JP3361408B2 - カセットテーププレーヤ - Google Patents

カセットテーププレーヤ

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JP3361408B2
JP3361408B2 JP09110795A JP9110795A JP3361408B2 JP 3361408 B2 JP3361408 B2 JP 3361408B2 JP 09110795 A JP09110795 A JP 09110795A JP 9110795 A JP9110795 A JP 9110795A JP 3361408 B2 JP3361408 B2 JP 3361408B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカセットテーププレーヤ
に係り、特に、テープカセットを装着した直後にテープ
のたるみを除去する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、長時間記録に対応して非常に薄手
のテープを用いたテープカセットが出現しているが、こ
のような薄手テープの場合、装着前のテープに僅かなた
るみが発生しただけで、走行中にテープのジャムや切断
等のトラブルが発生しやすくなる。そこで、従来より、
テープカセットの装着直後にテープのたるみを自動的に
除去し、テープの切断等のトラブルを防止するようにし
たカセットテーププレーヤが知られており、かかるテー
プたるみ除去機構の一例が特開平6−290507号公
報において提案されている。
【0003】上記公報に記載されたテープたるみ除去機
構は、両フライホイールと両リール台間にそれぞれ揺動
ギヤを介設し、テープカセットが装着されたことを検知
すると、両揺動ギヤを対応するフライホイールとリール
台にそれぞれ噛合させることにより、両リール台を互い
にテープの巻き取り方向に高速回転させて、テープのた
るみを除去するように構成されている。このたるみ除去
動作は、一定時間が経過する間、あるいはテープの張力
によってリール台の回転が停止するまで続けられ、一定
時間の経過後あるいはリール台の回転が停止した時点で
終了する。また、FFまたはREW時は、ヘッドベース
と両揺動ギヤ間に介設されたスライドレバーのカム作用
により、いずれか一方の揺動ギヤのみをフライホイール
とリール台に噛合させ、一方のリール台を巻き取り方向
に高速回転させるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のテープたるみ除去機構において、たるみ除去動作を
一定時間だけ継続させる方法を採用した場合、たるみ除
去動作が装着されるテープカセットのテープたるみ量に
無関係に行われるため、例えば、テープのたるみがない
テープカセットを装着した際に、たるみ除去動作が不所
望に行われたり、テープのたるみ量が多いテープカセッ
トを装着した際に、たるみが充分に除去されないという
問題があった。一方、リール台の回転が停止したことを
検出してたるみ除去動作を終了させる方法を採用したも
のにおいては、テープのたるみが除去された時点で、リ
ール台に一般的に設けられれているスリップ機構が働い
て両リール台が共にスリップして停止しない場合、リー
ル台の回転停止を検出できず、たるみ除去動作を終了さ
せることができなくなる。すなわち、テープの始端ある
いは終端付近でたるみ除去動作が行われると、両リール
に巻回されたテープの巻径が大きく相違することに起因
して、巻径の小さい方(巻き取りトルクの大きい方)の
リールに係合するリール台がテープの巻き取り方向に回
転し続けるため、テープのたるみが除去されたにも拘ら
ず、たるみ除去動作を終了させることができないという
問題があった。
【0005】また、前述した従来のテープたるみ除去機
構では、テープのたるみを除去する際に、両リール台が
互いに反対方向に高速回転するため、たるみが除去され
た時点でテープに大きな張力が作用し、特に、極薄のテ
ープの場合、テープカセットの装着時にテープが切断し
やすいという問題があった。
【0006】さらに、両フライホイール間に介設される
2つの揺動ギヤを必要とし、これら2つの揺動ギヤをフ
ライホイールとリール台に噛合または噛合解除させるこ
とにより、テープのたるみ除去動作やFFまたはREW
動作を行なうため、構造が複雑になり、小型化が阻害さ
れるという問題もあった。
【0007】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、テープカセットの装
着時に、テープ位置に拘らずテープのたるみを確実に除
去できるカセットテーププレーヤを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、装着位置にあるテープカセットのリール
に係合する一対のリール台と、これらリール台を回転す
る駆動モータと、前記テープカセットの装着完了時に前
記両リール台を互いにテープの巻き取り方向に回転する
テープたるみ除去手段とを備えたカセットテーププレー
ヤにおいて、前記両リール台の回転状態に応じたパルス
を出力する一対のパルス発生手段と、これらパルス発生
手段から出力されるパルス幅が設定値を超えたか否かを
判断するパルス幅比較手段とを設け、前記両パルス発生
手段の少なくとも一方から出力されるパルス幅が前記設
定値を超えたときに、前記テープたるみ除去手段による
テープのたるみ除去動作が終了したものと判断し、他の
動作モードへ移行するように構成したことを、最も主要
な特徴としている。また、上記の構成において、前記テ
ープたるみ除去手段は、前記駆動モータによって一定速
度で回転する一対のフライホイールと、このフライホイ
ールの回転をプレイ時に前記リール台へ伝達する一対の
アイドラギヤとを備え、これらアイドラギヤを前記リー
ル台とフライホイールにそれぞれ噛合させることによ
り、前記両リール台が互いにテープの巻き取り方向に回
転するようにした。さらに、上記の構成において、前記
テープたるみ除去手段をテープカセットのイジェクト時
にも動作するようにした。
【0009】
【作用】テープカセットの装着が完了すると、駆動モー
タの回転によってテープたるみ除去手段が動作を開始
し、例えば、両アイドラギヤをそれぞれ対応するリール
台とフライホイールに噛合させることにより、両リール
台は互いにテープの巻き取り方向に回転し、テープカセ
ットのテープのたるみが除去される。テープのたるみが
除去されると、たるみ除去時のテープが中央付近にある
場合、両リール台は停止し、たるみ除去時のテープが端
部付近にある場合、巻径の小さい方のリールに係合する
一方のリール台がテープの巻き取り方向に回転すると共
