JPH06107032A - 車両用制御装置 - Google Patents

車両用制御装置

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Publication number
JPH06107032A
JPH06107032A JP26253092A JP26253092A JPH06107032A JP H06107032 A JPH06107032 A JP H06107032A JP 26253092 A JP26253092 A JP 26253092A JP 26253092 A JP26253092 A JP 26253092A JP H06107032 A JPH06107032 A JP H06107032A
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JP
Japan
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vehicle
state
detecting means
driver
various parameters
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Application number
JP26253092A
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English (en)
Inventor
Haruhiro Hirano
晴洋 平野
Kunihiko Matsumura
邦彦 松村
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH06107032A publication Critical patent/JPH06107032A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】運転者の疲労や眠気の度合いに応じてステアリ
ング等の操作力やエンジン出力,音響・空調装置等を制
御することにより、運転者の車両操作上の負担軽減や眠
気の解消を図れる安全性に優れた車両用制御装置を提供
する。 【構成】ステアリング等の操作状態を操作状態検出手段
2で、速度や走行距離等の運行状態を運行状態検出手段
4で、車室内温度や車外の明暗,天候等の運転環境を運
転環境状態検出手段6でそれぞれ検出し、これら検出値
から運転者の疲労・眠気の度合いをファジー推論により
判定手段8で判定する。判定結果は操作力軽減制御手段
10,エンジン出力低下制御手段12,音響制御手段1
4,空調制御手段16に入力し、疲労度が高いときほど
操作力を軽く,エンジン出力を低く,音響を疲労が蓄積
しない方向に調整する。また、眠気が強いほどエンジン
出力を低く,音響並びに空調を眠気を覚醒する方向に調
整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用制御装置に係わ
り、特に運転者の疲労度や眠気度に応じて、エンジン出
力を低下させたり、あるいは運転者の操作系の操作力を
軽減させたり、もしくは空調装置や音響装置の設定を疲
労が蓄積しない方向に及び眠気が解消する方向に変更さ
せるようにした車両用制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】完全な覚醒状態にない居眠り状態で、あ
るいは疲労度が高まった状態で運転者が車両を操作する
ことは当然の事ながら大変危険なことであり、このため
運転者がそのような状態に陥った場合の対策を車両に施
すことが望まれている。そこで、運転者が覚醒状態にな
いことを検出して運転者に対し警報を与えるようにした
車両用警報装置が、例えば特開昭60−151134号
公報等に提案されている。
【0003】当該提案のものは、運転者によるステアリ
ングの操舵角に基づいて運転者の非覚醒状態を検出し警
報を発生するものであり、図15に示すように、操舵角
を検出する操舵角検出器100と、警報信号発生回路1
10と、警報器120とから構成されている。警報信号
発生回路110は、マイクロコンピュータを中心として
構成されており第1演算回路130と第2演算回路14
0とメモリ150とメモリ190と比較回路160と判
定回路170とからなる。
【0004】第1演算回路130、第2演算回路14
0、メモリ190には操舵角検出器100からの信号2
30が供給され、メモリ150から読み出された監視基
