JP2006239816A - ロータリーダイカッター - Google Patents

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Abstract

【課題】 長時間使用し、切刃部や切刃受け部が摩耗しても良好にワークを切断でき、寿命の長いロータリーダイカッターを提供する。
【解決手段】 平滑な外周面を有するアンビルロール30と、その外周面に凸状の切刃部21とアンビルロール30と接触するベアラー部22とを有するダイロール20とを有し、ダイロール20とアンビルロール30とが互いの外周面を向き合わせて対向配置され、互いに逆方向に回転されるとともに、ダイロール20とアンビルロール30との間にワークを挿通させることにより、ワークを所定形状に切断するロータリーダイカッター11であって、切刃部21の硬度をH1とし、ベアラー部22の硬度をH2とし、切刃受け部31の硬度をH3とし、ベアラー受け部32の硬度をH4とした場合に、少なくとも、H1>H2またはH3>H4のいずれかの一方の関係を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ダイロールの外周面に設けられた切刃部とアンビルロールとにより、シート状のワークを切断加工するロータリーダイカッターに関する。
従来、不織布、紙、フィルムなどのシート状のワークを所定形状に切断加工するものとして、外周面に凸状の切刃部を有するダイロールとアンビルロールとを有するロータリーダイカッターが提供されている(例えば、特許文献1、特許文献2。)。
図3に従来のロータリーダイカッターの一例を示す。
ロータリーダイカッター1は、ダイロール2とアンビルロール3とを有し、ダイロール2とアンビルロール3とは互いの外周面を対向させて平行に配置されている。
ダイロール2の外周面には凸状の切刃部4が設けられ、外周面の両端部にはその外周面の外径よりも大径とされたベアラー部5が形成されている。アンビルロール3は、その外周面は平滑に形成され、切刃部4と接触する切刃受け部6とベアラー部5と接触するベアラー受け部7とを有する。
ここで、ベアラー部5のダイロール2外周面からの突き出し高さh2は、切刃部4の突き出し高さh1よりも僅かに低いものとされ、ダイロール2とアンビルロール3とが互いに押し付けられるように配置された際に、ダイロール2のベアラー部5とアンビルロール3のベアラー受け部7とが接触して、この押し付け圧力を受け、ダイロール2の切刃部4とアンビルロール3の切刃受け部6との接触圧力を適切なものとして、シート材の切断を良好に行えるようにされている。
上記の構成のロータリーダイカッター1では、平行に配置されたダイロール2とアンビルロール3とが互いに押し付けられ、ダイロール2のベアラー部5とアンビルロール3のベアラー受け部7とが当接された状態で互いに逆方向に回転されるとともに、このダイロール2とアンビルロール3との間に不織布、紙、フィルムなどのシート状のワークが挿入され、切刃部4と切刃受け部6との間に挟みこまれた部分が切断される。
ここで、切刃部4の突き出し高さh1が、ベアラー部5の突き出し高さh2よりも低い場合には、切刃部4と切刃受け部6とが十分に接触されず、ワークを切断できなくなってしまう。
一方、切刃部4の突き出し高さh1がベアラー部5の突き出し高さh2よりも著しく大きい場合、例えば10μm以上大きい場合には、ダイロール2とアンビルロール3との押し付け圧力を切刃部4で受けることになるので、切刃部4の破損(チッピング)や、切刃部4が強く押し付けられた切刃受け部6の表面に深い傷が発生し、ワークの切れ残りや切断できなくなることがある。
このように、切刃部4の突き出し高さh1とベアラー部5の突き出し高さh2との関係はロータリーダイカッター1の切断能力に大きな影響を与えるものである。
特開平07−22798号公報 特開2000−117699号公報