に、他方のリール台もこれに追従してテープの繰り出し
方向へ回転し続ける。そして、両パルス発生手段の少な
くとも一方から出力されるパルス幅が設定値を超えたと
きに、テープたるみ除去手段によるテープのたるみ除去
動作が終了したものと判断し、他の動作モードへ移行す
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1〜図14は本発明の一実施例に係るカセットテ
ーププレーヤを説明するもので、図1はイジェクト完了
状態の平面図、図2はテープカセット装着完了状態の平
面図、図3はカセット移送機構のイジェクト完了状態を
示す側面図、図4は該カセット移送機構のテープカセッ
ト装着完了状態を示す側面図、図5はカセット移送機構
を省略して示す平面図、図6はヘッドベースの平面図、
図7はセレクトレバーの平面図、図8はシャーシの裏面
側から見た底面図、図9はリール台の断面図、図10は
モード選択レバーの底面図、図11は支持板の表面側か
ら見た平面図、図12はサブモータの動力伝達機構を示
す断面図、図13は該動力伝達機構に備えられる遊星歯
車機構の説明図、図14は該動力伝達機構の要部を示す
分解斜視図、図15は該動力伝達機構の動力切換え動作
を示す説明図である。
【0011】これらの図において、符号1は平板状のシ
ャーシであり、該シャーシ1の表面側には、一方向に定
速回転するメインモータ2と、両方向に回転するサブモ
ータ3とが取付けられると共に、カセット移送機構4が
載置されている。図1〜図4に示すように、前記カセッ
ト移送機構4は、シャーシ1に固定された一対の側板
5,6と、一方の側板5の外側に配置されたスライド板
7と、両側板5,6間に回転可能に保持されたプレート
ベース8、およびプレートベース8の先端に連結された
カセットホルダ9等を備えており、前記サブモータ3を
駆動源として動作される。前記側板5にはガイド孔5a
と一対のガイド突起5bが形成されると共に、前記スラ
イド板7にはカム孔7aと一対の長孔7bが穿設されて
おり、各長孔7bがガイド突起5bに案内されることに
より、スライド板7は側板5に前後進自在に保持されて
いる。このスライド板7の下端にはブロック体10が引
張ばね11によってスライド板7と一体的に保持されて
おり、ブロック体10の外側面には第1のラック10a
が刻設されている。
【0012】前記プレートベース8には軸部8aとロー
ラ8bがそれぞれ設けられており、軸部8aは両側板
5,6に回転可能に係止されると共に、ローラ8bは側
板5のガイド孔5aを挿通してスライド板7のカム孔7
aと係合している。また、前記スライド板7の上面には
別の長孔7cとL字状のスリット7dが穿設されると共
に、この長孔7cを挿通するピン12が前記側板5の上
面に立設されており、このピン12に第1のイジェクト
アーム13と第2のイジェクトアーム14が軸支されて
いる。これらイジェクトアーム13,14間は図示せぬ
突起と引張ばね15によって一定角度に保たれており、
第2のイジェクトアーム14から垂下するピン14aは
前記スリット7dと係合している。一方、第1のイジェ
クトアーム13にはカム孔13aと長孔13bが穿設さ
れており、このカム孔13aには検出用レバー16の一
部が係合している。この検出用レバー16は前記側板5
の上面に回動可能に支持されており、この検出用レバー
16は前記シャーシ1に取付けられたプリント基板17
上のカセット挿入検出用スイッチ18に対向している。
また、第1のイジェクトアーム13の長孔13bにはス
ライダ19の突起19aが挿入されており、このスライ
ダ19は前記プレートベース8の上面に形成されたガイ
ド溝8cに沿って前後進できるようになっている。
【0013】図5に示すように、前記シャーシ1の表面
には、一対のキャプスタン軸20,21が軸受22,2
3により回転自在に取付けられると共に、一対のピンチ
レバー24,25が支軸26,27により回転自在に取
付けられている。これらピンチレバー24,25には回
動軸28,29を介してピンチローラ30,31が回転
自在に支持されており、各ピンチローラ30,31はピ
ンチレバー24,25の回動により、対応するキャプス
タン軸20,21と接離するようになっている。また、
前記シャーシ1上にはヘッドベース32が往復移動可能
に載置されており、該ヘッドベース32は図5の上下方
向にガイドされている。このヘッドベース32上には磁
気ヘッド33が固定されると共にピン34が立設されて
おり、このピン34に係止された線ばね35によって、
前記ピンチローラ30,31はキャプスタン軸20,2
1に圧接する方向に付勢されている。
【0014】前記ヘッドベース32は4角枠状に形成さ
れ、その窓孔内に一対のリール台36,37とセレクト
レバー38が配設されている。このセレクトレバー38
はシャーシ1に突設されたボス部1aに回転可能に支持
されており、セレクトレバー38の上端にはセレクトア
ーム39がピン結合されている。このセレクトアーム3
9はシャーシ1とヘッドベース32間に配置されると共
に、支軸40によりシャーシ1に回転可能に支持されて
おり、セレクトアーム39に垂設された突出ピン41は
シャーシ1の裏面側に突出している。したがって、セレ
クトアーム39が支軸40を中心に回動すると、セレク
トレバー38はボス部1aを中心にセレクトアーム39
と逆方向に回動するようになっている。また、前記シャ
ーシ1とセレクトレバー38間には一対のアイドラレバ
ー42,43が配設されており、これらアイドラレバー
42,43は前記軸受22,23の外周面に回転可能に
支持されている。各アイドラレバー42,43の一端に
はカム孔42a,43aが穿設されると共に(図8参
照)、他端には回動軸44,45が垂設されており、こ
れら回動軸44,45はシャーシ1に穿設された透孔を
挿通してシャーシ1の裏面側に突出している。さらに、
前記シャーシ1上にはテープカセットTの種類を判別す
る判別レバー46が軸支されており、該判別レバー46
の一部はシャーシ1の裏面側に突出している。
【0015】図6に示すように、前記ヘッドベース32
の下部には一対の長孔32a,32bが穿設されると共
に、該ヘッドベース32の上部には突出ピン32cが垂
設されており、この突出ピン32cはシャーシ1に穿設
されたガイド孔1bを挿通してシャーシ1の裏面側に突
出している。図7に示すように、前記セレクトレバー3
8には一対の透孔38a,38bと一対のカム孔38
c,38dおよび1つの丸孔38eが穿設されており、
この丸孔38eは前記シャーシ1のボス部1aに回動可
能に挿入されると共に、各透孔38a,38b内に前記
軸受22,23が配設されている。また、前記回動軸2
