JPH06105986A - 全自動洗濯機 - Google Patents

全自動洗濯機

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JPH06105986A
JPH06105986A JP4261600A JP26160092A JPH06105986A JP H06105986 A JPH06105986 A JP H06105986A JP 4261600 A JP4261600 A JP 4261600A JP 26160092 A JP26160092 A JP 26160092A JP H06105986 A JPH06105986 A JP H06105986A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製品のばらつきによる容量判定のばらつきを
補正する。 【構成】 パルセータ24の無負荷状態で操作スイッチ
をオンする。駆動モータ25が駆動し、パルセータ24
が脱水工程時の回転方向と逆方向に回転する。駆動モー
タ25の駆動停止後の慣性回転時に発生する起電力から
初期パルス数を検出する。この初期パルス数と予め設定
されている基準パルス数とを比較し、補正値を決定す
る。決定された補正値に基づいて製品のばらつきにより
誤差の生じた測定パルス数を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯物の容量を判定す
る全自動洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の全自動洗濯機における洗濯兼脱水
槽内の洗濯物の容量は、洗濯兼脱水槽内にある程度給水
した後、パルセータを所定時間回転させて、駆動停止後
の慣性回転における回転数により判定されていた。例え
ば、回転数が少なければ、パルセータにかかる抵抗が大
であるため、容量は大であると判定される。また、回転
数が多ければ、パルセータにかかる抵抗が小であるた
め、容量は小と判定される。そして、この判定された容
量に基づいて、洗濯兼脱水槽内の水位設定あるいは洗剤
等の投入量や各洗濯工程時間の決定等を行っていた。
【0003】このパルセータの回転数の検出には、特開
平2−164393号公報に開示されているように、図
7の如く、従動側プーリ1の下面に設置されたマグネッ
ト2と、該マグネット2の下面に近接するよう動力伝達
機構のケース3から垂下された保持板4に設置されたリ
ードスイッチ5とが使用されている。
【0004】そして、パルセータの回転数は、パルセー
タすなわち従動側プーリ1の回転によりマグネット2が
リードスイッチ5に近接離間し、このときのリードスイ
ッチ5のオンオフ信号により検出されていた。
【0005】なお、図7中、6は駆動モータ、7はモー
タ軸、8は駆動側プーリ、9はVベルト、10は洗い
軸、11は脱水軸、12はスプリングクラッチである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、洗濯物
の容量判定において、リードスイッチ5とマグネット2
の両部品が必要であるため、コスト高となり、取り付け
る手間もかかっていた。
【0007】また、洗濯兼脱水槽内にある程度給水した
後、洗濯物の容量判定を行なうため、洗濯物を洗濯兼脱
水槽に投入してから容量判定が終了するまでに多くの時
間がかかる。このため、使用者は、洗剤の投入量を確認
できるまで待機するか、待機できないときはおおまかな
量の洗剤を投入していた。さらに、電気回路や製品本体
のばらつきにより、製品ごとに容量判定にばらつきが生
じていた。
【0008】本発明は、上記に鑑み、素早く容量判定が
行え、製品のばらつきによる容量判定のばらつきを補正
できる全自動洗濯機を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1による課
題解決手段は、給水前にパルセータ24を脱水工程時の
回転方向と逆方向に回転させるよう駆動モータ25を駆
動させ、駆動停止後の駆動モータ25の慣性回転時に発
生する起電力からパルス数を検出し、この測定パルス数
から洗濯兼脱水槽23内の洗濯物の負荷容量を判定する
ものである。
【0010】請求項2による課題解決手段は、無負荷状
態でパルセータ24を脱水工程時の回転方向と逆方向に
回転させるよう駆動モータ25を駆動させ、駆動停止後
