JP3793397B2 - ピアス孔開け装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はピアス孔開け装置に係り、さらに詳しくはピアスを装着する小孔を耳朶に開けるためのピアス孔開け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
女性の装飾用具として耳朶に取り付けるピアスイアリング(以下、「ピアス」という)がある。ピアスを耳朶に取付ける方法には、一例としてフッ素樹脂のチューブ(以下、「チューブピアス」という)をチューブピアス挿入器で耳朶に刺し込み、チューブピアスの貫通孔にピアスのポストを差し込む方法が知られている。
【0003】
従来のチューブピアス挿入器は、シリンダの先端に針を取り付け、この針にチューブピアスをかぶせた状態で、シリンダを押し込むことで針を耳朶に刺し通すとともにチューブピアスを耳朶に刺し通すものである。ついで、チューブピアスの貫通孔から針を抜き出し、貫通孔にピアスのポストを差し込んで耳朶にピアスを取り付けていた。チューブピアスはフッ素樹脂で形成することで、金属アレルギーなどのかぶれが耳朶に発生しないように対処している。
なお、チューブピアス挿入器で耳朶に刺し通されたチューブピアスは、耳朶から抜け出さないように先端を、加締器等で加締める必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、二次感染を防ぐために一度の孔開けしかできないようにし、しかもチューブピアスの抜け落ち防止対策を、孔開け操作と同時に行えるようにしたピアス孔開け装置を提供して上述の問題点を解消しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため本発明の請求項1は、基端に鍔の付いたチューブピアスを耳朶に刺し通すとともに、耳朶から突出したチューブピアスの先端にキャッチを取り付けてチューブピアスが耳朶から抜け出すことを防ぐようにしたピアス孔開け装置であって、前記キャッチをセットする溝部が一端に形成されるとともに他端に開口が形成され、耳朶を受け入れる受入凹部が形成されたケース本体と、このケース本体に取付けられ、溝部にセットしたキャッチを保持する板ばねと、前記開口からケース本体内に差し込まれ、待機位置及び打込位置間をスライド可能なスライドケースと、このスライドケースを待機位置に保持する復帰ばねと、この復帰ばねに抗してスライドケースが打込位置まで押し込まれたとき、受入凹部の耳朶を刺し通すようにスライドケースに取り付けられた針部と、打込位置まで押し込まれたスライドケースが復帰ばねで待機位置まで戻った後、スライドケースの押し込みを阻止する二度打ち防止手段とからなり、この二度打ち防止手段は、ケース本体に凸部を備え、この凸部の一方の面にガイド面が形成されるとともに他方の面にロック凹部が形成され、前記スライドケースに弾性変形可能な片持ちプレートを備えることにより、スライドケースを打込位置に押し込む際に、凸部の一方側のガイド面に沿って片持ちプレートの先端を移動することで片持ちプレートを弾性変形させ、スライドケースが打込位置まで押し込まれたとき、片持ちプレートの先端がガイド面を乗り越えることで片持ちプレートの弾性変形を解除させて片持ちプレートの先端を凸部の他端側に配置し、スライドケースが復帰ばねで待機位置に復帰したとき、片持ちプレートの先端を凸部のロック凹部に配置するものであり、前記針部にチューブピアスを嵌め込み、針部を耳朶に刺し通すとともにチューブピアスを耳朶に刺し通し、耳朶から突出したチューブピアスの先端をキャッチに刺し通せるようにしたことを特徴とする。
【0006】
上記した請求項1に係るピアス孔開け装置は、耳朶にチューブピアスを取付けた後、スライドケースが押込位置から待機位置まで復帰すると二度打ち防止手段によりスライドケースが待機位置にロックされる。したがって、一回使用したピアス孔開け装置を再使用することを防いで、消毒を完璧に行わなかった不衛生な針部を再使用することを未然に防ぐことができる。
