JP2938826B2 - ピアス孔開け装置 - Google Patents

ピアス孔開け装置

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JP2938826B2
JP2938826B2 JP5075497A JP5075497A JP2938826B2 JP 2938826 B2 JP2938826 B2 JP 2938826B2 JP 5075497 A JP5075497 A JP 5075497A JP 5075497 A JP5075497 A JP 5075497A JP 2938826 B2 JP2938826 B2 JP 2938826B2
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KEE ANDO TEII KK
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KATO SUPURINGU SEISAKUSHO KK
KEE ANDO TEII KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばピアス等を
着用するために、耳朶等の装着部位に小孔を形成する場
合に使用して好適なピアス孔開け装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、耳朶等の装着部位に小孔を形成
し、この小孔に針部を挿入して着用するピアスイヤリン
グ(通称ピアス)が、特に若い女性を中心に流行してい
る。
【0003】ところで、耳朶に小孔を形成するには、ま
ず、非常に簡単な外科的手段によって孔を開け、次にピ
アスに準じた形状の保護具を孔に挿入し、内側の傷口が
治癒して完全な孔となるまで数週間放置するといった方
法がとられている。施術後しばらくの間は、短期間でも
ピアスを外した状態で放置すればすぐに孔が塞がってし
まうからである。
【0004】従来の施術においては、図14に示すよう
に、釘状の器具1を穿通して孔を開けた後、その孔にピ
アス孔保護具2を挿入して止め具2cで保持していた。
しかしながら、この方法によれば、耳朶に器具1とピア
ス孔保護具2を二度にわたって通す必要があり、施術を
受ける者はその度に痛みを感じることになる。しかも、
器具1によって開けられた孔は生体反応により収縮して
細くなるので、この孔に先端が丸みを帯びたピアス孔保
護具2を挿入する際には激痛を伴ってかなりの出血がお
きる場合が多々見られた。
【0005】そこで、上記の問題を考慮して図15に示
すような孔開け具3(実開平1−74815号で提供さ
れたものを含む)が考案された。この孔開け具3は、金
属製の細管4の一端4aが鋭く鋭利に形成され、他端4
bからピアス孔保護具2の棒状部2aが挿入されたもの
であり、以下のようにして使用される。まず耳朶の一方
の面側から細管4を穿通し、ピアス孔保護具2のフラン
ジ部2bが耳朶に接触するまで押し込む。次に、耳朶の
他方の面側から細管4のみを抜き取り、ピアス孔保護具
2を耳朶に残す。この方法によれば、耳朶に孔開け具3
を穿通することでピアス孔補助具2も共に通すので、一
旦開けた孔に再度ピアス孔補助具2を挿入する作業を無
くすことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この孔
開け具3を使用するにしても最初の穿通作業には人手に
頼る部分が多く、細管の抜き取りを手間取るようなこと
になれば施術を受ける者は余計な痛みを感じることとな
り、施術を施す者としても耳朶とはいえ人体に刃物に等
しいものをふるうので習熟した技術が必要とされてい
た。
【0007】本発明は、上記の事象に鑑みてなされたも
のであり、孔開け具を用いて迅速、かつ簡単に耳朶にピ
アス孔を開けることができるピアス孔開け装置を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、棒状部の一端にフランジ部を有するピ
アス孔用保護具と、このピアス孔用保護具の棒状部が一
端から内部に挿入され他端が鋭利に形成された細管とか
らなる孔開け具を使用して、耳朶にピアス孔の開通およ
びピアス孔用保護具の挿入を行なうピアス孔開け装置を
採用する。
【0009】このピアス孔開け装置は、孔開け具を耳朶
に押し付けて貫通させる穿通機構と、この穿通機構に同
調して作動し穿通機構によって孔開け具が貫通した耳朶
からピアス孔保護具を残して細管のみを除去する除去機
