JPH06107077A - 自動車用ルーフキャリア - Google Patents

自動車用ルーフキャリア

Info

Publication number
JPH06107077A
JPH06107077A JP26258992A JP26258992A JPH06107077A JP H06107077 A JPH06107077 A JP H06107077A JP 26258992 A JP26258992 A JP 26258992A JP 26258992 A JP26258992 A JP 26258992A JP H06107077 A JPH06107077 A JP H06107077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support frame
frame
roof
engaging
front support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26258992A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoo Sato
智夫 佐藤
Yoshiharu Sato
芳春 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Access Corp
Original Assignee
Honda Access Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Access Corp filed Critical Honda Access Corp
Priority to JP26258992A priority Critical patent/JPH06107077A/ja
Publication of JPH06107077A publication Critical patent/JPH06107077A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】挿通孔を有する一対の支持枠が、相互に対応し
た位置で自動車のルーフに取付けられ、荷台フレームが
前記挿通孔に挿通された状態で両支持枠に支持される自
動車用ルーフキャリアにおいて、荷台フレームの支持枠
への取付け、ならびに支持枠のルーフ側縁への取付けを
個別に行ない得るようにして、取付け操作を容易とす
る。 【構成】ルーフ21の側縁部上面に係合可能な第1係合
部材34が支持枠221に固定的に連結されるととも
に、第1係合部材34と協働して支持枠221 をルーフ
21に取付けるべくルーフ21の側縁に係合可能な第2
係合部材35と、挿通孔67に挿通された荷台フレーム
23を支持枠221 に固定可能な固定部材70とが、そ
れぞれ作動可能として支持枠221 に連結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、挿通孔を有する一対の
支持枠が、相互に対応した位置で自動車のルーフに取付
けられ、荷台フレームが前記挿通孔に挿通された状態で
両支持枠に支持される自動車用ルーフキャリアに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるルーフキャリアは、たとえ
ば実開昭60−106854号公報等により既に知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、一対の支持枠が、それらの支持枠と両支持枠
間にわたる荷台フレームとの一体構造によりルーフ上に
取付けられるものであり、支持枠単独でルーフ側縁に取
付けられるものではないので、ルーフへの取付け時に
は、ルーフの幅に対応して両支持枠間のスパンを定めて
おかねばならず、事前の寸法管理ならびに取付け時の微
調整が煩雑であった。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、荷台フレームの支持枠への取付け、ならびに
支持枠のルーフ側縁への取付けを個別に行ない得るよう
にして、取付け操作を容易とした自動車用ルーフキャリ
アを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、ルーフの側縁部上面に係合可能な
第1係合部材が支持枠に固定的に連結されるとともに、
第1係合部材と協働して支持枠をルーフに取付けるべく
ルーフの側縁に係合可能な第2係合部材と、挿通孔に挿
通された荷台フレームを支持枠に固定可能な固定部材と
が、それぞれ作動可能として支持枠に連結される。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明を2ドア自動車に適
用したときの一実施例について説明する。
【0007】図1ないし図12は本発明の一実施例を示
