JPH06108745A - 移動間仕切 - Google Patents
移動間仕切Info
- Publication number
- JPH06108745A JPH06108745A JP4260194A JP26019492A JPH06108745A JP H06108745 A JPH06108745 A JP H06108745A JP 4260194 A JP4260194 A JP 4260194A JP 26019492 A JP26019492 A JP 26019492A JP H06108745 A JPH06108745 A JP H06108745A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating
- partition
- frame
- sound insulation
- partition panel
- Prior art date
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- Pending
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- Wing Frames And Configurations (AREA)
- Special Wing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明の目的は移動間仕切を施工した場
合、間仕切パネルと壁面、床面、およびレールとの連結
部分で音を遮断する移動間仕切の遮音構造を提供するこ
とである。 【構成】 レール９にランナー１０を介して吊下げた移
動間仕切において、間仕切パネル１の上部、下部又は側
部等に遮断フレーム３を出入自在に配し、該遮断フレー
ム３に損失係数０．３以上の制振材料８を内張りしたこ
とを特徴とする移動間仕切。
合、間仕切パネルと壁面、床面、およびレールとの連結
部分で音を遮断する移動間仕切の遮音構造を提供するこ
とである。 【構成】 レール９にランナー１０を介して吊下げた移
動間仕切において、間仕切パネル１の上部、下部又は側
部等に遮断フレーム３を出入自在に配し、該遮断フレー
ム３に損失係数０．３以上の制振材料８を内張りしたこ
とを特徴とする移動間仕切。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、移動間仕切を施工し
た場合、間仕切パネルと壁面、床面、およびレールとの
連結部分で音を遮断する移動間仕切の遮音構造に関す
る。
た場合、間仕切パネルと壁面、床面、およびレールとの
連結部分で音を遮断する移動間仕切の遮音構造に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、レールに沿って間仕切パネルを吊
下げ、移動させて開口部の開閉を行う移動間仕切におい
ては、間仕切パネルの構造と連結部分の構造により遮音
性能が決定される。
下げ、移動させて開口部の開閉を行う移動間仕切におい
ては、間仕切パネルの構造と連結部分の構造により遮音
性能が決定される。
【０００３】一般に、間仕切パネルは、石膏ボードや合
板等の表裏板間にグラスウール等の吸音材を挿入した二
重壁構造で形成されており、高遮音タイプとしてＪＩＳ
に定める遮音等級Ｄー４０以上の遮音性能が確保された
ものもある。
板等の表裏板間にグラスウール等の吸音材を挿入した二
重壁構造で形成されており、高遮音タイプとしてＪＩＳ
に定める遮音等級Ｄー４０以上の遮音性能が確保された
ものもある。
【０００４】また、壁面等との連結部分は、一般にアル
ミ等で成形された遮断フレームとパッキン等により構成
されており、パッキン等の弾性部材は改良され気密性が
増しているが、遮断フレームは遮音設計されていないた
め、固有曲げ振動等の影響により性能が低下し、一般的
にはＤー３０以下の性能しかない。
ミ等で成形された遮断フレームとパッキン等により構成
されており、パッキン等の弾性部材は改良され気密性が
増しているが、遮断フレームは遮音設計されていないた
め、固有曲げ振動等の影響により性能が低下し、一般的
にはＤー３０以下の性能しかない。
【０００５】このため、間仕切パネルと連結部分を合わ
せた移動間仕切としての遮音性能は連結部分の性能で決
定され、全体としての遮音性能は低くなっている。
せた移動間仕切としての遮音性能は連結部分の性能で決
定され、全体としての遮音性能は低くなっている。
【０００６】
【発明が解決ようとする課題】上述のように、従来技術
においては構造上、接合部分の遮音性能は間仕切パネル
部分の性能より低いため、高い遮音性能が要求される場
合、充分ではないという問題があった。
においては構造上、接合部分の遮音性能は間仕切パネル
部分の性能より低いため、高い遮音性能が要求される場
合、充分ではないという問題があった。
【０００７】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、遮断フレームの遮音性能を向上させ、高い遮音性能
が得られる移動間仕切の遮音構造を提供することを課題
とする。
で、遮断フレームの遮音性能を向上させ、高い遮音性能
が得られる移動間仕切の遮音構造を提供することを課題
とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、レール９にランナー１０を介して吊下げた移動間
仕切において、間仕切パネル１の上部、下部又は側部等
に遮断フレーム３を出入自在に配し、該遮断フレーム３
に損失係数０．３以上の制振材料８を内張りしたことを
特徴とする移動間仕切である。
ろは、レール９にランナー１０を介して吊下げた移動間
仕切において、間仕切パネル１の上部、下部又は側部等
に遮断フレーム３を出入自在に配し、該遮断フレーム３
に損失係数０．３以上の制振材料８を内張りしたことを
特徴とする移動間仕切である。
【０００９】損失係数０．３以上の制振材料８として
は、特に限定はされないが、例えば、塩化ビニルシー
ト、ゴムシート等が挙げられる。
は、特に限定はされないが、例えば、塩化ビニルシー
ト、ゴムシート等が挙げられる。
【００１０】
