JPH0610640A - エンジンの動弁装置 - Google Patents
エンジンの動弁装置Info
- Publication number
- JPH0610640A JPH0610640A JP4196098A JP19609892A JPH0610640A JP H0610640 A JPH0610640 A JP H0610640A JP 4196098 A JP4196098 A JP 4196098A JP 19609892 A JP19609892 A JP 19609892A JP H0610640 A JPH0610640 A JP H0610640A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rocker arm
- oil
- reservoir chamber
- cam
- adjuster
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- Pending
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- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
アジャスタのリザーバ室から排出されるオイルによって
カムとロッカアームとの摺動部を潤滑する。 【構成】 ロッカアーム7の中間部にロッカシャフト5
を挿通してロッカアーム7を回動可能に支持する。ロッ
カアーム7の一端部をカムに当接させ、他端部に油圧式
ラッシュアジャスタ13を装着し、アジャスタ13のプラン
ジャ19をバルブに当接させる。アジャスタ13の油圧室20
に連通するリザーバ22を設ける。ロッカシャフト5のオ
イル通路23とリザーバ室22とをオイル通路25で連通させ
る。一端がリザーバ室22の頂上部に連通し、他端が他の
ロッカアームとカムとの摺動部に向かって開口する油孔
26を設ける。オイル通路23,25を通ってリザーバ室22に
圧送されたオイルが、適宜アジャスタ13の油圧室20に供
給され、また、油孔26から他のロッカアームとカムとの
摺動部へ噴射され、その潤滑を行う。
Description
タ(以下、アジャスタという)を備えたエンジンの動弁
装置に関するものである。
ームとバルブとの間にアジャスタを介装し、油圧により
バルブクリアランスを常にゼロに保つことによってバル
ブクリアランスの調整を不要としたものがある。
来、例えば実開昭63−9404号公報に記載されたもののよ
うに、ロッカアームの中間部にはロッカシャフトを挿通
させ、一端部にはカムを当接させ、他端部にはアジャス
タを装着し、アジャスタをバルブに当接させるようにし
たものがある。このような、動弁装置では、エンジンの
潤滑系からアジャスタのリザーバ室に常にオイルを圧送
することによって、バルブクリアランス調整に必要なオ
イルをアジャスタに供給するようにしている。
上方に向かって開口するエア抜き通路を設けることによ
り、リザーバ室内に溜ったエアをエンジン始動直後にシ
リンダヘッドカバー内へ排出するようにしている。
来の動弁装置では、リザーバ室に圧送されたオイルがエ
ア抜き通路を通って、常時、ロッカアームの上方に向か
って排出されるので、シリンダヘッドカバー内に多量の
オイルが飛散することになるという問題を生じる。特
に、エンジンの高速回転時には、潤滑系の油圧が上昇す
るのでシリンダヘッドカバー内に飛散するオイルの量が
多くなる。
リザーバ室にオイルを供給するための油路のほかに、ロ
ッカアームとカムとの摺動部に潤滑用のオイルを供給す
るためにシリンダヘッド内部のカムシャフトハウジン
グ、ロッカーアーム等に油路を設ける必要があるので、
潤滑系の油圧の損失が大きくなるとともに、これらの油
路の加工が複雑となり製造コストが高くなるという問題
がある。
であり、アジャスタのリザーバ室から排出されるオイル
によってカムとロッカアームとの摺動部の潤滑を行うよ
うにしたエンジンの動弁装置を提供することを目的とす
る。
解決するために、ロッカアームの中間部にロッカシャフ
トを挿通させ、一端部にはカムを当接させ、他端部には
油圧ラッシュアジャスタを装着して該油圧ラッシュアジ
ャスタをバルブに当接させ、さらに、前記油圧ラッシュ
アジャスタのリザーバ室にはオイルを圧送するようにし
たエンジンの動弁装置において、前記ロッカアームに、
一端が前記リザーバ室の頂上部に連通し、他端が他のロ
ッカアームとカムとの摺動部に向かって開口される油孔
を設けたことを特徴とする。
のリザーバ室に圧送されたオイルが油孔から他のロッカ
アームとカムとの摺動部へ噴射されて、その潤滑を行
う。また、リザーバ室内に溜ったエアがリザーバ室に圧
送されたオイルによって油孔から排出される。
細に説明する。
央部にカムシャフト2が設けられており、カムシャフト
2をはさんで両側に給排気用のバルブ3,4(ステム部
のみ図示する)が設けられている。カムシャフト2の上
方に、その軸方向に沿って平行に延びる一対のロッカシ
ャフト5,6が設けられている。ロッカシャフト5,6