構とを有する装置本体と、孔開け具が内部に装填されて
装置本体に着脱自在に装着されるカートリッジとを備え
るものとし、カートリッジには孔開け具が装填される貫
通孔を形成し、この貫通孔の内部に、孔開け具を間に挟
んだ状態で貫通孔に押し込まれて孔開け具を拘止し、孔
開け具とともに貫通孔から押し出される一対のガイド部
材を備える。
【0010】このピアス孔開け装置においては、穿通機
構によって孔開け具をカートリッジから押し出し、これ
を耳朶に穿って貫通させて孔を開ける。そして、穿通機
構に同調して作動する除去機構によって耳朶に貫通した
孔開け具からピアス孔保護具を穿孔に残して細管のみを
除去する。このとき、孔開け具を間に挟んでカートリッ
ジの内部に配備された一対のガイド部材は、穿通機構に
よって孔開け具と共にカートリッジから押し出され、双
方が分離して孔開け具から離れる。
【0011】さらに、このピアス孔開け装置には、一対
のガイド部材を、孔開け具を間に挟んで互いに離間した
状態で貫通孔の内部に配備する。これにより、一対のガ
イド部材がカートリッジから押し出されたときに双方が
容易に分離し、孔開け具から離れる。
【0012】一対のガイド部材のうち、少なくとも一方
のガイド部材には、他方のガイド部材に向けて突出する
突起部を設け、他方のガイド部材にはこの突起部と係合
する凹所を設ける。これにより、カートリッジの内部で
一対のガイド部材が一体となって移動し、カートリッジ
から双方同時に排出される。
【0013】一対のガイド部材について、孔開け具を間
に挟んで対向する双方の壁面には、孔開け具の配置方向
に沿って断面V字形の溝を設ける。これにより、孔開け
具と双方のガイド部材との接触面積が小さくなり、ガイ
ド部材とカートリッジとの摩擦抵抗がガイド部材と孔開
け具との摩擦抵抗よりも勝るので、ガイド部材はカート
リッジの内部に留まったままで孔開け具のみが押し出さ
れる。
【0014】カートリッジには、孔開け具とともに貫通
孔に押し込まれる一対のガイド部材を貫通孔の内部で係
止する係止爪部を設ける。これにより、双方のガイド部
材は孔開け具による耳朶の穿通が終わるまでカートリッ
ジの内部に留まり、耳朶の穿通が終わった後にピアス孔
用保護具のフランジ部に押されてカートリッジから押し
出される。
【0015】また、除去機構としては、孔開け具の先端
部側に配設されると共に、孔開け具の軸線方向に沿って
孔開け具に接近、離間自在に支持されたアームと、この
アームに着脱可能に配設され、アームが孔開け具に接近
したときに孔開け具が先端から差し通されることで孔開
け具を把持する把持部材とを設ける。これにより、アー
ムが孔開け具に接近すると、アームに配設された把持部
材に孔開け具が先端から差し通されて把持部材が孔開け
具を把持した状態となり、アームが孔開け具から離間す
ると、耳朶にピアス孔用保護具を残して細管のみが除去
される。また、この把持部材は、細管を把持したままの
状態でアームから取り外されて廃棄される。
【0016】把持部材には、孔開け具に対して略垂直に
配置される板状部を設け、この板状部には、孔開け具が
差し通される位置を中心として放射状の切れ目を形成す
ることで複数の板バネ部を設け、さらにこれら板バネ部
を切れ目の中心を頂点として孔開け具が差し込まれる方
向に向けて突出する錐状に屈曲する。これにより、孔開
け具を把持部材に差し通すことで把持することが可能に
なり、孔開け具から細管のみを除去する際には、錐状に
屈曲された板バネ部がかえしの役割を果たして孔開け具
が把持部材から脱却するのが阻止される。
【0017】さらに把持部材には、差し通された状態に
ある孔開け具の先端を覆う被覆部材を設ける。これによ
り、孔開け具から除去された細管の鋭利な先端が外部に
露出することがない。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係るピアス孔開け装置の
第1の実施形態を図1ないし図6を参照して説明する。
ピアス孔開け装置10は、図1に示すように、孔開け具
を押し出す穿通機構20および穿通後に細管を抜き取る
除去機構40を備えた装置本体11と、孔開け具が装填
されたカートリッジ60とによって構成されている。装
置本体11には、二分割されるケーシング12の上部中
央に、カートリッジ装着部13とピアス孔を開ける耳朶
を配置する耳朶配置部14とが設けられている。
【0019】穿通機構20の構成について説明する。ケ
ーシング12には、その内部から外部に貫通して摺動す
