JPH06107188A - ステアリング伝達装置 - Google Patents

ステアリング伝達装置

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JPH06107188A
JPH06107188A JP28536292A JP28536292A JPH06107188A JP H06107188 A JPH06107188 A JP H06107188A JP 28536292 A JP28536292 A JP 28536292A JP 28536292 A JP28536292 A JP 28536292A JP H06107188 A JPH06107188 A JP H06107188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
ball nut
output shaft
transmission device
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP28536292A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Shimizu
康夫 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP28536292A priority Critical patent/JPH06107188A/ja
Publication of JPH06107188A publication Critical patent/JPH06107188A/ja
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  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転者がステアリングホイールを直進方向に
保持するだけで、直進走行安定性を向上させることがで
きるように構成されたステアリング伝達装置を提供す
る。 【構成】 運転者の操舵力が入力される入力軸2の回転
運動を、操向車輪に連結される出力軸3の直線運動に変
換するためのステアリング伝達装置の構成を、入力軸の
端部に設けられたピニオン9と、ピニオンに噛合するラ
ック軸8と、ラック軸の内周に設けられたボールナット
7と、ボールナットに多数のボール6を介して螺合する
べく出力軸に設けられたボールねじ5と、ボールナット
或いはボールねじに回転力を付与するための駆動手段1
2とを有するものとする 【効果】 車両操縦性の向上。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステアリングホイール
による操舵と、これとは別の操作系による操向車輪の操
舵とが可能なように構成されたステアリング伝達装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】操向車輪を転舵するためのステアリング
伝達装置は、運転者が操作するステアリングホイール
と、ステアリングホイールによって回動駆動される入力
軸と、入力軸の回転運動を直線運動に変換するラック&
ピニオン機構などからなる変換機構と、タイロッドなど
の転舵リンクを介して変換機構の出力軸に連結されて操
向車輪を転舵する転舵機構とからなっている。
【0003】ところで、従来のステアリング伝達装置に
於ては、ステアリングホイールによって回転駆動される
入力軸のみにより、ステアリング伝達装置の出力軸に連
結された操向車輪に舵角を与えるようになっている。即
ち、操向車輪の切れ角は、ステアリングホイールの回転
角の関数で表される。このため、轍などによる路面の凹
凸や、車両の側面に受ける横風などの外乱に遭遇した場
合には、直進させようとする運転者の意志に反して車両
進行方向が変化させられる。従って、直進走行時に運転
者は、ステアリングホイールを直進方向に保舵するのみ
ならず、外乱による変動を補正するための補正操舵をも
行わなければならないといった煩わしさがあった。
【0004】本発明は、このような従来技術の不都合を
改善するためになされたものであり、その主な目的は、
運転者がステアリングホイールを直進方向に保持するだ
けで、直進走行安定性を向上させることができるように
構成されたステアリング伝達装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、運転者の操舵力が入力される入力軸の回転
運動を、操向車輪に連結される出力軸の直線運動に変換
するためのステアリング伝達装置の構成を、入力軸の端
部に設けられたピニオンと、ピニオンに噛合するラック
軸と、ラック軸の内周に設けられたボールナットと、ボ
ールナットに多数のボールを介して螺合するべく出力軸
に設けられたボールねじと、ボールナット或いはボール
ねじに回転力を付与するための駆動手段とを有するもの
とすることによって達成される。
【0006】
【作用】このような構成によれば、ボールねじ或いはボ
ールナットに与える回転角を制御することにより、ステ
アリングホイールによる舵角操作入力とは別に、舵角の
補正操作力を出力軸に入力することができる。従って、
ステアリングホイールを一定に保持したままの状態で別
の制御信号を駆動手段に与えることにより、ステアリン
グの切り増し、或いは切り戻し操作や、外乱に対抗する
向きの舵角を操向車輪に与えることができる。
【0007】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明に基づき構成されたステア
リング伝達装置1の構成を示している。本装置は、図示
しないステアリングホイールに加わる回転操作力を受け
る入力軸2と、図示しないタイロッドなどの転舵リンク
を介して操向車輪に舵角を与えるべく横方向に直線運動
を行う出力軸3とを備えている。そして入力軸2と出力
軸3との間は、入力軸2の回転運動を出力軸3の直線運
動に変換するための変換機構4を介して連結されてい
る。
【0009】変換機構4は、出力軸3に直接形成された
ボールねじ5と、これに多数のボール6を介して螺合し
たボールナット7と、ボールナット7の外周面に形成さ
れたラックギヤ8と、これに噛合するべく入力軸2の軸
端に形成されたピニオン9とからなっている。
【0010】一方、出力軸3は、電動モータ10及びウ
ォーム減速機11からなる駆動装置12にて回転駆動さ
れるようになっている。そして出力軸3を回転駆動する
と、ボールナット7と螺合しているために出力軸3は軸
方向に移動するが、この直線運動を許容するために出力
軸3は、ウォームホイール13に対してスプライン溝1