準値250と第2演算回路140で得られた操舵監視値
260とが比較回路160に供給される。そして、運転
開始時の所定時間Tにおいて連続して求められた各全操
舵量と標準偏差値とから監視基準値250を求めメモリ
150において保持し、基準値250を越えたと判定さ
れた場合には警報信号280が発生される。
【0005】このようにして、運転者の操舵角に基づい
て運転者の非覚醒状態を検出し警報を発生するのであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記提
案の装置にあっては、運転者の非覚醒状態時にそれを検
出し警報を与えるだけである。その場合、運転者は非覚
醒状態にあるためその警報を十分に認識できなかった
り、あるいは自覚できない虞があり、危険な状態を積極
的に回避することができないといった問題があった。
【0007】また、運転者の非覚醒状態の影響が車両の
操作面に及び、その影響を受けた操作状態を非覚醒状態
の判定基準として検出するのであるが、それは数式化の
困難なあいまいな影響であり、正確かつ迅速な検出を行
うには、前記提案のように非覚醒状態の判定基準が運転
者の操舵角だけでは十分でないといった問題もあった。
【0008】さらに、運転者の非覚醒状態には疲労状態
と睡眠状態とがあるが、それらを判別せずして単に非覚
醒状態を検出するだけでは、正確な危険回避を行うため
の情報として十分ではないという問題もあった。
【0009】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、運転者の疲労度および眠
気の度合いを正確かつ迅速に検出してその度合いに応じ
て、運転者による操作系の操作力やエンジン出力あるい
は音響装置もしくは空調装置等を制御することにより、
運転者の車両操作上の負担軽減,車両運行上の安全性の
向上等を図れる車両用制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の車両用制御装置は以下のように構成され
る。
【0011】請求項1の車両用制御装置では、ステアリ
ングやアクセル及びブレーキ等の車両の走行に関わる運
転者の操作系の操作状態を示す各種パラメータを検出す
る操作状態検出手段と、車両速度や走行距離及びエンジ
ン回転数等の車両運行状態を示す各種パラメータを検出
する運行状態検出手段と、車室内温度や車外の明暗及び
天候等の運転環境状態を示す各種パラメータを検出する
運転環境状態検出手段と、これら操作状態検出手段と運
行状態検出手段及び運転環境状態検出手段からの検出値
に基づいて運転者の疲労度を判定する疲労度判定手段
と、該判定手段の判定結果に基づいて疲労度が大きいほ
ど、前記運転者の操作系の操作力を軽減させる操作力軽
減制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】請求項2の車両用制御装置では、ステアリ
ングやアクセル及びブレーキ等の車両の走行に関わる運
転者の操作系の操作状態を示す各種パラメータを検出す
る操作状態検出手段と、車両速度や走行距離及びエンジ
ン回転数等の車両運行状態を示す各種パラメータを検出
する運行状態検出手段と、車室内温度や車外の明暗及び
天候等の運転環境状態を示す各種パラメータを検出する
運転環境状態検出手段と、これら操作状態検出手段と運
行状態検出手段及び運転環境状態検出手段からの検出値
に基づいて運転者の疲労度を判定する疲労度判定手段
と、該判定手段の判定結果に基づいて疲労度が大きいほ
ど、前記運転者の操作によって設定されるエンジン出力
を低下方向に設定変更するエンジン出力低下制御手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項3の車両用制御装置では、ステアリ
ングやアクセル及びブレーキ等の車両の走行に関わる運
転者の操作系の操作状態を示す各種パラメータを検出す
る操作状態検出手段と、車両速度や走行距離及びエンジ
ン回転数等の車両運行状態を示す各種パラメータを検出
する運行状態検出手段と、車室内温度や車外の明暗及び
天候等の運転環境状態を示す各種パラメータを検出する
運転環境状態検出手段と、これら操作状態検出手段と運
行状態検出手段及び運転環境状態検出手段からの検出値
に基づいて運転者の疲労度を判定する疲労度判定手段
と、該判定手段の判定結果に基づいて疲労度が大きいほ
ど、音響装置の設定を疲労が蓄積しない方向に変更する
音響制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】請求項4の車両用制御装置では、ステアリ
