JPH06108957A - 内燃機関の電子制御装置 - Google Patents
内燃機関の電子制御装置Info
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- JPH06108957A JPH06108957A JP4259998A JP25999892A JPH06108957A JP H06108957 A JPH06108957 A JP H06108957A JP 4259998 A JP4259998 A JP 4259998A JP 25999892 A JP25999892 A JP 25999892A JP H06108957 A JPH06108957 A JP H06108957A
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- failure
- angle sensor
- ignition timing
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- Pending
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- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Abstract
故障しても、正確に点火時期を制御できる内燃機関の点
火制御装置を得る。 【構成】 点火時期制御用のクランク角センサ2、又は
4が故障した場合は、他の正常なクランク角センサから
の信号によって点火時期制御を行う。
Description
角センサの信号に基づいて点火時期制御を行う内燃機関
の電子制御装置に関するものである。
示すブロック構成図である。同図において、内燃機関の
電子制御装置は制御装置1、この制御装置1に接続され
たクランク角センサ2,4、及び点火装置3を備えてい
る。制御装置1は、クランク角センサ2,4が接続され
た入力インターフェイス11、この入力インターフェイ
ス11が接続されたマイクロコンピュータ12、このマ
イクロコンピュータ12に接続され、且つ点火装置3に
接続された出力インターフェイス13により構成されて
いる。入力インターフェイス11はクランク角センサ
2,4からの信号を波形整形し、クランク角信号として
マイクロコンピュータ12へ与える。出力インターフェ
イス13は、マイクロコンピュータ12より点火信号を
受け、点火装置3を駆動する。マイクロコンピュータ1
2は周知のものであり、タイマー121、ROM12
2、RAM123を含んでいる。ここで、クランク角セ
ンサ2は図示しないカム軸に接続されたディストリビュ
ータに内蔵されており、また、クランク角センサ4は、
図示しないクランクシャフトに取り付けられている。
関を例にとると、マイクロコンピュータ12は、クラン
ク角センサ2からは電磁的又は光学的検出手段により図
6(a)に示すようなパルス状のクランク角信号を得てい
る。また、クランク角センサ4からは電磁的手段により
図6(b)に示すようなクランク角信号を得ている。これ
らクランク角信号は、クランク軸が1/2回転(180
゜)する毎に、クランク角センサより電気信号として得
られる。同図に示すポイントP1が第1のクランク角位
置SGTT(以下単にSGTTと記す)の検出ポイント
であり、これよりも進角側のポイントP2が第2のクラ
ンク角位置SGTL(以下単にSGTLと記す)の検出
ポイントである。なお、同図において、ポイントP3は
機関の上死点であり、この例ではSGTTが上死点前6
゜、SGTLが上死点前76゜に設定されている。
おいて安定したレベルのクランク角信号を出力するタイ
プのものであるが、カム軸に取り付けられているため、
タイミングベルトの伸びやカム・シャフト・プーリの組
み付け誤差などの影響を受け、クランク角の検出誤差が
生じ易い。一方、クランク角センサ4は、クランク角を
クランク・シャフトの回転から直接検出しているため、
上記の様な誤差がなく、クランク角の検出精度が高い
が、磁力の変化を検出し、これを電圧に変換して出力す
るタイプのものであるため、磁力の変化が緩やかとなる
低回転域では、十分な電圧信号を出力することができな
くなる。
でない低回転域においては、(例えば500RPM以
下)ではクランク角センサ2により点火時期制御を行
い、高回転域においてはクランク角センサ4により点火
時期制御を行っている。そして2つのクランク角センサ
2,4を使用することにより全回転域において、高精度
のクランク角信号を、安定したレベルで得ることができ
る。なお、クランク角センサ2のタイプのものをクラン
クシャフトに取り付ければ上記のように、複数のクラン
ク角センサを必要としないが、センサの大きさなどに制
約され、クランクシャフトに取り付けられない場合が多
く、実用化は困難である。
ランク角信号よりSGTLの検出周期T1を計測し、こ
の周期T1から求められる機関の回転数や図示しないエ
アフローセンサからの信号により求められる吸入空気量
に基づき、運転状態に最適な点火時期を目標点火時期と
してSGTL毎に演算し設定する。ところで、SGTT
よりも遅角側に目標点火時期が設定される場合、急加減
速により異常遅角、異常進角が生ずることがある。これ
を防止するために、SGTTよりも遅角側に目標点火時
期が設定される場合、SGTLより目標点火時期を設定
せずに、SGTTより目標点火時期を設定することが考
えられる。
うに構成されているので、少なくとも1つのクランク角
センサが故障した場合には、まったく点火時期制御を行
うことができず、内燃機関の動作が停止してしまうとい
う問題点があった。
るためになされたもので、少なくとも1つのクランク角
センサが故障した場合でも点火時期制御を行うことがで
きる装置を得ることを目的としている。
る内燃機関の電子制御装置は、複数のクランク角センサ
のそれぞれの故障を検出する故障検出手段と、この故障
検出手段の出力信号に基づいて、いずれかのクランク角
センサに故障が検出された場合には、他のクランク角セ
ンサからの出力信号に基づいて点火時期制御を行わせる
選択手段とを備えたものである。
装置によれば、故障検出手段が複数のクランク角センサ
のそれぞれの故障を検出する。又、選択手段が故障検出
手段の出力信号に基づいて、いずれかのクランク角セン
サに故障が検出された場合には、他のクランク角センサ
からの出力信号に基づいて点火時期制御を行わせる。
する。 図1は実施例1を示すブロック構成図である。
図において2〜4,11〜13,121〜123は図5
に示したものとまったく同じである。
の機能を説明するためのフローチャートである。マイク
ロコンピュータ12は一定時間毎に図2に示したフロー
を実行する。まず、ステップS31において始動スイッ
チがオンであるかどうか判定する。始動スイッチがオフ
