JPH06107Y2 - 輸液用プラスチック容器 - Google Patents
輸液用プラスチック容器Info
- Publication number
- JPH06107Y2 JPH06107Y2 JP1989088857U JP8885789U JPH06107Y2 JP H06107 Y2 JPH06107 Y2 JP H06107Y2 JP 1989088857 U JP1989088857 U JP 1989088857U JP 8885789 U JP8885789 U JP 8885789U JP H06107 Y2 JPH06107 Y2 JP H06107Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mouth
- flange
- infusion
- annular
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、糖質輸液剤、電解質輸液剤、血漿増量材、浸
透圧利尿剤、アミノ酸輸液剤、脂肪乳剤、高カロリー輸
液剤などの経静脈や経腸用の輸液等を収容する輸液用プ
ラスチック容器に関するものである。
透圧利尿剤、アミノ酸輸液剤、脂肪乳剤、高カロリー輸
液剤などの経静脈や経腸用の輸液等を収容する輸液用プ
ラスチック容器に関するものである。
［従来の技術］ 従来、この種の輸液容器として、容器本体から突出する
口部にゴム栓を被せ、さらにゴム栓を覆う上栓を口部の
フランジに溶着してなる構造のものは、特開昭６３−２
９６７５７号公報に記載されている。
口部にゴム栓を被せ、さらにゴム栓を覆う上栓を口部の
フランジに溶着してなる構造のものは、特開昭６３−２
９６７５７号公報に記載されている。
［考案が解決しようとする課題］ 上記従来の輸液用プラスチック容器にあっては、口部に
被せたゴム栓がその周部を単にフランジに係止している
のみであるから、輸液時にゴム栓に注射針を突き刺す
と、弾性に富むゴム栓は容器本体側に大きく撓み、それ
が容器本体内に落ち込むことがあって、しばしば輸液不
能に陥るという不都合があった。
被せたゴム栓がその周部を単にフランジに係止している
のみであるから、輸液時にゴム栓に注射針を突き刺す
と、弾性に富むゴム栓は容器本体側に大きく撓み、それ
が容器本体内に落ち込むことがあって、しばしば輸液不
能に陥るという不都合があった。
本考案は、従来のこの種の輸液用プラスチック容器にお
ける欠陥に鑑み、容器本体の口部の開口端にフランジ部
を形成するとともに、このフランジ部の上面に環状突起
を設けたこと、および口部に被せるゴム栓には上記フラ
ンジ部の環状突起に対応する環状凹溝を形成して口部に
被せるゴム栓の環状凹溝をフランジ部の環状突起に嵌合
させることにより、ゴム栓に注射針を突き刺した際にそ
れが容器本体側に撓んでも、ゴム栓が脱落する虞が全く
ない優れた輸液用プラスチック容器を提供することを目
的とするものである。
ける欠陥に鑑み、容器本体の口部の開口端にフランジ部
を形成するとともに、このフランジ部の上面に環状突起
を設けたこと、および口部に被せるゴム栓には上記フラ
ンジ部の環状突起に対応する環状凹溝を形成して口部に
被せるゴム栓の環状凹溝をフランジ部の環状突起に嵌合
させることにより、ゴム栓に注射針を突き刺した際にそ
れが容器本体側に撓んでも、ゴム栓が脱落する虞が全く
ない優れた輸液用プラスチック容器を提供することを目
的とするものである。
［課題を解決するための手段］ 本考案は、その目的を達成するための技術的手段とし
て、次のとおり構成した。
て、次のとおり構成した。
すなわち、その構成は、容器本体の口部にゴム栓を被
せ、このゴム栓を覆う上栓を口部に溶着して、ゴム栓で
口部を封止してなる輸液用プラスチック容器において、
容器本体の口部の開口端側にフランジ部を形成するとと
もに、このフランジ部の上面に環状突起を設け、口部に
被せるゴム栓には上記フランジ部の環状突起に対応する
環状凹溝を形成し、口部に被せるゴム栓の環状凹溝をフ
ランジ部の環状突起に嵌合し、かつゴム栓を覆う上栓を
上記口部のフランジ部に溶着して口部を封止する構成と
したことを特徴とする輸液用プラスチック容器としたも
のである。
せ、このゴム栓を覆う上栓を口部に溶着して、ゴム栓で
