JPH0610714B2 - カメラのフイルム空送り装置 - Google Patents

カメラのフイルム空送り装置

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JPH0610714B2
JPH0610714B2 JP276886A JP276886A JPH0610714B2 JP H0610714 B2 JPH0610714 B2 JP H0610714B2 JP 276886 A JP276886 A JP 276886A JP 276886 A JP276886 A JP 276886A JP H0610714 B2 JPH0610714 B2 JP H0610714B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、カメラのフィルム空送り装置、詳しくはカ
メラにフィルムを装填した際、同フィルムのリーダー部
を自動的に空送り、その空送りが終了したことを検知す
るフィルム空送り装置に関するものである。
[従来の技術] フィルムをオートローディングし、撮影に伴って自動巻
上げをするカメラにおいては、フィルムの装填時にフィ
ルムリーダー部を自動的に空送りするようになってお
り、このリーダー部を空送りするためには、空送り量を
検知して所定の空送り量に達した所で、フィルムの空送
りを停止する必要がある。
従来、このフィルム空送り装置はその一例が第12図に
示されるように構成されている。即ち、上面に撮影フィ
ルムの駒数を表示し、外周面に送りギヤー部の形成され
た駒数表示用回転板100の中心部のボス101に、径
方向の部分円弧状の切欠102を設け、この切欠102
の段差を利用して空送り検知スイッチ103をオン,オ
フ動作させ、このスイッチ103の作動によってフィル
ムのリーダー部が送られたことを自動的に検知するよう
にしていた。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、この第12図に示した従来のフィルム空送り
装置では、駒数表示用回転板がフィルム空送り終了時に
駒数「1」を表示する回転位置と、空送り検知スイッチ
のオン,オフ動作のタイミングとの合せ精度は、スイッ
チの取付け誤差やスイッチの可動導電接片の形状誤差等
により大きくバラツキを生じ、その結果、空送り終了時
に駒数表示が「・」「2」等のずれた記号を表示してし
まうという欠点があった。よって組立時の調整が必要と
なり、それだけ組立工数が増加するという問題点を有し
ていた。
従って、本発明の目的は上記従来の欠点を解消し、フィ
ルムリーダー部の空送りが確実に行なわれた所で、空送
り完了検知スイッチが働いて空送り作動をストップし駒
数表示が「1」を正確に示すフィルム空送り装置を提供
するにある。
[問題点を解決するための手段および作用] 本発明では、フィルムの輸送に伴って回転する回転体を
設けると共に、この回転体によってフィルム一駒分の輸
送で1回転する駆動軸を回転させ、この駆動軸に設けた
ギヤーの一歯送り部により駒数表示回転体の外周のギヤ
ー部を一歯分送り、これによって駒数表示回転体が一駒
分進んでフィルム駒数を表示するようにし、この駒数表
示回転体の外周に刻設したフィルム駒数の通常送りギヤ
ー部に、大径の部分ギヤー部で形成されたフィルム空送
りギヤー部を設け、この空送りギヤー部を上記駆動軸の
一歯送り部が送った空送り完了時に、上記駆動軸が大径
の部分ギヤー部から通常送りギヤー部に向けて変移する
動作により空送り完了検知スイッチを作動させ、このス
イッチの検出信号によって自動空送りを停止させるよう
にしたものである。
[実施例] 以下、図示の実施例によって本発明を説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示すカメラのフィルム空
送り装置の斜視図である。
本発明よるフィルム空送り装置は、フィルム1の輸送に
よって回転せられる回転部材2と、この回転部材2が一
駒分のフィルム送り回転をしたとき一回転する駆動軸3
と、この駆動軸3に形成された一歯送り部3aと、通常
送りギヤー部および大径の空送りギヤー部を有し、上記
一歯送り部3aの一回転により一歯分回転せられる駒数
表示部材4と、この駒数表示部材4に上記駆動軸3を圧
接させる付勢手段と、フィルムの空送り終了時に作動す
る空送り完了検知スイッチSWとで、その主要部が構成
されている。
