JPH06106699A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH06106699A
JPH06106699A JP25767692A JP25767692A JPH06106699A JP H06106699 A JPH06106699 A JP H06106699A JP 25767692 A JP25767692 A JP 25767692A JP 25767692 A JP25767692 A JP 25767692A JP H06106699 A JPH06106699 A JP H06106699A
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doctor blade
plate
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plate cylinder
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Shinji Okuda
晋次 奥田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙フン等によって製版シート等が傷付くのを
防止する。 【構成】 インク供給部5より版胴1の回転前方に軟質
ドクターブレード9を設け、このさらに回転前方に硬質
ドクターブレード10を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は版胴に製版シートを巻き
付け、この製版シートの凹部に塗布したインクを被印刷
物に転写して印刷を行う印刷装置に関し、特に、製版シ
ートに塗布した余分なインクを除去する技術に係わる。
【0002】
【従来の技術】図5には従来の印刷装置の概略構成図が
示されている。図5において、円筒面を有する版胴1は
回転自在に設けられ、図示しない駆動手段で図示矢印方
向に回転される。版胴1の円筒面には製版シート2が巻
き付けられている。
【0003】圧胴3は製版シート2を介して版胴1に圧
接可能に構成され、被印刷物のプリント紙4が圧胴3に
よって製版シート2に圧接状態で製版シート2のスピー
ドで移送される。
【0004】インク供給部5は版胴1の下方に設けら
れ、製版シート2の下端側がインク8内に浸されてい
る。
【0005】ドクターブレードはインク供給部より版胴
の回転前方位置に配置され、ドクターブレードの先端が
製版シートに圧接されている。
【0006】上記構成において、版胴1が回転すると、
インク供給部5にて製版シート2の全面にインク8が塗
布される。この製版シート2の表面のインク8がドクタ
ーブレード30にてかき落されて製版シート2の凹部
(図示せず)にのみインク8が塗布された状態とされ、
この製版シート2の凹部のインク8がプリント紙4に転
写される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記印刷時
においてプリント紙4の屑(以下、「紙フン」とい
う。)が製版シート2に転移したり、空気中のゴミが製
版シート2に付着したり、製版シート2に含まれている
カーボンの凝集物が製版シート2の表面に突出して存在
したりする場合がある。かかる紙フン、ゴミ、凝集物は
インク8と共にドクターブレード30によってかき落さ
れる。
【0008】しかしながら、上記従来のドクターブレー
ド30は製版シート2より固い材料で作られているた
め、ドクターブレード30と製版シート2間に紙フン等
が挟まれると製版シート2が傷付き、又は、製版シート
2と共にドクターブレード30も傷付く場合がある。製
版シート2等の傷はプリント紙4への地汚れとなって現
われる。
【0009】ここで、ドクタープリント30の材質を柔
かいものに改めることが考えられるが、製版シート2表
面のインク8をきれいにかき落すことが難しく、又、ド
クターブレード30をウォブリングさせることを試みた
が期待する効果が得られずわずかな改善がみられたに過
ぎなかった。
【0010】そこで、本発明は紙フン等によって製版シ
ート等が傷付けられることを極力防止した印刷装置を提
供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明に係る印刷装置は、回転自在に版胴を設け、こ
の版胴の外周に製版シートを設け、この製版シートにイ
ンクを塗布するインク供給部を設け、このインク供給部
より前記版胴の回転前方に前記製版シートと同等若しく
はこれより柔かい軟質ドクターブレードを設け、この軟
質ドクターブレードのさらに回転前方に前記製版シート
より固い硬質ドクターブレードを設けたものである。
【0012】
【作用】インク供給部にて製版シートの表面に塗布され
たインクは、先づ軟質ドクターブレードにてその大半が
かき落され、その際に紙フン等も除去されると共に仮に