口部を封止してなる輸液用プラスチック容器において、
容器本体の口部の開口端側にフランジ部を形成するとと
もに、このフランジ部の上面に環状突起を設け、口部に
被せるゴム栓には上記フランジ部の環状突起に対応する
環状凹溝を形成し、口部に被せるゴム栓の環状凹溝をフ
ランジ部の環状突起に嵌合し、かつゴム栓を覆う上栓を
上記口部のフランジ部に溶着して口部を封止する構成と
したことを特徴とする輸液用プラスチック容器としたも
のである。
［作用］ 本考案に係る輸液用プラスチック容器においては、前記
のように、容器本体の口部の開口端側にフランジ部が形
成され、このフランジ部の上面に環状突起が設けられて
おり、口部に被せるゴム栓には上記フランジ部の環状突
起に対応する環状凹溝が形成され、口部に被せるゴム栓
の環状凹溝をフランジ部の環状突起に嵌合した状態で口
部がゴム栓により封止されているので、ゴム栓に注射針
を突き刺した際にそれが撓んでも、ゴム栓はその環状凹
溝がフランジ部の環状突起に係止された状態を保持し、
容器本体側に脱落することはない。
のように、容器本体の口部の開口端側にフランジ部が形
成され、このフランジ部の上面に環状突起が設けられて
おり、口部に被せるゴム栓には上記フランジ部の環状突
起に対応する環状凹溝が形成され、口部に被せるゴム栓
の環状凹溝をフランジ部の環状突起に嵌合した状態で口
部がゴム栓により封止されているので、ゴム栓に注射針
を突き刺した際にそれが撓んでも、ゴム栓はその環状凹
溝がフランジ部の環状突起に係止された状態を保持し、
容器本体側に脱落することはない。
［実施例］ 本考案の実施例を図面について説明する。
第１図および第２図において、１は輸液用プラスチック
容器の口部であって、この口部１は容器本体（胴部）２
の上端に突出している。口部１の上端には外側に張出し
たフランジ部３が形成されており、フランジ部３の上面
には環状突起４が一体に形成されている。なお、上記環
状突起４は、フランジ部３を口部１の上端より少し下げ
て形成することによって形成してもよい。
容器の口部であって、この口部１は容器本体（胴部）２
の上端に突出している。口部１の上端には外側に張出し
たフランジ部３が形成されており、フランジ部３の上面
には環状突起４が一体に形成されている。なお、上記環
状突起４は、フランジ部３を口部１の上端より少し下げ
て形成することによって形成してもよい。
５はゴム栓であって、このゴム栓５は、口部１に被せて
口部１を封止するためのものである。ゴム栓５の下面に
はフランジ部３の環状突起４に対応する環状凹溝６が形
成されており、その周部はフランジ部３に掛かるように
なている。７は上栓であって、この上栓７はゴム栓５を
密に覆うものであり、フランジ部３の環状突起４に環状
凹溝６を嵌合して口部１に被せたゴム栓５は、上栓７で
覆われ、上栓７のフランジ部８を口部１のフランジ部３
に溶着することによって、口部１はゴム栓５によって封
止されている。上記上栓７の上面には開口部９が形成さ
れており、この開口部９は上栓の上面の周部に形成され
た環状突起10に貼付されたイージーピールフィルム11で
覆われている。
口部１を封止するためのものである。ゴム栓５の下面に
はフランジ部３の環状突起４に対応する環状凹溝６が形
成されており、その周部はフランジ部３に掛かるように
なている。７は上栓であって、この上栓７はゴム栓５を
密に覆うものであり、フランジ部３の環状突起４に環状
凹溝６を嵌合して口部１に被せたゴム栓５は、上栓７で
覆われ、上栓７のフランジ部８を口部１のフランジ部３
に溶着することによって、口部１はゴム栓５によって封
止されている。上記上栓７の上面には開口部９が形成さ
れており、この開口部９は上栓の上面の周部に形成され
た環状突起10に貼付されたイージーピールフィルム11で
覆われている。
なお、この実施例では、ゴム栓５の上面にも環状凹溝12
が形成されており、上栓７の開口部９の周部に下設形成
された環状突起13と係合されている。
が形成されており、上栓７の開口部９の周部に下設形成
された環状突起13と係合されている。
第３図および第４図には、それぞれ前記の実施例に対す
る他例が示されている。
る他例が示されている。
すなわち、第３図に示したものは、上栓７の上面にプル
リング14による開封手段を有しており、15はその開口部
