JPH0510819Y2 - - Google Patents

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JPH0510819Y2
JPH0510819Y2 JP18202187U JP18202187U JPH0510819Y2 JP H0510819 Y2 JPH0510819 Y2 JP H0510819Y2 JP 18202187 U JP18202187 U JP 18202187U JP 18202187 U JP18202187 U JP 18202187U JP H0510819 Y2 JPH0510819 Y2 JP H0510819Y2
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stopper
container
mouth
flange
cap
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、血液、血漿代用液等、静脈注射用の
輸液を充填する輸液用プラスチツク容器に関する
ものである。
従来の技術 従来、輸液用容器としては、落としても割れな
いことや、軽量である等の利点から、プラスチツ
ク製のものが広く用いられている。そして、輸液
用プラスチツク容器の口部にフランジ部を形成
し、このフランジ部に栓体のフランジ部を溶着し
て、容器の口部を密封した構成のものは、実開昭
56−116042号公報に記載されていて、既に知られ
ている。
考案が解決しようとする問題点 ところで、上記公報に記載されている構成のも
のにあつては、容器の口部に栓体を溶着して容器
を密封しているので、容器に輸液を充填した後、
容器を熱湯につけて滅菌処理する際に、口部を密
封した栓体およびその溶着部が直接熱湯に触れる
ので、滅菌処理後に口部および栓体部分が乾燥し
にくく、さらに容器の口部を衛生的に保持しにく
い等の問題がある。
そこで、本考案は、このような従来のものの問
題点を解消することを目的とし、容器の口部を密
封する栓体部分を、ゴム質パツキンを介在させた
キヤツプで覆つて密封したことにより、容器に輸
液を充填した後の熱湯による滅菌処理にあたつて
は、口部および栓体部分を保護して密封性が損な
われるのを防止し、滅菌処理後の乾燥が容易であ
り、しかも容器の口部の衛生を保持することがで
きる輸液用プラスチツク容器を提供するものであ
る。
問題点を解決するための手段 本考案は、その目的を達成するために次のよう
に構成した。
すなわち、その構成は、口部に形成された外側
に張出すフランジと、栓体の下端部に形成された
外側に張出すフランジとを溶着することにより栓
体で口部を密封してなる輸液用プラスチツク容器
において、容器の口部を密封する栓体の外周に栓
体を密封するキヤツプを螺装するとともに、この
キヤツプのフランジと栓体のフランジとの間にゴ
ム質パツキンを介在させたことを特徴とする輸液
用プラスチツク容器としたものである。
作 用 本考案に係る輸液用プラスチツク容器は、前記
のように、容器の口部を密封する栓体部分が、容
器の口部との間でキヤツプにより覆われて密封さ
れるので、輸液充填後の熱湯による滅菌処理時に
口部や栓体部分が熱湯にさらされることがなく、
したがつて、滅菌処理時に乾燥等の工程が不要で
あり、またキヤツプの外側に張出すフランジと栓
体の外側に張出すフランジとの間にはゴム質パツ
キンを介在させたので、滅菌時に加圧状態であつ
てもキヤツプ内に水が浸入することがなく、容器
の口部の衛生が保持される。
実施例 本考案の実施例を図面について説明する。
第1図ないし第2図において、1は輸液用プラ
スチツク容器であつて、この輸液用プラスチツク
容器1の上部には口部2が開口されており、容器
1に輸液を充填した後は栓体3を溶着して密封さ
れるものである。すなわち、上記容器1の口部2
には外側に張出すフランジ4が形成されており、
これに対応する栓体3にもその下端縁に外側に張
出すフランジ5が形成されていて、容器1に輸液
を充填した後は、その口部2のフランジ4と栓体
3のフランジ5を合わせて熱板溶着、その他の加
熱手段によつて溶着し、容器1の口部2を密封す
る。また、上記栓体3で密封した部分は、さらに
キヤツプ6で覆われ、かつ口部2との間で密封さ
れる。すなわち、栓体3の外周面には雄ねじ7が
形成されており、キヤツプ6には雌ねじ8が形成
されていて、キヤツプ6は栓体3の外周に螺装す
ることにより、キヤツプ6の下端縁に外側に張出
すフランジ9が、口部2のフランジ4に溶着され
た栓体3のフランジ5にパツキン10を介して圧
着されて、口部2の栓体3がキヤツプ6によつて
密封状に覆われる構成となつている。パツキン1
0はゴムまたは熱可塑性エラストマーで構成され
ている。栓体3の天板11には環状に凹部12が
形成されており、その上面側にはプルリング13
が形成されている。そして、このプルリング13
を上方に引くことによつて天板11の凹部12で
