交換時、一定プリント枚数毎、電源投入時、一定時間休
止後、または、クリーニング部材表面の粘着層厚さ不均
一検知時などに実施すればよい。
【0024】図2に、クリーニング装置116の構成の
一例を示す。金属などの硬質表面材料からなるクリーニ
ングロール(クリーニング部材)231、金属製のブレ
ード232およびロール内蔵のセラミックヒーターやハ
ロゲンランプなどの加熱源233からなる。また、23
は、クリーニング装置116全体を中間転写体102
に接触、離間させるカムであり、上記クリーニング装置
116を作動させるべき時、および後述の粘着層形成手
段を作動させるべき時に、該カム338の回動によりク
リーニング装置116全体を移動させてクリーニングロ
ール231を中間転写体102に接触させ、その他の時
は離間させておく。
【0025】しかしながら、クリーニングロール231
の表面が単に金属表面であるのみでは、紙粉、紙繊維、
ほこりなどのように熱溶融しにくい残留物を除去するこ
とができない。本例においては、感光体ドラム101B
K、101Y、101Mまたは101C上に全面ベタの
トナー像(トナー層)を形成し、それを中間転写体10
2へ転写し、次いで、クリーニング装置116のクリー
ニングロール231へ転移させることにより、クリーニ
ングロール231上に均一なトナー材料からなる粘着層
を形成する粘着層形成手段を有する。この粘着層により
紙粉などの除去も可能になる。
【0026】粘着層の厚みとしては、トナーの種類によ
っても異なるが、10〜200μm程度が好ましい。前
記中間転写体102上に形成されたトナー像(トナー
層)の厚みが上記所望の厚みに達しない場合には、クリ
ーニングロール231を数回転させて、トナー層を積層
させ、粘着層が上記所望の厚みになるようにする。即
ち、積層したい数だけクリーニングロール231を回転
させ、その回転に見合うだけのトナー層を予め中間転写
体102上に形成させておく。例えば、中間転写体上に
x(μm)の層厚のトナー層が設けられ、周長y(c
m)のクリーニングロール231に設けたい粘着層の層
厚が10x(μm)である時、トナー層は10層に積層
する必要があるため、クリーニングロール231は10
回転することを要し、中間転写体102上には10y
(cm)の長さのトナー層を形成すればよい。
【0027】また、クリーニングロール231には、加
熱源233を内蔵させるこのような構成にすることに
より、ベタ像のように熱容量の大きい画像に対しても、
クリーニングロール231との接触によって中間転写体
102上の熱溶融したトナーが放熱され固化し、粘着力
が低下するといった現象を防止できる。
【0028】ブレード232は種々の付着物により凹凸
になったクリーニングロール231表面の粘着層の厚さ
を均一化したり、または粘着層を除去することを目的と
して設けられた粘着層厚調整手段であり、その材質とし
ては、ステンレス、アルミニウム、真鍮等が挙げられ
る。ブレード232はクリーニングロール231の粘着
層をならすように均一化し、または剥ぎ取るように除去
する。この時、クリーニングロール231の粘着層の支
持体としては、金属(アルミニウム、ステンレス、真鍮
ニッケル)や、セラミックス等、硬質材料とすれば、ブ
レード232が上記のような金属製であったとしても、
それによる変形、損傷を防止できるため好ましく、粘着
層の厚さ制御または除去を精度良く行うことができる。
【0029】また、クリーニングロール231表面の粘
着層の状態が大きく変化した場合には、粘着層の再形成
が必要となるが、一回の画像形成で中間転写体102上
に残留する除去すべきトナーは微量であり、クリーニン
グロール231表面の粘着層状態の変化も僅かなため、
粘着層厚調整手段としてのブレード232は間欠的に作
動、即ち必要なときにブレード232をクリーニングロ
ール231表面に接触させ、その他のときは離間させれ
ばよく、特に非複写動作時に作動、即ち接触させれば、
コピー速度へ悪影響を及ぼす事も無い。作動のタイミン
グとしては、例えば、クリーニング手段の交換時、一定
枚数プリント毎、電源投入時、一定時間休止時、粘着層
厚さ不均一検知時から選ばれる少なくとも1つの時に、
粘着層厚調整手段を作動させれば良い。なお、紙粉、紙
繊維、ほこりなどが少ない環境下で使用する場合には、
間欠的に、感光体ドラム101BK、101Y、101
Mまたは101C上に全面ベタのトナー像を形成し、そ
れを中間転写体102へ転写し、次いで、クリーニング
ロール231に転移させるだけでも、それまでに中間転
写体102上でクリーニングできずに蓄積された紙粉、
紙繊維、ほこりなどは、ベタのトナー像とともに粘着さ
れてクリーニングできる。
【0030】図3に、クリーニング装置116の他の構
成の一例を示す。金属などの硬質表面材料からなるクリ
ーニングロール331、ロール内蔵のセラミックヒータ
ーやハロゲンランプなどの加熱源333、クリーニング
装置116全体を中間転写体102に接触、離間させる
カム338については、前記図2における構成例と同様
である。クリーニングロール331表面上の粘着層厚調
整手段としてのディトーニングロール334は、加熱源
335を内蔵しクリーニングロール331上の粘着物質
などをディトーニングロール334に転移させることに
より、粘着層の厚さを均一化したり、または粘着層を除
