JP2007131970A - 軟質ゴムロールの異物掻き取り方法およびドクターブレード - Google Patents

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Abstract

【課題】軟質ゴムロールの表面に付着した異物を掻き取るのに適した異物掻き取り方法を提案すること。
【解決手段】軟質ゴムロール100のロール表面101に付着した異物を掻き取るためのドクター装置1は、ポリカーボネート製のドクターブレード2Bを備えている。ドクターブレード2Bは、その板本体部分21の厚さが1〜3mmであり、刃先24が形成されている刃先部分の厚さが0.2〜1.0mmであり、これら間には厚さが刃先側に向けて漸減しているテーパ状部分23が形成されている。このドクターブレード2Bを用いて軟質ゴムロール表面に付着した異物の掻き取り動作を行ったところ良好な結果が得られた。
【選択図】図2

Description

本発明は、抄紙機などに用いられる軟質ゴムロールの表面に付着した異物を掻き取る異物掻き取り方法、および軟質ゴムロール用ドクターブレードに関するものである。
抄紙機ロールの表面に付着した紙滓などの異物を掻き取るために、ロール面長とほぼ同一の長さのドクターブレードを、回転している抄紙機ロールの表面に適切な線圧で押しつけ、当該ロール表面から異物を掻き取るようにしている。
ドクターブレードの素材としては、繊維強化プラスチック、複合素材、積層材などが知られており、例えば、特許文献1ないし5に開示されている。
特開平11−256493号公報 特開平6−280186号公報 特開平6−257095号公報 特開平5−338048号公報 特開平5−321189号公報
ここで、抄紙機ロールとして軟質ゴムロールが用いられている。軟質ゴムロールの表面に付着した異物をドクターブレードを用いて掻き取る場合には、その剛性あるいは圧接力が大きすぎると、ロール表面を傷付けやすい。逆に、剛性あるいは圧接力を小さくすると、ロール表面から異物を確実に掻き取ることができない。また、摩擦抵抗が大きいので、柔軟な素材のドクターブレードを用いると、摩耗が大きく、耐久性が低下してしまう。
しかしながら、従来においては、軟質ゴムロールの異物掻き取りに適したドクターブレードを用いた掻き取り方法は提案されていない。
本発明の課題は、この点に鑑みて、軟質ゴムロールの表面に付着した異物の掻き取りに適した異物掻き取り方法を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、抄紙機などにおける軟質ゴムロールの表面に付着した異物を掻き取るための軟質ゴムロールの異物掻き取り方法において、ポリカーボネート製のドクターブレードを、回転する前記軟質ゴムロールの表面に圧接して、当該表面に付着している紙滓などの異物を掻き取ることを特徴としている。
ここで、厚さが1mm〜3mmの前記ドクターブレードを用いることが望ましい。また、前記軟質ゴムロールの表面に圧接される刃先部分の厚さが0.2mm〜1mmの前記ドクターブレードを用いることが望ましい。さらに、前記刃先部分の長さが10mmの前記ドクターブレードを用いることが望ましい。
本発明によるドクターブレードを用いると、軟質ゴムロールに付着した異物を、ロール表面を傷つけることなく確実に掻き取ることができ、また、ドクターブレードの耐久性も確保できることが確認された。
以下に、本発明を適用したドクターブレードを備えたドクター装置を説明する。
図1にはドクター装置の全体構成を示してあり、図2にはドクターブレードの断面形状を示してある。図1に示すように、ドクター装置1は、軟質ゴムロール100のロール表面101に圧接される刃先2aを備えた細長い長方形のドクターブレード2と、この後端部分2bを保持しているブレードホルダ3と、このブレードホルダ3を支持しているドクターバック4から構成されている。
ドクターバック4はその両端に取り付けたジャーナル軸4aが固定配置された架台(図示せず)の側の軸受けによって回転可能に支持されている。ドクターバック4と架台の間にはターンバックル(図示せず)が連結されており、これを調整することにより、ドクターバック4を所定の姿勢で固定できるようになっている。