るロッド22が配されている。ロッド22のケーシング
12の内部に位置する側には、カートリッジ60に装填
されて装置本体11に装着された孔開け具3の基端部側
に、孔開け具3の軸線上に配設されたロッド21とロッ
ド23とがそれぞれロッド122に平行に付設されてい
る。ロッド21の先端21aは、ロッド22の移動によ
ってカートリッジ装着部13から外部に突出するように
なっており、ロッド22をケーシング12に押し込むこ
とによってロッド21、23はケーシング12内部を移
動し、特にロッド21はカートリッジ60に挿入され、
カートリッジ60から孔開け具3を押し出すようになっ
ている。さらにロッド23にはバネ30が通されてお
り、ロッド21をカートリッジ装着部13から離間させ
る方向に付勢している。
【0020】除去機構40の構成について説明する。ケ
ーシング12の内部には、耳朶配置部14を挟んでカー
トリッジ装着部13に相対し、カートリッジ60に装填
された孔開け具3の軸線上において孔開け具3に接近、
離間自在に支持されたアーム41と、このアーム41に
配設され、アーム41が孔開け具3に接近したときに孔
開け具3の先端部を把持する把持機構50とが設けられ
ている。
【0021】アーム41には、図2に示すように、前記
ロッド23に相対して垂直な壁部42と、この壁部42
に垂直な管状部43と、アーム41がカートリッジ装着
部13から離間したときにケーシング12から突出する
戻しロッド44とが設けられている。管状部43内側の
孔は壁部42に貫通しており、この管状部43に前記ロ
ッド23が摺動嵌合され、ロッド23に通されたバネ3
0が壁部42に押し当てられることによって、アーム4
1と、一体化された各ロッド21、22、23とがお互
いに離間方向に付勢されている。戻しロッド44には、
環状のクッション材47が通されている。
【0022】把持機構50の構成について説明する。ア
ーム41の上面には小軸51、52が立設されており、
この小軸51、52にこれらを支点としてカム53、5
4が取り付けられている。これらカム53、54の耳朶
配置部(図示せず)側の一端には爪55、56が形成さ
れ、さらにカム53、54の他端にはバネ57が配設さ
れ、てこの原理によって爪55、56を圧接させる方向
に付勢している。
【0023】さらに、ケーシング12の内部には、図3
に示すように、アーム41に近接して配され、アーム4
1が耳朶配置部14に接近したときに戻しロッド44に
形成された段部44aに係合してアーム41を停止させ
るストッパ45と、ロッド23に平行に付設されて一体
化された各ロッドと共に移動し、ケーシング12の内部
にロッド22が挿入されたときにストッパ45に当接し
てアーム41を開放するストッパ解除ロッド46(第3
の棒状体)とが備えられている。
【0024】ストッパ45には板状バネ部45aが一体
形成されており、ストッパ45はこの板状バネ部45a
に付勢されて戻しロッド44に押し当てられている。
【0025】ストッパ解除ロッド46の先端には、スト
ッパ45に形成された突出部45bに当接し、ストッパ
45を板状バネ部45aの弾性に抗して戻しロッド44
から離間させる傾斜部46aが形成されている。
【0026】カートリッジ60の構成について説明す
る。カートリッジ60には、図4に示すように、前面6
1から後面62に向けて貫通孔63が形成されている。
この貫通孔63は、前面61から後面62に向かうにつ
れて、開口部63b、中間部63aとその径が段階的に
小さくなり、中間部63aの径はピアス孔保護具2のフ
ランジ部2bの径とほぼ等しく設定されている。孔開け
具3は、この貫通孔63に前面61から針ガイド70
(ガイド)と共に装填されている。針ガイド70は例え
ばポリオキシメチレン(P.O.M.)等の硬質な弾性
材料からなり、孔開け具3の先端に装着された状態で貫
通孔63に押し込まれている。
【0027】針ガイド70は、孔開け具3の先端部(細
管4)を左右両側から挟む2分割式のガイド部材71、
72から構成されている。これらガイド部材71、72
は、孔開け具3を間に挟んだ状態のときに両側の側面7
1a、72aがそれぞれ開口部63bの内周面形状にあ
わせて曲面とされており、その半径は開口部63bの半
径よりも僅かに大きく設定されている。
【0028】また、ガイド部材71、72は、図5に示
すように、孔開け具3を挟んで対向する双方の壁面71
b、72bが平行に離間した状態とされるとともに、そ