すものであり、図1は2ドア自動車の平面図、図2は図
1の2矢視拡大図、図3は図2の3−3線断面図、図4
は図2および図3の4−4線断面図、図5は図2および
図3の5−5線断面図、図6は図5の6−6線拡大断面
図、図7は図2の7−7線断面図、図8は図2の8−8
線断面図、図9は蓋部材およびブーツの係合関係を示す
ための分解斜視図、図10は連結杆の平面図、図11は
中間部支持枠の縦断面図、図12は後部支持枠の縦断面
図である。
【0008】先ず図1において、一対のドア20,20
を両側に有する2ドア自動車Vのルーフ21は、ドア2
0,20よりも後方まで延長して設けられており、この
ルーフ21の前端側両側縁には前部支持枠221 ,22
1 がそれぞれ取付けられ、自動車Vの幅方向に一直線状
に延びる荷台フレーム23が両前部支持枠221 ,22
1 間にわたって架設される。また両前部支持枠221
222 には、自動車Vの前後方向に延びる連結杆24,
24の前端部が固定的に連結され、これらの連結杆2
4,24の後端部に固定的に連結される後部支持枠22
2 ,222 が、ドア20,20よりも後方側でルーフ2
1の後端側両側縁上にそれぞれ載置される。しかもドア
20,20の後部に対応する位置で両連結杆24,24
の中間部には中間部支持枠25,25が連結されてお
り、これらの中間部支持枠25,25が連結杆24,2
4の中間部を押下げるようにしてルーフ21の両側縁に
連結され、これにより両後部支持枠222 ,222 がル
ーフ21上に押付けられてルーフ21の両側縁に実質的
に取付けられることになり、両後部支持枠222 ,22
2 間にわたっては荷台フレーム23が架設される。而し
て自動車Vの前後方向に間隔をあけた位置でルーフ21
上に配置される一対の荷台フレーム23,23上に荷物
が搭載される。
【0009】図2、図3および図4において、前部支持
枠221 は、荷台フレーム23の端部を支承するための
フレーム支持部26と、該フレーム支持部26から下方
に垂下される一対の脚部27,27と、両脚部27,2
7の中間部間を連結する連結部28とを有して、上部を
細狭まりとした形状に鋳造成形される。
【0010】この前部支持枠221 は、ゴム等から成る
クッション材31を介してルーフ21の側縁上に載置さ
れる。一方、ルーフ21の側縁にはドア20で開閉され
る乗降口の上縁部となる部分に段差状の係止部32が設
けられ、ルーフ21の側縁部上面には自動車Vの前後方
向に延びる係止溝33が設けられており、係止溝33に
係合される第1係合部材34と、係止部32に係合され
る第2係合部材35とで前部支持枠221 がルーフ21
の側縁に取付けられる。
【0011】前部支持枠221 内における連結部28よ
りも下方には、自動車Vの前後方向に沿う軸線まわりの
前部支持枠221 との相対揺動を可能として取付枠36
が着可能に取付けられており、係止溝33に係合する第
1係合部材34は該取付枠36に固定され、第2係合部
材35は、係止部32に係合する位置ならびにその係合
を解除する位置間での作動を可能として前記取付枠36
に連結される。
【0012】図5を併せて参照して、取付枠36は、水
平な支持板37と、自動車Vの前後方向に間隔をあけて
相互に対向する一対の支持側板38a,38aを有して
支持板37上に固着されるブラケット38とを備え、両
支持側板38a,38a間には、自動車Vの前後方向に
延びる軸線を有する支軸39を介して揺動部材40が回
動可能に支承される。支軸39は、一端に係止頭部39
aを有するとともに他端側にねじ部39bを有するねじ
部材であり、係止頭部39aを一方の支持側板38aの
外面に係止するようにして一方の支持側板38a,揺動
部材40および他方の支持側板38aに挿通され、他方
の支持側板38aから突出したねじ部39aにナット4
1が螺合される。
【0013】上記ブラケット38における両支持側板3
8a,38aの上部には、相互に対応する孔42,42
が穿設されており、支軸39と平行にしてそれらの孔4
2,42に支持ピン43が挿通される。一方、前部支持
枠221 における両脚部27,27の裏側には、連結部
28よりも下方で自動車Vの幅方向内方側に開放した嵌
合凹部44,44が設けられており、前記支持ピン4
4,44の両端は、それらの嵌合凹部44,44にそれ
ぞれ嵌合される。しかも前部支持枠221 の裏側には裏
蓋45が着脱可能に取付けられるものであり、この裏蓋
45の内面側には、ブラケット38の両側で支持ピン4
3に当接する押さえ部材46が取付けられる。したがっ
て取付枠36を前部支持枠221 内に挿入して支持ピン
43の両端を嵌合凹部44,44に嵌合した状態で、前
部支持枠221 の裏側に裏蓋45を取付けることによ
り、支持ピン43が前部支持枠221 に固定されること
になり、その状態で、取付枠36は支持ピン43の軸線