【0007】
また、ピアス開け装置だけで、耳朶にチューブピアスを取り付けることができるので、従来技術のように加締器を使用してチューブピアスの先端を加締める必要がない。このため、比較的簡単にチューブピアスを耳朶に取り付けることができる。
【0008】
さらに、ケース本体に板ばねを取り付けて、板ばねで溝部にセットしたキャッチを保持するようにした。これにより、キャッチが溝部から抜け出すことを防ぐことができ、針部の先端及びチューブピアスの先端を確実にキャッチに突き刺すことができ、ピアス孔開け装置の操作が簡単になり使い勝手が向上する。
【0009】
さらに前記二度打ち防止手段は、ケース本体に凸部を備え、この凸部の一方の面にガイド面が形成されるとともに他方の面にロック凹部が形成され、前記スライドケースに弾性変形可能な片持ちプレートを備えることにより、スライドケースを打込位置に押し込む際に、凸部の一方側のガイド面に沿って片持ちプレートの先端を移動することで片持ちプレートを弾性変形させ、スライドケースが打込位置まで押し込まれたとき、片持ちプレートの先端がガイド面を乗り越えることで片持ちプレートの弾性変形を解除させて片持ちプレートの先端を凸部の他端側に配置し、スライドケースが復帰ばねで待機位置に復帰したとき、片持ちプレートの先端を凸部のロック凹部に配置することを特徴としている。
【0010】
このためケース本体に凸部を備え、かつスライドケースに片持ちプレートを備えるだけの簡単な構成で、ピアス孔開け装置の二度打ちを防ぐことができる。 さらに、ピアス孔開け装置の構成を簡素化することができるので、装置のコストアップを抑えることもできる。
【0011】
請求項2は、前記キャッチをセットする溝部は、開口の幅寸法が底部の幅寸法より大きなテーパ状に形成されていることを特徴とする。
【0012】
溝部の形状を、開口の幅寸法が底部の幅寸法より大きなテーパ状に形成されているようにした。これにより、キャッチを簡単に溝部にセットすることができ、かつ針部及びチューブピアスをキャッチに刺し通した後、キャッチを簡単に溝部から取り出すことができ、ピアス孔開け装置の操作が簡単になり使い勝手が向上する。
【0013】
請求項3は、前記チューブピアスは、先端の周壁に開口が形成され、この開口からチューブピアスの内側にキャッチの一部が押し込まれることを特徴とする。
【0014】
このようにチューブピアスの先端周壁に開口が形成され、この開口からチューブピアスの内側にキャッチの一部が押し込まれる。
これにより、チューブピアスの貫通孔より小径のポストを、貫通孔に差し込んだ場合でも、このポストを開口から貫通孔内に入り込んだキャッチの一部がポストを押さえ付けることができるので、ポストの外径が貫通孔とぴったり一致しないピアスであってもその取り付けが可能となり、同時にキャッチの落下防止も図られ、その結果利用範囲が広がり、使い勝手が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、ピアス孔開け装置10は、キャッチ11をセットする溝部15が一端20aに形成されるとともに他端20bに開口21が形成され、耳朶19(図2に示す)を受け入れる受入凹部25が形成されたケース本体20と、このケース本体20に取付けられ、溝部15にセットしたキャッチ11を保持する板ばね30(図4参照)と、開口21からケース本体20内に差し込まれ、待機位置P1(図2参照)及び打込位置P2(図10参照)間をスライド可能なスライドケース35と、このスライドケース35を待機位置P1に保持する復帰ばね45と、この復帰ばね45に抗してスライドケース35が打込位置P2まで押し込まれたとき、受入凹部25の耳朶19を刺し通すようにスライドケース35に取り付けられた針部48と、打込位置P2まで押し込まれたスライドケース35が復帰ばね45で待機位置P1まで戻った後、スライドケース35の押し込みを阻止する二度打ち防止手段50とからなる。