製版シートと軟質ドクターブレード間に紙フン等が入ろ
うとしても柔かい軟質ドクターブレードが逃げるため製
版シートが傷付くことがない。次に、製版シートの表面
に残ったわずかのインクが硬質ドクターブレードにてき
れいにかき落され、硬質ドクターブレードが除去する紙
フン等はごくわずかである。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0014】図1から図4に本発明の一実施例が示され
ている。図1にはグラビア印刷装置の概略構成図が示さ
れている。図1において、円筒面を有する版胴1は回転
自在に設けられ、図示しない駆動手段で図示矢印方向に
回転される。版胴1の円筒面には製版シート2が巻き付
けられており、この製版シート2の表面にはレーザ加工
にて所望位置に凹部2aが形成されている。
【0015】圧胴3は版胴1に圧接する圧接位置と版胴
1より離れる待機位置の間で変位自在に設けられてい
る。圧接位置では被印刷物のプリント紙4を製版シート
2に圧接状態で、且つ、製版シート2と同一スピードで
移送するべく回転する。
【0016】インク供給部5は版胴1の下方に配置され
たインク貯蔵タンク6を有し、このインク貯蔵6には供
給ローラ7が配置されている。この供給ローラ7は図示
しない駆動手段で回転され、この供給ローラ7の回転に
よってインク8が引き上げられる。この供給ローラ7に
よって引き上げられたインク8が製版シート2に塗布さ
れる。
【0017】軟質ドクターブレード9はインク供給部5
より版胴1の回転前方に配置され、その先端が製版シー
ト2に圧接している。この圧接力はインク8の粘性に比
例して設定される。軟質ドクターブレード9の下端側は
インク貯蔵タンク6内に固定され、軟質ドクターブレー
ド9によってかき落されたインク8はインク貯蔵タンク
6内に戻るようになっている。又、軟質ドクターブレー
ド9は製版シート2と同等若しくはこれより柔かい材
質、例えばプラスチック材にて形成されている。さら
に、図2に示すように、軟質ドクターブレード9の両端
には版胴1の回転後方側に傾斜する傾斜部9aが設けら
れている。
【0018】再び図1に戻り、硬質ドクターブレード1
0は軟質ドクターブレード9よりさらに版胴1の回転前
方に配置され、その先端が製版シート2に圧接してい
る。硬質ドクターブレード10は製版シート2より固い
材質、例えば金属やセラミック材にて形成されている。
又、硬質ドクターブレード10の下端側は補助タンク1
1に固定され、硬質ドクターブレード10によってかき
落されたインク8が補助タンク11内に落るようになっ
ている。補助タンク11内に貯ったインク8はパイプ1
2を介してインク貯蔵タンク6に戻される。さらに、硬
質ドクターブレード10はウォブリング機構Wによって
ウォブリングされる。
【0019】図3にはウォブリング機構Wの斜視図が示
されている。図3において、補助タンク11の下部はリ
ニア軸受13の可動部13aに固定され、硬質ドクター
ブレード10は補助タンク11と共にB−B矢印方向に
変位可能に設けられている。補助タンク11にはリンク
プレート14の一端が軸支され、このリンクプレート1
4の他端がカム円板15に軸支されている。このカム円
板15の軸15aは取付部材16に回転自在に支持され
ている。軸15aにはかさ歯車17が固定され、このか
さ歯車17にモータ18の軸に固定された他のかさ歯車
19が噛み合っている。モータ18の駆動によってカム
円板15が回転すると、カム円板15の回転位置によっ
てリンクプレート14が変位することによって硬質ドク
ターブレード10がウォブリング動作を行う。
【0020】また、図4に示すように、軟質ドクターブ
レード9の長さL2は硬質ドクターブレード10の有効
インク除去範囲の寸法L1、即ち、ウォブリングによっ
て移動する最大寸法よりも長く設定されている。
【0021】以下、上記構成の作用を説明する。版胴1
が回転されるとこれと同時又はこれより少し早く供給ロ
ーラ7が回転される。この供給ローラ7の回転でインク
8が引き上げられ、版胴1と共に回転する製版シート2
の表面の全域にインク8が連続的に塗布される。製版シ
ート2に塗布されたインク8は凹部2aに入り込んだも
のを除いてその大半が軟質ドクターブレード9にてかき
落される。その際に紙フンa等も除去されるが、仮に製
版シート2と軟質ドクターブレード9間に紙フンa等が
入ろうとしても柔かい軟質ドクターブレード9が逃げる
ため製版シート2を傷付けることがない。
【0022】次に、製版シート2の表面に残ったインク
8が硬質ドクターブレード10にてきれいにかき落され
る。この際に紙フンa等も除去されるが、紙フンa等の
大半は軟質ドクターブレード9にて除去されているた
め、除去する紙フンa等は非常に少ない。従って、紙フ
ンa等が製版シート2と硬質ドクターブレード10間に
入り込む割合が非常に低く、紙フンa等によって製版シ
