JPH0732726B2 - 耳たぶ穿孔機 - Google Patents

耳たぶ穿孔機

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JPH0732726B2
JPH0732726B2 JP4214240A JP21424092A JPH0732726B2 JP H0732726 B2 JPH0732726 B2 JP H0732726B2 JP 4214240 A JP4214240 A JP 4214240A JP 21424092 A JP21424092 A JP 21424092A JP H0732726 B2 JPH0732726 B2 JP H0732726B2
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知之 高橋
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日本ピアスシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピアス式イアリングを
装用する為に耳たぶに孔を開ける耳たぶ穿孔機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、耳たぶ穿孔機として特公昭58-192
81号公報(以下、イ号として説明する)や特公平4-2256
1 号公報(以下、ロ号として説明する)、特開昭52-761
72号公報(以下、ハ号として説明する)のものが知られ
ている。イ号は、正面視でU字状とした本体のその一方
の端部に頭付きピンとプランジャーとを各々摺動可能に
収容する支持部を設けると共に、他方の端部に頭付きピ
ンのピン部が係合する留め具を支承する支承部を各々設
けて構成され、握持によってU字状を呈する本体を弾性
変形させて、まず上記支持部と支承部とを接近させ、そ
の後のプランジャーの親指による押動で耳たぶを穿孔し
ながら頭付きピンを留め具に係合させるようになってい
る。ロ号は、一方に留め具を支承する支承部を設けると
共に、他方に頭付きピンの頭部が嵌合保持される分解可
能なカートリッジをスライド可能に案内する案内部を設
け、且つ該案内部に先端を位置させてプランジャーを装
設して構成され、プランジャーでカートリッジを案内部
外まで押し出しながら、耳たぶをその頭付きピンで穿孔
し且つ留め具に係合するようになっている。ハ号は、
11に示すように一方に留め具200 を支承する支承部20
1 を設けると共に、他方の箱体400 に頭付きピン100 を
スライド可能に収容するカートリッジ300 を移動可能に
嵌挿し、該カートリッジ300 の先端を、内部の頭付きピ
ン100 を無菌状態に保つために先すぼみ形状に形成し、
該先すぼみ部302 にピン部102 が位置するようにして頭
付きピン100 をカートリッジ300 に収容しておき、カー
トリッジ300 、頭付きピン100 を押動するプランジャー
500 を装設して構成され、いったんプランジャー500 で
箱体400 先端に係合するまでカートリッジ300を押動し
て先すぼみ部302 を箱体400 から上記支承部201 側に押
し出した後、プランジャー500 の小径部で頭付きピン10
0 の頭部101 を押動しながら先すぼみ部302 から突出す
るピン部102 で耳たぶAに穿孔し、その後頭付きピン10
0 の頭部101 が先すぼみ部302 で抵抗を受けながら同先
すぼみ部302 を拡開し同頭部101を外部に押し出して留
め具200 に係合するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記先行技
術イ、ロ、ハ各号は下記の問題がある。・イ号いったん
支持部と支承部とを手による握持動作によって接近状と
し、その状態で親指を利用してプランジャーを押動する
2つの動作を必要とすることから操作性が悪く、また狭
い面積のプランジャー頭を所定の指圧で的確に押さなけ
ればならないことから、操作ミスによって痛みを伴った
り、留め具に係合できなくなる虞れがある。・ロ号頭付