ブレードホルダ3は、連結ロッド3aを中心として回転可能な状態でドクターバック4の側に支持されている。この連結ロッド3aを挟み前側にはブレード開放用チューブ5が配置され、後側にはブレード加圧用チューブ6が配置されている。これらのチューブ5、6は可撓性素材から形成されており、チューブ5の側を膨張させると、ドクターブレード2を保持しているブレードホルダ3は連結ロッド3aを中心としてドクターブレード2を軟質ゴムロール100の表面101から離す方向、すなわち開放方向に旋回する。他方のチューブ6を膨張させると、ブレードホルダ3はドクターブレード2を軟質ゴムロール100の表面101に押しつける方向、すなわち加圧方向に旋回する。
これらのチューブ5、6の膨張、収縮は、これらに対してエアーの供給を制御することにより行われている。すなわち、エアー源7からのエアー供給路は、圧力調整弁8、四方切り換え弁9を介して各チューブ5、6に連通している。図に示す切り換え位置となるように切り換え弁9を設定すると、加圧用チューブ6が膨張する。切り換え弁を切り換えると、逆に開放用チューブ5が膨張する。
次に、ドクターブレード2の構造、素材について説明する。ドクターブレード2はポリカーボネート製であり、図2(a)および(b)に示す断面形状のものを用いることができる。
図2(a)に示すドクターブレード2Aは例えば厚さtが3mmのものであり、その先端縁には約30°の角度の刃先2aが付いている。厚さは1mm〜3mmの範囲内の値とすることが望ましい。
図2(b)に示すドクターブレード2Bは、一定の厚さの板本体部分21と、この板本体部分21よりも薄い一定の厚さの刃先部分22と、板本体部分21と刃先部分22の間に形成されている厚さが刃先部分22に向けて漸減しているテーパ状部分23とを備えている。刃先部分22の先端縁は鋭角の刃先23が付けられている。
ドクターブレード2Bの各部分の寸法は例えば、次の通りである。刃先23は約30度の鋭角になっている。この刃先23に連続する刃先部分22は厚さt(22)が0.2mm〜1.0mmであり、板本体部分21の厚さt(21)は0.2mm〜3mmである。刃先部分22の長さ、すなわち、刃先23からテーパ状部分23までの長さLは10mmである。また、ドクターブレード2の全体の幅は76mmである。
本発明者の実験によれば、ドクターブレード2A、2Bを用いて軟質ゴムロール100の表面に付着した異物の掻き取りを行ったところ、ロール表面101を傷つけことなく、確実に異物を掻き取ることができることが確認された。また、ドクターブレード2A、2Bの耐久性も十分なものであった。特に、図2(b)に示すドクターブレード2Bを用いた場合には良好な結果が得られた。
以上説明したように、本発明では、ポリカーボネート製のドクターブレードを用いて軟質ゴムロールの表面に付着した異物を掻き取るようにしているので、従来から知られているドクターブレードを用いる場合に比べて、ロール表面を傷つけることなく、効率良く異物の掻き取りを行うことができる。
本発明を適用したドクターブレードを備えたドクター装置の全体構成図である。 図1のドクターブレードの二例を示す断面図である。
符号の説明
1 ドクター装置
2、2A、2B ドクターブレード
2a 刃先
2b 後端部
21 板本体部分
22 刃先部分
23 テーパ状部分
3 ブレードホルダ
4 ドクターバック
100 軟質ゴムロール
101 ロール表面

Claims (5)

  1. 抄紙機などにおける軟質ゴムロールの表面に付着した異物を掻き取るための軟質ゴムロールの異物掻き取り方法において、
    ポリカーボネート製のドクターブレードを、回転する前記軟質ゴムロールの表面に圧接して、当該表面に付着している紙滓などの異物を掻き取ることを特徴とする軟質ゴムロールの異物掻き取り方法。
  2. 請求項1において、
    厚さが1mm〜3mmの前記ドクターブレードを用いることを特徴とする軟質ゴムロールの異物掻き取り方法。
  3. 請求項2において、
    前記軟質ゴムロールの表面に圧接される刃先部分の厚さが0.2mm〜1mmの前記ドクターブレードを用いることを特徴とする軟質ゴムロールの異物掻き取り方法。
  4. 請求項3において、
    前記刃先部分の長さが10mmの前記ドクターブレードを用いることを特徴とする軟質ゴムロールの異物掻き取り方法。
  5. 請求項1ないし4のうちのいずれかの項に記載の方法に用いる軟質ゴムロール用ドクターブレード。
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