ングやアクセル及びブレーキ等の車両の走行に関わる運
転者の操作系の操作状態を示す各種パラメータを検出す
る操作状態検出手段と、車両速度や走行距離及びエンジ
ン回転数等の車両運行状態を示す各種パラメータを検出
する運行状態検出手段と、車室内温度や車外の明暗及び
天候等の運転環境状態を示す各種パラメータを検出する
運転環境状態検出手段と、これら操作状態検出手段と運
行状態検出手段及び運転環境状態検出手段からの検出値
に基づいて運転者の眠気の度合いを判定する眠気判定手
段と、該判定手段の判定結果に基づいて眠気が大きいほ
ど、前記運転者の操作によって設定されるエンジン出力
を低下方向に設定変更するエンジン出力低下制御手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0015】請求項5の車両用制御装置では、ステアリ
ングやアクセル及びブレーキ等の車両の走行に関わる運
転者の操作系の操作状態を示す各種パラメータを検出す
る操作状態検出手段と、車両速度や走行距離及びエンジ
ン回転数等の車両運行状態を示す各種パラメータを検出
する運行状態検出手段と、車室内温度や車外の明暗及び
天候等の運転環境状態を示す各種パラメータを検出する
運転環境状態検出手段と、これら操作状態検出手段と運
行状態検出手段及び運転環境状態検出手段からの検出値
に基づいて運転者の眠気の度合いを判定する眠気判定手
段と、該判定手段の判定結果に基づいて眠気が大きいほ
ど、音響装置の設定を眠気を解消させる方向に変更する
音響制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】請求項6の車両用制御装置では、ステアリ
ングやアクセル及びブレーキ等の車両の走行に関わる運
転者の操作系の操作状態を示す各種パラメータを検出す
る操作状態検出手段と、車両速度や走行距離及びエンジ
ン回転数等の車両運行状態を示す各種パラメータを検出
する運行状態検出手段と、車室内温度や車外の明暗及び
天候等の運転環境状態を示す各種パラメータを検出する
運転環境状態検出手段と、これら操作状態検出手段と運
行状態検出手段及び運転環境状態検出手段からの検出値
に基づいて運転者の眠気の度合いを判定する眠気判定手
段と、該判定手段の判定結果に基づいて眠気が大きいほ
ど、空調装置の設定を眠気を解消させる方向に変更する
空調制御手段と、を備えたことを特徴とする
【0017】
【作用】請求項1に係わる車両用制御装置によれば、操
作状態検出手段により、ステアリングの操舵角やアクセ
ルの踏み具合、ブレーキの踏み具合等の運転者による操
作系の操作状態が各種パラメータとして検出されるとと
もに、運行状態検出手段により、車両速度や走行距離,
エンジン回転数等の車両の運行状態が各種パラメータと
して検出され、さらに運転環境状態検出手段により、車
室内温度や車外の明暗,天候等の運転環境が各種パラメ
ータとして検出される。そして、これら各種パラメータ
の検出値は疲労度判定手段に入力され、それらの検出値
に基づいて運転者の疲労度が判定される。この判定結果
は操作力軽減制御手段に入力され、疲労度が大きいほ
ど、ステアリングやアクセルペダル,ブレーキペダル等
の運転車による操作系の操作力が軽減される。
【0018】請求項2に係わる車両用制御装置によれ
ば、上記疲労度判定手段の判定結果はエンジン出力低下
制御手段に入力され、疲労度が大きいほど運転者の操作
によって設定されるエンジン出力をそれよりも低下方向
に修正して設定変更する。例えば、アクセルペダルの踏
み込み量に対応するスロットル開度の設定を疲労度が大
きくなるほど絞り側に修正して設定変更する。
【0019】請求項3に係わる車両用制御装置によれ
ば、上記疲労度判定手段の判定結果は音響制御手段に入
力され、疲労度が大きいほど音響装置の設定を疲労が蓄
積しない方向に変更する。例えば、音量を絞ったり、周
波数特性の高低音域を絞って音質をソフトにする。
【0020】請求項4に係わる車両用制御装置によれ
ば、前記操作状態検出手段と運行状態検出手段及び運転
環境状態検出手段で検出した各種パラメータの検出値
は、眠気判定手段に入力され、それらの検出値に基づい
て運転者の眠気の度合いが判定される。眠気判定手段の
判定結果はエンジン出力低下制御手段に入力され、眠気
の度合いが大きいほど運転者の操作によって設定される
エンジン出力をそれよりも低下方向に修正して設定変更
する。例えば、上記と同様にアクセルペダルの踏み込み