ート2等が傷付く可能性が非常に低い。
【0023】また、軟質ドクターブレード9の両端には
傾斜部9aが設けられているため、軟質ドクターブレー
ド9によって移動の阻止されたインク8が軟質ドクター
ブレード9の両端外方より逃げることがない。
【0024】さらに、軟質ドクターブレード9の長さL
2が硬質ドクターブレード10の有効インク除去範囲の
寸法L1より長いので、硬質ドクターブレード10がウ
ォブリング時に接触しない部分のインク8も予め軟質ド
クターブレード9によってほとんど除去される。従っ
て、硬質ドクターブレード10がウォブリングによって
接触しない部分にも余分なインク8がほとんど残ること
がない。
【0025】尚、この実施例においては軟質ドクターブ
レード9を固定、硬質ドクターブレード10を可動に構
成したが、反対に軟質ドクターブレード9を可動、硬質
ドクターブレード10を固定に構成しても良く、又、双
方共に可動若しくは固定に構成しても良い。可動にした
場合にはドクターブレードへの傷が平均化されるという
利点がある。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように請求項1から請求項3
に係る発明によれば、軟質ドクターブレードと硬質ドク
ターブレードの2枚によって製版シート表面のインクを
除去するよう構成したので、紙フン等によって製版シー
ト等が傷付くことを極力防止でき、ドクターブレードや
製版シートの長寿命化に供するという効果を奏する。
【0027】また、請求項2に係る発明によれば、軟質
ドクターブレードの有効インク除去範囲の長さを硬質ド
クターブレードのものよりも長くしたので、硬質ドクタ
ーブレードが接触しない部分のインクもほとんど除去で
きるという効果も奏する。
【0028】さらに、請求項3に係る発明によれば、軟
質ドクターブレードの両端に傾斜部を設けたので、イン
クが軟質ドクターブレードの両端外方より逃げて除去さ
れない事態を阻止できるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】グラビア印刷装置の概略構成図(実施例)。
【図2】軟質ドクターブレードの斜視図(実施例)。
【図3】ウォブリング機構の斜視図(実施例)。
【図4】軟質ドクターブレードと硬質ドクターブレード
の有効インク除去範囲の関係を示す要部斜視図(実施
例)。
【図5】印刷装置の概略構成図(従来例)。
【符号の説明】
1…版胴 2…製版シート 5…インク供給部 8…インク 9…軟質ドクターブレード 9a…傾斜部 10…硬質ドクターブレード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に版胴を設け、この版胴の外周
    に製版シートを設け、この製版シートにインクを塗布す
    るインク供給部を設け、このインク供給部より前記版胴
    の回転前方に前記製版シートと同等若しくはこれより柔
    かい軟質ドクターブレードを設け、この軟質ドクターブ
    レードのさらに回転前方に前記製版シートより固い硬質
    ドクターブレードを設けたことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 軟質ドクターブレードの有効インク除去
    範囲の長さは硬質ドクターブレードの有効インク除去範
    囲よりも長くしたことを特徴とする請求項1に記載した
    印刷装置。
  3. 【請求項3】 軟質ドクターブレードの両端側には版胴
    の回転後方側に傾斜する傾斜部を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載した印刷装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011230348A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Komori Corp グラビア印刷機
JP2015066893A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 大日本印刷株式会社 グラビア印刷機及びグラビア印刷方法

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JP2011230348A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Komori Corp グラビア印刷機
JP2015066893A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 大日本印刷株式会社 グラビア印刷機及びグラビア印刷方法

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