JPH06108169A - クロマトグラフイー溶出によるアニオン交換樹脂での金属イオンの分離 - Google Patents

クロマトグラフイー溶出によるアニオン交換樹脂での金属イオンの分離

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JPH06108169A
JPH06108169A JP5187487A JP18748793A JPH06108169A JP H06108169 A JPH06108169 A JP H06108169A JP 5187487 A JP5187487 A JP 5187487A JP 18748793 A JP18748793 A JP 18748793A JP H06108169 A JPH06108169 A JP H06108169A
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column
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Robert B Abolt
ロバート・ビー・アボルト
Gerald D Knepper
ジエラルド・デイ・ネツパー
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    • B01D15/08Selective adsorption, e.g. chromatography
    • B01D15/26Selective adsorption, e.g. chromatography characterised by the separation mechanism
    • B01D15/36Selective adsorption, e.g. chromatography characterised by the separation mechanism involving ionic interaction
    • B01D15/361Ion-exchange
    • B01D15/363Anion-exchange
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J41/00Anion exchange; Use of material as anion exchangers; Treatment of material for improving the anion exchange properties
    • B01J41/20Anion exchangers for chromatographic processes
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属イオン汚染物の分離、回収、精製。 【構成】 種々のソースからの汚染金属イオンをアニオ
ン錯体としてアニオン交換樹脂に吸着させておき、錯化
剤の濃度を下げて各金属を分離する方法。そのために使
用するカラムに負荷区域とシャープニング区域(仕上げ
区域)を設けた分離性能を向上させた装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アニオン錯体(ani
onic complexes)の形態でアニオン交換
樹脂に吸着されている、例えば廃ストリップー溶液及び
アクティベーターメッキ溶液のような種々のソースから
の金属イオン汚染物の分離、及びクロマトグラフィーに
よる溶出による金属の回収、分離及び精製に関する。
【0002】
【先行技術及び発明が解決しようとする課題】クロム、
鉛、銅、カドミウム等のような毒性金属を含有する廃H
Cl酸溶液(通常2−5M)は毒性廃水として分類され
る。これらの溶液は、電気メッキ工業、印刷回路基板の
製造、洗浄廃水(酸性鉱山排水を包含する)に使用され
るカチオン交換樹脂の再生を包含する多数のソースから
生じることができる。これらの毒性溶液を処理するため
に使用されている最も普通の方法は、不溶性金属水酸化
物を生成する中和及び沈殿であるが、この方法は、中和
剤、通常水酸化ナトリウムが比較的高価であるためコス
トがかかる。次いで、これらの溶液は、追加の費用で新
しい酸で置換されなければならない。他の欠点は、沈殿
したスラリーが指示された毒性埋立地に廃棄されなけれ
ばならない金属水酸化物の混合物から成るということで
ある。廃棄コストは“土地禁制法”(“Land Ba
n Act”)からの厳しい制約により上昇し続けてき
たしそして上昇し続けるであろう。更に、この実施は、
廃棄設備において問題が発生するならば、発生元の未来
の責任を停止しない。
【0003】J.P.Faris,“Adsorpti
on of the Elements from H
ydrofluoric Acid by Anion
Exchange,” Anal.Chem.,3
2,pp.520−522(1960); S.F.M
arsh et al.,“Anion Exchan
ge of 58 Elements in Hydo
bromic acidand in Hydroio
dic acid.,“Reprt LA−7084,
august 1978 by Los Almos
Scientific Laboratory; 及び
K.A.Kraus,et al.Proc.In
tern.Conf.Peaceful Uses A
tomic Energy,Geneva,7,113
(1956)には、アニオン交換樹脂への吸着による多
くの異なる溶液からのアニオン性金属錯体の除去のため
の種々の方法及びこれらの金属種のいくらかの分析的分
離技術が述べられている。これらの文献のすべては参照
により本明細書に加入する。樹脂からこれらのアニオン
性金属錯体を除去するのに現在使用される工業的技術は
それらを分離せず、従って依然として毒性溶液として分
類される溶液を生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの観点に従
えば、錯化溶液(complexating solu
tions)(即ち、HCl、HF、NaCN等)をア
ニオン交換樹脂と接触させてアニオン交換樹脂上にアニ
オン性金属錯体を吸着させる、錯化溶液(即ちHCl、
HF、NaCN等)からアニオン金属錯体を除去する方
法であって、、それにより錯化イオン(complex
ing ion)濃度を徐々に減少させて個々の金属錯
体をそれらのそれぞれの解離定数により決定されるとお
りに分解させ、かくして個々のアニオン性錯体の解離定
数の逆の順序でアニオン交換樹脂からはずし、お互いに
有効に分離することによるクロマトグラフィー溶出によ
り前記金属を前記溶液から選択的に除去することを含む
方法が提供される。
【0005】本発明の他の観点に従えば、アニオン交換
樹脂上の金属イオンの分離に使用するためのクロマトグ
ラフィー溶出カラムであって、負荷区域(loadin
gsection)と該負荷区域の底部に隣接した仕上
げ区域(finishing section)を有
し、該カラムは、アニオン交換樹脂上にアニオン金属錯
体を吸着させる目的でアニオン交換樹脂を収容するよう
にデザインされており、該カラムは廃錯化溶液を送るた
めの手段と、1種より多くの金属を含有する先のサイク
ルからの物質(このような物質は2つの引き続く純粋な
溶液の波の重なりから生じる)をカラムの頂部に送るた
めの手段と、好ましい態様として脱イオン水溶液(de
ionized water solution)をカ
ラムの頂部に送りそして錯化溶液、リサイクル溶液及び
脱イオン水を該樹脂を通して下向きに流すための手段、
を備え、それにより溶出系は錯化溶液から溶液中の金属
塩として金属を順次に除去及び分離し、仕上げ区域のデ
ザインは本方法の自然のクロマトグラフィー効果の増大
により金属イオンの分離を高めるようにしたカラムが提
供される。
【0006】金属汚染物の例は、鉄、亜鉛、カドミウ
ム、銅及びアニオン錯体を形成する上記した物質中に示
された他のものである。或る態様及び好ましい態様で
は、仕上げカラムが通常長さが4インチより大きく、約
30インチが好ましく、溶出溶液の流速はカラム断面積
平方フィート当たり分当たり約0.5ガロン(0.5g
pm/ft2)乃至5gpm/ft2であり、好ましい流
速は20℃で約1.7gpm/ft2であり、溶出溶液の
温度は約0℃乃至80℃であり、アニオン交換樹脂はよ
り高い流速の場合はマクロポーラス強塩基型I又はII
アニオン樹脂及び非常に遅い流速の場合はゲル型強塩基
性樹脂であり、錯化溶液は負荷区域と該負荷区域の底部
に隣接した約30インチ長さのシャープニング(sha
rpening)区域を含むクロマトグラフィーカラム
の頂部に加えられ、両区域はアニオン交換樹脂を収容し
ており、そして0.5乃至5gpm/ft2の流速及び約