【作 用】遮断フレームのような板状材料に制振材料が
付加された場合、音波により板が曲げ振動し、遮断フレ
ーム３上の制振材料８に図３の(a) 、(b) に示すような
伸縮変形が起こり、振動エネルギが熱エネルギに変換さ
れ振動減衰が生じ、遮音性能が向上する。
付加された場合、音波により板が曲げ振動し、遮断フレ
ーム３上の制振材料８に図３の(a) 、(b) に示すような
伸縮変形が起こり、振動エネルギが熱エネルギに変換さ
れ振動減衰が生じ、遮音性能が向上する。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の移動間仕切の実施例を図面を
参照しながら詳しく説明する。もちろん、本発明はその
趣旨を逸脱しない限り下記の実施例に限らない。
参照しながら詳しく説明する。もちろん、本発明はその
趣旨を逸脱しない限り下記の実施例に限らない。
【００１２】
【実施例１】図１に、実施例１の移動間仕切の外観をお
よび断面を表す。
よび断面を表す。
【００１３】移動間仕切り１は、間仕切パネル２と遮断
フレーム３で構成されている。間仕切パネル２は、表裏
板４ａ、４ｂをパネル枠５を介して７０ mm の間隔をあ
けて対面配設させた２重壁タイプであり、板４ａ、４ｂ
の間の間隙には７０mm 厚のグラスウール６が挿入され
ている。
フレーム３で構成されている。間仕切パネル２は、表裏
板４ａ、４ｂをパネル枠５を介して７０ mm の間隔をあ
けて対面配設させた２重壁タイプであり、板４ａ、４ｂ
の間の間隙には７０mm 厚のグラスウール６が挿入され
ている。
【００１４】表裏板４ａ、４ｂは、厚さ１．６ mm の鋼
板、９ mm 厚の合板、２．３ mm 厚の塩化ビニルシート
が積層されて構成されている。
板、９ mm 厚の合板、２．３ mm 厚の塩化ビニルシート
が積層されて構成されている。
【００１５】９は天井に配された移動間仕切り用のレー
ルである。間仕切りパネル２はランナー１０によりレー
ル９に摺動自在に吊り下げられている。
ルである。間仕切りパネル２はランナー１０によりレー
ル９に摺動自在に吊り下げられている。
【００１６】遮断フレーム３は、間仕切パネル２の上端
及び下端に出入自在に配されていて、間仕切パネル２を
固定するとき図２に示す如く引出して、レール９の下端
及び床面１１に圧接される。遮断フレーム３は、断面略
長方形の綱製の杆体であり、その内面に制振材料として
塩化ビニールシート７が張設されている。
及び下端に出入自在に配されていて、間仕切パネル２を
固定するとき図２に示す如く引出して、レール９の下端
及び床面１１に圧接される。遮断フレーム３は、断面略
長方形の綱製の杆体であり、その内面に制振材料として
塩化ビニールシート７が張設されている。
【００１７】遮断フレーム３は、厚さ３ mm のアルミニ
ュウム板７に厚さ１．５ mm の塩化ビニールシート８が
内貼されて構成されている。
ュウム板７に厚さ１．５ mm の塩化ビニールシート８が
内貼されて構成されている。
【００１８】制振材料として用いられている塩化ビニル
シート８は損失係数０．３、ヤング率１．３×１０ 7Ｎ
／ｍ2 である。
シート８は損失係数０．３、ヤング率１．３×１０ 7Ｎ
／ｍ2 である。
【００１９】以上の構成の移動間仕切の遮音性能を図４
に黒丸の折線として示し、塩化ビニルシートが内貼され
ていない場合の性能（図４に白丸の折線として示してい
る。）と合わせて示し、間仕切パネル２の単体の遮音性
能を図５に示す。図４より、塩化ビニルシート８を制振
材料として内貼した場合、接合部分の固有曲げ振動によ
る５００Ｈｚ付近の性能低下が改善され遮音等級Ｄー４
０の遮音性能が確保されている。
に黒丸の折線として示し、塩化ビニルシートが内貼され
ていない場合の性能（図４に白丸の折線として示してい
る。）と合わせて示し、間仕切パネル２の単体の遮音性
能を図５に示す。図４より、塩化ビニルシート８を制振
材料として内貼した場合、接合部分の固有曲げ振動によ
る５００Ｈｚ付近の性能低下が改善され遮音等級Ｄー４
０の遮音性能が確保されている。
【００２０】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明にかかる移
動間仕切は、間仕切パネルと壁、床、レール面との連結
部分を構成する遮断フレームに損失係数０．３以上の制
振材料を内貼することにより、遮断フレームの固有曲げ
振動を抑制させ、移動間仕切として高い遮音性能が得ら
れる。
動間仕切は、間仕切パネルと壁、床、レール面との連結
部分を構成する遮断フレームに損失係数０．３以上の制
振材料を内貼することにより、遮断フレームの固有曲げ
振動を抑制させ、移動間仕切として高い遮音性能が得ら
れる。
【図 １】本発明の一実施例を示す側面図。
【図 ２】同上の断面図。
【図 ３】本発明の作用を示す断面図。
【図 ４】同上を説明するグラフ図。
【図 ５】同上を説明するグラフ図。
１ 移動間仕切 ２ 間仕切パネル ３ 遮断フレーム ４ 表裏板 ５ パネル枠 ６ 制振材料（塩化ビニールシート）
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年５月１９日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項１
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００８
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、レール９にランナー１０を介して吊下げた移動間
仕切において、間仕切パネル２の上部、下部又は側部等
に遮断フレーム３を出入自在に配し、該遮断フレーム３
に損失係数０．３以上の制振材料８を内張りしたことを
特徴とする移動間仕切である。
ろは、レール９にランナー１０を介して吊下げた移動間
仕切において、間仕切パネル２の上部、下部又は側部等
に遮断フレーム３を出入自在に配し、該遮断フレーム３
に損失係数０．３以上の制振材料８を内張りしたことを
特徴とする移動間仕切である。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１２】