ところで、ロータリーダイカッター1では、ダイロール2とアンビルロール3とが互い押圧された状態で、互いに逆方向に回転されており、ダイロール2とアンビルロール3との接触部分で摩耗が生じる。ダイロール2とアンビルロール3とが接触する部分は、切刃部4と切刃受け部6及びベアラー部5とベアラー受け部7の2箇所であるが、切刃部4と切刃受け部6との接触面積は、ベアラー部5とベアラー受け部7との接触面積に比べて小さいものとされている。したがって、切刃部4とベアラー部5とが同じ材質、つまり同じ硬度を有し、同じ耐摩耗性を有している場合には、切刃部4が優先的に摩耗されてしまう。また、同様に、アンビルロール3の切刃受け部6とベアラー受け部7とが同じ硬度を有する場合には、切刃受け部6が優先的に摩耗されることになる。
そして、このように切刃部4又は切刃受け部6が優先的に摩耗された場合には、切刃部4と切刃受け部6との接触圧力が不十分となり、ワークが切断できなくなる。この場合には、ダイロール2を再研磨して、切刃部4の突き出し高さh1とベアラー部の突き出し高さh2との相対位置関係を修正したり、アンビルロール3を再研磨して、アンビルロール3の外周面を平滑にしたりするなどの処置が必要となる。これらの処置を行う際には、ロータリーダイカッター1での切断を中止する必要があり、その生産効率が著しく阻害される。また、これらの処置に掛かる時間と労力が無駄となるといった問題があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、長時間使用し、切刃部や切刃受け部が摩耗しても良好にワークを切断でき、寿命の長いロータリーダイカッターを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、この発明は、略円柱状に形成され、平滑な外周面を有するアンビルロールと、略円柱状に形成され、その外周面に凸状の切刃部と前記アンビルロールと接触するベアラー部とを有するダイロールとを有し、前記ダイロールと前記アンビルロールとが平行な2軸を中心として互いの外周面を向き合わせて対向配置され、前記ダイロールと前記アンビルロールとが互いに逆方向に回転されるとともに、前記ダイロールと前記アンビルロールとの間にワークを挿通させることにより、前記切刃部を前記ワーク上に回動押圧させて前記ワークを所定形状に切断するロータリーダイカッターであって、 前記切刃部の硬度をH1とし、前記ベアラー部の硬度をH2とし、前記アンビルロールの外周面に形成された前記切刃部と接触する切刃受け部の硬度をH3とし、前記アンビルロールの外周面に形成された前記ベアラー部と接触するベアラー受け部の硬度をH4とした場合に、少なくとも、H1>H2またはH3>H4のいずれかの一方の関係を有することを特徴とする。
上記のロータリーダイカッターにおいては、切刃部の硬度H1とベアラー部の硬度H2とがH1>H2の関係を有する場合には、切刃部がベアラー部よりも耐摩耗性に優れており、ベアラー部が優先的に摩耗されるので、切刃部およびベアラー部が摩耗しても、切刃部の突き出し高さh1とベアラー部の突き出し高さh2の相対位置が大きく変化せず、ワークを良好に切断することができる。また、切刃受け部の硬度H3とベアラー受け部の硬度H4とがH3>H4の関係を有する場合には、ベアラー受け部が優先的に摩耗するので、切刃部が摩耗した場合でも、切刃部と切刃受け部の接触圧力が低下せず、ワークを良好に切断することができる。
したがって、上記のロータリーダイカッターにおいては、長期間の使用により切刃部または切刃受け部が摩耗しても、切刃部と切刃受け部との接触圧力を保持できるので、ワークの切断が良好に行うことができる寿命の長いロータリーダイカッターを提供することができる。また、上記のロータリーダイカッターでは、ダイロールやアンビルロールを再研磨する必要がなく、その労力と時間を節減できるとともに、ロータリーダイカッターでの切断を中止する必要がないので、その生産効率を向上することができる。
また、前記切刃部のHRA硬度H1と前記ベアラー部のHRA硬度H2との差を2以上とすることにより、ベアラー部が切刃部よりも確実に優先的に摩耗され、切刃部の突き出し高さh1がベアラー部の突き出し高さh2よりも小さくならず、切刃受け部と切刃部との接触圧力の低下を防止でき、長時間切断した場合でもワークを良好に切断することができる。一方、前記切刃部のHRA硬度H1と前記ベアラー部のHRA硬度H2との差を5以下とすることにより、ベアラー部の摩耗にともなって切刃部も適当に摩耗され、切刃部がベアラー部に対して大きく突き出されることがないので、切刃部と切刃受け部の接触圧力の過大な増加を防止でき、切刃部がチッピングしたり、切刃受け部の表面が損傷したりするトラブルを防止でき、ロータリーダイカッターの寿命を向上することができる。
