JPH0610830U - 燃料噴射式エンジン - Google Patents

燃料噴射式エンジン

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JPH0610830U
JPH0610830U JP2692792U JP2692792U JPH0610830U JP H0610830 U JPH0610830 U JP H0610830U JP 2692792 U JP2692792 U JP 2692792U JP 2692792 U JP2692792 U JP 2692792U JP H0610830 U JPH0610830 U JP H0610830U
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water temperature
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Suzuki Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料噴射制御用水温センサの耐久性の向上を
図った燃料噴射式エンジンの提供。 【構成】 サーモスタットマニホールド3から2つのス
ロットルボディ4を経てウォータポンプ2に至るバイパ
ス水路系を備えた燃料噴射式エンジンにおいて、燃料噴
射制御用水温センサ6を上記スロットルボディ4間に装
架するステーに設置させている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、燃料噴射式エンジンに関するもので、詳しくは、燃料噴射制御用水 温センサのレイアウトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
燃料噴射式エンジンでは、空気の量,エンジンの負荷,水温,吸気温度等を検 出し、これらの検出量に基づきエンジン・コントロールコンピュータで、インジ ェクションの燃料噴射タイミング,噴射量等を設定している。
【0003】 図6および図7は、このようなエンジンを搭載したスノーモービルを示してい る。このスノーモービルでは、エンジン本体aの前部にウォータポンプbが配設 され、エンジン本体aの後部にサーモスタットマニホールドcが配設されている 。また、このエンジン本体aの後方には、エアクリーナdが配設され、該エアク リーナdとエンジン本体aとの間には、スロットルボディeが配設されている。 さらに、エアクリーナdの後方のトンネルフレームfには、ヒートエクスチェン ジャgが設置されている。
【0004】 そして、このスノーモービルでは、ウォータポンプbによって冷却水がエンジ ン本体aのクランクケース,シリンダヘッドのジャケットを経てサーモスタット マニホールドcに達する。この冷却水は、ホースh,フィラーネックi,ホース jを経てヒートエクスチェンジャgに送られ、ここで冷却された後に、ホースk を経てウォータポンプbに戻される。
【0005】 一方、このスノーモービルでは、サーモスタットマニホールドcの冷却水の一 部が図示しないホースを経てスロットルボディeに送られ、該スロットルボディ eで吸入空気を温ためた後に、ホースlを経てウォータポンプbに戻される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の燃料噴射式エンジンでは、燃料噴射制御用水温センサをエン ジン本体aに設置していた。したがって、水温センサはエンジン本体aの振動を 直接受けるため、耐久性の低下を招来する。
【0007】 そこで、本考案の目的は、燃料噴射制御用水温センサの耐久性を向上させるこ とのできる燃料噴射式エンジンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の燃料噴射式エンジンでは、サーモスタットマニホールドから2つのス ロットルボディを経てウォータポンプに至るバイパス水路系を備えた燃料噴射式 エンジンにおいて、燃料噴射制御用水温センサのケースを上記2つのスロットル ボディを結ぶステーに設置するとともに、該センサの検出部を上記2つのスロッ トルボディ間を連通する上記バイパス水路に臨ませている。
【0009】
【作用】
2つのスロットルボディは、ラバーインシュレータを介してそれぞれエンジン 本体に連結され、ステーはそれらのスロットルボディ間に装架されている。した がって、ステーに設置された燃料噴射制御用水温センサは、エンジン本体の振動 による影響が減少され、しかもセンサの検出部は、ホース内に臨ませているので 、振動はさらに軽減される。
【0010】
【実施例】
図1乃至図5は、本考案に係る燃料噴射式エンジンを示している。
【0011】 このエンジンは、2気筒エンジンであって、車両に対して横置に設置される。 このエンジンでは、エンジン本体1の前面下部中央にウォータポンプ2が設置さ れており、また後面上部にはサーモスタットマニホールド3が設置され、後面中 間部には図示しないラバーインシュレータを介してスロットルボディ4,4がそ れぞれ設置されている。
