JPH06110192A - ホトマスク製造方法 - Google Patents

ホトマスク製造方法

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Publication number
JPH06110192A
JPH06110192A JP25601892A JP25601892A JPH06110192A JP H06110192 A JPH06110192 A JP H06110192A JP 25601892 A JP25601892 A JP 25601892A JP 25601892 A JP25601892 A JP 25601892A JP H06110192 A JPH06110192 A JP H06110192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase shift
etching
mask
pattern
dry etching
Prior art date
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Pending
Application number
JP25601892A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Watanabe
尚志 渡辺
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP25601892A priority Critical patent/JPH06110192A/ja
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度の位相シフタパターンを容易に形成す
る。 【構成】 マスク基板11上に位相シフト層13となる
塗布シリコン酸化膜を回転塗布する。レジスト14を回
転塗布する。続いて、所定パターンを電子線露光で形成
する。このレジスト14のパターンをマスクとして、平
行平板型リアクティブ・イオン・スパッタリング装置を
用いて、塗布シリコン酸化膜を280nmの膜厚だけド
ライエッチングにより除去する。この除去した膜厚は位
相シフト層13の全膜厚の70%に相当する。続いて、
残った塗布シリコン酸化膜を緩衝弗酸溶液を使用してウ
エットエッチングにより除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホトリソグラフィで使用
するためのホトマスクの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原画パターンの描かれたホトマスクを照
明系で照射しマスク上のパターンをウェハー上に転写す
る投影露光装置を用いて、転写されるパターンの微細化
が求められている。この微細化を実現する方法として、
たとえば特開昭62−50811号公報や、特開昭62
−59296号公報等に記載されているような、露光光
に位相差を与えるホトマスクを用いる方法が知られてい
る。これらで提案されているマスクは、図3に示すよう
に、マスク基板1上に転写すべきパターンの原画となる
遮光部2を設け、さらに遮光部2をはさむ両側の透明部
の一方の上に露光光の位相を変化させる層(以下位相シ
フト層3という)を設けている。
【0003】図3に示した構造の位相シフトマスクの製
作にあたっては、まず遮光部2のパターンを形成した後
に、位相シフト層3のパターンを遮光部2のパターンに
合わせて形成する工程が必要となる。この透明膜パター
ンである位相シフト層3を形成するのは、ドライエッチ
ングを用いる方法とウエットエッチングを用いる方法と
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の位相シフト
マスクの構成では、位相シフトマスク製作の際の位相シ
フト層3のパターンを加工するために、既に述べたよう
に、ドライエッチング法とウエットエッチングを用いる
方法とがある。
【0005】図4(a)にドライエッチングにより透明
膜パターンを形成した場合、図4(b)にウエットエッ
チングによりパターンを形成した場合のマスクの断面構
造をそれぞれ示す。
【0006】いずれの方法でも、位相シフト層3は、レ
ジストパターン4をマスクとしてエッチングをすること
で形成している。ドライエッチングにより、位相シフタ
層3を形成しようとすると、ドライエッチングに対する
マスク基板1と位相シフト層3の間のエッチング選択比
(エッチングレート比)が低いことが問題となる。
【0007】たとえば、位相シフト層3としてもっとも
よく用いられる塗布シリコン酸化膜(SOG;Spin On
Glass)の石英基板に対するドライエッチングの選択比
がせいぜい1.5程度である。これは、石英基板と塗布
シリコン酸化膜の主成分がともにSiO2であるためで
ある。マスク基板1面内のエッチング均一性やローディ
ング効果であるパターンの粗密によりエッチングレート
に差が生じる等の影響を考慮して、オーバーエッチング
を行うと、基板がエッチングされてしまう。位相シフト
層3は、透過光の位相を反転させるように正確に形成す
る必要があり、このようにマスク基板1がエッチングさ
れると、位相シフトマスクを用いても解像度を向上させ
る効果が実現できない。
【0008】このようなマスク基板1のエッチングを避
けるために、エッチングストッパ層をマスク基板1と遮
光部2の間に形成することが検討されている。しかし、
エッチングストッパ層を形成すると、露光時に、露光光
がエッチングストッパ層で吸収されたり、多重干渉効果
が生じて光透過率が変化してしまう。また、エッチング
ストッパ層を形成する工程が増えるので、パーティクル
が発生するという問題がある。ドライエッチング法を用
いると、ドライエッチングは真空プロセスであるため、
ドライエッチング前にマスク基板1に付着したパーティ
クルがシフタ欠陥になる。さらに、エッチング中にパー
ティクルが発生することにより、マスク欠陥が増加する
という問題があった。
【0009】ウエットエッチング法を用いると、塗布シ
リコン酸化膜の石英基板に対する緩衝弗酸溶液(BH
F)によるウエットエッチングの選択比は5〜6程度と
なる。したがって、ウエットエッチングにより位相シフ
ト層3をエッチングした場合、マスク基板1がエッチン
グされるという問題は避けられる。しかし、ウエットエ
ッチングは等方的なエッチングであるため、図4(b)
に示すように、加工される位相シフト層3の断面形状が
傾きを持ち、レジストパターン4の端から内側にエッチ
ングされる。このため、位相シフタ層3のパターンの寸
法制御が困難であり、図3(b)に示すように位相シフ
タ層3のパターン端が光透過部にかかってしまうという
ような問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のホトマスクの製造方法は、光透過性の半導
体基板上に形成される遮光部の上層あるいは下層に、露
光光の位相を制御するための透明膜を、最初にその50