8,29の下端はヘッドベース32の長孔32a,32
bとセレクトレバー38のカム孔38c,38dおよび
アイドラレバー42,43のカム孔42a,43aを貫
通してシャーシ1の裏面側に達しており、前記線ばね3
5によって長孔32a,32bの上縁方向に付勢されて
いる。
【0016】図8に示すように、前記メインモータ2の
回転軸はシャーシ1の裏面側に突出しており、その先端
にプーリ47が取付けられている。また、シャーシ1の
裏面には他のプーリ48と一対のフライホイール49,
50が回転可能に取付けられており、これらフライホイ
ール49,50の外周と前記両プーリ47,48とにベ
ルト51が掛け渡されている。前記キャプスタン軸2
0,21は各フライホイール49,50の中心に固定さ
れており、各フライホイール49,50にはキャプスタ
ン軸20,21を中心に小歯車49a,50aと大歯車
49b,50bとがそれぞれ同心円状に刻設されてい
る。また、前記シャーシ1の裏面には一対の支持片1
c,1dが折り曲げ形成されており、各支持片1c,1
dに立設された支軸52,53に前記リール台36,3
7が回転可能に軸支されている。
【0017】図9に示すように、一方のリール台36
は、支軸52に回転可能に支持された伝達部材91と、
この伝達部材91の下部に軸受92を介して回転可能に
支持されたリールギヤ56と、伝達部材91の中央部に
圧入固定されたばね受体93、および伝達部材91の上
部にスプライン結合された係合部材54とを備えてお
り、この係合部材54にテープカセットTの一方のリー
ルが係合するようになっている。伝達部材91は下端に
円盤状の鍔部91aを有し、この鍔部91aの下面には
回転検出板58が貼着されており、この回転検出板58
には反射部と非反射部が周方向に沿って交互に形成され
ている。ばね受体93と係合部材54との間には第1の
スプリング94が介設されており、この第1のスプリン
グ94によって係合部材54は上方へ付勢され、ワッシ
ャ95によって支軸52からの脱落が防止されている。
また、ばね受体93と軸受92との間には第2のスプリ
ング96が介設されると共に、リールギヤ56と伝達部
材91の鍔部91aとの間にはフェルト等からなるスリ
ップ部材97が介設されており、第2のスプリング96
の下方への弾性付勢力により、リールギヤ56はスリッ
プ部材97を介して伝達部材91の鍔部91aに圧接さ
れている。なお、詳細な構成は図示省略してあるが、他
方のリール台37も前記リール台36と全く同様に構成
されており、このリール台37は、テープカセットTの
他方のリールに係合する係合部材55(図5参照)や、
リールギヤ57および回転検出板59等を備えている。
【0018】前記シャーシ1の裏面側には一対のアイド
ラギヤ60,61が配設されており、これらアイドラギ
ヤ60,61は前記アイドラレバー42,43の回動軸
44,45に取付けられ、前記フライホイール49,5
0に覆われている。各アイドラギヤ60,61はフライ
ホイール49,50の小歯車49a,50aと常に噛合
してしているが、前記リールギヤ56,57に対して接
離可能であり、アイドラレバー42,43の回動に伴っ
てリールギヤ56,57と噛合、または非噛合状態とな
る。また、シャーシ1の裏面には、位置検出レバー62
とロックレバー63およびセレクトスイング64が配設
されると共に、これら各部材の全部または一部を覆うよ
うにモード選択レバー65が配設されている。前記位置
検出レバー62は支軸62cによりシャーシ1に回動可
能に支持されている。この位置検出レバー62には突出
ピン62aが設けられると共に透孔62bが穿設されて
おり、前記ヘッドベース32の突出ピン32cは、シャ
ーシ1のガイド孔1bと該透孔62bを挿通してモード
選択レバー65の後述するカム孔と係合している。前記
ロックレバー63には突出ピン63aと規制部63bが
設けられており、該ロックレバー63はシャーシ1に植
設されたピン66に回転可能に支持されている。前記セ
レクトスイング64はシャーシ1の支軸67に回転可能
に取付けられており、該セレクトスイング64の上端に
は突出ピン64aが設けられると共に、下端には揺動ギ
ヤ68が回転可能に取付けられている。この揺動ギヤ6
8は前記両リールギヤ56,57間に位置しており、セ
レクトスイング64の回動に伴って、一方のリールギヤ
56およびフライホイール49の大歯車49b、または
他方のリールギヤ57およびフライホイール50の大歯
車50bと選択的に噛合する。
【0019】図10に示すように、前記モード選択レバ
ー65には長手方向に沿って延びる一対のガイド孔6
9,70が穿設されており、これらガイド孔69,70
が前記ピン66と他のピン71に挿入されることによ
り、モード選択レバー65はシャーシ1に対し図8の左
右方向に往復移動可能に取付けられている。このモード
選択レバー65も前記サブモータ3を駆動源として動作
され、その上縁の一部には第2のラック65aが刻設さ
れると共に、一方の側縁には押圧片65bが折り曲げ形
成されており、さらに平板部分には複数のカム孔65c
〜65gが穿設されている。これら各カム孔65c〜6
5gのうち、カム孔65cには前記位置検出レバー62
の突出ピン62aが、カム孔65dには前記ロックレバ
ー63の突出ピン63aが、カム孔65eには前記ヘッ
ドベース32の突出ピン32cが、カム孔65fには前
記セレクトスイング64の突出ピン64aが、カム孔6
5gには前記セレクトアーム39の突出ピン41がそれ
ぞれ挿入されており、後述する各種動作モードに応じて
モード選択レバー65が往復移動すると、各カム孔65
c〜65gとそれに対応する突出ピンとの相対位置が変
化するようになっている。
【0020】前記シャーシ1の裏面側には支持板72が
固定されており、図11に示すように、この支持板72
には遊星歯車機構73が配設されると共に、支軸74と
プリント基板75が固定されている。該プリント基板7
5上には発光素子と受光素子を一体化したフォトインタ
ラプタからなる一対の光センサ76,77が実装されて
おり、これら光センサ76,77は前記回転検出板5
8,59に所定間隔を存して対向している(図9参
照)。したがって、各回転検出板58,59が回転する
と、それに対向する光センサ76,77からパルス信号
が出力され、該パルス信号に基づいて前記リールギヤ5
6,57の回転状態が検出される。また、前記プリント
基板75上には、前記判別レバー46によって動作され
るカセット種類判別スイッチ78と、前記モード選択レ
バー65の押圧片65bによって動作される基準位置検
出スイッチ79、および前記位置検出レバー62によっ
て動作されるモード検出スイッチ80がそれぞれ実装さ
れている。
【0021】図12と図13に示すように、前記遊星歯
