JPH0610670U - 負圧ブースタ用チェックバルブ - Google Patents

負圧ブースタ用チェックバルブ

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JPH0610670U
JPH0610670U JP675692U JP675692U JPH0610670U JP H0610670 U JPH0610670 U JP H0610670U JP 675692 U JP675692 U JP 675692U JP 675692 U JP675692 U JP 675692U JP H0610670 U JPH0610670 U JP H0610670U
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JP
Japan
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negative pressure
intake manifold
pressure booster
flexible hose
valve
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孝義 篠原
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関の吸気マニホールドと負圧ブースタ
とを接続する可撓性ホースに介装されるチェックバルブ
に、吸気マニホールドから流入するガソリンを捕捉して
負圧ブースタへの流入を阻止する機能を持たせる。 【構成】 スプリング7で付勢された弁体6と該弁体6
が着座可能な弁座24 とを内部に収納したバルブハウジ
ング1は、一体に結合されたフロントハウジング2とリ
ヤハウジング3とを備え、吸気マニホールド側に位置す
るリヤハウジング3の端部外周に半径方向外側に突出す
る4枚のリブ34 が突設される。前記リブ34 によりリ
ヤハウジング3の端部外周と可撓性ホースHの内壁との
間に4個の空間10が形成され、この空間10に可撓性
ホースHの内壁を伝わって流下するガソリンが捕捉され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関の吸気マニホールドと負圧ブースタとを接続する可撓性ホ ースの中間部に介装され、吸気マニホールドから負圧ブースタへの流体の移動を 規制する負圧ブースタ用チェックバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のブレーキ用負圧ブースタと、その負圧源となる内燃機関の吸気マニホ ールドとを接続する可撓性ホースの中間部には、吸気マニホールドに発生する負 圧が負圧ブースタ側へ伝達することを許容し、その逆の伝達を規制するチェック バルブが介装される。
【0003】 ところで、内燃機関が停止して吸気マニホールドの負圧が消滅すると、可撓性 ホース内に残存する負圧に吸引されて吸気マニホールド内のガソリン混合気が可 撓性ホース内に侵入し、その後の温度低下に伴って液化する。このガソリンがチ ェックバルブの僅かな隙間を通って負圧ブースタの内部に流入すると、負圧ブー スタのゴム部材等の耐久性に悪影響を及ぼす可能性がある。これを防ぐために、 チェックバルブの内部にガソリンを吸着し得る吸着剤を設け、吸気マニホールド から負圧ブースタへのガソリンの流入を防止するものが提案されている(特開昭 56−60763号公報参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のチェックバルブは、吸着剤を設けたことによる製造 コストの上昇と外形寸法の大型化が問題になるばかりか、吸着剤の劣化による性 能低下が懸念される。
【0005】 本考案は前述の事情に鑑みてなされたもので、簡単な構造で吸気マニホールド から負圧ブースタへのガソリンの流入を確実に阻止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案は、内燃機関の吸気マニホールドと負圧ブ ースタとを接続する可撓性ホースの中間部に介装され、吸気マニホールドから負 圧ブースタへの流体の移動を規制する負圧ブースタ用チェックバルブにおいて、 バルブハウジングの吸気マニホールド側の端部外周面に可撓性ホースの内周面に 当接するリブを突設し、前記バルブハウジングの端部外周面と前記可撓性ホース の内周面との間に空間を形成したことを特徴とする。
【0007】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0008】 図1〜図4は本考案の第1実施例を示すもので、図1はそのチェックバルブの 使用状態を示す図、図2は図1の要部拡大断面図(図4の2−2線断面図)、図 3は図2の3方向矢視図、図4は図2の4−4線断面図である。
