JP3943814B2 - 弁装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの二次空気制御弁等に好適に用いられる弁装置に関し、特に、弁座を有するボディに、弁座を臨ませた弁室をボディとの間に形成するとともに略L字状の第1接続管部を一体に有する第1カバーが結合され、略L字状の第2接続管部を一体に有してボディに結合される第2カバーおよび前記ボディ間にダイヤフラムの周縁部が挟持され、ダイヤフラムの中央部に連結されて弁室内に突入するロッドに、弁座に着座可能な弁体が装着され、弁体を前記弁座から離座させる方向に前記ロッドがばね付勢される弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ボディに、弁室をボディとの間に形成する第1カバーと、前記ボディとの間にダイヤフラムの周縁部を挟持する第2カバーとが結合される弁装置が、たとえば実公昭61−4009号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような弁装置を、車両に搭載したときの軽量化による耐振性向上および耐食性向上を図るためには、ボディ、第1カバーおよび第2カバーを合成樹脂により形成することが考えられ、その際、ボディに第1および第2カバーを超音波溶着すると、ねじ部材による締結構造に比べて部品点数の低減および組付工数の低減を図ることができ、しかも緩みがないので好都合である。
【0004】
しかるに第1および第2カバーに、略L字状の接続管部がそれぞれ一体に設けられている場合があり、そのような接続管部においてホース等の接続代を充分に大きく設定しておくと、ボディへの第1カバーおよび第2カバーの超音波溶着時に接続管部の先端部が邪魔になり、接続管部の先端部に対応する部分でのボディへの第1カバーおよび第2カバーの溶着強度が不充分となるおそれがある。而して接続管部の先端部が邪魔にならないようにするために、接続管部を短くするとホース等を接続する際の接続代が不充分となり、ホースが抜けてしまう可能性もある。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ボディ、第1カバーおよび第2カバーを合成樹脂により形成して相互に超音波溶着する上で、第1および第2カバーが一体に備える略L字状の接続管部が超音波溶着の邪魔になることを回避するとともにそれらの接続管部で充分な接続代を確保し得るようにした弁装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、流体通路ならびに該流体通路に通じる弁孔を中央部に開口させた弁座を有するボディと、略L字状の第1接続管部を一体に有して前記ボディに結合される第1カバーとの間に、第1接続管部に通じる第1圧力室を第1カバーとの間に形成するとともに第2圧力室を前記ボディとの間に形成するダイヤフラムの周縁部が挟持され、略L字状の第2接続管部を一体に有する第2カバーが、第2接続管部を通じさせるとともに前記弁座を臨ませた弁室を前記ボディとの間に形成して該ボディに結合され、前記ダイヤフラムの中央部に一端が連結されて前記ボディに軸方向移動可能に支承されるとともに前記弁孔を同軸に貫通して前記弁室内に突入するロッドに、前記弁座に着座可能な弁体が装着され、前記弁体を前記弁座から離座させる方向に前記ロッドがばね付勢される弁装置において、合成樹脂から成る前記ボディに、合成樹脂でそれぞれ形成される第1および第2カバーが各々環状に超音波溶着され、記第1接続管部の基端が第1カバーにその中心部から一方側にオフセットして一体に連設されると共に、その第1接続管部の、前記中心部を超えて他方側へ延びる先端がボディおよび第1カバーの溶着部よりも径方向内方に配置され、前記第2接続管部の基端が第2カバーにその中心部から一方側にオフセットして一体に連設されると共に、その第2接続管部の、前記中心部を超えて他方側へ延びる先端がボディおよび第2カバーの溶着部よりも径方向内方に配置されることを特徴とする。
【0007】