また、前記切刃受け部のHRA硬度H3と前記ベアラー受け部のHRA硬度H4との差を2以上とすることにより、ベアラー受け部が切刃受け部よりも確実に優先的に摩耗され、切刃受け部と切刃部との接触圧力の低下を防止でき、長時間切断した場合でもワークを良好に切断することができる。一方、前記切刃受け部のHRA硬度H3と前記ベアラー受け部のHRA硬度H4との差を5以下とすることにより、ベアラー受け部の摩耗にともなって切刃受け部も適当に摩耗され、切刃受け部がベアラー受け部に対して大きくせり出さず、切刃部と切刃受け部の接触圧力の過大な増加を防止でき、切刃部がチッピングしたり、切刃受け部の表面が損傷したりするトラブルを防止でき、ロータリーダイカッターの寿命を向上することができる。
本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1に本発明の第一の実施形態であるロータリーダイカッター11を示す。
ロータリーダイカッター11は、円柱状をなすダイロール20とアンビルロール30とで構成されている。
ダイロール20は、その外周面20Aが軸線Nを中心とした円筒状に形成され、外周面20Aには凸状の切刃部21が形成されており、ダイロール20の外周面20Aの両端部には、外周面20Aの外径よりも大径とされたベアラー部22が形成されている。また、ダイロール20の両端部には、ダイロール20の軸線Nに沿って延びるように、ダイロール20の外径よりも小さな径とされた軸部23が設けられている。
切刃部21は、ダイロール20の径方向外側に突出した切刃24により構成され、切刃24はダイロール20の径方向外側に向うに従いその厚みが漸次小さくなるように形成され、本実施形態においては、その先端部の幅は30μm程度とされている。
そして、切刃部21は、本実施形態においては、ダイロール20の外周面20Aの周方向に沿って延びる2つの直線部21Aとこの2つ直線部21Aの端部を半円弧状に結んだ2つの円弧部21Bとを有し、長円状の刃型を形成している。
ここで、本実施形態においては、切刃部21は、WC(タングステンカーバイド)の粒子径が1μm以下とされた超微粒超硬合金で構成されており、そのHRA硬度(ロックウェルAスケール硬さ)は90とされている。
ベアラー部22は、本実施形態においてはその幅が10mmであり、ダイロール20の外周面20Aからの突き出し高さh2は、切刃部21の突き出し高さh1に対してわずかに、例えば1から3μmだけ小さくされている。
ここで、本実施形態においては、ベアラー部21は、一般超硬合金で構成されており、そのHRA硬度は87とされている。
したがって、切刃部21のHRA硬度H1とベアラー部22のHRA硬度H2との関係は、H1−H2=3とされている。
アンビルロール30は、その外周面30Aが軸線Mを中心とした円筒状に形成されるとともに、平滑な面とされている。アンビルロール30の外周面30Aの両端部は、ダイロール20のベアラー部22と接触するベアラー受け部32とされ、このベアラー受け部32の内側が、ダイロール20の切刃部21と接触する切刃受け部31とされている。
ここで、切刃受け部31とベアラー受け部32とは一般超硬合金で構成され、そのHRA硬度は87とされている。
アンビルロール30の両端部には、アンビルロール30の軸線Mに沿って延びるように、アンビルロール30の外径よりも小さな径とされた軸部33が設けられている。
ダイロール20の外周面20Aとアンビルロール30の外周面30Aとが互いに対向され、ダイロール20のベアラー部22とアンビルロール30のベアラー受け部32とが当接するように、かつ、互いの軸線M、Nが平行になるように配置されている。そして、ダイロール20の軸部23とアンビルロール30の軸部33とが、ベアリングボックス(図示せず)に回転可能に支持されるとともに、駆動装置(図示せず)に連結されていて、この駆動装置により、ダイロール20及びアンビルロール30は、それぞれ図1に示す矢印X、Y方向に回転駆動される。