%以上95%以下の膜厚をドライエッチし、残りの膜厚
をウエットエッチすることによって所定のパターンに形
成する。
【0011】
【作用】本発明のように位相シフタ層をドライエッチン
グとウエットエッチングとを組み合わせて形成すること
により、高精度の位相シフタパターンを容易に形成する
ことができる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0013】図1は本発明に係るホトマスクの製造工程
を示す工程図である。ここでは、マスク基板11として
石英基板、遮光部12としてクロム膜、位相シフト層1
3として塗布シリコン酸化膜、レジスト14としてポリ
メチルメタクリレート(PMMA)を用いた。
【0014】図1に示すように、マスク基板11上に遮
光部12のクロム膜が蒸着されたものを用いる。クロム
膜のパターンはよく知られた通常のホトマスク製造プロ
セスにより製造する。このマスク基板11上に位相シフ
ト層13となる塗布シリコン酸化膜を膜厚が400nm
となるように回転塗布し、250℃で熱処理を施す。さ
らに、電子線レジスト14を膜厚が500nmとなるよ
うに回転塗布し、170℃で熱処理を行なう。続いて、
所定パターンを30μC/cm2の露光量で電子線露光を行
なった後、メチルイソブチルケトン(MIBK)を用い
て3分間のスプレー現像をしてレジスト14のパターン
を形成する(図1(a))。さらに、このレジスト14
のパターンをマスクとして、トリフロロメタン(CHF
3)と酸素との4:1の混合ガスを使用して、平行平板
型リアクティブ・イオン・エッチング(RIE)装置を
用いて塗布シリコン酸化膜を280nmの膜厚だけドラ
イエッチングにより除去する(図1(b))。この除去
した膜厚は位相シフト層13の全膜厚の70%に相当す
る。続いて、残った塗布シリコン酸化膜を緩衝弗酸(B
HF)溶液によるウエットエッチングにより除去する
(図1(c))。さらに、レジスト14を硫酸・過酸化
水素に漬けることにより除去して、位相シフトマスクが
形成される。
【0015】上記実施例では、位相シフタ層13の全膜
厚の70%をドライエッチングによりエッチングした。
しかしドライエッチングの割合は、この例に限られるも
のでなく、ドライエッチングの割合は50%〜95%の
範囲内であればよい。ドライエッチングの割合が50%
未満であれば、その後のウエットエッチにより位相シフ
タ層13のパターンが台形形状に近くなり、位相シフタ
層13の寸法の制御が困難になる。また、ドライエッチ
ングの割合が95%を越えた場合、ドライエッチングの
面内均一性、ローディング効果等によるエッチング量の
ばらつきが生じやすくなり、石英基板がエッチングされ
てしまう。
【0016】ドライエッチングにより位相シフタ層13
のパターンを加工した場合、エッチング面が荒れ、露光
時の光が散乱する。このため、位相シフタ層13のパタ
ーンでの光の透過率が低下してしまう。しかし、本実施
例ではエッチングの最終段に選択性が高く、等方的なウ
エットエッチングを行っているため、位相シフタ層13
をエッチングで形成した後の表面荒れは全く見られなか
った。
【0017】また、ドライエッチングを用いてホトマス
クを製造する場合、エッチング前あるいはエッチング中
にマスク基板に付着したパーティクルは、ドライエッチ
ングが異方的なエッチングであるために位相シフタ層1
3にそのまま残ってしまい欠陥となる。しかし、本実施
例のマスク製造方法は、ドライエッチングの後ウエット
エッチングを行っているため、図2に示すように、位相
シフタ層13上にパーティクル15が残っていたとして
も、まずその露出している部分16がドライエッチング
で除去され、つぎにパーティクル15直下の部分を含め
てウエットエッチングにより除かれる。これにより、ド
ライエッチングだけでは位相シフタ層13上のパーティ
クル15によって誘起されるシフタ欠陥が、ドライエッ
チングとウエットエッチングとを併用することで除去さ
れる。このため本実施例の方法は位相シフトマスクの欠
陥低減という意味からも効果が大きい。
【0018】このようにして形成したホトマスクを用い
て、露光波長365nm、開口数(NA)0.5の1/
5縮小投影露光装置を用いてシリコンウェハ上にパター
ン転写を行なった。その結果、従来この装置では解像で
きる孤立線の最小寸法はウェハ上で0.5μmであった
ものが、本発明の方法によるマスクを用いることにより
0.35μmの孤立線を形成することができた。また、
ドライエッチングのみでシフタパターン形成を行った場
合に比べて、本実施例の方法ではマスク欠陥を1/3に
低減できた。
【0019】
【発明の効果】本発明のホトマスク製造方法を用いるこ
とにより、高精度で欠陥密度の低い位相シフトマスクを
簡単な工程で実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホトマスクの製造方法を示すホトマス
クの工程順断面図
【図2】ドライエッチング時にパーティクルが存在した
ホトマスクの断面図
【図3】従来の位相シフトマスク構造を示す断面図
【図4】従来のホトマスク製造方法により製造された位
相シフトマスクの断面図
【符号の説明】
11 マスク基板 12 遮光部 13 位相シフト層 14 レジスト 15 パーティクル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光透過性の半導体基板上に形成される遮光
    部の上層あるいは下層に、露光光の位相を制御するため
    の透明膜を、最初にその50%以上95%以下の膜厚を
    ドライエッチし、残りの膜厚をウエットエッチすること
    によって所定のパターンに形成することを特徴とするホ
    トマスク製造方法。
JP25601892A 1992-09-25 1992-09-25 ホトマスク製造方法 Pending JPH06110192A (ja)

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JP25601892A JPH06110192A (ja) 1992-09-25 1992-09-25 ホトマスク製造方法

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ID=17286772

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09307080A (ja) * 1996-05-02 1997-11-28 Lg Semicon Co Ltd 半導体素子のキャパシタ製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09307080A (ja) * 1996-05-02 1997-11-28 Lg Semicon Co Ltd 半導体素子のキャパシタ製造方法

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