車機構73は、支持板72から起立するピン81に軸支
されたサンギヤ82と、前記ピン81に軸支されたキャ
リヤ83と、該キャリヤ83に回転可能に外嵌されたリ
ングギヤ84、および前記キャリヤ83に支持された3
個のプラネットギヤ85とを備えており、各プラネット
ギヤ85はサンギヤ82の内歯部82aとリングギヤ8
4の内歯部84aにそれぞれ噛合している。また、サン
ギヤ82とリングギヤ84はそれぞれ外歯部82b,8
4bが刻設されており、前記キャリヤ83の上端には歯
車86が圧入されている。前記サンギヤ82の外歯部8
2bは筒状体87の下端に刻設された歯部87aと噛合
しており、この筒状体87は前記支軸74に回転可能に
軸支されている。この筒状体87は前記シャーシ1の表
面側に突出しており、その上端に刻設された歯部87b
は前記サブモータ3の回転軸に取付けられたウオームギ
ヤ88と噛合している。なお、サブモータ3はブラケッ
ト89を介してシャーシ1の表面にねじ止めされてお
り、前記支軸74の上端は該ブラケット89に支持され
ている。一方、前記リングギヤ84の外歯部84bは前
記モード選択レバー65の第2のラック65aと噛合し
ており、また、前記キャリヤ83に固定された歯車86
はシャーシ1に穿設された開口90を挿通し、該シャー
シ1の表面側で前記ブロック体10の第1のラック10
aと噛合している。図14に示すように、この開口90
の周縁には前記ピン81の上端を支持する折曲部1eが
形成されており、前記ブロック体10に形成された係合
突部10bは開口90を挿通してシャーシ1の裏面側に
突出している。また、ブロック体10の第1のラック1
0aとモード選択レバー65の第2のラック65aはシ
ャーシ1を介して互いに平行な方向に延びており、前記
ロックレバー63の規制部63bは前記開口90内に露
出する方向に回転する。
【0022】前記遊星歯車機構73のうちサンギヤ82
は入力軸を構成すると共に、キャリヤ83とリングギヤ
84はそれぞれ出力軸を構成しており、前記サブモータ
3からサンギヤ82に入力された回転力が、前記ロック
レバー63によってこれら2つの出力軸(キャリヤ83
とリングギヤ84)のいずれか一方から選択的に出力さ
れるようになっている。すなわち、図15(a)に示す
ように、ロックレバー63の突出ピン63aがカム孔6
5dの段部と係合している場合、モード選択レバー65
の移動はロックレバー63によって阻止され、ロックレ
バー63は第1のロック位置にある。また、規制部63
bの端面はモード選択レバー65の第2のラック65a
の各歯先と略同一線上にあり、ブロック体10の係合突
部10bが規制部63bの端面に当接しているため、規
制部63bが開口90内に回転することはなく、ロック
レバー63は係合突部10bによって第1のロック位置
に維持される。この状態で、サブモータ3が一方向に回
転を開始すると、この回転はウオームギヤ88から筒状
体87を介して遊星歯車機構73のサンギヤ82に伝達
され、サンギヤ82が回転する。この時、リングギヤ8
4の外歯部84bはモード選択レバー65の第2のラッ
ク65aと噛合しており、リングギヤ84はモード選択
レバー65によって回転しないようにロックされている
ため、各プラネットギヤ85は自転しながらピン81の
周りを公転し、サンギヤ82の回転はキャリヤ83から
出力される。その結果、キャリヤ83と歯車86が図1
5(a)の矢印A方向に回転すると共に、歯車86に噛
合する第1のラック10aが矢印B方向に移動し、ブロ
ック体10が設けられた前記スライド板7も同方向に移
動する。
【0023】このようにブロック体10が矢印B方向に
移動する際、係合突部10bは開口90内を規制部63
bの端面に沿って移動し、その間、ロックレバー63は
係合突部10bによって第1のロック位置に維持される
ため、ロックレバー63の回動とモード選択レバー65
の移動は阻止される。そして、係合突部10bが開口9
0の末端位置まで達すると、ブロック体10はそれ以上
移動できなくなると共に、係合突部10bが規制部63
bを超えるため、ロックレバー63は自由に回転できる
ようになる。この状態で、サブモータ3が一方向に回転
し続けると、第1のラック10aに噛合するキャリヤ8
3はそれ以上回転できないため、今度は各プラネットギ
ヤ85が自転することにより、サンギヤ82の回転がリ
ングギヤ84から出力され、モード選択レバー65の第
2のラック65aに伝達される。その結果、図15
(b)に示すように、リングギヤ84が矢印C方向に回
転を始め、モード選択レバー65に矢印D方向の力が作
用するため、ロックレバー63の突出ピン63aはカム
孔65dの段部内を移動し、ロックレバー63はピン6
6を中心に同図の時計回り方向に回転して第2のロック
位置へと移動する。これにより、モード選択レバー65
は矢印D方向に移動を開始すると共に、規制部63bが
開口90内に突出して係合突部10bと係止することに
より、ブロック体10の移動はロックレバー63によっ
て阻止される。
【0024】このようにモード選択レバー65が矢印D
方向に移動する際、ロックレバー63の突出ピン63a
はカム孔65dの長孔部分を移動し、その間、ロックレ
バー63はカム孔65dによって第2のロック位置に維
持されるため、ロックレバー63の回動とブロック体1
0の移動は阻止される。なお、サブモータ3を他方向に
回転すると、ロックレバー63は第2のロック位置から
第1のロック位置へと切換わり、上記と逆の動作が行わ
れる。
【0025】次に、上記の如く構成されたカセットテー
ププレーヤの動作について説明する。まず、図1,3に
示すイジェクト完了状態からテープカセットTをカセッ
トホルダ9内に挿入すると、スライダ19がテープカセ
ットTのリール孔に引っ掛かって押し込まれるため、第
1のイジェクトレバー13が引張ばね15のばね力に抗
して図1の反時計回り方向へ回動する。すると、検出用
レバー16の突起がカム孔13a内を移動するため、検
出用レバー16が図1の時計回り方向へ回動し、カセッ
ト挿入検出用スイッチ18がオンされる。
【0026】カセット挿入検出用スイッチ18がオンさ
れると、サブモータ3が一方向(以下、これを順方向と
称し、他の方向を逆方向と称す)に回転を開始し、カセ
ット移送機構4はオートローディング動作を行う。この
場合、ロックレバー63は図15(a)に示す第1のロ
ック位置にあり、モード選択レバー65の移動はロック
レバー63によって阻止されているため、サブモータ3
の順方向の回転は遊星歯車機構73のサンギヤ82に入
力されてキャリヤ83から出力され、キャリヤ83の歯
車86に噛合する第1のラック10aが移動する。これ
により、ブロック体10とスライド板7は図1の左方