上記の構成のロータリーダイカッターにおいては、ダイロール20とアンビルロール30とが図1に示す矢印X,Y方向にそれぞれ回転され、ダイロール20とアンビルロール30との間に上記回転方向X,Yの接線方向に沿ってシート状のワーク、例えば不織布や紙、セロファンなどのシート材が挿入され、切刃部21の切刃24とアンビルロール30の切刃受け部31との間でワークを挟み切るようにして、このワークから刃型がなす形状と同じ形状をした部分が切断される。
そして、このようにして切断されたシート状のワークは、ダイロール20及びアンビルロール30の後方に配置されたサクションロール(図示せず)に巻きかけられ、これにより、切断された部分の内側が抜き取られるとともに、シート状のワークの残りの部分が巻き取られて処理されることとなる。
ロータリーダイカッター11では、ダイロール20とアンビルロール30とが互い押圧された状態で、互いに逆方向に回転されており、この摺動により、ダイロール20とアンビルロール30との接触部分で摩耗が生じる。ダイロール20とアンビルロール30とは、切刃部21と切刃受け部31、ベアラー部22とベアラー受け部32の2箇所で接触されており、切刃部21と切刃受け部31との接触面積は、ベアラー部22とベアラー受け部32との接触面積と比較して小さく、摩耗しやすい状態にある。
しかし、上記の構成のロータリーダイカッター11では、切刃部21が、HRA硬度がベアラー部22に比べて高く摩耗しにくい材料で構成されているので、切刃部21がベアラー部22よりも優先的に摩耗することが防止される。よって、切刃部21の突き出し高さh1とベアラー部22の突き出し高さh2の相対位置関係を保った状態で切刃部21とベアラー部22の摩耗が進行するので、長時間切断を行っても、ワークを良好に切断することができる。したがって、ダイロール20を再研磨する必要がなく、その労力と時間を節減できるとともに、ロータリーダイカッター11での切断を中止する必要がないので、その生産効率を向上することができる。
また、上記の構成のロータリーダイカッター11では、使用によって切刃部21及びベアラー部22が摩耗した場合でも、切刃部21の突き出し高さh1とベアラー部22の突き出し高さh2の相対位置関係を保っているので、アンビルロール30だけを交換した場合でも、ワークの切断を良好に行うことができる。また、平滑な外周面を有するアンビルロール30の切刃受け部31とベアラー受け部32とは同一の材質で構成されているので、アンビルロール30自体を一体ものとして形成することも、例えば全体を鋼材で形成することもできる。鋼材の場合には、HRC硬度(ロックウェルCスケール硬さ)を測定して調整しても良い。
図2に本発明の第二の実施形態であるロータリーダイカッターを示す。
このロータリーダイカッター41においては、切刃部21とベアラー部22とは同一の材質、例えば、超微粒超硬合金で構成されており、切刃部21のHRA硬度H1とベアラー部22のHRA硬度H2は等しく、そのHRA硬度は90とされている。
一方、アンビルロール30の切刃受け部31は超微粒超硬合金で構成され、そのHRA硬度H3は90とされ、ベアラー受け部32は一般超硬合金で構成され、そのHRA硬度H4は87とされている。
すなわち、切刃受け部31のHRA硬度H3とベアラー受け部32のHRA硬度H4との関係は、H3−H4=3とされている。
上記の構成のロータリーダイカッター41では、切刃受け部31が、HRA硬度がベアラー受け部32に比べて高く摩耗しにくい材料で構成されているので、切刃受け部31がベアラー受け部32よりも優先的に摩耗することが防止される。よって、ダイロール20の切刃部21がベアラー部22よりも優先的に摩耗された場合でも、アンビルロール30のベアラー受け部32が切刃受け部31よりも優先的に摩耗されるので、切刃部21と切刃受け部31との接触圧力が適正に保持され、ワークを良好に切断することができる。したがって、アンビルロール30を再研磨する必要がなく、その労力と時間を節減できるとともに、ロータリーダイカッター41での切断を中止する必要がないので、その生産効率を向上することができる。
