JPH05132891A - ドクターブレード - Google Patents
ドクターブレードInfo
- Publication number
- JPH05132891A JPH05132891A JP35113291A JP35113291A JPH05132891A JP H05132891 A JPH05132891 A JP H05132891A JP 35113291 A JP35113291 A JP 35113291A JP 35113291 A JP35113291 A JP 35113291A JP H05132891 A JPH05132891 A JP H05132891A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- doctor blade
- resin
- glass fiber
- roll
- glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】抄紙機ロールから紙かす等を掻き落とすために
使用される金属製あるいは樹脂製のドクターブレードの
持つ欠点を解消できる素材からなるドクターブレードを
提案すること。 【構成】 本発明のドクターブレードは、主成分として
のガラス繊維を樹脂母材によって結合したガラス繊維含
有材料から形成されている。
使用される金属製あるいは樹脂製のドクターブレードの
持つ欠点を解消できる素材からなるドクターブレードを
提案すること。 【構成】 本発明のドクターブレードは、主成分として
のガラス繊維を樹脂母材によって結合したガラス繊維含
有材料から形成されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、抄紙機ロールなどの表
面に付着している紙かす等を掻き落とすために使用する
ドクターブレードに関するものである。
面に付着している紙かす等を掻き落とすために使用する
ドクターブレードに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】抄紙機ロールなどの表面に付着した紙か
す等を書き落とすためのドクター装置は、ドクターブレ
ードの刃先を所望の圧接力で回転するロール表面に押し
付け、ロール表面から紙かすなどを連続して掻き落とす
構成となっている。このようなドクターリングにおいて
は、ドクターブレードがロール表面に対して適切に当た
ることが必要である。ドクターブレードの刃当たり状態
が悪いと、ロール表面を傷付けたり、ドクターブレード
の刃先が過剰に磨耗したり、あるいは、充分な掻き落と
しができない等の弊害が発生する。
す等を書き落とすためのドクター装置は、ドクターブレ
ードの刃先を所望の圧接力で回転するロール表面に押し
付け、ロール表面から紙かすなどを連続して掻き落とす
構成となっている。このようなドクターリングにおいて
は、ドクターブレードがロール表面に対して適切に当た
ることが必要である。ドクターブレードの刃当たり状態
が悪いと、ロール表面を傷付けたり、ドクターブレード
の刃先が過剰に磨耗したり、あるいは、充分な掻き落と
しができない等の弊害が発生する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ドクターブレードとし
ては、金属製あるいは樹脂製のものが使用されている。
金属製のドクターブレードを使用する場合には、樹脂製
のものを使用する場合に比べてロール表面を傷つけ易い
という問題点がある。これに対して、樹脂製のドクター
ブレードを使用する場合には、ロール表面への刃当たり
を均一にできないという問題点があり、さらには、磨耗
量が多いので寿命が短いといった問題点もある。
ては、金属製あるいは樹脂製のものが使用されている。
金属製のドクターブレードを使用する場合には、樹脂製
のものを使用する場合に比べてロール表面を傷つけ易い
という問題点がある。これに対して、樹脂製のドクター
ブレードを使用する場合には、ロール表面への刃当たり
を均一にできないという問題点があり、さらには、磨耗
量が多いので寿命が短いといった問題点もある。
【０００４】本発明の課題は、このような従来の金属製
および樹脂製のドクターブレードの持つ欠点を解消する
ことの出来るドクターブレードを提供することにある。
および樹脂製のドクターブレードの持つ欠点を解消する
ことの出来るドクターブレードを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するために手段】本発明においては、ドク
ターブレードの素材として、主成分としてガラス繊維を
含有している素材を利用している。すなわち、主成分と
してのガラス繊維を樹脂母材によって結合したガラス繊
維含有材料を用いて、ドクターブレードを製作するよう
にしている。ガラス繊維以外にも、例えば炭素繊維など
を含有させてもよいことは勿論である。
ターブレードの素材として、主成分としてガラス繊維を
含有している素材を利用している。すなわち、主成分と
してのガラス繊維を樹脂母材によって結合したガラス繊
維含有材料を用いて、ドクターブレードを製作するよう
にしている。ガラス繊維以外にも、例えば炭素繊維など
を含有させてもよいことは勿論である。
【０００６】本発明において使用するガラス繊維は如何
なる形態のものであってもよい。例えば、長繊維からな
る一方向引揃えシート、織物、不織布とすることができ
る。ガラス繊維の繊維長も特に制限はなく、長繊維、短
繊維、あるいは溶融吹き出し法などによって押し出し成
形して得られる連続繊維であってもよい。ガラス繊維の
繊維太さも、微細なマイクロ繊維から太繊維まで使用す
ることができる。樹脂母材としては、例えば、エポキシ
樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂等の熱硬化性樹
脂、ＰＥＥＫ、ＰＥＳ、ＰＰＳ、ＰＢＴ、ナイロン、ポ
リカーボネート等の熱可塑性樹脂を挙げることができ
る。
なる形態のものであってもよい。例えば、長繊維からな
る一方向引揃えシート、織物、不織布とすることができ