きピンを嵌合状に収容するカートリッジを案内部から押
し出しても留め具との係合力で同頭付きピンを落下不能
に保持する関係上、案内部からピン部が突出し始めると
すぐに耳たぶの穿孔を開始する構成になっている。その
ため、案内部が邪魔になってピン部の先端が確実に希望
とする穿孔部位に位置しているかどうかの確認が行いに
くく意図した部位への穿孔が確実に行えない。・ハ号
ランジャー500 の小径部で頭付きピン100 の頭部101 が
先すぼみ部302 に係合するまでの間に先すぼみ部302 か
ら突出するピン部102 で耳たぶAを穿孔し、更に頭付き
ピン100 の頭部101 を先すぼみ部302 との抵抗力に抗し
て押動して同先すぼみ部302 を拡開するものであり、頭
付きピン100 の頭部101 が先すぼみ部302 で抵抗を受け
る前に耳たぶ穿孔される。 そのため、使用者が初体験で
あることも相乗して抵抗が殆どない耳たぶ穿孔時には、
恐れの関係でゆっくりプランジャーを押してしまうこと
が避けられず、自ずと痛みの原因になっている。
【0004】本発明は、従来事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、上記する問題点を解決し、操
作性に優れ、希望とする穿孔部位に確実に穿孔でき、し
かも瞬間的な穿孔を可能にして痛みも軽減できる安全な
耳たぶ穿孔機を提供することにある。更に他の目的は、
従来の耳たぶ穿孔機では使用できなかった種々な形状の
宝石を頭部に装飾した頭付きピンや球状の頭付きピンを
使用して穿孔できる耳たぶ穿孔機を提供することにあ
る。更に他の目的は、頭付きピンが脱落することがまっ
たくない衛生的な耳たぶ穿孔機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、互いに摺動可能に嵌合する一対
の嵌合摺動体からなる握持体と、一方の嵌合摺動体に設
けられピン部を他方の嵌合摺動体の相対面側に突出させ
た状態で頭付きピンを同他方の嵌合摺動体側へ引き出し
可能に収容するピン用収容手段と、他方の嵌合摺動体に
おいて上記ピン用収容手段に相対して設けられた頭付き
ピンが係合する留め具を取り出し可能に支承する留め具
用係合手段と、上記一対の嵌合摺動体間に設けられ嵌合
摺動体の離間方向に反発する復帰用反発手段と、前記留
め具に当接する耳たぶに頭付きピンのピン先が接近もし
くは接触した際に一対の嵌合摺動体のそれ以上の接近を
一次的に停止させる抵抗部と、該抵抗部の抵抗力を越え
る握持力を更に加えて耳たぶを穿孔し且つ頭付きピンと
留め具とを係合させた際に上記一対の嵌合摺動体のそれ
以上の接近を阻止するストッパー部とを備えていること
を要旨とする。また、請求項1の復帰用反発手段が、一
対の嵌合摺動体のどちらか一方に対して一体的であると
有効である。また、請求項1の復帰用反発手段が、一対
の嵌合摺動体に対して独立した構造になっていると有効
である。また、請求項1乃至3いずれかに記載の上記ピ
ン用収容手段が、頭付きピンの頭部を嵌合保持する嵌合
部を備えた分解可能なカートリッジを他方の嵌合摺動体
の相対面側へ引き出し可能に嵌挿する凹窪部であると更
に有効である。また、請求項4記載のカートリッジが、
握持前状態における他方の嵌合摺動体の内端に接近して
相対し且つ握持状態で接近する他方の嵌合摺動体で切離
又は折曲される落下防止片を一体に有していると有効で
ある。また、請求項5記載の落下防止片が、抵抗部を兼
ねていると更に有効である。また、請求項1乃至6いず
れかに記載の抵抗部が、抵抗力受力時に基部から切離又
は折曲するものであると有効である。
【0006】
【作用】上記技術的手段によれば、下記の作用がある。 (請求項1、2、3)一対の嵌合摺動体からなる握持体
を、復帰用反発手段の反発力に抗して抵抗部を構成する
まで握持する。この状態で頭付きピンのピン部が耳たぶ
に接触もしくは接近する。次に抵抗部の抵抗力を越える
握持力を加えて握持することで、頭付きピンのピン部は
瞬間的に耳たぶに穿孔し且つ留め具に係合する。尚、穿
