JPH06108250A - 薄膜製造装置 - Google Patents

薄膜製造装置

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JPH06108250A
JPH06108250A JP25617692A JP25617692A JPH06108250A JP H06108250 A JPH06108250 A JP H06108250A JP 25617692 A JP25617692 A JP 25617692A JP 25617692 A JP25617692 A JP 25617692A JP H06108250 A JPH06108250 A JP H06108250A
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Takayuki Hiyoshi
隆之 日吉
Ikuo Fujisawa
郁夫 藤沢
Koichiro Sakamoto
孝一郎 坂本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成膜原料をヒータ等の気化発生手段で気化さ
せて原料容器の開口部上の基板に付着させる薄膜製造装
置において、膜厚を正確に管理できるようにし、また、
膜厚を均一に成膜できるようにする。 【構成】 成膜原料53〜55の気化割合を測定する膜
厚センサ45,46を基板41aが位置する空間を介し
て原料容器27,28,30の開口部26,29に対向
配置し、この開口部26,29上に基板41aが位置し
ない時点での膜厚センサ45,46の測定値に従って基
板支持機構42と気化発生手段31〜33との少なくと
も一方の動作を補正する膜厚管理手段を設けた。また、
成膜原料53〜55から気化して基板41aに至る粒子
を拡散する粒子拡散部材を設けた。さらに、原料容器2
7,28,30の開口部26,29上の位置内で基板4
1aを移動自在に支持する付着均一化手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板上に薄膜層を形成
する薄膜製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、ここでは薄膜製造装置の従来例と
して特開昭62−143894号公報に開示されたホットウォー
ルエピタキシ方式の薄膜製造装置1を図15に基づいて
説明する。まず、この薄膜製造装置1では、真空ポンプ
(図示せず)が連結された真空炉である真空容器2内に
は、上部の開口部3を共用する二重構造の坩堝4,5が
原料容器として設けられており、この坩堝4,5の外周
部には気化発生手段である坩堝ヒータ6〜8が配置され
ている。そして、これらの坩堝4,5の上部開口と対向
する位置には基板ホルダ9が移動自在に設けられてお
り、この基板ホルダ9は、内蔵された基板ヒータ10と
対向する底部に基板11がセットされる開口12を形成
した構造となっている。なお、この薄膜製造装置1で
は、前記坩堝4,5の開口部3を開閉自在に遮蔽するシ
ャッタ13が前記基板ホルダ9に一体に設けられてお
り、この基板ホルダ9を移動自在に支持して位置決め保
持する基板支持機構をスライドレール(図示せず)等で
形成させている。
【0003】そこで、このような薄膜製造装置1で基板
11の表面に薄膜層を成膜する場合は、まず、洗浄した
基板11を基板ホルダ9の開口12内にセットし、ここ
では坩堝4,5内に成膜原料14,15を各々投入す
る。そこで、真空ポンプを駆動して真空容器2内を真空
引きし、坩堝ヒータ6〜8を駆動して坩堝4,5内の成
膜原料14,15を気化させる。そこで、基板ヒータ1
0で加熱した基板11を基板ホルダ9で所定の坩堝4,
5上に配置すると、その坩堝4,5内の成膜原料14,
15から気化した構成粒子が基板11上に経時的に付着
して薄膜層を形成することになる。
【0004】より詳細には、このホットウォールエピタ
キシ方式の薄膜製造装置1では、坩堝ヒータ7,8で坩
堝4,5内の成膜原料14,15を加熱して蒸気を発生
させ、この蒸気を坩堝ヒータ6の加熱によってホットウ
ォールとなる坩堝4の内周面の輻射熱で加熱するように