このような構成によれば、ボディ、第1カバーおよび第2カバーを合成樹脂により形成し、ボディに第1および第2カバーを各々環状に超音波溶着するので、弁装置を車両に搭載したときの軽量化による耐振性向上を図ることができるとともに耐食性向上を図ることができ、しかもねじ部材による締結構造に比べて部品点数の低減および組付工数の低減を図ることができ、緩みが生じることも防止することができる。また略L字状である第1および第2接続管部の先端は、ボディおよび第1カバーの溶着部ならびにボディおよび第2カバーの溶着部よりも径方向内方に配置されており、ボディへの第1カバーおよび第2カバーの超音波溶着時に接続管部の先端部が邪魔になることはなく、各接続管部の先端部に対応する部分でのボディへの第1カバーおよび第2カバーの溶着強度を充分に高くすることができる。しかも第1および第2接続管部の基端が、第1および第2カバーの中心部から先端とは反対側へオフセットした位置で各カバーに一体に連設されるので、各接続管部の先端部を超音波溶着に邪魔にならない位置に配置しつつ各接続管部の接続代を充分に大きく設定することが可能である。
【0008】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記ロッドに首振り可能に装着される前記弁体を前記弁座から離座させる方向のばね力を発揮するコイル状の戻しばねの一端が前記ボディに当接され、前記ロッドを囲繞するリング板部と、前記ロッドの周方向複数箇所で該ロッドの外周に食込むようにして前記リング板部の内周に一体に設けられる複数の係合爪部とを備えるばね受部材が、前記リング板部に戻しばねの他端を当接させて前記ロッドに固定されることを特徴とし、かかる構成によれば、弁体がロッドに首振り可能に装着されるので、弁孔の軸線に対してロッドの軸線が多少傾いていたとしても弁体を弁座の全周に確実に着座させるようにして流体の流通量制御精度を向上することができ、しかも弁体の自由な首振り作動を確保するために戻しばねのばね力が弁体に及ばないようにするためのばね受部材がロッドに直接取付けられるので、ばね受部材のロッドへの装着による重量増加を最小限に抑え、弁装置の軽量化による耐振性向上に寄与することができる。
【0009】
さらに請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記弁体が、硬質ゴムで形成されることを特徴とし、かかる構成によれば、弁体の製造コスト低減を図りつつ弁体が弁座に着座するときの打音を抑えることが可能であり、しかも弁体を軽量化し、弁装置の軽量化による耐振性向上に一層寄与することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、添付図面に示す本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0011】
図1〜図11は本発明の一実施例を示すものであり、図1はエンジンおよび二次空気制御装置の接続関係を示す図、図2は二次空気制御装置の側面図、図3は図2の3矢視平面図、図4は図3の4−4線断面図、図5はロッドの斜視図、図6はシール受部材の拡大縦断面図であって図7の6−6線に沿う断面図、図7は図6の7矢視底面図、図8はばね受部材の拡大縦断面図であって図9の8−8線に沿う断面図、図9は図8の9矢視底面図、図10は図2の10−10線断面図、図11は図10の11−11線断面図である。
【0012】
先ず図1において、車両に搭載されるエンジンEの吸気ポート15には該吸気ポート15とともに吸気通路16を形成する吸気管17が接続され、吸気ポート15に燃料を噴射する燃料噴射弁18がエンジンEに取付けられ、吸気通路16の吸気量を制御するスロットル弁19が吸気管17に設けられる。また前記エンジンEの排気ポート20には該排気ポート20と共同して排気通路21を形成するとともに図示しない触媒コンバータが介設される排気管22が接続される。
【0013】