孔後の握持力の解除で両嵌合摺動体は復帰用反発手段の
反発力を受けて離間し、ピン部と留め具との係合力を受
けて頭付きピンは一方の嵌合摺動体から自動的に引き出
される。 (請求項4)一方の嵌合摺動体において他方の嵌合摺動
体と相対して凹設した凹窪部に引き出し可能に嵌挿する
分解可能なカートリッジが、頭付きピンの頭部を嵌合保
持する嵌合部を有することから、種々な形状の宝石や球
状の装飾部を施した頭部を有する頭付きピンを安定的で
且つ一方の嵌合摺動体に他方の嵌合摺動体側に引き出し
可能に支承する。 (請求項5)落下防止片が他方の嵌合摺動体に衝突し
て、同落下防止片を一体に有するカートリッジの落下を
安定的に防止する。 (請求項6)2つの部材の機能を1つの部材が兼務す
る。
【0007】
【発明の効果】本発明は以上のように構成した耳たぶ穿
孔機であり、頭付きピンのピン部先端を一方の嵌合摺動
体から大きく突出させた状態で握持体をゆっくり握持す
るとピン部先端が耳たぶに接近もしくは当接する位置で
抵抗部を構成して一対の嵌合摺動体は一旦停止するか
ら、その状態で希望とする穿孔部位かどうかを確認し、
その時点で抵抗部の抵抗力(干渉力)よりも強い力を付
加して更に握持すると、瞬時に穿孔とピン部の留め具へ
の係合が終了するから、始めての使用者でも痛みを軽減
されて、所定部位に間違いなく簡単に穿孔できる耳たぶ
穿孔機を提供する。更に、頭付きピンとして種々な形状
の宝石や球状の装飾性に秀でた頭部を有するピンを使用
することができるから、孔開け期間中に装着する頭付き
ピンでピアスと同様な楽しみ方ができる。更に、カート
リッジが誤って脱落することがないから、頭付きピンも
汚れたりせず、衛生的に孔を穿設できる。更に、カート
リッジの落下防止機能と、留め具に当接する耳たぶに頭
付きピンのピン先が接近した際一対の嵌合摺動体のそれ
以上の接近を一次的に停止させる抵抗機能とを1部材が
兼務するようにしているから、構造的に簡素化を図り、
コストの低減化に寄与できる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2は請求項1、2、7の耳たぶ穿孔機
の実施例を、図3は、請求項1、3、7の耳たぶ穿孔機
の実施例を、図4乃至図9は請求項1乃至5及び7の実
施例を、図10は請求項1乃至7の耳たぶ穿孔機の実施例
を各々示している。
【0009】図1において、符号1は人為的な握持力に
よって接近し、またその握持力を解除すると復帰用反発
手段2の反発力でもって離間する合成樹脂製の一対の嵌
合摺動体1a、1bで構成された握持体1であり、掌に
丁度よく収まる程度の大きさに形成されている。
【0010】一方の嵌合摺動体1aは、他方の嵌合摺動
体1bに相対する一側面の上半部に側面断面視矩形状を
呈する厚肉壁部11を残して内部中空状とすることで同一
側面の下半部を後述する他方の嵌合摺動体1b用の側面
視矩形状の第1嵌合案内部21を残置してなり、同一側面
下端から下向きに引っ掛け爪31を突設形成し、上記厚肉
壁部11裏の内部空間には、復帰用反発手段2である鰭状
片数片を内部空間の上面から同内部空間内に一体に垂設
している。
【0011】上記復帰用反発手段2は、上記第1嵌合案
内部21から進入する他方の嵌合摺動体1bの被ガイド部
41で弾性変形されると一対の嵌合摺動体1a、1bを接
近させ、一対の嵌合摺動体1a、1bへの握持の解除で
一対の嵌合摺動体1a、1bを離間させる働きがある。
【0012】上記厚肉壁部11には、頭付きピン100 を収
容するピン用収容手段3が形成されている。
【0013】ピン用収容部3は、図示するように頭付き
ピン100 の頭部101 を嵌合状に収容する凹窪部であり、
ピン部102 の大部分を他方の嵌合摺動体1b側へ突出さ
せた状態で頭部101 を嵌合状に収容している。
【0014】他方の嵌合摺動体1bは、正面視略L型状
を呈し、その水平部に前記第1嵌合案内部21内に上記復
帰用反発手段2を弾性変形させながら進入する被ガイド
部41と、その被ガイド部41と下壁部1b’との間に形成
され前記引っ掛け爪31を案内する第2嵌合案内部51と、