去する。転移した粘着物質などは、金属製のブレード3
36により剥ぎ取られるように除去される。本例におい
ては、粘着層厚調整手段としてのディトーニングロール
334は、クリーニングロール331上の粘着層の厚さ
を調整するためのものであり、ディトーニングロール3
34の表面が若干不均一になっても問題ないため、ブレ
ード336を離間させる機構は不要となる。
【0031】本例においては、さらに粘着層形成手段と
して粘着材料供給ロール337を有している。該粘着材
料供給ロール337は、ポリエステル、ブタジエン或い
はアクリル系などを主成分とする熱溶融性の樹脂をロー
ル状に成形して、または、コアに被覆して構成され、ク
リーニングロール331に接触させることにより該樹脂
を熱溶融し、クリーニングロール331表面に該樹脂を
転移させることにより粘着層が形成される。尚、ここで
用いることのできる粘着層を形成する樹脂としては、上
記の他、熱溶融性の樹脂であれば如何なるものであって
もよく、好ましくは、用いるトナーと溶融温度が同程度
のもの、例えばトナーの結着樹脂に用いられる樹脂を好
ましく用いることができる。また、粘着層の厚さとして
は、前記図2に示す例同様であり、その層厚調整方法
は、粘着材料供給ロール337からの1回の転移で十分
な層厚を得ることができない場合には積層させることに
より所望の層厚を得る。
【0032】これら粘着層厚調整手段や粘着層形成手段
は、図2に示す例同様、間欠的に作動させることが好ま
しい。本例においては、ディトーニングロール334
と、粘着材料供給ロール337との組み合わせたものを
挙げて説明したが、図2の例同様ディトーニングロール
334のない、図2におけるブレード232を粘着層厚
調整手段として用いることも一向に差し支えない。逆
に、図2の例において、粘着層厚調整手段としてディト
ーニングロール334を用いることも一向に差し支えな
い。
【0033】
【0034】図2および図3に示す例のクリーニング装
置116により、加熱され高温になった中間転写体10
2は、これに接触して冷却する冷却ロール117および
118によって冷却される。冷却ロール117および1
18はアルミなどの熱伝導の良い金属材料からなり、冷
却ロール117および118内部を空気循環させること
により冷却ロール117および118を機内温度近くに
保つ。
【0035】
【実施例】次に実施例を用いて、本発明の効果について
説明する。図1に示す画像形成装置100を用い、クリ
ーニング装置116を、図2に示すものを実施例とし
て、および、従来より用いられている金属ロールを比較
例として用い、A4用紙10万枚までの連続コピー試験
を行った。尚、画像形成装置100、実施例および比較
例のクリーニング装置116の条件は以下の通りであ
る。
【0036】[画像形成装置100の条件] ・感光体ドラム101BK、101Y、101M、10
1C 富士ゼロックス(株)製A−color935に使用さ
れている感光体と同様のもので、84mmφの有機感光
体ドラムを用いた。 ・トナーの種類(結着樹脂および着色剤、または商品
名、さらに融点等) ブラック(BK)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、
シアン(C)共、富士ゼロックス(株)製A−colo
r935に使用されているトナーと同様なもので、ポリ
エステル系樹脂からなり、ガラス転位点が60〜70
℃、融点が110〜120℃のかラートナーを用いた。 ・中間転写体102 ポリイミド樹脂シートにシリコーンゴムがコートされて
おり、体積抵抗率は1014Ω・cm、裏面抵抗率は10
12Ω/□、表面抵抗率は1015Ω/□に調整されてい
る。進行速度は160mm/sec.である。 ・加熱定着ロール120の設定温度:160℃
【0037】[実施例のクリーニング装置116の条
件] ・クリーニングロール231 30mmφのステンレスロールを用いた。 ・加熱源233の設定温度:100℃ ・中間転写体102のクリーニングのタイミング プリントモードが終了した時、および連続1,000枚
プリント毎、さらに紙詰まり発生時に、中間転写体10
2にカム238の動作によりクリーニングロール231
を接触させ、中間転写体102全体を1周させることに
より、中間転写体102をクリーニングした。 ・粘着層厚調整手段 ブレード232の材質はステンレスとし、ブレード23
2は電源投入時および5,000枚プリント毎に作動、
即ちブレード232をクリーニングロール231表面に
接触させた。 ・粘着層形成手段 前記感光体ドラム101BK〜C上に全面ベタのBK〜
Cトナー像(トナー層)を形成し、それを中間転写体1
02へ転写し、次いで、クリーニング装置116のクリ
ーニングロール231へ転移させることにより、クリー
ニングロール231上に均一なトナー材料からなる粘着
層を形成する。粘着層形成手段の作動は、前記粘着層厚
調整手段を作動させた後とした。
【0038】[比較例のクリーニング装置116の条
件]粘着層厚形成手段および粘着層形成手段を有しない
ことを除き、上記実施例と同様の条件とした。
【0039】上記の条件の装置により、文字と階調パッ
チの混在した画像を10万枚まで連続コピーをした。1
万枚コピーする毎に、得られた複写物の画質劣化(画像
ムラ)、および、中間転写体102上のクリーニングレ