0℃乃至80℃の温度で脱イオン水で溶出され、それに
より汚染性金属は順次に分離される。1サイクル中での
純粋な溶液の2つの引き続く波間の重なりは、次のサイ
クルの溶出期(elution phase)の開始時
にカラムの頂部に戻される。これは、分離された金属の
全体的収率を同時に100%に増加させながら、クロマ
トグラフィー溶出の最初の段階中に錯化アニオン(co
mplexing anions)のよりゆるやかな減
少を可能とする(このリサイクル溶液は脱イオン水より
多くの錯化アニオンを含む)。
【0007】本発明は、金属のクロロ錯体(このような
金属は鉄、亜鉛及びカドミウムである)として廃塩酸メ
ッキ溶液中に通常見いだされる樹脂上に負荷された(l
oaded)金属を、個々の金属に富んだ溶出液に分離
することが可能であるという発見に基づいている。溶出
された画分は、個々の金属イオンを含有する溶液とし
て、又は個々の金属水酸化物の沈殿として又は電解によ
り回収された金属それ自体として化学工業に販売するこ
とができる。
【0008】本発明は、前記した廃メッキ溶液に適用可
能であるのみならず、金属仕上げ工業及び他の錯化系の
外に他の分野にも均等な設備で適用することができる。
【0009】かくして、例えば、工業廃水及び酸鉱山排
水の処理において、イオン交換プロセスを使用して該水
から金属イオンを抽出する。次いで樹脂を、鉄、亜鉛、
銅、カドミウム及び廃水中に存在する他の金属で汚染さ
れている塩酸で再生する。この酸を本方法で他の廃塩酸
と同じようにして処理することができる。
【0010】他の用途には、印刷回路基板工業からの排
液の処理及び採鉱工業における浸出液(leachat
es)の処理が包含されるがこれらに限定されるもので
はない。
【0011】本発明の他の用途は、希土類元素の分離に
ある。現在の技術は、これらの元素をそれらのクロロ錯
体としてアニオン交換樹脂上に負荷し次いで、種々の異
なる量の塩化物イオンを含有する異なる溶液をカラムに
通すことによりそれらの元素を溶出する。本発明のクロ
マトグラフィー方法を用いると、多数の溶出溶液の代わ
りに1つのみの溶出溶液が必要でありそして溶出溶液の
総量は実質的に減少する。更に、溶出のために必要な時
間は、大幅に減少し、従って操作コストは有意に低い。
遷移金属イオン又は希土類金属イオンをクロロ錯体とし
てアニオン交換樹脂上に負荷することを可能とする方法
からの分離された金属イオンの回収は、本明細書に述べ
た方法及びそれに必須の装置により改良することができ
る。
【0012】最初に、例えば、廃塩酸ストリッピング溶
液中に、例えばクロロ錯体として、通常見いだされる金
属は([Mn+Clxy-)、式中Mn+はFe3+、Zn2+
及びCd2+である、であることに留意されるべきであ
る。
【0013】金属クロロ錯体の形成定数及び水性相と樹
脂相へのこれらの錯体の分配の平衡定数は、アニオン交
換樹脂上のこれらの金属錯体の分離を支配する。水性相
中の塩化物イオン濃度、従って水性相中の塩化水素酸の
重量モル濃度(molarity)はこれらのクロロ錯
体の分離性に強い影響を与える。
【0014】クロロ錯体の形成定数は、下記の順に減少
する:Cd2+>Zn2+>Fe3+。伴われる平衡に基づい
て、Cd2+錯体は樹脂に強く保持されることが予想され
るが、これに対してFe3+及びZn2+はより少ない強さ
で保持されるであろう。これらの金属の分離は、樹脂を
取り囲んでいる溶液中の[Cl-]を変えることにより
達成される。[Cl-]が下がるにつれて、Fe3+錯体
は分解し(breakdown)そしてFe3+は樹脂か
らはずれるが、Cd2+及びZn2+はそのままである。Z
2+錯体は、[Cl-]が更に下がるにつれて分解す
る。最後に、[Cl-]が殆どゼロにまで下がったと
き、Cd2+錯体は分解する。カラムからでてくる溶液は
1つの金属イオン種のみを含有する画分に分離される。
【0015】樹脂のまわりの溶液中の[Cl-]は、カ
ラムの頂部での脱イオン水の添加により減少する。この
水が最初の樹脂を通るにつれて、それは樹脂から過剰の
Cl-イオンを取り上げる。この水は[Cl-]の低下に
より分解される錯体からの金属イオンも取り上げる。溶
液がカラムを通り続けるにつれて、[Cl-]が蓄積
し、Cd2+クロロ錯体を樹脂上に戻すことができるレベ
ルに迅速に到達する。[Cl+]は、過剰の金属錯体が
仕上げ区域において再吸着されている状態で、金属クロ
ロ錯体のすべてが樹脂に再吸着されるまで、この第1容
積の溶出液中に蓄積し続ける。第1容積の溶液がカラム
を出るとき、それは金属を含まずそして4乃至5モル/
リットルのHCl濃度を有している。次の容積の水は、
金属が再吸着される前に、カラムを通ってさらに移動す
る。このプロセスが続くにつれて、金属のバンドが形成
されそして最初にFe3+、次いでZn2+、最後にCd2+
を伴い、カラムをゆっくりと下に移動する。カラムから
の第1流出液は、汚染されていないHClである。これ
は、十分な[Cl-]がイオン交換樹脂から除去される
と、純粋なFeCl3の溶液に変わる。FeCl3の後は
純粋なZnCl2の溶液が続き、最後に純粋なCdCl2
の溶液が続く。
【0016】本方法の性質は、イオン交換媒体を通り過
ぎる溶液の流速が、[Cl-]が媒体中で均一となって
金属クロロ錯体の1つの種のみが一時に分解するのに十
分に遅く且つ金属イオンが樹脂から溶液中に拡散して行
くのに十分に遅いことを必要とする。速度があまりにも
高ければ、Fe3+イオンのいくらかは、Zn2+錯体が分
解されるときでもまだ樹脂から拡散しているであろう。
1.7gpm/ft2の速度は、標準マクロポーラス樹脂
で15℃乃至25℃でこれらの方法を行うことを可能と
するのに十分に低い。ゲル型樹脂は、はるかに長い拡散
時間を必要とし、故にはるかに遅い流速を必要とする。
ローム・アンド・ハース社のIRA−938のような特
に高い速度の樹脂(high kinetic res
ins)はより短い拡散時間を有しており、それ故より
高い流速を使用することができる。
【0017】クロロ錯体の形成及び分解は、平衡反応で
あり、それらは、平衡定数の関数である平衡レベルに達
する各種の濃度と共に連続的に分解及び再形成する。結
果として、カラムが底部までずっと負荷されているなら
ば、錯体のいくらかはそれらが再形成されそして樹脂に
再吸着されうる前に分解しそして洗い出されるであろ
う。金属のこの流出を防止するために、樹脂の底部区域
を負荷しないままにする。この新しい技術は、個々の金
属塩化物流出液溶液中の高い純度を与える。この波シャ
ープニング区域(wave sharpening s
ection)の長さは、必要な純度及びカラム中の流
速の関数である。好ましくは、それは、この方法に必要
な流速のために30インチ(76.2cm)とするべき
であるが、後に指摘するように、仕上げ区域のための他
の長さを使用することができる。
【0018】分離品質は、下記式で計算した99%純度
の画分における各金属の収率により決定される。
【0019】
【数1】
【0020】式中、 [Mi+n]zone=99%純度画分内での種の平均濃
度、 zone=99%純度画分の濃度 [Mi+n]mix=混合画分内の種の平均濃度 Vmix=混合画分の容積、である。
【0021】分離品質は、流速が増加するにつれて低下
し、そしてそれはシャープニング区域の長さの増加と共
に増加する。
【0022】溶出において使用された脱イオン水の温度
は、分離品質に対する効果を有している。より高い温度
は拡散速度を増加させ、それにより一定の流速及び一定
のシャープニング区域の長さでの分離品質を増加させ
る。以下の実施例3は、分離品質が、溶出水の温度が1
10゜Fに上昇すると、高い流速(2.5gpm/f
2)の場合ですら高いレベルに維持され得ることを示
す。
【0023】図1に示された装置で行われる本発明の操
1.装置の1つの態様を図1に示す。塩化物形態で供給
されるダウ−M41又はローム・アンド・ハース アン
バーライトIRA−938のようなマクロポーラス強塩
基性アニオン交換樹脂75リットルをカラムに充填す
る。60リットルのこの樹脂は、カラム(5B)の負荷
区域を構成しそして15リットルはシャープニング区域
(scharpening section)を構成す
る。配管(19)、弁(20)、ポンプ(3)、弁
(4)及び(21)を通して脱イオン化系(18)から
供給された水で樹脂を洗浄しそして、同じようにしてタ
ンク(12)からの18%HCl25リットルで予備状
態調節する(preconditioned)。洗浄水
は弁(7)及び(22)、配管(23)を通して脱イオ
ン水系(18)に戻される。酸は弁(7)及び(2
4)、配管(25)を通してタンク(12)に戻され
る。流出液流れは、センサ(10)に基づいて水から酸
配管に切り替えられる。
