JPH06110132A - 反射スクリーンの製造方法 - Google Patents

反射スクリーンの製造方法

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JPH06110132A
JPH06110132A JP4259767A JP25976792A JPH06110132A JP H06110132 A JPH06110132 A JP H06110132A JP 4259767 A JP4259767 A JP 4259767A JP 25976792 A JP25976792 A JP 25976792A JP H06110132 A JPH06110132 A JP H06110132A
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JP
Japan
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transfer foil
layer
screen
release layer
reflective
Prior art date
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Pending
Application number
JP4259767A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenjiro Kuroda
健二郎 黒田
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スクリーン基材の表面に半値角を広げるための
拡散処理と反射層を同時に安価に安定して設けることが
できる反射スクリーンの製造方法を提供するものであ
る。 【構成】プロジェクター用反射スクリーンの製造方法に
おいて、スクリーン基材に転写箔を用いて反射層を形成
するが、該転写箔がベースフィルムより離型層、反射層
の構成で、ベースフィルムより剥離しない離型層の表面
をマット状にした転写箔を用いる反射スクリーンの製造
方法である。また、離型層と反射層の間に剥離層を設け
た上記のものである。 そして、前記転写箔の層構成の
任意の層にシリカ、ウレタンビーズ、アクリルビーズを
添加した転写箔を用いる上記の反射スクリーンの製造方
法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロジェクター用反射
スクリーンの製造方法に関するものであり、スクリーン
基材に拡散効果のある凹凸と反射層を転写箔を使用して
一度に設けることを可能にした反射スクリーンの製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、反射スクリーン製造時に転写箔を
使うのは特開平1−319619で述べられているが、
この請求項1、2、3に記載のものは、半値角を広げる
ための拡散処理がされておらず、所望の半値角を得るこ
とはできない。実施例の中でも、請求項4にあるよう
に、エンボス版を用いて転写する事により半値角度を得
ているのが実状であろう。この際、転写時に転写箔とス
クリーン基材の間にエンボス版を入れているため転写後
の凹凸形状が安定しないのと、スクリーン基材と反射層
の密着が不安定であるという欠点をもっている。エンボ
ス版の作成には費用がかかる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情に鑑みなされたもので、スクリーン基材の表面に
半値角を広げるための拡散処理と反射層を同時に安価に
安定して設けることができる反射スクリーンの製造方法
を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、プロジェクター用反射スクリーンの製造
方法において、スクリーン基材に転写箔を用いて反射層
を形成するが、該転写箔がベースフィルムより離型層、
反射層の構成で、ベースフィルムより剥離しない離型層
の表面をマット状にした転写箔を用いる反射スクリーン
の製造方法である。また、プロジェクター用反射スクリ
ーンの製造方法において、スクリーン基材に転写箔を用
いて反射層を形成するが、該転写箔がベースフィルムよ
り離型層、剥離層、反射層の構成で、ベースフィルムよ
り剥離しない離型層の表面をマット状にした転写箔を用
いる反射スクリーンの製造方法である。そして、前記転
写箔の層構成の任意の層にシリカ、ウレタンビーズ、ア
クリルビーズを添加した転写箔を用いる上記の反射スク
リーンの製造方法である。さらに、反射層がスクリーン
基材と接着性が乏しい場合は、反射層の外側に接着層を
設ける上記の反射スクリーンの製造方法である。
【0005】本発明で用いる転写箔を図1,図2,図3
を用いて説明すれば、ベースフィルム(1)より離型層
(2)、反射層(3)を順次形成し転写箔(4)とす
る。
【0006】ベースフィルム(1)は通常転写箔に使用
するものでよく、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート等