まわりに前部支持枠221 と相対揺動可能である。
【0014】前部支持枠221 における両脚部27,2
7の裏側には、裏蓋45の両側縁を嵌合させる嵌合凹部
47,47が設けられ、フレーム支持部26の裏側下部
には、裏蓋45の上部に設けられた係合突部48を係合
させる係止凹部49が設けられる。而して、裏蓋45は
一対のねじ部材50…により、両脚部27,27の裏側
に締着される。
【0015】第1係合部材34は、係止溝33に係合す
べく下方に屈曲した係止爪部34aを有するものであ
り、取付枠36における支持板37の下面に一対のねじ
部材53,53(図5参照)によって取付けられる。
【0016】クッション材31は、支持板37および第
1係合部材34の下面に当接されるものであり、このク
ッション材31に設けられたスリット54に第1係合部
材34の係止爪部34aが挿通される。而してクッショ
ン材31がルーフ21の側縁上面に当接したときに、ス
リット54から突出した係止爪部34aの先端が係止溝
33に係合可能となる。
【0017】第2係合部材35は、前部支持枠221
おける連結部28に当接する当接支持部35aを一端
に、またルーフ21の側縁の係止部32に係合すべく略
L字状に屈曲された係合部35bを他端に、取付枠36
側に凹んだ半円状の凹部35cを中間部にそれぞれ有す
るように形成されるものであり、凹部35cには上下に
長い長孔55が設けられる。
【0018】凹部35cには横断面半円状に形成された
ワッシャ56が摺動可能に嵌合されており、該ワッシャ
56に頭部57aを係止させて、ワッシャ56および長
孔55に挿通されるねじ部材57が、支軸39よりも上
方側で該支軸39と直交する方向で揺動部材40に螺合
される。
【0019】第2係合部材35は、その一端の当接支持
部35aの連結部28への当接点を支点として揺動可能
であり、ねじ部材57を緩めた状態では、第2係合部材
35はその係合部35bを係止部32から離反させ得る
位置に揺動し得るのに対し、ねじ部材57を締付ける
と、第2係合部材35は係合部35bを係止部32に係
合させる位置となる。
【0020】而して、第1係合部材34を係止溝33に
係合するとともに第2係合部材35を係止部32に係合
させた状態で、取付枠36は、クッション材31を介し
てルーフ21の側縁上に固定的に取付けられることにな
り、前部支持枠221 は、自動車Vの前後方向に沿う軸
線すなわち支持ピン43の軸線まわりの相対揺動を可能
として取付枠36に連結されることになる。
【0021】図6を併せて参照して、前部支持枠221
の下部には、可撓性を有する材料たとえばゴム等から成
るカバー58が連結される。このカバー58は、前部支
持枠221 における両脚部27,27の下部にそれぞれ
設けられた支持板59…に連結される支持板部58aの
周縁に、スカート部58bが連設されて成るものであ
り、支持板部58aには、取付枠36の下部を配置する
ための開口部60と、第2係合部材34を支持板37に
締着するための一対のねじ部材53,53を臨ませる一
対の開口部61,61とが設けられる。
【0022】しかも両脚部27,27における下部の支
持板59…には、係止孔62が一対ずつ設けられてお
り、各係止孔…に弾発的に係合する係合突起63…が支
持板部58aに突設される。而して支持板部58aを各
支持板59…の下面に当接させるとともに各係合突起6
3…を対応する係止孔62…にそれぞれ弾発的に係合す
ることにより、前部支持枠221 の下部にカバー58が
連結されることになり、その連結状態でスカート部58
bは、前部支持枠221 および裏蓋45の下部に滑らか
に連なってクッション材31を囲繞することになり、取
付枠36がルーフ21の側縁に取付けられた状態でスカ
ート部58bの下端はルーフ21の側縁上に略全周にわ
たって弾発的に当接する。しかも第2係合部材35の他
端部は、カバー58とルーフ21の側縁との間から外方
に突出されている。
【0023】このようなカバー58が前部支持枠221
およびルーフ21間に設けられることにより、取付枠3
6に対して前部支持枠221 がわずかに揺動しても、前
部支持枠221 およびルーフ21間が外部に露出される
ことはない。
【0024】図7を併せて参照して、荷台フレーム23
は横断面四角形の筒状に形成されるものであり、その両
端にはキャップ66が装着される。一方、前部支持枠2
1の上部におけるフレーム支持部26には挿通孔67
が設けられ、該挿通孔67に荷台フレーム23の両端部
が挿通される。
【0025】挿通孔67は、荷台フレーム23の外形に
対応した横断面四角形であって荷台フレーム23よりも
大きく形成される。しかも挿通孔67の両側面67a,
67aにおける外端部には、上下に延びる突条68,6
8がそれぞれ突設されており、挿通孔67に挿通された