垂直部において前記ピン用収容手段3と正対する位置に
設けられた留め具用係合手段4と、前記留め具200 に当
接する耳たぶAに頭付きピン100 のピン部102 先が接触
もしくは接近した際、一対の嵌合摺動体1a、1bのそ
れ以上の接近を一次的に停止させるべく第2嵌合案内部
51途中から垂設された抵抗部5と、該抵抗部5の抵抗力
(干渉力)を越える握持力で握持体1を握持した際に頭
付きピン100 と留め具200 とを係合させる位置で一対の
嵌合摺動体1a、1bの接近を停止するストッパー部6
とを備えている。
【0015】留め具用係合手段4は、平面視十字状の差
し込み溝14であり、前記する頭付きピン100 のピン部10
2 に対して延長上に位置する縦溝24から横溝34間に差し
込み保持される留め具200 に向けて係合するようになっ
ている。
【0016】抵抗部5は、留め具200 に当接する耳たぶ
Aにピン部102 が接近もしくは接触する程度まで一対の
嵌合摺動体1a、1b両者を接近させた位置で前記引っ
掛け爪31の表面(前面)が衝突して両者間に一旦抵抗力
(干渉力)を与えることができるように前記第2嵌合案
内部51中途部所定位置から板状物を垂設して構成されて
いる。
【0017】ストッパー部6は、前記第2嵌合案内部51
の奥行きで構成されており、前記引っ掛け爪31の表面
(前面)が第2嵌合案内部51の内端に衝突してそれ以上
一対の嵌合摺動体1a、1bの接近できないようになっ
ている。
【0018】図面において、符号61は他方の嵌合摺動体
1bの前記下壁部1b’先端に形成され、引っ掛け爪31
と掛止して一対の嵌合摺動体1a、1bの分離を阻止す
る被引っ掛け爪である。
【0019】この実施例の耳たぶ穿孔機では、ピン用収
容手段3に頭付きピン100 を収容し、留め具用係合手段
4に留め具200 を係合し、留め具200 に耳たぶAを当接
させた状態で一対の嵌合摺動体からなる握持体1を抵抗
部5で抵抗力(干渉力)が感じられるまでゆっくり復帰
用反発手段2の反発力に抗して握持する。この状態で希
望とする穿孔部位かどうかを確認し、希望とする穿孔部
位であれば抵抗部5の抵抗力(干渉力)を越える強い力
を付加して更に握持することで抵抗部5を構成する板状
物は瞬時に根元部から切離され、穿孔とピン部102 の留
め具200 への係合が行える。また、握持を解除すると一
対の嵌合摺動体1a、1bは復帰用反発手段2の作用で
相互に離間する。その時、頭付きピン100 だけがピン用
収容手段3である凹窪部から自然に引き出される。
【0020】次に、図3は、復帰用反発手段2が一対の
嵌合摺動体1a、1bに対して独立させた点を除いて図
1に示す構造の耳たぶ穿孔機と差異はないため、それ以
外の構成については同一符号を付けて説明は省略する。
【0021】復帰用反発手段2は圧縮バネであり、一方
の嵌合摺動体1aにおいて厚肉壁部11をその嵌合摺動体
1a上半部全域に渡って形成することによって下半部全
長に第1嵌合案内部21を確保し、その第1嵌合案内部21
内に他方の嵌合摺動体1bの被ガイド部41で圧潰される
ように収容される。
【0022】次に、図4乃至図9は、前記ピン用収容手
段3に頭付きピン100 の嵌合部301を備えた分解可能な
カートリッジ300 を引き出し可能に嵌挿し、且つ該カー
トリッジ300 に他方の嵌合摺動体1bに握持前状態で接
近してカートリッジ300 の落下を防止する落下防止片7
を一体に設けた実施例を示している。
【0023】一方の嵌合摺動体1aは、他方の嵌合摺動
体1bに相対する一側面の上域部にカートリッジ300 を
引き出し可能に嵌挿するピン用収容手段3を、その下位
に他方の嵌合摺動体1bから突設する後述する上側被ガ
イド部71を嵌合摺動させる第1嵌合案内部21を、更にそ
の下位に隔壁81を介して復帰用反発手段2である圧縮バ
ネを収容し他方の嵌合摺動体1bから突設する後述する
下側被ガイド部91を嵌合摺動させる第2嵌合案内部111
を各々形成し、且つ同一側面下端から下向きに引っ掛け
爪31を突設形成している。
【0024】ピン用収容手段3は、他方の嵌合摺動体1