【0024】2.含有廃酸(spent pregna
nt acid)を予備処理して10ミクロンより大き
い粒子及びグリース、油又は湿潤剤のような有機化合物
を除去する。有機物除去は、活性炭フィルター又は溶媒
抽出/回収操作又は他の適当な手段により達成すること
ができる。次に、廃酸をH22で処理して第1鉄イオン
を第2鉄状態に転換しそしてHClガスの添加により又
は蒸発及びその後の32%HClの添加により18%に
濃縮する。
【0025】3.廃酸中の金属の濃度を決定しそして、
頂部の2mの樹脂床のみを負荷する溶液の容積を下記に
示されたようにして計算する。
【0026】
【数2】
【0027】負荷区域中の樹脂60リットル×0.7モ
ル/リット容量=42モル
【0028】
【数3】 次いで、この容積を、使用した160mm直径のカラム
について1.7gpm/ft2又は1.3Lpmの流速
で、タンク(1)、弁(2)からポンプ(3)により弁
(4)を通してカラム(5)の頂部にポンプで送る。清
浄な酸は弁(7)流量計(9)、弁(11)を通って出
て清浄酸タンク(12)に入る。
【0029】4.廃酸に続いて直ちに、(18)からの
脱イオン水を、配管(19)、弁(20)、ポンプ
(3)、弁(4)及び(21)を通してカラム(5)の
頂部にポンプで送る。流速は同じままである。流出液
を、Fe3+についてセンサ(10)により監視し、それ
により、流出液が鉄を100ppmより多く含有する場
合には、流れは、弁(11)、(13)及び配管(13
A)を介して、清浄酸タンク(12)からFeCl3
ンクに切り替えられるようになっている。いかなる運転
でもFeCl3溶液の容積は、他の金属に対する廃酸中
のFeの割合に依存している。
【0030】5.FeCl3溶液をZnについてセンサ
(10)により監視する。溶液中のZnが50ppm以
上であるときは、流れは、弁(14)乃至配管(14
A)を通して混合金属タンクに切り替えられる。この点
で、Feの濃度は、典型的には、10g/l乃至25g
/lのピークから300ppm未満に下がる。Fe濃度
が50ppmに下がると、流れを弁(15)及び配管
(15A)を通してZnCl2タンク(示されていな
い)に切り替える。混合金属溶液の容積は少なくそして
それは少量のFe及びZnしか含有していない。この溶
液をカチオン交換カラム(26)で濃縮し、それをタン
ク(12)からの酸で溶出する。溶出液を再処理のため
にタンク(1)に戻す。
【0031】6.ZnCl2溶液は、5g/l乃至15
g/lのZn2+を含有している。流出液は、今度はCd
についてセンサ(10)により監視される。[Cd]が
50ppmを越えると、[Zn]が50ppm未満に下
がるまで再び弁(16)及び配管(16A)を通して配
管(15a)から混合金属タンクに切り替える。次いで
流出液流を配管(17)に切り替える。この混合金属溶
液の容積もまた金属の量と同様に少ない。この溶液も前
記(段階5)と同様にしてカチオン交換カラム(26)
で濃縮する。
【0032】7.CdCl2を、[Cd]についてセン
サ(10)により監視し、[Cd]が10ppm以下に
下がると、溶出は完了する。廃酸中の相対濃度に依存し
て、CdCl2溶液の大部分中の[Cd]は150pp
m乃至1500ppmである。この溶液のpHは3乃至
4である。この溶液を、カチオン交換カラム(29)に
通してCdを除去し、次いで弁(30)を通して脱イオ
ン水系(18)に戻す。カチオン交換カラム(29)を
タンク(12)からのHCl酸で溶出しそして約10g
m/l濃度を有する溶出液CdCl2は、弁(30)を
通って貯蔵タンク(31)に流れる。
【0033】8.系(18)からの脱イオン水(75リ
ットル)を弁(4)、(22)、(24)及び(7)を
通して上向きにポンプ(3)によりカラム(5)の底部
にポンプで送って、より良好に流れ動力学のために樹脂
床を再層化する(restratify)。空気のよう
なガスをこの時点で逃がし弁(6)を通して排気する。
【0034】9.樹脂はまだCl-形態にあるが、樹脂
ビーズ中の溶液及び樹脂ビーズのまわりの溶液は、次の
サイクルの開始の前に高い[Cl-]に再調節されなけ
ればならない。これは、タンク(12)からの清浄な1
8%HCl 25L(リットル)をポンプで送ることに
より達成され、センサ(10)が水の代わりに酸を示す
と、8Lpmでカラムを通る下向きの流れは、弁(7)
及び(24)、配管(25)を通って出てタンク(1
2)に至る。高い流速は、樹脂を詰め込んで、溝が形成
されるのを妨げる。系は今や、次のサイクルの用意がで
きている。
【0035】本発明を、下記の特定の実施例に関連して
より詳しく説明する。しかしながら、金属仕上げ工業に
より発生した塩酸溶液中に高い濃度の重金属イオンを含
有する廃メッキ溶液を取り扱う特定の実施例において本
発明を詳しく説明するが、本発明はこのような溶液に限
定されるものではなく、前記したように廃水又は工業プ
ロセス水の処理及びイオン交換方法を用いて種々の金属
を希土類金属のクロロ錯体として分離する希土類金属の
分離における如く、金属汚染物を除去することが望まれ
る他の分野にも等しく容易に適用することができること
は理解されるべきである。本発明は、クロロ錯体に限定
されるものではない。いかなるアニオン性金属錯化系
(anionic metal complexing
system)でも、参考文献に概略述べたような分
配係数及びそれらのそれぞれの解離定数に従って、本発
明により利用することができる。
【0036】標準的水道水を本発明に従って使用して錯
化剤(complexing agent)の濃度を低
くし、それにより錯化溶液から除去される金属を溶出す
ることができるが、本発明の好ましい態様では、この目
的に脱イオン水を使用し、それにより化学工業による使
用できるように清浄な溶出された画分を得ることも理解
されるべきである。或る場合には、蒸留水又は逆浸透に
より精製された水を使用すると、大抵の工業用グレード
の化学的基準を満足する溶出された画分が得られるであ
ろうということが認識される。これは、実際には、溶出
された画分の利用のされ方により決定されるべき問題で
ありそして現在の市場の状況又は特定の消費者のニーズ
により決定されるであろう。
【0037】
【実施例】実施例1 試験の目的で、1.5インチ直径のカラムを設置し(前
記したものと同一)そして4リットルのDow M41
樹脂を充填し、そのうち3リットルは負荷区域にそして
1リットルはシャープニング区域(30インチ)に充填
する。地方のメッキ工場からの廃アクチベーター浴(s
pent activator bath)5リットル
を予備処理しそしてカラムに負荷する。脱イオン水(2
0℃)を、80ml/分(1.7gpm/ft2)でカラ
ムに通す。流出液の各容積の画分の試料を採取し、次い
で金属含有率について分析する。1.0リットルの清浄
な4MHClは第1画分を構成する。鉄22.8mg又
は負荷された(loaded)鉄の95.2%及び亜鉛
0.42mgを含有するFeCl3 1.75リットルは
第2画分を構成する。0.48gmのZn及び0.42g
mFeを含有する混合金属イオン溶液0.25リットル
の容積は、第3画分を構成する。98.7%の純度に対
して71.3gmのZn又は負荷されたZnの99.1%
及びFe0.64gm+0.3gmCdを含有するZnC
2溶液12.5リットルは第4画分を構成する。100
mgZn及び200mgCdを含有する混合金属イオン
金属溶液0.5リットルは第5画分を構成する。13.4
gmCd及び120mgZnを含有するCdCl2溶液
30.5リットルは第6の且つ最後の画分を構成する。
これらの結果を下記の表Iに示す。
【0038】
【表1】
【0039】実施例2 この実施例は、シャープニング区域の長さが分離品質に
いかに影響するかを示す。実施例1で使用した装置、流
速及び温度と同じに保った。同じ廃酸8リットルをカラ
ムに通し、それにより60%多くの金属イオンを樹脂に
負荷して、シャープニング区域を約3インチに減少させ
る(目で見て決定)。
【0040】各画分中の金属の量を下記の表IIに示
す。98%純度画分の収率は、実施例1より2−4%低
下し、これはゾーンの重なりが増加したことを反映して
いる。しかしながら、収率は93%以上である。
【0041】
【表2】
【0042】実施例3 この実施例は、熱水溶出が、いかに分離品質を下げるこ
となく流速の増加を可能とするかを示す。同じ装置を使
用するが、流速を120ml/分に増加させる。同じ廃
酸5リットルをカラムに通して、樹脂に金属イオンを負
荷する。脱イオン水を50℃に加熱し、次いでカラムに
通す。結果を下記の表IIIに示す。この実施例の収率
は、実施例Iの収率より高い。
【0043】
【表3】
【0044】図2に示された装置で行われる本発明の操
装置の第2の態様を図2に示す。