【0016】
ピアス孔開け装置10によれば、針部48にチューブピアス13を嵌め込み、針部48を耳朶19に刺し通すとともにチューブピアス13を耳朶19に刺し通し、耳朶19から突出したチューブピアス13の先端をキャッチ11に刺し通すことができる。
【0017】
ケース本体20は、前・後壁の側壁22、23を一定の間隔をおいて配置した状態で各々の周縁を連結壁24にて一体形成し、ケース本体20の上端には耳朶19を差し込む受入凹部25を形成し、前・後壁22、23の内面には一端20a側から他端20b側に延伸するレール26a、26bが備えられ、後壁23にはガイド孔27が備えられ、図4に示す連結壁24には板ばね30を差し込む差込孔28が備えられ、図2に示す連結壁24には筒体29が備えられている。
【0018】
スライドケース35は、ケース本体20の開口21から差し込み可能な状態に前・後壁36、37を配置し、この両壁の周縁を連結壁38で一体に形成したものであり、この前・後壁36、37の外面にはレール26a、26bに嵌合するガイド40a、40bが備えられ、後壁37にはケース本体20のガイド孔27内を移動する爪片41(図2、図3参照)が備えられ、連結壁38にはケース本体20の筒体29に移動自在に差し込み可能となるロッド42が備えられている。
【0019】
溝部15は、図4に示すように開口16の幅寸法W1が底部17の幅寸法W2より大きなテーパ状に形成され、図2及び図5に示す背面15a、15bはテーパ状に形成され、キャッチ11(図1、図5に示す)を保持するための押え片15cが形成されている。
溝部15をテーパ状に形成することで、図1、図5に示すキャッチ11を簡単に溝部15にセットすることができ、かつ針部48及びチューブピアス13をキャッチ11に刺し通した後、キャッチ11を簡単に溝部15から取り出すことができる。このため、ピアス孔開け装置10の操作が簡単になる。
【0020】
板ばね30は、図1、図4に示すように略L形に折り曲げた状態に形成され、下片31をケース本体20の差込孔28に差し込むことでケース本体20に取り付け、上片32をキャッチ11の大径部11aの外周に押し付ける。
復帰ばね45は、図2に示すようにケース本体20の筒体29と、筒体29に移動自在に差し込んだスライドケース35のロッド42に嵌合されており、取付位置P2まで移動されたスライドケース35を待機位置P1まで戻すためのばねである。
【0021】
さらに針部48は、スライドケース35の連結部38に備えた基部49に基端が取り付けられ、その先端48aがケース本体20の溝部15に向くように固定されている。
【0022】
また二度打ち防止手段50は、ケース本体20の後壁に凸部51を備え、この凸部51の一方の面にガイド面52が形成されるとともに他方の面にはロック凹部53が形成され、スライドケース35には弾性変形可能な片持ちプレート55が備えられている。
【0023】
この二度打ち防止手段50によれば、スライドケース35を打込位置P2に押し込む際に、図6(a)に示すように凸部51の一方側のガイド面52に沿って片持ちプレート55の先端56を移動することで片持ちプレート55を弾性変形させるものである。
スライドケース35が打込位置P2まで押し込まれたとき、図6(b)に示すように片持ちプレート55の先端56がガイド面52を乗り越えることで片持ちプレート55の弾性変形を解除させて片持ちプレート55の先端56を凸部51の他端側に配置させるものである。前記の復帰ばね45(図2参照)で、スライドプレート35を待機位置P1に復帰させることにより、片持ちプレート55が凸部51の他端側に沿って移動する。
このスライドケース35が復帰ばね45により待機位置P1に復帰したとき、図6(c)に示すように、片持ちプレート55の先端56は凸部51のロック凹部53に配置される。
【0024】