エアクリーナ23で浄化された外気を排気通路21の排気脈動に応じて排気通路21に二次空気として供給するために、エアクリーナ23と前記排気通路21における排気ポート20との間は、二次空気供給通路24を介して接続される。而してエジンEの通常の運転時には排気ガス中の未燃成分の酸化処理が前記二次空気によって促進される。しかるにスロットル弁19を急閉することで吸気通路16の負圧が急激に高くなったときには、エンジンEに供給される混合気の燃料濃度が高くなり、排気通路21に排出される未燃成分が異常に増大し、前記二次空気供給通路24から供給される二次空気によって未燃成分が爆発的に燃焼して所謂アフターバーン現象が生じる可能性がある。このため吸気通路16の負圧が急激に高くなったときには二次空気供給通路24からの二次空気の供給を停止する必要がある。そこで、二次空気供給通路24には、排気脈動による二次空気の供給を可能とするとともに吸気通路16の負圧が急激に高くなったときには二次空気の供給を停止するための二次空気制御装置25が介設される。
【0014】
二次空気制御装置25は、ダイヤフラムアクチュエータ26と、該ダイヤフラムアクチュエータ26で閉弁駆動される二次空気制御弁27と、前記排気通路21側への空気の流通だけを許容するようにして二次空気制御弁27および排気通路21間に介装されるリード弁28とで構成される。
【0015】
図2〜図4を併せて参照して、ダイヤフラムアクチュエータ26は、合成樹脂から成るボディ29と、該ボディ29に結合される合成樹脂製の第1カバー30と、ボディ29および第1カバー30間に周縁部が挟持されるダイヤフラム31とで構成されるものであり、ダイヤフラム31は、合成ゴム、天然ゴムまたはエラストマーにより型成形される。また第1カバー30およびダイヤフラム31間には第1圧力室32が形成され、ダイヤフラム31およびボディ29間には第2圧力室33が形成される。
【0016】
第1カバー30には、略L字状に屈曲した第1接続管部30aの基端が一体に連設されており、この第1接続管部30aの先端部には第1圧力室32内に通じるようにして負圧導入ホース34の一端が接続され、該負圧導入ホース34の他端は、図1で示すように、スロットル弁19よりも下流側で吸気管17に接続される。これにより第1圧力室32には吸気通路16内の負圧が作用することになる。
【0017】
前記ボディ29には、ダイヤフラム31と同軸である金属製のロッド35が軸方向移動可能に支承されており、このロッド35の一端が第2圧力室33側でダイヤフラム31の中央部に直接連結される。
【0018】
図5において、ロッド35の一端にはたとえば円板部35aが一体に設けられ、該円板部35aがダイヤフラム31の中央部にモールド結合されることで、ロッド35の一端がダイヤフラム31の中央部に直接連結される。しかも前記円板部35aには、複数の貫通孔36,36…が設けられており、ダイヤフラム31の型成形時に合成ゴム、天然ゴムまたはエラストマーが前記貫通孔36,36…に流入することで、ロッド35の一端のダイヤフラム31へのモールド結合強度が増大する。
【0019】
また第2圧力室33側でダイヤフラム31の中央部には、第1および第2圧力室32,33の圧力差に応じてダイヤフラム31がボディ29側に撓んだときにボディ29に接触するようにしてボディ29側に突出する緩衝部37が、ロッド35を同軸に囲繞する円形にして一体に形成される。
【0020】
このようなダイヤフラムアクチュエータ26では、吸気通路16の負圧が急激に高くなったときには、ダイヤフラム31が第1圧力室32の容積を縮少する側に撓み、ロッド35が、図4の上方に作動することになる。
【0021】
二次空気制御弁27は、弁ハウジング39と、ダイヤフラムアクチュエータ26のダイヤフラム31に一端が連結された前記ロッド35と、該ロッド35に首振り可能に装着される弁体40と、弁ハウジング39およびロッド35間に設けられる戻しばね41とを備える。
【0022】
弁ハウジング39は、前記ダイヤフラムアクチュエータ26の一部を構成するボディ29と、該ボディ29に結合される合成樹脂製の第2カバー42とで構成される。
【0023】
ボディ29には、流体通路としての空気通路43と、空気通路43をダイヤフラムアクチュエータ26の第2圧力室33に連通させる連通孔44と、空気通路43の上流端に通じて前記ロッド35と同軸に配置される弁孔45と、前記空気通路43とは反対側で前記弁孔45を中央部に開口させた弁座46と、前記弁孔45に一部を同軸に挿入せしめた支持筒部47とが設けられ、弁孔45を同軸に貫通するロッド35が前記支持筒部47内に軸方向摺動可能に嵌合される。前記ボディ29および第2カバー42間には弁室48が形成され、前記弁座46は、弁室48に臨むようにしてボディ29に環状に形成される。