量に対応するスロットル開度の設定を、眠気の度合いが
大きくなるほど絞り側に修正して設定変更する。
【0021】請求項5に係わる車両用制御装置によれ
ば、上記眠気判定手段の判定結果は、音響制御手段に入
力され、眠気の度合いが大きいほど音響装置の設定を眠
気を解消させる方向に変更する。例えば、音量を上げた
り、周波数特性の高低音域を強調して音質を刺激的にす
る。
【0022】請求項6に係わる車両用制御装置によれ
ば、上記眠気判定手段の判定結果は、空調制御手段に入
力され、眠気の度合いが大きいほど空調装置の設定を眠
気を解消させる方向に変更する。例えば、吹出風量を上
げたり、吹出温度を低下させたり、吹出方向を運転者の
顔の近辺に向ける時間を長くする。
【0023】
【実施例】以下に、本発明の好適な一実施例を、添付図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係る車両用制御
装置の概略構成を示すブロック図である。同図におい
て、2は操作状態検出手段であり、この操作状態検出手
段2は運転者が操作する操作系(例えば、ステアリン
グ,アクセルペダル,ブレーキペダル,変速機等)の操
作状態を運転の開始以後、継続して各種パラメ−タとし
て検出し続けるようになっている。また、4は運行状態
検出手段であり、車両の運行状態(例えば、車両速度、
エンジン回転数,運転時間,走行距離等)を運転の開始
以後、継続して各種パラメ−タとして検出し続けるよう
になっている。さらに、6は運転環境状態検出手段であ
り、運転者の周囲の運転環境状態(例えば、車室内温
度,車外の明暗,天候等)を運転の開始以後、継続して
各種パラメ−タとして検出し続けるようになっている。
【0024】また、上記各検出手段2,4,6は疲労度
・眠気判定手段8に接続されていて、この疲労度・眠気
判定手段8は上記各検出手段2,4,6で検出した各種
検出値に基づいて、運転者の疲労および眠気の度合いを
判定するようになっている。そして、この疲労度・眠気
判定手段8での判定結果は、操作力軽減手段10,エン
ジン出力低下制御手段12,音響制御手段14,空調制
御手段16にそれぞれ入力されるようになっている。
【0025】図2に示すように、上記操作状態検出手段
2はアクセルペダル操作をスロットルセンサで、ブレー
キペダル操作をブレーキSWで、変速機操作をインヒビ
タSWで、ステアリング操作を舵角センサで、ウインカ
レバー操作をウインカSWで、それぞれ検出するよう構
成され、また運行状態検出手段4は運転時間をイグニッ
ションSWで、車両速度を車速センサで、エンジン回転
をエンジン回転数センサで、走行距離をトリップメータ
でそれぞれ検出するよう構成され、さらに運転環境状態
検出手段6は車外の明暗をヘッドランプSWで、雨又は
雪などの天候をワイパーSWで,並びに車室内温度を車
室温度センサで検出するよう構成されている。
【0026】また、図1に示す疲労度・眠気判定手段8
と操作力軽減制御手段10及びエンジン出力低下制御手
段12,音響制御手段14,空調制御手段16は車載コ
ンピュータ18で構成されており、車載コンピュータ1
8は、上記各種センサ類からの信号を取り込む入力イン
ターフェース部20と、それらの信号を基に疲労度およ
び眠気判定を行うとともに操作力軽減制御,エンジン出
力低下制御,空調制御,音響制御,警報発生制御,及び
オートクルーズの設定車速変更制御とを行う演算CPU
22並びにメモリ24,タイマ26,カウンタ28,出
力インタ−フェ−ス30等とから構成されている。
【0027】図3は本実施例の制御内容を示したフロー
チャートであり、起動されるとまず、上記各種センサ類
からの信号が車載コンピュータに入力される(S1
0)。次に各種センサ類の信号に基づいて運転者による
ステアリング等の操作系の操作量、車速等車両の運行状
態量、運転者の周囲の運転環境状態量がそれぞれ演算さ
れる(S20)。この際、操作量,運行状態量,運転環
境状態量の算出には各々次式が採用される。
【0028】
【式1】 (ここで、ΔTVOはスロットル開度の変化量、Nbr
は単位時間当りのブレーキスイッチON回数、Nsiは
単位時間当りのシフト回数、Δθは操舵角の変化量、N
tlは単位時間当りのウインカスイッチの操作回数、T
igはイグニッションスイッチONからの時間、Vsp
は車速、Neはエンジン回転数、Lは走行距離、Thl
はヘッドランプのON時間、TwはワイパーのON時
間、ΔTは車内所定気温からの温度偏差、A1〜A3,
B1〜B3,C1〜C3は定係数である。)次に、算出
