JPH06106726A - プリンターヘッド - Google Patents

プリンターヘッド

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Publication number
JPH06106726A
JPH06106726A JP26130992A JP26130992A JPH06106726A JP H06106726 A JPH06106726 A JP H06106726A JP 26130992 A JP26130992 A JP 26130992A JP 26130992 A JP26130992 A JP 26130992A JP H06106726 A JPH06106726 A JP H06106726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
light
printer head
supply means
transparent plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP26130992A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatoshi Furubayashi
久敏 古林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP26130992A priority Critical patent/JPH06106726A/ja
Publication of JPH06106726A publication Critical patent/JPH06106726A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Micromachines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーマル式のインクジェットプリンターヘッ
ドにおいて、応答速度を速くし、エネルギー損失を少な
くして消費電力を小さくする。 【構成】 レーザーダイオード、発光ダイオードなどの
光エネルギー供給手段4より出た光5を光吸収特性の優
れるインク6に照射して、インク6を直接瞬時に気化
し、その時に発生する圧力でノズル2よりインク滴7を
吐出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクを瞬時に気化さ
せ、その時に発生する圧力によってノズルよりインク滴
を吐出するサーマル式のインクジェットプリンターヘッ
ドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式には、大別し
て、コンティニアス方式とオンディマンド方式があり、
インクの回収が不要で、装置の小型化と低価格化に適し
たオンディマンド方式が主流である。このオンディマン
ド方式には、主として、サーマル式と圧電式があり、両
者はインクの吐出方法で異なっている。サーマル式は、
発熱によるインクの沸騰を利用するもので、圧電式は圧
電素子の振動によるインク室の体積変化を利用するもの
である。
【0003】サーマル式の代表的なものは、ヒーターに
よりインクを加熱、沸騰させるバブルジェット方式で、
特公昭61−59912、特公昭61−59913、特
公昭61−59914、画像電子学会誌 第11巻 第
2号(1982)などに詳述されている。
【0004】バブルジェット方式は、単一ノズルでは応
答速度が遅いので、ノズル数を増やすことにより、プリ
ンターヘッドとしての印字速度を上げている。図5にバ
ブルジェット方式の例を示す。同図(a)は、下部基板
の平面図、同図(b)は、上下基板の断面図である。実
用上の構造は、ガラスやシリコン等のベース基板101
上に、ヒーター104およびノズル隔壁107を一列に
配して、多数のノズル102を高密度に一体形成した構
造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】バブルジェット方式は
ヒーターの加熱、インクの沸騰、気化、冷却の過程に要
する時間により応答速度が制約され、印字速度が遅いと
いう問題があった。また、圧電式に比較して消費電力が
大きいという問題もあった。
【0006】例えば、前記参照文献の画像電子学会誌で
述べられているように、計算上インクの気化に必要なエ
ネルギーはわずか5.4エルグにすぎないのに、実際の
バブルジェットでは300エルグものエネルギーをヒー
ターに投入しなければならない。すなわち、ほとんどの
エネルギーが他に逃げてしまっているわけで、大変にエ
ネルギー効率が悪い。
【0007】その原因として、ヒーターが基板面等の壁
面に形成されているために、ヒーターの熱がベース基板
側等に逃げて、ヒーターの加熱、およびインクの沸騰に
時間がかかること、また、ヒーター部の熱容量が大きく
なり冷却にも時間がかかること、また、ヒーター部の熱
容量が大きくなり冷却にも時間がかかること、さらに、
これらの結果、消費電力が大きくなってしまうことが考
えられる。特に基板材料がシリコンのように熱伝導率の
大きい場合には、この影響が大きい。
【0008】本発明は、上記のような問題を解決するこ
とにより、応答速度が速く、消費電力が小さいサーマル
式のインクジェットプリンターヘッドを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、サーマル式の
インクジェットプリンターヘッドにおいて、光供給手段
を設け、上部基板で、光供給手段の位置する箇所に透明
板を設け、そこでの光を、その波長に吸収特性を有する
インクに照射し、気化させる。
【0010】また、光エネルギー供給手段と透明板との
間にレンズを配置、或は透明板に直接レンズ加工を施し
て、集束した光でインクに照射し、気化させる。
【0011】また、透明部を有する上部基板の上方離れ
た位置に可動ミラーを配置し、別の位置に設置された光
供給手段からの光をミラーにより反射させて、インクに
照射し気化させることを特徴とする。
【0012】
【作用】サーマル式のインクジェットプリンターヘッド
において、光エネルギー供給手段により、光をインクに
照射し、その波長に対して吸収特性を有するインクで光
を吸収することによって、インクを瞬時に気化させ、そ
の時、発生する圧力でノズルからインク滴を吐出する。
【0013】
【実施例】
(実施例1)本発明の実施例のインクジェットプリンタ
ーヘッドの光エネルギー供給部およびノズル部を説明す
る概略構造図で斜視図を図1(a)、断面図を図1
(b)に示す。
【0014】下部基板1に、多数の平行なインク液路、
およびノズル2を加工し、使用する光の波長(可視光〜
近赤外光)に対して透明な薄い板3を貼り合わせる。こ
の透明板には、例えばガラス、透明プラスチックなどが
用いられる。さらに透明板の上に、各インク液路に対応
させて、LDまたはLEDの光源が一列に並んだ素子4
を接着する。
【0015】記録信号パルスが印加されると、光源4か
ら出た光5は、透明板3を透過して、インク6に照射さ