なっている。このようにすることで、坩堝4の内周面で
あるホットウォールの輻射熱で加熱基板11に至る蒸気
の圧力を高く維持して不純物の混入を低減し、さらに、
坩堝4の内周面であるホットウォールの輻射熱で基板1
1の表面の結合力の弱い分子や原子を排除して薄膜層の
結晶性を向上させるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した薄膜製造装置
1では、成膜原料14,15を坩堝ヒータ6〜8で加熱
して気化させて基板11の表面に経時的に付着させるこ
とで、この基板11の表面に薄膜層を形成することがで
きる。
【0006】ここで、上述のような薄膜製造装置1で
は、基板ホルダ9で移動自在に支持した基板11を坩堝
4,5の開口部3上に配置する時間を調節することで、
基板11上に成膜する薄膜層の膜厚を管理するようにな
っている。これは坩堝ヒータ6〜8の加熱で生じる成膜
原料14,15の気化割合が一定で経時的に変化しない
場合には有効であるが、実際には蓄熱や電圧変動等のた
めに成膜原料14,15の気化割合が変化することがあ
る。このため、上述のような薄膜製造装置1では、基板
11上に成膜する薄膜層の膜厚を正確に管理することが
困難であるため、特に薄膜層の多層構造で形成する薄膜
素子などの性能を均一化することが困難となっている。
【0007】このような課題を解決する手段としては、
例えば、水晶振動子等からなり成膜原料14,15の気
化割合を測定する膜厚センサ(図示せず)を坩堝4,5
内に配置することが考えられるが、これでは成膜原料1
4,15から上昇する気流を膜厚センサが阻害して基板
11上に成膜される薄膜層が不均一になる懸念がある。
そこで、このような基板11に干渉しない坩堝4,5の
内周面などに膜厚センサを配置することも考えられる
が、これでは膜厚センサは基板11に向かう気流を測定
することはできないので測定誤差が大きい。また、坩堝
4,5の内周面に膜厚センサを配置した場合、この膜厚
センサは温度特性が80(℃)以上で大きく変化するので
測定ができなくなる。
【0008】特に、上述のようなホットウォールエピタ
キシ方式の薄膜製造装置1では、薄膜層の結晶性を向上
させるために坩堝4の内周面の輻射熱を基板11の表面
に放射するようになっているので、この基板11を坩堝
4の開口部3に近接配置する必要があり、この坩堝4の
開口部3と基板11との間隙に膜厚センサを配置するこ
とも困難である。
【0009】また、上述のような薄膜製造装置1では、
坩堝4,5の底部で発生した成膜原料14,15の蒸気
を坩堝4の上半部の輻射熱で拡散させて基板11に付着
させるようになっているが、実際には成膜原料14,1
5から基板11に至る蒸気の分布は不均一になりがちで
あるため、この基板11上に成膜される薄膜層の膜厚を
均一にすることが困難である。
【0010】本発明は、膜厚を正確に管理できる薄膜製
造装置を得るものである。
【0011】また、本発明は、膜厚を均一に成膜できる
薄膜製造装置を得るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
開口部を形成して成膜原料を格納する原料容器を真空炉
内に配置し、この真空炉内で基板を移動自在に支持して
前記原料容器の開口部上に位置決め保持する基板支持機
構を設け、前記原料容器内の前記成膜原料を気化させて
前記開口部上の前記基板に付着させる気化発生手段を設
けた薄膜製造装置において、前記成膜原料の気化割合を
測定する膜厚センサを前記基板が位置する空間を介して
前記原料容器の開口部に対向配置し、この原料容器の開
口部上に前記基板が位置しない時点での前記膜厚センサ
の測定値に従って前記基板支持機構と前記気化発生手段
との少なくとも一方の動作を補正する膜厚管理手段を設
けた。
【0013】請求項2記載の発明は、開口部を形成して
成膜原料を格納する原料容器を真空炉内に配置し、この
真空炉内で基板を前記原料容器の開口部上に位置決め保
持する基板支持機構を設け、前記原料容器内の前記成膜
原料を気化させて前記開口部上の前記基板に付着させる
気化発生手段を設けた薄膜製造装置において、前記成膜