る。ガラス繊維の繊維長も特に制限はなく、長繊維、短
繊維、あるいは溶融吹き出し法などによって押し出し成
形して得られる連続繊維であってもよい。ガラス繊維の
繊維太さも、微細なマイクロ繊維から太繊維まで使用す
ることができる。樹脂母材としては、例えば、エポキシ
樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂等の熱硬化性樹
脂、ＰＥＥＫ、ＰＥＳ、ＰＰＳ、ＰＢＴ、ナイロン、ポ
リカーボネート等の熱可塑性樹脂を挙げることができ
る。
【０００７】上記のような熱硬化性樹脂を、ガラス繊維
から形成したシート、織物、不織布などのガラス繊維集
合体に含浸させ、これを加熱、加圧して硬化して、板状
積層体を形成し、これを用いてドクターブレードを形成
することができる。あるいは、熱可塑性フィルムをガラ
ス繊維集合体に含浸させて、これを加熱加圧成形するこ
とによって得た板状成形体を用いてドクターブレードを
製作できる。
から形成したシート、織物、不織布などのガラス繊維集
合体に含浸させ、これを加熱、加圧して硬化して、板状
積層体を形成し、これを用いてドクターブレードを形成
することができる。あるいは、熱可塑性フィルムをガラ
ス繊維集合体に含浸させて、これを加熱加圧成形するこ
とによって得た板状成形体を用いてドクターブレードを
製作できる。
【０００８】次に、ガラス繊維の含有量は、最終的に得
られるドクターブレードの剛性、静電性、自己潤滑性な
どを考慮すると、一般的に、２０乃至８０重量％とする
ことが好ましい。なお、最終的に得られるドクターブレ
ードの厚さは、一般的に０．１乃至１０ｍｍ程度にされ
る。
られるドクターブレードの剛性、静電性、自己潤滑性な
どを考慮すると、一般的に、２０乃至８０重量％とする
ことが好ましい。なお、最終的に得られるドクターブレ
ードの厚さは、一般的に０．１乃至１０ｍｍ程度にされ
る。
【０００９】
【発明の効果】本発明のドクターブレードは、抄紙機ロ
ール表面への密着性が良いことが確認された。また、抄
紙機ロール表面を傷つけることがなく、良好なドクター
リングを行い得ることが確認された。さらには、磨耗量
も少ないことが確認された。このように、本考案のドク
ターブレードを用いれば、従来の金属製、樹脂製のドク
ターブレードの有する欠点を解消することができる。
ール表面への密着性が良いことが確認された。また、抄
紙機ロール表面を傷つけることがなく、良好なドクター
リングを行い得ることが確認された。さらには、磨耗量
も少ないことが確認された。このように、本考案のドク
ターブレードを用いれば、従来の金属製、樹脂製のドク
ターブレードの有する欠点を解消することができる。
Claims (1)
- 【請求項１】 主成分としてのガラス繊維が樹脂母材に
より結合された構成のガラス繊維含有材料によって形成
されていることを特徴とするドクターブレード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35113291A JPH05132891A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | ドクターブレード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35113291A JPH05132891A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | ドクターブレード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05132891A true JPH05132891A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=18415268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35113291A Pending JPH05132891A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | ドクターブレード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05132891A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6643890B2 (en) | 2000-12-01 | 2003-11-11 | S. D. Warren Services Company | Composite doctor blades |
| JP2007131970A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-31 | Doctor Manufacturing Co Ltd | 軟質ゴムロールの異物掻き取り方法およびドクターブレード |
-
1991
- 1991-11-08 JP JP35113291A patent/JPH05132891A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6643890B2 (en) | 2000-12-01 | 2003-11-11 | S. D. Warren Services Company | Composite doctor blades |
| US6926855B1 (en) | 2000-12-01 | 2005-08-09 | S.D. Warren Company | Method of making composite doctor blades |
| JP2007131970A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-31 | Doctor Manufacturing Co Ltd | 軟質ゴムロールの異物掻き取り方法およびドクターブレード |
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