JPH06108810A - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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Publication number
JPH06108810A
JPH06108810A JP4261277A JP26127792A JPH06108810A JP H06108810 A JPH06108810 A JP H06108810A JP 4261277 A JP4261277 A JP 4261277A JP 26127792 A JP26127792 A JP 26127792A JP H06108810 A JPH06108810 A JP H06108810A
Authority
JP
Japan
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valve
chamber
hydraulic
lost motion
oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP4261277A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Nishida
進一 西田
Yoshihiro Fujiyoshi
美広 藤吉
Hidemi Arai
秀実 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP4261277A priority Critical patent/JPH06108810A/ja
Publication of JPH06108810A publication Critical patent/JPH06108810A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
    • F01L2001/34423Details relating to the hydraulic feeding circuit
    • F01L2001/34446Fluid accumulators for the feeding circuit

Landscapes

  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】機関の回転に応じた油圧を発生可能な油圧発生
室を有する作動油圧発生手段と、背面を油圧室に臨ませ
たプランジャが弁ばねで閉弁方向に付勢れた機関弁に連
動、連結されて成る作動力作用手段と、油圧発生室およ
び油圧室間を結ぶ油圧伝達路とを備える内燃機関の動弁
装置において、機関弁の開弁時期およびリフト量を可変
制御可能とする。 【構成】本発明装置は、油圧伝達路35に通じる蓄圧室
108を有するとともに作動時には蓄圧室108に所定
量の作動油を吸収可能な油圧ロストモーション手段14
と、該油圧ロストモーション手段14の作動を許容する
状態および作動を規制する状態を切換可能な切換手段1
5とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機関の回転に応じた油
圧を発生可能な油圧発生室を有する作動油圧発生手段
と、背面を油圧室に臨ませたプランジャが弁ばねで閉弁
方向に付勢された機関弁に連動、連結されて成る作動力
作用手段と、前記油圧発生室および前記油圧室間を結ぶ
油圧伝達路とを備える内燃機関の動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置は、たとえば特開平3
−9009号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来のもので
は、油圧発生室で発生した油圧を油圧室に作用させて機
関弁を開閉駆動するとともに機関弁が開弁方向に作動し
ている途中で油圧伝達路の油圧を解放することにより、
機関弁の閉弁時期およびリフト量を制御するようにして
いる。しかるに、機関の運転状態に応じて機関弁の開弁
時期およびリフト量を変更することができれば、機関の
運転状態に応じたより精密な動弁制御が可能となるであ
ろう。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、機関弁の開弁時期およびリフト量を可変制御
可能とした内燃機関の動弁装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明に従う装置は、油圧伝達路に通
じる蓄圧室を有するとともに作動時には蓄圧室に所定量
の作動油を吸収可能な油圧ロストモーション手段と、該
油圧ロストモーション手段の作動を許容する状態および
作動を規制する状態を切換可能な切換手段とを含む。
【0006】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の構成に加えて、油圧ロストモーション手
段は、蓄圧室に前面を臨ませたロストモーションピスト
ンがシリンダ体に摺動可能に嵌合されるとともに、ロス
トモーションピストンの背部およびシリンダ体間には前
記蓄圧室の容積を縮小する側にロストモーションピスト
ンを付勢する戻しばねが縮設されて成り、戻しばねのば
ね荷重は、弁ばねのセット荷重よりも小さく、かつ蓄圧