【0024】
第2カバー42には、略L字状に屈曲した第2接続管部42aの基端が一体に連設されており、前記二次空気供給通路24のうちエアクリーナ23に連なる上流側通路部を構成するホース49が、第2接続管部42aの先端部に接続される。また前記二次空気供給通路24のうち気通路21側の下流側通路部を構成するホース50が、空気通路43の下流端に通じるようにしてボディ29に接続される。
【0025】
ところで合成樹脂によりそれぞれ形成されるボディ29および第1カバー30は、環状の溶着部51で相互に溶着するようにして超音波溶着されるものであり、第1カバー30に一体に設けられる第1接続管部30aは、その基端第1カバー30にその中心C1から一方側にオフセット量δ2だけオフセットして一体に連設されると共にその第1接続管部30aの、前記中心C1を超えて他方側へ延びる先端が前記溶着部51よりもδ1だけ径方向内方に配置されるようにして、第1カバー30に一体に形成される。
【0026】
またボディ29と、合成樹脂により形成される第2カバー42とは、環状の溶着部52で相互に溶着するようにして超音波溶着されるものであり、第2カバー42に一体に設けられる第2接続管部42aは、その基端第2カバー42にその中心C2から一方側にオフセット量δ4だけオフセットして一体に連設されると共にその第2接続管部42aの、前記中心C2を超えて他方側へ延びる先端が前記溶着部52よりもδ3だけ径方向内方に配置されるようにして、第2カバー42に一体に形成される。
【0027】
弁体40は、たとえば硬度をHs70以上とした硬質ゴムにより円盤状に形成されるものであり、弁座46に着座可能な環状のシート部40aを一体に有して弁室48に収納される。一方、弁室48にはダイヤフラム31に一端が連結されて弁孔45を同軸に貫通するロッド35の他端が突入されており、該ロッド35は、弁体40の中央部に設けられた貫通孔53を緩やかに貫通する。
【0028】
前記ロッド35の他端にはシール受部材54が固定されるものであり、前記弁座46とは反対側での貫通孔53の開口端縁で弁体40に弾発的に接触することを可能としてロッド35を囲繞するOリング等の環状のシール部材55が、シール受部材54および弁体40間に配置される。
【0029】
図6および図7において、シール受部材54は、弁室48および空気通路43間を流通する空気に含まれる水分に対する耐蝕性を向上して耐久性を向上するために、たとえばステンレス鋼により形成されるものであり、ロッド35を囲繞するリング板部54aと、該リング板部aの内周に一体に設けられる複数たとえば6個の係合爪部54b,54b…とを備える。
【0030】
各係合爪部54b,54b…は、ロッド35の半径方向に沿う内方に向かうにつれて弁体40から離反するように傾斜して形成される。しかもロッド35には、各係合爪部54b,54b…の先端を食い込ませるように係合せしめる浅いV溝56(図5参照)が設けられており、ロッド35を他端側からシール受部材54に挿入せしめることにより、各係合爪部54b,54b…の先端がV溝56に係合することでシール受部材54がロッド35に固定される。
【0031】
前記弁体40に関してシール部材55とは反対側で前記ロッド35にはばね受部材57が固定され、このばね受部材57と、ボディ29との間に、弁体40を前記弁座46から離座させる方向にロッド35を付勢するコイル状の戻しばね41が、支持筒部47およびロッド35を囲むようにして設けられる。
【0032】
図8および図9において、ばね受部材57は、弁室48および空気通路43間を流通する空気に含まれる水分に対する耐蝕性を向上して耐久性を向上するために、たとえばステンレス鋼により形成されるものであり、弁体40との間に間隔をあけて配置されてロッド35を囲繞するリング板部57aと、リング板部57aの内周に一体に設けられる複数たとえば6個の係合爪部57b,57b…と、リング板部57の外周に一体に連設される円筒部57cとを有する。
【0033】