の駆動モータ25の慣性回転時に発生する起電力から初
期パルス数を検出し、この初期パルス数と予め設定され
ている基準パルス数とから補正値を決定し、この補正値
により測定パルス数を補正するものである。
【0011】請求項3による課題解決手段は、パルス補
正を実行するための操作スイッチが設けられたものであ
る。
【0012】請求項4による課題解決手段は、各負荷容
量におけるパルス数測定時のばらつきを微補正するもの
である。
【0013】
【作用】上記請求項1による課題解決手段において、洗
濯兼脱水槽23内に洗濯物を投入して、給水前にパルセ
ータ24を脱水工程時の回転方向と逆方向に回転させて
洗濯物を撹拌する。
【0014】駆動モータ25の通電を停止し、駆動モー
タ25の慣性回転時に発生する起電力をパルス波形に整
形する。このときのパルス数を駆動モータ25の通電停
止時からカウントして測定パルス数とする。
【0015】この測定パルス数と予め設定されている設
定値とを比較し、洗濯物の負荷容量を判定する。このよ
うに、給水前に洗濯物の容量判定を行なうため、判定時
間が短縮できる。
【0016】請求項2,3による課題解決手段におい
て、容量判定の誤差を補正するには、洗濯兼脱水槽23
に洗濯物が投入されていない無負荷状態で操作スイッチ
をオンする。すると、駆動モータ25が駆動され、パル
セータ24が脱水工程時の回転方向と逆方向に回転す
る。
【0017】駆動モータ25の駆動停止後の慣性回転時
に発生する起電力から初期パルス数を検出する。この初
期パルス数と予め設定されている基準パルス数とを比較
し、補正値を決定する。決定された補正値に基づいて通
常の容量判定によって得られた誤差の生じた測定パルス
数を補正する。このように、製品のばらつきによる容量
判定の誤差を補正することができる。
【0018】請求項4による課題解決手段において、夫
々の補正値に応じて決められた所定のパルス数に基づい
て微補正値を決定し、測定パルス数を微補正する。この
ため、負荷が低量になるほど測定パルス数のばらつきが
大きくなるといった容量判定の誤差を補正でき、容量判
定が正確に行なえる。
【0019】
【実施例】図1は本発明の全自動洗濯機の容量判定のフ
ローチャート、図2は全自動洗濯機の全体構成図、図3
は全自動洗濯機の駆動部の要部構成図、図4は制御部の
ブロック図、図5は駆動モータから検出した電圧とマイ
クロコンピュータへの入力パルスとの関係を示す図、図
6は負荷容量における測定パルス数のばらつきを示す図
である。
【0020】本実施例の全自動洗濯機の全体構成を図2
に基づいて説明する。図2において、21は洗濯機本
体、22は水槽、23は洗濯兼脱水槽、24は洗濯兼脱
水槽23の底部全面に配されたパルセータ、25は水槽
22の底部に固設された正逆回転可能な駆動モータであ
る。
【0021】駆動モータ25は、コンデンサモータで、
コイルへの進相コンデンサの接続切換により正逆回転を
可能としている。駆動モータ25の駆動モータ軸26に
は、図3の如く、プーリ片27と冷却ファン28とがね
じ29によって一体的に取り付けられてなる駆動側プー
リ30が直結されている。また、パルセータ24を減速
機構50を介して回転させる洗い軸31には、従動側プ
ーリ32が直結され、駆動側プーリ30と従動側プーリ
32との間には、Vベルト33が掛け巻きされている。
【0022】さらに、水槽22の下方には、この駆動モ
ータ25の回転力を洗濯兼脱水槽23に選択的に伝達す
るクラッチ機構34が配されている。このクラッチ機構
34は、洗濯工程時に洗濯兼脱水槽23の回転を阻止す
るよう洗濯兼脱水槽23に直結された脱水軸35に係合
するクラッチレバー34aと、脱水工程時に洗い軸31
の回転力を脱水軸35に伝えるスプリングクラッチ34
bとを備えている。
【0023】これにより、脱水運転を行なう際には、図
示しない排水弁を開閉するソレノイド36によりクラッ
チレバー34aが揺動され、脱水軸35とクラッチレバ
ー34aの係合が解除される。そして、駆動モータ25
の駆動力がスプリングクラッチ34bを介して脱水軸3
5に伝達され、従動側プーリ32と洗濯兼脱水槽23と
が同じ回転数で回転することになる。
【0024】また、洗濯機本体21には、洗濯兼脱水槽
23内の洗濯物の容量を判定して、この判定結果に基づ
いて洗剤等の投入量,洗濯兼脱水槽23内の水量等を決