室への補給油圧にロストモーションピストンの受圧面積
を乗じた値よりも大きく設定される。
【0007】請求項3記載の発明に従う装置は、上記請
求項1または2記載の発明の構成に加えて、作動許容状
態にある切換手段を遅くとも次の機関弁の開弁時期まで
に作動規制状態に制御する制御手段を含む。
【0008】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1、2または3記載の発明の構成に加えて、シリンダ体
には、蓄圧室の容積を増大する側へのロストモーション
ピストンの移動限を規制するストッパが設けられる。
【0009】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
4記載の発明の構成に加えて、ロストモーションピスト
ンおよびシリンダ体間には、蓄圧室の容積を増大する側
へのロストモーションピストンの移動に応じて容積を縮
小するダンパ室が形成され、該ダンパ室の作動油を導出
する導出路とダンパ室との間には、ロストモーションピ
ストンがストッパで移動を規制される直前に絞り量を最
大とする可変絞り機構が設けられる。
【0010】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
請求項2、3、4または5記載の発明の構成に加えて、
ロストモーションピストンの背部に臨む油室がシリンダ
体内に形成され、該油室には、油室からの作動油の導出
時期を制御する切換手段としての電磁切換弁が接続さ
れ、作動油供給源が油室側への作動油の補給を許容する
一方向弁を介して油室に接続される。
【0011】請求項7記載の発明によれば、上記請求項
6記載の発明の構成に加えて、電磁切換弁は、油室およ
びアキュムレータ間に介設される。
【0012】請求項8記載の発明によれば、上記請求項
1、2、3、4、5、6、7または8記載の発明の構成
に加えて、油圧伝達路には、開弁時に該油圧伝達路の油
圧を解放する油圧解放弁が接続される。
【0013】さらに請求項9記載の発明によれば、上記
請求項7記載の発明の構成に加えて、電磁切換弁を介し
て油室に接続されるアキュムレータには、開弁時に油圧
伝達路の油圧を解放する油圧解放弁を介して油圧伝達路
が接続される。
【0014】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
【0015】図1ないし図5は本発明の第1実施例を示
すものであり、図1は全体構成を示す図、図2は作動油
圧発生手段および作動力作用手段の縦断側面図、図3は
油圧解放弁の縦断面図、図4は油圧ロストモーション手
段および電磁切換弁の縦断側面図、図5は吸気弁の作動
特性図である。
【0016】先ず図1において、機関弁としての吸気弁
11を開閉駆動するための動弁装置は、機関の回転に応
じた油圧を発生する作動油圧発生手段12と、該作動油
圧発生手段12から受ける油圧に応じて吸気弁11に作
動力を与える作動力作用手段13と、作動油圧発生手段
12で発生した油圧の一部を蓄圧することにより吸気弁
11の開弁時期およびリフト量を変化させる油圧ロスト
モーション手段14と、該油圧ロストモーション手段1
4の作動を許容する状態および作動を規制する状態を切
換可能な切換手段としての電磁切換弁15と、作動油圧
発生手段12での油圧発生途中で該油圧を解放すること
により吸気弁11の閉弁時期およびリフト量を変化させ
る油圧解放弁16としての電磁開閉弁と、電磁切換弁1
5および油圧解放弁16の作動を制御する制御手段17
とを備える。
【0017】図2において、機関のシリンダヘッド18
には、吸気ポート19に連なる吸気弁口20が燃焼室2
1に臨んで設けられており、該吸気弁口20を閉鎖可能
な吸気弁11は、シリンダヘッド18に固定されたガイ
ド筒22によって開閉作動方向に案内される。シリンダ
ヘッド18よりも上方に突出した吸気弁11の上端部に
はリテーナ23が設けられており、このリテーナ23と
シリンダヘッド18との間には、吸気弁11を閉弁方向
に付勢する弁ばね24が縮設される。
【0018】作動油圧発生手段12は、図示しないクラ
ンク軸に1/2の減速比で連動、連結されるカムシャフ
ト26に設けられるカム27と、カムシャフト26と平
行なロッカアームシャフト28に揺動可能に枢支される
とともにローラ29を介して前記カム27に摺接される
ロッカアーム30と、該ロッカアーム30に前端を当接
させる従動ピストン31と、該従動ピストン31を摺動
自在に嵌合させる第1シリンダ体32とを備える。
【0019】ロッカアームシャフト28はカムシャフト
26の斜め上方位置でシリンダヘッド18に固定的に支
持されるものであり、ロッカアーム30の一端が該ロッ
カアームシャフト28で揺動可能に支承される。またロ
ッカアーム30の他端部には、カム27上を転動するロ
ーラ29が回転自在に軸支されるとともに、従動ピスト
ン31の前端に摺接する当接突部30aが上方に向けて
突設される。
【0020】第1シリンダ体32は、下端を開放した有
底円筒状に形成されるものであり、シリンダブロック1
8上に固定される支持ブロック33に嵌合、固定され
る。従動ピストン31の背面と第1シリンダ体32の閉
塞端との間には、油圧発生室34が形成される。
【0021】而して、カム27によって揺動駆動される