【0045】18インチの直径、長さ13.5フィート
のカラムに、塩化物の形態で供給されるDow M−4
1又はローム・アンド・ハース社のIRA−938のよ
うなマクロポーラス強塩基性アニオン交換樹脂500リ
ットルを充填する。この樹脂の375リットルは、カラ
ムの負荷区域(1B)を構成しそして125リットル
は、シャープニング区域を構成し、約3フィートのヘッ
ドスペース(1A)を残す。流速(2)、カラム圧
(3)、温度(4)、pH(5)、伝導度(6)、ヘッ
ド空間中の溶液レベル(7)及び負荷区域の端部の金属
濃度(8)及び溶出液中の金属濃度(9)を測定するセ
ンサは、プロセス制御コンピューター(10)により監
視される。コンピューターは、アナログ及びディジタル
IO容量(又は互換性)を有するIBM PC又はOp
to22、Mystic100又は200のような標準
プログラマブル・ロジック・コントローラーであること
ができる。コンピューターは、プログラムされたソフト
ウエアーに従って、センサからの入力に基づいて、弁及
びポンプを操作して、送入(input)溶液の流れ及
びカラム取り出し(output)溶出液溶液の流れを
指示する。
【0046】センサ(8)及び(9)は、伝導度セン
サ、酸化還元電位センサ、pHセンサ、X線蛍光アナラ
イザー又は赤外検出器であることができるが、これらに
限定されるものではない。
【0047】好ましくは、センサ(8)及び(9)は、
各々、チューブ(103)に取り付けられた光源(10
1)及び光電池(102)から成る図5に構成図で示さ
れた不透明度検出器(opacity detecto
r)を含んで成り、カラム中の流体の試料は(8)又は
(9)において負荷区域(1B)の端部及びカラムの出
口(1C)で該チューブを通過する。好ましい態様で
は、光源(101)は、1個又はそれより多くの発光ダ
イオード(図3)から成りそして光電池(102)は、
光源からカラム中の流体の試料を通って進む光の強度に
応じて抵抗が変わるフォトダイオード(図4)から成
る。フォトダイオードは、フォトダイオードの抵抗の変
化に応答する電気的信号、従って流体の試料の不透明度
の目安、を発生するための適当な回路に接続される。適
当な回路は図6に示されており、図6においてはフォト
ダイオードPClは、コンピューターを制御するために
好適な出力を発生するための平衡ブリッジ回路(bal
anced bridge circuit)に接続さ
れている。有利には、光源は、検出されるべき金属イオ
ンのそれにマッチする着色光を発生するように選ばれ
る。例えば、緑色光は点(8)におけるクロムイオンの
感度及び検出を高めるであろう。
【0048】1.含有廃酸を予備処理して1.0ミクロ
ンより大きい粒子及びグリース、油又は湿潤剤のような
有機化合物を除去する。有機物除去は、活性炭フィルタ
ーにより又は溶媒抽出/回収操作により又は他の適当な
手段により達成することができる。次に、廃酸をH22
又はO2又はCl2で処理して第一鉄イオンを第二鉄状態
に転換しそしてHClガスの添加又は蒸発及びその後の
32%HClの添加により18%に濃縮する。
【0049】2.コンピューターにより指示されると、
5.0M塩酸40ガロンをカラムの頂部にポンプで送っ
て樹脂床を再生する。出液は、先に負荷された廃酸中の
カドミウムの存在により決定された低亜鉛又はカドミウ
ムサブシステムに向けられる。
【0050】3.コンピューターは、レベル検出器
(7)を利用して2つの似ていない溶液の混合を最小に
するために、カラム中の清浄な再生剤酸のレベルを樹脂
の頂部のすぐ上のところに下がらせた後廃酸をカラム頂
部に向ける。追加の廃酸をカラムに加えそして再び運転
全体にわたりすべての同様な場合になされると同じく樹
脂の頂部のすぐ上のところに下がらせる。廃酸の流れ
は、負荷区域の底部のセンサが、樹脂が現在所望の量ま
で負荷されていることを指示する金属イオンの存在を検
出するまで続けられる。
【0051】4.コンピューターは、流量制御弁(1
1)を調節し、それにより樹脂を通る流速を所望の値に
維持する。コンピューターは、加圧された空気の添加、
弁(12)又は過剰の圧力の排気、圧力逃がし弁(1
3)によりカラムの頂部の圧力も調節し、それによりカ
ラムの溶液に対して正の一定の圧力を与えることにより
流量制御を助ける。
【0052】5.次に、コンピューターは、ポンプで送
られるべき25ガロンの金属を含まない5.0塩酸プラ
グをカラムに向けて、保持されていないカチオン、即ち
Cr3+を溶出する。
【0053】6.清浄な酸プラグの終了に伴い、pH
2.0の100ガロンの混合金属/リサイクル溶液(先
の運転の混合相の期間に得られた)をカラムに加えて、
有効金属回収収率を100%に増加させる。オンライン
流量計(14)は100ガロン添加の信号を出す。
【0054】7.コンピューターは次に脱イオン水を、
水系(16)から送入弁列(input valve
bank)(15)を通してカラムに向ける。
【0055】8.伝導度センサ(6)は、溶出している
塩酸の存在を指示し、コンピューターをして取り出し流
れ(output flow)を取り出し弁列(out
put valve bank)(17)を通して生成
物酸回収タンク(18)に向けさせる。
【0056】9.センサ(9)(XRF、比色計、オン
ライン滴定装置又は他の適用可能な装置)は、溶出液中
の鉄又は鉄/銅混合物の存在を示し、コンピューターを
して出し弁列(17)を切り替えるように指示させて流
れを適当な二次処理系(19)に向けさせる。
【0057】10.特定の画分の金属濃度の減少を指示
しているセンサからの入力は、コンピューターに、溶出
液を、センサがもはや金属の存在を検出しなくなるま
で、適切な弁を通して混合金属/リサイクルタンク(1
9)に向けるように信号を出す。
【0058】11.センサ(9)により検出される金属
の不存在下では、コンピューターは溶出液を、伝導度セ
ンサ(6)が或るレベルに達するまで、亜鉛又は亜鉛/
鉛回収タンク(19)に向ける。
【0059】12.伝導度センサ(6)からの入力によ
り指示されると、コンピューターは適切な弁を切り替え
て溶出液を低レベル亜鉛サブシステム(19)に向け
る。
【0060】13.元の含浸酸(original i
mpregnated acid)中にカドミウムが存
在しているならば、溶出液センサ(9)は溶出液中のカ
ドミウムの到達の信号を出しそしてコンピューターに適
切な弁をカドミウムサブシステム(19)に切り替える
ように指示しそしてカドミウムがもはや検出されなくな
るまでこの配置を維持するように指示する。
【0061】14.上記基準のすべてがかなえられたな
らば、コンピューターは系をそれ自体運転停止するよう
に指示する。
【0062】負荷区域(1B)及び仕上げ区域(1C)
は、好ましくは、同じ室又はカラム内に含まれるけれど
も、或る装置においては、これらの2つの区域は、流体
を1つの室から他の室に運ぶようにパイプ又はチューブ
により適当に連結された別々の室に配置することができ
る。この場合に、センサ(8)は接続パイプ又はチュー
ブ内に配置することができる。
【0063】実施例4 試験の目的で、図2に示されたような、第2の態様で述
べられた如き18インチ直径のカラムを設けそしてコン
ピューターにより指示させ、40ガロンの5M塩酸をカ
ラムの頂部にポンプで送って樹脂床を再生する。次に、
第一鉄イオンを第二鉄イオンに酸化するように予め状態
調節され、1.0ミクロンフィルタでろ過されて粒状物
を除去され、0.90g/Lクロム、8.5g/L鉄、
2.4g/L銅、9.6g/L亜鉛及び0.19g/Lカ
ドミウムで汚染されている155ガロンの5M塩酸をカ
ラムに負荷する。これに続いて、25ガロンの金属を含
まない塩酸をカラムに加えて、保持されていない種、即
ちクロムを溶出する。次に、pH2.0の先の運転から
の混合金属/リサイクル溶液100ガロンをカラムに加
えて、有効金属回収収率を100%に増加させる。最後
に、60℃の脱イオン水を、サイクルが完了するまで連
続的にカラムに加える。試料を流出液の各容積画分から
採取し、次いで金属含有率を分析する。96ppmのク
ロムを有する5.0M塩酸145ガロンは第1画分を構
成する。2ppmの亜鉛を有する、25.03g/L又
は95.0%鉄及び7.14g/L又は96.0%銅を有
するFeCl3及びCuCl250ガロンは、第2画分を
構成する。2.6g/L鉄、0.595g/L亜鉛を有す
る混合金属/リサイクル溶液25ガロンは第3画分を構
成する。7ppm鉄及び5ppm銅を伴ってカラムに負
荷された亜鉛2.78g/L又は97.3%のZnCl2
521ガロンは、第4画分を構成する。0.139g/
L亜鉛及び9PPMのカドミウムを有する第2混合金属
/リサイクル溶液75ガロンは、第5画分を構成する。
そして負荷されたカドミウム0.413g/L又は97.