ベルを目視、および必要に応じて顕微鏡により判定し
た。評価基準は以下の通りである。
【0040】[画質劣化(画像ムラ)の評価基準]G0
は画質劣化(画像ムラ)なしのレベル、G1は僅かな画
像ムラが認められるが、実用上問題のないレベルであ
り、以降順次レベルが悪化し、G5は全く実用に供する
ことができないレベルである。尚、実用に供する上での
目標値としてはG0乃至G1である。
【0041】[クリーニングレベルの評価基準] G0:中間転写体102表面にトナーが全く残っていな
いレベル。 G1:中間転写体102表面のトナーが目視では確認で
きないが、顕微鏡で初めて確認できるレベル。 G2:中間転写体102表面にトナーが30%残ってい
るレベル。 G3:中間転写体102表面にトナーが60%残ってい
るレベル。 G4:中間転写体102表面にトナーが90%残ってい
るレベル。 G5:中間転写体102表面にトナーが全面に残ってい
るレベル。 尚、実用に供する上での目標値としてはG0乃至G1で
ある。
【0042】これらの結果を図4および図5にグラフを
用いて示す。図4に示すように、比較例の金属ロールの
みのクリーニング装置では、連続コピーにより発生する
紙粉、紙繊維、ほこりなどの残留物が感光体ドラム10
1へ転移し、感光体ドラム101が変質することによる
と思われる画像劣化が進むが、本発明の画像形成装置に
よれば、このような弊害を防止できることがわかる。ま
た、図5に示すように、クリーニング部材表面に堆積し
た付着物による粘着力の低下や、凹凸の発生、粘着層の
損傷によるクリーニング性の低下を、本発明の画像形成
装置によれば、有効に防止することができることわか
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の画像
形成装置のクリーニング部材は、その表面に粘着層を有
するので、紙粉、紙繊維、ほこりなどのように熱溶融し
にくい残留物を容易に除去することができる。また、粘
着層表面に堆積した付着物により粘着力が低下し、或い
は、堆積した付着物による凹凸によりクリーニング部材
表面と中間転写体の表面との接触面積が減少し、クリー
ニング性が低下した場合に、粘着層を形成する手段を設
けたので、粘着層表面に堆積した付着物を除去するに際
して粘着層を損傷しても、これを再生することが可能で
ある。さらに、像担持体上に均一なトナー層を形成し、
形成されたトナー層を中間転写体上へ転写し、中間転写
体上に転写されたトナー層をさらにクリーニング部材表
面に転移させて、前記クリーニング部材表面にトナー層
からなる粘着層を形成することにすれば、専用の粘着層
形成手段を必要としない。
【0044】また、クリーニング部材表面の、粘着層の
厚さを均一化、または、粘着層を除去する粘着層厚調整
手段を設け、好ましくは、粘着層を支持する支持体の表
面を硬質材料にすることにより、安定的に均一な粘着層
有するクリーニング部材することができる。粘着層
厚調整手段および/または粘着層形成手段を、間欠的に
動作させればよいので、これらの手段の動作を非複写動
作時に実行すれば、複写速度への悪影響を及ぼす事も無
い。従って、本発明の画像形成装置によれば、中間転写
体上の種々の付着物を安定して、長期にわたり除去する
ことができ、高品質な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一例であるカラー電子
写真複写機を示す概略図である。
【図2】図1のカラー電子写真複写機のクリーニング装
置の構成例である。
【図3】図1のカラー電子写真複写機のクリーニング装
置の他の構成例である。
【図4】実施例および比較例の画像劣化の結果を示すグ
ラフである。
【図5】実施例および比較例のクリーニング部材の粘着
層の劣化によるクリーニング性の低下の改善を示すグラ
フである。
【図6】中間転写体上のトナーがクリーニング部材によ
り除去される状態を示す模式断面図である。
【図7】従来の画像形成装置の一例であるカラー電子写
真複写機を示す概略図である。
【符号の説明】
100、700:カラー電子写真複写機 101、701:感光体ドラム(像担持体) 102、702:中間転写体 103、703:記録媒体 105〜108、705〜708:現像器 109〜112:転写コロトロン 116、716:クリーニング装置 117、118:冷却ロール 120:加熱転写ロール 121〜124:転写バッフル 125:バックアップロール 231、331:クリーニングロール 232、336:ブレード 233、333、335:加熱源 334:ディトーニングロール 337:粘着材料供給ロール 338:カム 727:コロナ放電器 728:バイアスロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−44479(JP,A) 特開 平1−288878(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 21/10

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー画像が形成される像担持体と、像
    担持体上に形成されたトナー像が1次転写される中間転
    写体と、該中間転写体上のトナーの残留物を含む付着物
    を該中間転写体上から取り除くクリーニング部材を備え
