JP2605635Y2 - ドクターブレード - Google Patents
ドクターブレードInfo
- Publication number
- JP2605635Y2 JP2605635Y2 JP1993043642U JP4364293U JP2605635Y2 JP 2605635 Y2 JP2605635 Y2 JP 2605635Y2 JP 1993043642 U JP1993043642 U JP 1993043642U JP 4364293 U JP4364293 U JP 4364293U JP 2605635 Y2 JP2605635 Y2 JP 2605635Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- doctor blade
- blade
- doctor
- resin
- roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Rotary Presses (AREA)
- Screen Printers (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はドクター装置のドクター
ブレードに関し、特に、ウレタンロールやゴムロール等
の軟質ロールのドクターリングに適したドクターブレー
ドに関するものである。
ブレードに関し、特に、ウレタンロールやゴムロール等
の軟質ロールのドクターリングに適したドクターブレー
ドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】抄紙機ロールなどの表面に付着した紙滓
の掻き取り、グラビアロールの表面からのインキ、水等
の除去を行うためのドクター装置においては、そのドク
ターリングを適切に行うために、ドクターブレードの刃
先を回転するロール表面に対して適切な圧接力および適
切な刃当たり状態で押しつけることが必要である。すな
わち、ドクターブレードの刃先の圧接力が適切でなく、
あるいは、その刃当たり状態が悪いと、ロール表面を傷
付け、あるいは刃先が過剰に摩耗し、また、適切なドク
ターリングが行えないなどの弊害が発生する。
の掻き取り、グラビアロールの表面からのインキ、水等
の除去を行うためのドクター装置においては、そのドク
ターリングを適切に行うために、ドクターブレードの刃
先を回転するロール表面に対して適切な圧接力および適
切な刃当たり状態で押しつけることが必要である。すな
わち、ドクターブレードの刃先の圧接力が適切でなく、
あるいは、その刃当たり状態が悪いと、ロール表面を傷
付け、あるいは刃先が過剰に摩耗し、また、適切なドク
ターリングが行えないなどの弊害が発生する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ドクターブレードとし
ては金属製あるいは樹脂製のものが知られている。金属
製のドクターブレードを使用する場合には、樹脂製のも
のを使用する場合に比べて、ロール表面を傷付け易いと
いう問題点がある。これに対して樹脂製のドクターブレ
ードを使用する場合には、ロール表面への刃当たりを均
一にできないという問題点があり、また、摩耗量が多い
ので寿命が短いという問題点もある。
ては金属製あるいは樹脂製のものが知られている。金属
製のドクターブレードを使用する場合には、樹脂製のも
のを使用する場合に比べて、ロール表面を傷付け易いと
いう問題点がある。これに対して樹脂製のドクターブレ
ードを使用する場合には、ロール表面への刃当たりを均
一にできないという問題点があり、また、摩耗量が多い
ので寿命が短いという問題点もある。
【0004】ここで、ロールとしてはその表面がウレタ
ン樹脂製のもの、あるいはゴル製のものが使用される場
合がある。このような軟質ロールのドクターリングを行
うには、ロール表面に傷が付きにくい樹脂製のドクター
ブレードを使用することが望ましい。
ン樹脂製のもの、あるいはゴル製のものが使用される場
合がある。このような軟質ロールのドクターリングを行
うには、ロール表面に傷が付きにくい樹脂製のドクター
ブレードを使用することが望ましい。
【0005】しかし、従来において使用されている樹脂
製のドクターブレード、例えばポリプロピレン製のドク
ターブレード等においては、ロール表面への刃当たりを
均一に出来ない等の理由によって、適正なドクターリン
グを行うことが困難である。また、上述したように、こ
のような樹脂製のドクターブレードは摩耗量が多く、ま
た、耐熱性も劣るという欠点がある。
製のドクターブレード、例えばポリプロピレン製のドク
ターブレード等においては、ロール表面への刃当たりを
均一に出来ない等の理由によって、適正なドクターリン
グを行うことが困難である。また、上述したように、こ
のような樹脂製のドクターブレードは摩耗量が多く、ま
た、耐熱性も劣るという欠点がある。
【0006】本考案の課題は、このような点に鑑みて、
軟質ロールのドクターリングを行うのに適したドクター
ブレードを提案することにある。
軟質ロールのドクターリングを行うのに適したドクター
ブレードを提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本考案においては、ドクターブレードをポリアミ
ド樹脂製とすると共に、その厚さを、0.1mmから
0.6mmの範囲内にしたことを特徴としている。
めに、本考案においては、ドクターブレードをポリアミ
ド樹脂製とすると共に、その厚さを、0.1mmから
0.6mmの範囲内にしたことを特徴としている。
【0008】
【実施例】以下に、図面を参照して本考案を説明する。
【0009】図1には本考案のドクターブレードを装着
したドクター装置を示してある。ドクター装置1は、ド
クターブレード2と、これを保持しているホルダー3
と、このホルダーを支持している支持部4から構成さ
れ、支持部4は回転可能な状態で架台の側に支持されて
いる。ホルダー3には一対のエアーチューブ3a、3b
が装着されており、これらのエアーチューブへの空気供
給量を調整することにより、ドクターブレード2の刃先
2aのロールRの表面に対する圧接力等を主として調整
可能となっている。
したドクター装置を示してある。ドクター装置1は、ド
クターブレード2と、これを保持しているホルダー3
と、このホルダーを支持している支持部4から構成さ
れ、支持部4は回転可能な状態で架台の側に支持されて
いる。ホルダー3には一対のエアーチューブ3a、3b
が装着されており、これらのエアーチューブへの空気供
給量を調整することにより、ドクターブレード2の刃先
2aのロールRの表面に対する圧接力等を主として調整
可能となっている。
【0010】本例のドクターブレード2は図2に示すよ
うに、厚さが約0.1mmから約0.6mmの範囲内に
設定されたポリアミド樹脂製のドクターブレードであ
る。
うに、厚さが約0.1mmから約0.6mmの範囲内に
設定されたポリアミド樹脂製のドクターブレードであ
る。
【0011】ここに、従来において一般的に使用されて
