JPH06107783A - ポリマー組成物及びその成形体のブリード及びブルーム防止剤 - Google Patents
ポリマー組成物及びその成形体のブリード及びブルーム防止剤Info
- Publication number
- JPH06107783A JPH06107783A JP26123792A JP26123792A JPH06107783A JP H06107783 A JPH06107783 A JP H06107783A JP 26123792 A JP26123792 A JP 26123792A JP 26123792 A JP26123792 A JP 26123792A JP H06107783 A JPH06107783 A JP H06107783A
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- JP
- Japan
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- blooming
- polymer composition
- bleeding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリマー組成物及びその成形体のブリード及
びブルームを防止できるブリード及びブルーム防止剤の
提供。 【構成】 ポリオキシアルキレンアミンと総称されるブ
リード及びブルーム防止剤で、構造的にはポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール又はトリオール
より誘導される脂肪族の１級モノ、ジ又はトリアミンで
ある。
びブルームを防止できるブリード及びブルーム防止剤の
提供。 【構成】 ポリオキシアルキレンアミンと総称されるブ
リード及びブルーム防止剤で、構造的にはポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール又はトリオール
より誘導される脂肪族の１級モノ、ジ又はトリアミンで
ある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ゴム，プラスチック
等のポリマー組成物及びその成形体のブリード及びブル
ーム防止剤に関するものである。
等のポリマー組成物及びその成形体のブリード及びブル
ーム防止剤に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ポリマー組成物及びその成形体は、加工
助剤，架橋剤，老化防止剤等の配合薬品が組成中より移
動してポリマー組成物やその成形体の表面を汚染する。
この現象をブルーミングと言う。
助剤，架橋剤，老化防止剤等の配合薬品が組成中より移
動してポリマー組成物やその成形体の表面を汚染する。
この現象をブルーミングと言う。
【０００３】このブルーミングを防止するために従来よ
り採られた手段としては、下記の方法があった。
り採られた手段としては、下記の方法があった。
【０００４】（１）ポリマー組成物及びその成形体を形
成するに必要な加工助剤，架橋剤，老化防止剤等の配合
薬品の添加量を減ずるか、それらの組み合わせ、又は種
類を変える。
成するに必要な加工助剤，架橋剤，老化防止剤等の配合
薬品の添加量を減ずるか、それらの組み合わせ、又は種
類を変える。
【０００５】（２）ブルームしたポリマー組成物を再加
工する。
工する。
【０００６】（３）ブルームした形成体は再加工できな
いので、熱処理をし、表面のブルーム物質を一時的に昇
華又は融解させる。
いので、熱処理をし、表面のブルーム物質を一時的に昇
華又は融解させる。
【０００７】（４）活性炭シリカのような吸着性の物質
を配合してブルームを押える。
を配合してブルームを押える。
【０００８】（５）ブルームした物質を溶媒で抽出す
る。
る。
【０００９】（６）塗料を塗布する。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方法
は、いずれも加工時間を短縮できず、目的とする性能を
出せず、あるいは処理しても一時的であり、すぐ表面が
汚染される、という問題があった。
は、いずれも加工時間を短縮できず、目的とする性能を
出せず、あるいは処理しても一時的であり、すぐ表面が
汚染される、という問題があった。
【００１１】勿論、加工性をよくし、加工時間を短縮す
るには、表１に示すゴム配合薬品の場合であれば、例え
ば加硫促進剤（商品名：ノクセラーＴＴ）を添加すれば
よい。添加量が増えるほど加工性がよくなる。
るには、表１に示すゴム配合薬品の場合であれば、例え
ば加硫促進剤（商品名：ノクセラーＴＴ）を添加すれば
よい。添加量が増えるほど加工性がよくなる。
【００１２】しかし、得られたゴム配合薬品の成形体に
ついての物性をみると、表２に示すように、ブルーム性
とブリード性が認められ問題がある。
ついての物性をみると、表２に示すように、ブルーム性
とブリード性が認められ問題がある。
【００１３】
【表１】
【００１４】
【表２】
【００１５】この発明は、このような技術的背景の下に
なされたもので、ポリマーの表面処理及び配合技術によ
るのではなく、添加することにより配合薬品に作用しポ
リマー組成物及びその成形体のブリード及びブルームを
防止するブリード及びブルーム防止剤を提供することを
目的とするものである。
なされたもので、ポリマーの表面処理及び配合技術によ
るのではなく、添加することにより配合薬品に作用しポ
リマー組成物及びその成形体のブリード及びブルームを
防止するブリード及びブルーム防止剤を提供することを
目的とするものである。
【００１６】
【課題を解決するための手段】この発明に係るポリマー
組成物及びその成形体のブリード及びブルーム防止剤
は、ポリオキシアルキレンアミンと総称され、構造的に
はポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
又はトリオールより誘導される脂肪族の１級モノ、ジ又
はトリアミンである。
組成物及びその成形体のブリード及びブルーム防止剤
は、ポリオキシアルキレンアミンと総称され、構造的に
はポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
又はトリオールより誘導される脂肪族の１級モノ、ジ又
はトリアミンである。
【００１７】
【作用】この発明のブリード及びブルーム防止剤は、ゴ
ム，プラスチック等のポリマーに添加すれば、ブルーム
及びブリード性の著しい配合薬品を可溶化し、ポリマー
表面に長期にわたり光沢を付与し、製品価値を著しく向
上させる。
ム，プラスチック等のポリマーに添加すれば、ブルーム
及びブリード性の著しい配合薬品を可溶化し、ポリマー
表面に長期にわたり光沢を付与し、製品価値を著しく向
上させる。
【００１８】また、加工時にポリマーを軟化し、金型に
おける流れを良好にする。しかも、充填剤，配合薬品を
分散させる作用があり、ポリマー成形体の諸物性に影響
のないことが後述する実施例から分かった。
おける流れを良好にする。しかも、充填剤，配合薬品を
分散させる作用があり、ポリマー成形体の諸物性に影響
のないことが後述する実施例から分かった。
【００１９】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。
【００２０】（Ｉ）ゴム配合薬品で、特にブルーム性の
著しい、表１のＮｏ．２の薬品を供試薬品とした。
著しい、表１のＮｏ．２の薬品を供試薬品とした。
【００２１】（II）ブリート及びブルーム防止剤は、表
３ものを使用した。
３ものを使用した。
【００２２】
【表３】
【００２３】（III)ブリート及びブルーム防止剤Ｎｏ．
１〜Ｎｏ．８はそれぞれ７部配合して１６０℃×１０分
加硫し、２mm×１５０mm×１５０mmのシートを作成し
た。
１〜Ｎｏ．８はそれぞれ７部配合して１６０℃×１０分
加硫し、２mm×１５０mm×１５０mmのシートを作成し
た。
【００２４】（IV）得られたシートの物性と室温放置に
よるブルーム性とブリード性を評価したところ、表４の
結果が得られた。
よるブルーム性とブリード性を評価したところ、表４の
結果が得られた。
【００２５】なお、ブルーム・ブルード性の評価は、各
種ゴムシート別に常温で１〜６０日間放置し、表面状態
を肉眼及びルーペにて観察し、ゴム表面の外観上の変化
（結晶析出・ブリード）を調べることによって行った。
種ゴムシート別に常温で１〜６０日間放置し、表面状態
を肉眼及びルーペにて観察し、ゴム表面の外観上の変化
（結晶析出・ブリード）を調べることによって行った。
【００２６】
【表４】
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ポリマーに影響を与えないポリオキシアルキレンア
ミンをブリード及びブルーム防止剤としたので、ポリマ
ー組成物及びその成形体のブリード及びブルームを有効
に防止することができる。
ば、ポリマーに影響を与えないポリオキシアルキレンア
ミンをブリード及びブルーム防止剤としたので、ポリマ
ー組成物及びその成形体のブリード及びブルームを有効
に防止することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年１０月７日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１３
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１３】
【表１】
Claims (1)
- 【請求項１】 ポリオキシアルキレンアミンと総称さ
れ、構造的にはポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール又はトリオールより誘導される脂肪族の１
級モノ、ジ又はトリアミンであることを特徴とするポリ
マー組成物及びその成形体のブリード及びブルーム防止
剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26123792A JPH06107783A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | ポリマー組成物及びその成形体のブリード及びブルーム防止剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26123792A JPH06107783A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | ポリマー組成物及びその成形体のブリード及びブルーム防止剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06107783A true JPH06107783A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17359046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26123792A Pending JPH06107783A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | ポリマー組成物及びその成形体のブリード及びブルーム防止剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06107783A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05287133A (ja) * | 1992-04-07 | 1993-11-02 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物 |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP26123792A patent/JPH06107783A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05287133A (ja) * | 1992-04-07 | 1993-11-02 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19950214 |