【0009】 図1に示すように、内燃機関の吸気マニホールドMに設けた負圧導入管M1 と 負圧ブースタBの負圧導入管B1 とは、ゴムや合成樹脂等で形成された可撓性ホ ースHによって相互に接続され、その可撓性ホースHの中間部にチェックバルブ Vが圧入される。
【0010】 図2に示すように、チェックバルブVは概略円筒形状を有する合成樹脂製のバ ルブハウジング1を備える。バルブハウジング1は、負圧ブースタB側に位置す るフロントハウジング2の端部外周に吸気マニホールドM側に位置するリヤハウ ジング3の端部内周を嵌合させ、その嵌合部の凹凸係合により一体に結合して成 る。
【0011】 図3を併せて参照すると明らかなように、フロントハウジング2は段付き円筒 状の本体部21 と、その中心を軸方向に延びる円筒状のベアリング部22 と、前 記本体部21 とベアリング部22 とを接続するように90°間隔で半径方向に延 びる4枚のリブ23 とを備え、それら本体部21 、ベアリング部22 、およびリ ブ23 に囲まれて4個の断面扇形の通孔4が形成される。バルブハウジング1の 内部に収納されるバルブサポート5は、前記フロントハウジング2のベアリング 部22 に摺動自在に支持される軸部51 と、この軸部51 に段部52 を介して連 設された頭部53 とを備える。前記段部52 と頭部53 との間にはゴム製の弁体 6が嵌合保持され、この弁体6をフロントハウジング2の端部に形成した弁座2 4 に着座させるべく、リヤハウジング3とバルブサポート5の頭部53 との間に スプリング7が縮設される。
【0012】 図4を併せて参照すると明らかなように、リヤハウジング3は前記バルブサポ ート5の頭部53 を収納する段付き円筒状の本体部31 と、その本体部31 の吸 気マニホールドM側の端部に同軸に形成された内側円筒部32 と、前記本体部3 1 と内側円筒部32 とを接続するように90°間隔で半径方向に延びる4枚のリ ブ33 と、吸気マニホールドM側の端部の外周に半径方向外向きに突設された8 枚のリブ34 とを備える。そして、前記本体部31 、内側円筒部32 、およびリ ブ33 に囲まれて4個の断面扇形の通孔8が形成されるとともに、前記内側円筒 部32 によって断面円形の通孔9が形成される。外側の8枚のリブ34 は可撓性 ホースHの内面に当接し、これにより本体部31 の吸気マニホールドM側の端部 外周と可撓性ホースHとの間に、8個に区画された断面扇形の空間10が画成さ れる。
【0013】 次に、前述の構成を備えた本考案の実施例の作用を説明する。
【0014】 内燃機関の運転に伴って吸気マニホールドMの内部に負圧が発生すると、可撓 性ホースHの中間部に介装したチェックバルブVのリヤハウジング3側すなわち 吸気マニホールドM側が低圧になり、フロントハウジング2側すなわち負圧ブー スタB側との間に圧力差が生じる。すると軸部51 をフロントハウジング2のベ アリング部22 に案内されたバルブサポート5がスプリング7に抗して摺動し、 弁体6が弁座24 から離間する。その結果、負圧ブースタB内部の空気がフロン トハウジング2の通孔4、弁体6と弁座24 間の隙間、およびリヤハウジング3 の通孔8,9を介して吸気マニホールドM側に吸引され、負圧ブースタBの負圧 室は減圧される。吸気マニホールドM内部の圧力が上昇して前記圧力差が減少す るとスプリング7の弾発力で弁体6が弁座24 に着座し、負圧ブースタB内部は 負圧状態に維持される。而して、吸気マニホールドMの内部に強い負圧が発生す る度にチェックバルブVが開弁し、負圧ブースタB内部は更に減圧される。
【0015】 さて、吸気マニホールドMから可撓性ホースHにガソリン混合気が侵入して液 化すると、そのガソリンは可撓性ホースHの内壁を伝ってチェックバルブVに流 入しようとする。しかしながら、吸気マニホールドM側に位置するリヤハウジン グ3の端部外周と可撓性ホースHの内周との間に空間10が形成されているため 、ガソリンは前記空間10に捕捉されてチェックバルブV内部への流入を阻止さ れる。このように、チェックバルブVの手前位置でガソリンを捕捉して負圧ブー スタBへの流入を防止しているので、負圧ブースタBの内部に設けられたゴム部 材等の損傷を未然に回避することができる。空間10に溜まったガソリンはやが て蒸発し、再び吸気マニホールドMに吸引されて内燃機関に供給される。
【0016】 図5および図6は本考案の第2実施例を示すものである。