荷台フレーム23の両側部にそれらの突条68,68が
当接する。したがって、荷台フレーム23は、両突条6
8,68との当接点を支点として挿通孔67内で左、右
に揺動可能であるとともに上下に移動可能である。
【0026】挿通孔67の外端下縁には外方に突出する
支持突部69が設けられ、該支持突部69には、固定部
材としてのフレームストッパ70の中間屈曲部70cが
揺動可能に支承される。このフレームストッパ70は、
挿通孔67内の荷台フレーム23を挿通孔67の上面6
7bとの間に挟持すべく荷台フレーム23の下面に当接
可能な挟圧板部70aと、上下方向に延びる締着板部7
0bとが中間屈曲部70cを介して略L字状に連設され
て成るものである。
【0027】図8を併せて参照して、前記締着板部70
bには、ねじ部材71が挿通、係止される。一方、前部
支持枠221 におけるフレーム支持部26には、支持突
部69よりも下方で上下に延びる平坦な締着面72が締
着板部70bに対向して設けられ、該締着面72にはね
じ孔73が穿設される。而してねじ孔73にはねじ部材
71が螺合されるものであり、このねじ部材71を螺進
して締付けると、フレームストッパ70は、その挟圧板
部70aを挿通孔67内で上動させるように揺動する。
したがって挿通孔67内の荷台フレーム23は、挿通孔
67の上面67bとフレームストッパ70の挟圧板部7
0aとの間に挟持、固定されることになる。
【0028】前部支持枠221 の外側面すなわち表面側
には、第2係合部材35を係止部32に係合させるため
のねじ部材57、ならびに荷台フレーム23を挿通孔6
7内で固定するためのねじ部材71をそれぞれ操作する
ための開口部74が両脚部27,27間に形成されるも
のであり、この開口部74を閉鎖する化粧蓋としての機
能をも有する蓋部材75が開閉可能にして前部支持枠2
1 に装着される。この蓋部材75の上部には、一対の
位置決め突部75a,75aが突設されており、前部支
持枠221 におけるフレーム支持部26には、それらの
位置決め突部75a,75aを嵌合させる一対の位置決
め孔82,82が穿設される。
【0029】しかも蓋部材75の閉鎖状態は、キー76
による鎖錠および解錠を可能として蓋部材75および支
持枠221 間に設けられるロック機構77により維持さ
れるものである。
【0030】該ロック機構77は、キー76を差し込む
ためのキー孔78を外方に臨ませて蓋部材75に取付け
られるハウジング79と、キー孔78に差込んだキー7
6の操作により作動すべくハウジング79に支承される
係合爪80と、該係合爪80を係合させるべく支持枠2
1 にの連結部28に設けられる係止部81とを備え、
キー76による操作なしに蓋部材75を前部支持枠22
1 から取外すことはできず、したがって開口部74をキ
ー76による操作なしに開放することはできない。
【0031】図9を併せて参照して、荷台フレーム23
の挿通孔67から外方に突出した部分はブーツ85に挿
通される。しかも該ブーツ85の内端側上部および両側
部は挿通孔67の外端縁でフレーム支持部26に係止さ
れ、蓋部材75の上部に設けられた係止突部86がブー
ツ85の内端側下部に設けられた係止部87に係脱可能
に係止される。
【0032】ブーツ85は、ゴム等の可撓性材料により
有底の蛇腹筒状に形成されるものであり、その閉塞端す
なわち外端には、荷台フレーム23をその外周に密接し
て貫通させる貫通孔88が設けられる。またブーツ85
の開口端側すなわち内端側における上部および両側部に
は、前部支持枠221 のフレーム支持部26において挿
通孔67の外端周縁に設けられる係止溝89に嵌合する
係合突部90が突設される。さらに係止部87は、蓋部
材75の係止突部86を係合させる矩形の孔を形成する
ようにしてブーツ85の内端側下部に設けられる。
【0033】図10において、連結杆24の一端には該
連結杆24よりも厚みを薄くした連結板92が固着さ
れ、該連結板92の端部には、自動車Vの幅方向内方側
に膨らんだ半球状の連結部93が形成される。一方、前
部支持枠221 における裏蓋45には、前記連結部93
に嵌合すべく半球状に膨らんだ彎曲部45aが設けられ
ており、彎曲部45aを連結部93に嵌合した状態で前
部支持枠221 側から彎曲部45aに挿通したねじ部材
94を連結部93に螺合することにより、連結板92す
なわち連結杆92の一端が前部支持枠221 に固定的に
連結されることになる。
【0034】また連結杆24の他端にも、後部支持枠2
2 に固定的に連結するための連結板92が固着され
る。
【0035】図11において、中間部支持枠25は、一
対の相互に対向する側板95…と、それらの側板95…
間を連結する連結板96とから、横断面略U状に形成さ
れるものであり、連結板96の裏面と、連結板96にボ
ルト97およびナット98により固着される挟持板99