一端をボディ29に当接させた戻しばね41の他端は、円筒部57cでロッド35の半径方向に沿う位置を規制されつつリング板部57aで受けられる。各係合爪部57b,57b…は、戻しばね41によるばね荷重が各係合爪部57b,57b…をロッド35に食い込ませる方向に作用すべく、ロッド35の半径方向に沿う内方に向かうにつれて戻しばね41から離反するように傾斜して形成されており、ロッド35には、各係合爪部57b,57b…の先端を食い込ませるように係合させる浅いV溝58(図5参照)が設けられる。
【0034】
このようにして弁体40は、シール受部材54で受けられたシール部材55と、ばね受部材57との間でロッド35に装着されることになり、弁体40が中央部に備える貫通孔53の内面と、その貫通孔53を緩やかに貫通するロッド35の外面との間に隙間があるので、弁体40は、首振り可能としてロッド35に装着されることになる。
【0035】
図10および図11を併せて参照して、二次空気制御弁27における弁ハウジング39の一部であるボディ29には、その周方向に間隔をあけた少なくとも2箇所(この実施例では2箇所)で外側方に突出する支持板部59,59が一体に設けられており、それらの支持板部59,59は略C字状に形成される。
【0036】
上記支持板部59,59は、図示しない車体フレームに固定された支持部材60,60に弾性材61,61を介して支持される。
【0037】
弾性材61は、前記支持板部59を係合させる係合溝61aを外周に有するとともに矩形の嵌合孔62を中央部に有して矩形の筒状に形成されるものであり、係合溝61aに支持板部59を係合させるようにして弾性材61が支持板部59に装着され、支持部材60の先端に設けられた嵌合板部60aが、前記嵌合孔62に嵌合される。しかも嵌合板部60aの先端は、嵌合孔62から突出して弾性材61に係合し得るように略T字状に形成されており、その嵌合板部60aの先端両側面53,53は、嵌合孔62への嵌合を容易とするために、先端側に向かうにつれて相互に近接する斜面に形成される。
【0038】
次にこの実施例の作用について説明すると、ダイヤフラムアクチュエータ26では、ロッド35の一端の円板部35aがダイヤフラム31に直接連結されるので、ロッド35およびダイヤフラム31の連結にロッド35およびダイヤフラム31以外の他部品が不要であり、ダイヤフラムアクチュエータ26の部品点数を低減することができる。
【0039】
また合成ゴム、天然ゴムまたはエラストマーにより型成形されるダイヤフラム31の中央部に金属製のロッド35の一端がモールド結合されるので、ダイヤフラム31の成形と同時にロッド35がダイヤフラム31に連結されることになる。したがってダイヤフラムアクチュエータ26の組立工数を減少することができるとともに、ロッド35およびダイヤフラム31の連結部で第1圧力室32および第2圧力室33間での気密漏れが生じることを防止することができ、気密漏れの要因の1つを解消することができる。
【0040】
二次空気制御弁27における弁体40の中央部には、該弁体40のロッド35に対する首振りを可能とすべくロッド35を緩やかに貫通せしめる貫通孔53が設けられ、ボディ29に設けられた弁座46とは反対側での貫通孔53の開口端縁で弁体40に弾発的に接触することを可能としてロッド35を囲繞する環状のシール部材55が、該シール部材55を受けることを可能としてロッド35に固定されるシール受部材54および弁体40間に配置されている。
【0041】
したがって弁体40は、ロッド35に対して首振り可能であり、弁孔45の軸線に対してロッド35の軸線が多少傾いていたとしても弁体40を弁座46の全周に確実に着座させることができる。しかも環状のシール部材55がシール受部材54で弁体40側に押付けられ、弁座46とは反対側での貫通孔53の開口端縁で弁体40に弾発的に接触するので、貫通孔53の内面およびロッド35の外面間を空気が流通することが阻止されるので、弁孔45を確実に閉じて二次空気の流通量制御精度を向上することができる。
【0042】
また弁体40に関して前記シール部材55とは反対側でロッド35には、弁体40との間に間隔をあけて配置されるリング板部57aを有するばね受部材57が固定され、ばね受部材57の前記リング板部57aと、ボディ29との間に、弁体40を前記弁座46から離座させる方向に前記ロッド35を付勢する戻しばね41が設けられるので、ロッド35に対して弁体40が自由に首振りすることを許容しつつ、弁体40のダイヤフラム31側への移動をばね受部材57で阻止することができる。