の後方の端面71c、72cがすり鉢状に形成されてい
る。
【0029】壁面71b、72bには、その間に配置さ
れる孔開け具3の向きに沿って断面V字形の溝71d、
72dがそれぞれ形成されており、この溝71d、72
dに沿って孔開け具3が配置されている。
【0030】さらに、壁面71bには、ガイド部材72
の壁面72bに向けて突出する金属製の突起部73と、
この突起部73を内包しうる大きさの凹所74とが溝7
1cを挟んでそれぞれ配設されている。さらに、対向す
るガイド部材72の壁面72bには、ガイド部材71側
の突起部73に相対しこれと係合する凹所74と、ガイ
ド部材71側の凹所74に向けて突出しこれと係合する
突起部73とが溝72dを挟んでそれぞれ配設されてい
る。
【0031】なお、カートリッジ60は、針ガイド70
とともに孔開け具3を装填した状態で、加熱されたエチ
レンオキサイトガス等の気体内に一定時間配置されてガ
ス滅菌されている。
【0032】次に、上記のように構成されたピアス孔開
け装置10の使用法とその動作について説明する。ま
ず、孔開け具3が装填されたカートリッジ60をケーシ
ング12に装着したうえでピアス孔開け装置10を耳朶
Aに近づけ、耳朶配置部14に耳朶Aを配置する。
【0033】次に、取っ手24を持ってロッド22を挿
入すると、穿通機構20がバネ30の弾性力に抗して移
動し、ロッド21がケーシング12から突出してカート
リッジ60の内部に侵入し、細管4ともども孔開け具3
を押し出して耳朶Aに穿通する。
【0034】引き続き挿入を続けると、孔開け具3は針
ガイド70と共にカートリッジ60から完全に排出さ
れ、耳朶Aを貫いた孔開け具3の先端が爪55、56の
間に押し込まれ、細管4が把持機構50によって把持さ
れた状態となる。
【0035】さらに挿入を続けると、傾斜部46aの形
状に従って突出部45bが引き下げられ、これによって
ストッパ45は板状バネ部45aの弾性力に抗して下方
に移動して段部44aとの係合が解かれる。ストッパ4
5が解除されると、アーム41が圧縮されたバネ30の
弾性力によって耳朶配置部14から離間する方向に移動
し、それと同時に把持機構50は細管4を把持したまま
耳朶Aから離間して細管4の除去が完了する。
【0036】ところで、孔開け具3と針ガイド70と
は、当初図6(a)のようにピアス孔保護具2のフラン
ジ部2bを中間部63aの奥に配置し、孔開け具3の先
端を挟んだ針ガイド70を開口部63bに配置した状態
でカートリッジ60の内部に装填されている。この状態
から、穿通機構20を操作してロッド21による孔開け
具3の押し出しを開始すると、まず、図6(b)のよう
に針ガイド70はカートリッジ60の内部に留まったま
ま孔開け具3のみが溝71d、72dに沿って押し出さ
れて耳朶に穿通される。孔開け具3がさらに押し出さ
れ、ピアス孔保護具2のフランジ部2bが端面71c、
72cに突き当ると、図6(c)のように針ガイド70
は孔開け具3とともに押し出される。そして、針ガイド
70がカートリッジ60から完全に排出されると、図6
(d)のようにガイド部材71、72は自重により自然
に分離し、孔開け具3から離れて落下する。
【0037】上記のように構成されたピアス孔開け装置
10によれば、穿通機構20によって耳朶への孔開け具
3の穿通を、除去機構40によって耳朶からの細管4の
除去を行うことができる。さらに、穿通機構20と除去
機構40とが同調して作動するので、耳朶への孔開け具
3の穿通および耳朶からの細管4の除去を一環した流れ
をもって迅速に行なうことができる。
【0038】加えて、カートリッジ60の内部で孔開け
具3を拘止する針ガイド70においては、孔開け具3が
配置される溝71d、72dの断面形状がV字形とされ
て孔開け具3と針ガイド70との接触面積が小さくなっ
ており、孔開け具3をカートリッジ60から押し出す際
に、貫通孔63に押し込まれた針ガイド70とカートリ
ッジ60との摩擦抵抗が孔開け具3と針ガイド70との
摩擦抵抗よりも勝るので、針ガイド70をカートリッジ
60の内部に留めたままで孔開け具3のみを押し出すこ
とができる。
【0039】また、ガイド部材71、72にそれぞれに
設けられた突起部73と凹所74とが係合させておくこ
とにより、カートリッジ60の内部でガイド部材71、
72を一体として移動させ、さらに双方同時にカートリ
ッジ60から排出させることができる。
【0040】しかも、ガイド部材71、72は、突起部
73と凹所74との係合によって一体となってカートリ