したがって、ケース本体20に凸部51を備え且つスライドケース35に片持ちプレート55を備えるだけの簡単な構成で、ピアス孔開け装置10の二度打ちを防ぐことができる。このため、ピアス孔開け装置10の構成を簡素化することができるので、装置のコストアップを抑えることができる。
【0025】
図7、図8に示すように、例えばチューブピアス13は、TPX(三井化学社製の樹脂製品名)又はポリプロピレン製の如く、安全かつ衛生的で、適度の弾力性を有する透明樹脂素材で形成される。このチューブピアス13の基端には鍔13aが備えられ、先端13bは先細のテーパ面に形成され、基端13aから先端13bに至る位置には貫通した貫通孔13cが備えられ、テーパ面の近傍には開口14が開けられている。
このチューブピアス13は、図2に示すように針部48にかぶせられ(すなわち、嵌め込まれ)、このとき針部48の先端48aは、チューブピアス13から突出する状態となっている。
【0026】
図9に示すように、キャッチ11は、弾性変形可能な透明樹脂素材で大径部11a及び小径部11bが形成され、その大径部11aの端部及び小径部11bの端部には、各々チューブピアス13の外径より僅かに大きな穴12a、12bが形成されている。この穴12aを、開口部が広げられたテーパ形とすることで、チューブピアス13の先端13bを刺し通し易くできる。
【0027】
このキャッチ11は、図4、図5に示すようにケース本体20の溝部15にセットされ、針部48の先端48a及びチューブピアス13の先端13bが突き刺さる(図11、図13参照)。これにより、チューブピアス13が耳朶19から抜けることを防ぐとともに、キャッチ11の落下防止も図られる。
このようにして、図13に示すようにチューブピアス13の開口14から、キャッチ11の一部11cがチューブピアス13の内部に入り込む。
【0028】
これにより、図13に示すピアス60のポスト61の外径が、チューブピアス13の貫通孔13cより小径であっても、貫通孔13cに差し込んだポスト61を、開口14から貫通孔13c内に入り込んだキャッチ11の一部11cが押さえ付けることができる。
このため、ポスト61の外径が貫通孔13cにぴったり一致しないピアスであっても、チューブピアス13に取り付けることが可能となる。
【0029】
つぎに、本発明に係るピアス孔開け装置の作用を説明する。
図2において、ピアス孔開け装置10の受入凹部25に耳朶19を入れ、ついでスライドケース35を矢印a方向に押し込むと、スライドケース35が待機位置P1からケース本体20側に向けて移動する。
このとき、片持ちプレート55の先端56は、凸部51のガイド面52に沿って矢印b方向に移動し、片持ちプレート55は弾性変形する。なお、爪片41はガイド孔27内を矢印c方向(図3も参照)に移動する。
【0030】
図10において、スライドケース35が取付位置P2に到達することにより、耳朶19に針部48及びチューブピアス13が刺し通され、針部48の先端及びチューブピアス13の先端がキャッチ11に刺し通される。
このとき、片持ちプレート55は、凸部51のガイド面52を乗り越えて弾性変形が解除されるため、片持ちプレート55の先端56は他方の面側に配置されるようになる。
この状態で、スライドケース35の押込み力を解除すると、復帰ばね45のばね力でスライドケース35を待機位置P1方向に押し戻すことができる。
【0031】
図11において、スライドケース35が待機位置P1に戻るため、ピアス孔開け装置10が矢印d方向に移動し、耳朶19をピアス孔開け装置10の受入凹部25から外すことができる。
このとき、片持ちプレート55の先端56が凸部51のロック凹部53に位置して、ピアス孔開け装置10の二度打ちを防ぐことができる。
【0032】
その後、図12に示すようにピアス60のポスト61をチューブピアス13に差し込むが、図13に示すようにキャッチ11の一部11cがチューブピアス13の開口14からチューブピアス13の内部に入り込むため、ピアス60のポスト61の外径が、チューブピアス13の貫通孔13cより小径であっても、貫通孔13cに差し込んだポスト61をキャッチ11の一部11cで押さえ付けることができる。