原料から気化して前記基板に至る粒子を拡散する粒子拡
散部材を設けた。
【0014】請求項3記載の発明は、開口部を形成して
成膜原料を格納する原料容器を真空炉内に配置し、この
真空炉内で基板を前記原料容器の開口部上に位置決め保
持する基板支持機構を設け、前記原料容器内の前記成膜
原料を気化させて前記開口部上の前記基板に付着させる
気化発生手段を設けた薄膜製造装置において、前記原料
容器の開口部上の位置内で前記基板を移動自在に支持す
る付着均一化手段を設けた。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明は、膜厚管理手段によって
成膜原料の気化割合を補償することができるので、膜厚
を正確に管理できる薄膜製造装置を得ることができる。
【0016】請求項2記載の発明は、粒子拡散部材によ
って成膜原料から基板に至る粒子の分布率を均一化する
ことができるので、膜厚を均一に成膜できる薄膜製造装
置を得ることができる。
【0017】請求項3記載の発明は、付着均一化手段に
よって基板に付着する粒子の分布率を均一化することが
できるので、膜厚を均一に成膜できる薄膜製造装置を得
ることができる。
【0018】
【実施例】請求項1記載の発明の実施例を図1ないし図
9に基づいて説明する。まず、本実施例の薄膜製造装置
16は、構造的には図1に例示するように、開閉バルブ
17で連結された拡散ポンプ18と油回転ポンプ19と
が、各々開閉バルブ20,21を介して共に排気管22
で真空炉である真空容器23の底部側方に連結されてい
る。そして、この真空容器23の内部底面には断熱用の
二本のステンレス管24,25が順次立設されており、
これらのステンレス管24,25の内部には、開口部2
6を共用する二重構造の原料容器である坩堝27,28
と、開口部29を有する通常の原料容器である坩堝30
とが、気化発生手段である坩堝ヒータ31〜33を介し
て各々配置されている。
【0019】そして、この薄膜製造装置16では、前記
真空容器23の底部中央に形成された貫通孔に軸受とな
る真空シール34が装着されており、この真空シール3
4を貫通した支持軸35の下端部にはジョイント36で
駆動モータ37が連結されている。さらに、前記真空容
器23の上部に位置する前記支持軸35の上端部にはア
ーム38で基板ホルダ39が連結されており、この基板
ホルダ39は、内蔵した基板ヒータ40と対向する底部
の開口41に基板41aがセットされる構造となってい
る。そこで、この薄膜製造装置16では、前記支持軸3
5や前記駆動モータ37や前記基板ホルダ39等によ
り、前記真空容器23内で基板41aを移動自在に支持
して前記坩堝27,30の一方の開口部26,29上に
位置決め保持する基板支持機構42を形成している。
【0020】そして、この薄膜製造装置16では、前記
真空容器23の前記ステンレス管24,25の近傍に立
設されたL字形の支持柱43,44の先端部に膜厚セン
サ45,46が装着されており、これらの膜厚センサ4
5,46は前記坩堝27,30の開口部26,29上に
前記基板ホルダ39が位置する空間を介して対向配置さ
れている。なお、L字形の前記支持柱43,44内に水
冷用の冷却水を通して低温に保持している。
【0021】さらに、この薄膜製造装置16は、回路的
には図2に例示するように、上述のような各種の構成部
品からなる装置本体47の前記坩堝ヒータ31〜33と
前記駆動モータ37と前記膜厚センサ45,46とに回
路部48を接続した構造となっており、この回路部48
は、前記坩堝ヒータ31〜33と前記駆動モータ37と
にヒータ駆動回路49とモータ駆動回路50とを各々接
続し、前記膜厚センサ45に接続されたCPU(Central
Processing Unit)51を前記モータ駆動回路50にフ
ィードバック接続した構造となっている。そこで、この
薄膜製造装置16では、前記モータ駆動回路50と前記
CPU51とにより、前記坩堝27,30の開口部2
6,29上に前記基板41aが位置しない時点での前記
膜厚センサ45の測定値に従って前記基板支持機構42
の動作を補正する膜厚管理手段52を形成している。