【実施例１】図１および図２に、実施例１の移動間仕切
の外観をおよび断面を表す。
の外観をおよび断面を表す。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１６
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１６】遮断フレーム３は、間仕切パネル２の上端
及び下端に出入自在に配されていて、間仕切パネル２を
固定するとき図２に示す如く引出して、レール９の下端
及び床面１１に圧接される。遮断フレーム３は、断面略
長方形の綱製の杆体であり、その内面に制振材料として
塩化ビニールシート８が張設されている。
及び下端に出入自在に配されていて、間仕切パネル２を
固定するとき図２に示す如く引出して、レール９の下端
及び床面１１に圧接される。遮断フレーム３は、断面略
長方形の綱製の杆体であり、その内面に制振材料として
塩化ビニールシート８が張設されている。
【手続補正５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 １ 移動間仕切 ２ 間仕切パネル ３ 遮断フレーム ４ 表裏板 ５ パネル枠８ 制振材料（塩化ビニールシート）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 時春 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 レール９にランナー１０を介して吊下げ
た移動間仕切において、間仕切パネル１の上部、下部又
は側部等に遮断フレーム３を出入自在に配し、該遮断フ
レーム３に損失係数０．３以上の制振材料８を内張りし
たことを特徴とする移動間仕切。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4260194A JPH06108745A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 移動間仕切 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4260194A JPH06108745A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 移動間仕切 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06108745A true JPH06108745A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17344641
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4260194A Pending JPH06108745A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 移動間仕切 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06108745A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007002631A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Wood One:Kk | 戸車ユニット及び戸車ユニットの取付構造 |
| JP2010285796A (ja) * | 2009-06-11 | 2010-12-24 | Shimizu Corp | セキュリティードアシステム |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5751712U (ja) * | 1980-09-06 | 1982-03-25 | ||
| JPS6340082A (ja) * | 1986-08-06 | 1988-02-20 | コマニー株式会社 | 釣設パネルの固定及び遮音装置とその使用方法 |
| JPH01249435A (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-04 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | 複合制振体 |
| JPH0232511U (ja) * | 1988-08-23 | 1990-02-28 | ||
| JPH0262088U (ja) * | 1988-10-28 | 1990-05-09 | ||
| JPH03262889A (ja) * | 1990-03-14 | 1991-11-22 | Komatsu Wall Ind Co Ltd | 移動間仕切りにおける間仕切りパネルの遮音機構 |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP4260194A patent/JPH06108745A/ja active Pending
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5751712U (ja) * | 1980-09-06 | 1982-03-25 | ||
| JPS6340082A (ja) * | 1986-08-06 | 1988-02-20 | コマニー株式会社 | 釣設パネルの固定及び遮音装置とその使用方法 |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007002631A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Wood One:Kk | 戸車ユニット及び戸車ユニットの取付構造 |
| JP2010285796A (ja) * | 2009-06-11 | 2010-12-24 | Shimizu Corp | セキュリティードアシステム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000919 |