は、それぞれロッカアーム7,8の中間部に挿通されて
おり、ロッカアーム7,8を回動可能に支持している。
ロッカアーム7,8の一端部には、ローラ9,10が設け
られており、ローラ 9,10がカムシャフト2のカム11,
12に当接している(図3参照)。また、ロッカアーム
7,8の他端部には、アジャスタ13,14が装着されてお
り、アジャスタがバルブ3,4に当接している。なお、
図2中、15,16はバルブスプリング、17はシリンダヘッ
ドカバーである。
7,8について図1を用いて説明する。なお、ロッカア
ーム7と8とは、取付方向が異なるが、同様の構造であ
るから、以下、ロッカアーム7について説明する。
には、アジャスタ取付穴18が設けられており、アジャス
タ取付穴18にアジャスタ13が嵌装され、アジャスタ13の
プランジャ19がバルブ3に当接されている。アジャスタ
取付穴18の底部には、アジャスタ13の油圧室20にチェッ
クボール弁21を介して連通するリザーバ室22が形成され
ている。
れ当該エンジンの潤滑系に連通するオイル通路23を有し
ており、側壁に設けられた油孔24を通してロッカシャフ
ト5とロッカアーム7との摺動部にオイルを供給するよ
うになっている。また、ロッカアーム7には、一端が油
孔24に対向し、他端がリザーバ室22に連通するオイル通
路25が設けられており、オイル通路25によってリザーバ
室22とロッカシャフト5のオイル通路23とが常時連通さ
れるようになっている。
の頂上部に連通され、他端が図2および図3に示すよう
に、反対側のロッカアーム8のローラ10に向かって開口
する油孔26が設けられている。なお、ロッカアーム8の
油孔(図示せず)は、ロッカアーム7のローラ9に向か
って開口している。
いて次に説明する。
参照)がローラ10を介してロッカアーム7を回動させ、
アジャスタ13のプランジャ18がバルブ3を移動させるこ
とによってバルブ3が開閉される。そして、アジャスタ
13によりバルブクリアランスが自動的に調整される。
フト5のオイル通路23から油孔24およびオイル通路25を
通ってリザーバ室22に圧送される。リザーバ室22に圧送
されたオイル部は、チェックボール弁21を押し開き、適
宜、油圧室20に供給されバルブクリアランスを調整す
る。また、油孔26を通って反対側のロッカアーム8のロ
ーラ10に向かって噴射され、ロッカアーム8とカム12と
の間の摺動部の潤滑を行う。
ロッカアーム8とカム12との摺動部の潤滑を行うので、
シリンダヘッドカバー17内に多量に飛散することがな
い。また、ロッカアーム7を支持するロッカシャフト5
がカムシャフト2の上方に配置されており、ロッカアー
ム8のローラ10がロッカアーム7の油孔26に対してシリ
ンダヘッド1の下方に配置されているため、オイルは油
孔26からシリンダヘッド1の下方に向かって噴射される
のでシリンダヘッドカバー17内に飛散しにくい。
通されているので、リザーバ室22内に溜ったエアは、エ
ンジン始動直後にリザーバ室22に圧送されたオイルによ
って油孔26からシリンダヘッドカバー17内へ押出され
る。
ロッカアームにそれぞれ設けられた油孔から互いにそれ
ぞれのカムとの摺動部に向かってオイルを噴射するよう
にしているが、これに限らず、油孔は隣接するロッカア
ーム(図示せず)のカムとの摺動部に向かって開口させ
てもよい。また、油孔からのオイルの噴射方向は、他の
ロッカアームとカムとの間の摺動部にオイルを供給でき
る方向であればよく、カムに向かって噴射するようにし
てもよい。また、ロッカアームの油孔は1つに限らず複
数設けてもよい。
述したように、ロッカアームに、一端がアジャスタのリ
ザーバ室の頂上部に連通し、他端が他のロッカアームと
カムとの摺動部に向かって開口される油孔を設けたこと
により、リザーバ室に圧送されたオイルが油孔から他の
ロッカアームとカムとの摺動部へ噴射され、また、リザ
ーバ室内に溜ったエアがリザーバ室に圧送されたオイル
によって油孔から排出される。その結果、ロッカアーム
とカムとの摺動部の潤滑は、ロッカアームの油孔から噴
射されたオイルによって行われるので、このほかにオイ
ルの供給手段を設ける必要がなく、構造が簡単になると
ともに潤滑系の油圧損失を小さくすることができる。ま
た、油孔から噴射されたオイルは、ロッカアームとカム
との摺動部の潤滑を行うので、シリンダヘッドカバー内
に多量に飛散することがない。さらに、シリンダエンジ
ンの始動直後にリザーバ室内のエアを油孔から排出する
ことができるという優れた効果を奏する。
正面の一部縦断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ロッカアームの中間部にロッカシャフト
を挿通させ、一端部にはカムを当接させ、他端部には油
圧ラッシュアジャスタを装着して該油圧ラッシュアジャ
スタをバルブに当接させ、さらに、前記油圧ラッシュア
ジャスタのリザーバ室にはオイルを圧送するようにした
エンジンの動弁装置において、前記ロッカアームに、一
端が前記リザーバ室の頂上部に連通し、他端が他のロッ
カアームとカムとの摺動部に向かって開口される油孔を