【0022】このような構成において、この薄膜製造装
置16におけるホットウォールエピタキシ法での成膜動
作を以下に説明する。まず、薄膜製造装置16での成膜
動作の準備作業として、洗浄した基板41aを基板ホル
ダ39の開口12内にセットし、坩堝27,28,30
内に成膜原料53〜55を各々投入する。そこで、開閉
バルブ21を開放して真空容器23内を荒引きし、この
後にバルブ21を閉じてバルブ17,20を解放した状
態で真空容器23内を高真空引きを行なう。
【0023】そこで、図3のフローチャートに例示する
ように、各坩堝27,30の開口部26,29の一方に
基板41aを対向配置する各々の成膜時間や、坩堝2
7,30の開口部26,29上から基板41aを退避さ
せる休止時間や、各成膜原料53〜55で基板41a上
に形成する薄膜層の膜厚等の成膜条件を、所望により作
業者(図示せず)が回路部48のCPU51に設定す
る。
【0024】そこで、この薄膜製造装置16では、CP
U51等からなる膜厚管理手段52による基板支持機構
42の動作制御により、例えば、基板支持機構42の駆
動制御で坩堝27の開口部26上に基板41aを設定さ
れた成膜時間だけ対向配置し、この後に基板41aを坩
堝27,30の開口部26,29に対向しない位置で休
止時間だけ保持し、この後に坩堝30に対する成膜動作
と休止動作とを同様に行なう。そして、この薄膜製造装
置16では、上述のような成膜動作を繰返すことで設定
された膜厚まで薄膜層を形成するようになっているが、
この成膜動作の繰返数を膜厚センサ45,46の測定値
に基づいて補正するようになっている。
【0025】つまり、この薄膜製造装置16では、基板
支持機構42によって移動自在に支持された基板41a
が坩堝27,30の開口部26,29に対向していない
状態において、これらの開口部26,29から坩堝ヒー
タ31〜33の加熱によって昇華する成膜原料53〜5
5の粒子の気化割合が膜厚センサ45,46で読取られ
るようになっている。そして、この薄膜製造装置16で
は、膜厚管理手段52は膜厚センサ45,46が毎回検
出する積算膜厚を測定値として記録し、この測定値と前
回の測定値との差分を今回の測定時間で除算すること
で、この演算結果を今回の気化割合として記録する。そ
して、このようにして記録した気化割合が予め設定され
た気化割合と異なる場合は、これを補償できるように基
板支持機構42の動作制御で成膜動作の繰返数を加減す
る。
【0026】このようにすることで、この薄膜製造装置
16では、例えば、蓄熱や電圧変動等のために坩堝2
7,30の気化割合が変化しても、これに対応して総合
的な成膜時間を可変するので、基板41a上に形成する
薄膜層の膜厚を正確に設定膜厚とすることができる。特
に、このようなホットウォールエピタキシ方式の薄膜製
造装置16では、薄膜層の結晶性を向上させるために坩
堝27,30の内周面の輻射熱を基板41aの表面に放
射するようになっており、この基板41aを坩堝27,
30の開口部26,29に近接配置する必要があるの
で、坩堝27,30の開口部26,29と基板41aと
の間隙に膜厚センサ45,46を配置することは困難で
あるが、本発明の薄膜製造装置16では、基板41aの
移動領域を介して膜厚センサ45,46を坩堝27,3
0に対向配置するので、簡易な構造で気化割合を測定す
ることができる。
【0027】なお、上述した薄膜製造装置16では、実
際には水晶振動子からなる膜厚センサ45,46は、ホ
ットウォールとして機能する坩堝27,30に直接的に
対向した状態では輻射熱によって測定不能となっている
ので、これらの膜厚センサ45,46は、基板ホルダ3
9が坩堝27,30を遮蔽したタイミングで測定動作を
実行するようになっている。
【0028】ここで、本出願人は実際に上述のような薄
膜製造装置16を試作し、これで図4に例示するような
端面発光型EL素子の活性層56を基板41a上に成膜
した。そこで、この実験結果を図4及び図5に基づいて
以下に説明する。まず、この端面発光型EL素子の活性
層56は、ZnS:Mnからなる膜厚5000(Å)の薄膜
層57の上下面に、CdS(20 Å)-ZnS:Mn(30Å)