ッジ60の内部を移動するものの、壁面71b、72b
が離間した状態となっていてガイド部材71、72どう
しは直に接してはいないので、カーリッジ60から排出
されたときに容易に分離するようになっている。
【0041】次に、本発明に係るピアス孔開け装置の第
2の実施形態を図7および図8を参照して説明する。な
お、上記第1の実施形態において既に説明した構成要素
には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0042】本実施形態におけるピアス孔開け装置は、
図7に示すように、カートリッジ60の構成が上記の実
施形態と異なるものである。カートリッジ60には、孔
開け具3とともに貫通孔63に押し込まれる一対のガイ
ド部材71、72をカートリッジ60の内部で係止する
係止爪部64、64が設けられている。これら係止爪部
64は、一対のガイド部材71、72を開口部63bに
押し込んだときに双方のガイド部材71、72の前方の
端面71e、72eにそれぞれ係合して針ガイド70を
開口部63b内に留めておくようになっている。
【0043】次に、上記のように構成されたピアス孔開
け装置10の動作について説明する。なお、装置の操作
自体は前記第1の実施形態で示した操作と全く同じであ
る。
【0044】孔開け具3と針ガイド70とは、当初図8
(a)のようにピアス孔保護具2のフランジ部2bを中
間部63aの奥に配置し、孔開け具3の先端を挟んだ針
ガイド70を開口部63bに配置した状態でカートリッ
ジ60の内部に装填されている。この状態から、穿通機
構20を操作してロッド21による孔開け具3の押し出
しを開始すると、図8(b)のように針ガイド70は係
止爪部64に係止されてカートリッジ60の内部に留ま
った状態が保たれ、孔開け具3のみが溝71d、72d
に沿って押し出されて耳朶に穿通される。孔開け具3を
さらに押し出すと、図8(c)のようにフランジ部2b
が端面71c、72cに突き当り、係止爪部64による
係止状態が解かれて針ガイド70が孔開け具3とともに
カートリッジ60から押し出される。そして、針ガイド
70がカートリッジ60から完全に排出されると、図8
(d)のように一対のガイド部材71、72は自重によ
り自然に分離し、孔開け具3から離れて落下する。
【0045】上記のように構成されたピアス孔開け装置
10によれば、係止爪部64によって針ガイド70がカ
ートリッジ60の内部に一時的に係止されて孔開け具3
のみが押し出され、針ガイド70による孔開け具3の支
持が耳朶の穿通が終わるまで確実になされて押し出し方
向に狂いが生じ難くなるので、耳朶の所望の位置への正
確な穿通が可能となる。
【0046】次に、本発明に係るピアス孔開け装置の第
3の実施形態を図9ないし図13を参照して説明する。
なお、上記第1、第2の実施形態において既に説明した
構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0047】本実施形態におけるピアス孔開け装置は、
図9に示すように、除去機構40の構成が前記第1の実
施形態と異なるものである。まず、アーム41の上面に
は、孔開け具3の穿通方向の両側に離間して膨出部4
8、48が設けられており、これら膨出部48には孔開
け具3の穿通方向に対して交叉する方向に切り込み溝4
8a、48aが向い合うように形成されている。これら
切り込み溝48aには、アーム41が孔開け具3に接近
したときにこの孔開け具3が先端から差し通されること
で孔開け具3を把持する把持部材58が着脱可能に配置
されている。
【0048】把持部材58は、図10および図11に示
すように、金属板を折り曲げ加工して製作されており、
孔開け具3に対して略垂直に配置される板状部58aの
両側には、切り込み溝48aにそれぞれ差し込まれる差
込み辺58b、58bが設けられ、さらに板状部58a
の上部にはこの把持部材をアーム41に対して着脱する
際のツマミとなる舌辺58cが設けられている。
【0049】板状部58aには、孔開け具3が差し通さ
れる位置に孔開け具3よりもやや径の小さい孔58dが
形成されており、この孔58dを中心として四方に広が
る放射状の切れ目が形成されることで孔の周囲に4枚の
板バネ部58eが設けられている。さらに、各板バネ部
58eは切れ目の中心を頂点として孔開け具3が差し込
まれる方向に向けて突出する錐状に折り曲げられてい
る。
【0050】また、把持部材58には、細管4の先端を