された操作量,運行状態量,運転環境状態量に基づい
て、疲労および眠気の検出とそれらの度合いがファジー
推論方式によって求められる(S30)。なお、ファジ
ー推論方式による疲労度及び眠気の度合いの求め方は後
に詳述する。次に、推論された疲労度及び眠気の度合い
の判定結果に基づいて、操作力軽減制御量、エンジン出
力低下制御量、空調制御量、音響制御量および警報発生
の可否が求められる(S40)。各制御量は制御マップ
を用いて決定されるが、これについては後に詳述する。
次に、求められた各制御量を出力すると(S50)、S
10に戻るといったルーチンを繰り返す。以上のように
して操作力軽減制御、エンジン出力低下制御、空調制
御、音響制御が行われる。
【0029】ここで、ファジー推論方式による疲労度及
び眠気の度合いの求め方を説明する。本実施例のファジ
ー推論では図4〜図6に示すようなファジー集合および
ファジールールが採用される。すなわち、図4における
(a),(b),(c)の3つのグラフの横軸にそれぞ
れ示される操作量V,運行状態量W,運転環境状態量X
は入力変数であり、図5におけるグラフの横軸に示され
る疲労度Yは出力変数である。この出力変数Yはファジ
ーの集合の変数でああって、z,s,m,b,NB,N
M,NS,ZO,PS,PM,PBはファジー値、すな
わち、大きいとか小さいとかいったファジー集合の定数
である。このファジー集合はメンバシップ関数で表さ
れ、横軸が定義域で縦軸が1に規格化された帰属度を表
している。本実施例のファジールールはIF THEN
論理式(例えばルール1は、IF V IS s AND W IS b AND
X IS m THEN Y IS NB という論理式)を採用してお
り、IFの後が条件部、THENの後が結論部である。
つまり、ルール1はVがsかつWがbかつXがmならば
YはNBにせよという論理ルールを表している(図6参
照)。
【0030】そして、操作量V,運行状態量W,運転環
境状態量Xのそれぞれの入力変数が与えられると、ファ
ジー推論を行うことにより疲労度Yが得られる。このフ
ァジー推論の過程を図4〜図7を用いて説明する。図4
に示すように操作量V,運行状態量W,運転環境状態量
Xのそれぞれの入力変数が与えられると、それに対する
各ルールの適合度をメンバシップ関数(z,s,m,
b)と対照することにより求め、各ルールの適合度に基
づいて疲労度Yのメンバシップ関数(NB,NM,N
S,ZO,PS,PM,PB)の変形および重ね合わせ
を行うことにより疲労度を推論する。すなわち、図7に
示すように操作量V,運行状態量W,運転環境状態量X
のそれぞれの入力値v0,w0,x0に対する各ルール
の適合度は、この時の入力値に対するメンバシップ関数
の値がとられ、条件節が複数ある場合にはその最小値
(MIN)がとられる。この例ではルール1および2が
適合し、その適合度は、ルール1が0.6、ルール2が
0.3となる。そして、その適合度のところで各ルール
に対する疲労度Zのメンバシップ関数の変形(三角形の
頂点をその適合度とする。)を行う。そして、変形され
たメンバシップ関数を重ね合わせることにより、全ルー
ルに対する最終的なメンバシップ関数の重心位置を求め
て、疲労度y0を出力する。
【0031】そして、ファジー推論方式によって求めら
れた疲労度に基づき、図8〜図14に示す各種制御マッ
プに従い、操作力軽減制御,エンジン出力低下制御,音
響制御,空調制御の各制御量が決定される。
【0032】すなわち、図8は疲労度に対する警報発生
制御用に使用する制御マップを示すものであり、上記の
ようにして算出した疲労度が、運転者の疲労が蓄積状態
にあると推定される領域A内にあるとき、あるいは眠気
の度合いが強い状態であると推定される領域B内にある
ときに警報音を発生させるようにし、これにより運転者
に対し休憩をとるよう催促し、疲労の回復並びに居眠り
運転の防止を図る。
【0033】また、図9は疲労度に対する操作力軽減制
御に使用する制御マップの一例を示すもので、制御対象
はパワーステアリング装置である。すなわち、運転者の
疲労度が大きいほど、パワーステアリング油圧を強くし
てステアリング操作力を軽くし、運転者の操作負荷を軽
減させるようにする。
【0034】さらに、同様にして図10に示すように、
フットブレーキ系を制御対象にして、ブレーキペダル
(アクセルペダル,クラッチペダルも可)の踏力を軽減
させるようにしても良い。すなわち、この場合には疲労
度が所定の範囲の時、ブレーキ圧力を変化させるように
し、運転者の疲労度が大きいほどブレーキ圧力を強くす