上記回転部材2は、不動部材に回転自在に軸支された従
動スプロケット輪で構成されており、その周面に形成さ
れた係合爪2aはフィルム1の輸送に伴って同フィルム
の下側のパーフォレーション1aに順次係合し、フィル
ム1が矢印a方向に一駒分輸送されたときには回転部材
2は矢印bで示す時計方向に一回転するようになってい
る。この回転部材2の上面には同回転部材と一体の駆動
ギヤー2bが回転部材の支軸に嵌挿されており、この駆
動ギヤー2bには駆動軸3の下部に固定された伝達ギヤ
ー3bがかみ合っている。
上記駆動軸3は、カメラ本体下側よりカメラ本体の上部
に配設された駒数表示部材4の側近に延び出すように、
本体に固定された軸受5,6に回転自在に、かつ軸受6
の嵌合孔6aの方向に揺動可能に保持されており、その
上端部の、上記駒数表示部材4に対向する位置には略9
0゜の切込を軸方向に沿って設けた切欠部からなる一歯
送り部3aが形成されている。
上記駒数表示部材4は、上面に円周方向にフィルム駒数
「S…1・2・3……」の表記された回転円板で形成さ
れており、その外周面の一部には大径の部分ギヤーから
なるフィルムリーダー部送り用の空送りギヤー部4aが
形成され、他の半径の小さい大部分には駒数の1駒送り
を行う通常の送りギヤー部4bが形成されている。この
駒数表示部材4は第2図に示すように、その下面中央に
一体に形成された大径軸部4dと小径軸部4eからなる
支軸を、カメラ本体上部の比較的厚味のある基板7に穿
設された嵌合穴7aおよび貫通孔7bに挿入して基板7
に対して回転自在に配設されている。上記嵌合穴7aは
支軸の大径軸部4dとこれに巻回された復動用ばね8と
を収納するようになっており、同穴7aの底面に穿設さ
れた貫通孔7bは支軸の小径軸部4eが回転自在に挿通
せられ、その裏面より突出した先端部には抜け止めリン
グ9が嵌め込まれ、駒数表示部材4が上方へ抜け出るの
が阻止されている。上記復動用ばね8は駒数表示部材4
を始発位置に自動復元させるためのものであって、コイ
ルスプリングで形成されており、その一端8aは上記嵌
合穴7aから外方に向けて穿設された切込溝7cに係止
せられ、他端8bは第5図に示す如く、駒数表示部材4
の裏面に一体に形成されたストッパー用突起4fに係止
されている。このストッパー用突起4fは上記基板7に
突設された回転止突起7dの傾斜面を乗り越えるための
傾斜面と位置規制用突片4gとを有するように形成され
ており、組立時に上記復動用ばね8をチャージし、その
開放復元弾力を調節し得るようになっている。
再び第1,2図に戻り、上記一歯送り切欠部3aの形成
された駆動軸3の上端部が対向する駒数表示部材4の下
位に対応する基板7部分には、駆動軸3の揺動通路を形
成する切欠7eが設けられており、更に基板7の、駆動
軸3に対向する外面がわから基板内部に向けて水平切込
部7fが形成されている。この水平切欠部7fと上記切
欠7eとは、次に述べる空送り完了検知スイッチSWを
配設するためのものである。
フィルムの空送り完了検知スイッチSWは、第6図に示
すようにトーションばねスイッチで形成されており、導
電性の弾性線材からなるトーションばね10は、その中
程の巻回部をU字型導電性支持片11の左方立上り部1
1aに巻装され、右方延出部10bを上記支持片11の
右方立上り部11bに係止されていて、左方延出部10
aが開閉接点を形成する導電軸12に圧接するようにな
っている。従って、リード線13および14は導電軸1
2と支持片11とにそれぞれハンダ付けされる。この導
電軸12と上記左、右の立上り部11a,11bのそれ
ぞれの中程には下方に向けて広がる抜止用傾斜突部12
a,11c,11dが形成されている。このように構成
されている空送り完了検知スイッチSWは、第1,2図
に示すように、基板7の外面寄りの位置に上下に貫通す
るように穿設された配設孔15a〜15cに下方から挿
入されて基板7に組み込まれる。即ち、配設孔15aに
は下方から導電軸12がその抜止用傾斜突部12aが水
平切込部7fに位置するように挿入され、またU字型導
電性支持片11の左,右立上り部11a,11bが配設
孔15b,15cに下方からその抜止用傾斜突部11c,
11dが水平切込部7fに位置するように挿し込まれ
る。このように挿入されると抜止用傾斜突部12a,1
1c,11dによってそれぞれ下方への抜止が行なわれ
て導電軸12と支持片11は基板7に取り付けられると
共に、トーションばね10はその左方延出部10aが前