【0043】
しかもばね受部材57は、戻しばね41を受けてロッド35を囲繞するリング板部57aと、ロッド35の周方向複数箇所で該ロッド35の外周に食込むようにしてリング板部57aの内周に一体に設けられる複数の係合爪部57b,57b…とを備えるものであり、各係合爪部57b,57b…は、戻しばね41によるばね荷重が各係合爪部57b,57b…をロッド35に食い込ませる方向に作用すべく、ロッド35の半径方向に沿う内方に向かうにつれて戻しばね41から離反するように傾斜して形成されている。
【0044】
したがって戻しばね41を受けるばね受部材57をロッド35に直接取付けることができ、ばね受部材をクリップでロッドに固定するようにして2部品を必要としたものと比べると、部品点数および組付作業工数の低減を可能としてロッド35側で戻しばね41を受けることができる。
【0045】
しかもロッド35をその他端側からばね受部材57に挿通させる際には各係合爪部57b,57b…がロッド35に係合しないようにしてロッド35へのばね受部材57の組付を容易とし、戻しばね41のばね力で各係合爪部57b,57b…をロッド35に食い込ませるようにしてばね受部材57をロッド35に確実に固定することができる。また各係合爪部57b,57b…の先端部で弁体40のダイヤフラム31側への移動を阻止するようにして、ロッド35に対する弁体40の自由な首振り作動を許容しつつ、弁体40のダイヤフラム31側への移動を最少限に抑えることができる。
【0046】
また弁体40が、たとえば硬度Hs70以上の硬質ゴムで形成されるので、弁体40の製造コスト低減を図りつつ弁体40が弁座46に着座するときの打音を抑えることが可能となるとともに、ロッド35および弁体40間で生じる擦れ音を極力小さくすることができ、さらにロッド35および弁体40間の摩耗を抑えて空気リーク量の増加を抑えることができる。
【0047】
ところでダイヤフラムアクチュエータ26および二次空気制御弁27から成る弁装置において、ボディ29には第1および第2カバー30,42が結合されるものであり、合成樹脂から成るボディ29に、合成樹脂によりそれぞれ形成される第1および第2カバー30,42が超音波溶着されるので、弁装置を車両に搭載したときの軽量化による耐振性向上を図ることができるとともに耐食性向上を図ることができ、しかもねじ部材によってボディ29に第1および第2カバー30,42を結合するものと比べると、部品点数の低減および組付工数の低減を図ることができ、緩みが生じることも防止することができる。
【0048】
しかも第1および第2カバー30,42には略L字状の第1および第2接続管部30a,42aが一体に設けられており、ボディ29および第1カバー30の溶着部51よりも内方に先端を配置した第1接続管部30aの基端が第1カバー30にその中心部からオフセットして一体に連設され、ボディ29および第2カバー42の溶着部52よりも内方に先端を配置した第2接続管部42aの基端が第2カバー42にその中心部からオフセットして一体に連設される。
【0049】
したがってボディ29への第1カバー30および第2カバー42の超音波溶着時に各接続管部30a,42aの先端部が邪魔になることはなく、各接続管部30a,42aの先端部に対応する部分でのボディ29への第1カバー30および第2カバー42の溶着強度を充分に高くすることができる。しかも第1および第2接続管部30,42の基端が、第1および第2カバー30,42の中心部からオフセットした位置で各カバー30,42に一体に連設されることで、各接続管部30a,42aの先端部を超音波溶着に邪魔にならない位置に配置しつつ各接続管部30a,42aのホース34,49の接続代を充分に大きく設定することが可能である。
【0050】
しかも弁体40の自由な首振り作動を確保するために戻しばね41のばね力が弁体40に及ばないようにするためのばね受部材57が、上述のようにロッド35に直接取付けられるので、ばね受部材57のロッド35への装着による重量増加を最小限に抑えて弁装置の軽量化による耐振性向上に寄与することができ、また弁体40が硬質ゴムで形成されることによる弁体40の軽量化も、弁装置の軽量化による耐振性向上に寄与することができる。