ることにより、運転者のブレーキ踏込みに対する車両の
制動効果を大きくし、運転者の操作負荷を軽減させるよ
うにする。
【0035】また、図11は疲労度に対するエンジン出
力低下制御に使用する制御マップの一例を示すもので、
制御対象はエレキスロットル制御装置である。すなわ
ち、運転者のアクセル踏込み量に応じて設定されるスロ
ットル開度を、算出した疲労度に応じて変化させるよう
にしており、運転者の疲労度あるいは眠気の度合いが強
い状態のときほど、スロットル戻し量を大きくしてエン
ジントルクを減少させ、もって車速を制限する。さら
に、オートクルーズ装置の搭載車では、当該オートクル
ーズ装置が作動されているときには、その設定車速を低
下方向に変更させるようにすることが望ましい。すなわ
ち、図12に示すように、疲労度が所定の範囲の時、定
速走行時の設定速度を変化させるようにして、その際に
運転者の疲労度あるいは眠気の度合いが強い状態のとき
ほど、設定速度をより低下させて車速を制限する。
【0036】また、図13は疲労度に対する音響制御に
使用する制御マップの一例を示すもので、制御対象は音
響装置である。すなわち、疲労度が所定の範囲の時、音
量を変化させるようにし、運転者の疲労度が大きい状態
のときほど音量を下げることにより、それ以上の疲労の
蓄積を可及的に防ぐ一方、眠気の度合いが強い状態のと
きほど、逆に音量を上げることにより運転者を可及的に
覚醒状態へ移行させるようにする。なお、音質も変化さ
せるようにしても良い。この場合、疲労度が大きいとき
ほど、周波数特性の高低音域を落として音質をソフトに
し、もって疲労の蓄積を防ぐ一方、眠気の度合いが大き
いときほど、逆に高低音域を持ち上げて刺激的な音質に
し、もって眠気の解消を促する。
【0037】図14は疲労度に対する空調制御に使用す
る制御マップを示すもので、空調装置を制御対象とす
る。すなわち、同図(a)に示すように、疲労度が所定
の範囲の時、空調装置の吹出口が運転者の顔に向いてい
る時間を変化させるようにし、運転者の眠気の度合いが
強い状態のときほど、吹出口が運転車の顔の近辺に向く
時間を長くし、もって運転者を可及的に覚醒状態へ移行
させるようにする。また、同図(b)に示すように、疲
労度が所定の範囲の時、空調の風量を変化させるように
し、運転者の眠気の度合いが強い状態のときほど風量を
大きくすることにより、運転者を可及的に覚醒状態へ移
行させるようにする。さらに、同図(c)に示すよう
に、疲労度が所定の範囲の時、空調の送風温度を変化さ
せるようにし、運転者の眠気の度合いが強い状態のとき
ほど温度を下げることにより、運転者を可及的に覚醒状
態へ移行させるようにする。
【0038】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明によれば次の如き優れた効果を発揮する。
【0039】(1)本発明の請求項1に係わる車両用制
御装置によれば、ステアリングの操舵量やアクセルの踏
み具合、ブレーキの踏み具合等の運転者による操作系の
操作状態を操作状態検出手段で検出するとともに、車両
速度や走行距離,エンジン回転数等の車両の運行状態を
運行状態検出手段で検出し、さらに車室内温度や車外の
明暗,天候等の運転環境を運転環境状態検出手段で検出
し、これら各種検出値に基づいて疲労度判定手段で運転
者の疲労度を判定して、この判定結果に応じて操作力軽
減制御手段によって、疲労度が大きいときほど、ステア
リングやアクセルペダル,ブレーキペダル等の運転者に
よる操作系の操作力を軽減させるので、運転者の車両操
作の負担を軽くすることができ、疲労がより蓄積するこ
とを可及的に防止することができる。
【0040】(2)請求項2に係わる車両用制御装置に
よれば、上記疲労度判定手段の判定結果に応じて、エン
ジン出力低下制御手段によって、疲労度が大きいときほ
ど、運転者の操作によって設定されるエンジン出力をそ
れよりも低下方向に修正して設定変更するので、運転者
の疲労が大きいときの車速を制限することができ、安全
性を高めることができる。
【0041】(3)請求項3に係わる車両用制御装置に
よれば、上記疲労度判定手段の判定結果に応じて音響制
御手段によって、疲労度が大きいときほど音響装置の設
定を疲労が蓄積しない方向に、例えば、音量を絞った
り、周波数特性の高低音域を絞って音質をソフトに変更
するので、運転者の疲労がより蓄積することを可及的に
防止することができる。
【0042】(4)請求項4に係わる車両用制御装置に
よれば、前記操作状態検出手段と運行状態検出手段及び