記切欠7eを横切るように水平切込部7f内に配設され
る。このように配設されたトーションばねスイッチSW
は平生は左方延出部10aが導電軸12に圧接している
ので、オン状態を保持しているも駆動軸3の一歯送り切
欠部3aが大径の空送りギヤー部4aから通常のギヤー
部4bに切り換わり、駆動軸3が揺動すると切欠7e内
を移動するので、これによって左方延出部10aが押動
されて導電軸12との接触を断ち、スイッチSWはオフ
されるようになっている。
一方、上記駆動軸3は第1図に示すように、その一歯送
り切欠部3aが駒数表示部4のギヤー部に圧接するよう
に付勢されている。この付勢手段はカメラの裏蓋(図示
されず)の開閉に連動して揺動する押動腕16と同腕1
6上に取り付けられたトーションばね17とによって構
成されている。上記押動腕16は基端部を支軸18によ
り回動自在に支持されていて、その自由端部16aは駒
数表示部材4と駆動軸3との間に向けて延び出してい
る。この押動腕16は支軸18寄りの位置に穿設された
部分円弧状のガイド孔16bを、カメラ本体に植立され
た不動軸19に挿通して配設されていて、自由端部16
aの中程にはばね取付用の短支柱16cが植立されてい
る。そして、この短支柱16cにトーションばね17の
中央巻回部が巻装され、同ばね17の他端部17bは上
記不動軸19に係止され、反対方向に長く延び出した一
端部17aは上記駆動軸3に圧接され、同駆動軸3を駒
数表示部4のギヤー部に向けて押動するように付勢して
いる。従って、駆動軸3は、このばね17の一端部17
aと上記押動腕16の自由端部16aとに挟持された形
となって駒数表示部材4から離間した位置に配設されて
いる。また、上記ばね取付用の短支柱16cには第3図
に示す如く、ばねの抜止用突起16dがその上端側方に
突出している。また更に、この押動腕16にはその自由
端部16aの中程からカメラの裏蓋がわに向けて水平に
延び出す突出アーム16eが形成されていて、このアー
ム16eの先端が、カメラの裏蓋を閉じたときには同裏
蓋に設けられた突起20(第8,9図参照)によって押
動され押動腕16は支軸18の周りに反時計方向に回動
するようになっている。
なお、第1図に示すように前記従動スプロケット輪で形
成された回転部材2の上面には一駒送り検出用の導電片
2cが設けられており、この導電片2cには一対の導電
接片21a,21bが接触して一駒送り検出スイッチS
を構成している。この検出スイッチSWは、第1
図に示す如く駆動軸3の一歯送り切欠部3aが駒数表示
部材4に対して反対がわを向いたとき、オン状態となる
ようにタイミングが設定されている。
次に、上記駆動軸3の組込順序を第7図によって説明す
ると、先づ駆動軸3をやや傾けて軸受5および嵌合孔6
aに軸先端を下方より通す。このとき、軸中程に固定さ
れた抜止用フランジ3cはその径が軸受5の径より小さ
く形成されているから容易に通過し、次で中程の軸受6
の嵌合孔6aも大径孔なので、これも通過し嵌合孔6a
に連設されている長孔部6bに駆動軸中程が位置するよ
うに駆動軸3を直立することによってフランジ3cも長
孔部6b上に位置し、このフランジ3cの径が長孔部6
bの幅より大きいことによって駆動軸3の下方への抜止
を行う。この状態において駆動軸3の下端部のボス3d
は揺動中心部となり、軸受5に対してある程度の範囲揺
動自在に動くようになっている。
つまり、嵌め込むときには第7図ニの状態で抜止用フラ
ンジ3cを軸受5および嵌合孔6aに通し、駒数表示部
材4を取り付けたのちは、駆動軸3の揺動範囲が駒数表
示部材4のギヤー部の外径により制限され、イ、ロ、ハ
の範囲で揺動することになる。即ち、イは裏蓋開放でフ
リー状態、ロはフィルムの空送り状態、ハは通常の駒送
り状態位置となる。
また、第1,4図に示すように、軸受6の嵌合孔6aと
これに連設された長孔部6bの両側部の上面には、駆動
軸3の揺動時のフランジ3cの軌跡に合うように、座ぐ
り6c,6cが穿設されている。この座ぐり6c,6c
は嵌合孔6aがわに向けてその深さが大きくなってい
て、この座ぐり6c,6cを設けることによりフランジ
3cの軸受上面に対する摩擦が減少し、軸3の揺動々作
がスムーズになる。
以上のように本実施例のフィルム空送り装置は構成され
ている。
次に、その動作について説明すると、先づカメラの裏蓋
が開いた状態では第8図に示すように、駒数表示部材4
から駆動軸3は離間していて、駒数表示部材4は初期位
置に停止している。次にカメラにフィルムを装填し、裏