の厚み12〜50ミクロン程度のシートを使用する。
【0007】離型層(2)で使用する樹脂としては、エ
ポキシ樹脂、メラミン樹脂、アクリルポリオール、ウレ
タン樹脂の1種または2種以上を硬化させたものを使用
する。マット度合いをつけるものとしては、シリカ、ウ
レタンビーズ、アクリルビーズのマット剤を使用し、そ
の添加量にて艶の度合いの差をつける。
【0008】反射層(3)で使用する樹脂は、スクリー
ン基材(被転写基材)への接着性および表面物性良好な
もので、セルロース誘導体、スチレン樹脂、スチレン共
重合樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ロジンエス
テル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩ビ
・酢ビ共重合体、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹
脂、ブチラール樹脂、ポリアミド樹脂の1種又は2種以
上のを用いる。また、反射成分としてアルミ顔料、パー
ル顔料等またコントラスト向上のために墨顔料を使用す
る。また、この層にシリカ、ウレタンビーズ、アクリル
ビーズを添加することにより、拡散効果の増大と表面の
耐摩性の向上を得ることができる。
【0009】図2の剥離層(5)としては、ビヒクルと
してはセルロース誘導体、スチレン樹脂、スチレン共重
合樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ロジンエステ
ル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩ビ・
酢ビ共重合体、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、
ブチラール樹脂、ポリアミド樹脂の1種又は2種以上の
を用いる。通常は透明であるが、透明の色をつけること
もある。剥離層の役割としては、該反射層(3)に接着
性を優先し表面物性のあまり良好でないものを使用した
場合の表面保護と離型層(2)と反射層(3)の剥離性
のコントロールである。また、該剥離層(5)にシリ
カ、アクリルビーズ、ウレタンビーズを添加することに
より、拡散効果の増大と表面の耐摩性の向上を得ること
ができる。
【0010】図3の接着層(6)としてはセルロース誘
導体、スチレン樹脂、スチレン共重合樹脂、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、ロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビ
ニル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩ビ・酢ビ共重合体、ポリ
エステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂、ポ
リアミド樹脂の1種又は2種以上のビヒクルとしてを用
い、反射層(3)にて顔料が多いため所望の密着性が得
られない場合有効である。
【0011】上記した反射スクリーン用転写箔をスクリ
ーン基材に熱圧転写を行い、反射スクリーンを得る。ス
クリーン基材としては、塩化ビニル、ポリスチレン、ア
クリル、ABS,AS,塩ビ/ガラスクロス/塩ビ等が
が使用できる。
【0012】
【作用】マット状の表面の離型層により転写後にスクリ
ーン基材表面へ拡散効果のある凹凸と反射層を同時にス
クリーン基材へ設けることができる。また、離型層と反
射層の間に剥離層を設けることにより、反射層に用いる
樹脂の選択巾を広げられ、離型層と反射層の剥離のコン
トロールが容易にできる。さらに、離型層、剥離層、反
射層にシリカ、ウレタンビーズ、アクリルビーズを添加
することにより、拡散効果の増大と表面の耐摩性の向上
を得ることができる。
【0013】
【実施例】厚さ25ミクロンのポリエステルフィルムに
(表1)の組成物を1ミクロン、(表2)の組成物を8
ミクロン順次積層して図1の構成の転写箔Aを作成し
た。この転写箔をロール転写機にて、温度200℃でス
クリーン基材(PVC)に転写したところスクリーンゲ
イン3.5、半値角20度のスクリーンを得ることがで
きた。
【0014】厚さ25ミクロンのポリエステルフィルム
に(表1)の組成物を1ミクロン、(表3)の組成物を
8ミクロン順次積層して図1の構成の転写箔Bを作成し
た。この転写箔をロール転写機にて、温度200℃でス
クリーン基材(PVC)に転写したところスクリーンゲ
イン3.0、半値角23度のスクリーンを得ることがで
きた。また、転写箔Aにて作成したスクリーンにくらべ
て学振摩耗試験機も耐摩性が向上していた。
【0015】厚さ25ミクロンのポリエステルフィルム
に(表1)の組成物を1ミクロン、(表4)の組成物を
2ミクロン、(表2)の組成物を8ミクロン順次積層し
て図2の構成の転写箔Cを作成した。この転写箔をロー
ル転写機にて温度200℃でスクリーン基材(PVC)