また、上記の構成のロータリーダイカッター41では、ダイロール20の切刃部21とベアラー部22を同一の材質で構成しており、ダイロール20のロール本体の外周に、切刃部21とベアラー部22が一体成形された超硬合金製の円筒を冷やし嵌めすることにより、ダイロール20を形成できるので、その製作コストを低減することができる。
なお、本実施形態においては、刃型の形状を長円状としたが、この形状はその目的に合わせて任意に決定しても良い。また、切刃を断続的に設けることにより、シート状のワークに任意の形状のミシン目を入れることも可能である。
以下に、本発明の実施例を用いて比較試験を行うことにより、本発明の有効性を検証した。
比較例として、切刃部21、ベアラー部22、切刃受け部31、ベアラー受け部32を同一の材質、一般超硬合金で構成されたロータリーダイカッターを試験に供した。
また実施例として、第一の実施形態で示した、切刃部21が、HRA硬度が90である超微粒超硬合金で構成され、ベアラー部22と切刃受け部31とベアラー受け部32とが、HRA硬度が87である一般超硬合金で構成されたロータリーダイカッター11を試験に供した。
この試験には、ワークとして厚さ100μmの不織布を、長さ200mm、幅100mmの長円状のサンプルに切断し、その切断枚数におけるワークの切断状況を確認することによって評価した。
試験結果を表1に示す。
Figure 2006239816
比較例においては、切断枚数が3000万枚となった時点で、サンプルの輪郭線の一部がワークと切断されていない切れ残りが発生しており、切断枚数が4000万枚となった時点ではワークの切断ができない状況であった。一方、実施例においては、切断枚数が4000万枚になった時点においても切れ残りは発生せず、良好にワークの切断を行うことができた。
この試験結果から、実施例によれば、長時間安定してワークを良好に切断できることが確認された。
本発明の第一の実施形態であるロータリーダイカッターの正面図である。 本発明の第二の実施形態であるロータリーダイカッターの正面図である。 従来のロータリーダイカッターの正面図である。
符号の説明
11、41 ロータリーダイカッター
20 ダイロール
21 切刃部
22 ベアラー部
30 アンビルロール
31 切刃受け部
32 ベアラー受け部

Claims (3)

  1. 略円柱状に形成され、平滑な外周面を有するアンビルロールと、略円柱状に形成され、その外周面に凸状の切刃部と前記アンビルロールと接触するベアラー部とを有するダイロールとを有し、前記ダイロールと前記アンビルロールとが平行な2軸を中心として互いの外周面を向き合わせて対向配置され、前記ダイロールと前記アンビルロールとが互いに逆方向に回転されるとともに、前記ダイロールと前記アンビルロールとの間にワークを挿通させることにより、前記切刃部を前記ワーク上に回動押圧させて前記ワークを所定形状に切断するロータリーダイカッターであって、
    前記切刃部の硬度をH1とし、前記ベアラー部の硬度をH2とし、前記アンビルロールの外周面に形成された前記切刃部と接触する切刃受け部の硬度をH3とし、前記アンビルロールの外周面に形成された前記ベアラー部と接触するベアラー受け部の硬度をH4とした場合に、
    少なくとも、H1>H2またはH3>H4のいずれかの一方の関係を有することを特徴とするロータリーダイカッター。
  2. 請求項1記載のロータリーダイカッターにおいて、
    前記切刃部のHRA硬度H1と前記ベアラー部のHRA硬度H2とが、
    2≦H1−H2≦5の範囲内であることを特徴とするロータリーダイカッター。
  3. 請求項1記載のロータリーダイカッターにおいて、
    前記切刃受け部のHRA硬度H3と前記ベアラー受け部のHRA硬度H4とが、
    2≦H3−H4≦5であることを特徴とするロータリーダイカッター。
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