bと相対する一側面側を開放し上記カートリッジ300 の
外形とほぼ同形に形成され同カートリッジ300 を嵌挿す
る側面視矩形状の凹窪部であり、上記一側面レベルに外
側面が一致してカートリッジ300 が嵌挿できる程度の奥
行きをもって凹設してなり、凹窪部の下面中間部全長に
スリット13を開設してそのスリット13を介して前記第1
嵌合摺動部21内と連通するようになっている。
【0025】カートリッジ300 は図5に示すように、矩
形凹部300 aと矩形凸部300 bとで回転不能に嵌り合う
関係を構成する一対の半割体301 、301 で形成され、頭
突きピン100 の頭部101 を嵌合状に収容する第1嵌合部
301 ’と第1嵌合部301 ’を外側に連通するピン用第2
嵌合部301 ”とを一対の半割体301 、301 の突き合い面
に形成し、下側の半割体301 には上記スリット13を介し
て第1嵌合摺動部21内に進入する落下防止片7を一体に
垂設している。
【0026】他方の嵌合摺動体1bは、前記第1嵌合案
内部21内に嵌合摺動し先端が前記落下防止片7に接近す
る上側ガイド部71と、その上側ガイド部71と下壁部1
b’との間に各々上下関係をもって形成され上記第2嵌
合案内部111 内に上記復帰用反発手段2を弾性変形させ
ながら嵌合摺動する下側被ガイド部91及び前記引っ掛け
爪31を案内する第3嵌合案内部121 と、前記ピン用収容
手段3と正対する位置に設けられた留め具用係合手段4
と、前記留め具200 に当接する耳たぶAに頭付きピン10
0 のピン部102 先が接触もしくは接近した際、一対の嵌
合摺動体1a、1bのそれ以上の接近を一次的に停止さ
せるべく第3嵌合案内部121 中から垂設された抵抗部5
と、該抵抗部5の抵抗力(干渉力)よりも強い力を加え
て更に握持体1を握持した際頭付きピン100 と留め具20
0 とを係合させる位置で一対の嵌合摺動体1a、1b接
近を停止するストッパー部6とを備えている。
【0027】留め具用係合手段4、抵抗部5、ストッパ
ー部6は前記実施例と同様構成である為、同一符号を付
け、説明は省略する。また、図面において、符号61は他
方の嵌合摺動体1bの前記下壁部1b’先端に形成さ
れ、引っ掛け爪31と掛止して一対の嵌合摺動体1a、1
bの分離を阻止する被引っ掛け爪である。
【0028】この実施例の耳たぶ穿孔機では、ピン用収
容手段3である凹窪部に頭付きピン100 を嵌合状に支承
したカートリッジ300 を収容する一方、留め具用係合手
段4に留め具200 を係合する。この状態において、落下
防止片7は上側ガイド部71の内端に接近状となり、耳た
ぶ穿孔機自体を斜め状に例え傾けてもカートリッジ300
がピン用収容手段3から落下することはない(図6)。
次に、留め具200 に耳たぶAを当接させた状態で一対の
嵌合摺動体1a、1bからなる握持体1を抵抗部5で抵
抗力(干渉力)が感じられるまでゆっくり復帰用反発手
段2の反発力に抗して握持する(図7)。この状態で希
望とする穿孔部位かどうかを確認し、希望とする穿孔部
位であれば抵抗部5の抵抗力(干渉力)を越える力を更
に付加して握持することで抵抗部5を構成する板状物は
根元部から切離され、穿孔とピン部102 の留め具200 へ
の係合が行える(本実施例のように落下防止片7、上側
ガイド部71両者による干渉と、抵抗部5による干渉とが
同時に発生するようにしてある場合には、落下防止片7
の抵抗力と抵抗部5の干渉力を加えた強い力で更に握持
する。)(図8)。また、握持を解除すると一対の嵌合
摺動体1a、1bは復帰用反発手段2の作用で相互に離
間する。その時、頭付きピン100 を嵌合状に支承するカ
ートリッジ300 がピン用収容手段3である凹窪部から自
然に引き出される。次に、この凹窪部から引き出された
カートリッジ300 は自重によって頭付きピン100 から自
然に脱落する(図9)。
【0029】図10は、カートリッジ300 から第1嵌合案
内部21に進入して上側被ガイド部71に接近する落下防止
片7が、留め具200 に当接する耳たぶAに頭付きピン10
