JPH0633634B2 - パネル組立体 - Google Patents
パネル組立体Info
- Publication number
- JPH0633634B2 JPH0633634B2 JP14060685A JP14060685A JPH0633634B2 JP H0633634 B2 JPH0633634 B2 JP H0633634B2 JP 14060685 A JP14060685 A JP 14060685A JP 14060685 A JP14060685 A JP 14060685A JP H0633634 B2 JPH0633634 B2 JP H0633634B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel assembly
- sound
- panel
- panels
- airtight material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Building Environments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はパネル組立体、特に防音間仕切壁を構成するパ
ネル組立体に係るものである。
ネル組立体に係るものである。
（従来の技術） 近時各種騒音に対する人々の関心が高まり、それに伴な
つて各種の規制も出されるようになり、建築物の間仕切
りも単なる仕切りから防音性の高いものが要求されるよ
うになつてきた。
つて各種の規制も出されるようになり、建築物の間仕切
りも単なる仕切りから防音性の高いものが要求されるよ
うになつてきた。
従来、この様な間仕切りとしては、例えば第３図に示す
如く、建物内に間柱３０を設け、それに両面から石膏ボ
ード等の遮音材３１を固定しただけのものや、更にこれ
ら遮音材間に硝子繊維等の吸音材を詰めることが行なわ
れていた。
如く、建物内に間柱３０を設け、それに両面から石膏ボ
ード等の遮音材３１を固定しただけのものや、更にこれ
ら遮音材間に硝子繊維等の吸音材を詰めることが行なわ
れていた。
（発明の解決しようとする問題点） しかしながら、この様な構成においては、間柱に遮音材
が直接固定されており、その部分で所謂サウンドブリツ
ヂが生じ、音が伝播されて遮音性がかなり損なわれる欠
点があると共に、実際の施工に際しても間柱の両面から
遮音材を１枚づつ取りつける手間を要し、又間柱もそれ
に耐えられるだけの高い強度が要求される等の欠点を有
していた。
が直接固定されており、その部分で所謂サウンドブリツ
ヂが生じ、音が伝播されて遮音性がかなり損なわれる欠
点があると共に、実際の施工に際しても間柱の両面から
遮音材を１枚づつ取りつける手間を要し、又間柱もそれ
に耐えられるだけの高い強度が要求される等の欠点を有
していた。
（問題点を解決する為の手段） 本発明者は、これら諸欠点を排除し、防音性の高いパネ
ル、特にパネル同志の突き合せ接合部における防音性を
考慮したパネル組立体を得ることを目的として種々検討
した結果、特定構造を有するパネル相互を可撓性接合材
により圧縮固定せしめることにより前記目的を達成し得
ることを見出した。
ル、特にパネル同志の突き合せ接合部における防音性を
考慮したパネル組立体を得ることを目的として種々検討
した結果、特定構造を有するパネル相互を可撓性接合材
により圧縮固定せしめることにより前記目的を達成し得
ることを見出した。
かくして本発明は無機系吸音材の両面に表面材として遮
音性を有する板材を設けて一体化したパネル同志の突き
合せ接合部に気密材を挿入し、該気密材を圧縮せしめて
パネル相互に密着固定せしめたパネル組立体を提供する
にある。
音性を有する板材を設けて一体化したパネル同志の突き
合せ接合部に気密材を挿入し、該気密材を圧縮せしめて
パネル相互に密着固定せしめたパネル組立体を提供する
にある。
以下本発明を添付図面を用いて説明する。
第１図は本発明の一例によるパネル組立体の平面説明図
であり、１は連続気泡を有する軽量気泡コンクリート等
から成る無機質系吸音材であり、２は石膏ボード、石綿
スレート板等から成る遮音性を有する板材であり、前記
吸音材１の表面に一体化されてパネルを構成している。
３はこの様に一体化されたパネル同志の突き合せ接合部
に挿入された気密材であり、該気密材は例えばスチレン
−ブタジエンゴム、シリコンゴム、ウレタン、ポリエチ
レン、塩化ビニル等の弾性乃至可撓性を有する材料であ
つて、ボアソン比が０．３〜０．８程度、特に０．５〜
０．８程度を有するものは遮音性をより完全ならしめる
ようになし得るので好ましい。
であり、１は連続気泡を有する軽量気泡コンクリート等
から成る無機質系吸音材であり、２は石膏ボード、石綿
スレート板等から成る遮音性を有する板材であり、前記
吸音材１の表面に一体化されてパネルを構成している。
３はこの様に一体化されたパネル同志の突き合せ接合部
に挿入された気密材であり、該気密材は例えばスチレン
−ブタジエンゴム、シリコンゴム、ウレタン、ポリエチ
レン、塩化ビニル等の弾性乃至可撓性を有する材料であ
つて、ボアソン比が０．３〜０．８程度、特に０．５〜
０．８程度を有するものは遮音性をより完全ならしめる
ようになし得るので好ましい。
そして、かかる気密材は、パネルの両面側から一対の凸
状金具４によつてその互の凸部を対向させるようにして
押さえられ、ボルト５によつて締めつけて圧縮されてい
る、この時凸状金具の縁部がパネルの遮音板２にかかつ
てパネル相互が一体的に固定される。