囲まれた部分が剥ぎ取られて開口されるものであ
る。容器1の底部には吊り片14が設けられてい
る。
第4図には前記のものの他例が示されている。
この例のものは、栓体3を上栓15と下栓16と
で構成し、上栓15と下栓16との間にゴム栓1
7を圧入介在させた構成となつている。なお、上
栓15にはその上面に開口窓18が形成されてお
り、この開口窓18はゴム栓17によつて塞がれ
ている。下栓16の中央部が薄膜19となつてい
る。
以上のように構成されたものにおいて、輸液用
プラスチツク容器1は、輸液を充填した後にその
口部2を栓体3によつて密封し、さらにキヤツプ
6をパツキン10を介在させて螺装してその部分
を密封状に覆う。そして、この容器1は、第3図
に示すように、熱湯を満たした滅菌槽20内に入
れて滅菌処理するが、容器1の口部2および栓体
3の部分はキヤツプ6によつて密封状に覆われて
いるので、容器1の密封部分は全く熱湯に触れ
ず、熱湯によつて密封性が損なわれることがな
い。また、口部2および栓体3は形状が複雑であ
るが、その部分はキヤツプ6で覆われるので、滅
菌処理後の乾燥が速やかに完了する。さらに、容
器1の口部2の衛生状態が確実に保持される。
なお、容器1およびキヤツプ6は、ポリプロピ
レン、ポリエチレン等のプラスチツクにより構成
されるが、滅菌時には容器1およびキヤツプ6が
熱膨張してその間が狭くなるので、パツキン10
の密封性が高まる。キヤツプ6の材質を上記プラ
スチツクに炭酸カルシウム、タルク等の無機フイ
ラーを充填したものとすれば、キヤツプ6のみの
熱膨張を抑えることができるので、容器1の熱膨
張によつて雄ねじ7と雌ねじ8との噛み合いが密
になり、水密性がきわめて高くなる。
考案の効果 口部に形成された外側に張出すフランジと、栓
体の下端部に形成された外側に張出すフランジと
を溶着することにより栓体で口部を密封してなる
輸液用プラスチツク容器において、容器の口部を
密封する栓体の外周に栓体を密封するキヤツプを
螺装するとともに、このキヤツプのフランジと栓
体のフランジとの間にゴム質パツキンを介在させ
たものであるから、容器に輸液を充填した後の熱
湯による滅菌処理にあたつては、栓体部分を保護
して密封性が損なわれるのを防止し、処理後の乾
燥が容易であり、しかも容器の口部の衛生を保持
することができる輸液用プラスチツク容器を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す輸液用プラス
チツク容器の一部の全体正面図、第2図はその一
部の縦断面図、第3図は滅菌処理状態を示す全体
正面図、第4図は他の実施例を示す輸液用プラス
チツク容器の一部の縦断面図である。 1……輸液用プラスチツク容器、2……口部、
3……栓体、4……フランジ、5……フランジ、
6……キヤツプ、7……雄ねじ、8……雌ねじ、
9……フランジ、10……パツキン、11……天
板、12……環状の凹部、13……プルリング、
14……吊り片、15……上栓、16……下栓、
17……ゴム栓、18……開口窓、19……薄
膜、20……滅菌槽。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 口部に形成された外側に張出すフランジと、栓
    体の下端部に形成された外側に張出すフランジと
    を溶着することにより栓体で口部を密封してなる
    輸液用プラスチツク容器において、容器の口部を
    密封する栓体の外周に栓体を密封するキヤツプを
    螺装するとともに、このキヤツプのフランジと栓
    体のフランジとの間にゴム質パツキンを介在させ
    たことを特徴とする輸液用プラスチツク容器。
JP18202187U 1987-11-30 1987-11-30 Expired - Lifetime JPH0510819Y2 (ja)

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JPH0184644U JPH0184644U (ja) 1989-06-06
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WO2003000170A1 (fr) * 2001-06-22 2003-01-03 Otsuka Pharmaceutical Factory, Inc. Bouche de recipient destinee a au traitement de melangeage et de remplissage et recipient d'infusion utilisant ladite bouche

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JPH0184644U (ja) 1989-06-06

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