【0051】
二次空気制御弁27の弁ハウジング39を、車体フレームに支持するにあたり、略C字状の支持板部59,59が弁ハウジング39におけるボディ29の2箇所に設けられており、弾性材61,61が前記各支持板部59,59に装着され、支持部材60,60の一部が各弾性材61,61の嵌合孔62,62に嵌合されている。
【0052】
このような弁ハウジング39の支持構造において、弾性材61は、弁ハウジング39に設けられている支持板部59に装着されるだけの容積を有するものであればよく、弁ハウジング39全体を囲んでいたものと比べて弾性材61を形成する材料量を低減して低コスト化を図ることができ、しかも弾性材61全体としての振幅を比較的小さくすることで二次空気制御弁27の振幅も小さく抑えることができる。
【0053】
さらに支持板部59が略C字状であり、弾性材61が支持板部59を係合させる係合溝61aを外周に有するとともに嵌合孔62を中央部に有して矩形の筒状に形成されるものであるので、支持板部59に弾性材61を押込むようにすることで支持板部59に弾性材61を容易に装着することができ、弾性材61の組付性を向上することができる。
【0054】
また支持板部59,59が弁ハウジング39の少なくとも2箇所に設けられ、各支持板部59,59に個別に弾性材61,61がそれぞれ装着され、各弾性材61,61の嵌合孔62,62に支持部材60,60の一部がそれぞれ嵌合されるので、二次制御弁27を安定的に弾性支持することができる。
【0055】
さらに合成樹脂製の弁ハウジング39と、該弁ハウジング39に結合される合成樹脂製の第1カバー30と、弁ハウジング39および第1カバー30間に周縁部が挟持されるダイヤフラム31とで、二次空気制御弁27を開閉作動せしめるダイヤフラムアクチュエータ26が構成されるので、二次空気制御弁27およびダイヤフラムアクチュエータ26を極力軽量化し、より優れた耐振性を得ることができる。
【0056】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0057】
たとえば上記実施例ではロッド35の一端がモールド結合によりダイヤフラム31に直接連結された弁装置について説明したが、本発明は、ダイヤフラム31の中央部を挟む一対のリテーナの一方にロッド35の一端が連結されるようにした弁装置にも適用可能である。
【0058】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、ボディ、第1カバーおよび第2カバーを合成樹脂により形成し、ボディに第1および第2カバーを各々環状に超音波溶着するので、弁装置を車両に搭載したときの軽量化による耐振性向上を図ることができるとともに耐食性向上を図ることができ、しかもねじ部材による締結構造に比べて部品点数の低減および組付工数の低減を図ることができ、緩みが生じることも防止することができる。また略L字状である第1および第2接続管部の先端は、ボディおよび第1カバーの溶着部ならびにボディおよび第2カバーの溶着部よりも径方向内方に配置されていて、ボディへの第1カバーおよび第2カバーの超音波溶着時に接続管部の先端部が邪魔になることはないから、各接続管部の先端部に対応する部分でのボディへの第1カバーおよび第2カバーの溶着強度を充分に高くすることができる。しかも第1および第2接続管部の基端が、第1および第2カバーの中心部から先端とは反対側へオフセットした位置で各カバーに一体に連設されるので、各接続管部の先端部を超音波溶着に邪魔にならない位置に配置しつつ各接続管部の接続代を充分に大きく設定することが可能である。
【0059】
また請求項2記載の発明によれば、弁孔の軸線に対してロッドの軸線が多少傾いていたとしても弁体を弁座の全周に確実に着座させるようにして流体の流通量制御精度を向上することができ、しかもばね受部材のロッドへの装着による重量増加を最小限に抑え、弁装置の軽量化による耐振性向上に寄与することができる。
【0060】