れ吸収される。このときインクの気化が瞬時に起こり、
その時発生する圧力で、ノズル2からインク滴7が吐出
される。光の波長は、可視光から近赤外光が用いられる
が、その波長に対して吸収特性の優れるインクを用いる
方が、エネルギー効率が良い。記録信号パルスは、通常
1〜100μsecの短時間加えられ、その周波数は1
k〜100kHzである。
【0016】光エネルギーが不足してインクの吐出が弱
い場合には、もう1列光源を追加配置してもよい。その
断面図を図2に示す。ここでは2列の光源を一体形成し
ており、2つの光源には同一の記録信号パルスが印加さ
れる。
【0017】(実施例2)図3に本発明の別の実施例を
示す。通常LD,LEDから発した光は、ある角度で発
散するので、距離が離れるほど照射面積が増え、単位面
積当たりの照射エネルギーは減少する。低いエネルギー
密度で照射すると、インクの液温が徐々に上昇するの
で、熱伝導によるエネルギー損失が大きくなり、好まし
くない。エネルギー損失を少なくするには、光の照射エ
ネルギー密度を大きくして、インク液を瞬時に気化させ
る必要がある。
【0018】以上の点を考慮して透明板3の光エネルギ
ー供給手段4の下部にあたる位置にレンズ8を設け、発
光素子4より出た光をレンズ8で集束し、エネルギー密
度を高くしてインクに照射することにより、エネルギー
効率を高めている。
【0019】(実施例3)図4に本発明の別の実施例を
示す。透明板3の上方離れた位置に可動ミラー9を置
く。斜め横方向の光源4から出た光は、レンズ8でビー
ム径を絞られた後、可動ミラー9によって反射され、ノ
ズル部に照射される。
【0020】可動ミラー9の角度を変えることにより光
の反射方向を変え、多数のノズルにわたり、スキャンす
ることができる。光軸が、所定のノズル位置にきた時
に、同期させて、記録信号パルスを光源に印加して、所
定のノズルよりインク滴を吐出する。
【0021】本実施例によれば、一個の光源で、多数の
ノズルを制御することができる。図4では、可動ミラー
が往復運動をしているが、ポリゴンミラーを回転させて
もよい。また、マイクロマシーニング加工によって作製
した微小な可動ミラーを動かしてもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明のインクジェットプリンターヘッ
ドによれば、光エネルギーをインクに吸収させ、直接気
化するのでエネルギー効率が良く、消費電力を低減でき
る。また、光を用いるので、ヒーターからの熱伝達でイ
ンクを沸騰させる方法に比較して、応答速度も非常に速
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図(a)、及び断
面図(b)である。
【図2】本発明の別の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の別の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の別の実施例を示す斜視図である。
【図5】従来例を示す下部基板の平面図(a)、上下基
板の断面図(b)である。
【符号の説明】
1,101 下部基板 2,102 ノズル 3 透明板 4 光エネルギー供給手段 5 光 6 インク 7 インク滴 8 レンズ 9 可動ミラー 103 電極 104 ヒーター 105 保護膜 106 上部基板 107 ノズル隔壁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマル式のインクジェットプリンター
    ヘッドにおいて、光供給手段を設け、上部基板で光供給
    手段の位置する箇所に透明板を設け、そこでの光を、そ
    の波長に吸収特性を有するインクに照射することを特徴
    とするプリンターヘッド。
  2. 【請求項2】 サーマル式のインクジェットプリンター
    ヘッドにおいて、光エネルギー供給手段と透明板との間
    にレンズを配置、或いは、透明板に直接レンズ加工を施
    して、集束した光でインクに照射し、気化させることを
    特徴とする請求項1記載のプリンターヘッド。
  3. 【請求項3】 サーマル式のインクジェットプリンター
    ヘッドにおいて、透明部を有する上部基板の上方離れた
    位置に可動ミラーを配置し、別の位置に設置された光供
    給手段からの光をミラーにより反射させて、インクに照
    射し、気化させることを特徴とする請求項1記載のプリ
    ンターヘッド。
JP26130992A 1992-09-30 1992-09-30 プリンターヘッド Pending JPH06106726A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26130992A JPH06106726A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 プリンターヘッド

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JP26130992A JPH06106726A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 プリンターヘッド

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JPH06106726A true JPH06106726A (ja) 1994-04-19

Family

ID=17360006

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JP26130992A Pending JPH06106726A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 プリンターヘッド

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JP (1) JPH06106726A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7025442B2 (en) * 2002-02-11 2006-04-11 Ran Yaron Laser ink jet printer
JP2013010171A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Sekisui Chem Co Ltd マイクロポンプ及びマイクロ流体デバイス

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7025442B2 (en) * 2002-02-11 2006-04-11 Ran Yaron Laser ink jet printer
US7367653B2 (en) 2002-02-11 2008-05-06 Ran Yaron Laser ink jet printer
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