覆う被覆部材59が設けられている。被覆部材59は樹
脂製で、差し通された孔開け具3の先端すなわち細管4
が突出する板状部58aの一側面に配置されて細管4の
先端を覆う筒状部59aと、この筒状部59aと一体に
形成され、舌片58cを差し込まれる被着部59bとを
備えている。舌片58cにはかえし58fが設けられて
おり、舌片58cが被着部59bに差し込まれるとかえ
し58fが樹脂部分にくい込むことで被覆部材59が把
持部材58に固定されている。
【0051】次に、上記のように構成されたピアス孔開
け装置10の使用方法とその動作について説明する。な
お、装置の操作自体は前記第1の実施形態で示した操作
と全く同じである。
【0052】耳朶を貫いた孔開け具3が除去機構40に
達すると、図12(a)に示すように、孔開け具3の先
端は板バネ部58eの弾性力に抗して孔58dに差し込
まれ、各板バネ部58eによって周囲から締め付けられ
て把持された状態となる。
【0053】その後、アーム41が圧縮されたバネ30
の弾性力によって耳朶配置部14から離間する方向に移
動すると、図12(b)に示すように、把持部材58は
板バネ微部58eの弾性力により細管4を把持したまま
耳朶から離間し、細管4のみが耳朶から除去される。
【0054】最後に、把持部材58は、細管4を把持し
たままの状態でアーム41から取り外して使い捨てに
し、アーム41には新たな把持部材58を取り付ける。
【0055】上記のように構成されたピアス孔開け装置
によれば、各板バネ部58eが孔開け具3の差し込まれ
る方向に向けて錐状に屈曲されているので、孔開け具3
を板状部58aに差し込む際には、板バネ部58eが外
側に押し広げられるために孔開け具3が抵抗少なく差し
込まれる。また、孔開け具3から細管4のみを除去する
際には、耳朶と細管4との間に生じる抵抗によって細管
4を板状部58aから引き抜こうとする力が働くが、錐
状に屈曲された板バネ部58eがかえしの役割を果たし
つつ、細管4表面との摩擦も手伝って板バネ部58eが
内側に締まるために細管4がより強い力で把持されるの
で、把持部材58からの細管4の脱却が阻止され、細管
4を耳朶から確実に除去することができる。
【0056】また、細管4を把持したままの状態で把持
部材58をアーム41から取り外すことが可能なので、
把持部材58を使い捨てするものとして細管4の除去作
業を簡略化することができる。
【0057】さらに、把持部材58に把持された細管4
は被覆部材59に覆われているので、細管4の鋭利な先
端が外部に露出せず、把持部材58をアーム41から取
り外した後も細管4によって負傷する危険がなく、把持
部材58の交換を安全に実施することができる。
【0058】なお、上記第3の実施形態において説明し
た把持部材58の形状はその一例を示したものに過ぎ
ず、本発明の要旨を損うことのない範囲で適宜仕様を変
更しても構わない。例えば、板バネ部は4枚に限らず、
その他複数の板バネ部を放射状に備えるものであっても
よい。また、把持部材58には、図13に示すような各
種形状を有するものを使用してもよい。図13(a)に
示す把持部材58は、板状部58aに設けた複数の小孔
に筒状の被覆部材59を形成する樹脂の一部をインサー
ト成形することで板状部58aに被覆部材59を固定し
たものである。図13(b)に示す把持部材58は、樹
脂製の被覆部材を備えず、打ち抜き加工された1枚の金
属板を屈曲成形し、細管4を覆う被覆部59’と板状部
58aとを一体に設けたものである。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
ピアス孔開け装置によれば、穿通機構によって、孔開け
具をカートリッジから押し出して耳朶に穿って貫通させ
て孔を開け、さらに穿通機構に同調して作動する除去機
構によって、耳朶に貫通した孔開け具からピアス孔保護
具を孔に残して細管のみを除去し、耳朶への孔開け具の
穿通作業および耳朶からの細管の除去作業を一環した流
れをもって迅速に行なうことができる。
【0060】請求項2に記載のピアス孔開け装置によれ
ば、一対のガイド部材が孔開け具を間に挟んで離間した
状態となっており、ガイド部材どうしは直に接してはい
ないので、一対のガイド部材がカーリッジから排出され
たときにこれらを容易に分離させることが可能となり、
穿通作業を円滑に行うことができる。
【0061】請求項3に記載のピアス孔開け装置によれ
ば、一対のガイド部材にそれぞれ設けられた突起部と凹
所とが係合しているので、カートリッジの内部で一対の