定し各洗濯工程を実行する制御部37が配されている。
該制御部37は、マイクロコンピュータからなり、図4
の如く、タイマー38が接続されたCPU39、RAM
40、ROM41とから構成されている。
【0025】マイクロコンピュータ37の入力側に、電
源スイッチ,スタートスイッチからなる入力回路42お
よびパルス検知回路43がI/O44を介して接続さ
れ、出力側に、LED群からなる表示回路45および駆
動モータ25,ソレノイド36,給水弁を駆動するため
の駆動回路46がI/O44を介して接続されている。
【0026】このマイクロコンピュータ37は、給水前
にパルセータ24を脱水工程時の回転方向と逆方向に回
転させるよう駆動モータ25を駆動させる駆動機能と、
駆動停止後の駆動モータ25の慣性回転時に発生する起
電力からパルス数を検出するパルス検出機能と、検出さ
れた測定パルス数から洗濯兼脱水槽23内の洗濯物の負
荷容量を判定する容量判定機能とが設けられている。
【0027】さらに、マイクロコンピュータ37には、
製品およびパルス検知回路43等のばらつきによる負荷
容量の判定ばらつき(測定パルス数のばらつき)を補正
するために、洗濯兼脱水槽23に洗濯物が投入されてい
ない無負荷状態でパルセータ24を脱水工程時の回転方
向と逆方向に回転させるよう駆動モータ25を駆動させ
る無負荷駆動機能と、駆動停止後の駆動モータ25の慣
性回転時に発生する起電力から初期パルス数を検出する
初期パルス検出機能と、初期パルス数と予め設定されて
いる基準パルス数とから補正値を決定する補正値決定機
能と、決定された補正値に基づいて測定パルス数を補正
するパルス補正機能と、各負荷容量におけるパルス数測
定時のばらつきを微補正するパルス微補正機能とが設け
られている。
【0028】そして、この負荷容量の測定ばらつきの補
正を実行するための操作スイッチが、洗濯機本体21の
操作パネル部に配されている。
【0029】上記構成において、洗濯兼脱水槽23内の
洗濯物の容量判定方法を説明する。洗濯兼脱水槽23内
に洗濯物を投入して電源スイッチをオンし、スタートス
イッチをオンすると、駆動モータ25に対し、逆回転す
るように、0.3秒通電、0.7秒通電停止が3回繰り
返される。これにより、パルセータ24が給水前に脱水
工程時の回転方向と逆方向、すなわち、クラッチレバー
34aが脱水軸35に対して滑って抵抗が少ない方向に
回転し、洗濯物が撹拌される。なお、オフ時間が長いの
は、駆動モータ25の慣性回転により発生する起電力を
読み取っているためである。
【0030】そして、駆動モータ25の駆動回路46の
進相コンデンサ(図5参照)間の電圧Vを検出する。通
電時には電源電圧が一定値であり、通電停止時には駆動
モータ25の慣性回転により発生する起電力が徐々に低
下している。
【0031】検出された電圧Vは、図5に示すように、
パルス波形に整形される。検出電圧Vをパルス波形に整
形するためのパルス検出判定レベル(スレッシュレベ
ル)は、3V〜4.5Vに設定されており、電圧Vが設
定値以上になるとマイクロコンピュータ37の入力パル
スがhighとなり、設定値以下になるとlowとな
る。この入力パルスがhighからlowに下がるとき
に1パルスとしてカウントする。このパルス数を駆動モ
ータ25の通電停止時からカウントして測定パルス数と
する。
【0032】そして、3回分の測定パルス数の合計値
が、表1に示すような電源周波数が50Hzあるいは6
0Hzの場合に応じて予め設定されている設定値と比較
され、高量・中量・低量の3段階の容量として判定され
る。
【0033】
【表1】
【0034】すなわち、洗濯物(負荷)が多い場合は、
負荷によるパルセータ24の抵抗が大となり駆動モータ
25の慣性回転時間が短くなるため、測定パルス数は少
なく、負荷が少ない場合は、負荷による抵抗が小となり
駆動モータ25の慣性回転時間が長くなるため、測定パ
ルスの数は多くなる。したがって、測定パルス数の多少
により負荷容量を判定することができる。
【0035】容量判定が終了すると、この判定結果に基
づいて洗剤等の投入量,給水量等が決定され、給水弁が
オンして、洗い、すすぎ、脱水工程と順次移行してい
く。
【0036】ここで、長期使用における電気回路(スレ
ッシュレベル3〜4.5V等)やVベルトの張力等のば
らつきによって、製品ごとに容量判定に誤差が生じるこ
とがある。そこで、製品のばらつきによる容量判定の誤