運転環境状態検出手段で検出した検出値に基づいて、眠
気判定手段で運転者の眠気の度合いを判定し、この眠気
判定手段の判定結果に応じて、眠気の度合いが大きいと
きほど運転者の操作によって設定されるエンジン出力を
それよりも低下方向に修正して設定変更するので、運転
車の眠気が強いときの車速を制限することができ、安全
性を高めることができる。
【0043】(5)請求項5に係わる車両用制御装置に
よれば、上記眠気判定手段の判定結果に応じて、眠気の
度合いが大きいときほど音響装置の設定を眠気を解消さ
せる方向に、例えば音量を上げたり、周波数特性の高低
音域を強調して音質を刺激的に変更するので、運転車の
眠気を可及的に解消させることができ、安全性を高める
ことができる。
【0044】(6)請求項6に係わる車両用制御装置に
よれば、上記眠気判定手段の判定結果に応じて、眠気の
度合いが大きいほど空調装置の設定を眠気を解消させる
方向に、例えば吹出風量を上げたり、吹出温度を低下さ
せたり、吹出風が運転者の顔の近辺に向く時間が長くな
るよう変更するので、運転者の眠気を可及的に解消させ
ることができ、安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用制御装置の概念を示す図で
ある。
【図2】本発明に係る車両用制御装置の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る車両用制御装置の一実施例の制御
内容を簡単に示すフローチャートである。
【図4】本発明に係るファジ−ル−ルの適合度を決定す
るメンバシップ関数を示す図で、(a)は操作量,
(b)は運行状態量,(c)は運転環境状態量に関する
ものである。
【図5】本発明に係るファジー推論の出力変数を決定す
るメンバシップ関数を示す図で、眠気の度合いと疲労度
とを表すものである。
【図6】本発明に係るファジ−ル−ルを表にして示す図
である。
【図7】本発明に係るファジ−推論の過程を説明する図
である。
【図8】本発明に係る車両用制御装置の警報発生制御に
使用する制御マップを示す図である。
【図9】本発明に係る車両用制御装置の操作力軽減制御
に使用する制御マップを、パワ−ステアリング制御を例
にして示す図である。
【図10】本発明に係る車両用制御装置の操作力軽減制
御に使用する制御マップを、ブレーキ圧力制御を例にし
て示す図である。
【図11】本発明に係る車両用制御装置のエンジン出力
低下制御に使用する制御マップを、エレキスロットル制
御を例にして示す図である。
【図12】本発明に係る車両用制御装置のエンジン出力
低下制御に使用する制御マップを、オートクルーズ制御
を例にして示す図である。
【図13】本発明に係る車両用制御装置の音響制御に使
用する制御マップを、音量制御を例にして示すものであ
る。
【図14】本発明に係る車両用制御装置の空調制御に使
用する制御マップを示す図で、(a)は吹出口の方向制
御,(b)は風量制御,(c)は送風温度制御に関する
ものである。
【図15】従来の車両用警報装置のブロック図である。
【符号の説明】
2 操作状態検出手段 4 運行状態検出手段 6 運転環境状態検出手段 8 疲労度・眠気判定手段 10 操作力軽減制御手段 12 エンジン出力低減制御手段 14 音響制御手段 16 空調制御手段 18 車載コンピュータ 20 入力インタ−フェ−ス 22 演算CPU 24 メモリ 26 タイマ 28 カウンタ 30 出力インタ−フェ−ス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングやアクセル及びブレーキ等
    の車両の走行に関わる運転者の操作系の操作状態を示す
    各種パラメータを検出する操作状態検出手段と、 車両速度や走行距離及びエンジン回転数等の車両運行状
    態を示す各種パラメータを検出する運行状態検出手段
    と、 車室内温度や車外の明暗及び天候等の運転環境状態を示
    す各種パラメータを検出する運転環境状態検出手段と、 これら操作状態検出手段と運行状態検出手段及び運転環
    境状態検出手段からの検出値に基づいて運転者の疲労度
    を判定する疲労度判定手段と、 該判定手段の判定結果に基づいて疲労度が大きいほど、
    前記運転者の操作系の操作力を軽減させる操作力軽減制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする車両用制御装置。
  2. 【請求項2】 ステアリングやアクセル及びブレーキ等