ガイド部材を一体として移動させ、双方同時にカートリ
ッジから排出させることが可能となり、穿通作業を円滑
に行うことができる。
【0062】請求項4に記載のピアス孔開け装置によれ
ば、孔開け具が配置される溝の断面形状がV字形とされ
て孔開け具とガイド部材との接触面積が小さくなってお
り、カートリッジから孔開け具を押し出す際に、貫通孔
に押し込まれたガイド部材とカートリッジとの摩擦抵抗
が孔開け具とガイド部材との摩擦抵抗よりも勝るので、
針ガイドをカートリッジの内部に留めたまま孔開け具の
みを押し出すことが可能となり、穿通作業を円滑に行う
ことができる。
【0063】請求項5に記載のピアス孔開け装置によれ
ば、カートリッジに、孔開け具とともに貫通孔に押し込
まれる一対のガイド部材を孔開け具の押し出し方向前方
で係止する係止爪部が、双方のガイド部材に対応して設
けられており、双方のガイド部材は孔開け具による耳朶
の穿通が終わるまでカートリッジの内部に留まり、耳朶
の穿通が終わった後にピアス孔用保護具のフランジ部に
押されてカートリッジから押し出され、針ガイドによる
孔開け具の支持が、耳朶の穿通が終わるまで確実になさ
れて押し出し方向に狂いが生じ難くなるので、耳朶の所
望の位置への正確な穿通が可能となる。
【0064】請求項6に記載のピアス孔開け装置によれ
ば、把持部材がアームに着脱可能に配設されており、細
管を把持したままの状態で把持部材をアームから取り外
すことが可能なので、この把持部材を使い捨てするもの
として細管の除去作業を簡略化することができる。しか
も、耳朶を穿通した後の汚れた細管を直接手で触ること
なく処分できるので極めて衛生的に作業を進めることが
できる。
【0065】請求項7に記載のピアス孔開け装置によれ
ば、各板バネ部が孔開け具の差し込まれる方向に向けて
錐状に屈曲されており、孔開け具を板状部に差し込む際
には、板バネ部が外側に押し広げられるために細管が抵
抗少なく差し込まれるが、孔開け具から細管のみを除去
する際には、錐状に屈曲された板バネ部がかえしの役割
を果たし、板バネ部が細管表面との摩擦も手伝って内側
に締まるために細管を把持する力が強まるので、把持部
材からの細管の脱却が阻止され、細管を耳朶から確実に
除去することができる。
【0066】請求項8に記載のピアス孔開け装置によれ
ば、把持部材に把持された細管の先端は被覆部材に覆わ
れているので、耳朶から除去された細管の鋭利な先端が
外部に露出せず、把持部材をアームから取り外した後も
細管によって負傷する危険がなく、把持部材の交換を安
全に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るピアス孔開け装置の第1の実施
形態を示す分解斜視図である。
【図2】 図1に示す除去機構の構成を示す分解斜視図
である。
【図3】 同じく除去機構の構成を示す断面図である。
【図4】 図1に示すカートリッジの構成を示す斜視図
である。
【図5】 図4に示すガイド部材の斜視図である。
【図6】 カートリッジからの孔開け具の押し出し動作
を示す状態説明図である。
【図7】 本発明に係るピアス孔開け装置の第2の実施
形態を示す分解斜視図である。
【図8】 カートリッジからの孔開け具の押し出し動作
を示す状態説明図である。
【図9】 本発明に係るピアス孔開け装置の第3の実施
形態を示す分解斜視図である。
【図10】 図9に示す把持部材の側面図である。
【図11】 図10におけるXI−XI線矢視断面図で
ある。
【図12】 把持部材への孔開け具の差し込み動作を示
す状態説明図である。
【図13】 把持部材の他の実施形態の例を示す斜視図
である。
【図14】 従来のピアス孔穿通用の器具の一例を示す
斜視図である。
【図15】 本発明のピアス孔開け装置に使用される孔
開け具を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 ピアス孔保護具 3 孔開け具 4 細管 10 ピアス孔開け装置 20 穿通機構 40 除去機構 50 把持機構 58 把持部材 58e 板バネ部 59 被覆部材 60 カートリッジ 63 貫通孔 64 係止爪部 70 針ガイド 71、72 ガイド部材 71a、72a 側面 71b、72b 壁面 71d、72d 溝 73 突起部 74 凹所