ロッカアーム30により、従動ピストン31が摺動駆動
され、それにより機関の回転に応じた油圧が油圧発生室
34に発生する。
【0022】第1シリンダ体32および支持ブロック3
3には、油圧発生室34に通じる油圧伝達路35が穿設
されており、この油圧伝達路35に油圧発生室34から
の油圧が作用する。
【0023】作動力作用手段13は、支持ブロック33
に吸気弁11と同軸にして固定される第2シリンダ体3
6と、吸気弁11に連動、連結されて第2シリンダ体3
6に摺動可能に嵌合されるプランジャ37とを備え、第
2シリンダ体36およびプランジャ37間には油圧室3
8が画成される。
【0024】第2シリンダ体36は、下端を開放した有
底円筒状に形成されるものであり、支持ブロック33に
嵌合、固定される。またプランジャ37は、その前端を
吸気弁11の上端に当接させて第2シリンダ体36に摺
動可能に嵌合されるものであり、プランジャ37の背部
が臨む油圧室38の油圧増大に応じてプランジャ37が
下方に押下げられ、それにより吸気弁11が下方すなわ
ち開弁方向に駆動されることになる。
【0025】第2シリンダ体36の内面には油圧伝達路
35に通じる環状凹部39が設けられ、油圧室38を油
圧伝達路35に連通させる絞り孔40が第2シリンダ体
36に穿設される。またプランジャ37には、吸気弁1
1すなわちプランジャ37がその全閉位置から所定量だ
け開弁方向に作動した位置から前記全閉位置までの閉弁
作動時に流通面積を漸次小さくするようにして油圧室3
8を環状凹部39に通じさせる可変絞り孔41が設けら
れ、プランジャ37には、環状凹部39から油圧室38
への作動油の流通のみを許容するチェック弁42が設け
られる。
【0026】このような作動油圧発生手段12および作
動力作用手段13においては、油圧発生室34および油
圧室38の油圧を解放しないときの吸気弁11の全閉状
態では図2で示す状態に在り、この状態からカム27の
回転に応じて従動ピストン31が第1シリンダ体32内
に押込まれると、油圧発生室34で発生した油圧が絞り
孔40およびチェック弁42を介して油圧室38に導か
れ、その油圧室38の油圧によりプランジャ37が下方
に押下げられることにより、吸気弁11が弁ばね24の
ばね力に抗して開弁する。
【0027】吸気弁11が全閉状態になった後に、カム
27による押圧力が解除されると、吸気弁11は弁ばね
24のばね力により上方すなわち閉弁方向に駆動され
る。この吸気弁11の閉弁作動によりプランジャ37も
上方に押上げられ、油圧室38の油圧は油圧発生室34
に戻される。而して吸気弁11の閉弁作動途中で油圧室
38から油圧発生室34への作動油の戻り量が流通面積
を漸次小さくする絞り孔41により制限され、吸気弁1
1の上方への移動速度すなわち閉弁速度が閉弁作動途中
から緩められ、吸気弁11が緩やかに着座することによ
り着座時の衝撃が緩和される。
【0028】ところで、油圧室38すなわち油圧伝達路
35の油圧を吸気弁11の開弁作動途中で解放すると、
油圧室38は弁ばね24のばね力に打ち勝って吸気弁1
1を開弁し続けるだけの油圧を確保できず、カム27が
ロッカアーム30を介して従動ピストン31を押し続け
るにもかかわらず、吸気弁11は前記油圧解放時から弁
ばね24のばね力によって閉弁作動を開始することにな
り、油圧室38の容積は縮小する。
【0029】再び図1において、油圧室38からの油圧
解放時期すなわち吸気弁11のリフト量および閉弁時期
を制御するために、油圧解放弁16と、第1アキュムレ
ータ461 と、一方向弁47と、チェック弁48とが支
持ブロック33に配設される。
【0030】図3において、油圧解放弁16は、作動油
圧発生手段12の油圧発生室34および作動力作用手段
13の油圧室38間で油圧伝達路35に接続される油圧
解放路49の途中に介設される。
【0031】支持ブロック33には、その上面に開口す
る取付孔51が油圧解放弁16を取付けるべく穿設され
る。この取付孔51は、その軸方向に沿う内方側から順
に小径孔部52と、小径孔部52よりも大径の大径孔部
53と、大径孔部53よりも大径であるねじ孔部54と
が同軸に連設されて成る。しかも油圧解放路49におけ
る上流側部分49aの最上端部が小径孔部52の中央部
に開口される。小径孔部52には、小径孔部52および
大径孔部53間の段差面と面一にしてフィルタ55が嵌
合される。また油圧解放路49の下流側部分49bは大
径孔部53における小径孔部52寄りの側面に開口され
る。
【0032】一方、油圧解放弁16のハウジング56
は、ハウジング主体57の前端に弁ハウジング部58が
設けられるとともにハウジング主体57の後端に固定コ
ア59が取付けられて成る。而してハウジング主体57
は、ねじ孔部54よりも小径である外筒部60と、該外
筒部60内に同軸に配置される内筒部61と、外筒部6
0および内筒部61の一端を連結する連結板部62と、
ねじ孔部54の内径よりもわずかに小さな外径を有して
外筒部60の一端から半径方向外方に張出される鍔部6
3と、大径孔部53に嵌合する外径を有して外筒部60
および内筒部61とは反対側に延びながら連結板部62
に同軸に連設される連結筒部64とを有する。しかも内
筒部61の連結板部62からの軸方向長さは外筒部60
の連結板部64からの軸方向長さよりも小さく設定され
る。
【0033】弁ハウジング部58は、外ガイド筒65と