に転写したところスクリーンゲイン3.5、半値角20
度のスクリーンを得ることができた。
【0016】厚さ25ミクロンのポリエステルフィルム
に(表1)の組成物を1ミクロン、(表5)の組成物を
2ミクロン、(表2)の組成物を8ミクロン順次積層し
て図2の構成の転写箔Dを作成した。この転写箔をロー
ル転写機にて温度200℃でスクリーン基材(PVC)
に転写したところスクリーンゲイン3.5、半値角20
度のスクリーンを得ることができた。転写箔Cにて作成
したスクリーンにくらべて学振摩耗試験機も耐摩性が向
上していた。
【0017】厚さ25ミクロンのポリエステルフィルム
に(表1)の組成物を1ミクロン、(表5)の組成物を
2ミクロン、(表2)の組成物を8ミクロン、(表6)
の組成物を2ミクロン順次積層して図3の構成の転写箔
Eを作成した。この転写箔をロール転写機にて温度20
0℃でスクリーン基材(ポリスチレン板)に転写したと
ころスクリーンゲイン3.5、半値角20度のスクリー
ンを得ることができた。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】
【0022】
【表5】
【0023】
【表6】
【0024】
【発明の効果】本発明の反射スクリーンの製造方法は、
離型層をマット状にした転写箔を用いることにより、容
易にスクリーンの半値角を広げることができ、安価な反
射スクリーンを製造することができる。また、離型層と
反射層の間に剥離層を設けることのより、反射層に用い
る樹脂の選択巾を広げると共に、離型層と反射層の間の
剥離強度を容易に調節できる。離型層、剥離層、反射層
にシリカ、ウレタンビーズ、アクリルビーズを添加する
ことにより、拡散効果の増大と表面の耐摩性の向上した
反射スクリーンを得ることができる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる転写箔の一実施例を示す模式断
面説明図である。
【図2】本発明に用いる転写箔の一実施例を示す模式断
面説明図である。
【図3】本発明に用いる転写箔の一実施例を示す模式断
面説明図である。
【符号の説明】
1…ベースフィルム 2…離型層 3…反射層 4…転
写箔 5…剥離層 6…接着層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロジェクター用反射スクリーンの製造方
    法において、スクリーン基材に転写箔を用いて反射層を
    形成するが、該転写箔がベースフィルムより離型層、反
    射層の構成で、ベースフィルムより剥離しない離型層の
    表面をマット状にした転写箔を用いることを特徴とする
    反射スクリーンの製造方法。
  2. 【請求項2】プロジェクター用反射スクリーンの製造方
    法において、スクリーン基材に転写箔を用いて反射層を
    形成するが、該転写箔がベースフィルムより離型層、剥
    離層、反射層の構成で、ベースフィルムより剥離しない
    離型層の表面をマット状にした転写箔を用いることを特
    徴とする反射スクリーンの製造方法。
  3. 【請求項3】前記転写箔の層構成の任意の層にシリカ、
    ウレタンビーズ、アクリルビーズを添加した転写箔を用
    いることを特徴とする請求項1または請求項2記載の反
    射スクリーンの製造方法。
  4. 【請求項4】前記転写箔において、前記反射層の外側に
    接着層を設けた転写箔を用いることを特徴とする請求項
    1乃至請求項3記載の反射スクリーンの製造方法。
JP4259767A 1992-09-29 1992-09-29 反射スクリーンの製造方法 Pending JPH06110132A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006098337A1 (ja) * 2005-03-15 2006-09-21 Kuraray Co., Ltd. レンチキュラーレンズシートおよびその製造方法並びに転写材用樹脂組成物
JP2015200863A (ja) * 2014-02-14 2015-11-12 大日本印刷株式会社 反射スクリーン、映像表示システム、反射スクリーンの製造方法

Cited By (3)

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WO2006098337A1 (ja) * 2005-03-15 2006-09-21 Kuraray Co., Ltd. レンチキュラーレンズシートおよびその製造方法並びに転写材用樹脂組成物
US8071672B2 (en) 2005-03-15 2011-12-06 Kuraray Co., Ltd. Lens sheet, process for producing the same, and resin composition for transfer material
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