0 のピン部102 先が接触もしくは接近した際、一対の嵌
合摺動体1a、1bのそれ以上の接近を一次的に停止さ
せる抵抗部5を兼ねている場合の実施例であり、落下防
止片7が抵抗部5を兼ねている以外は前記する実施例と
同様であるため、同一符号を付け説明は敢えて省略す
る。
【0030】尚、抵抗部5は、復帰用反発手段5の反発
力を受けた時に相互に乗り越えて一対の嵌合摺動体1
a、1bを初期の握持前状態まで戻すことができるよう
な小凹凸部(図示せず)を、一対の嵌合摺動体1a、1
bのどちからに凹設または突設して構成してあるもので
も構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、2、7実施例の縦断正面図。
【図2】頭付きピンと留め具とが係合関係になっている
状態を示す使用状態を示す拡大断面図。
【図3】請求項1、3、7の実施例の縦断正面図。
【図4】請求項1乃至5及び7の実施例の斜視図。
【図5】カートリッジの分解斜視図。
【図6】留め具用係合手段に留め具を掛止し且つピン用
収容手段にカートリッジを収容した状態を示す縦断正面
図。
【図7】抵抗部を構成してピン部が耳たぶに接触した状
態を示す縦断正面図。
【図8】耳たぶを穿孔し且つ頭付きピンを留め具に係合
させた状態を示す縦断正面図。
【図9】カートリッジを分解した状態を示す縦断正面
図。
【図10】請求項1乃至7の実施例の縦断正面図。
【図11】従来例の耳たぶ穿孔機の穿孔状態を示す要部
の断面図。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに摺動可能に嵌合する一対の嵌合摺
    動体からなる握持体と、一方の嵌合摺動体に設けられピ
    ン部を他方の嵌合摺動体の相対面側に突出させた状態で
    頭付きピンを同他方の嵌合摺動体側へ引き出し可能に収
    容するピン用収容手段と、他方の嵌合摺動体において上
    記ピン用収容手段に相対して設けられた頭付きピンが係
    合する留め具を取り出し可能に支承する留め具用係合手
    段と、上記一対の嵌合摺動体間に設けられ一対の嵌合摺
    動体を離間方向に反発する復帰用反発手段と、前記留め
    具に当接する耳たぶに頭付きピンのピン先が接触もしく
    は接近した際に一対の嵌合摺動体のそれ以上の接近を一
    次的に停止させる抵抗部と、該抵抗部の抵抗力を越える
    握持力を更に加えて耳たぶを穿孔し且つ頭付きピンと留
    め具とを係合させた際に上記一対の嵌合摺動体のそれ以
    上の接近を阻止するストッパー部とを備えていることを
    特徴とする耳たぶ穿孔機。
  2. 【請求項2】 上記復帰用反発手段が、一対の嵌合摺動
    体のどちから一方に対して一体的であることを特徴とす
    る請求項1記載の耳たぶ穿孔機。
  3. 【請求項3】 上記復帰用反発手段が、一対の嵌合摺動
    体に対して独立した構造になっていることを特徴とする
    請求項1記載の耳たぶ穿孔機。
  4. 【請求項4】 上記ピン用収容手段が、頭付きピンの頭
    部を嵌合保持する嵌合部を備えた分解可能なカートリッ
    ジを他方の嵌合摺動体の相対面側へ引き出し可能に嵌挿
    する凹窪部であることを特徴とする請求項1乃至3いず
    れかに記載の耳たぶ穿孔機。
  5. 【請求項5】 上記カートリッジが、握持前状態におけ
    る他方の嵌合摺動体の内端に接近して相対し且つ握持状
    態で接近する他方の嵌合摺動体で切離又は折曲される落
    下防止片を一体に有することを特徴とする請求項4記載
    の耳たぶ穿孔機。
  6. 【請求項6】 上記落下防止片が、抵抗部を兼ねている
    ことを特徴とする請求項5記載の耳たぶ穿孔機。
  7. 【請求項7】 上記抵抗部が、抵抗力受力時に基部から
    切離又は折曲するものであることを特徴とする請求項
    乃至6いずれかに記載の耳たぶ穿孔機。
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