【0033】
つぎに、第2実施の形態を説明する。
図14〜図16に示すように、キャッチ70は、弾性変形可能な透明樹脂で円筒に形成され、後端に段部71が形成され、前後端に各々チューブピアス13の外径より僅かに大きな穴73、74が形成され、穴73、74が貫通孔75を介して連通され、この貫通孔75には突出部75aが形成されている。
【0034】
貫通孔75に突出部75aを形成することで、キャッチ70にチューブピアス13(図7、図8参照)を刺し通した際に、突出部75aをチューブピアス13の開口14からチューブピアス13の内部に入り込ませることができる。すなわち、図13と同じ状態になる。
【0035】
したがって、キャッチ11と同様に、ピアス60のポスト61の外径が、チューブピアス13の貫通孔13cより小径であっても、貫通孔13cに差し込んだポスト61をキャッチ70の突出部75aで押さえ付けることができる。なお、穴73の開口部を拡開状のテーパ形とすることで、チューブピアス13の先端13bを刺し通し易くすることができる。
【0036】
【発明の効果】
よって本発明の請求項1は、耳朶にチューブピアスを取付けた後、スライドケースが押込位置から待機位置まで復帰すると二度打ち防止手段がスライドケースが待機位置にロックされる。したがって、一回使用したピアス孔開け装置を再使用することを防いで、消毒を完璧に行わなかった不衛生な針部を再使用することを未然に防ぐことができる。
【0037】
また、ピアス孔開け装置だけで、耳朶にチューブピアスを取り付けることができるので、従来技術のように加締器を使用してチューブピアスの先端を加締める必要がない。このため、比較的簡単にチューブピアスを耳朶に取り付けることができる。
【0038】
さらに、ケース本体に板ばねを取り付けて、板ばねで溝部にセットしたキャッチを保持するようにしたので、キャッチがケース本体の溝部から抜け出すことを防ぐことができ、針部の先端及びチューブピアスの先端を確実にキャッチに突き刺すことができる。このため、ピアス孔開け装置の操作が簡単になり使い勝手が向上する。
【0039】
またケース本体に凸部を備え、かつスライドケースに片持ちプレートを備えるだけの簡単な構成で、ピアス孔開け装置の二度打ちを防ぐことができる。このため、ピアス孔開け装置の構成を簡素化することができるので、装置のコストアップを抑えることができる。
【0040】
請求項2は、ケース本体の溝部の形状を開口の幅寸法が底部の幅寸法より大きなテーパ状に形成されるようにした。これにより、キャッチを簡単に溝部にセットすることができ、かつ針部及びチューブピアスをキャッチに刺し通した後、キャッチを簡単に溝部から取り出すことができ、ピアス孔開け装置の操作が簡単になり使い勝手が向上する。
【0041】
請求項3は、チューブピアスの先端周壁に開口が形成され、この開口からチューブピアスの内側にキャッチの一部が押し込まれる。これにより、チューブピアスの貫通孔より小径のポストを貫通孔に差し込んだ場合でも、このポストを開口から貫通孔内に入り込んだキャッチの一部が押さえ付けることができる。このため、ポストの外径がチューブピアスの貫通孔に合わないピアスであっても、取り付け可能となり、かつキャッチの落下防止も図られて利用範囲が広がり、使い勝手もさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るピアス孔開け装置の分解斜視図である。
【図2】 本発明に係るピアス孔開け装置の断面図である。
【図3】 図2のA−A線断面図である。
【図4】 本発明に係るピアス孔開け装置の溝部を示す正面図である。
【図5】 本発明に係るピアス孔開け装置の溝部を示す斜視図である。
【図6】 本発明に係るピアス孔開け装置の二度打ち防止手段の動作説明図である。
【図7】 本発明に係るピアス孔開け装置のチューブピアスを示す斜視図である。