(図3では右方)へ移動し、第2のイジェクトアーム1
4のピン14aがスリット7d内を移動することによ
り、両イジェクトアーム13,14がピン12を中心に
して反時計回り方向に回動するため、スライダ19がガ
イド溝8cに沿ってプレートベース8の奥へスライド
し、図2に示すようにテープカセットTがカセットホル
ダ9の奥まで自動的に引き込まれる。また、スライド板
7の移動によりローラ8bがカム孔7a内を上位置から
下位置へと移行するため、プレートベース8が軸部8a
を中心にして下方へ回動し、図4に示すようにカセット
ホルダ9が下位置に落ち込み、テープカセットTの装着
が完了する。
【0027】このようにテープカセットTの装着が完了
すると、ブロック体10の係合突部10bがシャーシ1
の開口90の末端に当接することにより、スライド板7
の移動が停止し、この時点で、遊星歯車機構73の出力
軸はキャリヤ83からリングギヤ84へと切換わり、サ
ブモータ3の回転はリングギヤ84から出力されてモー
ド選択レバー65の第2のラック65aに伝達される。
すなわち、テープカセットTの装着完了位置で、ロック
レバー63は図15(a)に示す第1のロック位置から
図15(b)に示す第2のロック位置へと切換わり、モ
ード選択レバー65はサブモータ3の順方向の回転によ
って図16に示すポーズ位置へ移動した後、サブモータ
3の順逆両方向の回転によって図17〜図22に示す各
種動作モード位置へ移動する。
【0028】図16は前述したテープカセットTの装着
完了位置からモード選択レバー65が同図の左方へ僅か
に移動したポーズ位置を示し、このポーズ位置で、両ア
イドラギヤ60,61は各リールギヤ56,57に噛合
しており、磁気ヘッド33はテープカセットTのテープ
から最も後退した位置にある。また、ポーズ位置になる
と、モード選択レバー65の押圧片65bがプリント基
板75上の基準位置検出スイッチ79から離れ、基準位
置検出スイッチ79がオンされることにより、この基準
位置検出スイッチ79から出力される基準位置信号に基
づいてサブモータ3の回転は一旦停止し、代わりにメイ
ンモータ2が回転してテープのたるみ除去動作が行われ
る。
【0029】図23は上記たるみ除去動作の処理手順を
示すフローチャートであり、同図に示すように、まず、
ポーズ位置でメインモータ2が回転すると、この回転は
ベルト51から両フライホイール49,50に伝達さ
れ、さらにアイドラギヤ60,61を介して両リールギ
ヤ56,57に伝達される。これにより、両リール台3
6,37は互いにテープの巻き取り方向に低速で回転
し、両リール台36,37の係合部材54,55に係合
する両リールも互いにテープの巻き取り方向に回転する
ため、これらリール間に存在するたるみが除去される。
その際、両リール台36,37の回転状態に応じて、回
転検出板58,59の反射部と非反射部に対向する光セ
ンサ76,77からパルス幅の異なる方形パルスが出力
され、これらパルス幅と予め設定された設定値τ1とが
比較される。この設定値τ1の値は、無負荷状態で両リ
ール台36,37が回転する時に光センサ76,77か
ら出力されるパルス幅τ0を基準にして設定され、本実
施例の場合は、無負荷状態時のパルス幅τ0がほぼ47
msであるため、設定値τ1はこれより充分に大きいτ1
=75msに設定してある。
【0030】そして、たるみを除去している間は、テー
プの張力が加わらないため両リール台36,37はほぼ
無負荷状態で回転し、両回転検出板58,59は両リー
ルギヤ56,57に対してスリップすることなく回転す
るため、両方の光センサ76,77から図24(a),
(b)に示す如くほぼ同じパルス幅τのパルスが出力さ
れる。この場合のパルス幅τは無負荷状態時のパルス幅
τ0とほぼ同じでτ<τ1であるため、たるみ除去動作は
続行される。一方、たるみが除去されると、両リール間
のテープの張力が大きくなり、伝達部材91に設けられ
ている両回転検出板58,59は両リールギヤ56,5
7に対してスリップを開始するため、両光センサ76,
77から出力されるパルスのパルス幅τが無負荷状態時
に比べて変化する。この時、たるみ除去動作がテープの
中央付近で行われると、たるみが除去された時点で、両
リールに巻回されるテープ量がほぼ等しいために両リー
ルに係合するリール台36,37の巻き取りトルクに差
がなく、よって両回転検出板58,59は両リールギヤ
56,57に対してスリップして停止し、両光センサ7
6,77から出力されるパルスのパルス幅τは無限大に
なって、τ1<τとなるため、テープのたるみが除去さ
れたものと判断し、メインモータ2の回転を停止する。
また、たるみ除去動作がテープの始端あるいは終端付近
で行われると、たるみが除去された時点で両リールに巻
回されるテープ量に応じて各リールに係合するリール台
36,37の巻き取りトルクに著しい差を生じるため、
テープの巻径が小さい方、すなわち巻き取りトルクの大
きい方のリールに係合する一方のリール台36(または
37)の回転検出板58(または59)はテープの巻き
取り方向に回転し続けるが、テープの巻径が大きい方、
すなわち巻き取りトルクの小さい方のリールに係合する
他方のリール台37(または36)の回転検出板59
(または58)は、テープの繰り出し方向にスリップし
ながら逆転する。その結果、各光センサ76,77から
出力されるパルスのパルス幅τは図25(a),(b)
に示す如く変化し、巻径が大きい方のリール台に対応す
るいずれか一方の光センサ76または77からのパルス
幅τが設定値τ1を超えてτ1<τとなるため、テープの
たるみが除去されたものと判断し、メインモータ2の回
転を停止する。なお、図25において、(a)がテープ
の巻径が小さい方のリールに係合するリール台に対応す
るパルスの波形図であり、(b)がテープの巻径が大き
い方のリールに係合するリール台に対応するパルスの波
形図である。
【0031】このように、テープカセットTの装着時の
テープ位置に拘らず、両光センサ76,77から出力さ
れるパルス幅τのいずれか一方が予め設定した設定値τ
1より大きくなった時点で、テープのたるみが除去され
たものと判断し、メインモータ2の回転を停止する。こ
れにより、装着前のテープカセットT内のテープにたる
みがあったとしても、このたるみはテープカセットTの
装着直後に自動的に取り除かれる。なお、両光センサ7
6,77から出力されるパルスの1周期の時間は、回転
検出板58,59の回転速度によって変化するため、パ
ルス幅τ0の2倍の繰返し周期t0を基準にして設定値t
1を設定し、両光センサ76,77から出力される繰返
し周期tのいずれか一方が設定値t1より大きくなった
時点で、テープのたるみが除去されたものと判断しても