蓋を閉じると突出アーム16eが突起20によって押さ
れるので、これによって押動腕16は支軸18の周りに
自己の回動習性に抗して反時計方向に回動する。する
と、自由端部16aとばね17の一端部17aで挟持さ
れている駆動軸3は一端部17aの弾力によって若干揺
動し、駒数表示部材4の大径の空送りギヤー部4bに圧
接する。
そして、図示しない巻上げスタートスイッチによりモー
ターが始動され、フィルム1の巻上が始まる。これによ
って第1図に示す如く、フィルム1が矢印a方向に輸送
せられると、パーフォレーション1aの移動に伴って従
動スプロケット輪2は時計方向に回転し、ギヤー2b,
3bを介して駆動軸3は反時計方向に回転せられる。上
記駆動軸3はフィルム1のパーフォレーション8個、つ
まりフィルム1駒分の輸送で一回転するようになってい
るので、この一回転により一歯送り切欠部3aによって
空送りギヤー部4aは一歯分送られ駒数表示部材4は一
歯分、時計方向に回転する。このようにしてフィルムリ
ーダー部の空巻上が進み所定の量、即ちリーダー部の3
〜4駒分のフィルムが空送りされると、駆動軸3は大径
の空送りギヤー部4aから外れるので、段差部4cを滑
り空送り部分ギヤーより径の小さい通常の送りギヤー部
4bへ落ち込む。このとき、駆動軸3は切欠7e内を表
示部材4の中心に向けて変移するので、空送り完了検知
スイッチSWの左方延出部10aを押動するため、同ス
イッチSWはオフとなる。そして、一駒送り検出スイッ
チSWがオンした時点でフィルムリーダー部の空送り
が終了し、1駒目の撮影待ち状態でモータは停止する。
外部表示としては駒数表示部材4の上面に印刷されたフ
ィルム駒数を表わす数字および記号「S…1234……
36E」がカメラ上の表示窓(図示されず)から見える
ようになっていて、上記空送り終了時点では「1」が指
標に合致している。
上記空送り完了検知スイッチSWと一駒送り検出スイッ
チSWとのタイミングは駒数表示部材4の送りギヤー
の形状により確実に一致する。即ち、第10図(A)〜(D)
に示す如く、一歯送り切欠部3aが空送りギヤー部4a
のギヤー4a′にかみ合っている状態(第10図(A))
からほんの少しひっかかっている状態(第10図(B))
を経て、段差部4cを滑り空送り完了検知スイッチSW
をオフし、通常の送りギヤー部4bに落ち込んだ状態
(第10図(C))で若干回転して、切欠部3aがギヤー
部4bのギヤーと逆向きの状態(第10図(D))になっ
たとき、一駒送りスイッチSWがオンするようになっ
ている。
そして、撮影が進行すると、一歯送り切欠部3aの一回
転毎に駒数表示部4も一歯分ずつ回転し、フィルム駒数
を正確に表示する。やがてフィルムエンドになると、こ
れを検出してフィルムが自動的に巻戻されるが、このと
き駆動軸3も逆回転し、駒数表示部材4も逆カウントし
て巻戻中であることを示す。そして巻戻しが終ると駆動
軸3は段差部4cに当接した位置で停止する。ここで裏
蓋を開くと駆動軸3は駒数表示部材4から離間するの
で、同表示部材4は復動用ばね8によって初期位置に復
元し、空送り完了検知スイッチSWはオン状態に戻る。
第11図は、本発明の他の実施例を示すフィルム空送り
装置の斜視図である。この実施例は駆動軸自身を揺動さ
せず、駆動軸23を回転自在に揺動板21に取り付け、
同揺動板21を揺動させて駆動軸23の一歯送り切欠部
23aを駒数表示部材24の外周の大径の空送りギヤー
部24aおよび通常のギヤー部24bに圧接させるよう
にしたものである。
即ち、従動スプロケット輪で構成された回転部材22を
固定した支軸25に揺動板21の基部を回転自在に取り
付けると共に、同軸25に原動ギヤー26を固定し、こ
のギヤー26の回転力を揺動板21上に回転自在に取り
付けられた伝達ギヤー27,28を介して駆動軸23の
駆動ギヤー29に伝達する。そして、揺動板21に、図
示されないばねによって駆動軸23が駒数表示部材24
のギヤー部から離間する向きに移動する習性を付与し、
更に裏蓋の閉成によって上記付与習性に打ち克って駆動
軸23がギヤー部24aおよび24bに圧接する習性を
揺動板21に作用するようにしてある。従って、このよ
うに構成しても前記実施例と同様の効果を奏することが
できる。
因に上記実施例においては、ギヤー部4a,4b,24
a,24bの一歯送りを、駆動軸3,23に形成した切
欠部3a,23aで行うようにしたが、これは突出爪部