状金具４によつてその互の凸部を対向させるようにして
押さえられ、ボルト５によつて締めつけて圧縮されてい
る、この時凸状金具の縁部がパネルの遮音板２にかかつ
てパネル相互が一体的に固定される。
凸状金具は例えば鉄、アルミニウム、ステンレス等の材
料が用いられる。又かかる金具は一般にその凸部の幅は
１０〜３０mm程度、凸部の深さはパネルの厚さの1/5〜2
/5程度を採用するのが遮音性及び接続部の強度の点から
好ましい。
料が用いられる。又かかる金具は一般にその凸部の幅は
１０〜３０mm程度、凸部の深さはパネルの厚さの1/5〜2
/5程度を採用するのが遮音性及び接続部の強度の点から
好ましい。
第２図は本発明の又別の一例によるパネル組立体の平面
説明図であり、パネル相互の突き合せ部において無機質
系吸音材１が突出した形状になつている。この場合に
は、突出部に予め例えば鉄やアルミニウム等の遮音性材
料９をかぶせて第１図に示したのと同様に気密材と凸状
金具、ボルトにより圧縮締めつけを行なえばよい。この
場合、凸状金具の縁部は遮音性材料６をかぶせた部分で
固定される。この様に構成すると接合部分がパネルの外
表面より内側に納まる為、そこに化粧材を施こして接合
部をかくすことが出来、美観上好ましい仕上りが出来
る。
説明図であり、パネル相互の突き合せ部において無機質
系吸音材１が突出した形状になつている。この場合に
は、突出部に予め例えば鉄やアルミニウム等の遮音性材
料９をかぶせて第１図に示したのと同様に気密材と凸状
金具、ボルトにより圧縮締めつけを行なえばよい。この
場合、凸状金具の縁部は遮音性材料６をかぶせた部分で
固定される。この様に構成すると接合部分がパネルの外
表面より内側に納まる為、そこに化粧材を施こして接合
部をかくすことが出来、美観上好ましい仕上りが出来
る。
本発明によるパネル組立体は、従来の様に間柱に両面か
ら板材を取り付ける手間や内部への吸音材の詰め込みを
要さず、施工性の向上につながる。又パネル組立体自体
の剛性がある為、従来の様に高強度の間柱を要さず、用
いる金具も気密材の押え金具程度の軽量なものですみ、
コスト低減も期待し得る。
ら板材を取り付ける手間や内部への吸音材の詰め込みを
要さず、施工性の向上につながる。又パネル組立体自体
の剛性がある為、従来の様に高強度の間柱を要さず、用
いる金具も気密材の押え金具程度の軽量なものですみ、
コスト低減も期待し得る。
遮音性については、気密材のパネル方向への膨張を利用
してパネル間の気密性が高められると共に、気密材によ
つてパネルの表裏への直接のつながりを絶縁することが
出来るため、サウンドブリツヂを招来することがなく遮
音性を十分発揮し得る利点がある。
してパネル間の気密性が高められると共に、気密材によ
つてパネルの表裏への直接のつながりを絶縁することが
出来るため、サウンドブリツヂを招来することがなく遮
音性を十分発揮し得る利点がある。
第１図は本発明の一例によるパネル組立体の平面説明
図。 第２図は本発明の又別の一例によるパネル組立体の平面
説明図。 第３図は従来のパネル組立体の説明図。 １；無機質系吸音材、２；遮音性板材、３；気密材、
４；凸状金具
図。 第２図は本発明の又別の一例によるパネル組立体の平面
説明図。 第３図は従来のパネル組立体の説明図。 １；無機質系吸音材、２；遮音性板材、３；気密材、
４；凸状金具
Claims (1)
- 【請求項１】無機系吸音材の両面に表面材として遮音性
を有する板材を設けて一体化したパネル同志の突き合せ
接合部に気密材を挿入し、該気密材を圧縮せしめてパネ
ル相互に密着固定せしめたパネル組立体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14060685A JPH0633634B2 (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 | パネル組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14060685A JPH0633634B2 (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 | パネル組立体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS626038A JPS626038A (ja) | 1987-01-13 |
| JPH0633634B2 true JPH0633634B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=15272617
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14060685A Expired - Lifetime JPH0633634B2 (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 | パネル組立体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0633634B2 (ja) |
-
1985
- 1985-06-28 JP JP14060685A patent/JPH0633634B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS626038A (ja) | 1987-01-13 |
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