JPH06106002B2 - 磁気浮上走行装置のレ−ル分岐装置 - Google Patents

磁気浮上走行装置のレ−ル分岐装置

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JPH06106002B2
JPH06106002B2 JP18428687A JP18428687A JPH06106002B2 JP H06106002 B2 JPH06106002 B2 JP H06106002B2 JP 18428687 A JP18428687 A JP 18428687A JP 18428687 A JP18428687 A JP 18428687A JP H06106002 B2 JPH06106002 B2 JP H06106002B2
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JP
Japan
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rail
branch
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magnetic levitation
movable
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JP18428687A
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義門 細田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、磁気浮上走行装置のレール分岐装置に関
し、特に走行装置に設けた磁石によりレール下面に吸引
力を作用せしめて浮上走行する磁気浮上走行装置のレー
ル分岐装置に関するものである。
〔従来の技術〕
鉄車輪による走行装置によるレール分岐装置において
は、車輪フランジとレール側面との間で生じる横方向の
力を利用した分岐構造が採られる。しかし、鉄車輪の無
い磁気浮上走行装置においてはこのような分岐構造を採
用することはできない。このため、従来は、第8図に示
すように、基準レール21と分岐レール22の各可動レール
21′、22′を基台23上に設けたトラバーサ24を設け、分
岐指令信号によりトラバーサ24をいずれか一方に水平移
動することにより分岐するようにしていた。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、上記のようにトラバーサ24を用いるものは、4
本の可動レール21′、22′とその基台23を一体に駆動す
る必要があるため、装置が大形化するとともに、分岐に
要する動作時間が長い等の問題があった。
そこで、この発明はこれらの問題点を解決したレール分
岐装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
前記の問題点を解決するため、この発明は分岐レールが
基準レールから分岐を開始する分岐点と、分岐を完了す
る分離点との間の基準レールを可動レールにより構成
し、上記可動レールを分岐指令に基づいて基準レール及
び分岐レールの共通のレール面から垂直方向、かつ走行
装置から離れる向きに移動せしめる駆動装置を連結した
構成としたものである。
〔作用〕
可動レールが基準レール及び分岐レールと同一面にある
ときは、走行装置は慣性により可動レールを経て基準レ
ールに沿って走行する。可動レールが垂直方向に移動さ
れ、基準レール及び分岐レールとの間に段差が生じてい
る場合は、分岐点から連続した分岐レール側に吸引力が
生じるため、走行装置は次第に分岐レール側に引き寄せ
られ分岐レールに移行する。
〔実施例〕
第1図及び第2図は、この発明の第1実施例を示すもの
である。この実施例のレール分岐装置は、直線の基準レ
ール1の分岐点2から分岐レール3が次第に分離し、分
離点4において基準レール1から完全に分離するように
なっている。外側の分岐レール3は、内側の基準レール
1との交点5を通って延びる。
上記の基準レール1及び分岐レール3は、天井等13に支
持梁6を介して固定される。
上記の分岐点2及び分離点4を含む基準レール1の部分
(内側の基準レール1の場合は交点5に達しない範囲)
は、可動レール7となっている。可動レール7は、天井
等13に固定された一対のアクチュエータ8により支持さ
れる。可動レール7は、アクチュエータ8の作動によ
り、基準レール1と分岐レール3の共通レール面から垂
直方向、かつ磁気浮上走行体9から離れる向き、即ち、
垂直上方に移動し、段差が生じるようになっている。
可動レール7は、少なくとも分岐点2と分離点4を含む
範囲に形成すればよいが、アクチュエータ8によって安
定よく支持する必要上、図示のように、分離点4から更
に延長されたものを使用している。
磁気浮上走行装置9は、レール1の幅に等しい幅をおい
て取付けられた一対の磁気浮上用の電磁石10を前後に備
え、自重と電磁石10の吸引力とのバランスによりレール
1、3と一定のギャップを保持しながら走行する。
電磁石10に代えて永久磁石を使用することができ、また
電磁石10と永久磁石の複合磁石を使用してもよい。
なお、第3図の(a)から(c)は、走行装置9が分岐
レール3へ移行する場合の各レール1、3、7と走行装
置9の電磁石10との位置関係を示す。
以上の構成でなる第1実施例の分岐装置において、走行
装置9が分岐装置を直進するとき、可動レール7は基準
レール1及び分岐レール3の共通レール面に等しい高さ
にあり走行装置9は直進方向の慣性をもっているから、
分岐レール3に影響されず基準レール1を直進する。
一方、走行装置9が分岐レール3に移行すべきときは、
アクチュエータ8に分岐指令信号が送られ、これによっ
て可動レール7が垂直上方に移動し(第2図一点鎖線参
照)、分岐レール3と基準レール1との共通のレール面
に対し段差を生ぜしめる。走行装置9は、基準レール1
に沿って移動し(第3図(a)参照)、分岐装置に達す
ると慣性によって直進しようとするため。鉄心11と分岐
レール3の側面との間に微小ずれδが生じるが(同図
(b)参照)、電磁石10の吸引力は、段差によって垂直
方向の距離が大きくなった可動レール7よりも、距離の
近い分岐レール3に対する方が大きく作用する。その結