の超格子からなる膜厚1000(Å)の薄膜層58,59を
設けた構造となっている。
【0029】まず、本出願人が実際に試作した薄膜製造
装置(図示せず)では、坩堝は独立した三本となってお
り、ここでは各坩堝にZnSとMnとCdSとからなる
成膜原料を投入し、ZnSの試料温度を750(℃)、その
ホットウォール温度を550(℃)、Mnの試料温度とホッ
トウォール温度とを650(℃)、CdSの試料温度を520
(℃)、そのホットウォール温度を500(℃)、基板温度
を280(℃)とした。
【0030】そこで、通常構造の薄膜層57を成膜する
際には、ZnSの成膜時間を10(sec)、Mnの成膜時間
を0.3(sec)、休止時間を3.0(sec)、設定膜厚を5000
(Å)として成膜条件を設定した。そこで、上述のよう
な成膜条件で薄膜層57の成膜実験を十回実行したとこ
ろ、図5に例示するように、その膜厚は4500〜5500(Å)
となり、その誤差を10(%)程度とすることができた。
【0031】さらに、超格子構造の薄膜層58,59を
成膜する際には、CdSの成膜時間を10(sec)、ZnS
の成膜時間を3.0(sec)、Mnの成膜時間を3.0(sec)、休
止時間を3.0(sec)、設定膜厚を1000(Å)として成膜条
件を設定した。そこで、上述のような成膜条件で薄膜層
58,59を薄膜層57の上下面に形成して活性層56
を形成し、この上下面に膜厚4000(Å)のTa25から
なる誘電体層(図示せず)を形成して1(kHz)の正弦波
で駆動したところ、これは閾値電圧90(V)で最大発光
輝度が1000(cd/m2)となった。これは超格子構造の薄膜
層58,59を有することなく通常構造の薄膜層のみで
活性層を形成した端面発光型EL素子に比較すると極め
て低電圧で良好に発光動作を行なっていることになる。
【0032】つまり、本発明の薄膜製造装置は、従来は
困難であった10(Å)単位での膜厚管理を実現すること
ができるので、上述のような超格子構造の薄膜層でも簡
易かつ正確に形成することができる。
【0033】なお、本実施例の薄膜製造装置16では、
膜厚センサ45の測定値に従って膜厚管理手段52が基
板支持機構42の動作回数を補正することで成膜する薄
膜層の膜厚を正確に管理することを例示したが、本発明
は上記形式に限定されるものではない。つまり、図6に
例示するように、接続したCPU51とヒータ駆動回路
49とからなる膜厚管理手段60が坩堝ヒータ31〜3
3の発熱動作を補正することで成膜する薄膜層の膜厚を
正確に管理する薄膜製造装置61や、図8に例示するよ
うに、接続したCPU51と基板支持機構42とヒータ
駆動回路49とからなる膜厚管理手段62が基板支持機
構42の動作回数と坩堝ヒータ31〜33の発熱動作と
を補正することで成膜する薄膜層の膜厚を正確に管理す
る薄膜製造装置63なども実施可能である。
【0034】なお、上述のような薄膜製造装置61で
は、図7に例示するように、予め成膜動作の繰返数は固
定的に設定しておき、坩堝ヒータ31,32の発熱温度
を調節して気化割合を修正することで薄膜層の膜厚を管
理することになり、上述のような薄膜製造装置63で
は、図8に例示するように、坩堝ヒータ31,32の発
熱温度を調節して気化割合を修正すると共に、基板支持
機構42の成膜動作の繰返数も可変することで薄膜層の
膜厚を管理することになる。
【0035】つぎに、請求項2記載の発明の実施例を図
10ないし図13に基づいて以下に説明する。まず、こ
の薄膜製造装置64は、図10に例示するように、二重
構造の原料容器である坩堝27,28の共用の開口部2
6上に、成膜原料53,54から気化して基板41aに
至る粒子を拡散する平板状の粒子拡散部材65を設けた
構造となっており、この他の構造は請求項1記載の発明
の実施例として前述した薄膜製造装置16と同様になっ
ている。ここで、前記粒子拡散部材65には、同図及び
図11に例示するように、赤外線の透過性が良好な石英
硝子等で形成されて外周部より中心部ほど直径が大きく
なる多数の貫通孔66を形成しており、これらの貫通孔
66による開口の分布率は成膜原料53,54から気化
して基板41aに至る粒子の分布率に反比例している。