【0012】 また、このエンジンでは、2つのスロットルボディ4,4にステー5が装架さ れており、そのステー5に図示しないクッション材を介して燃料噴射制御用水温 センサ6のケース7が設置されている。
【0013】 ケース7は、図5に示したように、水路7aを有し、該水路7aと垂直な方向 の孔7bを有している。この孔7bには雌ネジ7cが形成されている。一方、燃 料噴射制御用水温センサ6には、雄ネジ6aが形成されている。そして、センサ 6は、その雄ネジ6aを上記雌ネジ7cに螺合し、ロックナット8によってケー ス7に固定され、検出部6bを水路7aに臨ませている。
【0014】 そして、このエンジンでは、サーモスタットマニホールド3内に形成した水路 がホース9を介して一方のスロットルボディ4に形成した水路の一端に接続され ている。また、一方のスロットルボディ4の水路の他端は、パイプ10a,ジョ イントラバーホース11,パイプ10bを介してケース7の水路7aの一端に接 続され、該水路7aの他端はパイプ10b,ジョイントラバーホース11,パイ プ10aを介して他方のスロットルボディ4の水路の一端に接続されている。さ らに、他方のスロットルボディ4の水路の他端は、ホース12,ジョイント13 ,ホース14を介してウォータポンプ2に接続されている。
【0015】 そして、このエンジンでは、ポンプ2によって圧送される冷却水がエンジン本 体1内を経てサーモスタットマニホールド3に至る。エンジン本体1内で熱交換 がされた冷却水(温水)は、サーモスタットマニホールド3からホース9を経て 一方のスロットルボディ4に至り、さらにケース7を経て他方のスロットルボデ ィ4に至る。このようにしてスロットルボディ4,4に圧送された冷却水(温水 )は、そこで吸入空気を温める。そして、他方のスロットルボディ4の冷却水は ホース12,ジョイント13,ホース14を経てウォータポンプ2に戻される。
【0016】 その際、水温は上記水温センサ6によって検出される。この水温センサ6によ って検出された水温の検出信号は、エンジン・コントロールコンピュータに入力 され、インジェクションの制御に供される。
【0017】
【考案の効果】
上記したように、本考案に係る燃料噴射式エンジンでは、燃料噴射制御用水温 センサのケースがスロットルボディ間に装架するステーに設置されている。
【0018】 スロットルボディは、ラバーインシュレータ等の弾性材を介して設置されてい るため、スロットルボディ上の水温センサはエンジン本体の振動の影響をあまり 受けることなく、したがって耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る燃料噴射式エンジンの背面図であ
る。
【図2】本考案に係る燃料噴射式エンジンの平面図であ
る。
【図3】本考案に係る燃料噴射式エンジンの側面図であ
る。
【図4】本考案に係る燃料噴射式エンジンのスロットル
ボディを示した平面図である。
【図5】本考案に係る燃料噴射式エンジンのスロットル
ボディを示した正面図である。
【図6】燃料噴射式エンジンを搭載したスノーモービル
の一部切欠側面図である。
【図7】スノーモービルの冷却水循環系を示した斜視図
である。
【符号の説明】
1 エンジン本体 2 ウォータポンプ 3 サーモスタットマニホールド 4 スロットルボディ 5 ステー 6 燃料噴射制御用水温センサ 6a 検出部 7 ケース 7a 水路 9 ホース 10a,10b パイプ 11 ジョイントラバーホース 12,14 ホース
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーモスタットマニホールドから2つの
    スロットルボディを経てウォータポンプに至るバイパス
    水路系を備えた燃料噴射式エンジンにおいて、燃料噴射
    制御用水温センサのケースを上記2つのスロットルボデ
    ィを結ぶステーに設置するとともに、該センサの検出部
    を上記2つのスロットルボディ間を連通する上記バイパ
    ス水路に臨ませたことを特徴とする燃料噴射式エンジ
    ン。
JP2692792U 1992-03-31 1992-03-31 燃料噴射式エンジン Expired - Lifetime JP2581439Y2 (ja)

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JPH0610830U true JPH0610830U (ja) 1994-02-10
JP2581439Y2 JP2581439Y2 (ja) 1998-09-21

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5232196U (ja) * 1975-08-29 1977-03-07

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JPS5232196U (ja) * 1975-08-29 1977-03-07

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JP2581439Y2 (ja) 1998-09-21

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