6%及び4ppm亜鉛を有するCdCl270ガロンは
第6の最終画分を構成する。これらの結果を下記の表I
Vに示す。
【0064】この実施例は、本発明が第2の態様で示さ
れたより大きい規模で実行することができること及びプ
ロセス制御コンピューターの使用が本発明の全体的有効
性を高めることを示す。或る場合には、同じ割合をもっ
た2種の金属を同時に溶出することも必要であるが、こ
れは本発明の適用性を決して限定するものではない。
【0065】
【表4】
【0066】本発明は、毒性廃液、特に電気メッキ工
業、廃水処理工業で発生する塩化水素酸、又は例えば希
土類元素分離における如く重金属で汚染された或る濃度
の錯化イオンを有する溶液に見いだされる重金属イオン
を分離する新規な方法を示す。本方法は、毒性金属をイ
オン交換樹脂上にアニオン性錯体として最初に吸着させ
た後に適用され、それにより溶液を再使用できるように
清浄化する。次いで本発明は、金属を各他の金属から溶
出方法により分離する。この溶出方法は、樹脂を取り囲
んでいる溶液中の水の添加により錯化イオン濃度を徐々
に低下させて、個々の金属錯体を分解させそして金属塩
の濃縮された高純度溶液においてイオン交換カラムから
洗い出すことを伴う。
【0067】この方法におけるこれらの金属の分離は、
下記の要件A及びBを必要とする特定的にデザインされ
そして操作されるイオン交換カラムを必要とする。
【0068】A)樹脂ビーズ中へ及び樹脂ビーズからの
イオンの拡散が溶液の各増分カラムが樹脂の次の増分容
積に進む前に完了に達することを可能とするように十分
に低い流速及びB)最初の操作サイクルにおいて金属錯
体を負荷されず、それによりより安定な金属錯体の清浄
な溶液中への早すぎるブリーディング及びカラムから最
初に洗い出される安定性のより少ない金属錯体の早すぎ
るブリーディングを防止する、カラムの底部のイオン交
換樹脂のシャープニング区域。
【0069】本発明を、約30インチのカラムのシャー
プニング区域の長さに関して特定的に説明してきたが、
所望により異なる長さを使用することができることは理
解されるべきである。かくして、約4インチ又はそれよ
り大きい長さのシャープニング区域を使用して金属の優
れた分離を達成することができる。
【0070】更に、イオン交換媒体を通り過ぎる溶液の
流速は約1.7gpm/ft2であると説明してきたが、
0.5乃至5gpm/ft2の流速を、所望により或る条
件下に使用することができる。より遅い流速は単位時間
当たりの処理される容積を犠牲にして分離及びピーク濃
度を増加させるが、より早い流速は、処理される容積を
増加させるが分離及びピーク濃度を減少させる。これ
は、希釈溶液(脱イオン水)の温度を50℃に上昇させ
る場合に特に真実である。希釈系の温度は分離品質に対
する効果を及ぼしそして通常5℃から80℃のオーダー
の温度を使用することができる。
【0071】いかなる強塩基アニオン交換樹脂でも使用
することができるが、しかしながら、Dow−M41の
ようなマクロポーラス型は早い拡散(より高い速度)を
可能とし、故に早い流速を可能とする。ローム・アンド
・ハース社のIRA−938のような高い多孔度を有す
る樹脂ですら、より高い流速を可能とするか又は同様な
流速でのより良好な分離を与える。更に、より短いシャ
ープニング区域の長さは、より高い速度の樹脂の場合に
使用することができる。
【0072】溶出溶液中の錯化イオンの存在は、プロセ
スを遅くしそして必要な再生剤の容積を増加させるであ
ろう。しかしながら、これは、2種の金属種が第二銅イ
オン及び第二鉄イオンのような同様な分配係数を有する
ような或る場合に必要なことがある。溶出相の始めの錯
化イオン及び金属汚染物を含有する先のサイクルからの
重なりのカラムの頂部への導入は、少ない百分率の廃棄
物(重なり)が更に処理されることなくリサイクルされ
るのでプロセスの全体的効率を増加させると共に金属の
分離も高める。
【0073】今日までに上記した方法により分離が成功
した金属は、HCl中の Fe Zn Cd Cr Fe Zn Cd ここに、Crは酸中に残
る Ni Fe Zn Cd ここに、Niは酸中に残
る Ni Cu Zn Cd ここに、Niは酸中に残
る Cr Cu Zn Cd ここに、Crは酸中に残
る Ni Cu Pb Sn ここに、Niは酸中に残
る Fe Cu Sb Zn である。
【0074】1つの錯化溶液のみにおいて40+金属を
与えられる順列及び組み合わせの数は莫大であることに
留意されるべきである。しかしながら、実験室でこれま
で試みられてきたすべての場合に、結果は加入された参
考文献に与えられた分配係数から容易に予想される。こ
れらの係数については、これらの参照された錯化系にお
ける金属の多くの可能な組み合わせのための本発明の性
能を予想することが可能である。
【0075】本明細書全体にわたり使用された“錯化溶
液”(“complexing solution
s”)という用語は、金属メッキ溶液、カチオン交換ス
トリッピング溶液、溶媒抽出ストリッピング溶液、鉱物
又はプロセス浸出液、回路基板製造溶液又は他の工業的
プロセス溶液が包含するが、これらに限定されるもので
はない。用語“錯化溶液”は、塩酸、フッ化水素酸、ヨ
ウ化水素酸、臭化水素酸又は1種又は1種より多くのア
ニオン遷移金属錯体を形成する他の溶液、及び金属汚染
物が鉄、亜鉛、カドミウム、クロム、銅、ニッケル、
錫、鉛、銀、金、水銀及び溶液注でアニオン錯体を形成
する他の金属も包含する。
【0076】本発明の主なる特徴及び態様は以下のとお
りである。
【0077】1.遷移金属イオンが錯化溶液からそれら
のアニオン錯体としてあらかじめ吸着されているアニオ
ン交換樹脂から遷移金属イオンを選択的に除去する方法
であって、種々の金属をそれらの異なる錯体解離定数に
従ってそれら自体を分離させるように制御された方法
で、該樹脂に接触している該溶液中の錯化剤の濃度を下
げ、それにより高い純度のクロマトグラフィー分離を可
能として、これらの金属を回収することを特徴とする方
法。
【0078】2.錯化溶液が、塩酸、フッ化水素酸、ヨ
ウ化水素酸、臭化水素酸、及び1種又は1種より多くの
アニオン遷移金属錯体を形成する他の溶液から成る群よ
り選ばれ、金属汚染物が、亜鉛、鉄、カドミウム、クロ
ム、銅、ニッケル、錫、鉛、銀、金、水銀及び該溶液中
でアニオン金属錯体を形成する他の金属から成る群より
選ばれる、上記1に記載の方法。
【0079】3.錯化溶液が、金属メッキ溶液、カチオ
ン交換ストリッピング溶液、、溶媒抽出ストリッピング
溶液、鉱石処理浸水溶液、回路基板製造溶液、及び金属
錯体を含有する他の工業的プロセス溶液から成る群より
選ばれる、上記1に記載の方法。
【0080】4.溶出溶液の流速が、平方フィート当た
り分当たり約0.5ガロン(gpm/ft2)乃至5gp
m/ft2である、上記1に記載の方法。
【0081】5.流速が20℃で約1乃至2gpm/f
2である、上記4に記載の方法。
【0082】6.溶出溶液の温度が約0℃乃至80℃で
ある、上記1に記載の方法。
【0083】7.アニオン交換樹脂が、強塩基第四級ア
ンモニウム−DVB型標準樹脂、好ましくはマクロポー
ラス(高い速度)型I又は型IIである、上記1に記載
の方法。
【0084】8.金属錯体を含有する溶液をクロマトグ
ラフィーカラムの頂部に加え、該クロマトグラフィーカ
ラムは負荷区域と、シャープニング区域を含み、該シャ
ープニング区域は必要な純度が達成されるまで分離効果
を増加させるのに十分な長さであり、このような長さ
は、約30インチであり、両区域は、アニオン交換樹脂
を含んでおり、そして0.5乃至5gpm/ft2の流速
で約0℃乃至80℃の温度で水により溶出され、それに
より汚染性金属はそれらの塩化物として順次に分離され
る、上記1に記載の方法。
【0085】9.重なりにより1種より多くの金属を含
有する溶出された溶液を、次の負荷サイクルの直後にカ
ラムの頂部に加え、それによりより小さい錯化イオン濃
度勾配で溶出工程を開始し、それにより分離品質を良く
すると共に不純物含有混合溶液の二次処理をなくする、
上記8に記載の方法。
【0086】10.或る容積の清浄な錯化溶液を負荷サ
イクルの直後にカラムの頂部に加えて、HCl中で、ア
ルミニウム、クロム、ニッケル、カルシウム、ナトリウ
ム、マグネシウム等のような、錯化溶液中にあるが錯体
を生成せず従って樹脂に負荷されない金属を洗い出すの
を助け、それによりこれらの金属及び溶出される最初の
金属間の分離を大幅に増加させる、上記8に記載の方
法。
【0087】11.アニオン交換樹脂上の金属イオンの
分離に使用するためのクロマトグラフィー溶出カラムで
あって、負荷区域(loading section)
と該負荷区域の底部に隣接した仕上げ区域(finis
hing section)を有し、該カラムはアニオ
ン交換樹脂上にアニオン金属錯体を吸着させる目的でア
ニオン交換樹脂を収容するようにデザインされており、
該負荷区域は長さが30インチより長く、該仕上げ区域
は長さが10インチより長く、該カラムは、金属を含ん
だ錯化溶液を該カラムの頂部に送るための手段と、水を
該カラムの頂部に送るため及び両該溶液を該樹脂を通し