を形成して行ってもよいこと勿論である。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、 (i)フィルムの移動に伴って駒数表示部材が回転せられ
るので、駒数表示部材のみが回転していてフィルムが送
られていないというような不具合が生じない。
(ii)フィルムリーダー部の空送りが確実に行なわれたと
ころで、空送りがストップするので表示は正確に「1」
に合致する。従って、スイッチとの調整は不要となる。
(iii)空送り完了検知スイッチおよび一駒送り検出スイ
ッチが簡単な構成で確実に組立てられる。
等の数々の顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すフィルム空送り装置
の斜視図、 第2図は、上記第1図のフィルム空送り装置の要部分解
および要部を断面で示した斜視図、 第3図は、押動腕の要部拡大斜視図、 第4図は、嵌合孔および長孔部と座ぐり部の拡大平面
図、 第5図は、駒数表示部材の裏面と復動用ばねを示した斜
視図、 第6図は、空送り完了検知スイッチの斜視図、 第7図は、駆動軸の側面図、 第8図,第9図は、押動腕の作動態様をそれぞれ示す平
面図、 第10図(A)〜(D)は、一歯送り切欠部の作動態様をそれ
ぞれ示す要部拡大平面図、 第11図は、本発明の他の実施例を示すフィルム空送り
装置の斜視図、 第12図は、従来のフィルム空送り検知機構を示す平面
図である。 1……フィルム 2,22……回転部材(従動スプロケット輪) 3,23……駆動軸 3a,23a……一歯送り部 4,24……駒数表示部材 4a,24a……フィルム空送りギヤー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−144539(JP,A) 実開 昭57−150832(JP,U) 実開 昭55−159332(JP,U) 実開 昭58−168724(JP,U) 実開 昭58−100332(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルム送りに応じて回転する回転部材
    と、 フィルム駒数の表示部を備え、外周にフィルム駒数の通
    常送りギヤー部とこのギヤー部よりも大径の部分ギヤー
    で形成されたフィルム空送りギヤー部とを有した駒数表
    示部材と、 この駒数表示部材のギヤー部の一歯送り部を有すると共
    に、上記回転部材によってフィルム一駒分の送りで一回
    転する駒数表示部材駆動軸と、 この駆動軸を上記駒数表示部材の外周に向けて圧接させ
    る付勢手段と、 上記駆動軸が上記駒数表示部材の空送りギヤー部に当接
    する位置から通常送りギヤー部に当接する位置に移動す
    るときに切り変えられる空送り完了検知スイッチと、 を具備したことを特徴とするカメラのフィルム空送り装
    置。
JP276886A 1986-01-09 1986-01-09 カメラのフイルム空送り装置 Expired - Fee Related JPH0610714B2 (ja)

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JPS62160436A JPS62160436A (ja) 1987-07-16
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8900373B2 (en) 2006-08-23 2014-12-02 Khs Gmbh Method of cleaning bottles in a bottle cleaning machine, and an arrangement for performing the method, and a bottle cleaning machine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8900373B2 (en) 2006-08-23 2014-12-02 Khs Gmbh Method of cleaning bottles in a bottle cleaning machine, and an arrangement for performing the method, and a bottle cleaning machine

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