差を補正するには、洗濯兼脱水槽23に洗濯物が投入さ
れていない無負荷状態で操作スイッチをオンする。する
と、駆動モータ25が駆動し、パルセータ24が脱水工
程時の回転方向と逆方向に回転する。
【0037】そして、駆動モータ25の駆動停止後の慣
性回転時に発生する起電力から初期パルス数を検出す
る。この初期パルス数と予め設定されている基準パルス
数(電源周波数が50Hzの場合、39パルス)とを比
較する。初期パルス数が基準パルス数より小さいパルス
数(例えば、33パルス)であれば、基準パルス数との
差(39−33=+6パルス)を補正値とし、逆に大き
いパルス数(例えば、45パルス)であれば、基準パル
ス数との差(39−45=−6パルス)を補正値として
記憶する。
【0038】そして、この補正値に基づいて通常の容量
判定によって得られた誤差の生じた測定パルス数を補正
すると同時に、各負荷容量におけるパルス数測定時のば
らつきを微補正する。
【0039】なお、各負荷容量におけるパルス数測定時
のばらつきの微補正とは、図6の如く、高量負荷の場合
の測定パルス数のばらつきが低量負荷の場合の測定パル
ス数のばらつきより少なく、負荷が低量になるほど測定
パルス数のばらつきが大きくなるため、負荷量に対する
測定パルス数をセンター値になるようにするためのもの
である。
【0040】例えば、補正値がプラス値のとき、測定パ
ルス数が30パルス以上の場合には補正値(+6)へ更
に微補正値(+3)加算した値により測定パルス数を補
正する。26〜30パルスの場合には補正値(+6)へ
更に微補正値(+2)加算した値により測定パルス数を
補正し、26パルス以下の場合には補正値(+6)へ更
に微補正値(+1)加算した値により測定パルス数を補
正する。
【0041】また、補正値がマイナス値のとき、測定パ
ルス数が38パルス以上の場合には補正値(−6)へ更
に微補正値(−3)加算した値、測定パルス数が35〜
38パルスの場合には補正値(−6)へ更に微補正値
(−2)加算した値、測定パルス数が35以下の場合に
は補正値(−6)へ更に微補正値(−1)加算した値に
より夫々測定パルス数を補正する。
【0042】補正された測定パルス数は、電源周波数が
50Hzの場合に予め設定されている設定値と比較さ
れ、高・中・低の3段階の容量として判定される。以後
の容量判定においては、記憶された補正値に基づいて測
定パルス数を補正してから、容量判定を行なう。
【0043】なお、電源周波数が60Hzの場合にも、
それに応じた基準パルス数、設定パルス数等により50
Hzの場合と同様の補正を行なう。
【0044】また、測定パルス数を検出する際、給水前
にパルセータ24を回転させて洗濯物を撹拌すると、一
部の洗濯物が負荷としてパルセータ24に加わらない
で、容量判定が正確にできないと考えられる。
【0045】しかし、パルセータ24が洗濯兼脱水槽2
3の底部全面に配されているため、洗濯物がどの位置に
あっても撹拌されてパルセータ24に負荷として加わ
る。ここで、乾燥した洗濯物が2kg以上の場合には、
全体容積が大きくなり投入された洗濯物が洗濯兼脱水槽
23内に広がるため、パルセータ24の任意の位置に片
寄らず極端なアンバランス状態にならない。もし、中,
高量の洗濯物が片寄った場合でも、パルセータ24の径
が大きいため、均等な場合と同等の撹拌が行え、測定パ
ルス数の誤差は1〜2パルス程度で容量判定には影響し
ない。
【0046】さらに、乾燥した洗濯物が1kg以下の場
合には、洗濯物がパルセータ24の任意の位置に片寄っ
て投入されることがある。このとき、測定パルス数が通
常より大きな値として検知され、容量が通常より低量と
判定される。したがって、洗濯物が低量の場合、洗濯物
が片寄っても確実に低量判定され、容量判定には影響し
ない。
【0047】このように、駆動モータ25の起電力から
容量判定に必要な測定パルス数を検出するため、従来の
リードスイッチやマグネット等の部品を必要とせず、コ
ストダウン、製造工程の簡略化が可能となる。
【0048】また、給水前に洗濯物の容量判定を行なう
ため、判定時間が短縮でき、使用者は、ほとんど待たず
に洗濯物の容量に応じた洗剤を投入することができる。
【0049】さらに、洗濯物の容量判定を行なう際、パ
ルセータ24を脱水工程時の回転方向と逆方向に回転さ
せるため、クラッチレバー34aが脱水軸35に対して