て下向きに流れさせるための手段と、該溶液が該カラム
を出る時の該溶液の流速を、カラムの断面積1平方フィ
ート当たり分当たり0.5乃至5ガロンに制御するため
の手段を備え、それにより溶出系は溶液中の金属塩とし
て金属をお互いに順次に除去及び分離し、該仕上げ区域
のデザインは、本方法の自然のクロマトグラフィー効果
の増大により金属イオンの分離を促進するようになって
いることを特徴とするクロマトグラフィー溶出カラム。
【0088】12.負荷区域がいつ完全に負荷されたか
を決定して、負荷サイクルを仕上げ区域の負荷の前に終
了させることができるようにするための装置を含み、該
装置は、色、伝導度、酸化還元電位、X線蛍光又は錯化
溶液中に存在する特定の金属イオンの存在を検出するの
に適した他の検出手段に基づく、但しこれらに限定され
るものではない、センサ又は検出器を備えている、上記
11に記載の装置。
【0089】13.負荷サイクルから溶出サイクルへの
移り変わり期間又は該カラムへの入り溶液が帰られる2
つのサイクルの移り変わり期間に異なる溶液の混合を最
小にする目的で、イオン交換樹脂の上のカラム中のヘッ
ドスペース中の供給溶液のレベルを感知及び制御するた
めの装置を含み、該装置は、標準的レベル制御装置から
成るか又は該カラムにおける目視検査口(view p
ort)を通しての視覚による検出による、上記11に
記載の装置。
【0090】14.加圧空気を該カラムに加えるか又は
該カラムから排気して、該カラムを通る溶液の所望の流
速を達成するのに必要なカラム圧力を維持することによ
り、イオン交換樹脂上のヘッドスペース中の圧力を制御
するための手段を含む、上記11に記載の装置。
【0091】15.該カラムから溶出されたままの個々
の金属画分及び純度を検出するための手段及び該異なる
金属含有溶出液溶液を適切な貯蔵タンクに向けるための
区域を含み、該装置は、元の溶液中に存在する金属種間
の識別をすることができる1個又はそれより多くの検出
器を備えている、上記11に記載の装置。
【0092】16.全体の方法及び装置を、該方法を制
御するためのセンサに応答する電子工学的コンピュータ
により自動的に制御する、上記11に記載の装置。
【0093】17.少なくとも、それぞれの金属イオン
を錯化するのに必要な所与の値以上の濃度で錯化剤を含
有する錯化溶液中に存在する複数の金属イオンのクロマ
トグラフィー分離方法であって、該錯体は互いに異なる
それぞれの解離定数を有しており、該方法は、該錯化溶
液をアニオン交換樹脂床の上に通し、それにより該樹脂
を該溶液と接触させて、該樹脂により金属錯体を吸着さ
せそして該錯化溶液から金属錯体を除去する工程と、残
留錯化溶液を該樹脂床から流れ出させる工程と、該樹脂
に接触している溶液中の錯化剤の濃度を、最も高い解離
点を有する第1金属錯体を解離させそして該樹脂から拡
散させて出させるのに十分な期間、該第1錯体以外の存
在するすべての金属錯体の解離点以上に到達させそして
維持するように制御された方法で、該イオン交換樹脂を
相溶性の非反応性希釈剤と接触させるように、該交換樹
脂の上に該相溶性の非反応性希釈剤を通す工程と、該樹
脂床の上に該希釈剤を流し続けて、樹脂に接触している
溶液中の錯化剤の濃度を、二番目に高い解離点を有する
第2金属錯体を解離させそして樹脂床から拡散させて出
させるのに十分な期間、該第2金属錯体の解離点以外の
すべての解離点以上に到達させそして維持するように、
該錯化剤の濃度を更に変える工程を含むことを特徴とす
る方法。
【0094】18.該金属の各が錯体から選択的に解離
されそして樹脂床から拡散して出るまで、該希釈剤を該
樹脂床の上に流し続けることを更に含む、上記17に記
載の方法。
【0095】19.錯化剤が塩酸であり、第1及び第2
金属イオン錯体が、それぞれ、鉄及び亜鉛である、上記
17に記載の方法。
【0096】20.錯化剤が塩酸であり、第1及び第2
金属イオン錯体が、それぞれ、鉄及び亜鉛である、上記
18に記載の方法。
【0097】21.少なくとも、それぞれの金属イオン
を錯化するのに必要な所与の値以上の濃度で錯化剤を含
有する錯化溶液中に存在する複数の金属イオンのクロマ
トグラフィー分離方法であって、該錯体は互いに異なる
それぞれの解離定数を有しており、該方法は、該錯化溶
液をアニオン交換樹脂床の上に通し、それにより該樹脂
を該溶液と接触させて、該樹脂により金属錯体を吸着さ
せそして該錯化溶液から金属錯体を除去する工程と、残
留錯化溶液を該樹脂床から流れ出させる工程と、該樹脂
に接触している溶液中の錯化剤の濃度を、他よりも高い
解離点を有する少なくとも1種の金属錯体を解離させそ
して該樹脂から拡散させて出させるのに十分な期間、該
他よりも高い解離点を有する少なくとも1種の金属錯体
以外の存在するすべての金属錯体の解離点以上に到達さ
せそして維持するように制御された方法で、該イオン交
換樹脂を相溶性の非反応性希釈剤と接触させるように、
該交換樹脂の上に該相溶性の非反応性希釈剤を通す工程
と、該樹脂床の上に該希釈剤を流し続けて、樹脂に接触
している溶液中の錯化剤の濃度を、残りの金属錯体の解
離点の少なくとも1つ以外のすべての解離点以上に、第
2のこのような金属錯体を解離させそして樹脂床から拡
散させて出させるのに十分な期間、到達させそして維持
するように、該錯化剤の濃度を更に変える工程を含むこ
とを特徴とする方法。
【0098】22.該金属の各々が錯体から選択的に解
離されそして樹脂床から拡散して出るまで、該希釈剤を
該樹脂床の上に流し続けることを更に含む、上記21に
記載の方法。
【0099】23.錯化剤が塩酸であり、より高い解離
定数を有する金属錯体が銅及び鉄の錯体であり、他の金
属イオン錯体には亜鉛及び鉛が包含される、上記21に
記載の方法。
【0100】24.錯化剤が塩酸であり、より高い解離
定数を有する金属錯体が銅及び鉄の錯体であり、他の金
属イオン錯体には亜鉛及び鉛が包含される、上記22に
記載の方法。
【0101】25.廃塩酸溶液から複数の金属イオンを
お互いにクロマトグラフィー分離する方法であって、該
溶液は所与の塩化物イオン濃度を有しており、該金属イ
オンは有意な量で存在しており、該金属イオンはそれぞ
れ異なる解離定数を有するそれぞれの金属イオンのクロ
ロ錯体として存在している、この方法において、 1)該溶液を、該金属イオン錯体を吸着することができ
るアニオン交換樹脂の床を含有するクロマトグラフィー
カラムの送入端部(input end)に導入して該
樹脂に接触させ、それにより、該金属イオンを該樹脂に
より吸着させ且つ該塩酸から除去し、 2)この清浄化された酸をカラムから流し、 3)該カラムの送入端部に水を導入して、該床中の該溶
液の塩化物イオン濃度を、最も高い解離定数を有する該
金属イオン錯体の最初の1種を解離させるのに十分に低
いが他の金属イオン錯体を解離させるのに十分には低く
ないレベルに減少させることにより、該金属イオンのそ
れぞれを選択的に分離し、 4)最も高い解離定数を有す該第1錯体の実質的すべて
を解離するのに十分な時間且つ該第1金属イオンが該樹
脂から拡散して出て行くのに十分な時間、該床中の塩化
物イオン濃度の該レベルを維持し、 5)該カラムから該第1金属イオンを除去し、 6)該カラムの送入端部に追加の水を導入して、該床中
の溶液の塩化物イオン濃度を、二番目に高い解離定数を
有する第2の金属イオン錯体を解離するのに十分に低い
レベルに更に減少させ、該二番目に高い解離定数を有す
る該錯体の実質的すべてが解離するのに十分な時間且つ
該第2の金属イオンが該樹脂から拡散して出て行くのに
十分な時間、塩化物イオン濃度の該レベルを維持し、そ
れにより該第2金属イオンを樹脂床から除去し、そして
該第2金属イオンを該カラムから除去する工程を含むこ
とを特徴とする方法。
【0102】26.該塩化物イオン濃度を、該第2金属
イオン錯体を解離させながら、その次のより低い金属イ
オンをその錯体から解離させるのに十分に低くはないレ
ベルに維持する、上記25に記載の方法であって、該カ
ラムの送入端部に追加の水を導入して、三番目に高い解
離定数を有する第3の該金属イオン錯体の実質的すべて
を解離させるのに十分な時間且つ該第3イオンを樹脂か
ら拡散させて出させることを可能とするのに十分な時
間、該第3の金属イオン錯体を解離するのに十分に低く
なるように該床中の溶液の塩化物イオン濃度を更に減少
させ、それらにより該第3イオンを床から除去しそして
該第3イオンをカラムから除去する工程を更に含む、上
記25に記載の方法。
【0103】27.第1金属イオンが鉄であり、第2金
属イオンが亜鉛である、上記25に記載の方法。
【0104】28.第1金属イオンが鉄であり、第2キ
ゾイオンが亜鉛である、上記26に記載の方法。
【0105】29.廃塩酸溶液から複数の金属イオンを
お互いにクロマトグラフィー分離する方法であって、該
溶液は所与の塩化物イオン濃度を有しており、該金属イ
オンは有意な量で存在しており、該金属イオンはそれぞ
れ異なる解離定数を有するそれぞれの金属イオンのクロ
ロ錯体として存在している、この方法において、 1)該溶液を、該金属イオン錯体を吸着することができ
るアニオン交換樹脂の床を含有するクロマトグラフィー
カラムの送入端部に導入して該樹脂に接触させ、それに