フロントページの続き (72)発明者 水落 明 東京都北区田端6丁目1番1号 株式会 社加藤スプリング製作所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A44C 7/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状部の一端にフランジ部を有するピア
    ス孔用保護具と、該ピアス孔用保護具の棒状部が一端か
    ら内部に挿入され他端が鋭利に形成された細管とからな
    る孔開け具を使用して耳朶にピアス孔の開通および前記
    ピアス孔用保護具の挿入を行なう装置であって、 前記孔開け具を耳朶に押し付けて貫通させる穿通機構
    と、 該穿通機構に同調して作動し穿通機構によって孔開け具
    が貫通した耳朶から前記ピアス孔保護具を残して前記細
    管を除去する除去機構とを有する装置本体と、 孔開け具が内部に装填されて該装置本体に着脱自在に装
    着されるカートリッジとを備えており、 前記カートリッジには孔開け具が装填される貫通孔が形
    成され、該貫通孔の内部には、孔開け具を間に挟んだ状
    態で貫通孔に押し込まれて孔開け具を拘止し、孔開け具
    とともに貫通孔から押し出される一対のガイド部材が配
    備されていることを特徴とするピアス孔開け装置。
  2. 【請求項2】 前記一対のガイド部材は、前記孔開け具
    を間に挟んで互いに離間した状態で前記貫通孔の内部に
    配備されていることを特徴とする請求項1に記載のピア
    ス孔開け装置。
  3. 【請求項3】 前記一対のガイド部材のうち、少なくと
    も一方のガイド部材には他方のガイド部材に向けて突出
    する突起部が設けられ、他方のガイド部材には該突起部
    と係合する凹所が設けられていることを特徴とする請求
    項1または2に記載のピアス孔開け装置。
  4. 【請求項4】 前記一対のガイド部材について、前記孔
    開け具を間に挟んで対向する双方の壁面には、孔開け具
    の配置方向に沿って断面V字形の溝が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1、2、3のいずれかに記載のピ
    アス孔開け装置。
  5. 【請求項5】 前記カートリッジには、前記孔開け具と
    ともに前記貫通孔に押し込まれる前記一対のガイド部材
    を貫通孔の内部で係止し、孔開け具による耳朶の穿通が
    終わるまで一対のガイド部材を貫通孔の内部に留めてお
    く係止爪部が設けられていることを特徴とする請求項
    1、2、3、4のいずれかに記載のピアス孔開け装置。
  6. 【請求項6】 棒状部の一端にフランジ部を有するピア
    ス孔用保護具と、該ピアス孔用保護具の棒状部が一端か
    ら内部に挿入され、他端が鋭利に形成された細管からな
    る孔開け具を使用して耳朶にピアス孔の開通および前記
    ピアス孔用保護具の挿入を行なう装置であって、 前記孔開け具を耳朶に押し付けて貫通させる穿通機構
    と、該穿通機構に同調して作動し穿通機構によって孔開
    け具が貫通した耳朶から前記ピアス孔保護具を残して前
    記細管を除去する除去機構とを有する装置本体と、孔開
    け具が内部に装填されて該装置本体に着脱自在に装着さ
    れるカートリッジとからなり、 前記除去機構は、前記孔開け具の先端部側に配設される
    と共に、孔開け具の軸線方向に沿って孔開け具に接近、
    離間自在に支持されたアームと、 該アームに着脱可能に配設され、アームが孔開け具に接
    近したときに孔開け具が先端から差し通されることで孔
    開け具を把持する把持部材とを備えることを特徴とする
    ピアス孔開け装置。
  7. 【請求項7】 前記把持部材は、前記孔開け具に対して
    略垂直に配置される板状部を有し、 該板状部には孔開け具が差し通される位置を中心として
    放射状の切れ目が形成されることで複数の板バネ部が設
    けられ、さらに該板バネ部は切れ目の中心を頂点として
    孔開け具が差し込まれる方向に向けて突出する錐状に屈
    曲されていることを特徴とする請求項6に記載のピアス
    孔開け装置。
  8. 【請求項8】 前記把持部材には、差し通された状態に
    ある前記孔開け具の先端を覆う被覆部材が設けられてい
    ることを特徴とする請求項6または7に記載のピアス孔
    開け装置。
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