との間に、連結杆24の中間部が固定的に挟持される。
而して連結杆24に連結された状態にあって中間部支持
枠25は、ルーフ21から浮いた状態となる。
【0036】一方、両側板95…間には、自動車Vの前
後方向に延びる軸線を有する支軸100を介して揺動部
材101が回動可能に支承されており、支軸100とは
直交する方向で該揺動部材101にはねじ部材102が
螺合される。また両側板95…間にわたって設けられた
支持部103に一端側の当接支持部104aを当接させ
た係合部材104の他端には、ルーフ21の側縁の係止
部32に係合すべく略L字状に屈曲された係合部104
bが設けられ、該係合部材104の中間部には、中間部
支持枠25側に凹んだ半円状の凹部104cが設けられ
る。
【0037】凹部104cには上下に長い長孔105が
設けられるとともに、横断面半円状に形成されたワッシ
ャ106が摺動可能に嵌合される。而してワッシャ10
6に頭部102aを係止させて、ワッシャ106および
長孔105に挿通されるねじ部材102が揺動部材10
1に螺合される。
【0038】この係合部材104は、その一端の当接支
持部104aの支持部103への当接点を支点として揺
動可能であり、ねじ部材102を緩めた状態では、係合
部材104はその係合部104bを係止部32から離反
させ得る位置に揺動し得るのに対し、ねじ部材102を
締付けると、係合部材104は、係合部104bを係止
部32に係合させる位置となり、係合部材104を係止
部32に係合させる方向にねじ部材102を締付ける
と、中間部支持枠25はルーフ21に近接する側に引っ
張られ、該中間部支持枠25に連結されている連結杆2
4には、下方に押し下げる方向の力が作用することにな
る。
【0039】中間部支持枠25には、その外方側および
両側部を覆うカバー107が着脱可能に装着され、係合
部材104は該カバー107の下方から係止部32側に
延出される。
【0040】図12において、後部支持枠222 は、基
本的には前部支持枠221 をルーフ21に取付けるため
の構成から第2係合部材35を除いた構成を有するもの
であり、連結杆24に連結された状態にある後部支持枠
222 は、中間部支持枠25から連結杆24に作用する
下方への押付け力により、クッション材31を介してル
ーフ21上に押付けられ、それにより、後部支持枠22
2 がルーフ21上に実質的に取付けられることになる。
【0041】したがって後部支持枠222 に対応する位
置に、係止部32がなくても後部支持枠222 をルーフ
21上に取付け可能となる。
【0042】次にこの実施例の作用について説明する
と、前部支持枠221 への荷台フレーム23の固定的な
支持にあたって、荷台フレーム23は、その水平面内で
の揺動ならびに上下動を可能として挿通孔67に挿通さ
れるものであり、ねじ部材71の締付けによりフレーム
ストッパ70を揺動させて挟圧板部70aと挿通孔67
の上面67bとの間に挟持されるものであるので、両前
部支持枠221 ,221を相互に対応させて取付けるべ
きルーフ21の側縁が相互に平行でなくとも、すなわち
両挿通孔67,67が同一軸線上に並んでいなくとも荷
台フレーム23を挿通孔67,67に挿通させた状態
で、前部支持枠221 ,221 に固定することができ、
各種自動車に適応させることが可能となる。
【0043】また前部支持枠221 のルーフ21側縁へ
の取付けにあたって、ルーフ21の係止溝33に係合す
る第1係合部材34が固定されるとともに係止部32に
係合する第2係合部材35が作動可能に連結される取付
枠36が、自動車Vの前後方向に沿う軸線まわりの相対
揺動を可能として前部支持枠221 に連結されるので、
荷台フレーム23と一体的な連結状態にある前部支持枠
221 が、荷台フレーム23にかかる荷重に応じて揺動
しても、その動きが取付枠36側すなわち第1および第
2係合部材34,35側に伝わることはなく、ルーフ2
1への取付け状態が確実に維持される。
【0044】而して、前部支持枠221 のルーフ21へ
の取付けは、第1および第2係合部材34,35で、ま
た荷台フレーム23の前部支持枠221 への取付けはフ
レームストッパ70でそれぞれ行なわれるものであり、
前部支持枠221 のルーフ21への取付け完了後に荷台
フレーム23を前部支持枠221 に固定することが可能
であるので、車幅の異なる各種車両にも事前の寸法管理
を不要とするとともに取付け時の微調整を容易として適
用することができる。
【0045】しかも取付枠36は、該取付枠36に挿通
された支持ピン43を前部支持枠221 側の嵌合凹部4
4,44に嵌合し、その嵌合状態を裏蓋45の押さえ部
材46で押さえることにより前部支持枠221 に連結さ
れるものであり、前部支持枠221 外で取付枠36に第
1および第2係合部材34,35ならびにクッション材
31等を組み付けた組付体を前部支持枠221 に取付け