滑って抵抗が少なく、容量判定の回数による測定パルス
数の判定ばらつきがなくなる。
【0050】また、無負荷状態で操作スイッチをオンす
ると、初期パルス数と基準パルス数とから補正値を決定
し、製品のばらつきによる容量判定の誤差(測定パルス
数のばらつき)を補正することができ、製品のばらつき
に左右されない安定した容量判定を行なうことができ
る。
【0051】さらに、補正値に応じて個々に決められた
パルス数範囲に基づいて各負荷容量におけるパルス数測
定時のばらつきを微補正することにより、容量判定が正
確に行なえる。この補正を適時行なうことにより、長期
にわたって安定した容量判定を行なうことができる。
【0052】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明請
求項1によると、駆動モータの慣性回転時の起電力から
容量判定に必要な測定パルス数を検出するため、従来の
容量判定に必要な部材を削減でき、コストダウン、製造
工程の簡略化が可能となる。また、給水前に洗濯物の容
量判定を行なうため、判定時間が短縮できる。
【0054】請求項2,3によると、操作スイッチをオ
ンすると、初期パルス数と基準パルス数とにより補正値
を決定し、この補正値により製品のばらつきによる容量
判定の誤差を補正することができる。このため、製品の
ばらつきに左右されない安定した容量判定を行なうこと
ができる。
【0055】請求項4によると、各負荷容量におけるパ
ルス数測定時のばらつきを微補正することにより、容量
判定が正確に行なえるといった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全自動洗濯機の容量判定のフローチャ
ート
【図2】全自動洗濯機の全体構成図
【図3】全自動洗濯機の駆動部の要部構成図
【図4】制御部のブロック図
【図5】駆動モータから検出した電圧とマイクロコンピ
ュータへの入力パルスとの関係を示す図
【図6】負荷容量における測定パルス数のばらつきを示
す図
【図7】従来の全自動洗濯機の駆動部の要部構成図
【符号の説明】
23 洗濯兼脱水槽 24 パルセータ 25 駆動モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯兼脱水槽の底部に配され洗濯兼脱水
    槽内の洗濯物を撹拌するパルセータと、該パルセータを
    正逆回転させる駆動モータと、洗濯物投入後の給水前に
    パルセータを脱水工程時の回転方向と逆方向に回転させ
    るよう駆動モータを駆動させる駆動手段と、駆動停止後
    の駆動モータの慣性回転時に発生する起電力からパルス
    数を検出するパルス検出手段と、該パルス検出手段によ
    り検出された測定パルス数から洗濯兼脱水槽内の洗濯物
    の負荷容量を判定する容量判定手段とが設けられたこと
    を特徴とする全自動洗濯機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の全自動洗濯機において、
    洗濯兼脱水槽に洗濯物が投入されていない無負荷状態で
    パルセータを脱水工程時の回転方向と逆方向に回転させ
    るよう駆動モータを駆動させる無負荷駆動手段と、駆動
    停止後の駆動モータの慣性回転時に発生する起電力から
    初期パルス数を検出する初期パルス検出手段と、該初期
    パルス検出手段により検出された初期パルス数と予め設
    定されている基準パルス数とから補正値を決定する補正
    値決定手段と、該補正値決定手段により決定された補正
    値に基づいて請求項1記載のパルス検出手段により検出
    された測定パルス数を補正するパルス補正手段とが設け
    られたことを特徴とする全自動洗濯機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の全自動洗濯機において、
    パルス補正を実行するための操作スイッチが設けられた
    ことを特徴とする全自動洗濯機。
  4. 【請求項4】 請求項2あるいは3記載の全自動洗濯機
    において、各負荷容量におけるパルス数測定時のばらつ
    きを微補正するパルス微補正手段が設けられたことを特
    徴とする全自動洗濯機。
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