【0036】このような構成において、この薄膜製造装
置64におけるホットウォールエピタキシ法での成膜動
作は、前述した薄膜製造装置16等と同様にして行なわ
れる。この時、この薄膜製造装置64では、坩堝ヒータ
31,32の加熱によって昇華した成膜原料53,54
の粒子は、坩堝27,28の開口部26から基板41a
に至る際に粒子拡散部材65で拡散されるようになって
いる。ここで、この粒子拡散部材65の貫通孔66の開
口の分布率は、成膜原料53,54から気化して基板4
1aに至る粒子の分布率と反比例しているので、粒子拡
散部材65を介して基板41aに至る粒子は分布率が均
一になることになる。
【0037】このようにすることで、この薄膜製造装置
64では、熱伝導の不均一等のために成膜原料53,5
4から基板41aに至る粒子の分布が不均一であって
も、これは均一に修正されてから基板41aに至るの
で、この基板41a上に成膜される薄膜層は膜厚が均一
となる。そこで、この薄膜製造装置64では、極めて特
性が良好な薄膜回路を形成することができ、例えば、発
光輝度が均一な端面発光型EL素子の印刷ヘッドなどを
形成することができる。さらに、この薄膜製造装置64
では、坩堝27の直径を拡大しても薄膜層の膜厚を均一
にすることが可能であるので、形成する薄膜層を大型化
して生産性の向上に寄与することができる。
【0038】なお、このようなホットウォールエピタキ
シ方式の薄膜製造装置64では、前述のように成膜する
薄膜層の結晶性を向上させるために坩堝27,28の内
周面の輻射熱を基板41aの表面に放射するようになっ
ているので、ここでは粒子拡散部材65を赤外線の透過
性が良好な石英硝子で形成するようにした。
【0039】ここで、本出願人は上述のような薄膜製造
装置64を実際に試作して基板41a上に薄膜層を成膜
し、粒子拡散部材65の有無による膜厚の均一性の格差
を比較した。まず、直径30(mm)の坩堝27の外周部に直
径36(mm)の坩堝ヒータ31を設けて試料温度を770(℃)
に設定すると共にホットウォール温度を500(℃)に設定
し、タングステンワイヤのコイルからなる基板ヒータ4
0の発熱温度を250(℃)に設定した。そこで、このよう
な成膜条件において粒子拡散部材65を設けない状態で
基板41a上に薄膜層を成膜したところ、この薄膜層は
中心部で薄く外周部で厚い状態となり、その膜厚の格差
は約30(%)となった。そこで、このような膜厚の分布
率と反比例するように貫通孔66を形成した粒子拡散部
材65を坩堝27の開口部26上に設けて基板41a上
に薄膜層を成膜したところ、この薄膜層の膜厚は均等化
されて格差は約5(%)まで低減された。
【0040】ここで、上述した薄膜製造装置64では、
ホットウォールとなる坩堝27の輻射熱を基板41aま
で良好に透過するために粒子拡散部材65を石英硝子で
形成することを例示したが、これは成膜原料53,54
との反応性が低いことや、昇華温度が高いことも満足し
ている。つまり、このような粒子拡散部材65として
は、上述のような条件を満足すれば各種材料が利用可能
である。
【0041】ここで、上述のような材料で粒子拡散部材
65を形成しても、これは成膜原料53,54の粒子が
必然的に付着して汚染されるので、これは定期的に洗浄
や交換等を行なう必要がある。そこで、図12に例示す
るように、粒子拡散部材65にタングステンワイヤ等か
らなるヒータ67を装着することで、成膜動作中に成膜
原料53,54の粒子が粒子拡散部材65に付着するこ
とをヒータ67の輻射熱で防止することが可能である。
ここで、このようなヒータ67は基板41aに対する輻
射熱を考慮する必要があるが、本出願人は粒子拡散部材
65の表面温度が600(℃)以下となる範囲でも粒子の付
着を防止できることを確認した。なお、このようなヒー
タ67を粒子拡散部材65に内蔵することも実施可能で
ある。
【0042】さらに、上述した薄膜製造装置64では、
粒子拡散部材65を坩堝27の開口部26と基板41a
との間隙に配置することを例示したが、前述のように、
この間隙はホットウォールエピタキシ方式の薄膜製造装