ることができ、前部支持枠221 内での組付け操作をわ
ずかにして組付け作業を極めて容易とすることができ
る。
【0046】取付枠36およびルーフ21間に介装され
るクッション材31は、前部支持枠221 の下部に連結
されるカバー58で覆われるものであり、このカバー5
8はその略全周にわたってルーフ21に弾発的に当接す
るものであるので、自動車Vが走行しているときに前部
支持枠221 およびルーフ21間が剥き出しになってい
る状態で生じる風切り音の発生を抑えることが可能とな
るとともに、クッション材31およびルーフ21間への
塵埃の侵入を防止して、塵埃によるルーフ21の損傷を
回避することができる。しかも前部支持枠221 が取付
枠36に対して揺動しても、前部支持枠221 およびル
ーフ21間はカバー58でおおわれたままであり、剥き
出しになることはない。
【0047】さらに、ルーフ21の側縁に係合する第1
係合部材35を操作するためのねじ部材57、ならびに
荷台フレーム23を前部支持枠221 に固定するための
ねじ部材71をそれぞれ臨ませる開口部74が蓋部材7
5で閉鎖されるので、前部支持枠221 内の構造を覆う
ことにより美観を向上することができ、しかも蓋部材7
5が、キー76により鎖錠可能なロック機構77により
閉鎖状態を固定的に維持されるので、キー76の所有者
以外の者が蓋部材75を開放することはできない。した
がって両ねじ部材57,71の緩め操作により、前部支
持枠221 をルーフ21から取外すこと、ならびに荷台
フレーム23を前部支持枠221 から取外すことは、キ
ー76でロック機構77を解錠し、蓋部材75を開放し
たときのみ許容されることであり、盗難防止に寄与する
ことができる。
【0048】また荷台フレーム23および前部支持枠2
1 間にわたってブーツ85が設けられるので美観向上
に寄与することができるとともに、該ブーツ85の内端
側下部に蓋部材75が係止されるので、蓋部材75を開
放しない限り、ブーツ85を取外すことができず、ブー
ツ85の取付け状態を確実に維持してブーツ85の盗難
防止にも寄与することができる。
【0049】一方、後部支持枠222 側においても、開
口部74を閉鎖して後部支持枠22 2 に装着される蓋部
材75はロック機構77によって閉鎖状態を固定的に維
持されるものであり、連結杆24と後部支持枠222
を連結するねじ部材94は開口部74側からのみ操作可
能であるので、後部支持枠221 の盗難を防止すること
ができ、さらに荷台フレーム23および後部支持枠22
2 間のブーツ85に蓋部材75が係止されているので、
蓋部材75を開放しない限りブーツ85の取外しができ
ないのは、前部支持枠221 側と同様である。
【0050】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ルーフ
の側縁部上面に係合可能な第1係合部材が支持枠に固定
的に連結されるとともに、第1係合部材と協働して支持
枠をルーフに取付けるべくルーフの側縁に係合可能な第
2係合部材と、挿通孔に挿通された荷台フレームを支持
枠に固定可能な固定部材とが、それぞれ作動可能として
支持枠に連結されるので、支持枠のルーフへの取付け、
ならびに荷台フレームの支持枠への固定をそれぞれ単独
で実施することができ、事前の寸法管理を不要とすると
ともに取付け時の微調整を容易として、車幅の異なる各
種自動車に容易に取付け可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2ドア自動車の平面図である。
【図2】図1の2矢視拡大図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】図2および図3の4−4線断面図である。
【図5】図2および図3の5−5線断面図である。
【図6】図5の6−6線拡大断面図である。
【図7】図2の7−7線断面図である。
【図8】図2の8−8線断面図である。
【図9】蓋部材およびブーツの係合関係を示すための分
解斜視図である。
【図10】連結杆の平面図である。
【図11】中間部支持枠の縦断面図である。
【図12】後部支持枠の縦断面図である。
【符号の説明】
21 ルーフ 221 支持枠 23 荷台フレーム 67 挿通孔 34 第1係合部材 35 第2係合部材 70 固定部材としてのフレームストッパ V 自動車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿通孔(67)を有する一対の支持枠
    (221 )が、相互に対応した位置で自動車(V)のル
    ーフ(21)に取付けられ、荷台フレーム(23)が前
    記挿通孔(67)に挿通された状態で両支持枠(2
    1 )に支持される自動車用ルーフキャリアにおいて、
    ルーフ(21)の側縁部上面に係合可能な第1係合部材