より、該金属イオンを該樹脂により吸着させ且つ該塩酸
から除去し、 2)この清浄化された酸をカラムから流し出させ、 3)該カラムの送入端部に水を導入して、該床中の該溶
液の塩化物イオン濃度を、他の金属イオン錯体よりも高
い解離定数を有する該金属イオン錯体の少なくとも1種
を解離させるのに十分に低いが該他の金属イオン錯体を
解離させるのに十分には低くないレベルに減少させ、 4)該他の金属イオン錯体の解離定数より高い解離定数
を有する該錯体の実質的すべてを解離するのに十分な時
間且つ該解離した金属イオンが該樹脂から拡散して出て
行くのに十分な時間、該床中の塩化物イオン濃度の該レ
ベルを維持し、それにより該解離した金属イオンを該樹
脂床から除去し、 5)該解離した金属イオンをカラムから除去し、 6)該カラムの送入端部に追加の水を導入して、該床中
の溶液の塩化物イオン濃度を、より低い解離定数を有す
る該他の金属イオン錯体の少なくとも1種を解離するの
に十分に低いレベルに更に減少させ、より低い解離定数
の該他の金属イオン錯体の実質的すべてを解離させるの
に十分な時間且つ該他の金属イオンが該樹脂から拡散し
て出て行くのに十分な時間、塩化物イオン濃度の該レベ
ルを維持し、それにより該他の金属イオンを樹脂床から
除去し、そして該他の金属イオンを該カラムから除去す
る工程を含むことを特徴とする方法。
【0106】30.該塩化物イオン濃度を、該他の金属
イオン錯体を解離させるが、該他の金属イオンをその錯
体から解離させるのに十分に低くはないレベルに維持す
る、上記29に記載の方法であって、該カラムの送入端
部に追加の水を導入して、より低い解離定数を有する少
なくとも更なる該金属イオン錯体を解離するのに十分に
低いレベルに、該更なる金属イオン錯体の実質的すべて
を解離させるのに十分な時間且つ該更なる金属イオンを
樹脂から拡散して出させることを可能とするのに十分な
時間、床中の溶液の塩化物イオン濃度を更に減少させ、
それにより該更なる金属イオンを床から除去しそして該
更なる金属イオンをカラムから除去する工程を更に含
む、上記29に記載の方法。
【0107】31.解離した第1金属イオンが銅及び鉄
の錯体であり、解離した第2金属イオンが亜鉛及び鉛の
錯体である、上記29に記載の方法。
【0108】32.解離した第1金属イオンが銅及び鉄
の錯体であり、解離した第2金属イオンが亜鉛及び鉛の
錯体である、上記29に記載の方法。
【0109】33.錯化溶液酸中の金属イオン錯体の溶
液から成る錯体生成性溶液中に存在する複数の金属イオ
ンを分離するのに好適な装置であって、クロマトグラフ
ィーカラムを備え、該クロマトグラフィーカラムは、そ
の中で処理されるべき流体を受け入れるために一端の送
入部(input)と、該カラムから流体を取り出すた
めのその反対側端部の取り出し部(output)と、
該送入部から該カラムの取り出し部に向かって進む流体
の主要な流路においてアニオン交換樹脂の第1の床を収
容するのに適当な該送入部と該取り出し部との中間の第
1処理室と、該主要な流路においてイオン交換樹脂の第
2の床を収容するための適当な該第1処理室と該カラム
の取り出し端部(output end)との中間の第
2処理室と、該カラムの送入端部(input en
d)に導入される第1流体と第2流体の流量を選択的に
制御するための送入流れ制御手段と、該第1流体送入制
御手段に結合した該錯化溶液のソースと、該第2流体送
入制御手段に結合した水源と、該カラムの取り出し部か
ら出る流体の流れを選択的に制御するための取り出し流
れ制御手段と、イオン交換樹脂の該第1床の下流端部で
該第1室中の流れの試料を観察するためのセンサを備
え、該センサは、該第1床で処理するために該第1床に
導入される流体の到達に応答する、ことを特徴とする装
置。
【0110】34.該第1処理室と第2処理室は該クロ
マトグラフィーカラムの隣接した区域であり、イオン交
換樹脂の第1の床と第2の床は、該カラム内に実質的に
隣接して位置している、上記33に記載の装置。
【0111】35.該センサは、アニオン交換樹脂の該
第1床の下流端への該第1流体の到達が検出されると、
カラムの該第1流体送入部から第2流体送入部に切り替
えるための送入制御手段に結合した出力信号を与える、
上記33に記載の装置。
【0112】36.該センサは、アニオン交換樹脂の該
第1床の下流端への該第1流体の到達が検出されると、
カラムの該第1流体送入部から第2流体送入部に切り替
えるための送入制御手段に結合した出力信号を与える、
上記34に記載の装置。
【0113】37.該センサは、発光ダイオード及びホ
トダイオードを含む不透明度検出器を備え、発光ダイオ
ードからホトダイオードに進む光は、イオン交換樹脂の
該第1床の下流端で流体の観測される試料を通過する、
上記33に記載の装置。
【0114】38.複数の貯蔵容器と、該センサ由来の
信号に応答して該カラムから選ばれた貯蔵容器に流体の
流れを選択的に向けるための該取り出し流れ制御手段を
含む手段を更に含んで成る、上記33に記載の装置。
【0115】39.複数の貯蔵容器と、該センサ由来の
信号に応答して該カラムから選ばれた貯蔵容器に流体の
流れを選択的に向けるための該取り出し流れ制御手段を
含む手段を更に含んで成る、上記34に記載の装置。
【0116】40.錯体生成性溶液が、亜鉛メッキ工場
からの塩酸酸洗い溶液である、上記1に記載の方法。
【0117】41.負荷サイクルと溶出サイクルとの間
又は該カラムへの送入溶液が切り替えられる2つのサイ
クルの間の移行期間中異なる溶液の混合を最小にする目
的でイオン交換樹脂の上の該カラム内のヘッドスペース
中の供給溶液のレベルを感知しそして制御するための手
段を更に含む、上記29に記載の方法。
【0118】42.負荷サイクルと溶出サイクルとの間
又は該カラムへの送入溶液が切り替えられる2つのサイ
クルの間の移行期間中異なる溶液の混合を最小にする目
的でイオン交換樹脂の上の該カラム内のヘッドスペース
中の供給溶液のレベルを感知しそして制御するための手
段を含み、該装置は、標準的レベル制御装置から成るか
又は該カラム中の目視観察口を通しての視覚による検出
による、上記33に記載の装置。
【0119】43.溶出水が脱イオン水である、上記8
に記載の方法。
【0120】44.溶出水が、逆浸透により精製された
水である、上記8に記載の方法。
【0121】45.非反応性希釈剤が水である、上記1
7に記載の方法。
【0122】46.該水が脱イオン水である、上記45
に記載の方法。
【0123】47.非反応性希釈剤が水である、上記2
1に記載の方法。
【0124】48.該カラムに導入された水が脱イオン
水である、上記25に記載の方法。 49.該カラムに導入された水が逆浸透により精製され
た水である、上記25に記載の方法。
【0125】50.該カラムに導入された水が脱イオン
水である、上記29に記載の方法。 51.該カラムに導入された水が脱イオン水である、上
記30に記載の方法。 52.水源が脱イオン水源である、上記33に記載の装
置。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するのに使用する特定のイ
オン交換カラムを示す。
【図2】本発明の方法を実施するために必要な装置の第
2の態様を示す。
【図3】不透明度光源を示す。
【図4】不透明度センサを示す。
【図5】フローセルを示す。
【図6】不透明度トランスミッタを示す。
【符号の説明】
1 汚れた酸のソース 5A カラム逆洗ヘッドスペース 5B 負荷区域 5C シャープニング区域 12 清浄な酸タンク 18 脱イオン水系 26 カチオン交換カラム 29 カチオン交換カラム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遷移金属イオンが錯化溶液からそれらの
    アニオン錯体としてあらかじめ吸着されているアニオン
    交換樹脂から遷移金属イオンを選択的に除去する方法で
    あって、種々の金属をそれらの異なる錯体解離定数に従
    ってそれら自体を分離させるように制御された方法で、
    該樹脂に接触している該溶液中の錯化剤の濃度を下げ、
    それにより高い純度のクロマトグラフィー分離を可能と
    して、これらの金属を回収することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 アニオン交換樹脂上の金属イオンの分離
    に使用するためのクロマトグラフィー溶出カラムであっ
    て、負荷区域と該負荷区域の底部に隣接した仕上げ区域
    を有し、該カラムはアニオン交換樹脂上にアニオン金属
    錯体を吸着させる目的でアニオン交換樹脂を収容するよ
    うにデザインされており、該負荷区域は長さが30イン
    チより長く、該仕上げ区域は長さが10インチより長
    く、該カラムは、金属を含んだ錯化溶液を該カラムの頂
    部に送るための手段と、水を該カラムの頂部に送るため
    及び両該溶液を該樹脂を通して下向きに流れさせるため
    の手段と、該溶液が該カラムを出る時の該溶液の流速
    を、カラムの断面積1平方フィート当たり分当たり0.