であればステップS35に進み、クランク角センサ2の
故障判定タイマCFAIL1に初期値K1を設定すると
ともに、クランク角センサ4の故障判定タイマCFAI
L2に初期値K2を設定して処理を終了する。ここで故
障判定タイマCFAIL1,CFAIL2は、それぞれ
クランク角センサ2,4のSGTL(又はSGTT)の
タイミング毎にも初期値K1,K2が設定されるもので
ある。
プS32へ進み、クランク角センサ故障判定タイマCF
AIL1,CFAIL2をカウントダウンする。ステッ
プS33においてクランク角センサ2の故障判定タイマ
CFAIL1が0かどうか判定し、CFAIL1≠0で
あればステップS34に進む。一方、CFAIL1=0
であれば始動スイッチがオン、つまり内燃機関が始動状
態であるにもかかわらず所定時間(K1)を経過しても
クランク角センサ2の信号が出力されていないことにな
りクランク角センサ2が故障したと判定し、ステップS
36においてクランク角センサ2の故障フラグXFAI
L1をセットしてステップS34に進む。
FAIL2が0かどうか判定し、CFAIL2≠0であ
れば処理を終了し、CFAIL2=0であればクランク
角センサ4が故障したと判定し、ステップS37におい
て、クランク角センサ4の故障フラグXFAIL2をセ
ットして処理を終了する。
ンク角センサ2のSGTLのタイミングに図3に示すフ
ローを実行する。まず、ステップS41においてクラン
ク角センサ2の故障判定タイマCFAIL1に初期値
(K1)を設定する。次にステップS42において回転
数が500rpm以下かどうか判定し、500rpm以
下であれば、クランク角センサ2による点火時期制御ゾ
ーンであるため、ステップS44に進み点火時期制御を
実行する。
ステップS43に進みクランク角センサ4の故障フラグ
XFAIL2がセットされているかどうか判定する。フ
ラグがセットされていればクランク角センサ4が故障し
ているので、ステップS44に進みクランク角センサ2
により点火時期制御を実行する。
ク角センサ4のSGTLのタイミングに図4に示すフロ
ーを実行する。まず、ステップS51においてクランク
角センサ4の故障判定タイマCFAIL2に初期値(K
2)を設定する。次にステップS52において回転数が
500rpm以上かどうか判定し、500rpm以上で
あれば、クランク角センサ4による点火時期制御ゾーン
であるため、ステップS54に進み点火時期制御を実行
する。
ステップS53に進みクランク角センサ2の故障フラグ
XFAIL1がセットされているかどうか判定する。フ
ラグがセットされていればクランク角センサ2が故障し
ているので、ステップS54に進みクランク角センサ4
により点火時期制御を実行する。尚、ステップS44,
S55で行う点火時期制御は図5で説明したものと同じ
である。
コンピュータ12は請求項における故障検出手段、及び
選択手段を構成している。尚、上記実施例では、クラン
ク角センサが2つの場合について説明したが、それ以上
の場合でも適応可能である。
明の請求項1に係る内燃機関の電子制御装置によれば、
複数のクランク角センサのそれぞれの故障を検出する故
障検出手段と、この故障検出手段の出力信号に基づい
て、いずれかのクランク角センサに故障が検出された場
合には、他のクランク角センサからの出力信号に基づい
て点火時期制御を行わせる選択手段とを備えたため、複
数のクランク角センサの内の少なくとも1つのクランク
角センサが正常であれば、点火時期制御を行うことがで
き、内燃機関の動作を継続させることができる。
る。
ートである。
実行される処理を示すフローチャートである。
実行される処理を示すフローチャートである。
構成図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 内燃機関のクランク角を検出するクラン
ク角センサを複数有し、これらクランク角センサの少な
くとも一つの出力信号に基づいて点火時期制御を行う内
燃機関の電子制御装置において、 上記複数のクランク角センサのそれぞれの故障を検出す
る故障検出手段と、 この故障検出手段の出力信号に基づいて、いずれかのク
ランク角センサに故障が検出された場合には、他のクラ
ンク角センサからの出力信号に基づいて点火時期制御を
行わせる選択手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関の電子制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4259998A JPH06108957A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 内燃機関の電子制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4259998A JPH06108957A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 内燃機関の電子制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06108957A true JPH06108957A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17341879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4259998A Pending JPH06108957A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 内燃機関の電子制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06108957A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109751143A (zh) * | 2017-11-03 | 2019-05-14 | 现代自动车株式会社 | 用于补偿曲柄传感器的噪声的方法 |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP4259998A patent/JPH06108957A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109751143A (zh) * | 2017-11-03 | 2019-05-14 | 现代自动车株式会社 | 用于补偿曲柄传感器的噪声的方法 |
CN109751143B (zh) * | 2017-11-03 | 2022-08-16 | 现代自动车株式会社 | 用于补偿曲柄传感器的噪声的方法 |
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