JP4639852B2 - ロータリーダイカッター - Google Patents
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Description
ロータリーダイカッター1は、ダイロール2とアンビルロール3とを有し、ダイロール2とアンビルロール3とは互いの外周面を対向させて平行に配置されている。
ダイロール2の外周面には凸状の切刃部4が設けられ、外周面の両端部にはその外周面の外径よりも大径とされたベアラー部5が形成されている。アンビルロール3は、その外周面は平滑に形成され、切刃部4と接触する切刃受け部6とベアラー部5と接触するベアラー受け部7とを有する。
一方、切刃部4の突き出し高さh1がベアラー部5の突き出し高さh2よりも著しく大きい場合、例えば10μm以上大きい場合には、ダイロール2とアンビルロール3との押し付け圧力を切刃部4で受けることになるので、切刃部4の破損(チッピング)や、切刃部4が強く押し付けられた切刃受け部6の表面に深い傷が発生し、ワークの切れ残りや切断できなくなることがある。
このように、切刃部4の突き出し高さh1とベアラー部5の突き出し高さh2との関係はロータリーダイカッター1の切断能力に大きな影響を与えるものである。
また、略円柱状に形成され、平滑な外周面を有するアンビルロールと、略円柱状に形成され、その外周面に凸状の切刃部と前記アンビルロールと接触するベアラー部とを有するダイロールとを有し、前記ダイロールと前記アンビルロールとが平行な2軸を中心として互いの外周面を向き合わせて対向配置され、前記ダイロールと前記アンビルロールとが互いに逆方向に回転されるとともに、前記ダイロールと前記アンビルロールとの間にワークを挿通させることにより、前記切刃部を前記ワーク上に回動押圧させて前記ワークを所定形状に切断するロータリーダイカッターであって、前記切刃部の硬度をH1とし、前記ベアラー部の硬度をH2とし、前記アンビルロールの外周面に形成された前記切刃部と接触する切刃受け部の硬度をH3とし、前記アンビルロールの外周面に形成された前記ベアラー部と接触するベアラー受け部の硬度をH4とした場合に、少なくとも、H1>H2またはH3>H4のいずれかの一方の関係を有していても良い。
図1に本発明の第一の実施形態であるロータリーダイカッター11を示す。
ロータリーダイカッター11は、円柱状をなすダイロール20とアンビルロール30とで構成されている。
そして、切刃部21は、本実施形態においては、ダイロール20の外周面20Aの周方向に沿って延びる2つの直線部21Aとこの2つ直線部21Aの端部を半円弧状に結んだ2つの円弧部21Bとを有し、長円状の刃型を形成している。
ここで、本実施形態においては、切刃部21は、WC(タングステンカーバイド)の粒子径が1μm以下とされた超微粒超硬合金で構成されており、そのHRA硬度(ロックウェルAスケール硬さ)は90とされている。
ここで、本実施形態においては、ベアラー部21は、一般超硬合金で構成されており、そのHRA硬度は87とされている。
したがって、切刃部21のHRA硬度H1とベアラー部22のHRA硬度H2との関係は、H1−H2=3とされている。
ここで、切刃受け部31とベアラー受け部32とは一般超硬合金で構成され、そのHRA硬度は87とされている。
アンビルロール30の両端部には、アンビルロール30の軸線Mに沿って延びるように、アンビルロール30の外径よりも小さな径とされた軸部33が設けられている。
このロータリーダイカッター41においては、切刃部21とベアラー部22とは同一の材質、例えば、超微粒超硬合金で構成されており、切刃部21のHRA硬度H1とベアラー部22のHRA硬度H2は等しく、そのHRA硬度は90とされている。
一方、アンビルロール30の切刃受け部31は超微粒超硬合金で構成され、そのHRA硬度H3は90とされ、ベアラー受け部32は一般超硬合金で構成され、そのHRA硬度H4は87とされている。
すなわち、切刃受け部31のHRA硬度H3とベアラー受け部32のHRA硬度H4との関係は、H3−H4=3とされている。
比較例として、切刃部21、ベアラー部22、切刃受け部31、ベアラー受け部32を同一の材質、一般超硬合金で構成されたロータリーダイカッターを試験に供した。
また実施例として、第一の実施形態で示した、切刃部21が、HRA硬度が90である超微粒超硬合金で構成され、ベアラー部22と切刃受け部31とベアラー受け部32とが、HRA硬度が87である一般超硬合金で構成されたロータリーダイカッター11を試験に供した。
この試験には、ワークとして厚さ100μmの不織布を、長さ200mm、幅100mmの長円状のサンプルに切断し、その切断枚数におけるワークの切断状況を確認することによって評価した。
この試験結果から、実施例によれば、長時間安定してワークを良好に切断できることが確認された。
20 ダイロール
21 切刃部
22 ベアラー部
30 アンビルロール
31 切刃受け部
32 ベアラー受け部
Claims (2)
- 略円柱状に形成され、平滑な外周面を有するアンビルロールと、略円柱状に形成され、その外周面に凸状の切刃部と前記アンビルロールと接触するベアラー部とを有するダイロールとを有し、前記ベアラー部の前記ダイロールの外周面からの突き出し高さは、前記切刃部の突き出し高さに対して小さく、かつ前記ダイロールと前記アンビルロールとが平行な2軸を中心として互いの外周面を向き合わせて対向配置され、
前記ダイロールと前記アンビルロールとが互いに押圧され、前記切刃部および前記アンビルロールの外周面に形成された切刃受け部と、前記ベアラー部および前記アンビルロールの外周面に形成されたベアラー受け部と、がそれぞれ互いに接触した状態で、前記ダイロールと前記アンビルロールとが互いに逆方向に回転されるとともに、前記ダイロールと前記アンビルロールとの間にワークを挿通させることにより、前記切刃部を前記ワーク上に回動押圧させて前記ワークを所定形状に切断するロータリーダイカッターであって、
前記ダイロールと前記アンビルロールとが互いに押圧された状態において、前記切刃部と前記切刃受け部との接触面積は、前記ベアラー部と前記ベアラー受け部との接触面積と比較して小さく、
前記切刃部の硬度をH1とし、前記ベアラー部の硬度をH2とし、前記切刃受け部の硬度をH3とし、前記ベアラー受け部の硬度をH4とした場合に、
H1=H2=H3で、かつH3>H4の関係を有することを特徴とするロータリーダイカッター。 - 請求項1記載のロータリーダイカッターにおいて、
前記切刃受け部のHRA硬度H3と前記ベアラー受け部のHRA硬度H4とが、
2≦H3−H4≦5であることを特徴とするロータリーダイカッター。
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