    の車両の走行に関わる運転者の操作系の操作状態を示す
    各種パラメータを検出する操作状態検出手段と、 車両速度や走行距離及びエンジン回転数等の車両運行状
    態を示す各種パラメータを検出する運行状態検出手段
    と、 車室内温度や車外の明暗及び天候等の運転環境状態を示
    す各種パラメータを検出する運転環境状態検出手段と、 これら操作状態検出手段と運行状態検出手段及び運転環
    境状態検出手段からの検出値に基づいて運転者の疲労度
    を判定する疲労度判定手段と、 該判定手段の判定結果に基づいて疲労度が大きいほど、
    前記運転者の操作によって設定されるエンジン出力を低
    下方向に設定変更するエンジン出力低下制御手段と、 を備えたことを特徴とする車両用制御装置。
  3. 【請求項3】 ステアリングやアクセル及びブレーキ等
    の車両の走行に関わる運転者の操作系の操作状態を示す
    各種パラメータを検出する操作状態検出手段と、 車両速度や走行距離及びエンジン回転数等の車両運行状
    態を示す各種パラメータを検出する運行状態検出手段
    と、 車室内温度や車外の明暗及び天候等の運転環境状態を示
    す各種パラメータを検出する運転環境状態検出手段と、 これら操作状態検出手段と運行状態検出手段及び運転環
    境状態検出手段からの検出値に基づいて運転者の疲労度
    を判定する疲労度判定手段と、 該判定手段の判定結果に基づいて疲労度が大きいほど、
    音響装置の設定を疲労が蓄積しない方向に変更する音響
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする車両用制御装置。
  4. 【請求項4】 ステアリングやアクセル及びブレーキ等
    の車両の走行に関わる運転者の操作系の操作状態を示す
    各種パラメータを検出する操作状態検出手段と、 車両速度や走行距離及びエンジン回転数等の車両運行状
    態を示す各種パラメータを検出する運行状態検出手段
    と、 車室内温度や車外の明暗及び天候等の運転環境状態を示
    す各種パラメータを検出する運転環境状態検出手段と、 これら操作状態検出手段と運行状態検出手段及び運転環
    境状態検出手段からの検出値に基づいて運転者の眠気の
    度合いを判定する眠気判定手段と、 該判定手段の判定結果に基づいて眠気が大きいほど、前
    記運転者の操作によって設定されるエンジン出力を低下
    方向に設定変更するエンジン出力低下制御手段と、 を備えたことを特徴とする車両用制御装置。
  5. 【請求項5】 ステアリングやアクセル及びブレーキ等
    の車両の走行に関わる運転者の操作系の操作状態を示す
    各種パラメータを検出する操作状態検出手段と、 車両速度や走行距離及びエンジン回転数等の車両運行状
    態を示す各種パラメータを検出する運行状態検出手段
    と、 車室内温度や車外の明暗及び天候等の運転環境状態を示
    す各種パラメータを検出する運転環境状態検出手段と、 これら操作状態検出手段と運行状態検出手段及び運転環
    境状態検出手段からの検出値に基づいて運転者の眠気の
    度合いを判定する眠気判定手段と、 該判定手段の判定結果に基づいて眠気が大きいほど、音
    響装置の設定を眠気を解消させる方向に変更する音響制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする車両用制御装置。
  6. 【請求項6】 ステアリングやアクセル及びブレーキ等
    の車両の走行に関わる運転者の操作系の操作状態を示す
    各種パラメータを検出する操作状態検出手段と、 車両速度や走行距離及びエンジン回転数等の車両運行状
    態を示す各種パラメータを検出する運行状態検出手段
    と、 車室内温度や車外の明暗及び天候等の運転環境状態を示
    す各種パラメータを検出する運転環境状態検出手段と、 これら操作状態検出手段と運行状態検出手段及び運転環
    境状態検出手段からの検出値に基づいて運転者の眠気の
    度合いを判定する眠気判定手段と、 該判定手段の判定結果に基づいて眠気が大きいほど、空
    調装置の設定を眠気を解消させる方向に変更する空調制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする車両用制御装置。
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