JPH0610824Y2 - ピアッサー - Google Patents

ピアッサー

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JPH0610824Y2
JPH0610824Y2 JP40026790U JP40026790U JPH0610824Y2 JP H0610824 Y2 JPH0610824 Y2 JP H0610824Y2 JP 40026790 U JP40026790 U JP 40026790U JP 40026790 U JP40026790 U JP 40026790U JP H0610824 Y2 JPH0610824 Y2 JP H0610824Y2
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JP
Japan
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cartridge
pin
piercer
ring
support
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JP40026790U
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JPH0489014U (ja
Inventor
知之 高橋
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知之 高橋
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は耳朶に孔を開ける装置、
所謂ピアッサーに関する。
【0002】
【従来の技術】耳朶に孔を開ける装置としてのピアッサ
ーは特公昭58−19281号公報として知られてい
る。
【0003】上記のピアッサーは、ピアッサー本体に一
対の支持部を設け、その支持部の一方に頭付きピンを収
容し、他方の支持部には頭付きピンの先部が係着される
ナットがセットされ、前記頭付きピンをプランジャーで
押動して耳朶を貫通させ、貫通した後頭付きピンの先部
がナットに嵌合係着して孔開けを完了させるというもの
である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述したピアッサーは
支持部に収容した頭付きピンを、該支持部に嵌合したプ
ランジャーで押動して直線的に移動させるため、頭付き
ピンの頭は支持部の円筒内面と長さ方向に沿ってある幅
接触していなければならない。即ち、ピアッサーに使用
される頭付きピンの頭部形状は円柱状、角柱状を呈して
いる。
【0005】ところで、上述した孔開け専用ピアスで耳
朶に孔を開けた場合、その孔が塞がらないようにその孔
開け専用ピアスを1ヶ月近く着けたままにし、孔が定着
した時点で孔開け専用ピアスを外して各種の装飾用ピア
スに着け替えるようにしている。
【0006】しかしながら、孔開け専用ピアスは前述し
たようにピアッサーとの関係で頭部には装飾的形状、例
えば丸玉形状、円柱以外の異形状、更にはリングピアス
は無く、従って孔が定着するまでの間は装飾性に欠ける
孔開け専用ピアスを我慢して使用しているのが実情であ
る。
【0007】そこで、最近は孔開け専用ピアスにもその
使用期間中、装飾的効果を発揮できるものが望まれてい
る。
【0008】本考案は上述した如き従来の技術の有する
問題点に鑑みてなされたもので、その目的とする処は孔
開け専用ピアスとしてリングピアス、丸玉ピアス等、従
来のピアッサーでは使用できなかった装飾部を有したピ
アスを使用することが出来るピアッサーを提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案におけるピアッサーは、正面略U字形に形成
したピアッサー本体の開放端側に一対の支持部を耳朶を
挾む如く所定の間隔をおいて対向設置し、その一方の支
持部は内面が円形をなした筒体となしてその筒体内にピ
ン先を軸芯線上に位置させて担持した二分割のカートリ
ッジ及びそのカートリッジを直線的に押動するプランジ
ャーを装着し、他方の支持部はピン先が嵌合係着するナ
ットの収容部で平面十字形の差込溝を形成し、更にカー
トリッジを装着する支持部の筒体周壁にはカートリッジ
に担持されたリング部分が嵌入突出される案内溝を切欠
したことを特徴とする。
【0010】上記カートリッジは截頭円錐形を軸芯線上
で二分割したもので、その後端部にボス部が突設され、
そのボス部が嵌合する凹部がプランジャーの先部に形成
されている。
【0011】
【作用】上記手段によれば、リング状又は丸玉の装飾部
を有したピンは二分割のカートリッジに担持されて円筒
状をなした支持部に嵌合されているため、前記ピンは支
持部に装着されたプランジャーの押動によってカートリ
ッジが直線的に移動されることでピン先は支持部の軸芯
線上を前進し、耳朶を刺通した後、他方の支持部にセッ
トされたナットに嵌合係着する。そして、ピン先がナッ
トに係着した状態でピアッサー本体の閉動が解除される
と対向した一対の支持部はお互いが離反する方向に移動
するが、ピンが係着されたナットはピアッサー本体の支
持部に係合され、ピンを担持したカートリッジは筒状の