置64等では極めて小さいので、図13に例示するよう
に、粒子拡散部材68を坩堝27の内部に設けた薄膜製
造装置69なども実施可能である。なお、このような薄
膜製造装置69の粒子拡散部材68は、坩堝27に対し
て着脱自在に装着することの他、坩堝27と一体に形成
することも実施可能である。
【0043】さらに、請求項2及び3記載の発明の実施
例を図14に基づいて以下に説明する。まず、この薄膜
製造装置70は、真空炉である真空容器71の上部に形
成された貫通孔に軸受となる真空シール72が装着され
ており、この真空シール72を貫通した支持軸73の上
端部に駆動モータ74が装着されている。そして、前記
真空容器71内に位置した前記支持軸73の下端部には
基板ホルダ75が設けられており、この基板ホルダ75
は下部の開口76に支持した基板41aを坩堝27の開
口部26上に対向配置するようになっている。このよう
にすることで、この薄膜製造装置70では、前記駆動モ
ータ74や前記支持軸73や前記基板ホルダ75等によ
り、基板41aを坩堝27の開口部26上の位置内で回
転自在に支持する付着均一化手段77が基板支持機構を
兼用して形成されている。
【0044】なお、この薄膜製造装置70では、上述の
ように回転自在な基板ホルダ75内に基板ヒータを設け
ることは困難であるため、その基板ヒータ78は赤外線
ランプ等で設けられて坩堝27の開口部26と基板ホル
ダ75との間隙に配置されている。なお、この薄膜製造
装置70は、上述した構造以外は請求項2記載の発明の
実施例として前述した薄膜製造装置69と同様になって
いる。
【0045】このような構成において、この薄膜製造装
置70におけるホットウォールエピタキシ法での成膜動
作は、前述した薄膜製造装置16,64等と同様にして
行なわれる。この時、この薄膜製造装置70では、坩堝
ヒータ31,32の加熱により昇華して坩堝27,28
の開口部26から基板41aに至る成膜原料53,54
の粒子は、付着均一化手段77によって回転駆動されて
いる基板41aの表面に付着することになる。
【0046】このようにすることで、この薄膜製造装置
70では、熱伝導の不均一等のために成膜原料53,5
4から基板41aに至る粒子の分布が不均一であって
も、成膜原料53,54の粒子が付着する基板41aの
表面が常時移動しているので、この基板41a上に成膜
される薄膜層は膜厚が均一となる。
【0047】なお、この薄膜製造装置70では、付着均
一化手段77の回転駆動で基板41aに付着する粒子の
分布率を周方向で均一化すると共に、基板41aに至る
粒子の分布率を粒子拡散部材68で径方向に均一化して
いるので、この基板41a上に成膜される薄膜層の膜厚
は極めて良好に均一化されることになる。
【0048】なお、本発明で云う気化とは、エネルギの
印加で成膜原料から構成粒子が発生することを意味して
おり、ここでは蒸発と昇華との両方を内包している。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、成膜原料の気化
割合を測定する膜厚センサを基板が位置する空間を介し
て原料容器の開口部に対向配置し、この原料容器の開口
部上に基板が位置しない時点での膜厚センサの測定値に
従って基板支持機構と気化発生手段との少なくとも一方
の動作を補正する膜厚管理手段を設けたことにより、こ
の膜厚管理手段によって成膜原料の気化割合を補償する
ことができるので、膜厚を正確に管理できる薄膜製造装
置を得ることができる等の効果を有するものである。
【0050】請求項2記載の発明は、成膜原料から気化
して基板に至る粒子を拡散する粒子拡散部材を設けたこ
とにより、この粒子拡散部材によって成膜原料から基板
に至る粒子の分布率を均一化することができるので、膜
厚を均一に成膜できる薄膜製造装置を得ることができる
等の効果を有するものである。
【0051】請求項3記載の発明は、原料容器の開口部
上の位置内で基板を移動自在に支持する付着均一化手段
を設けたことにより、この付着均一化手段によって基板
に付着する粒子の分布率を均一化することができるの
で、膜厚を均一に成膜できる薄膜製造装置を得ることが