該外ガイド筒65内に同軸に配置される内ガイド筒66
とから成り、連結板部62に内ガイド筒66を当接させ
るようにして外ガイド筒65および内ガイド筒66を連
結筒部64に嵌合した状態で、該連結筒部64の先端を
外ガイド筒65にかしめ結合することにより、弁ハウジ
ング部58が構成されるとともに該弁ハウジング部58
がハウジング主体57の前端に連設される。また固定コ
ア59は外筒部60の後端にかしめ結合される。
【0034】このような油圧解放弁16のハウジング5
6は、その弁ハウジング部58をフィルタ55に当接さ
せるまでハウジング主体57の連結筒部64を大径孔部
53に嵌合するようにして取付孔51に挿入される。ま
たハウジング56の後部を覆う円筒状であって絶縁材料
から成る蓋67で閉塞される孔68を後端に有するカバ
ー69の前端部が取付孔51のねじ孔部54に螺合さ
れ、該カバー69を、その先端がハウジング56の鍔部
63に当接するまで締付けることにより、油圧解放弁1
6のハウジング56がカバー69および支持ブロック3
3間に挟持、固定されることになる。而して油圧解放弁
16におけるハウジング56の後部はカバー69で覆わ
れることになり、ハウジング56およびカバー69間に
は油溜70が形成されることになる。
【0035】弁ハウジング部58における外ガイド筒6
5の一端にはフィルタ55を介して油圧解放路49の上
流側部分49aに通じる入口ポート71が設けられ、該
入口ポート71近傍で外ガイド筒65の側壁には周方向
に間隔をあけた複数の出口ポート72が穿設される。し
かも支持ブロック33の取付孔51における大径孔部5
3内面および外ガイド筒65間には各出口ポート72お
よび油圧解放路49の下流側部分49bに通じる環状通
路73が形成され、ハウジング主体57の連結筒部64
外面には、環状通路73と外部との間のシールを果たす
ための環状のシール部材74が嵌着されている。
【0036】弁ハウジング部58内には、有底円筒状に
形成される主弁体75が、その外面を外ガイド筒65内
面に摺接させるようにして嵌合されており、該主弁体7
5は、入口ポート71の内端縁を囲むようにして外ガイ
ド筒65に設けられるテーパ状の弁座76に着座して入
口ポート71および出口ポート72間を遮断する位置
と、弁座76から離反して入口ポート71および出口ポ
ート72間を連通する位置との間で移動可能である。
【0037】主弁体75の背面を臨ませるようにして弁
ハウジング部58内には背圧室77が形成されており、
該背圧室77内には、主弁体75を弁座76に着座せし
める方向のばね力を発揮するばね78が収納される。し
たがって主弁体75には、入口ポート71の油圧が開弁
方向に作用し、背圧室77の油圧が閉弁方向に作用し、
ばね78のばね力が閉弁方向に作用することになる。し
かも主弁体75には、入口ポート71および背圧室77
間を連通する絞り78が軸線からずれた位置に穿設され
る。
【0038】弁ハウジング部58における内ガイド筒6
6は、主弁体75の開弁作動時に該主弁体75に当接し
てストッパとしての機能を果たすものであり、主弁体7
5の背面に対向する内ガイド筒66の先端部にはパイロ
ット弁孔80が同軸に穿設される。また内ガイド筒66
内にはパイロット弁孔80を閉鎖可能なパイロット弁体
81が摺動自在に嵌合されており、該パイロット弁体8
1は、弁ハウジング部58との間に介設したばね82に
より開弁方向すなわち後退方向に付勢される。しかもパ
イロット弁体81には、その開弁時にパイロット弁孔8
0に通じる連通路83が同軸に穿設されており、該連通
路83はパイロット弁体81の後端で開口される。
【0039】ハウジング主体57における内筒部61内
にはスリーブ84を介して駆動ロッド85が軸方向移動
自在に配置されており、該駆動ロッド85の先端はパイ
ロット弁体81の後端に同軸に当接される。また内筒部
61の端部と固定コア59との間には、軸方向の移動を
可能として可動コア86が配置されており、前記駆動ロ
ッド85の後端が該可動コア86に結合される。しかも
可動コア86および固定コア59間にはばね87が縮設
されており、可動コア86はばね87により内筒部61
側に付勢される。さらに駆動ロッド85および固定コア
59には、前記連通路83を油溜70に連通させる連通
路88および連通孔89が穿設されている。
【0040】ハウジング主体57の外筒部60および内
筒部61間には、ボビン90に巻装されたコイル91が
配設されており、該コイル91に接続されるリード線9
2が固定コア59から油溜70を経て蓋67から外部に
引出される。
【0041】このような油圧解放弁16では、コイル9
1の励磁により可動コア86および駆動ロッド85がば
ね87のばね力に抗して後退し、駆動ロッド85に追随
してパイロット弁体81が後退することによりパイロッ
ト弁孔80が開放される。それにより背圧室77の油圧
が油溜70に解放され、主弁体75の両面に作用する油
圧のバランスがくずれ、その前面に作用している入口ポ
ート71の油圧による開弁力が、背圧室77の油圧およ
びばね78による閉弁力に打勝って開弁作動する。また
コイル91の消磁状態では可動コア86および駆動ロッ
ド85がばね87のばね力により前進し、パイロット弁
体81はパイロット弁孔80を閉塞するまで前進する。
これにより絞り79を介して背圧室77に入口ポート7