支持部内を軸方向に移動可能であるため、支持部の移動
に伴なってカートリッジは支持部より離脱する。そし
て、そのカートリッジは予め二分割されているため、支
持部からの離脱と同時にカートリッジはバラバラになっ
てピンから分離し、ピンの装飾部が現出される。
【0012】又、上記カートリッジの後面にボスが突設
され、そのボスがプランジャーの先部に形成された凹部
に嵌合されることによってカートリッジはプランジャー
と一体化し、支持部内の直線的移動が安定して行なわれ
る。
【0013】更に、カートリッジが截頭円錐形をしてい
ることにより、ピアッサー本体の閉動を解除した場合、
カートリッジを収容した支持部は円弧状に移動するが、
カートリッジは後方に向けて先細状のテーパを有してい
るため支持部の円弧状の移動に対して抵抗少なく支持部
とカートリッジの離脱が行なわれる。
【0014】
【考案の効果】本考案のピアッサーは以上の如き構成と
したものであるから、孔開け専用ピアスの装飾部はリン
グ、或いは丸玉等、柱状以外の形状をしたものでも使用
することが出来る。
【0015】又、孔開け専用ピアスのピンを担持するカ
ートリッジは予め二分割されているため、ピンが耳朶を
刺通してナットに係着した後のカートリッジの離脱が確
実に行なわれる。
【0016】更に、上記カートリッジを截頭円錐形とし
た場合は、筒状をなした支持部の内面とカートリッジ外
面との接触面積が少なく、且つ後方に向けて小径となる
テーパであるため、支持部が円弧状に移動してもカート
リッジとの分離が抵抗少なくスムースに行なわれる。
【0017】又、そのカートリッジの後面にボスを突設
して、そのボスをプランジャーの先部に嵌合係着させた
場合は、プランジャーとカートリッジが一体化し、プラ
ンジャーの押動によってカートリッジはスムースに押動
されるため、ピンを芯狂いを生じることなく正確に押動
することが出来る。
【0018】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、図
中、1はピアッサー本体、2はプランジャー、3は孔開
け専用ピアスを構成するピン、4はナット、5は前記ピ
ンを担持するカートリッジである。
【0019】ピアッサー本体1は合成樹脂材によって正
面略U字形に形成されて開閉可能に構成され、その左右
の脚杆1a,1bの上端開放部には支持部6,7が対向
して設けられると共に、脚杆1a,1bの高さ方向の中
程位置にはピアッサー本体1の閉動量を規制するストッ
パ8,9が相対向して突設されている。
【0020】上記支持部6は円筒状に形成されてピン3
を担持したカートリッジ5が収容されるようになってお
り、且つ該筒部における支持部7に近い側の周壁には軸
芯と平行ならしめて案内溝10が切欠形成されている。
【0021】支持部7はピン3の先部と係着するナット
4が嵌合装着される部分で、平面十字形の差込溝11が
形成され、且つ支持部7におけるピン3と対向する面に
はピン3の先部が嵌入する溝12が切欠されており、差
込溝11にナット4が上方より抜き差し出来るようにな
っている。
【0022】上記ストッパ8,9は上記した支持部6と
7が必要以上に接近しないようにピアッサー本体1の閉
動量を規制するもので、夫々の対向した面には互いに嵌
入係合する凸部12と凹部13が設けられて、ピアッサー
本体1の閉動状態において支持部6と7が一直線上に対
向し、脚杆1aと1bが横方向にズレるのを防止するよ
うにしてある。
【0023】前記した筒状の支持部6に装着されるプラ
ンジャー2は、軸部2aの先端に支持部6の内径より稍
々小径な押圧部2bが設けられ、軸部2aの後端には大
径な円板状の指当て2cが設けられると共に、押圧部2
bと指当て2cとの間の軸部2aの外周面には軸部2a
の軸径と略同じ幅の肉薄い舌片2dが直径方向に向けて
突設されている。この舌片2dはプランジャー2を押動
してピン3を耳朶14に刺通する動作が恐る恐る行なわ
れないようにすると共に、使用前にプランジャー2が移
動するのを防止するストッパー的機能を有する。尚、舌
片2dはプランジャー2の押動を勢いよく行なった時、
支持部の端面との衝合で切断されるもので、この舌片2
dが切断されるだけの勢いで押されることでピン3は瞬
時に耳朶14を貫通するため、ためらいながらプランジ
ャーを押動した時に感じる痛みを極力抑えることが出来
る。
【0024】孔開け専用ピアスを構成するピン3は、先
端が尖鋭化されて耳朶14を刺通し得るように形成さ
れ、その後方部位にナット4との係着を行なう小径段差
部15が形成され、その小径段差部15より所定範囲
(耳朶の厚さより稍々幅広い寸法、例えば9mm前後)
宛、刺直線部が設けられ、その側部に装飾部のリング1
6又は丸玉17が形成されている。
【0025】上記ピン3を担持するカートリッジ5は透
明な合成樹脂材によって截頭円錐形に形成すると共に、
それを軸芯線上で二分割してなるもので、その半割部材
5a,5bの合せ面には前記ピン3のリング16又は丸
玉17を挾着する凹所18が形成されている。尚、その
ピン3がリングピアスである場合は半割部材5a,5b
に形成される凹所18はリング16の弯曲形状と合致す
る形状に形成されている。
【0026】更に、上記カートリッジ5の後端面にはボ
ス19が突設され、そのボス19は前記したプランジャ