できる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の薄膜製造装置の実施例で
あるホットウォール蒸着装置を示す縦断正面図である。
【図2】ブロック図である。
【図3】成膜動作を示すフローチャートである。
【図4】ホットウォール蒸着装置で製造した端面発光型
EL素子の活性層を示す縦断正面図である。
【図5】ホットウォール蒸着装置で成膜した薄膜層の膜
厚の誤差を示す特性図である。
【図6】請求項1記載の発明の薄膜製造装置の変形例で
あるホットウォール蒸着装置を示すブロック図である。
【図7】成膜動作を示すフローチャートである。
【図8】請求項1記載の発明の薄膜製造装置の変形例で
あるホットウォール蒸着装置を示すブロック図である。
【図9】成膜動作を示すフローチャートである。
【図10】請求項2記載の発明の薄膜製造装置の実施例
であるホットウォール蒸着装置を示す縦断正面図であ
る。
【図11】粒子拡散部材を示す平面図である。
【図12】粒子拡散部材の変形例を示し、(a)は平面
図であり、(b)は側面図である。
【図13】ホットウォール蒸着装置の変形例を示す縦断
正面図である。
【図14】請求項2及び3記載の発明の薄膜製造装置の
実施例であるホットウォール蒸着装置を示す縦断正面図
である。
【図15】薄膜製造装置の従来例であるホットウォール
装置を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
16,61,63,64,69,70
薄膜製造装置 23,71
真空炉 26,29
開口部 27,28,30
原料容器 31〜33
気化発生手段 41a
基板 42,77
基板支持機構 45,46
膜厚センサ 52,60,62
膜厚管理手段 53〜55
成膜原料 65,68
粒子拡散部材 77
付着均一化手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を形成して成膜原料を格納する原
    料容器を真空炉内に配置し、この真空炉内で基板を移動
    自在に支持して前記原料容器の開口部上に位置決め保持
    する基板支持機構を設け、前記原料容器内の前記成膜原
    料を気化させて前記開口部上の前記基板に付着させる気
    化発生手段を設けた薄膜製造装置において、前記成膜原
    料の気化割合を測定する膜厚センサを前記基板が位置す
    る空間を介して前記原料容器の開口部に対向配置し、こ
    の原料容器の開口部上に前記基板が位置しない時点での
    前記膜厚センサの測定値に従って前記基板支持機構と前
    記気化発生手段との少なくとも一方の動作を補正する膜
    厚管理手段を設けたことを特徴とする薄膜製造装置。
  2. 【請求項2】 開口部を形成して成膜原料を格納する原
    料容器を真空炉内に配置し、この真空炉内で基板を前記
    原料容器の開口部上に位置決め保持する基板支持機構を
    設け、前記原料容器内の前記成膜原料を気化させて前記
    開口部上の前記基板に付着させる気化発生手段を設けた
    薄膜製造装置において、前記成膜原料から気化して前記
    基板に至る粒子を拡散する粒子拡散部材を設けたことを
    特徴とする薄膜製造装置。
  3. 【請求項3】 開口部を形成して成膜原料を格納する原
    料容器を真空炉内に配置し、この真空炉内で基板を前記
    原料容器の開口部上に位置決め保持する基板支持機構を
    設け、前記原料容器内の前記成膜原料を気化させて前記
    開口部上の前記基板に付着させる気化発生手段を設けた
    薄膜製造装置において、前記原料容器の開口部上の位置
    内で前記基板を移動自在に支持する付着均一化手段を設
    けたことを特徴とする薄膜製造装置。
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CN105088172A (zh) * 2015-09-21 2015-11-25 京东方科技集团股份有限公司 膜厚控制系统及膜厚控制方法

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