1の油圧が作用し、主弁体75が閉弁作動する。
【0042】第1アキュムレータ461 は、油圧解放路
49の下流側部分49aに接続される。また第1アキュ
ムレータ461 および油圧伝達路35間に、第1アキュ
ムレータ461 側の油圧が油圧伝達路35よりも設定圧
以上大きくなったときに開弁して第1アキュムレータ4
1 からの油圧伝達路35に向けての作動油の流通のみ
を許容する一方向弁47が介設され、チェック弁48
は、補給油路95から第1アキュムレータ461 側に向
けての作動油の流通のみを許容するようにして支持ブロ
ック33に配設される。
【0043】前記補給油路95には、オイルパン96か
ら作動油を汲み上げる作動油供給源としての油圧ポンプ
97がフィルタ98を介して接続され、油圧ポンプ97
およびオイルパン96間にはリリーフ弁99が設けられ
る。
【0044】ところで、油圧発生室34で油圧が発生す
るときにその作動油の一部を吸収すると、弁ばね24の
ばね力に打ち勝って吸気弁11を開弁し続けるだけの油
圧を油圧室38に作用させることができず、カム27が
ロッカアーム30を介して従動ピストン31を押し続け
るにもかかわらず、吸気弁11は前記作動油の吸収終了
後に開弁作動を開始することになる。
【0045】油圧発生室34からの作動油の一部を吸収
して吸気弁11のリフト量および開弁時期を制御するた
めに、作動油圧発生手段12の油圧発生室34および一
方向弁47間で油圧伝達路35には油路100を介して
油圧ロストモーション手段14が接続される。
【0046】図4において、油圧ロストモーション手段
14は、支持ブロック33に嵌合、固定される第3シリ
ンダ体101と、第3シリンダ体101に摺動可能に嵌
合されるロストモーションピストン102と、第3シリ
ンダ体101およびロストモーションピストン102間
に縮設される戻しばね103とを備える。
【0047】第3シリンダ体101内には、油路100
側の大径シリンダ孔104と、段差を介して大径シリン
ダ孔104に同軸に連なる小径シリンダ孔105とが設
けられており、ロストモーションピストン102は、大
径シリンダ孔104に摺動自在に嵌合される有底円筒部
102aと、小径シリンダ孔105に摺動自在に嵌合さ
れる円筒部102bとが同軸に連設されて成る段付き有
底円筒状に形成される。
【0048】大径シリンダ孔104の一端側には、油路
100に通じる連通孔106を有する端壁107が設け
られており、閉塞端を端壁107に対向させてロストモ
ーションピストン102が大径シリンダ孔104および
小径シリンダ孔105に摺動自在に嵌合される。而して
ロストモーションピストン102の閉塞端面すなわち前
面と端壁107との間には、油路100すなわち油圧伝
達路35に通じる蓄圧室108が形成される。
【0049】また第3シリンダ体101とロストモーシ
ョンピストン102の背部との間には油室109が形成
され、ロストモーションピストン102の背部および第
3シリンダ体101間に縮設されて蓄圧室108の容積
を縮小する側にロストモーションピストン102を付勢
する戻しばね103が油室109に収納される。
【0050】而して戻しばね103のばね荷重は、吸気
弁11を閉弁方向に付勢する弁ばね24のセット荷重よ
りも小さく設定されるとともに、一方向弁47を介して
蓄圧室108に補給される補給油圧にロストモーション
ピストン102の受圧面積を乗じた値よりも大きく設定
される。
【0051】第3シリンダ体101および支持ブロック
33には、油室109に通じる補給油路110が穿設さ
れており、この補給油路110は、図1で示すようにチ
ェック弁48およびフィルタ98を介して油圧ポンプ9
7に接続される。しかも補給油路110の途中には、油
圧ポンプ97側の油圧が油室109の油圧よりも設定圧
以上高くなったときに油室109に向けての作動油の流
通のみを許容する一方向弁111が介設される。
【0052】ところで、大径シリンダ孔104および小
径シリンダ孔105間の段差部は、ロストモーションピ
ストン102における有底円筒部102aおよび円筒部
102b間の段部に当接して、蓄圧室108の容積を増
大する側へのロストモーションピストン102の移動限
を規制するストッパ112として機能するものである。
【0053】而してロストモーションピストン102お
よび第3シリンダ体101間には、蓄圧室108の容積
を増大する側へのロストモーションピストン102の移
動に応じて容積を縮小するダンパ室113が形成され
る。すなわち、ストッパ112と、ロストモーションピ
ストン102における有底円筒部102aおよび円筒部
102b間の段部との間にダンパ室113が形成され
る。また支持ブロック33には、一方向弁111よりも
チェック弁48側で補給油路110に通じる導出路11
4(図1参照)が穿設されており、該導出路114は、
第3シリンダ体101に穿設される絞り孔115を介し
てダンパ室113に連通する。
【0054】またダンパ室113および導出路114間
には、ロストモーションピストン102が蓄圧室108
の容積を増大する側に移動しているときに、ストッパ1
12で移動を規制される直前に絞り量が最大となる可変
絞り機構116が設けられる。この可変絞り機構116
は、導出路114に通じて大径シリンダ孔104の内面
に設けられる環状路117と、ロストモーションピスト