ー2の押圧部2bに形成された凹部20に嵌合して、半
割部材5a,5bが合着一体化されると共に、プランジ
ャー2と一体化されるようになっている。
【0027】以上の構成により、ピン3をカートリッジ
5で担持し、これをピアッサー本体1の支持部6に先端
より挿入セットするが、この時ピン3がリングピンであ
る場合はカートリッジ5の周壁より外方に突出したリン
グ16は支持部6に形成した案内溝10に通して支持部
6の外方へ案内突出させ、カートリッジ5の移動がリン
グ16によって阻害されることなく行なわれるようにな
っている。そして、この案内溝10は支持部6内に嵌合
セットされるカートリッジ5を弾性的に保持し、カート
リッジ5が不用意に支持部6より抜け落ちたりするのを
防止する働きを発揮している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案ピアッサーの正面図である。
【図2】本案ピアッサーの要部を拡大して示す斜視図で
ある。
【図3】本案ピアッサーに使用する二分割のカートリッ
ジを示す正面図である。
【図4】本案ピアッサーを使用してリングピアスを耳朶
に取付ける状態を示す一部切欠正面図である。
【図5】ピンが耳朶を刺通してナットに係着した状態の
断面図である。
【図6】カートリッジがピアッサー本体の支持より離脱
する状態の断面図である。
【図7】カートリッジが耳朶に刺通したピンより分離す
る状態の一部切欠正面図である。
【図8】ピンの取付完了を示す断面図である。
【図9】リングピンを耳朶下側に回動した正面図であ
る。
【図10】丸玉ピン用のカートリッジを示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 ピアッサー本体 2プランジャー 3 ピン 4 ナット 5 カートリッジ 6,7 支持部 10 案内溝 11 差込溝 19 ボス 20 凹部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング状又は丸玉の装飾部を有したピン
    で耳朶に孔を開け、該ピンをナットに固定するようにし
    たピアッサーであって、正面略U字形に形成したピアッ
    サー本体の開放端側に一対の支持部を耳朶を挾む如く所
    定の間隔をおいて対向設置し、その一方の支持部は内面
    が円形をなした筒体となしてその筒体内にピン先を軸芯
    線上に位置させて担持した二分割のカートリッジ及びそ
    のカートリッジを直線的に押動するプランジャーを装着
    し、他方の支持部はピン付リングのピンが嵌合係着する
    ナットの収容部で平面十字形の差込溝を形成し、更にカ
    ートリッジを装着する支持部の筒体周壁にはカートリッ
    ジに担持されたリング部分が嵌入突出される案内溝を切
    欠したことを特徴とするピアッサー。
  2. 【請求項2】 上記カートリッジは截頭円錐形で後端部
    にボス部が突設され、そのボス部が嵌合する凹部がプラ
    ンジャー先部に形成された請求項(1)記載のピアッサ
    ー。
JP40026790U 1990-12-10 1990-12-10 ピアッサー Expired - Lifetime JPH0610824Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40026790U JPH0610824Y2 (ja) 1990-12-10 1990-12-10 ピアッサー

Applications Claiming Priority (1)

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JP40026790U JPH0610824Y2 (ja) 1990-12-10 1990-12-10 ピアッサー

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Publication Number Publication Date
JPH0489014U JPH0489014U (ja) 1992-08-03
JPH0610824Y2 true JPH0610824Y2 (ja) 1994-03-23

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ID=31878538

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JP40026790U Expired - Lifetime JPH0610824Y2 (ja) 1990-12-10 1990-12-10 ピアッサー

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JP4573456B2 (ja) * 2001-03-23 2010-11-04 株式会社セントラル・メディック ピアス用穿孔器

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JPH0489014U (ja) 1992-08-03

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