    たクリーニング手段と、を有する画像形成装置におい
    て、 さらに前記クリーニング部材表面に粘着層を形成する粘
    着層形成手段を設け 前記クリーニング部材が、粘着層を支持する支持体と、
    粘着層とからなり、前記支持体の表面が金属材料からな
    り、支持体内部に加熱源を有すること を特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 トナー画像が形成される像担持体と、像
    担持体上に形成されたトナー像が1次転写される中間転
    写体と、像担持体上のトナー像を中間転写体上へ転写す
    る1次転写手段と、中間転写体上に1次転写されたトナ
    ー像を加熱するとともに、中間転写体上から記録媒体上
    へ2次転写する2次転写手段と、前記中間転写体上のト
    ナーの残留物を含む付着物を該中間転写体上から取り除
    くクリーニング部材を備えたクリーニング手段と、を有
    する画像形成装置において、 さらに前記クリーニング部材表面に粘着層を形成する粘
    着層形成手段を設け、前記クリーニング部材が、粘着層を支持する支持体と、
    粘着層とからなり、前記支持体の表面が金属材料からな
    り、支持体内部に加熱源を有すること を特徴とする画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 粘着層形成手段が、像担持体上に均一な
    トナー層を形成し、形成されたトナー層を中間転写体上
    へ転写し、中間転写体上に転写されたトナー層をさらに
    クリーニング部材表面に転移させて、前記クリーニング
    部材表面にトナー層からなる粘着層を形成する手段であ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 粘着層形成手段が、固体状に成形された
    熱溶融性樹脂を加熱溶融し、該加熱溶融された熱溶融性
    樹脂をクリーニング部材表面に接触させ転移させて、前
    記クリーニング部材表面に前記熱溶融性樹脂からなる粘
    着層を形成する手段であることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 クリーニング部材表面の、粘着層の厚さ
    を均一化、または、粘着層を除去する粘着層厚調整手段
    を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1に
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 粘着層厚調整手段が、ブレード形状の部
    材からなることを特徴とする請求項に記載の画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 粘着層厚調整手段が、加熱源を内部に有
    するロールであることを特徴とする請求項に記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 粘着層厚調整手段を、間欠的に作動させ
    ることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1に記載の
    画像形成装置。
  9. 【請求項9】 粘着層形成手段を、間欠的に作動させる
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1に記載の画
    像形成装置。
  10. 【請求項10】 クリーニング手段の交換時、一定枚数
    プリント毎、電源投入時、一定時間休止時、粘着層厚さ
    不均一検知時から選ばれる少なくとも1つの時に、粘着
    層厚調整手段および/または粘着層形成手段を作動させ
    ることを特徴とする請求項またはに記載の画像形成
    装置。
  11. 【請求項11】 トナー画像が形成される像担持体と、
    像担持体上に形成されたトナー像が1次転写される中間
    転写体と、像担持体上のトナー像を中間転写体上へ転写
    する1次転写手段と、中間転写体上に1次転写されたト
    ナー像を加熱するとともに、中間転写体上から記録媒体
    上へ2次転写する2次転写手段と、前記中間転写体上の
    トナーの残留物を含む付着物を該中間転写体上から取り
    除くクリーニング部材を備えたクリーニング手段と、を
    有する画像形成装置において、 非画像形成動作時に、像担持体上に均一なトナー層を形
    成し、形成されたトナー層を中間転写体上へ転写し、こ
    れを前記クリーニング手段によりクリーニングする機構
    を有し、さらに前記クリーニング部材の表面に粘着層を形成する
    粘着層形成手段を設け、 粘着層形成手段が、像担持体上に均一なトナー層を形成
    し、形成されたトナー層を中間転写体上へ転写し、中間
    転写体上に転写されたトナー層をさらにクリーニング部
    材表面に転移させて、前記クリーニング部材表面にトナ
    ー層からなる粘着層を形成する手段であること を特徴と
    する画像形成装置。
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