ン102における有底円筒部102aの円筒部102b
側の端部外面に設けられる溝118とで構成される。
【0055】上記溝118は、その一端をダンパ室11
3に連通させるとともに他端を閉じるようにして有底円
筒部102aの軸方向に延びるものであり、ロストモー
ションピストン102が蓄圧室108の容積を最小とす
る位置にあるときには環状路117に通じるが、ロスト
モーションピストン102がストッパ112に着座して
移動を規制される直前には環状路117とは隔絶される
ようにしてロストモーションピストン102の有底円筒
部102aに設けられる。
【0056】電磁切換弁15のハウジング120は第3
シリンダ体101に連設される。このハウジング120
には油室109に通じる弁孔121が設けられるととも
に、該弁孔121を開閉可能な弁体122が開閉作動可
能に収納されており、弁体122は、コイル123の励
磁および消磁に応じて作動する駆動ロッド124に一体
に設けられる。
【0057】また弁体122はハウジング120内に形
成される弁室125内に収納されるものであり、この弁
室125は、図1で示すように、支持ブロック33に設
けられた油路126を介して第2アキュムレータ462
に接続され、第2アキュムレータ462 はチェック弁1
27を介して補給油路95に接続される。
【0058】このような油圧ロストモーション手段14
および電磁切換弁15によると、電磁切換弁15を閉弁
状態に保持しておくと、油室109の作動油排出ができ
ないので、ロストモーションピストン102は蓄圧室1
08の容積を増大する側に移動することができず、油圧
ロストモーション手段14の作動が規制される。また電
磁切換弁15を開弁すると、油室109からの作動油排
出が可能となるので、ロストモーションピストン102
は蓄圧室108の油圧増大に応じて該蓄圧室108の容
積を増大する方向に移動し、蓄圧室108に所定量の作
動油を吸収するように作動することが許容される。
【0059】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、カム27の回転に応じて作動油圧発生手段12で
発生する油圧をそのまま作動力作用手段13に伝達した
ときに、吸気弁11の開閉作動特性が図5(a)の曲線
Aで示すものであるときに、制御手段17によって油圧
解放弁16による油圧解放時期を制御すると、図5
(a)の曲線B1 ,B2 ,B3 ,B4 ,B5 で示すよう
に、吸気弁11の閉弁時期およびリフト量を変化させる
ことができ、機関の運転状態に応じた制御が可能とな
る。
【0060】しかも電磁切換弁15の開弁時期を制御手
段17によって可変制御すると、電磁切換弁15の開弁
に応じて油室ロストモーション手段14が作動油吸収作
動を開始することにより、作動力作用手段13の油圧室
38でプランジャ37を駆動するのに必要な油圧を確保
することができず、所定量の作動油吸収が終了した時点
で、図5(b)の曲線A′で示すように吸気弁11の開
弁作動が開始されることになり、油圧ロストモーション
手段14により吸気弁11の開弁時期およびリフト量を
制御することが可能となる。
【0061】而して油圧解放弁16による油圧解放に伴
う吸気弁11の閉弁時期およびリフト量の制御、ならび
に油圧ロストモーション手段14による作動油吸収に伴
う吸気弁11の開弁時期およびリフト量の制御を組み合
わせることにより、図5(b)の曲線B1 ′,B2 ′,
3 ′,B4 ′,B5 ′で示すように吸気弁11の作動
特性をより精密に制御することができ、複数の吸気弁1
1の開弁時期のオーバーラップ縮小や低温時の始動性向
上を図る等、機関の運転状態により適合した動弁特性を
得ることが可能となる。
【0062】また制御手段17は、電磁切換弁15の制
御にあたっては、電磁切換弁15を一旦開弁した後に遅
くとも次の吸気弁11の開弁時期までに閉弁するように
制御するものであり、そうすることにより、吸気弁11
が次に開弁作動するまでに油室109に作動油を補給し
て、次の作動油吸収に備えることができる。
【0063】さらに油圧ロストモーション手段14にお
いて、戻しばね103のばね荷重を、弁ばね24のセッ
ト荷重よりも小さく、かつ蓄圧室108への補給油圧に
ロストモーションピストン102の受圧面積を乗じた値
よりも大きく設定したことにより、戻しばね103のば
ね力が吸気弁11の開弁作動に影響を及ぼすことを回避
するとともに、ロストモーションピストン102を戻す
ときには蓄圧室108の容積を最小とするまでロストモ
ーションピストン102を戻すことにより、蓄圧室10
8の容積を増大する側へのロストモーションピストン1
02の移動限をストッパ112で規制することと相俟っ
て、常時一定量の作動油を吸収することが可能となる。
【0064】しかも蓄圧室108の容積を増大する側へ
のロストモーションピストン102の移動に応じて容積
を縮小するダンパ室113からの作動油排出が可変絞り
機構116により規制されるので、ロストモーションピ
ストン102がストッパ112に着座するときの衝撃力
を緩和して吸気弁11の開弁開始時のノイズ低減を図る
ことができる。
【0065】さらに油圧解放弁16の開弁に応じて油圧
伝達路35から導出される作動油を第1アキュムレータ
461 に吸収し、電磁切換弁15の開弁に応じて油室1