    (34)が支持枠(221 )に固定的に連結されるとと
    もに、第1係合部材(34)と協働して支持枠(2
    1 )をルーフ(21)に取付けるべくルーフ(21)
    の側縁に係合可能な第2係合部材(35)と、挿通孔
    (67)に挿通された荷台フレーム(23)を支持枠
    (221 )に固定可能な固定部材(70)とが、それぞ
    れ作動可能として支持枠(221 )に連結されることを
    特徴とする自動車用ルーフキャリア。
JP26258992A 1992-09-30 1992-09-30 自動車用ルーフキャリア Pending JPH06107077A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26258992A JPH06107077A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 自動車用ルーフキャリア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26258992A JPH06107077A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 自動車用ルーフキャリア

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06107077A true JPH06107077A (ja) 1994-04-19

Family

ID=17377905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26258992A Pending JPH06107077A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 自動車用ルーフキャリア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06107077A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6182876B1 (en) * 1998-03-23 2001-02-06 Sportrack International Inc. Attachment mechanisms for securing utility racks to vehicles

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6182876B1 (en) * 1998-03-23 2001-02-06 Sportrack International Inc. Attachment mechanisms for securing utility racks to vehicles

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6378251B2 (en) Door locking assembly for a vehicle and a door assembly having the same
JPH05178092A (ja) 自動車のドア
JPH06107077A (ja) 自動車用ルーフキャリア
JP3069987B2 (ja) 自動車用ルーフキャリア
JP3099150B2 (ja) 自動車用ルーフキャリア
JP3062783B2 (ja) 自動車用ルーフキャリア
JPH06144119A (ja) 自動車用ルーフキャリア
JPH06107079A (ja) 自動車用ルーフキャリア
JPH0722378Y2 (ja) キャブオーバ型車両
JPH0728023Y2 (ja) 着脱式ルーフのロック機構
JP3330087B2 (ja) 車両用インサイドドアハンドル装置
JPH0239886Y2 (ja)
JPH0748445Y2 (ja) リヤバンパ仮保持部の構造
JP3562606B2 (ja) ルーフ跳上げ式自動車
JPH0423747Y2 (ja)
KR200155988Y1 (ko) 자동차의 후드 릴리즈 레버몸체의 레버 체결구조
JPH0647893B2 (ja) バツクドアヒンジ取付部構造
JPH09317265A (ja) ドアインサイドハンドルのエスカッション取付構造
JPH0638764Y2 (ja) 自動車のルーフキャリア取付装置
JPH0342225Y2 (ja)
JPH0594000U (ja) 自動車用ルーフキャリア
JPH0547237Y2 (ja)
JP2582076Y2 (ja) 自動車用ヘッドランプドアの取り付け構造
JP2001171353A (ja) バックドアロックカバーの取付構造
JP4188484B2 (ja) スライダーカバーの取付け構造