良い。
【0032】上記したテープのたるみ除去動作が終了す
ると、サブモータ3が再び順方向へ回転し、通常、モー
ド選択レバー65はポーズ位置から図17に示すノーマ
ルプレイ位置へと移動する。その際、位置検出レバー6
2は突出ピン62aとカム孔65cの相対移動により揺
動し、この位置検出レバー62によってモード検出スイ
ッチ80が、モード選択レバー65の移動量に応じて順
次オン・オフ動作される。したがって、前記基準位置検
出スイッチ79がオンした後、モード検出スイッチ80
がオン・オフする回数をマイコンによってカウントする
ことにより、モード選択レバー65は所定の動作モード
位置、この場合はノーマルプレイ位置まで正確に移動す
る。このノーマルプレイ位置で、ヘッドベース32は突
出ピン32cとカム孔65eの相対移動により前進し、
磁気ヘッド33はテープに接触する前進位置に移動する
と共に、ヘッドベース32の両長孔32a,32bも前
進位置に移動する。また、セレクトアーム39は突出ピ
ン41とカム孔65gの相対移動により回動し、このセ
レクトアーム39にピン結合されたセレクトレバー38
はボス部1aを中心に図17の時計方向に回転する。こ
れにより、図示左側の回動軸29がカム孔43aの上端
と当接し、図示右側の回動軸28がセレクトレバー38
のカム孔38cによって後退してカム孔42aのくの字
部分と当接するため、一方のアイドラギヤ61はリール
ギヤ57に噛合し、他方のアイドラギヤ60はリールギ
ヤ56と非噛合状態になる。
【0033】このように、モード選択レバー65がノー
マルプレイ位置まで移動すると、サブモータ3の回転は
停止し、メインモータ2が回転する。この回転はベルト
51から両フライホイール49,50に伝達されるが、
アイドラギヤ60はリールギヤ56と非噛合状態である
ため、アイドラギヤ61を介してリールギヤ57側のみ
に伝達され、該リールギヤ57はテープの巻き取り方向
に低速で回転する。また、図示左側のピンチローラ31
がテープを介してキャプスタン軸21に圧接し、これに
より、テープが供給側リールから巻取側リールへ繰り出
されてノーマル方向に走行し、このテープに接触する磁
気ヘッド33によって記録情報が再生される。
【0034】テープがノーマル方向に走行してテープエ
ンド位置までくると、係合部材55がリールギヤ57に
対してスリップするため両リール台36,37の回転が
停止し、オートリバース動作が行われる。この場合、ま
ずメインモータ2が停止して、サブモータ3が再び順方
向へ回転し、モード選択レバー65はノーマルプレイ位
置から図18に示すリバースプレイ位置へと移動する。
その結果、セレクトアーム39が突出ピン41とカム孔
65gの相対移動により回動し、セレクトレバー38が
ボス部1aを中心に図18の反時計方向に回転するた
め、図示左側の回動軸29がセレクトレバー38のカム
孔38dによって後退し、図示右側の回動軸28がカム
孔42aの上縁と当接する位置へ前進する。したがっ
て、ノーマルプレイ動作時とは逆に、一方のアイドラギ
ヤ61がリールギヤ57と非噛合状態になり、他方のア
イドラギヤ60がリールギヤ56と噛合する。このよう
にモード選択レバー65がリバースプレイ位置まで移動
すると、サブモータ3の回転は停止し、メインモータ2
が再び回転する。この回転はベルト51から両フライホ
イール49,50に伝達されるが、今度はアイドラギヤ
61がリールギヤ57と非噛合状態であるため、アイド
ラギヤ60を介してリールギヤ56側のみに伝達され、
該リールギヤ56はテープの巻き取り方向に低速で回転
する。また、ピンチローラ30がテープを介してキャプ
スタン軸20に圧接し、これにより、テープが供給側リ
ールから巻取側リールへ繰り出されてリバース方向に走
行する。
【0035】上記したノーマルプレイ動作またはリバー
スプレイ動作時に、REW(巻き戻し)モードが選択さ
れると、メインモータ2の回転が停止して、サブモータ
3が逆方向に回転するため、モード選択レバー65はノ
ーマルプレイまたはリバースプレイ位置からREW位置
へと移動する。例えば、モード選択レバー65がノーマ
ルプレイ位置から図19に示すREW位置へ移動する
と、突出ピン64aとカム孔65fの相対移動により、
セレクトスイング64が支軸67を中心として同図の反
時計方向へ回動し、このセレクトスイング64に軸支さ
れた揺動ギヤ68が図示右側のリールギヤ56とフライ
ホイール49の大歯車49bに噛合する。また、ヘッド
ベース32は突出ピン32cとカム孔65eの相対移動
により僅かに後進し、磁気ヘッド33はテープに軽く接
触した状態になる。さらに、図示左側の回動軸229が
セレクトレバー38のカム孔38dによって後退し、図
示右側の回転軸28はヘッドベース32の長孔32aに
よって後退したままの状態となり、両アイドラギヤ6
0,61はリールギヤ56,57と非噛合状態になる。
このようにモード選択レバー65がREW位置まで移動
すると、サブモータ3の回転は停止し、メインモータ2
が再び回転する。この回転はベルト51から両フライホ
イール49,50に伝達されるが、両アイドラギヤ6
0,61は共にリールギヤ56,57と非噛合状態にあ
り、揺動ギヤ68がリールギヤ56とフライホイール4
9の大歯車49bに噛合しているため、該リールギヤ5
6が巻取側となってテープの巻き取り方向に回転し、テ
ープはノーマルプレイ時と逆の方向に高速で巻き戻され
る。
【0036】上記REW動作が終了すると、通常、モー
ド選択レバー65はサブモータ3の順方向の回転によっ
て図17に示すノーマルプレイ位置へと移動し、再びノ
ーマルプレイ動作が行われる。その際、巻取側のリール
ギヤ56が停止した後も、供給側のリールギヤ57には
回転を続行しようとする慣性力が作用するが、モード選
択レバー65を図20に示すREWブレーキ位置を経由
させてからノーマルプレイ位置へ移動させることによ
り、該REWブレーキ位置で供給側のリールギヤ57に
ブレーキをかけてテープにたるみが発生しないようにし
ている。すなわち、モード選択レバー65が図19に示
すREW位置から左方へ若干量(例えば2mm)移動し
て図20に示すREWブレーキ位置にくると、セレクト
スイング64の回動によって揺動ギヤ68がリールギヤ
56とフライホイール49の大歯車49bから離れてセ
ンタ位置に復帰すると共に、セレクトレバー38が図1
9の反時計方向に回転するため、図示左側の回動軸29
がカム孔38dによって後退し、一方のアイドラギヤ6
1がリールギヤ57と噛合する。したがって、REW動
作からノーマルプレイ動作へのモード切換え時に、揺動
ギヤ68のセンタ復帰によって巻取側のリールギヤ56
の回転が停止するのと同時に、アイドラギヤ61の飛び