09から排出される作動油を第2アキュムレータ462
に吸収するので、補給油を両アキュムレータ461 ,4
2 から得ることができ、油圧ポンプ97の負荷を軽減
することができる。
【0066】図6は本発明の第2実施例を示すものであ
り、電磁切換弁15を介して油圧ロストモーション手段
14の油室109(図4参照)に接続されるアキュムレ
ータ46には、開弁時に油圧伝達路35の油圧を解放す
る油圧解放弁16を介して油圧伝達路35が接続され、
こうすることにより、アキュムレータ46の共用化によ
る部品低減を図ることができる。
【0067】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0068】たとえば本発明を排気弁の動弁装置を適用
することも可能である。
【0069】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に従
う装置は、油圧伝達路に通じる蓄圧室を有するとともに
作動時には蓄圧室に所定量の作動油を吸収可能な油圧ロ
ストモーション手段と、該油圧ロストモーション手段の
作動を許容する状態および作動を規制する状態を切換可
能な切換手段とを含むので、油圧ロストモーション手段
によって作動油を所定量吸収することにより機関の運転
状態に応じて機関弁の開弁時期およびリフト量を変化さ
せることができる。
【0070】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の構成に加えて、油圧ロストモーション手
段は、蓄圧室に前面を臨ませたロストモーションピスト
ンがシリンダ体に摺動可能に嵌合されるとともに、ロス
トモーションピストンの背部およびシリンダ体間には前
記蓄圧室の容積を縮小する側にロストモーションピスト
ンを付勢する戻しばねが縮設されて成り、戻しばねのば
ね荷重は、弁ばねのセット荷重よりも小さく、かつ蓄圧
室への補給油圧にロストモーションピストンの受圧面積
を乗じた値よりも大きく設定されるので、油圧ロストモ
ーション手段が機関弁の開閉作動に悪影響を及ぼすこと
を回避し、しかもロストモーションピストンの戻りを確
実にすることができる。
【0071】請求項3記載の発明に従う装置は、上記請
求項1または2記載の発明の構成に加えて、作動許容状
態にある切換手段を遅くとも次の機関弁の開弁時期まで
に作動規制状態に制御する制御手段を含むので、油圧ロ
ストモーション手段を次の機関弁の開弁に備えて待機さ
せることができる。
【0072】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1、2または3記載の発明の構成に加えて、シリンダ体
には、蓄圧室の容積を増大する側へのロストモーション
ピストンの移動限を規制するストッパが設けられるの
で、所定量の作動油を蓄圧室で吸収させることができ
る。
【0073】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
4記載の発明の構成に加えて、ロストモーションピスト
ンおよびシリンダ体間には、蓄圧室の容積を増大する側
へのロストモーションピストンの移動に応じて容積を縮
小するダンパ室が形成され、該ダンパ室の作動油を導出
する導出路とダンパ室との間には、ロストモーションピ
ストンがストッパで移動を規制される直前に絞り量を最
大とする可変絞り機構が設けられるので、ロストモーシ
ョンピストンのストッパへの着座時の衝撃を緩和して機
関弁開弁時のノイズ低減に寄与することができる。
【0074】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
請求項2、3、4または5記載の発明の構成に加えて、
ロストモーションピストンの背部に臨む油室がシリンダ
体内に形成され、該油室には、油室からの作動油の導出
時期を制御する切換手段としての電磁切換弁が接続さ
れ、作動油供給源が油室側への作動油の補給を許容する
一方向弁を介して油室に接続されるので、油室への作動
油の補給が可能となる。
【0075】請求項7記載の発明によれば、上記請求項
6記載の発明の構成に加えて、電磁切換弁は、油室およ
びアキュムレータ間に介設されるので、アキュムレータ
による作動油補給を可能として作動油供給源の負荷軽減
に寄与することができる。
【0076】請求項8記載の発明によれば、上記請求項
1、2、3、4、5、6、7または8記載の発明の構成
に加えて、油圧伝達路には、開弁時に該油圧伝達路の油
圧を解放する油圧解放弁が接続されるので、機関弁の開
弁時期およびリフト量制御に加えて閉弁時期の制御を実
現することができ、より精密な動弁制御が可能となる。
【0077】さらに請求項9記載の発明によれば、上記
請求項7記載の発明の構成に加えて、電磁切換弁を介し
て油室に接続されるアキュムレータには、開弁時に油圧
伝達路の油圧を解放する油圧解放弁を介して油圧伝達路
が接続されるので、油圧ロストモーション手段および油
圧解放弁にアキュムレータを共用化して部品点数低減を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の全体構成を示す図である。
【図2】作動油圧発生手段および作動力作用手段の縦断
側面図である。
【図3】油圧解放弁の縦断面図である。
【図4】油圧ロストモーション手段および電磁切換弁の