のスコアである。また、第４図に示されたものは、フラ
ンジ部３の上面に形成される環状突起４を口部１の内周
端より外方に位置させてある。これら各他例のその外の
構成は、前記第１図および第２図に示した実施例のもの
と同様である。
リング14による開封手段を有しており、15はその開口部
のスコアである。また、第４図に示されたものは、フラ
ンジ部３の上面に形成される環状突起４を口部１の内周
端より外方に位置させてある。これら各他例のその外の
構成は、前記第１図および第２図に示した実施例のもの
と同様である。
なお、輸液用プラスチック容器は、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等の熱可塑性プラスチック材料をブロー成形
することにより製造されるのものである。口部１は、容
器本体と一体に成形されるが、口部１を別に成形して容
器本体に溶着した構成としてもよい。
プロピレン等の熱可塑性プラスチック材料をブロー成形
することにより製造されるのものである。口部１は、容
器本体と一体に成形されるが、口部１を別に成形して容
器本体に溶着した構成としてもよい。
以上のように構成された各実施例の輸液用プラスチック
容器においては、容器本体の口部１の開口端側にフラン
ジ部３が形成され、このフランジ部３の上面に環状突起
４が設けられており、口部１に被せるゴム栓５には上記
フランジ部３の環状突起４に対応する環状凹溝６が形成
され、口部１に被せるゴム栓５の環状凹溝６をフランジ
部３の環状突起４に嵌合した状態で口部１がゴム栓５に
より封止されているので、ゴム栓５に注射針を突き刺し
た際にそれが撓んでも、ゴム栓５はその環状凹溝６がフ
ランジ部３の環状突起４に係止された状態を保持し、容
器本体側に脱落する虞はない。このため、ゴム栓５の脱
落によって輸液不能に陥るという不都合を完全に解消す
ることができるのである。
容器においては、容器本体の口部１の開口端側にフラン
ジ部３が形成され、このフランジ部３の上面に環状突起
４が設けられており、口部１に被せるゴム栓５には上記
フランジ部３の環状突起４に対応する環状凹溝６が形成
され、口部１に被せるゴム栓５の環状凹溝６をフランジ
部３の環状突起４に嵌合した状態で口部１がゴム栓５に
より封止されているので、ゴム栓５に注射針を突き刺し
た際にそれが撓んでも、ゴム栓５はその環状凹溝６がフ
ランジ部３の環状突起４に係止された状態を保持し、容
器本体側に脱落する虞はない。このため、ゴム栓５の脱
落によって輸液不能に陥るという不都合を完全に解消す
ることができるのである。
［考案の効果］ 本考案は、容器本体の口部にゴム栓を被せ、このゴム栓
を覆う上栓を口部に溶着して、ゴム栓で口部を封止して
なる輸液用プラスチック容器において、容器本体の口部
の開口端側にフランジ部を形成するとともに、このフラ
ンジ部の上面に環状突起を設け、口部に被せるゴム栓に
は上記フランジ部の環状突起に対応する環状凹溝を形成
し、口部に被せるゴム栓の環状凹溝をフランジ部の環状
突起に嵌合し、かつゴム栓を覆う上栓を上記口部のフラ
ンジ部に溶着して口部を封止する構成としたものである
から、ゴム栓に注射針を突き刺した際にそれが容器本体
側に撓んでも、ゴム栓の周部が脱落する虞が全くない優
れた輸液用プラスチック容器を得ることができる。
を覆う上栓を口部に溶着して、ゴム栓で口部を封止して
なる輸液用プラスチック容器において、容器本体の口部
の開口端側にフランジ部を形成するとともに、このフラ
ンジ部の上面に環状突起を設け、口部に被せるゴム栓に
は上記フランジ部の環状突起に対応する環状凹溝を形成
し、口部に被せるゴム栓の環状凹溝をフランジ部の環状
突起に嵌合し、かつゴム栓を覆う上栓を上記口部のフラ
ンジ部に溶着して口部を封止する構成としたものである
から、ゴム栓に注射針を突き刺した際にそれが容器本体
側に撓んでも、ゴム栓の周部が脱落する虞が全くない優
れた輸液用プラスチック容器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 第１図および第２図は本考案の一実施例を示し、第１図
は輸液用プラスチック容器の一部の縦断正面図、第２図
は輸液用プラスチック容器の全体斜視図、第３図および