さらに請求項3記載の発明によれば、弁体の製造コスト低減を図りつつ弁体が弁座に着座するときの打音を抑えることが可能であり、しかも弁体を軽量化し、弁装置の軽量化による耐振性向上に一層寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 エンジンおよび二次空気制御装置の接続関係を示す図である。
【図2】 二次空気制御装置の側面図である。
【図3】 図2の3矢視平面図である。
【図4】 図3の4−4線断面図である。
【図5】 ロッドの斜視図である。
【図6】 シール受部材の拡大縦断面図であって図7の6−6線に沿う断面図である。
【図7】 図6の7矢視底面図である。
【図8】 ばね受部材の拡大縦断面図であって図9の8−8線に沿う断面図である。
【図9】 図8の9矢視底面図である。
【図10】 図2の10−10線断面図である。
【図11】 図10の11−11線断面図である。
【符号の説明】
29・・・ボディ
30・・・第1カバー
30a・・・第1接続管部
31・・・ダイヤフラム
32・・・第1圧力室
33・・・第2圧力室
35・・・ロッド
40・・・弁体
41・・・戻しばね
42・・・第2カバー
42a・・・第2接続管部
43・・・流体通路としての空気流通路
45・・・弁孔
46・・・弁座
48・・・弁室
51,52・・・溶着部
57・・・ばね受部材
57・・・リング板部
57b・・・係合爪部

Claims (3)

  1. 流体通路(43)ならびに該流体通路(43)に通じる弁孔(45)を中央部に開口させた弁座(46)を有するボディ(29)と、略L字状の第1接続管部(30a)を一体に有して前記ボディ(29)に結合される第1カバー(30)との間に、第1接続管部(30a)に通じる第1圧力室(32)を第1カバー(30)との間に形成するとともに第2圧力室(33)を前記ボディ(29)との間に形成するダイヤフラム(31)の周縁部が挟持され、略L字状の第2接続管部(42a)を一体に有する第2カバー(42)が、第2接続管部(42a)を通じさせるとともに前記弁座(46)を臨ませた弁室(48)を前記ボディ(29)との間に形成して該ボディ(29)に結合され、前記ダイヤフラム(31)の中央部に一端が連結されて前記ボディ(29)に軸方向移動可能に支承されるとともに前記弁孔(45)を同軸に貫通して前記弁室(48)内に突入するロッド(35)に、前記弁座(46)に着座可能な弁体(40)が装着され、前記弁体(40)を前記弁座(46)から離座させる方向に前記ロッド(35)がばね付勢される弁装置において、
    合成樹脂から成る前記ボディ(29)に、合成樹脂でそれぞれ形成される第1および第2カバー(30,42)が各々環状に超音波溶着され
    記第1接続管部(30a)の基端が第1カバー(30)にその中心部から一方側にオフセットして一体に連設されると共に、その第1接続管部(30a)の、前記中心部を超えて他方側へ延びる先端がボディ(29)および第1カバー(30)の溶着部(51)よりも径方向内方に配置され、
    記第2接続管部(42a)の基端が第2カバー(42)にその中心部から一方側にオフセットして一体に連設されると共に、その第2接続管部(42a)の、前記中心部を超えて他方側へ延びる先端がボディ(29)および第2カバー(42)の溶着部(52)よりも径方向内方に配置されることを特徴とする弁装置。
  2. 前記ロッド(35)に首振り可能に装着される前記弁体(40)を前記弁座(46)から離座させる方向のばね力を発揮するコイル状の戻しばね(41)の一端が前記ボディ(29)に当接され、前記ロッド(35)を囲繞するリング板部(57a)と、前記ロッド(35)の周方向複数箇所で該ロッド(35)の外周に食込むようにして前記リング板部(57a)の内周に一体に設けられる複数の係合爪部(57b)とを備えるばね受部材(57)が、前記リング板部(57a)に戻しばね(41)の他端を当接させて前記ロッド(35)に固定されることを特徴とする請求項1記載の弁装置。
  3. 前記弁体(40)が、硬質ゴムで形成されることを特徴とする請求項1または2記載の弁装置。
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