    5乃至5ガロンに制御するための手段を備え、それによ
    り溶出系は溶液中の金属塩として金属をお互いに順次に
    除去及び分離し、該仕上げ区域のデザインは、本方法の
    自然のクロマトグラフィー効果を増大させることにより
    金属イオンの分離を促進するようになっていることを特
    徴とするクロマトグラフィー溶出カラム。
  3. 【請求項3】 少なくとも、それぞれの金属イオンを錯
    化するのに必要な所与の値以上の濃度で錯化剤を含有す
    る錯化溶液中に存在する複数の金属イオンのクロマトグ
    ラフィー分離方法であって、該錯体は互いに異なるそれ
    ぞれの解離定数を有しており、該方法は、該錯化溶液を
    アニオン交換樹脂床の上に通し、それにより該樹脂を該
    溶液と接触させて、該樹脂により金属錯体を吸着させそ
    して該錯化溶液から金属錯体を除去する工程と、残留錯
    化溶液を該樹脂床から流れ出させる工程と、該樹脂に接
    触している溶液中の錯化剤の濃度を、最も高い解離点を
    有する第1金属錯体を解離させそして該樹脂から拡散さ
    せて出させるのに十分な期間、該第1錯体以外の存在す
    るすべての金属錯体の解離点以上に到達させそして維持
    するように制御された方法で、該イオン交換樹脂を相溶
    性の非反応性希釈剤と接触させるように、該交換樹脂の
    上に該相溶性の非反応性希釈剤を通す工程と、該樹脂床
    の上に該希釈剤を流し続けて、樹脂に接触している溶液
    中の錯化剤の濃度を、二番目に高い解離点を有する第2
    金属錯体を解離させそして樹脂床から拡散させて出させ
    るのに十分な期間、該第2金属錯体の解離点以外のすべ
    ての解離点以上に到達させそして維持するように、該錯
    化剤の濃度を更に変える工程を含むことを特徴とする方
    法。
  4. 【請求項4】 少なくとも、それぞれの金属イオンを錯
    化するのに必要な所与の値以上の濃度で錯化剤を含有す
    る錯化溶液中に存在する複数の金属イオンのクロマトグ
    ラフィー分離方法であって、該錯体は互いに異なるそれ
    ぞれの解離定数を有しており、該方法は、該錯化溶液を
    アニオン交換樹脂床の上に通し、それにより該樹脂を該
    溶液と接触させて、該樹脂により金属錯体を吸着させそ
    して該錯化溶液から金属錯体を除去する工程と、残留錯
    化溶液を該樹脂床から流れ出させる工程と、該樹脂に接
    触している溶液中の錯化剤の濃度を、他よりも高い解離
    点を有する少なくとも1種の金属錯体を解離させそして
    該樹脂から拡散させて出させるのに十分な期間、該他よ
    りも高い解離点を有する少なくとも1種の金属錯体以外
    の存在するすべての金属錯体の解離点以上に到達させそ
    して維持するように制御された方法で、該イオン交換樹
    脂を相溶性の非反応性希釈剤と接触させるように、該交
    換樹脂の上に該相溶性の非反応性希釈剤を通す工程と、
    該樹脂床の上に該希釈剤を流し続けて、樹脂に接触して
    いる溶液中の錯化剤の濃度を、残りの金属錯体の解離点
    の少なくとも1つ以外のすべての解離点以上に、第2の
    このような金属錯体を解離させそして樹脂床から拡散さ
    せて出させるのに十分な期間、到達させそして維持する
    ように、該錯化剤の濃度を更に変える工程を含むことを
    特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 廃塩酸溶液から複数の金属イオンをお互
    いにクロマトグラフィー分離する方法であって、該溶液
    は所与の塩化物イオン濃度を有しており、該金属イオン
    は有意な量で存在しており、該金属イオンはそれぞれ異
    なる解離定数を有するそれぞれの金属イオンのクロロ錯
    体として存在している、この方法において、 1)該溶液を、該金属イオン錯体を吸着することができ
    るアニオン交換樹脂の床を含有するクロマトグラフィー
    カラムの送入端部(input end)に導入して該
    樹脂に接触させ、それにより、該金属イオンを該樹脂に
    より吸着させ且つ該塩酸から除去し、 2)この清浄化された酸をカラムから流し、 3)該カラムの送入端部に水を導入して、該床中の該溶
    液の塩化物イオン濃度を、最も高い解離定数を有する該
    金属イオン錯体の最初の1種を解離させるのに十分に低
    いが他の金属イオン錯体を解離させるのに十分には低く
    ないレベルに減少させることにより、該金属イオンのそ
    れぞれを選択的に分離し、 4)最も高い解離定数を有す該第1錯体の実質的すべて
    を解離するのに十分な時間且つ該第1金属イオンが該樹
    脂から拡散して出て行くのに十分な時間、該床中の塩化
    物イオン濃度の該レベルを維持し、 5)該カラムから該第1金属イオンを除去し、 6)該カラムの送入端部に追加の水を導入して、該床中
    の溶液の塩化物イオン濃度を、二番目に高い解離定数を
    有する第2の金属イオン錯体を解離するのに十分に低い
    レベルに更に減少させ、該二番目に高い解離定数を有す
    る該錯体の実質的すべてが解離するのに十分な時間且つ
    該第2の金属イオンが該樹脂から拡散して出て行くのに
    十分な時間、塩化物イオン濃度の該レベルを維持し、そ
    れにより該第2金属イオンを樹脂床から除去し、そして
    該第2金属イオンを該カラムから除去する工程を含むこ
    とを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 廃塩酸溶液から複数の金属イオンをお互
    いにクロマトグラフィー分離する方法であって、該溶液
    は所与の塩化物イオン濃度を有しており、該金属イオン
    は有意な量で存在しており、該金属イオンはそれぞれ異
    なる解離定数を有するそれぞれの金属イオンのクロロ錯
    体として存在している、この方法において、 1)該溶液を、該金属イオン錯体を吸着することができ
    るアニオン交換樹脂の床を含有するクロマトグラフィー
    カラムの送入端部に導入して該樹脂に接触させ、それに
    より、該金属イオンを該樹脂により吸着させ且つ該塩酸
    から除去し、 2)この清浄化された酸をカラムから流し出させ、 3)該カラムの送入端部に水を導入して、該床中の該溶
    液の塩化物イオン濃度を、他の金属イオン錯体よりも高
    い解離定数を有する該金属イオン錯体の少なくとも1種
    を解離させるのに十分に低いが該他の金属イオン錯体を
    解離させるのに十分には低くないレベルに減少させ、 4)該他の金属イオン錯体の解離定数より高い解離定数
    を有する該錯体の実質的すべてを解離するのに十分な時
    間且つ該解離した金属イオンが該樹脂から拡散して出て
    行くのに十分な時間、該床中の塩化物イオン濃度の該レ
    ベルを維持し、それにより該解離した金属イオンを該樹
    脂床から除去し、 5)該解離した金属イオンをカラムから除去し、 6)該カラムの送入端部に追加の水を導入して、該床中
    の溶液の塩化物イオン濃度を、より低い解離定数を有す
    る該他の金属イオン錯体の少なくとも1種を解離するの
    に十分に低いレベルに更に減少させ、より低い解離定数
    の該他の金属イオン錯体の実質的すべてを解離させるの
    に十分な時間且つ該他の金属イオンが該樹脂から拡散し
    て出て行くのに十分な時間、塩化物イオン濃度の該レベ
    ルを維持し、それにより該他の金属イオンを樹脂床から
    除去し、そして該他の金属イオンを該カラムから除去す
    る工程を含むことを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 錯化溶液酸中の金属イオン錯体の溶液か
    ら成る錯体生成性溶液中に存在する複数の金属イオンを
    分離するのに好適な装置であって、クロマトグラフィー
    カラムを備え、該クロマトグラフィーカラムは、その中
    で処理されるべき流体を受け入れるために一端の送入部
    と、該カラムから流体を取り出すためのその反対側端部
    の取り出し部と、該送入部から該カラムの取り出し部に
    向かって進む流体の主要な流路においてアニオン交換樹
    脂の第1の床を収容するのに適当な該送入部と該取り出
    し部との中間の第1処理室と、該主要な流路においてイ
    オン交換樹脂の第2の床を収容するための適当な該第1
    処理室と該カラムの取り出し端部との中間の第2処理室
    と、該カラムの送入端部に導入される第1流体と第2流
    体の流量を選択的に制御するための送入流れ制御手段
    と、該第1流体送入制御手段に結合した該錯化溶液のソ
    ースと、該第2流体送入制御手段に結合した水源と、該
    カラムの取り出し部から出る流体の流れを選択的に制御
    するための取り出し流れ制御手段と、イオン交換樹脂の
    該第1床の下流端部で該第1室中の流れの試料を観察す
    るためのセンサを備え、該センサは、該第1床で処理す
    るために該第1床に導入される流体の到達に応答する、
    ことを特徴とする装置。
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