設けたことを特徴とするエンジンの動弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4196098A JPH0610640A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | エンジンの動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4196098A JPH0610640A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | エンジンの動弁装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610640A true JPH0610640A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=16352191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4196098A Pending JPH0610640A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | エンジンの動弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610640A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100248331B1 (ko) * | 1995-12-19 | 2000-04-01 | 정몽규 | 소음 저감 구조의 로커암 |
DE102009011967A1 (de) | 2009-03-05 | 2010-09-09 | Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg | Kipp- oder Schwinghebel |
US8434451B2 (en) | 2009-09-25 | 2013-05-07 | Hyundai Motor Company | Engine brake unit having combined oil passage |
US8499740B2 (en) | 2009-09-22 | 2013-08-06 | Hyundai Motor Company | Engine braking system for vehicles |
US8602000B2 (en) | 2009-07-31 | 2013-12-10 | Hyundai Motor Company | Engine brake unit |
JP2022102405A (ja) * | 2020-12-25 | 2022-07-07 | 株式会社クボタ | 動弁部構造 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP4196098A patent/JPH0610640A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100248331B1 (ko) * | 1995-12-19 | 2000-04-01 | 정몽규 | 소음 저감 구조의 로커암 |
DE102009011967A1 (de) | 2009-03-05 | 2010-09-09 | Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg | Kipp- oder Schwinghebel |
DE102009011967B4 (de) | 2009-03-05 | 2020-06-18 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Kipp- oder Schwinghebel |
US8602000B2 (en) | 2009-07-31 | 2013-12-10 | Hyundai Motor Company | Engine brake unit |
US8499740B2 (en) | 2009-09-22 | 2013-08-06 | Hyundai Motor Company | Engine braking system for vehicles |
US8434451B2 (en) | 2009-09-25 | 2013-05-07 | Hyundai Motor Company | Engine brake unit having combined oil passage |
JP2022102405A (ja) * | 2020-12-25 | 2022-07-07 | 株式会社クボタ | 動弁部構造 |
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Legal Events
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