込みによって供給側のリールギヤ57の回転も停止する
ため、テープにたるみは発生しなくなる。なお、前記ア
イドラギヤ61はメインモータ2の停止後もフライホイ
ール50の慣性力によって図20の反時計方向に回転し
ており、その回転方向は供給側のリールギヤ57に作用
する慣性力と逆の方向であるため、アイドラギヤ61が
リールギヤ57に噛合したときにリールギヤ57はテー
プの巻き取り方向に若干回転し、テープのたるみは一層
確実に防止される。
【0037】また、上記したノーマルプレイ動作または
リバースプレイ動作時に、FF(早送り)モードが選択
されると、メインモータ2の回転が停止して、サブモー
タ3が逆方向に回転するため、モード選択レバー65は
ノーマルプレイまたはリバースプレイ位置からFF位置
へと移動する。例えば、モード選択レバー65がノーマ
ルプレイ位置から図21に示すFF位置へ移動すると、
セレクトスイング64が支軸67を中心として同図の時
計方向へ回動し、このセレクトスイング64に軸支され
た揺動ギヤ68が図示左側のリールギヤ57とフライホ
イール50の大歯車50bに噛合する。また、ヘッドベ
ース32は突出ピン32cとカム孔65eの相対移動に
より僅かに後進し、磁気ヘッド33はテープに軽く接触
した状態になる。さらに、両回動軸28,29はセレク
トレバー38のカム孔38cとヘッドベース32の長孔
32bによってそれぞれ後退し、両アイドラギヤ60,
61はリールギヤ56,57と非噛合状態になる。この
ようにモード選択レバー65がFF位置まで移動する
と、サブモータ3の回転は停止し、メインモータ2が再
び回転する。この回転はベルト51から両フライホイー
ル49,50に伝達されるが、両アイドラギヤ60,6
1は共にリールギヤ56,57と非噛合状態にあり、揺
動ギヤ68がリールギヤ57とフライホイール50の大
歯車50bに噛合しているため、該リールギヤ57が巻
取側となってテープの巻き取り方向に回転し、テープは
ノーマルプレイ時と同方向に高速で巻き取られる。
【0038】上記FF動作が終了すると、通常、モード
選択レバー65はモータ3の順方向の回転によって図1
8に示すリバースプレイ位置へと移動し、リバースプレ
イ動作が行われる。その際、モード選択レバー65を図
22に示すFFブレーキ位置を経由させてからリバース
プレイ位置へ移動させることにより、前述したREW動
作からノーマルプレイ動作へのモード切換え時と同様
に、FFブレーキ位置で供給側のリールギヤ56にブレ
ーキをかけてテープにたるみが発生しないようにしてい
る。すなわち、モード選択レバー65が図21に示すF
F位置から左方へ若干量(例えば2mm)移動して図2
2に示すFFブレーキ位置にくると、セレクトスイング
64の回動によって揺動ギヤ68がリールギヤ57とフ
ライホイール50の大歯車50bから離れてセンタ位置
に復帰すると共に、セレクトレバー38が図20の時計
方向に回転するため、図示右側の回動軸28がカム孔3
8cによって後退し、一方のアイドラギヤ60がリール
ギヤ56と噛合する。したがって、FF動作からリバー
スプレイ動作へのモード切換え時に、揺動ギヤ68のセ
ンタ復帰によって巻取側のリールギヤ57の回転が停止
するのと同時に、アイドラギヤ60の飛び込みによって
供給側のリールギヤ56の回転も停止するため、テープ
にたるみは発生しなくなる。なお、この場合も、アイド
ラギヤ60がリールギヤ56に噛合したときにリールギ
ヤ56はテープの巻き取り方向に若干回転し、テープの
たるみは一層確実に防止される。
【0039】上記した各種動作モードの終了後にイジェ
クトモードが選択されると、サブモータ3が逆方向へ回
転し、モード選択レバー65は図16に示すポーズ位置
へ移動する。そして、このポーズ位置で、モード選択レ
バー65の押圧片65bがプリント基板75上の基準位
置検出スイッチ79に当接し、基準位置検出スイッチ7
9がオフされることにより、サブモータ3の回転は一旦
停止し、代わりにメインモータ2が回転することによ
り、前述したテープカセットTの装着完了時のテープた
るみ除去動作と同様のテープのたるみ除去動作が再度行
われる。これにより、装着中のテープに万が一たるみが
あったとしても、このたるみはテープカセットTの排出
前に自動的に取り除かれ、同一のテープカセットTが再
度装着される時にはテープのたるみが無い状態で装着さ
れる。そして、かかるテープのたるみ除去動作が終了す
ると、サブモータ3が再び逆方向へ回転し、モード選択
レバー65はポーズ位置から初期位置、すなわち、テー
プカセットTの装着完了位置へと移動する。
【0040】以後、前述したオートローディング動作と
逆のオートイジェクト動作が行われ、テープカセットT
の装着完了位置で、遊星歯車機構73の出力軸がリング
ギヤ84からキャリヤ83へと切換わることにより、ロ
ックレバー63は図15(b)に示す第2のロック位置
から図15(a)に示す第1のロック位置へ移動し、サ
ブモータ3の逆方向の回転でブロック体10が移動す
る。これにより、スライド板7がオートローディング時
と逆方向へ移動してプレートベース8を上方へ回動さ
せ、さらに両イジェクトアーム13,14が回動してス
ライダ19をプレートベース8の手前側へスライドさ
せ、テープカセットTがカセットホルダ9の手前まで自
動的に排出される。そして、検出用レバー16が図1の
反時計回り方向へ回動し、カセット挿入検出用スイッチ
18がオフになると、サブモータ3の回転を停止させて
テープカセットTのイジェクト動作が完了する。
【0041】上述した一連の動作の他に、例えばユーザ
がポーズスイッチを押すことにより、各種動作(ノーマ
ルプレイ、リバースプレイ、FF、REW)からポーズ
状態へ切換えられる場合がある。このときも、上述した
如くモード選択レバー65が図16に示すポーズ位置へ
移動し、テープのたるみ除去動作が行われる。
【0042】また、上記した各種動作モードが選択され
ている際に、例えば電源がオフされたりモード検出スイ
ッチ80のカウントエラー等が発生した場合は、電源の
オンにより、あるいはマイコンのリセットにより、モー
ド選択レバー65はテープカセットTの装着完了位置ま
で戻り、基準位置検出スイッチ79がオフされる。そし
て、モード選択レバー65をポーズ位置へ移動して基準
位置検出スイッチ79がオンされると、この基準位置検
出スイッチ79から出力される基準位置信号に基づい
て、上記した各種動作モードが再度選択されるため、テ
ープカセットTを一旦イジェクトさせて再度カセット挿
入検出用スイッチ18がオンになった時点でモード選択
動作をやり直すといった面倒な処理が不要となり、ソフ
ト上の処理が簡単になる。
【0043】なお、本実施例では、遊星歯車機構73の