第４図はそれぞれ他の実施例を示す一部の縦断正面図で
ある。 １…口部、２…容器本体、３…フランジ部、４…環状突
起、５…ゴム栓、６…環状凹溝、７…上栓、８…フラン
ジ部、９…開口部
は輸液用プラスチック容器の一部の縦断正面図、第２図
は輸液用プラスチック容器の全体斜視図、第３図および
第４図はそれぞれ他の実施例を示す一部の縦断正面図で
ある。 １…口部、２…容器本体、３…フランジ部、４…環状突
起、５…ゴム栓、６…環状凹溝、７…上栓、８…フラン
ジ部、９…開口部
Claims (1)
- 【請求項１】容器本体の口部にゴム栓を被せ、このゴム
栓を覆う上栓を口部に溶着して、ゴム栓で口部を封止し
てなる輸液用プラスチック容器において、容器本体の口
部の開口端側にフランジ部を形成するとともに、このフ
ランジ部の上面に環状突起を設け、口部に被せるゴム栓
には上記フランジ部の環状突起に対応する環状凹溝を形
成し、口部に被せるゴム栓の環状凹溝をフランジ部の環
状突起に嵌合し、かつゴム栓を覆う上栓を上記口部のフ
ランジ部に溶着して口部を封止する構成としたことを特
徴とする輸液用プラスチック容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989088857U JPH06107Y2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | 輸液用プラスチック容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989088857U JPH06107Y2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | 輸液用プラスチック容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0329138U JPH0329138U (ja) | 1991-03-22 |
| JPH06107Y2 true JPH06107Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31638450
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989088857U Expired - Lifetime JPH06107Y2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | 輸液用プラスチック容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06107Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4415679A1 (de) * | 1994-05-04 | 1995-12-21 | Hoechst Ag | Verschluß mit Originalitätskappe für Injektions- und Infusionsflaschen |
| US7488311B2 (en) * | 2004-12-23 | 2009-02-10 | Hospira, Inc. | Port closure system for intravenous fluid container |
| CN106963641B (zh) * | 2016-01-14 | 2024-03-01 | 雷诺丽特恒迅包装科技（北京）有限公司 | 一种组合盖和具有该组合盖的输液容器 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0720044Y2 (ja) * | 1988-05-11 | 1995-05-10 | 森下ルセル株式会社 | プラスチック容器口部の密封構造 |
-
1989
- 1989-07-28 JP JP1989088857U patent/JPH06107Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0329138U (ja) | 1991-03-22 |
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