4をもって結合している。
【0011】さて、上記構成の本発明装置によると、ス
テアリングホイールを操舵すると、入力軸2のピニオン
9とボールナット7のラックギヤ8との噛合により、ボ
ールナット7と共に出力軸3が横方向移動を行い、出力
軸3に連結された操向車輪が転舵される。この時、電動
モータ10を回転駆動して出力軸3とボールナット7と
の軸方向相対位置を変化させることにより、ステアリン
グホイールの操舵角と操向車輪の転舵角との比を無段階
に変化させることができる。この舵角比を、低車速域で
大きく、高車速域で小さくなる車速感応特性にて制御す
るものとすれば、低車速時の取り回し性が向上し、しか
も高車速時の操縦安定性が向上する。
【0012】これに加えて、ステアリングホイールの操
舵角、操舵角速度、及び車両に作用する横加速度などの
車体挙動に関する情報をコンピュータに入力し、この信
号に応じ、直進時に横風や路面状況の影響によって車両
の進路が偏向する際の修正を自動的に行わせることがで
きる。
【0013】本発明装置の別の実施例について図2に示
す。なお、以下の説明では、上記実施例と同一の部分に
は同一の符号を付してその説明を省略する。
【0014】本実施例に於ては、入力軸2のピニオン9
に噛合したラックギヤ8の内周には、出力軸3に螺合し
たボールナット7が回転自在にかつ軸線方向変位不能に
係合している。そしてボールナット7は、ケーシング2
1の内面に支持された回転力伝達部材22に結合してい
る。
【0015】これらボールナット7と回転力伝達部材2
2とは、キー23とキー溝24との結合によって互いに
一体回転可能かつ相対軸方向変位可能に係合している。
そして回転力伝達部材22は、その外周面に形成された
ウォームホイール13が電動モータ10のウォーム25
に噛合して回転駆動されるようになっている。
【0016】他方、出力軸3は、ケーシング21に対し
てキー手段26をもって回り止めされたうえで軸方向変
位が可能なように支持されている。
【0017】本実施例の場合も、ステアリングホイール
にて入力軸2に与える回転力がラック&ピニオン機構に
よって出力軸3の直線運動に変換され、電動モータ10
にてボールナット7に与えるステアリングホイールから
のとは別の回転力により、出力軸3が直線運動を行う。
【0018】
【発明の効果】このように本発明によれば、外乱に対抗
する操舵力を駆動装置に発生させることができるので、
運転者は、直進時はステアリングホイールを直進方向に
保持するだけで済む。また、舵角の補正制御は、直進時
の操作性の向上のみならず、旋回走行時には舵角に応じ
てギヤ比を変化する如く舵角補正を行うことにより、F
F車の場合はアンダーステア特性を、FR車の場合は、
オーバーステア特性を補正することができる。更に車両
のヨーレイトゲインを一定に保つように舵角比を変化さ
せると、中・低速走行時のシャープな操縦性と、高速時
の安定性とを共に向上することが可能となる。従って、
車両の操縦性を向上するうえに多大な効果を奏すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例の構成を示す断面図。
【図2】別の実施例の図1に対応する断面図。
【符号の説明】
1 ステアリング伝達装置 2 入力軸 3 出力軸 4 変換機構 5 ボールねじ 6 ボール 7 ボールナット 8 ラックギヤ 9 ピニオン 10 電動モータ 11 ウォーム減速機 12 駆動装置 13 ウォームホイール 14 スプライン溝 21 ケーシング 22 回転力伝達部材 23 キー 24 キー溝 25 ウォーム 26 キー手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者の操舵力が入力される入力軸の回
    転運動を、操向車輪に連結される出力軸の直線運動に変
    換するためのステアリング伝達装置であって、 前記入力軸の端部に設けられたピニオンと、該ピニオン
    に噛合するラック軸と、該ラック軸の内周に設けられた
    ボールナットと、該ボールナットに多数のボールを介し
    て螺合するべく前記出力軸に設けられたボールねじと、
    該ボールねじに回転力を付与するための駆動手段とを有
    することを特徴とするステアリング伝達装置。
  2. 【請求項2】 運転者の操舵力が入力される入力軸の
    回転運動を、操向車輪に連結される出力軸の直線運動に
    変換するためのステアリング伝達装置であって、 前記入力軸の端部に設けられたピニオンと、該ピニオン
    に噛合するラック軸と、該ラック軸の内周に回転方向に
    のみ変位可能に係合したボールナットと、該ボールナッ
    トに多数のボールを介して螺合するべく前記出力軸に設
    けられたボールねじと、前記ボールナットに回転力を付
    与するための駆動手段とを有することを特徴とするステ
    アリング伝達装置。
JP28536292A 1992-09-30 1992-09-30 ステアリング伝達装置 Pending JPH06107188A (ja)

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JP28536292A JPH06107188A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 ステアリング伝達装置

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JP28536292A JPH06107188A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 ステアリング伝達装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06107188A true JPH06107188A (ja) 1994-04-19

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ID=17690581

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28536292A Pending JPH06107188A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 ステアリング伝達装置

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Cited By (3)

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