リングギヤ84の出力によってモード選択レバーを駆動
し、キャリヤ83の出力によってカセット移送機構を駆
動する構造について説明したが、リングギヤ84によっ
てカセット移送機構を駆動し、キャリヤ83によってモ
ード選択レバーを駆動するような構造としても良い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テープカセットの装着が完了した直後に、両リール台を
互いにテープの巻き取り方向へ回転することによりテー
プのたるみを除去し、両リール台の回転状態を検出する
パルス発生手段のパルス幅が設定値を超えた時に、たる
み除去動作が終了したものと判断するようにしたため、
テープ位置に拘らずテープのたるみを確実に除去するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係るカセットテープ
プレーヤのイジェクト完了状態の平面図である。
【図2】該カセットテーププレーヤのテープカセット装
着完了状態の平面図である。
【図3】該カセットテーププレーヤに備えられるカセッ
ト移送機構のイジェクト完了状態を示す側面図である。
【図4】該カセット移送機構のテープカセット装着完了
状態を示す側面図である。
【図5】該カセット移送機構を省略して示すカセットテ
ーププレーヤの平面図である。
【図6】該カセットテーププレーヤに備えられるヘッド
ベースの平面図である。
【図7】該カセットテーププレーヤに備えられるセレク
トレバーの平面図である。
【図8】該カセットテーププレーヤに備えられるシャー
シの裏面側から見た底面図である。
【図9】該カセットテーププレーヤに備えられるリール
台の断面図である。
【図10】該カセットテーププレーヤに備えられるモー
ド選択レバーの底面図である。
【図11】該カセットテーププレーヤに備えられる支持
板の表面側から見た平面図である。
【図12】該カセットテーププレーヤに備えられるサブ
モータの動力伝達機構を示す断面図である。
【図13】該動力伝達機構に備えられる遊星歯車機構の
説明図である。
【図14】該動力伝達機構の要部を示す分解斜視図であ
る。
【図15】該動力伝達機構の動力切換え動作を示す説明
図であり、(a)はイジェクト完了状態の説明図、
(b)はテープカセット装着完了状態の説明図である。
【図16】該カセットテーププレーヤのポーズ位置を示
す底面図である。
【図17】該カセットテーププレーヤのノーマルプレイ
位置を示す底面図である。
【図18】該カセットテーププレーヤのリバースプレイ
位置を示す底面図である。
【図19】該カセットテーププレーヤのREW位置を示
す底面図である。
【図20】該カセットテーププレーヤのREWブレーキ
位置を示す底面図である。
【図21】該カセットテーププレーヤのFF位置を示す
底面図である。
【図22】該カセットテーププレーヤのFFブレーキ位
置を示す底面図である。
【図23】該カセットテーププレーヤのたるみ除去動作
を示すフローチャートである。
【図24】(a),(b)は該たるみ除去動作中に各光
センサから出力されるパルスの波形図である。
【図25】(a),(b)は該たるみ除去動作終了時に
各光センサから出力されるパルスの波形図である。
【符号の説明】
1 シャーシ 2 メインモータ 3 サブモータ 4 カセット移送機構 7 スライド板 10 ブロック体 10a 第1のラック 10b 係合突部 20,21 キャプスタン軸 28,29 回動軸 30,31 ピンチローラ 32 ヘッドベース 32a,32b 長孔 33 磁気ヘッド 35 線ばね 36,37 リール台 38 セレクトレバー 39 セレクトアーム 49,50 フライホイール 49a,50a 小歯車 49b,50b 大歯車 51 ベルト 52,53 支軸 54,55 係合部材 56,57 リールギヤ 58,59 回転検出板 60,61 アイドラギヤ 62 位置検出レバー 63 ロックレバー 63b 規制部 64 セレクトスイング 65 モード選択レバー 68 揺動ギヤ 72 支持板 73 遊星歯車機構 75 プリント基板 76,77 光センサ 79 基準位置検出スイッチ 80 モード検出スイッチ 82 サンギヤ 83 キャリヤ 84 リングギヤ 85 プラネットギヤ 86 歯車 90 開口 91 伝達部材 94 第1のスプリング 96 第2のスプリング 97 スリップ部材 T テープカセット

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装着位置にあるテープカセットのリール
    に係合する一対のリール台と、これらリール台を回転す
    る駆動モータと、前記テープカセットの装着完了時に前
    記両リール台を互いにテープの巻き取り方向に回転する
    テープたるみ除去手段とを備えたカセットテーププレー
    ヤにおいて、 前記両リール台の回転状態に応じたパルスを出力する一
    対のパルス発生手段と、これらパルス発生手段から出力
    されるパルス幅が設定値を超えたか否かを判断するパル
    ス幅比較手段とを設け、 前記両パルス発生手段の少なくとも一方から出力される
    パルス幅が前記設定値を超えたときに、前記テープたる
    み除去手段によるテープのたるみ除去動作が終了したも
    のと判断し、他の動作モードへ移行することを特徴とす
    るカセットテーププレーヤ。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記テープた
    るみ除去手段は、前記駆動モータによって一定速度で回
    転する一対のフライホイールと、このフライホイールの
    回転をプレイ時に前記リール台へ伝達する一対のアイド
    ラギヤとを備え、これらアイドラギヤを前記リール台と
    フライホイールにそれぞれ噛合させることにより、前記
    両リール台が互いにテープの巻き取り方向に回転するこ
    とを特徴とするカセットテーププレーヤ。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載において、前記フライホ
    イールと前記リール台との間に揺動ギヤを介設し、FF
    またはREW時に前記フライホイールの回転が前記揺動
    ギヤを介して前記リール台へ高速で伝達されることを特
    徴とするカセットテーププレーヤ。
  4. 【請求項4】 請求項1の記載において、前記テープた
    るみ除去手段は前記テープカセットのイジェクト時にも
    動作されることを特徴とするカセットテーププレーヤ。
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