いる樹脂製のドクターブレードは、一般にポリプロピレ
ン製であり、その厚さは約6mm程度であり、図3に示
すように、先端には所定の角度の刃先が形成されてい
る。このような厚さの樹脂製のドクターブレードを用い
て軟質ロール表面のドクターリングを行うと、刃当たり
状態を均一出来ないので、適切なドクターリングを期待
できない。また、刃先の摩耗も多い。しかし、本例のよ
うにポリアミド樹脂からなる薄いドクターブレード2を
使用した場合には、刃当たり状態を適切にでき、したが
って、適切なドクターリングを行うことができる。ま
た、ポリアミド樹脂製のドクターブレード2は耐熱性に
優れ、耐摩耗性にも優れているので好ましい。
いる樹脂製のドクターブレードは、一般にポリプロピレ
ン製であり、その厚さは約6mm程度であり、図3に示
すように、先端には所定の角度の刃先が形成されてい
る。このような厚さの樹脂製のドクターブレードを用い
て軟質ロール表面のドクターリングを行うと、刃当たり
状態を均一出来ないので、適切なドクターリングを期待
できない。また、刃先の摩耗も多い。しかし、本例のよ
うにポリアミド樹脂からなる薄いドクターブレード2を
使用した場合には、刃当たり状態を適切にでき、したが
って、適切なドクターリングを行うことができる。ま
た、ポリアミド樹脂製のドクターブレード2は耐熱性に
優れ、耐摩耗性にも優れているので好ましい。
【0012】なお、本例のような薄いドクターブレード
2の場合には、先端に所定の角度の刃先を形成してもよ
いが、特に刃先を形成しなくとも、充分なドクターリン
グを行うことができる。
2の場合には、先端に所定の角度の刃先を形成してもよ
いが、特に刃先を形成しなくとも、充分なドクターリン
グを行うことができる。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のドクター
ブレードは約0.1mmから約0.6mmの厚さのポリ
アミド樹脂製のものである。したがって、軟質ロール表
面のドクターリングを適切に行うことができる。また、
耐熱性および耐摩耗性にも優れている。
ブレードは約0.1mmから約0.6mmの厚さのポリ
アミド樹脂製のものである。したがって、軟質ロール表
面のドクターリングを適切に行うことができる。また、
耐熱性および耐摩耗性にも優れている。
【図1】本考案のドクターブレードが装着されたドクタ
ー装置の概略断面構成図である。
ー装置の概略断面構成図である。
【図2】図1のドクターブレードを示す断面図である。
【図3】従来の樹脂製ドクターブレードを示す断面図で
ある。
ある。
1・・・ドクター装置 2・・・ドクターブレード 2a・・・刃先 3・・・ホルダー 4・・・支持部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21G 3/00 - 3/04 B41F 3/38,9/10 B41F 15/42 - 15/44
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリアミド樹脂製であり、厚さが0.1
mmから0.6mmの範囲であることを特徴とする軟質
ロール用ドクターブレード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993043642U JP2605635Y2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | ドクターブレード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993043642U JP2605635Y2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | ドクターブレード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH079997U JPH079997U (ja) | 1995-02-10 |
JP2605635Y2 true JP2605635Y2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=12669530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993043642U Expired - Lifetime JP2605635Y2 (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | ドクターブレード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605635Y2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5313883B2 (ja) * | 1973-02-28 | 1978-05-13 | ||
JPS60109420A (ja) * | 1983-11-18 | 1985-06-14 | Ohbayashigumi Ltd | コンクリ−ト打設用配管装置 |
JPH0621964Y2 (ja) * | 1987-06-12 | 1994-06-08 | 三谷セキサン株式会社 | 現場打ち杭用コンクリ−ト打設装置 |
JPH01250527A (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-05 | Sumitomo Constr Co Ltd | 土砂等の水中投入方法 |
US6546861B2 (en) * | 2001-07-30 | 2003-04-15 | Goss Graphic Systems, Inc. | Printing press scraping blade |
JP2007131970A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-31 | Doctor Manufacturing Co Ltd | 軟質ゴムロールの異物掻き取り方法およびドクターブレード |
JP5764955B2 (ja) * | 2011-02-09 | 2015-08-19 | 凸版印刷株式会社 | ドクター装置、グラビア塗布装置と塗布方法 |
JP6473007B2 (ja) * | 2015-02-10 | 2019-02-20 | 株式会社J−Sonic | ドクター装置 |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP1993043642U patent/JP2605635Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH079997U (ja) | 1995-02-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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