縦断側面図である。
【図5】吸気弁の作動特性図である。
【図6】第2実施例の図1に対応した図である。
【符号の説明】
11 機関弁としての吸気弁 12 作動油圧発生手段 13 作動力作用手段 14 油圧ロストモーション手段 15 切換手段としての電磁切換弁 16 油圧解放弁 17 制御手段 24 弁ばね 34 油圧発生室 35 油圧伝達路 37 プランジャ 38 油圧室 46,461 アキュムレータ 97 作動油供給源としての油圧ポンプ 101 シリンダ体 102 ロストモーションピストン 103 戻しばね 108 蓄圧室 109 油室 111 一方向弁 112 ストッパ 113 ダンパ室 114 導出路 116 可変絞り機構

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関の回転に応じた油圧を発生可能な油
    圧発生室(34)を有する作動油圧発生手段(12)
    と、背面を油圧室(38)に臨ませたプランジャ(3
    7)が弁ばね(24)で閉弁方向に付勢された機関弁
    (11)に連動、連結されて成る作動力作用手段(1
    3)と、前記油圧発生室(34)および前記油圧室(3
    8)間を結ぶ油圧伝達路(35)とを備える内燃機関の
    動弁装置において、油圧伝達路(35)に通じる蓄圧室
    (108)を有するとともに作動時には蓄圧室(10
    8)に所定量の作動油を吸収可能な油圧ロストモーショ
    ン手段(14)と、該油圧ロストモーション手段(1
    4)の作動を許容する状態および作動を規制する状態を
    切換可能な切換手段(15)とを含むことを特徴とする
    内燃機関の動弁装置。
  2. 【請求項2】 油圧ロストモーション手段(14)は、
    蓄圧室(108)に前面を臨ませたロストモーションピ
    ストン(102)がシリンダ体(101)に摺動可能に
    嵌合されるとともに、ロストモーションピストン(10
    2)の背部およびシリンダ体(101)間には前記蓄圧
    室(108)の容積を縮小する側にロストモーションピ
    ストン(102)を付勢する戻しばね(103)が縮設
    されて成り、戻しばね(103)のばね荷重は、弁ばね
    (24)のセット荷重よりも小さく、かつ蓄圧室(10
    8)への補給油圧にロストモーションピストン(10
    2)の受圧面積を乗じた値よりも大きく設定されること
    を特徴とする請求項1記載の内燃機関の動弁装置。
  3. 【請求項3】 作動許容状態にある切換手段(15)を
    遅くとも次の機関弁(11)の開弁時期までに作動規制
    状態に制御する制御手段(17)を含むことを特徴とす
    る請求項1または2記載の内燃機関の動弁装置。
  4. 【請求項4】 シリンダ体(101)には、蓄圧室(1
    08)の容積を増大する側へのロストモーションピスト
    ン(102)の移動限を規制するストッパ(112)が
    設けられることを特徴とする請求項1、2または3記載
    の内燃機関の動弁装置。
  5. 【請求項5】 ロストモーションピストン(102)お
    よびシリンダ体(101)間には、蓄圧室(108)の
    容積を増大する側へのロストモーションピストン(10
    2)の移動に応じて容積を縮小するダンパ室(113)
    が形成され、該ダンパ室(113)の作動油を導出する
    導出路(114)とダンパ室(113)との間には、ロ
    ストモーションピストン(102)がストッパ(11
    2)で移動を規制される直前に絞り量を最大とする可変
    絞り機構(116)が設けられることを特徴とする請求
    項4記載の内燃機関の動弁装置。
  6. 【請求項6】 ロストモーションピストン(102)の
    背部に臨む油室(109)がシリンダ体(101)内に
    形成され、該油室(109)には、油室(109)から
    の作動油の導出時期を制御する切換手段としての電磁切
    換弁(15)が接続され、作動油供給源(97)が油室
    (109)側への作動油の補給を許容する一方向弁(1
    11)を介して油室(109)に接続されることを特徴
    とする請求項2、3、4または5記載の内燃機関の動弁
    装置。
  7. 【請求項7】 電磁切換弁(15)は、油室(109)
    およびアキュムレータ(461 ,46)間に介設される
    ことを特徴とする請求項6記載の内燃機関の動弁装置。
  8. 【請求項8】 油圧伝達路(35)には、開弁時に該油
    圧伝達路(35)の油圧を解放する油圧解放弁(16)
    が接続されることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6、7または8記載の内燃機関の動弁装置。
  9. 【請求項9】 電磁切換弁(15)を介して油室(10
    9)に接続されるアキュムレータ(46)には、開弁時
    に油圧伝達路(35)の油圧を解放する油圧解放弁(1
    6)を介して油圧伝達路(35)が接続されることを特
    徴とする請求項7記載の内燃機関の動弁装置。
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