果、垂直方向の力Fyのほかの水平方向の力Fxが生じ、こ
の水平方向の力Fxにより走行装置9を分岐レール3の方
に誘導する(同図(c)参照)。
上記可動レール7に沿った部分の分岐レール3の幅は、
電磁石10の鉄心11の幅に等しいか、これより幾分小さく
形成される。電磁石10に代えて永久磁石を使用する場合
は、その磁極部分の幅と分岐レール3の幅の関係を上記
のように定める。このような関係に定めるのは、微小ず
れδ(第3図(b)図参照)が生じた場合の水平方向の
力Fxが、分岐レール3の幅が広い場合に比べて大きくな
るからである。
次に、第4図は第2実施例であり、この場合は、基準レ
ール1と分岐レール3が反対方向にカーブを描いて分離
する場合の分岐装置に関するものである。
この場合、分岐点2、2′から前方の基準レール1に分
離点4を含む可動レール7を設けることは、前述の場合
と同様である。前述の場合と異なるのは、分岐レール3
においても分岐点2′から分離点4を含む範囲に可動レ
ール7′を設けた点である。これらの可動レール7、
7′は、前述のアクチュエータ8と同様のアクチュエー
タにより、それぞれ独立して垂直方向に駆動される。
なお、第5図の(a)(b)(c)は、走行装置9を分
岐レール3へ移行させる場合の各レール1、7、7′、
3と電磁石10との位置関係を示す。
走行装置9を分岐レール3へ移行させる場合は、第5図
(b)に示すように、基準レール1側の可動レール7を
垂直方向に移動させる。そうすると、走行装置9は他方
の可動レール7′の方向の吸引力Fxが生じて分岐レール
3へ移行する。
また、基準レール1側へ移行させる場合は、分岐レール
3側の可動レール7′を垂直上方に移動させる。そうす
ると、可動レール7の方向の吸引力が生じて基準レール
1へ移行する。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明は分岐点と分離点との間の基準
レールを可動レールにより構成し、分岐指令によってそ
の可動レールを垂直方向、かつ走行装置から離れる向き
に移動させるようにしたので、分岐動作又は復帰動作は
極めて迅速に行えると共に、分岐装置の占有スペースが
小さくなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の下面図、第2図は同上の断面図、
第3図の(a)図は第1図の分岐レールへ移行する場合
のI−I線、同(b)図はII−II線、同(c)図はIII
−III線の断面図、第4図は第2実施例の下面図、第5
図の(a)図は第4図分岐レールへ移行する場合のIV−
IV線、同(b)図はV−V線、同(c)図はVI−VI線の
断面図、第6図は電磁石の他の例を示す縦断側面図、第
7図は第6図の場合の縦断正面図、第8図は従来例の平
面図である。 1……基準レール、2、2′……分岐点、3……分岐レ
ール、4……分離点、7、7′……可動レール、8……
アクチュエータ、9……磁気浮上走行装置、10……電磁
石。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分岐レールが基準レールから分岐を開始す
    る分岐点と、分岐を完了する分離点との間の基準レール
    を可動レールにより構成し、上記可動レールを分岐指令
    に基づいて基準レール及び分岐レールの共通のレール面
    から垂直方向、かつ走行装置から離れる向きに移動せし
    める駆動装置を連結してなる磁気浮上走行装置のレール
    分岐装置。
  2. 【請求項2】上記の可動レールに沿った部分における基
    準レールの幅を、走行装置の磁気浮上用磁石の磁極部分
    の幅と等しいかそれより幾分小さく形成してなる特許請
    求の範囲第1項に記載の磁気浮上装置のレール分岐装
    置。
JP18428687A 1987-07-22 1987-07-22 磁気浮上走行装置のレ−ル分岐装置 Expired - Lifetime JPH06106002B2 (ja)

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JP18428687A JPH06106002B2 (ja) 1987-07-22 1987-07-22 磁気浮上走行装置のレ−ル分岐装置

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JP18428687A JPH06106002B2 (ja) 1987-07-22 1987-07-22 磁気浮上走行装置のレ−ル分岐装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6430404A JPS6430404A (en) 1989-02-01
JPH06106002B2 true JPH06106002B2 (ja) 1994-12-21

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ID=16150666

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JP18428687A Expired - Lifetime JPH06106002B2 (ja) 1987-07-22 1987-07-22 磁気浮上走行装置のレ−ル分岐装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018513665A (ja) * 2015-02-08 2018-05-24 ハイパーループ テクノロジーズ インコーポレーテッドHyperloop Technologies, Inc. 輸送システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018513665A (ja) * 2015-02-08 2018-05-24 ハイパーループ テクノロジーズ インコーポレーテッドHyperloop Technologies, Inc. 輸送システム

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JPS6430404A (en) 1989-02-01

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