【図8】 本発明に係るピアス孔開け装置のチューブピアスを示す断面図である。
【図9】 本発明に係るピアス孔開け装置のキャッチを示す断面図である。
【図10】 本発明に係るピアス孔開け装置を、取付位置まで押し込んだ状態を示す断面図である。
【図11】 本発明に係るピアス孔開け装置を、待機位置まで戻した状態を示す断面図である。
【図12】 ピアスの斜視図である。
【図13】 本発明に係るピアス孔開け装置のチューブピアス及びキャッチを耳朶に取付けた状態を示す断面図である。
【図14】 本発明に係るピアス孔開け装置のキャッチ(第2実施の形態)を示す斜視図である。
【図15】 本発明に係るピアス孔開け装置のキャッチ(第2実施の形態)を示す正面図である。
【図16】 図15のB−B線断面図である。
【符号の説明】
10…ピアス孔開け装置
11…キャッチ
11c…キャッチの一部
13…チューブピアス
13a…鍔
13b…チューブピアスの先端
14…チューブピアスの開口
15…溝部
16…溝部の開口
17…溝部の底部
19…耳朶
20…ケース本体
20a…ケース本体の一端
20b…ケース本体の他端
21…開口
25…受入凹部
30…板ばね
35…スライドケース
45…復帰ばね
48…針部
50…二度打ち防止手段
51…凸部
52…ガイド面
53…ロック凹部
55…片持ちプレート
56…片持ちプレートの先端
P1…待機位置
P2…取付位置
W1…開口の幅寸法
W2…底部の幅寸法

Claims (3)

  1. 基端に鍔の付いたチューブピアスを耳朶に刺し通すとともに、耳朶から突出したチューブピアスの先端にキャッチを取り付けてチューブピアスが耳朶から抜け出すことを防ぐようにしたピアス孔開け装置であって、
    前記キャッチをセットする溝部が一端に形成されるとともに他端に開口が形成され、耳朶を受け入れる受入凹部が形成されたケース本体と、このケース本体に取付けられ、溝部にセットしたキャッチを保持する板ばねと、前記開口からケース本体内に差し込まれ、待機位置及び打込位置間をスライド可能なスライドケースと、このスライドケースを待機位置に保持する復帰ばねと、この復帰ばねに抗してスライドケースが打込位置まで押し込まれたとき、受入凹部の耳朶を刺し通すようにスライドケースに取り付けられた針部と、打込位置まで押し込まれたスライドケースが復帰ばねで待機位置まで戻った後、スライドケースの押し込みを阻止する二度打ち防止手段とからなり、
    この二度打ち防止手段は、ケース本体に凸部を備え、この凸部の一方の面にガイド面が形成されるとともに他方の面にロック凹部が形成され、前記スライドケースに弾性変形可能な片持ちプレートを備えることにより、スライドケースを打込位置に押し込む際に、凸部の一方側のガイド面に沿って片持ちプレートの先端を移動することで片持ちプレートを弾性変形させ、スライドケースが打込位置まで押し込まれたとき、片持ちプレートの先端がガイド面を乗り越えることで片持ちプレートの弾性変形を解除させて片持ちプレートの先端を凸部の他端側に配置し、スライドケースが復帰ばねで待機位置に復帰したとき、片持ちプレートの先端を凸部のロック凹部に配置するものであり、
    前記針部にチューブピアスを嵌め込み、針部を耳朶に刺し通すとともにチューブピアスを耳朶に刺し通し、耳朶から突出したチューブピアスの先端をキャッチに刺し通せるようにしたことを特徴とするピアス孔開け装置。
  2. 前記キャッチをセットする溝部は、開口の幅寸法が底部の幅寸法より大きなテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のピアス孔開け装置。
  3. 前記チューブピアスは、先端の周壁に開口が形成され、この開口からチューブピアスの内側にキャッチの一部が押し込まれることを特徴とする請求項1記載のピアス孔開け装置。
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