【0017】 この実施例では、負圧ブースタBに接続される可撓性ホースH1 と吸気マニホ ールドMに接続される可撓性ホースH2 との間にチェックバルブVが装着される 。チェックバルブVのバルブハウジング1は溶着により一体に結合されたフロン トハウジング2とリヤハウジング3とを備え、フロントハウジング2の継手部2 5 とリヤハウジング3の継手部35 とに、それぞれ前記可撓性ホースH1 ,H2 が挿入されてホースバンド11で固定される。
【0018】 バルブハウジング1に収納されるバルブサポート5の軸部51 は断面十字形に 形成され、その軸部51 を摺動自在に案内するフロントハウジング2の通孔12 の内周との間に空気が流通する隙間が確保される。バルブサポート5に支持した 弁体6をフロントハウジング2に形成した弁座24 に着座させるべく、リヤハウ ジング3とバルブサポート5との間にスプリング7が縮設される。バルブサポー ト5の頭部53 には4個の突起54 が突設され、弁体6が弁座24 から離間した 時、前記頭部53 がリヤハウジング3の通孔13を閉塞しないようになっている 。
【0019】 リヤハウジング3の継手部35 の先端外周には90°間隔で4個のリブ34 が 半径方向に突設され、このリブ34 に当接する可撓性ホースH2 の内壁との間に ガソリンを捕捉するための4個の空間10が形成される。
【0020】 而して、この第2実施例によっても上述の第1実施例と同様の作用効果を達成 することが可能である。
【0021】 以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は前記実施例に限定されるもので なく、種々の小設計変更を行うことが可能である。
【0022】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、バルブハウジングの吸気マニホールド側の端部 外周面に突設したリブを可撓性ホースの内周面に当接させることにより、吸気マ ニホールドの外周面と可撓性ホースの内周面との間に空間を形成したので、吸気 マニホールド側から流入したガソリンを前記空間で捕捉して、そのガソリンがチ ェックバルブを通って負圧ブースタに流入する不都合を回避することができる。 しかもバルブハウジングの外周にリブを突設するだけの極めて簡単な構造である ため、極めて低コストで実現可能であり、経時変化によって性能が低下する虞も 無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例によるチェックバルブの使用状態を
示す図
【図2】図1の要部拡大断面図(図4の2−2断面図)
【図3】図2の3方向矢視図
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】第2実施例のよるチェックバルブの断面図
【図6】図5の6−6線断面図
【符号の説明】
1 バルブハウジング 34 リブ 10 空間 B 負圧ブースタ H 可撓性ホース H1 可撓性ホース H2 可撓性ホース M 吸気マニホールド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気マニホールド(M)と負
    圧ブースタ(B)とを接続する可撓性ホース(H,
    1 ,H2 )の中間部に介装され、吸気マニホールド
    (M)から負圧ブースタ(B)への流体の移動を規制す
    る負圧ブースタ用チェックバルブにおいて、 バルブハウジング(1)の吸気マニホールド(M)側の
    端部外周面に可撓性ホース(H,H2 )の内周面に当接
    するリブ(34 )を突設し、前記バルブハウジング
    (1)の端部外周面と前記可撓性ホース(H,H2 )の
    内周面との間に空間(10)を形成したことを特徴とす
    る負圧ブースタ用チェックバルブ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55114665U (ja) * 1978-06-28 1980-08-13
JP2010249253A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Fuji Koki Corp 逆止弁及びそれが組み込まれた流量調整弁
JP2020088279A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 信越ポリマー株式会社 基板収納容器
CN111561620A (zh) * 2020-06-22 2020-08-21 宁波泰尔汽车部件有限公司 一种低压真空管

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